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<title>溺れる魚</title>
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<description>私の生きてきた記憶。</description>
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<title>56</title>
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<![CDATA[ <p>席替えをして、太った女の子が隣になった。</p><p>授業中、私の膝をずっと擦って来た。</p><p>私は３６キロしか体重が無く、その子は自分に無いものに憧れているのかなと思った。</p><p>実はその子はレズビアンだった｡</p><p>レズビアンと聞けば、美しいと思う方も多く居るかも知れないが、その子は万年肩にフケが溜まっており、ズボンには生理の血が付いていても気にしない不潔な子だった｡</p><p>顔にはブツブツがいっぱいで、髪はボサボサ、とてもじゃないが友達にもなりたくないタイプだった｡</p><p>毎日毎日、｢うちに泊まりに来ない？｣と誘われて、ウンザリした。</p><p>面倒臭くなって｢ハイハイ｣と返事をしたら、本気で取って、｢明日泊まりに来て！｣と誘われた。</p><p>一瞬｢え？｣となったが、その子はノリノリで断れない雰囲気になった。</p><p>友達に相談したら｢ドタキャンしたらいいよ｣と言われ、ギリギリで｢行けなくなった｣と断った。</p><p>それからは、泊まりに来てとは言わなくなったが、膝をずっと擦られていた。</p><p>早く席替えが来ないかなと、ずっと思いながら耐えた。</p>
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<pubDate>Tue, 04 Mar 2025 13:59:14 +0900</pubDate>
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<title>55</title>
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<![CDATA[ <p>私は調理師学校の女子寮に入った。</p><p>母親は､他の寮生の半分しか仕送りをしてくれなかった。</p><p>金は沢山あった筈なのに、私に送る金はケチっていた。</p><p>学校に行きながら、寮から自転車で３０分のバイト先を学校から紹介され、行く事になった。</p><p>学校では何故かモテていて、太ったしつこいオジさんに付きまとわれたり、ファンクラブを勝手に作られたり、迷惑していた。</p><p>私は全て無視していた。</p><p>仲の良いグループは､皆ファッションが好きで、所謂イケている女の子ばかりだった｡</p><p>仲の良い男のグループもイケている人ばかりだった｡</p><p>私には彼が居るのを知っていて、言い寄って来るのは、気持ちの悪い空気の読めないおかしなオジさんや年上の男ばかりだった｡</p><p>それが凄く嫌で無視するのに必死だった｡</p><p>私は彼以外は考えられなかった。</p><p>月に１度、彼は会いに来てくれたし、私も連休には帰って会いに行っていた。</p>
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<pubDate>Sun, 02 Mar 2025 12:41:04 +0900</pubDate>
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<title>54</title>
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<![CDATA[ <p>私が調理師学校に旅立つ日、母親と会ったが｢お母さん、行って来るね｣と言うと､フンッと言って無視された。</p><p>姉が大阪に行く時は､家から４時間掛かる空港迄、家族全員で行き、母親は号泣しながら見送っていた。</p><p>この差は一体何なんだと、愛されていない自分に絶望した。</p><p>姉弟でこんなにも差をつける母親は､今思うとクズだと分かるが、その時は物凄く悲しい気持ちになった。</p><p>何もしない姉より、母親を一番助けた私が可愛くないのかとショックだった｡</p><p>それでも私は母親を愛していた。</p><p>愛さなくてはいけないと思い込んでいたのかも知れない。</p><p>生まれた時からの洗脳は､私の頭にこびりついていたのだろう。</p><p>洗脳が解けた今なら母親の本性も解るが、洗脳が解ける迄、私の愛は母親に向いていた。</p><p><br></p>
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<pubDate>Sun, 02 Mar 2025 09:32:59 +0900</pubDate>
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<title>53</title>
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<![CDATA[ <p>私は絵を描くのが大好きで、高校卒業後は美大に行きたかった。</p><p>母親は｢女に学は必要無い、絶対に行かせない｣と言った。</p><p>それなら東京に行こうと思っていたら、彼が県庁所在地以上遠くに行くのを反対していた。</p><p>会えなくなるのが嫌だと何回も説得された。</p><p>私も彼が好きだったので何となく承諾した。</p><p>彼は全盲のお母さんを置いて行く事が出来ない。</p><p>仕方ないと私も考えた。</p><p>私は資格が欲しかった。</p><p>得意な料理を活かして、調理師免許を取ろうと考えた。</p><p>母親は私に掛ける金は出さないと思った。</p><p>私は自分で手続きをして､調理師学校に申し込んだ。</p><p>高校から手続きすると、母親の耳に入り反対されると解っていたからだ。</p><p>案の定、母親の耳に入らず入学の手続きを勝手に進め、入学が決まった。</p><p>母親は今更取り止めをすると、体裁が悪いので仕方なく入学を認めた。</p><p>散々グチグチ言われたが、気にしなければ自由になって調理師学校に行けるのだ。</p><p>金に執着している母親は勿体無いと文句を言ったが、大学に行くより、かなり安いし、１年間だけなので、その内諦めた。</p><p>私は､やっと家を堂々と出られる事にワクワクしていた。</p>
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<link>https://ameblo.jp/050924kai/entry-12888170025.html</link>
<pubDate>Fri, 28 Feb 2025 19:27:22 +0900</pubDate>
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<title>52</title>
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<![CDATA[ <p>姉は単に彼氏が欲しかっただけだったのかも知れない。</p><p>私が彼と仲良くしているのを見て、羨ましく思っていたと思う。</p><p>私達は普通ではない絆があった。</p><p>彼と私は本当に愛し合っていた。</p><p>お互い愛情が足りない者同士、愛情を求め合っていたからだ。</p><p>弟も中学生ながら、彼女が出来ていた。</p><p>小さい頃は､あんなに争っていたが、私が大人になったのもあり、割りと仲良く過ごしていた。</p><p>姉弟３組で何故かグループデートをした。</p><p>姉カップルと弟カップルが同じ車｡</p><p>私と彼が別で車で移動した。</p><p>それぞれボートに乗って遊んだり、一緒に食事したり、不思議な時間だった｡</p><p>私は彼と一緒なら､何でも良かった。</p><p>私は姉や弟を許し、この先も仲良くやって行けると思っていた。</p><p>　</p>
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<link>https://ameblo.jp/050924kai/entry-12888167263.html</link>
<pubDate>Fri, 28 Feb 2025 19:00:59 +0900</pubDate>
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<title>51</title>
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<![CDATA[ <p>姉は母親に似て、自分が悪者になるのが嫌な人だった｡</p><p>何処かで姉の事を知った馬鹿な男が夜に電話をしつこく掛けて来た。</p><p>父親が寝ているのを起こすとまた機嫌が悪くなり、私達に当たり散らすので、その時間に電話を掛けて来られるのは非常に迷惑だった｡</p><p>姉が電話に出ると｢俺と付き合って｣と言い、姉はその電話を私に渡す。</p><p>私は｢誰かも知らない男と付き合う訳無いだろ！こんな時間に電話してきて迷惑なんだよ！｣と言って電話を切るという事が何週間も続いた。</p><p>姉も母親も何処までも自分は誰にでも嫌われたく無い人なんだ。</p><p>その頃は私も２人の正体に気付かず、私が守らなければと思っていた。</p><p>可哀想な母親と､か弱い姉だと本気で思っていた。</p><p>今思うと馬鹿な気持ちだと思うが、洗脳されていたんだと思う。</p><p>そんな姉にも彼氏が出来た。</p><p>冴えないが優しそうな男だった｡</p><p>彼氏の仲間が姉との間を取り持って出来たカップルだ。</p><p>姉は自分から告白するタイプではない。</p><p>自分が可愛いと言われ続けたので自信があった。</p><p>だから本気で好きなのかも解らなかったと思う。</p><p>私と元カレみたいな雰囲気だったのかも知れない。</p>
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<link>https://ameblo.jp/050924kai/entry-12888095847.html</link>
<pubDate>Fri, 28 Feb 2025 07:34:50 +0900</pubDate>
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<title>50</title>
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<![CDATA[ <p>夏休みは毎日彼とデートした。</p><p>彼は毎日呑みに行き、１１時の待ち合わせに毎日来なかった。</p><p>私は暑い中､２時間待ったが来なかった。</p><p>彼の家に電話を掛けるが、お母さんが出て｢○○は居ない！｣と言われ、電話を切られた。</p><p>女絡みは許せないんだと思う。</p><p>私は仕方なく帰る｡</p><p>すると彼から電話が来て、｢ごめん！｣と毎回言った。</p><p>私は毎回｢もう別れる！｣と言うと､彼は泣きながら｢もう遅刻しないから｣と謝って来る。</p><p>私が許し会いに行く。</p><p>が、次の日も同じ事をする。</p><p>彼は毎日泣いて謝り、を私は彼に会いに行く。</p><p>私は､この人は私がどうにか立ち直らせなくてはいけないと使命の様な気持ちになった。</p><p>彼はダメ男。</p><p>私がダメ男を直す。</p><p>昼夜逆転している彼に｢夜の仕事をしてみれば？｣と言った。</p><p>彼はスナックのバーテンの仕事を始めた。</p><p>酒癖の悪い客も居るだろうし、忍耐力もつく。</p><p>大好きな酒も呑めるし、喧嘩をする事も無い。</p>
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<pubDate>Wed, 26 Feb 2025 13:26:35 +0900</pubDate>
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<title>49</title>
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<![CDATA[ <p>姉が地元に帰って来た。</p><p>姉は何故か、私と彼のデートに付いて来たがった。</p><p>３人で出掛け、船乗りの友達の所へ行っていた。</p><p>姉も船乗りの彼みたいな個性的なタイプは初めてだったので、面白がって４人で遊ぶ事が多くなった。</p><p>母親は姉と出掛けるならとかなり私は自由になった。</p><p>相変わらず家事や漁業の手伝いは私だけさせられていた。</p><p>姉は何もしないで車の免許を取りに行った｡</p><p>姉は母親からの信用がある。</p><p>母親にしてみれば姉は可愛いからだと思う。</p><p>私は少し自由になるのなら、姉がデートに付いて来ても気にならなかった。</p><p>姉は女友達に心を許していなかったので、遊ぶ女友達は居なかった。</p><p>私は幸いにも女友達は沢山居た。</p><p>学校では色んなグループと仲良くしていた。</p><p>家より外の方が安らぎを得られていたからだ。</p><p>彼の友達達とも仲良くしていた。</p><p>彼は異常な位ヤキモチ焼きだったが、自分の友達とは心を許しているので仲良くしてもいいらしかった。</p><p>彼の友達と私も友情が出来ていた。</p>
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<link>https://ameblo.jp/050924kai/entry-12887657973.html</link>
<pubDate>Mon, 24 Feb 2025 16:49:32 +0900</pubDate>
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<title>48</title>
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<![CDATA[ <p>私は、学校で仲の良い５人組と授業をサボり、何故かお好み焼きを食べに行っていた。</p><p>どうしてなのか、何時もお好み焼き屋に足が向いた。</p><p>５人共、家庭環境が悪く、家族を軽蔑していた。</p><p>中の１人が妊娠した。</p><p>お腹が大きくなる前に、卒業を待たず大阪に居る彼の元へ行く事になった。</p><p>彼女の父親も酒癖が悪く、貧乏で、父親は彼女の弟が悪い事をすると刀を振り回し、追いかけていたそうだ。</p><p>彼女は家族にも伝えず、大阪に行く事にした。</p><p>私達５人組は、学校をサボり、隣の市にある駅迄、バスに乗った。</p><p>彼女を送り出す為だ。</p><p>私も出来れば、家を出たかった。</p><p>彼女の様に｡</p><p>でも彼には全盲の母親が居て、地元を離れられなかった。</p><p>逃げ出したかった。</p><p>でも彼と離れるのは嫌だった。</p><p>彼女を羨ましく思った。</p><p>これから家族を捨てて、大好きな彼の元へ行き、子供を産むのだ。</p><p>新しい家庭を持つ彼女が、羨ましくて堪らなかった。</p>
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<link>https://ameblo.jp/050924kai/entry-12887524148.html</link>
<pubDate>Sun, 23 Feb 2025 15:48:21 +0900</pubDate>
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<title>47</title>
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<![CDATA[ <p>父親は機嫌が悪いと、酒を呑んでは相変わらず暴れていた。</p><p>機嫌がいいと過去の自慢話をした。</p><p>何千回、何万回、同じ話を聞かされた。</p><p>父親が酒を呑むとどちらにしても苦痛な時間だ。</p><p>子供相手に、淋病にかかった話を自慢気に話すのだ。</p><p>本当に馬鹿なんだと思う。</p><p>恐ろしいが、心の奥底では馬鹿にしていた気がする。</p><p>父親の父親も同じだった。</p><p>家族に絶望すると、構って欲しいのか、船で行方不明になり、皆に探して欲しいのかと思った。</p><p>自分が一番じゃないと気が済まない性格だった。</p><p>｢一番｣と言う言葉が大好きだった。</p><p>負けず嫌いと言えば聞こえはいいが、自分に自信が無いから､一番になれば皆がひれ伏すと思っているんだと感じた。</p><p>王様で居たいのだ。</p><p>現実は甘くない。</p><p>一番とは程遠い生活をしていた。</p><p>一番とは、皆に尊敬され、結果も出す事だ。</p><p>陰で馬鹿にされ、結果も一番ではない。</p><p>私が歳を重ねた時には、軽蔑しか残らなかった。</p>
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<link>https://ameblo.jp/050924kai/entry-12887471767.html</link>
<pubDate>Sun, 23 Feb 2025 06:25:10 +0900</pubDate>
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