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<title>18-yakumoのブログ</title>
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<description>素人の手書きです。</description>
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<title>ガレ場の景（７）</title>
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<![CDATA[ <p>&nbsp;</p><h3 class="ameba_heading06" data-entrydesign-alignment="left" data-entrydesign-count-input="part" data-entrydesign-part="ameba_heading06" data-entrydesign-tag="h3" data-entrydesign-type="heading" data-entrydesign-ver="1.54.1" style="display:flex;flex-direction:column-reverse;margin:8px 0;color:#333;font-weight:bold"><span class="amp-nodisplay" contenteditable="false" role="presentation" style="display:block;width:100%;height:2px;background-color:#235FB0;border-bottom-left-radius:2px;border-top-right-radius:1px;border-bottom-right-radius:1px">&nbsp;</span><span style="display:flex;align-items:strech;justify-content:flex-start;letter-spacing:0.01em;font-size:20px;line-height:1.6;min-height:32px;line-break:loose;word-break:break-word;text-align:left"><span class="amp-nodisplay" contenteditable="false" role="presentation" style="display:block;margin-right:10px;min-height:40px;width:10px;border-top-left-radius:2px;border-top-right-radius:2px;background-color:#235FB0;flex-shrink:0">&nbsp;</span><span style="flex-grow:1;margin:0.2em 0"><span data-entrydesign-content="" style="display:block">7話　待ち合わせ２</span></span></span></h3><p>　「登ろっと」でめんどくさい文章は確認済みなので、一般的な注意事項で目新しいものはほとんどない。</p><p>前回受けた説明と異なるところは、山のルートに関することぐらいだ。少々退屈ではあるが、鳥のようにそれなりのスピードで飛びながら、ルート上の注意事項を確認するので、結構楽しい。</p><p>　実際に仕事の後や週末に、この世界で登山を楽しむ人が結構いる。1日のログイン時間は限られているが、国を象徴するような大きな山や多くの人が入山すら出来ないような頂に誰でも挑戦することができるので、絶景と相まって人気のコンテンツになり、現実世界よりも数百倍の登山客がいる。また、このためだけに、ログイン可能時間が長い業務用の高性能ディバイスを購入する人もいるくらいだ。</p><p>　現実の山を登るというのに、何故わざわざ貴重なログイン時間を使ってこのようなレクチャーを受けるかというと、死なないためである。つまるところ法による規制。仮想空間が提供するリアリティ溢れる登山はAIによる最適化により当日の状況がある程度は再現されてしまうため、面白さが半減するとか批判もあるが、未導入と導入済みでの事故率の差は明確で数字は嘘をつかない。そのためいつからかは知らないが、入山前に必ずレクチャーを受けなければならない事になった。どうしても受けたくないのであれば、登山技術を継承し、プロの登山家目指すしかない。狭き門である。</p><p>　30分程の説明を受けた後、最初の家屋に戻ってきた。</p><p>「これでレクチャーを終わりです。　同時に申請が終わりましたので、後日結果をご連絡します。</p><p>　気になることがあったら、遠慮なく聞いてください！」</p><p>そう言って、一礼したウサギはアイコンになった。</p><p>人によっては2、3回レクチャーを受けなければならない事もあるらしいので、私たちが1回で終わったのは幸運だった。</p><p>「どれくらい時間残ってる？」</p><p>私が友人に訪ねる。</p><p>「10分切ったくらい。　微妙な感じ。」</p><p>「出る？」</p><p>「んー。せやな明日の時間延ばしたいし、出るわ。　そっちは？」</p><p>「まだ15分以上あるし、どこかのライブ行ってくる。」</p><p>「いいなー。じゃぁすまんけど、出る。また明日」</p><p>「また明日」</p><p>連日の長時間ログインか、今日別の時間にログインをしていたらしい友人は残り時間が短く、挨拶を済ませたらこの世界から移動した。ー遅刻は確信犯だな。</p><p>&nbsp;</p><p>　この世界ではどこかしらで何時でもイベントが行われており、ログイン時間に制約があるので短い時間でも様々なことが楽しめるようにショートコンテンツは豊富に取り揃えられ、例を言えば音楽で手軽に楽しめる1曲ライブがある。この様なショートコンテンツは待ち時間や隙間時間に利用することができるため、特にレクチャー等のメインコンテンツの後にオススメが表示される。そのため、目の前に浮かぶ画面は田舎の風景に似合わずカラフルになっている。</p><p>　仮想空間を利用する場合は豊富なコンテンツを出来るだけ時間制限ギリギリに詰め込んで楽しむ人が大多数であり（安全装置による強制ログアウトがある為）、私も例にもれず豊富なコンテンツにお世話になっているが、現実世界で登山をしたり、先程の様にショートコンテンツで時間を潰さず、ウサギのAIと長々とおしゃべりする人はかなり珍しい部類だ。あの人間には負けるが。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>※登場人物、団体などはフィクションです。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>　</p>
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<link>https://ameblo.jp/18-yakumo/entry-12841565480.html</link>
<pubDate>Thu, 22 Feb 2024 02:22:21 +0900</pubDate>
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<title>ガレ場の景色（６）</title>
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<![CDATA[ <p>&nbsp;</p><h3 class="ameba_heading06" data-entrydesign-alignment="left" data-entrydesign-count-input="part" data-entrydesign-part="ameba_heading06" data-entrydesign-tag="h3" data-entrydesign-type="heading" data-entrydesign-ver="1.54.1" style="display:flex;flex-direction:column-reverse;margin:8px 0;color:#333;font-weight:bold"><span class="amp-nodisplay" contenteditable="false" role="presentation" style="display:block;width:100%;height:2px;background-color:#235FB0;border-bottom-left-radius:2px;border-top-right-radius:1px;border-bottom-right-radius:1px">&nbsp;</span><span style="display:flex;align-items:strech;justify-content:flex-start;letter-spacing:0.01em;font-size:20px;line-height:1.6;min-height:32px;line-break:loose;word-break:break-word;text-align:left"><span class="amp-nodisplay" contenteditable="false" role="presentation" style="display:block;margin-right:10px;min-height:40px;width:10px;border-top-left-radius:2px;border-top-right-radius:2px;background-color:#235FB0;flex-shrink:0">&nbsp;</span><span style="flex-grow:1;margin:0.2em 0"><span data-entrydesign-content="" style="display:block">6話　待ち合わせ１</span></span></span></h3><p>　感覚がはっきりしてくると、１０畳くらいの部屋の中に立っていた。</p><p>やや右側の正面に半透明のPCの画面のようなものが浮かんでいる。この目の前のもので具体的に行きたい場所を検索して部屋を出るとそのエリアの待機場所に出ることができる。しかし、検索機能については予めAIが行き先の選択肢を用意してくれるのでこの機能はほぼ使わない。AIが用意した行き先を示すアイコンが浮かんでいるので、そこまで行き、接触をすればいい。</p><p>　今日は登山の許可をもらうためにログインしたため、「登ろっと」のキャラクターである山登りの格好をしたウサギのアイコンにタッチした。</p><p>「こんばんは！　今日はどんなご用事ですか？」</p><p>溌溂とした幼い声が響き、キャラクターが空中に出現した。</p><p>「登山の許可申請をしに来ました。　えー、友人と一緒に申請します。」</p><p>「分かりましたー！　えっと、友人さんはまだいらしてないので、待合室に案内します！」</p><p>何やら、タブレットを操作して確認するしぐさをしながら返事をした。</p><p>すると周りが星の夜空になり、その後夜明けを迎えるように景色が田舎の歴史的な家屋の縁側になっていった。</p><p>10分ほど縁側にいて、ウサギと会話しながら時間をつぶしていると待っていた人物がやってきた。</p><p>「ごめん！　待たせた！」</p><p>「全然大丈夫。」</p><p>「肉まん食べてたら遅くなった！」</p><p>「大丈夫じゃなくなった。」</p><p>「気のせい、気のせいきっと大丈夫」</p><p>と少しじゃれてから、</p><p>「じゃ、申請しますか。」</p><p>と友人が言い、ウサギに話しかけた。</p><p>申請前に規則等のめんどくさい文書等を読んで確認しているので、今日は本人の確認とレクチャーを受けて申請が完了する。学業はさておき、登山に関しては私たちは真面目にやっているためこの申請が完了すれば、私たちはほぼ許可を得ることができるだろう。</p><p>「はい。　本人確認が終わりました。では、これから登山に関するレクチャーを始めます！」</p><p>　これから、アバターは自動モードになりますので、気を付けてくださーい！」</p><p>ふわりとアバターが浮き、心地よい風を受けながら高度を増していく。登山予定の山が一望できるくらいで止まり、説明が始まった。</p><p>「これから、安全に登山をするために…」</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>※人物名、団体などはフィクションです。</p>
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<link>https://ameblo.jp/18-yakumo/entry-12841559764.html</link>
<pubDate>Thu, 22 Feb 2024 00:13:42 +0900</pubDate>
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<title>ガレ場の景色（５）</title>
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<![CDATA[ <p>&nbsp;</p><h3 class="ameba_heading06" data-entrydesign-alignment="left" data-entrydesign-count-input="part" data-entrydesign-part="ameba_heading06" data-entrydesign-tag="h3" data-entrydesign-type="heading" data-entrydesign-ver="1.54.1" style="display:flex;flex-direction:column-reverse;margin:8px 0;color:#333;font-weight:bold"><span class="amp-nodisplay" contenteditable="false" role="presentation" style="display:block;width:100%;height:2px;background-color:#235FB0;border-bottom-left-radius:2px;border-top-right-radius:1px;border-bottom-right-radius:1px">&nbsp;</span><span style="display:flex;align-items:strech;justify-content:flex-start;letter-spacing:0.01em;font-size:20px;line-height:1.6;min-height:32px;line-break:loose;word-break:break-word;text-align:left"><span class="amp-nodisplay" contenteditable="false" role="presentation" style="display:block;margin-right:10px;min-height:40px;width:10px;border-top-left-radius:2px;border-top-right-radius:2px;background-color:#235FB0;flex-shrink:0">&nbsp;</span><span style="flex-grow:1;margin:0.2em 0"><span data-entrydesign-content="" style="display:block">5話　原始的２</span></span></span></h3><p>　研究室の部屋を後にして、次の講義のために部屋を移動した。</p><p>先ほど分かれた友人も同じ講義を受けているので、再び合流しさっき聞いてきたことを話すことになった。</p><p>「どうやった？」</p><p>「ずいぶんと古い手法だってさ。」</p><p>「そりゃ、わざわざ人の手で調査するからなあ。」</p><p>「テントの人はどうしてあんな手法とったんだろう。」</p><p>「さあ。」</p><p>友人はあまり興味がないのかそっけない返事をした。</p><p>「それよりも、登山の計画は順調？　俺はテストのこと以外合格ラインやけど。」</p><p>そう聞かれた私は「登ろっと」を開いて、進捗状況を確認した。</p><p>「うーん、90％前後だね。後はテスト終わったら物の準備するくらいかな？」</p><p>「なんや、ほぼ終わっとるやん。」</p><p>「不安だったのは体力ぐらいだし、それも今週で合格ラインには乗ってる。」</p><p>「やったら、今日登山の許可申請するか。」</p><p>「やりますか。」</p><p>「じゃ、家帰ったらMV-Linkで集合ね。17:00頃」</p><p>「分かった。」</p><p>「そろそろ時間か。」</p><p>モニターに映し出されている小柄な人物を確認したら、授業が始まりそうだったので話を切り上げた。</p><p>&nbsp;</p><p>ー夕方ー</p><p>　授業の内容が脳みそから抜け落ちないように必死になって聞いた後、友人とはいったん別れ、自分の部屋に戻ってきた。MV-Link（仮想空間をプラットフォームっとしたSNS）にログインするためにヘッドマウントディバイスを手元に置いた。これが絶妙にダサい。</p><p>　昔、いろいろできた時代には様々な形のディバイスが開発され、ヘッドフォンタイプ、バンドタイプ、はたまたは部屋自体をディバイス化したものもあった。しかし、一般使家庭用出来る一番安いタイプはラグビーのヘッドギアをダサくしたような物であり、私のような金銭的に平凡な学生ではこれが限界だ。</p><p>　デザイン性がイマイチなのには一応理由があって、仮想空間の景色は埋め込みのチップを通して脳内に直接出力されるため、物質世界に戻った時にめまい、立ち眩みなど平衡感覚に支障をきたす事例が多々発生するので、頭部保護としてこのような形に落ち着いたらしい。付け加えるなら、仮想空間での活動中に体をどかかにぶつける通過儀礼は誰もが体験する。</p><p>　タブレットを取り出し、仮想空間へのダイブ可能時間を確認する。</p><p>「今日は1時間か。」とつぶやく。</p><p>ダイブ可能時間という文字の横には”01:00:00　MAX”と緑色で表示されいる。</p><p>ディバイスによって脳への負荷は多少異なるが、一日の上限は大体１－２時間である。</p><p>たまに、ディバイスの安全装置を違法改造して上限を取り払い、重大な病気？を患ったというニュースが流れ、討論の的になっている。とは言っても古めかしい考え方を持つ方々がうるさいだけではあるが。</p><p>&nbsp;</p><p>ベッドに腰を掛け、ダサいのを頭に着ける。</p><p>時間を確認する。　16:55</p><p>ふう　と一息つき、体を横にし目を瞑る。</p><p>「MV-Link　ログイン」と口に出す。</p><p>およそ1分後、脳内に浮かんだ別の世界の入り口で、いつもの場所を選び、飛び込んだ。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/18-yakumo/entry-12840157287.html</link>
<pubDate>Sun, 11 Feb 2024 10:59:23 +0900</pubDate>
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<title>ガレ場の景色（４）</title>
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<![CDATA[ <p>&nbsp;</p><h3 class="ameba_heading06" data-entrydesign-alignment="left" data-entrydesign-count-input="part" data-entrydesign-part="ameba_heading06" data-entrydesign-tag="h3" data-entrydesign-type="heading" data-entrydesign-ver="1.54.1" style="display:flex;flex-direction:column-reverse;margin:8px 0;color:#333;font-weight:bold"><span class="amp-nodisplay" contenteditable="false" role="presentation" style="display:block;width:100%;height:2px;background-color:#235FB0;border-bottom-left-radius:2px;border-top-right-radius:1px;border-bottom-right-radius:1px">&nbsp;</span><span style="display:flex;align-items:strech;justify-content:flex-start;letter-spacing:0.01em;font-size:20px;line-height:1.6;min-height:32px;line-break:loose;word-break:break-word;text-align:left"><span class="amp-nodisplay" contenteditable="false" role="presentation" style="display:block;margin-right:10px;min-height:40px;width:10px;border-top-left-radius:2px;border-top-right-radius:2px;background-color:#235FB0;flex-shrink:0">&nbsp;</span><span style="flex-grow:1;margin:0.2em 0"><span data-entrydesign-content="" style="display:block">4話　原始的</span></span></span></h3><p>　気になっていたことを聞くために、林業の研究室の先生のところへ向かった。</p><p>友人はお察しの事情で忙しいため、一人で向かった。</p><p>ドアをノックしたら「どうぞー」と中から声が聞こえたため、扉を開けて進んだ。</p><p>思ったよりも若い人物が出迎えてくれ、</p><p>「すみません。　今、A教授は席を外しておりまして…。　ご用件は？」</p><p>どうやら、研究室の学生であったようだ。</p><p>「少し、シカについて聞きたいことがありまして。」</p><p>「シカですか？」</p><p>「シカです。」</p><p>少し間をおいて</p><p>「専門分野と少し離れていますが、それでよければ。」</p><p>「お願いします。」</p><p>「立ち話もあれなんで、とりあえず中へどうぞ。」</p><p>「失礼します。」と中へ入ると、10畳ほどの部屋に机といくつかの椅子があり、そこに勧められるがままに座った。</p><p>&nbsp;</p><p>「えーっと。シカについてですよね。」</p><p>学生らしき人がタブレットを開きながら、話を切り出した。</p><p>「そうです！　シカの個体数の調査方法が知りたいです。」</p><p>「ああ、それなら多少は。」</p><p>少し安心した様子で答えた。</p><p>「えっと。まずシカの個体数調査は基本的に衛星写真を使います。調査したい地域の写真を用意し、解析をかけ画像上の個体数を調べます。そこに補正用に係数を掛け、その地域の個体数を計算します。注意点としては、森林の葉が茂っている今の季節や、常緑樹が多い場所ではので上から確認しずらいので、データとしてはいまいちです。なので、冬やその地域周辺の個体数の推移から計算します。…こんな感じで良いですか？」</p><p>「ありがとうございます！」と答えつつも登場していない物がある。</p><p>「よかったです。気になることはありますか？」</p><p>「あの、足跡やフンの数で調査とかしないのですか？」</p><p>「足跡やフンですか。」</p><p>学生らしき人はよく知っていますねと言い説明を始めた。</p><p>「今現在は先ほど言った方法で調査する手法が開発されていますが、それが無いころはまでは確かに足跡やフンの数等で調べていました。ですが技術の発展と研究により画像から算出するモデルが確立されたので、廃れた技術になったといいますか、コストが掛かりすぎる上に山には危険が付き物ですので今は使われておりませー少なくとも主流ではないですね。」</p><p>　研究者のような言い回しに訂正した学生らしき人の説明になるほどと納得すると同時に、使われていない、つまりAIに提案さえされない様な手法を採用するあの人間を不思議に思った。</p><p>　せっかく教えてもらったのだが、あの人間が原始的であったこと以外頭の中に残らないだろうな、という予感を抱え部屋を後にした。</p><p>&nbsp;</p><p>※登場人物、団体等はフィクションです。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/18-yakumo/entry-12840115223.html</link>
<pubDate>Sat, 10 Feb 2024 23:26:27 +0900</pubDate>
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<title>ガレ場の景色（３）</title>
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<![CDATA[ <p>&nbsp;</p><h3 class="ameba_heading06" data-entrydesign-alignment="left" data-entrydesign-count-input="part" data-entrydesign-part="ameba_heading06" data-entrydesign-tag="h3" data-entrydesign-type="heading" data-entrydesign-ver="1.54.1" style="display:flex;flex-direction:column-reverse;margin:8px 0;color:#333;font-weight:bold"><span class="amp-nodisplay" contenteditable="false" role="presentation" style="display:block;width:100%;height:2px;background-color:#235FB0;border-bottom-left-radius:2px;border-top-right-radius:1px;border-bottom-right-radius:1px">&nbsp;</span><span style="display:flex;align-items:strech;justify-content:flex-start;letter-spacing:0.01em;font-size:20px;line-height:1.6;min-height:32px;line-break:loose;word-break:break-word;text-align:left"><span class="amp-nodisplay" contenteditable="false" role="presentation" style="display:block;margin-right:10px;min-height:40px;width:10px;border-top-left-radius:2px;border-top-right-radius:2px;background-color:#235FB0;flex-shrink:0">&nbsp;</span><span style="flex-grow:1;margin:0.2em 0"><span data-entrydesign-content="" style="display:block">3話　朝活</span></span></span></h3><p>　香りの立つコーヒーを飲む。詳しいことはよくわからないが、香ばしさと、苦さと、後味の良さからこだわりが伺える。</p><p>「このコーヒーおいしいです。」</p><p>「ありがとうございます。」</p><p>軽くいくつか会話をした後、私はここ数日気になっていたことを尋ねる。</p><p>「あの日からずっとこちらにいらっしゃるようですが、何をされているのですか？」</p><p>「ああ、シカの調査をしていましてね。シカの足跡やフンから、この森の個体数を調べているんです。」</p><p>「環境調査ってやつですか。」</p><p>「そんな感じです。まぁ、ここでは練習がてらデータをとっていますが、本命はものすごい山奥でする予定です。」</p><p>「本命はどちらで？」</p><p>「○○県の××山です。」</p><p>それなりに山に詳しい私がすぐにイメージできないでいると</p><p>「田舎のマイナーな山です。登山客もいないような。」</p><p>「あー、そうなんですね。ものすごく大変そうです。」</p><p>「大変です死なないように、練習しています。」</p><p>と少し困ったような笑顔を浮かべ、その人間は手に持ったコーヒーを口に含み、話をつづけた。</p><p>「今日で、ここでの調査は終わりですのでお別れになります。」</p><p>「テント見慣れてきたので、少し寂しいです。」</p><p>その後も他愛もない会話をしながらコーヒーを飲み終わり、お礼を言い帰路に就く。</p><p>しばらく歩いてちらりと振り返ると荷物を片付けているので、本当に今日で帰るのだろう。</p><p>ここ数日は、ランニングコースで珍しいものが見れたなと思いつつ歩いて行った。</p><p>&nbsp;</p><p>　家で汗をながして講義の準備をして大学に向かい講堂に着き、いつもの席に座って講義の開始を待つ。</p><p>別に期末にあるテストで点数が取れれば、大学の授業をわざわざ聞く必要はないし、そもそも授業中や終わった後にオンラインで配信しているので、生体認証アカウントがあれば見ることができる。しかし、自分の学力がいまいち信用しきれない私はAIに従って、椅子に座っている。SNSでトレンドを確認していると、今日は普通の顔色をした友人が隣の席に座りつつ口を開いた。</p><p>「よう。　今日もランニングした？」</p><p>「もちろん。」</p><p>「俺は朝から勉強。　テンションダダ下がり。」</p><p>げんなりした顔で答える友人。80％とはそういうことなのだ。</p><p>「テントあった？」</p><p>「あった。　でも今日が最後。」</p><p>ここ数日テントを見かけていたことは友人にも話していた。</p><p>「え？」</p><p>「テントの持ち主と会って少し話をしてね。」</p><p>「ああ、そういうこと。」</p><p>「そういうこと。」</p><p>「その人何しっとったん？」</p><p>「シカの調査だって。足跡やフンでシカの数を調べるんだってさ。」</p><p>「また原始的な。　ドローン使えばいいのに。」</p><p>調査にドローンが最適解かは別にして確かに原始的だ。</p><p>「確かに。でもコーヒーはおいしかった。」</p><p>「お前…警戒心ないな。」</p><p>「アウトドア派に悪い奴はいない。」</p><p>「一理ある。」</p><p>警戒心がないことにもう少し反論したかったが、授業が始まったので頭の片隅にやった。</p><p>授業後どうも原始的という言葉が引っ掛かったので、理知的な興味から林業の研究室の人に聞くことにした。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>※登場人物、団体等はフィクションです。</p>
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<pubDate>Sat, 10 Feb 2024 22:10:16 +0900</pubDate>
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<title>ガレ場の景色（2）</title>
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<![CDATA[ <p>&nbsp;</p><h3 class="ameba_heading06" data-entrydesign-alignment="left" data-entrydesign-count-input="part" data-entrydesign-part="ameba_heading06" data-entrydesign-tag="h3" data-entrydesign-type="heading" data-entrydesign-ver="1.54.1" style="display:flex;flex-direction:column-reverse;margin:8px 0;color:#333;font-weight:bold"><span class="amp-nodisplay" contenteditable="false" role="presentation" style="display:block;width:100%;height:2px;background-color:#235FB0;border-bottom-left-radius:2px;border-top-right-radius:1px;border-bottom-right-radius:1px">&nbsp;</span><span style="display:flex;align-items:strech;justify-content:flex-start;letter-spacing:0.01em;font-size:20px;line-height:1.6;min-height:32px;line-break:loose;word-break:break-word;text-align:left"><span class="amp-nodisplay" contenteditable="false" role="presentation" style="display:block;margin-right:10px;min-height:40px;width:10px;border-top-left-radius:2px;border-top-right-radius:2px;background-color:#235FB0;flex-shrink:0">&nbsp;</span><span style="flex-grow:1;margin:0.2em 0"><span data-entrydesign-content="" style="display:block">第2話　分散</span></span></span></h3><p>ー数日後ー</p><p>「今日バイトないでしょ？　どこか行かない？」</p><p>講義終了後に友人に訪ねるが、</p><p>「すまん！80％で復習なんやわ。」</p><p>「そんなに小テストまずかったの？」</p><p>「・・・・・ぉぅ。」</p><p>「声小っさ。」</p><p>　テストが近いこの時期に量子力学的コンピューターがはじき出した計算結果は、このまま行けば友人は確実に単位を落とす値であった。また単位を落とすだけならまだしも、勉強以外の行動をすると来年度以降の"就活"に不利になる"値"なので、流石に無理強いすることはできない。</p><p>「夕飯は？」</p><p>「夕飯はタブレットにするから、俺の分まで学食食べておいて！　じゃ！」</p><p>友人は青い顔をして帰路に向かったーーーーー80％どころではない慌て様で。</p><p>会話欲が解消されないまま友人が姿を消したのち、今後の予定について確認するために、ディバイスを起動させた。</p><p>・20％　トレーニング（ランニング）</p><p>・13%　家事（洗濯・掃除）</p><p>・9%　復習（量子植物論Ⅲ）</p><p>・6%　読書（登山と渓流　夏号）</p><p>・52%　その他</p><p>とりあえず、一番上を選べばいいか。</p><p>テストが終わったら、すぐ登山するし。</p><p>朝の習慣でランニングをしたが、友人の件でもやっとした気分になってしまったので、発散したいところであった。</p><p>　いつものランニングコースの終着点にここ数日存在を確認しているテントを発見した。割と新しい存在なのに妙な不安を抱えた状態では謎の安心感を得られる。テントの中身は私が朝ランニングする時間にはもう出かけているようで、実は初日に出会って以来見てないが、非常に非効率的な趣味について共感が得られそうであった為、少し残念だ。明日も存在することを少しだけ祈りつつディバイスで次の予定を確認した。</p><p>&nbsp;</p><p>　翌朝いつも通りランニングをすると、祈りが通じたのか久しぶりにあの人間と出会うことができた。挨拶を済ませ。</p><p>「毎日ランニングしててすごいですね。」</p><p>「体力が必要なんです。　夏休みにデカい山に登るので。」</p><p>「へえー！　いいですね！」</p><p>羨ましそうな笑顔で答えた。やはりアウトドア派の人間なのだろう。</p><p>しかし、</p><p>「そういえば、ランニングしているときには見かけないのですが、なぜ毎日と分かったのですか？」</p><p>「シカが教えてくれるんですよ。シカ」</p><p>「シカ？」<br>「私が森の中にいるときに、決まった時間に、決まった方向を向くんですよ。　」</p><p>「なんか、恥ずかしいですね。」</p><p>毎日シカに監視されていると改めて事実を突きつけられるとむず痒い気持ちになった。</p><p>「今、コーヒーを淹れているのだけど、飲んでいきます？」</p><p>「いいですか？」</p><p>「量を多く入れたほうが、味が安定しておいしいですからね。」</p><p>「じゃあ、貰います。」</p><p>少し人と会話したかった私はコーヒーをもらうことにした。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>※人物名、団体などはフィクションです。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/18-yakumo/entry-12840040063.html</link>
<pubDate>Sat, 10 Feb 2024 12:42:51 +0900</pubDate>
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<title>ガレ場の景色（１）</title>
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<![CDATA[ <p>&nbsp;</p><h3 class="ameba_heading06" data-entrydesign-alignment="left" data-entrydesign-count-input="part" data-entrydesign-part="ameba_heading06" data-entrydesign-tag="h3" data-entrydesign-type="heading" data-entrydesign-ver="1.54.1" style="display:flex;flex-direction:column-reverse;margin:8px 0;color:#333;font-weight:bold"><span class="amp-nodisplay" contenteditable="false" role="presentation" style="display:block;width:100%;height:2px;background-color:#235FB0;border-bottom-left-radius:2px;border-top-right-radius:1px;border-bottom-right-radius:1px">&nbsp;</span><span style="display:flex;align-items:strech;justify-content:flex-start;letter-spacing:0.01em;font-size:20px;line-height:1.6;min-height:32px;line-break:loose;word-break:break-word;text-align:left"><span class="amp-nodisplay" contenteditable="false" role="presentation" style="display:block;margin-right:10px;min-height:40px;width:10px;border-top-left-radius:2px;border-top-right-radius:2px;background-color:#235FB0;flex-shrink:0">&nbsp;</span><span style="flex-grow:1;margin:0.2em 0"><span data-entrydesign-content="" style="display:block">第1話　超効率時代　</span></span></span></h3><p>　21XX年AIの発展により人々は効率的に人生を送ることができるようになった。</p><p>本人の資質、家庭の環境、学業の成績などおおよそすべての個人情報がAIとリンクし、効率的な人生の選択肢を提示してくれる。ソレ従って人生を送れば落ちぶれることは無いので、全人類が活用していた。</p><p>　どうも共産主義の考え方がソレとの相性が良くらしく、それらが一早く使われていた。がしかし、過去に「国民行動AI指針準拠法案」（AIの判断から著しく乖離した行動をとると罰則が発生する）が代表するような、有無を言わさぬ効率的な平等によって一部地域では人権侵害問題から紛争問題に発展してしまい、今もその火種は燻っている。</p><p>　様々な地域で類似の法案があるが、IAIC（国際AI委員会）によって規制がなされている為、余程の緊急事態のみに限られー。</p><p>&nbsp;</p><p>　特別この様なこと興味がない私が、頭が痛くなるようなことを思い出したのは、今度の夏に同じ学部の友人と登山をする計画を「登ろっと」（登山用プランニングAI）で作成してるときに、</p><p>「山ではAIに従わないと本当に死ぬぞ」と注意したときに。</p><p>「いつかの某国みたな強制力を感じるな」と友人が返したからだ。</p><p>微妙に信用しきれない返事だったが、現代においてソレに従わない人などいないのでその辺りの心配はいらない。</p><p>かくいう私も「登ろっと」の体力強化プランに従って、ランニングや筋トレをこなしている。</p><p>　朝の習慣となっているランニングのコースは、起伏のある森林公園の中をコースとしており、時間帯もあってか人は見かけたことはないが、たまにシカなどは出会いうので、木々も相まって自然を感じることができる。</p><p>　しかし今日は珍く、人間と出会うこととなった。</p><p>&nbsp;</p><p>　ランニングが終わっていつもの広場で水分補給をしていると、視界の片隅に何やら荷物を広げて、難しい顔をしている人物が映った。気になってそちらを見ていると、その人物が近寄り声をかけてきた。</p><p>「おはようございます！　今テントを張ろうとしているのですが、一人じゃむずかしくて。　手伝っていただけませんか？」</p><p>中々図々しい人だなと思いつつ、今日の講義は午後からしかなくて暇だった上に、よく見知ったものだったので了承した。</p><p>&nbsp;</p><p>「良いですよ！　キャンプの準備ですか？」</p><p>「ありがとうございます！　キャンプです！」</p><p>私はその手馴れてなさそうな手際をみて</p><p>「初めてですか？」</p><p>「初めてではないですが…。ずいぶんと久しぶりで練習しておきたくて。思ったよりも忘れてますねー。」</p><p>ハハハと照れ隠しをしたその人間と一緒にしばらく組み立て、その後感謝の気持ちとして飲み物を自販機でおごってもらい、その日は後にした。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>※登場人物、団体等はすべてフィクションです。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>
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<pubDate>Sat, 10 Feb 2024 10:58:19 +0900</pubDate>
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