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<title>１万円で大満足</title>
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<description>全国から「約１万円で泊まれる」素敵なお宿をご紹介。日本経済新聞プラス１の連載（04年4月～08年4月）に、毎月一軒ずつ追加。「豪華でなくとも心意気や味がある。この条件なら安くなる。」素朴な民宿から温泉旅館まで。（株式会社井門観光研究所　井門隆夫）</description>
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<title>人吉旅館</title>
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  熊本県南部の盆地にある城下町「人吉」。古くから「開拓の神様」として名高い阿蘇神社の分社として国宝指定される「青井阿蘇神社」の周囲に、まろやかな微弱アルカリ性炭酸泉（人吉温泉）が湧く。温泉は市民にも愛され、市内に点在する銭湯でも利用されている。神社から最も近い旅館が、清流球磨川のほとりに立つ「人吉旅館」。よく掃かれた小石の前庭に木造二階建てのクラシックな風情は、旅人の心を癒してくれる。玄関を入ると磨きぬかれた廊下が連なり、ロビーでは名物球磨焼酎の試飲もできる。料理は、川魚や支那天（鶏の天ぷら）
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<title>小会瀬</title>
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 新潟県東部「東蒲（とうかん）」と呼ばれる地域は、中世は会津領芦名藩だった。そのため、現在でも会津の食や風習が残る。東蒲の中心は阿賀野川沿いの盆地に広がる阿賀町。阿賀町といえば、毎年５月に実施される「狐の嫁入り行列」で名高い。麒麟山にかつてそびえた津川城は、別名「狐戻城」とも呼ばれ、狐をも戻す急峻な要害の地。この麒麟山には、かつて狐火と呼ばれる光がよく見られ、まるで狐が提灯を点して行列をしているかのような様子が、現在でも春の神事として残る。町の南部の山あいの八田蟹には、数多くの稲荷社があり、毎年
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<dc:date>2008-11-19T21:36:39+09:00</dc:date>
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<title>まるほん旅館</title>
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  群馬県の北西部、草津温泉へと通じる街道の谷あいに、12軒の宿が肩を寄せ合う「沢渡（さわたり）温泉」がある。古くから「草津の仕上げ湯、直し湯」として知られ、湯治客は草津の強酸性の湯で荒れた肌を沢渡のアルカリ性の湯で癒してから帰路についた。明治末期には50軒の温泉宿が立ち並び、賑わったという。共同浴場のすぐ隣、木造2階建ての宿が「まるほん旅館」。家族経営の全18室の小さな温泉宿だが、沢渡温泉ではこれでも最大規模だ。創業400年を誇り、現在でも湯治客が多いという。一般の温泉旅館と違い、「連泊」客が
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<dc:date>2008-10-11T14:51:01+09:00</dc:date>
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<title>上松屋旅館</title>
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 　たまには一人旅、という老若男女が増えている。　忙しい日常を抜け出し、温泉にどっぷり浸かり、上げ膳据え膳を楽しむ。明日の鋭気を養うための命の洗濯だ。　そんな時、覚えておいて便利なのが、「上松屋旅館」。　平日は常時、一人旅を受け入れてくれる。いずれにしろ、週末の温泉宿は、込むので一人旅には向かない。平日なら、ひとり旬の料理を部屋でゆっくりつつき、何度も温泉に浸る貴重な時間を楽しむことができる。もちろん、二人旅、三人旅でもよい。　旅館があるのは、「信州の鎌倉」と称され、常楽寺、安楽寺という鎌倉時代
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<title>仙峡閣</title>
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  　会津（若松）の奥座敷といえば「東山温泉」が有名だが、深山幽谷のごとき景色の「芦ノ牧温泉」も忘れてはならない。ゆったりと流れる大川に臨み、数軒の旅館が立っている。　大型旅館から一軒離れてぽつんと建つのが「仙峡閣」。武道が奨励された明治期、神社に「武徳殿」が建立された。仙峡閣では、福島市板倉神社の武徳殿を移築して温泉宿の母屋としている。白虎隊の血をひく会津の地らしい由縁である。　素晴らしいのは母屋だけではない。こんこんと湧く塩化物泉は自家源泉で、湯船の底からふつふつと湧出している。新湯のあふれ
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<title>東三番館</title>
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 　初夏を迎えると、涼しげな高原の温泉に行きたくなる。温泉があれば文句はない。福島県中部の安達太良山（あだたらやま）中腹に位置する「岳（だけ）温泉」は、そんな初夏におすすめの温泉だ。　平安時代の文献にも登場し、江戸時代には陽日（ゆい）温泉と呼んだ古湯である。安達太良山の山頂直下に湧き出る源泉を延々八キロの距離を引き湯している。管の中でもまれ、柔らかく適温となった湯が岳温泉十五軒の旅館の湯船に注がれる。薄っすらと白濁し硫黄の香りが鼻をくすぐる。　残雪が融けると、安達太良山は花の季節を迎える。安達太
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<title>食事処・お泊り処・湯処　ろばた</title>
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 　　湯の香ただよう蔵王温泉を歩いていると「ジンギスカン」の看板が目につく。戦後間もないころ、当時の村長の発案で、綿羊農家救済のために、山形市の銅町に中央部が盛り上がった鉄鍋を特注し、羊肉を焼くジンギスカン鍋が生まれた。鍋で焼くスタイルは当時珍しく、蔵王は「ジンギスカン発祥の地」といわれる。　ジンギスカンは、蔵王温泉の十軒ほどの食堂と一部の旅館・民宿で提供している。温泉街の中央にある食事処「ろばた」は、その一軒。生ラム肉を使ったジンギスカンと温泉で人気の店だ。ジューシーな肉はクセがなく、一度食べ
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<title>ホテル大雪</title>
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 　今年の桜は堪能されただろうか。もし、まだという方がいれば、北海道ならこれからが花見の季節。本州からひと月遅れの桜が咲く。旭川の桜名所といえば旭山公園。人気の動物園も桜色一色に染まる。その後、北海道では芝桜が丘を染め、本格的な花シーズンが幕を開ける。　旭川の奥座敷といえば、渓谷の柱状節理が見事な層雲峡温泉が有名だ。ロープウェイで登る大雪山の黒岳では五月中旬までが春スキーの季節。残雪に彩られた山々の景色がすがすがしい。温泉はうっすらと硫黄の香りが漂い、体がよく温まる。　層雲峡の丘に立つ「ホテル大
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<title>赤瓦の宿ふくぎ屋</title>
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　沖縄本島の西方に、県で一番人口の少ない村がある。サンゴ礁に囲まれ、東シナ海に浮かぶ「渡名喜（となき）島」。幸い戦火を浴びなかったので、豊かな自然と赤瓦の家々が残存し、福木（ふくぎ）の屋敷林に囲まれた集落は重要伝統的建造物群保存地区に指定される。　　渡名喜島では、少なくなりつつある赤瓦の家を残そうと、改修を始めた。そのうち四軒が「赤瓦の宿ふくぎ屋」となった。村落に散在する空き民家が客室だ。サンダルを履いて、にわか島人になりきろう。白砂の路地にある赤瓦の「ふくぎ食堂」がフロントを兼ねる。温泉旅館の
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<title>料理旅館くれない</title>
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 　平安時代に「四万（よんまん）の病悩を治す霊泉」として発見されたと伝わる「四万（しま）温泉」。山あいを縫って走る四万川の清流に沿うように、良質な湯が湧き、温泉宿が肩を寄せ合う。首都圏から三時間弱と近く、足しげく通うファンも多い。　木造宿や射的屋が並び、映画やドラマにも使われる飾り気のない温泉街を抜けると、川魚を名物にした小さな料理屋がある。ここが「料理旅館くれない」。一階は小上がりの食堂で、自慢の「湯蒸し鰻重」は撮影で訪れた俳優の支持も厚い。二階で六室の旅館を営み、部屋の目の前には清らかに澄ん
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