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<title>父はいつ死ぬのか</title>
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<title>告知</title>
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<![CDATA[ 昨日、兄から、母が余命１～２ヶ月で、２日前に入院したと告げられた。<br><br>癌だということは８月に分かったそうだ。それからいくつか検査を受け、手の施しようはなさそうだが、ダメ元で抗がん剤治療をしてみるために入院したとのこと。そして私以外の兄弟は皆、既に知っているということだった。<br><br>聞いた瞬間の自分の感情は、やはり安堵と喜び、解放感だった。<br><br>そんな自分にショックを受けた。でも表面上はとても落ち着いているし、精神安定剤の服用数も特に増えてはいない。<br><br>もうすぐ解放される、というわくわく感が、それだけ大きいということだろうか。<br><br>私は狂っているのだろうか。やはり。
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<pubDate>Mon, 22 Sep 2014 08:32:43 +0900</pubDate>
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<title>混乱</title>
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<![CDATA[ 火葬、収骨を終え、実家に一度戻り、17時すぎに家に帰ってきた。<br><br>吐き気がひどくて、薬飲んで横になっている。
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<pubDate>Wed, 12 Feb 2014 18:48:45 +0900</pubDate>
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<title>告別</title>
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<![CDATA[ 実家に向かう電車の中。<br><br>不安。
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<pubDate>Wed, 12 Feb 2014 09:36:06 +0900</pubDate>
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<title>終焉</title>
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<![CDATA[ 2014年２月10日17時02分 <br><br>父は死んだ。<br><br>私は夫とこども２人と、21時ごろ実家に着いた。ほかの家族はみな来ていた。<br><br>父は目と口を開けていた。頬がこけていた。<br><br>私は、悲しみよりも安堵感を感じていた。やっと解放される…。<br><br>兄たちは実家に泊まったが、私たちは夜中にタクシーで家に帰ってきた。<br><br>父の希望で、家族だけでお別れして火葬することになった。<br><br>明日。
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<pubDate>Tue, 11 Feb 2014 09:55:19 +0900</pubDate>
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<title>急変</title>
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<![CDATA[ 2014年２月10日16時50分。<br>義姉から危篤の知らせがきた。<br><br>私はまだ行けない。
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<pubDate>Mon, 10 Feb 2014 18:36:12 +0900</pubDate>
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<title>再燃</title>
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<![CDATA[ 父が生死をさまよっている。<br>私は近づけないでいる。<br><br>早く解放されたいと、願っている自分がいる。黒くて暗い、闇の中にいる。
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<pubDate>Sat, 21 Dec 2013 01:09:48 +0900</pubDate>
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<title>核心</title>
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<![CDATA[ 父は2011年を無事に生きて迎えた。<br><br>12月中に退院をし、家族と共にクリスマスも楽しんだ。<br><br>正月にも集まった。<br><br>状態は、入院前と変わらず、半分寝たきりだ。<br><br>だが、変化はあった。<br><br>入院前の父は、生きる力を失い始めていた。覇気がなくなり、歩く姿も影が薄く、今にも消えてしまいそうだった。<br><br>身長は175cm余り、昔は90kgを越えていた巨体は、今や60kgを維持するのがやっとだ。<br><br>体の骨がほとんど浮き出て、脂肪も筋肉もない。目にも力はなかった。<br><br>いつ旅立ってもおかしくなかったのだ。<br><br>ところが、入院中に、不思議と父は生きる気力を取り戻してきた。目に力が宿り、話す言葉に強さがこもり始めた。<br><br>何が父をそうさせたのかは分からない。<br><br>しかし退院した父は、しっかりと地に足がつき、生きようとする姿に変貌した。<br><br>私は改めて思う。<br><br>父はいつ死ぬのか。<br><br>いや<br><br>父は<br><br>いつまで生きるのか。<br><br>私は<br><br>どちらを待ち望んでいるのだろう？
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<pubDate>Fri, 14 Jan 2011 14:39:53 +0900</pubDate>
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<title>結果</title>
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<![CDATA[ 父はまだ、生きている。
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<pubDate>Tue, 07 Dec 2010 02:12:06 +0900</pubDate>
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<title>手術</title>
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<![CDATA[ ところが、父は軽傷だった。<br><br>頭の傷は、骨に異常もなく、脳内出血もなかった。<br><br>元々あった腰痛はひどくなり、歩くことができなくなるほどだったが、これも骨などに異常はなかった。<br><br>しかし、起こった問題は、尿が出ない、というものだった。<br><br>父は今年の初めに腰痛で入院した時も、排尿の困難さを訴えていた。<br><br>腰痛は治療や手術は決定打がなく、そのまま退院となったが、排尿に関しては、手術をした。<br><br>狭くなっていた尿管にステントという、管を拡げる役割をする、ストローのような器具を入れた。<br><br>それが今回、転落の衝撃で、ずれた。<br><br>父が救急車で運ばれた病院は、市内の大学病院だ。<br><br>今年の初めにステント手術をした病院は、同じ市内だが、違う総合病院だ。<br><br>怪我の状態は軽い、と診断を下した大学病院は、総合病院への転院を決めた。<br><br>夜中の転落から２日後、父は転院した。<br><br>尿道ステント手術は簡単な手術だと、父も母も言った。<br><br>前回も言っていた。そして、無事に終わった。<br><br>今回も簡単なんだと言った。<br><br>私は<br><br>弱い。<br><br>怖い。<br><br>逃げ出したい。<br><br>目をつぶってしまいたい。<br><br>大声でわめきたい。<br><br>泣いてしまいたい。<br><br>その手術は<br><br>これから始まる。<br><br>2010年12月６日午後３時。<br><br>もう一度問おう。<br><br>父は、いつ死ぬのか。
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<pubDate>Mon, 06 Dec 2010 13:43:28 +0900</pubDate>
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<title>経緯</title>
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<![CDATA[ 父は夜中に階段から落ちた。74歳だ。今年の初めに激しい腰痛を訴えて入院した。２ヶ月ほどで退院したが、その時から、半寝たきりだ。<br><br>１階で寝ていた母が大きな物音に気付き、駆け寄った時、意識は全くなかったそうだ。<br><br>救急車の音で意識を取り戻した父は、自分の状況が全く理解できていなかった。<br><br>夜寝る前に、本を読んでいたことは覚えている。だが、次の記憶は、救急車の音だ。<br><br>２階のトイレと台所の電気が点いていた。水を飲んだ形跡があった。そして恐らく、部屋に戻ろうとして、階段から落ちた。<br><br>少し前にも、居間で転倒したことがあった。額をピアノに打ち付け、切った。その時も、転倒する前の記憶はない。<br><br>普段話しかけても、反応は緩やかだ。言われたことを頭で確認している作業が、見てとれるような気がする。目の動きが変わるのだ。<br><br>話そうとする気持ちと、出てくる言葉の速度が合わない。もどかしそうに、音の出ない唇が震える。<br><br>そんな父が、階段から落ちた。後頭部を打ち、切った。頭のあちこちに血がにじむ小さな傷がある。<br><br>もう駄目なんじゃないか、と思うだろう？<br>
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<link>https://ameblo.jp/3939-1010/entry-10728573315.html</link>
<pubDate>Mon, 06 Dec 2010 12:09:54 +0900</pubDate>
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