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<title>文学少女になれなくてー読書雑感ー</title>
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<description>主に日本の近代作家の作品を中心に、”超&quot;個人的におすすめの作品を紹介。高尚な文学知識はありませんが、「本が好き」という気持ちをみなさまと共有したくてはじめました！</description>
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<title>※ネタバレ感想※美しい夫の「恋」とは―江戸川乱歩『人でなしの恋』―</title>
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<![CDATA[ <p>こんにちは。</p><p>今回は、江戸川乱歩の『人でなしの恋』という作品について、語ります。</p><p><span style="text-decoration:underline;">ネタバレ含みます。</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-weight:bold;">＜こんな話です＞</span></p><p><span style="font-weight:bold;">京子は10年前、美男子・門野のもとに嫁いだ。</span></p><p><span style="font-weight:bold;">美しい見た目に反して、「変人」「女嫌い」などの噂があった門野だが、</span></p><p><span style="font-weight:bold;">京子を可愛がり、幸せな新婚生活をおくる。</span></p><p><span style="font-weight:bold;">しかし、ある日門野が夜な夜な蔵にこもっていることに気づく…。</span></p><p><span style="font-weight:bold;">浮気を疑うが、一向に相手がわからない。</span></p><p><span style="font-weight:bold;">ある晩、追い詰められた京子は蔵に乗り込む。</span></p><p><span style="font-weight:bold;">そこで見つけたのは、美しい人形であった。</span></p><p><span style="font-weight:bold;">思わず人形を壊してしまう。</span></p><p><span style="font-weight:bold;">その夜、京子が見つけたのは血にまみれた夫と人形と姿だった。</span></p><p>&nbsp;</p><p>優しい京子の語り口と、美しくも不気味な描写が混ざりあい</p><p>なんとも幻想的な雰囲気をまとう小説です。</p><p>乱歩の小説を読むと、不気味さと美しさは紙一重だなと感じます。</p><p>&nbsp;</p><p>▼</p><p>門野はいわゆる、ピグマリオンコンプレックス（人形愛）にあたるのだと思います。</p><p>前半まではミステリアスで読者にとっては「よくわからない」という印象の人物です。</p><p>しかし人形への恋が発覚すると、「愛」「懺悔」「葛藤」…</p><p>いろいろな姿が見えてきて、不思議なことに突如人間臭く感じられます。</p><p>&nbsp;</p><p>他人でしたら、いろいろな恋のかたちがありますから「そういう人もいるよねー」</p><p>と思いますが妻である京子にとっては話は別です。</p><p>若い京子は嫉妬に狂い、人（形）殺しをしてしまします。</p><p>&nbsp;</p><p>10年後の京子は門野の恋＝人でなしの恋について、こんな風に語っています。</p><p>優しくて悲しい言葉です。</p><p>&nbsp;</p><p><span style="color:#0080ba;"><span style="font-style:italic;">人でなしの恋、この世のほか</span></span><span style="color:#0080ba;"><span style="font-style:italic;">の恋でございます。</span></span></p><p><span style="color:#0080ba;"><span style="font-style:italic;">その様な恋をするものは、一方では、生きた人間では味わうことのできない、</span></span></p><p><span style="color:#0080ba;"><span style="font-style:italic;">悪夢のような、或いは又おとぎ話のような、不思議な歓楽に魂をしびらせながら、</span></span></p><p><span style="color:#0080ba;"><span style="font-style:italic;">しかし又一方では、絶え間なき罪の<ruby>苛責</ruby></span></span><span style="color:#0080ba;"><span style="font-style:italic;">に責められて、</span></span></p><p><span style="color:#0080ba;"><span style="font-style:italic;">どうかしてその地獄を逃れたいと、あせりもがくのでございます。</span></span></p><p><span style="color:#0080ba;"><span style="font-style:italic;">(引用：江戸川乱歩『人でなしの恋』)</span></span></p><p>&nbsp;</p><p>▼</p><p>江戸川乱歩の書く「普通と違う性質の人」ってなんと魅力的なんでしょうね。</p><p>等身大の人間として書かれているので、「いそう！」と思わせられます。</p><p>魅力的だからこそ、実際にそのような性質（人形愛や同性愛などなど…）をもっている</p><p>当時の人にとっては、ある意味で救いになったりしたのかなと、考えてしまいました。</p>
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<link>https://ameblo.jp/39sakutarou/entry-12427397685.html</link>
<pubDate>Fri, 21 Dec 2018 15:54:00 +0900</pubDate>
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<title>思わず、読んでいるこちらが転げまわりたくなる！―太宰治『恥』―</title>
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<![CDATA[ <p>こんにちは。</p><p>今回の「恥」という作品は、太宰治のコミカルな短編です。</p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-weight:bold;">＜こんな話です＞<br>うら若き女性・和子は、友人の菊子さんに「恥をかいちゃったわよ」と愚痴りはじめます。</span></p><p><span style="font-weight:bold;">なんでも、とある小説家に手紙を書いたところ、ひどい恥をかかされたというのです。</span></p><p><span style="font-weight:bold;">いったいどんな手紙を書いたのだろうか。そしてどんな恥をうけたのだろうか。</span></p><p>&nbsp;</p><p>この小説はこんな冒頭からはじまります。</p><p>&nbsp;</p><p><span style="color:#0080ba;"><span style="font-style:italic;">菊子さん。恥をかいちゃったわよ。ひどい恥をかきました。</span></span></p><p><span style="color:#0080ba;"><span style="font-style:italic;">顔から火が出る、などの形容はなまぬるい。</span></span></p><p><span style="color:#0080ba;"><span style="font-style:italic;">草原をころげ廻って、わあっと叫びたい、と言っても未だ足りない。<br>&lt;中略&gt;<br>菊子さん。やっぱり、あなたのおっしゃったとおりだったわ。</span></span></p><p><span style="color:#0080ba;"><span style="font-style:italic;">小説家なんて、人の屑よ。<br>(引用：太宰治『恥』)</span></span><br><br>みんなの前で見栄を張ったり、知ったかぶりで語ってみたり…</p><p>そんな今思えば恥ずかしいなーという経験、一度はあるのではないでしょうか(私はあります)。<br>そんな経験をお持ちの方ならきっと共感できるはず！<br>また、若い女性ならではの万能感というか自信というか</p><p>…そんなものも垣間見える楽しい作品です。</p><p>&nbsp;</p><p>具体的にどんな恥ずかしい思いをしたのかは、ぜひ読んでみてください！</p><p>短編ですのでサクッと読めますよ。</p><p>&nbsp;</p><p>ちなみに、「<span style="color:#0080ba;"><span style="font-style:italic;">小説家なんて、人の屑よ。</span></span>」というセリフが好きだったりします。</p><p>太宰は自分がこう見られてると思ってたのかなーと考えてみたり。<br>しかし、なんで太宰はこうも女性を描くのが上手なんでしょうね…。すごいです…。<br><br>▼余談<br>すこし前まで、太宰治というと『人間失格』のような薄暗い感じの作品ばかりと思っていたのですが、</p><p>短編など読んでみるとエンタメ性のある楽しい作品も多いですよね。<br>作品自体に愛嬌や可愛げを感じます！</p>
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<link>https://ameblo.jp/39sakutarou/entry-12425851037.html</link>
<pubDate>Fri, 14 Dec 2018 12:46:59 +0900</pubDate>
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<title>安吾流。ひと夏のボーイミーツガール―坂口安吾『傲慢な眼』―</title>
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<![CDATA[ <p>一番好きな小説家は？と聞かれると答えるのが難しいですが</p><p>一番好きな作家は？という問いには、間違いなく「坂口安吾先生！」と答えます。</p><p>&nbsp;</p><p>そうです。『堕落論』で有名な<span style="font-weight:bold;">坂口安吾</span>先生です。</p><p>&nbsp;</p><p>小説作品はもちろんのこと、随筆や評論が大好きなんですよね…！</p><p>あの安吾節がたまらない…。</p><p>とは言いつつ、今回は小説の紹介＆感想です。笑</p><p>&nbsp;</p><p>大好きな作家さんなので、どの作品にするか迷ったのですが『<span style="font-weight:bold;">傲慢の眼</span>』というちょっとマイナー作品にしました。</p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-weight:bold;">―――――――――――――――――――――――――――――</span></p><p><span style="font-weight:bold;">＜こんな話です＞</span></p><p><span style="font-weight:bold;">ひと夏の間、田舎町に滞在することになった令嬢は、傲岸(ごうがん)な眼でみられていることに気が付きます。</span></p><p><span style="font-weight:bold;">羨望・憧れとは程遠い、憎々し気な感情がこもった眼です。</span></p><p><span style="font-weight:bold;">ある日砂丘の林へ行くと、その傲岸な眼の主が、何やら画を描いているではありませんか。</span></p><p><span style="font-weight:bold;">6尺ほどの大男ですが、まだ中学生の少年だったようです。</span></p><p><span style="font-weight:bold;">令嬢は彼に声を掛けますが…。</span></p><p><span style="font-weight:bold;">―――――――――――――――――――――――――――――</span></p><p><span style="font-weight:bold;">※傲岸は傲慢とほぼ同じ意味。</span></p><p>&nbsp;</p><p>「なんと美しい小説か…」というのが最初の感想です。</p><p>&nbsp;</p><p>口下手な少年と気の強い令嬢の「にらみ合い」からはじまる物語。</p><p>大きな出来事は起きずに、たんたんと物語が進んでいきます。</p><p>砂丘の林で二人きり。</p><p>令嬢の姿を描く少年と、それを見つめる令嬢。</p><p>会話は少なく、穏やかだが緊張感のある、静かな時間がただただ過ぎていくばかりです。</p><p>&nbsp;</p><p>特に印象深いのは、物語の最後に令嬢が友人へ囁くように言ったセリフ。</p><p>そのセリフの後に物語はこう締めくくられます。</p><p><span style="font-style:italic;"><span style="color:#0000bf;">「天才といふ言葉を発音した時、令嬢は言ひたいことを全部言ひ尽したやうな、思ひがけない満足を覚えた。</span></span></p><p><span style="font-style:italic;"><span style="color:#0000bf;">なぜなら、此の思ひがけない言葉に由つて、夏の日、砂丘の杜を洩れてきたみづみづしい蒼空を、</span></span></p><p><span style="font-style:italic;"><span style="color:#0000bf;">静かな感傷の中へ玲瓏と思ひ泛べることが出来たから。」</span></span></p><p><span style="font-style:italic;"><span style="color:#0000bf;">(引用：坂口安吾『傲岸な眼』)</span></span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="color:#000000;">正直なところ、最初に読んだときは「つまり…どういう意味だ？」と思ったのですが</span></p><p><span style="color:#000000;">同時に<span style="font-weight:bold;">「なんかわからないけど、すごいキレイな文章！」</span>とも思いました。</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="color:#000000;">文章の芸術性や美しさを追求する純文学。</span></p><p><font color="#000000">「純文学ってこう楽しめばいいのかなー」と気づかせてくれた小説の一つです。</font></p>
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<link>https://ameblo.jp/39sakutarou/entry-12425850919.html</link>
<pubDate>Fri, 14 Dec 2018 12:46:23 +0900</pubDate>
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<title>ごあいさつと当ブログの紹介</title>
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<![CDATA[ <p>はじめまして。咲たろう(さくたろう)と申します。</p><p>このブログは私が「この文学作品のここがめっちゃ好き！」といった</p><p>作品への想いを共有できる場がほしくて開設したものです。</p><p>&nbsp;</p><p>私は文学部出身なわけでも博識なわけでもありません。</p><p>そのため解説はできませんし、解釈もかなり自己流です。</p><p>&nbsp;</p><p>ただ、みなさんに「なんかこの作品面白そう！！」</p><p>という機会をつくることができればと考えています！</p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-weight:bold;">【当ブログの主な方針】</span><span style="font-weight:bold;">＝＝</span></p><p>・近代文学を中心におすすめ作品の紹介や読書録を書く</p><p>・物語の核心的なネタバレは避ける</p><p>・そのた雑多なつぶやき</p><p>＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝</p><p>&nbsp;</p><p>近代文学を中心にしたのは、著作権切れの作品であれば、</p><p>ネットでも気軽に読んでいただけるからです。</p><p>もちろん、現代作家さんも大好きなので、機会があればご紹介していきます。</p><p>&nbsp;</p><p>また、読書家としてはまだまだ下っ端なので</p><p>おすすめの作品などお教えいただけるとうれしいです♪</p><p>それではよろしくお願いいたします！</p>
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<link>https://ameblo.jp/39sakutarou/entry-12425851016.html</link>
<pubDate>Sat, 01 Dec 2018 12:46:53 +0900</pubDate>
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