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<title>- Write The Story-</title>
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<description>このブログは希罪のサブブログです。こちらでは基本、小説、詩、デコメなどを投稿します//気軽にコメしてください！</description>
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<title>捻くれGirlと定式Evolve #09</title>
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<![CDATA[ <br> 私は軽く手を振って水分を飛ばして、西島聖磨に背を向けた。西島聖磨は手も口も出さない。それを良いことに、私は教室方面に歩き出した。後に続く足音は一切聞こえない。それは、次の授業が迫っていることと、西島聖磨が立ち尽くしていることを示していた。<br>教室に足を踏み入れると、やけに視線を浴びているような気がした。それも鋭い眼光。この毒の効いたのは女子生徒に決まっている。<br>席に着くと、エナメル質の筆箱に反射した太陽光が私の視界を奪った。眩しい。それに暑い。窓が空いてないので、風は通らず鋭い日光だけが私に照りつける。カーテンを閉めてもらおうと、後ろを振り返るが、どうやら頼み込める様子ではない。妬みの視線を私にぶつけていたのだ。私は仕方なく、自分でカーテンを閉めた。ベージュ色の布がゆらゆらと揺れる。こうして見ると、何故布なのだろうか。風で舞い上がり、役に立たない場合もあるというのに。一層、ブラインドのように窓に固定できるようなものにすればいいのに。<br>そんなことを頬杖をつきながら考えていると、机の右端から何かが差し出された。見てみると、ノートの切れ端と一枚の絆創膏だった。顔を上げると、衝突したときと同じく戸惑った表情をした西島聖磨が自席に座っていた。そして私と目が合うと慌てて逸らす。<br>私はノートの切れ端を手にとった。どうやら、メモのようだ。<br><br>『俺のせいだったんだね。ごめん。保健室で絆創膏貰ってきたから、使って。お大事に』<br><br>とメモの中心に小さくシャーペンで書いたメッセージがあった。<br>まるで他人事だ。特に『お大事に』は、やっつけたのが丸見えである。怪我したんだね、可哀想に。といっているようにしか思えない。だからといって、重傷を負ったかの如く、手厚く看病されるのも鬱陶しい。嗚呼、なんて面倒なんだ。自分が、西島聖磨が。<br>と思いつつ、処置しないわけにはいけないので、添えられていた絆創膏を右掌に貼った。<br>……小さい。納まりきらなかった傷の部分が、絆創膏から少し顔を覗かせていた。
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<link>https://ameblo.jp/3moon1105/entry-11498257033.html</link>
<pubDate>Tue, 26 Mar 2013 07:50:18 +0900</pubDate>
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<title>捻くれGirlと定式Evolve #08</title>
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<![CDATA[ <br>「ったく、どうしてほおっておいたの」<br><br>手洗い場に着いた所で、西島聖磨は私の手首を未だ掴んだままだ。そして、蛇口を捻り、流れ出した冷たい流水を私の掌当てた。ジンジンと痺れるように痛い。傷口が、手首が。<br>私は応えを詰まらせた。何故？ 何故私は放置したのだろう。態々、悪化させたいわけではない。この様に労わってもらいたかったわけでもない。ああ、そうだ……。私は理由を思い出した。<br><br>「貴方が現れたから」<br>「どうして俺が関係してくるのさ」<br><br>その問いに応えるかを、一瞬迷ったが、こうなれば全て吐き出してしまおうと決意した。一つ溜息を漏らして気を落ちつからせた。<br><br>「まず、貴方とぶつかったときに怪我をした。遅刻寸前だったから急いで絆創膏を貼った。だから直ぐに剥がれた。それには気付いたけど、貴方の周りに集まった人達のせいで、椅子さえも引くことができなかったの」<br>「……そんなこと、が」<br>「これって発端は貴方ってことよね。だから、私が怪我を放置した理由は『貴方が現れたから』なのよ」<br><br>西島聖磨は黙り込んでしまった。<br>握力が少し緩まる。その隙を逃さず、掴まれていた右手をするりと抜いた。反動で水飛沫が上がる。まるで支配から身を放たれた奴隷のように、飛び散った。<br><br>「お節介は結構です。次の業間に保健室いきますから」
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<link>https://ameblo.jp/3moon1105/entry-11498256718.html</link>
<pubDate>Tue, 26 Mar 2013 07:49:04 +0900</pubDate>
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<title>捻くれGirlと定式Evolve #07</title>
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<![CDATA[ <br><br>「あ、あは、あはははははははは……」<br><br>自暴自棄に陥る。<br>壊れたレコードのように、淡々と笑い＿＿奇声を発し続けた。もう全てが嫌になる。<br>かなりの声量だったせいか、周囲に集っていた生徒が徐々にこちらの方に注目しはじめた。相手が立っているのだから当たり前なのだが、上から視線が降り注ぐ。稲妻の如く、私を貫いたような気がした。<br><br>「稚内さん。どうかしたの？」<br><br>騒ぐ高音の中、低音が響いた。西島聖磨だ。<br>西島聖磨は周りの生徒を、野次馬の如く掻き分けて私の前に現れ、首を傾げて不思議そうに見つめた。顔まで見上げるだけでも首に痛感を覚える。<br><br>「ご迷惑おかけしました。私情なんで、お気になさらずどうぞお楽しみください」<br><br>私は溜息混じりにそう言い放った。すると周りにいた女子生徒の「そういうことなら、早く続きを！」という言葉を合図に、再び騒ぎ始めた。しかし、西島聖磨はその場から微動もしようとしない。<br><br>「……手」<br><br>暫く溜めてから、その一言だけを放った。私は訳が分からず、気にも留めずに本に手を掛けようとした。その瞬間、誰かが私の手首を掴んだ。その手は雪のように白く爪を丁寧に手入れされているが、何処か繊細ではない。力強い大きな手だった。もしかしてと思い、手から目線を遡ると案の定、西島聖磨だった。<br><br>「掌、怪我してるよね。菌でも入ったら大変なことになるよ。女の子なんだから」<br><br>西島聖磨の目を見てみると、漆黒の瞳が真剣さを物語っている。そして私の手首を掴んだまま、上へ引き上げて私を立たせると、そのまま人集りを掻き分けて廊下の方へ引き連れた。教室内からは、より引き立って悲鳴が耳を痛みつけるように聞こえてくる。<br>女の子だから。それが怪我を放置していたことがいけないことだという理由になるのか。男女構わず適切な処置が必要だろう。それに私は菌が入るのも承知していた。負傷者本人が構わないというならば良いのではないか。そんな疑問を残しながら、私はひたすら引き連れられ、足を動かすしかなかった。<br>
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<link>https://ameblo.jp/3moon1105/entry-11498256305.html</link>
<pubDate>Tue, 26 Mar 2013 07:48:05 +0900</pubDate>
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<title>捻くれGirlと定式Evolve #06</title>
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<![CDATA[ <br>3.右手の絆創膏.<br><br>甲高いチャイム音が学校中に響き渡る。よく考えれば、何とも歪な音階である。終令を告げるという目的だけならば、寺院で用いられるような鐘を叩けばいいのではないのか。態々、リズムを付けた理由とはどのようなものなのだろう。<br>そんな事を考えていると、何時の間にか私の周りには人集りが出来上がっていた。いや、徐々に膨れ上がっていた。席に座っている私の右側を主に、都会に聳え立つビル群のように集っていた。それは日本の急速的な発達のように増えて行き、私の周り一帯を包囲する形となった。こうなるのは、転校生の宿命である。<br>人混みは決して好まない。今すぐにでも、廊下へ逃げたいのは山々だがこの状態では、椅子を引くことさえ、ままならない。仕方なく、せめて視界の中にそれら入らないように顔を机に伏せた。<br><br>「聖磨くんてさ、何で引っ越してきたの？」「この前のドラマ、かっこよかったぁ！」「ねぇねぇ、彼女とかいるの？」<br><br>そんな責め立てるような、質問が飛び交っていた。時折悲鳴のような奇声が耳に入ってくる。<br>私は諦めた。無理だ。視界に入らないようにしたところで、この状況から逃れようとするのは不可能だと。私は仕方なく、次の授業の教科書を取り出してから、一冊の本を開いて読書を始めることにした。五百ページは悠に超える持ちにくそうな分厚い本は、いつのまにか自分の掌にフィットするようになっていた。<br>そこで右の掌に違和感を覚えた。何か、あるはずだったものがなくなったような。共に、締め付けられていたものがなくなったようは爽快感も覚えた。いつもならば、あるはずの本の表紙の定位置が模索しても見つからない。<br>「ん？」と一旦、本に紺色の馴染んだ栞を挟み、机の端に置いた。それから掌を広げて見てみると、フィットしない理由が直ぐに分かった。貼っていた筈の絆創膏が剥がれかかり、辛うじて左半分の粘着力でぶら下がっている状態になっていた。右半分は埃等が付着し、全く引っ付かない。無論、ガーゼ部分は役目を果たせていない。その部分にある僅かな血の付着した型は、既に茶色がかっており、かなりの時間が経ったと推測される。しかし止血していた訳ではない。傷口からは真紅の色をした鮮血が針の様に、細く湧き出していた。そのことに気付くと、頭の中でここ小一時間の記憶が一斉に蘇ってきた。<br>卸したての上靴を履いたとき、鞄をロッカーへいれたとき、珍しく丁寧に書いたノートを提出したとき、新品のシャーペンを使用したとき、教科書を準備したとき、お気に入りの本を開けたとき。私は確かに……右手を握り締め、た？
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<link>https://ameblo.jp/3moon1105/entry-11498255893.html</link>
<pubDate>Tue, 26 Mar 2013 07:46:57 +0900</pubDate>
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<title>捻くれGirlと定式Evolve #05</title>
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<![CDATA[ 「席は……、おぉ！ 稚内の隣が空いてるじゃないかぁ！」<br><br>担任がわざとらしく声を張り上げ、にやりと口角を上げた。<br><br>「それは僕にとって、何よりも嬉しいことですね」<br><br>西島聖磨と名乗る男子生徒は、着々と私の方へと歩み寄ってくる。道筋の女子達が太陽を見上げるかのように眩しそうに見上げている。何がそんなに物珍しいのか、分からない。転校なんて、ただ引越しする夫婦のもとに子供がいたというだけだというのに。<br>トンと背中を指で突つかれた。何かと思い、後ろを振り返ると、一人の女子生徒が茶色がかった髪を耳にかけながら、不敵な笑みを浮かべていた。<br><br>「稚内さん、本当に聖磨くんを知らないの？」<br>「えぇ」<br><br>衝突したくらいでは、西島聖磨を知ったとはいえないと思い、私はそう答えた。寧ろ、同じ日本であっても、何処か異なる地域から来た一人の少年の詳細を知っていたほうが恐ろしいだろう。知っている私は超能力でも使ったのかとなる。<br><br>「稚内さんテレビとか見ないの？ 聖磨くんは今をときめく超人気俳優だよ」<br><br>女子生徒は目を丸くして言った。まるで私が常識知らずだと諭しているようで気が治まらない。<br><br>「そう」<br>「興味無いんだね。確かにマスコミ系に奥手そうに見えるもん、稚内さん」<br><br>私が素っ気なく応えると、女子生徒は可笑しく笑った。 <br>同じ教室に入って二日で、私の何が分かるのか。ただのイメージでの発言を控えて頂きたい。だが、そう反論することはできない。マスコミに奥手な件が、図星だからだ。非常に悔しい。<br><br>「宜しくね」<br><br>西島聖磨は私の目を見つめて言った。<br>俳優＿＿巧妙に磨き上げられた人工的な微笑みを浮かべる貴方にはお似合いの職業ね。私は内心そう唱えながら、無言で折り曲げられた教科書を開ける。<br><br>「七十七ページを開けろ！ おぉ、ラッキーセブンだな」<br><br>七に拘る理由が分からない。理解しようのない問題を思い浮かべることで、隣席の有名人を無の存在にした。<br>
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<link>https://ameblo.jp/3moon1105/entry-11498254337.html</link>
<pubDate>Tue, 26 Mar 2013 07:42:22 +0900</pubDate>
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<title>捻くれGirlと定式Evolve #04</title>
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<![CDATA[ <br>2.隣席の有名人.<br><br>扉を開くとホームルームを告げるチャイムが鳴り響いた。紺色を纏った集団が次々と席へ座っていく。私もその一部となって自らの机に向かった。最も窓に近い上、後方であるこの位置は割と好みだった。常に新鮮な空気を受けることが出来て、男子特有のむさ苦しい熱気や、女子の過度の制汗料や香水の匂いを皆無にしていれる。それに外を見ればつまらない授業の暇潰しになる。この時ばかりは、名字が「わ」行なのが良いように思えた。<br>担任が入っていた。あろうことか二年連続同じである。去年散々嫌いオーラを自分なりに放っておいたにも関わらず、担任になってしまったいうことに、神は相変わらず理不尽なものだと思う。<br>おそらく、サウナに通って焼いたであろう色黒の肌。自分がまだ若いのを良いことに、女子生徒に集られて鼻の下が伸びているのは日常茶飯事である。無駄に暑苦しい所も嫌い。今時熱血なんて決して流行らないというのに、何の影響を受けたのやら。もしその理由がドラマや漫画だとしたなら、私は所構わず嘲笑するかもしれない。 <br><br>「さぁ、お前らぁ！ そろそろ春休みぼけは抜けたか。突然だが、今日は転校生を紹介する」<br><br>耳を劈くような声が響く。クラスメイトがざわつき始めた。お決まりの反応である。私は聴覚をシャットアウトして窓越しに空を眺めた。真っ白な雲が点在している。ゆったりと進んでいるように見えるが、実際には物凄い速さで地球の回りを回っている考えてみると、自分が末梢的な存在に感じる。<br><br>「稚内(わっかない)さん、聖磨(しょうま)くんと知り合いだったの⁉」<br><br>その言葉で目線を教室内に戻した。というか戻さざる得ない状況だった。クラスメイト全員が私に注目をしている。<br>羨ましいそうな瞳。鋭い眼光。悔しそうな瞳。そんな生々しい人間的な視線を全身で浴びていた。思わず四肢が強張った。 <br><br>「はっはっは！ まさか稚内が西島と知り合いだったとはな。世の中も狭いなぁ」<br><br>傲慢で下品な笑い声が脳に入ってくる。その声の持ち主である担任に目を遣ると、隣には長身の男子生徒が立っていた。<br><br>「今朝はごめん。君、稚内さんって言うんだね。宜しく」<br><br>男子生徒はまたあの、睡魔を起こし立てるような柔らかい声で微笑んだ。すると周囲からギリギリ聞こえる超音波のような悲鳴が飛び交う。今にも鼓膜が張り裂けそうだ。
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<link>https://ameblo.jp/3moon1105/entry-11498254048.html</link>
<pubDate>Tue, 26 Mar 2013 07:41:16 +0900</pubDate>
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<title>捻くれGirlと定式Evolve #03</title>
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<![CDATA[ <br>「……った」<br><br>気付けば、私は地面に尻を付けて転んでしまっていた。咄嗟に地面に着いた掌が痺れたように痛む。それに鞄が空いてしまっていたのか、数冊の教科書が道中に広がり、風に吹かれてページが捲られていた。新しい教科書だというのに、一瞬で無残にも折れ曲がっている。表紙の有り得ない位置から茶色くくすんだ裏表紙が覗いている。最悪。ただその一言に尽きる。<br><br>「あっ、ごめん。怪我とかしてない？」<br><br>上方から柔らかい男の声がした。見上げてみると、同じ制服を着た男子生徒が手を差し伸べている。太陽のせいで、眩しくてよく顔は見えない。初対面で敬語を使わないなんて、どんな奴か見ておきたいのだが。<br><br>「いえ、全然大丈夫です。下を向いていたもので、すみません」<br><br>私は自力で立ち上がり、制服の汚れを払う動作をしてから、ばら撒かれた教科書を集め始めた。すると、男子生徒は腰を屈めて私の教科書を集め始めた。<br><br>「本当にごめんね。俺、引越ししてきたばっかで道がまだあやふやなんだ。それで、うろちょろしてたばかりに……」<br><br>男子生徒は申し訳なさそうに言った。それでも私はタメ口なのがどうしようもなく気に入らない。<br>私は男子生徒が集めた教科書を奪うように、受け取った。<br><br>「結構ですから。ちなみに学校ならここを真っ直ぐ行けばつきますので」<br><br>男子生徒は戸惑っている様子だった。おどおどしているのが余計に腹が立つ。しかし、私のそんな心情を悟ったのか、後づさりしながら学校方面へ去って行った。微かに酔い痴れそうな甘い香りを漂わせながら、若干見覚えのあるような後姿が視界から消えたのを確認してから、手持ちの絆創膏を、血が滲んでいた右の掌に貼り、再び足を運ぶ。左手も少々痛むが、生憎、絆創膏は傷の酷い右手の分しか残っていなかった。<br>不意に時計の針が目に入った。長針が間もなく二十分を告げようとしている。<br><br>「遅刻は流石にまずいか」<br><br>私は生温かい風を切りながら、学校へ駆けた。<br>
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<link>https://ameblo.jp/3moon1105/entry-11498253586.html</link>
<pubDate>Tue, 26 Mar 2013 07:40:01 +0900</pubDate>
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<title>捻くれGirlと定式Evolve #02</title>
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<![CDATA[ この定まった道を歩いて登校する日々も三年目に突入していた。どんなに深く頭を悩ませていても決して道を間違うことはない。既に体自体が熟知している。<br>私はいつものように、下を向いて歩いていた。鼠色のアスファルトが視界を支配してくる。たまに桃の花びらが落ちたものがあった。くすんだ地面の色とのコントラストで、より濃く鮮やかに見える。しかしその花びらを自らの靴で踏んで汚してしまっても、これといった罪悪感は生まれない。人間は勝手だとつくづく思う。<br>登校も最終段階に入った。この角を右折すれば、学校までは一本道である。やけに道路にはみ出して、トラックの荷台なんかに折られたのか、所々枝が折れている一本の松の木が生えているのが特徴的な、臙脂色の瓦屋根がどっしりと構える純和風な一件の家が目印だ。<br>そして私は、足の方向をやや右にずらす。その時、私は上半身に衝撃を覚えた。<br>
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<link>https://ameblo.jp/3moon1105/entry-11498253313.html</link>
<pubDate>Tue, 26 Mar 2013 07:38:22 +0900</pubDate>
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<title>捻くれGirlと定式Evolve  #01</title>
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<![CDATA[ <br>1.と在る交差点.<br><br>春。<br>非常に鼻がむず痒い。痒い痒い痒い痒い痒い痒い、ただただ痒い。スギの木一本を生かせるために、どれだけの人間を犠牲にしなくてはいけないのか。たった一種の植物を危惧するために、何故我慢しなければいけないのか。謎は解けぬ。<br>ふと見上げれば無垢の青空が延々と広がっている。見事に真っ青。鳴呼、この目にすることが出来ない空気中には、おそらく幾千の花粉が舞っているのだろう。幾つもの汚染物質が散っているのだろう。それをもし、この目で見ることが可能ならば、こんな美しい空を眺めることは出来なくなってしまうのだろう。一面が無数の粒子で埋めつくされているのだ。そう考えると恐ろしくて堪らない。<br>周りを見渡すと、桜並木は延々続いているのだか、肝心の桜は咲かぬ。四月七日という、暦だと立派な春だというのに未だ。淡い桃色をした桜とは裏腹。濃い桃色をした桃の花が至る所に咲き誇る。私はそれは、桜の特権である『春の代名詞』の座を奪おうとしているように見える。<br>時折吹いてくる風で、私の髪が顔を覆い、視界を遮った。まだ肌を刺すような冷たい針が僅かだが残っている。痛い。物凄く痛い。私は黒色のマフラーを一段と強く巻いた。<br><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/3moon1105/entry-11498252738.html</link>
<pubDate>Tue, 26 Mar 2013 07:37:02 +0900</pubDate>
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<title>捻くれGirlと定式Evolve</title>
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<![CDATA[ <div align="center"><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20130326/07/3moon1105/26/ae/j/o0259019412473602032.jpg"><img src="https://stat.ameba.jp/user_images/20130326/07/3moon1105/26/ae/j/o0259019412473602032.jpg" alt="photo:01" width="300" height="224" border="0"></a></div><br><br><br><br><br><br>少女は言った。<br>「恋愛？ そんなもの娯楽よ。人間の身体疲労回復の為のツールでしかないわ。くだらない」<br><br><br><br><br><br><br>.
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<link>https://ameblo.jp/3moon1105/entry-11498252290.html</link>
<pubDate>Tue, 26 Mar 2013 07:34:56 +0900</pubDate>
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