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<title>目黒ガソリンの脳内溶解ブログ</title>
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<title>名盤レビュー#37 ゆらゆら帝国 ｢ゆらゆら帝国Ⅲ｣</title>
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<![CDATA[ ゆらゆら帝国<br>｢ゆらゆら帝国Ⅲ｣(2001)<br><br><br>本来カッコよくなり得ないような題材を、創作力とセンスでもってカッコいい作品に仕上げてしまう人達というのはどの世界にも僅かながら存在する。<br>ゆらゆら帝国はまさにその究極であろう。<br><br><br>彼等は類い稀なる言語感覚と音楽的センスで世に氾濫するダサさの根源を丁寧に掬い取り、多分に偏愛に満ちた視線でそれらを再構築し、一級品に仕立て上げる。<br>「ラメのパンタロン」なんて曲を一切の疑いの余地なくカッコよく成立させることが出来るのは、世の中広しと言えども彼等ぐらいではないか。<br><br>しかし、いくらカッコいいとは言え、この排他的国民性の日本に於いて彼等のような所謂アングラ音楽が広く一般に浸透することは困難を極めるし、そもそもそんなことを求める必要など毛程もない。<br>にも拘わらず彼等は爆発的ヒットこそしなかったが、解散までの長きに亘ってメジャーのフィールドで活躍し続けた。<br><br>そんな狂人の如き離れ業を成すことが可能だったのは何よりも彼等の突出したポップセンスが要因であろう。<br>鼓膜を破壊させる為だけに鳴らされる非常なる轟音の中であっても、脳髄から徐々に全身がとろ～りと溶け出し、半径5メートルの空間をサイケデリックなうねりで包んで歪めてしまうような危うげな音の中でさえも、そのポップさが失われることはない。<br>そしてその生粋のポップセンスは楽曲だけに限ったことではなく、ジャケットやステッカーなどのアートワークにも遺憾無く発揮されている。<br>事実、ボクがゆらゆら帝国を聴き出したのは高1の時だったが、ジャケットのカワイさに釣られて手にしたのであって、このポップさが無ければ、手にするまで更にあと3年は遅れたであろうと思う。<br><br><br>彼等のポップさについて散々書いてから何だが、本当の魅力はそのポップさを笠に着て、その実とんでもないダークさを同じかそれ以上放出させているという狡猾さにある。<br>一筋縄ではいかないねじくれ曲がった楽曲から彼等の人格が透けて見えたかのように思えた瞬間、いとも容易く煙に巻かれ、いつだって彼等は聴く者をひとりぼっちにする。<br>取り残されても不思議とちっとも不快でないその孤独感をボクは"オンリーワン"という解釈にすり替え、寧ろ彼等の真の理解者は自分だけなのだと思い込むことによって、自分自身を救済してきた。<br><br>他人にまで"わかってほしい"とは思わない。<br>所詮クラブのトイレで立ちバックしてるような足りない奴等にはゆらゆら帝国も、そしてボクのことも、何が何やら"頭炭酸"状態だろう。<br>そんな奴等にまで理解してもらおうと思う程ボクはまだ飢えてはいない。<br>そんなもん欲しがるようになったらそれはただの乞食でしかない。<br>ボクは"異常なし"。<br>間違いなく。
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<link>https://ameblo.jp/611213/entry-11567028338.html</link>
<pubDate>Fri, 05 Jul 2013 20:22:16 +0900</pubDate>
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<title>#68 沖縄旅行日記 7/8(日)</title>
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<![CDATA[ 7/8(日)<br><br>正午起床。<br>昨晩は隣のベッドのオジサンのイビキが凄まじかった。俺は別に周りがやかましくても、お構い無しに寝られる体質なので、その点は問題ないが、そうではない点で問題が。<br>そのオジサンのイビキには規則性があって、まず何回か死ぬ程ガギャーガギャーと咆哮→呼吸が数秒間止まって苦しそうな寝息を立てる→(恐らく)呼吸がしやすいように体勢を変える→死ぬかと思ったーって感じでメチャクチャ大きくスゥゥゥーって息を吸い込む。<br>もうコレがおっかしくて堪らん。マッチポンプもええとこやん。ずっと声殺して笑ってたわ。<br><br>それがオモロくて寝られへんねん。しゃあないから、ちょっとトイレでも行って気分転換しようと思って、部屋出てトイレの扉開けたら、中型のゴキブリが一匹。トイレ諦めて部屋戻る、ってなことをしてたら正午に目が覚めました、と。<br>オジサンは1泊だけの予定だったので、俺が起きた時にはすでにチェックアウトしていた。<br><br><br>起きてすぐ、取り敢えずコンビニで軽くメシを買ってきて、今日から3日間ぐらいの予定をざっくり考えつつ食う。<br>今日は前浜のビーチへ行くことに決めた。メシを食い終えたら、チャリンコとシュノーケル一式を借りて、いざ前浜へ。<br><br>一応、地図を見ながら向かっているが、今日も今日とてクソ暑いし、何か遠く感じる。<br>途中、さとうきび畑の間をくぐり抜ける道があったのだが、うまい具合に太陽が遮られてて、下り坂だったのも手伝い、風が気持ちよかった。何となく小学生の頃に嗅いだことのあるような懐かしい香りが辺りに漂ってて、このまま死んでもええなぁと、ちょっとだけ思った。<br><br>そこから更に行くと、道路沿いに海が見えてきた。昨日の池間ほどではないが、まぁそこそこ綺麗だったので写真撮っとこうと思い、チャリを停め、海に近付いていった。<br>初めはちょっと高台のような場所から撮っていたが、少し先へ進むと石段があり、そこから海へ入れるようになっていた。暑いから海に足でも浸けながら撮るかなと思い、ビーチサンダルだったので、そのまま石段を一歩ずつ下りていった。<br><br>「ヌチャルンキュスルッテクンドッゴリンッ!」<br><br>何の音やと思う?<br>一人の人間が石段の泥のぬめりで足滑らせて死にかけた時の音じゃボケェ!!<br>ジーパンからTシャツからデジカメまで泥まみれ。<br>背中と腰強打して、玉袋の裏側までジンジンするし。俺が咄嗟の反射神経で何とか上体を前に反らしたからよかったものの、ヘタしたら頭打って死んでたよ。あんなワケ分からん場所で。まぁそれは別にええっちゃええけど。<br>しかも転倒した瞬間、コンマ何秒かの間に、頭ん中に理科の実験で使うフラスコとシャーレの映像が浮かんだのよ。ワシどっちか言うたら文系やねん。何でそんな何の縁もないもん走馬灯で見ながら死ななあかんねん。<br><br>しかも手の甲が擦り剥けて血ぃ出てもうてて、そこにちょっと泥が付いてるし。こないだ映画「震える舌」観たから、破傷風が怖ぁてしゃあないねん。大丈夫やろうか?<br>ホンマにビーチサンダルと泥の組み合わせは史上最低やな。ビーサン作った奴の戸籍を今すぐ剥奪して、そこらのルンペンに譲渡してやりたいわ、意味無く。<br><br>それにしても「咳をしても一人」ってのは聞いたことあるけど、「死を覚悟するぐらいのコケ方をしても一人」は聞いたことないぞ。笑ってくれる人間すらいない。ハァ。<br><br>あー、そや。ちなみに写真のことやけど、俺は昔っから写真とか嫌いやねん。家族が見たがってじゃかましいから、嫌々撮ってんねん。俺は別に綺麗な海とかも自分の脳内にだけ焼き付ければそれでいいし、それが一番美しいと思ってるから。どうしてもこれだけは言いたかった。<br><br><br>話戻して、まぁそれでかなりヘコみつつも、デジカメの泥だけはちょっと拭き取って、着替えは持ってきてなかったので、泥まみれの服のままチャリに跨がる。<br>走ってるうちに一気にイライラが募ってきたが、それでもチャリを漕ぎ続けていると、道路標識に"前浜"の文字が。三叉路になっていて、右へ行くと"前浜"、左へ行くと"来間島"とある。<br><br>もう多分おかしくなってたんでしょうな。左行ったったんです、わざと。こうなったらとことん自分を追い込んだれ、と。毒を食らわば皿までの精神じゃボケェ、ってことですな。<br>来間島は前浜より更に遠いが、海はかなり綺麗だと聞いていたので、まぁええわ、と。<br><br><br>死ぬ程イラつきながらも、そこから30分ぐらい、宿からだと都合2時間弱かけて、やっと宮古島と来間島を繋ぐ来間大橋が見えてきた。<br>橋に差し掛かると、ドカーーンと、そらぁもう言葉に尽くせぬような海、海、海。リュック・ベッソンの「グラン・ブルー」みたいよ、ホント。<br>昨日の池間もかなり綺麗だったが、この来間もまた違った綺麗さがある。<br>何回見ても感動するね。いや～ホンマにココ、ヤバイ。ココ・ヤヴァイ・シャネルとかいう全然オモロないことを言えてしまうぐらいヤバイ(オドレがヤバイだけや)。<br>あまりにも綺麗だから、このまま橋の欄干に足掛けて、飛び込みたかったもん。泥のことなんかどーでもよくなってしまった。<br>そしてそのなが～い橋を渡りきり、少し行くと遂にビーチへ。<br>テキトーにチャリを放置して、ビーチを全速力で走り、岩場の陰で迅速に着替え、ソッコー海にジャブンと飛び込んだ。気持ち良過ぎる。<br><br>そこでふっと頭をよぎったのだが、海で泳ぐって何なの?って。俺は今モーレツに体が熱いから、それをクールダウンさせる為に海に入っている。別に泳ぐこと、それ自体がさほど楽しいワケではない。体の熱を冷ましたいという、単なる欲求の消化行動でしかないのだ。そんなことの為にワザワザこんなとこまで来るぐらいなら、初めから部屋でクーラーガンガンにしときゃいいんじゃないのか、というミもフタもないことを思い始めたので、それ以上は考えないことにした。<br><br><br>来間の海は池間と違って砂浜海岸だから、珊瑚は殆ど確認出来なかった。魚などの生物も少なかった。<br>そんな中でも一つだけ印象的だった出来事がある。<br><br>海の浅瀬の方を潜ってシュノーケリングしていたら、海中の砂に、びっしり藻のこびり付いた木片がぶっ刺さってて、その木に隠れるようにして、体長20センチぐらいの魚がゆ～っくりと体を揺らしていた。<br>オーッと思い、至近距離で観察するが、一向に逃げる気配もない。つーかめっちゃメンチきってきとる。<br>魚VS俺。メンチ勝負。<br>多分2分ぐらい睨み合った。結果、俺の負け。<br>だってよく見たら模様が黒と変な色のドット柄で、とてつもなくおっかなかったんやもん。<br>弱そうな奴が先にメンチきってきて、何イチビっとんねんつって睨み合ってたら、よく見たら相手の両手どころか眉間にまで根性焼きの跡付いてた、みたいな感じ。おっかないでー。<br><br>あと、まぁどーでもいーけど、泳いでる間中ずっと、ほんの僅かだけ腹痛かったし、ほんの僅かだけ(海パンの裏地の素材によって)チンポ痛かった。<br><br><br>まぁそんなこんなで2時間程泳いで宿に戻る。帰りは特に問題なく、スムーズに帰ることが出来た。<br><br>宿に到着したら18時過ぎ。<br>取り敢えず、すぐに洗濯して、シャワーを浴びる。両腕と顔面が日焼けし過ぎて、かなりヒリヒリする。<br>両腕の皮膚を剥いで、生肌に練り辛子擦り込まれたような痛み。<br>俺は元々の肌が白いので、日焼けしても黒く焼けなくて、全身真っ赤っ赤。こんなにアカいと共産主義者と間違われるわ。<br><br>よく見たら身体中そこかしこにスリキズだらけやし。全身が加護ちゃんの手首状態ですよ。<br>まぁ本来こんな沖縄一人旅なんてするタイプじゃないから、そういった意味では自傷行為やわ。バカみたいに金掛かるし、誰の迷惑にもならん、寧ろ周囲に羨ましがられる自傷行為。<br><br>ほんでまぁシャワーを終え、メシを食いに行く。<br>日も落ちて、多少暑さもマシになっていたので、ちょっと歩いて遠くのメシ屋まで行くかと思い、地図さえ見ずに全くのノープランで出向いたものの、30分ぐらい歩いても、メシ屋の一件も見つからんので、結局来た道を戻り、宿の真ん前の中華屋でチャーハンとギョーザを食う。何をしてるのか、俺は?<br><br>帰りにコンビニに寄って酒買って宿へ。<br>部屋に戻って酒飲みながら、YouTubeで新・一人ごっつのピー助を見る。知らん間に寝てた。<br><br><br>本日のセレクト:<br>･シャネルズ「街角トワイライト」<br>･THE YELLOW MONKEY「パール」「HOTEL宇宙船」<br>･真島昌利「夏が来て僕等」「アンダルシアに憧れて」<br>･JITTERIN' JINN「バイ バイ ハニー」<br>･サザンオールスターズ「LOVE AFFAIR ～秘密のデート～」<br>･銀杏BOYZ「NO FUTURE NO CRY」「援助交際」
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<link>https://ameblo.jp/611213/entry-11298771933.html</link>
<pubDate>Tue, 10 Jul 2012 01:24:26 +0900</pubDate>
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<title>#67 沖縄旅行日記 7/7(土)</title>
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<![CDATA[ 7/7(土)<br><br>13時起床。企画モノのギャル系AV女優が2人掛かりで俺を詰ってくる夢でお目覚め。寝汗びっちょり。<br>蝉がやたら鳴いている。蝉の鳴き声は死を誘発するからイヤだ。<br>つーか沖縄くんだりまで来て、この時間に起きること自体がおかしい。普段と変わらん。<br><br>まず起きてすぐ、昨日洗濯して干しておいた服とかタオルなんかを屋上に取りに行く。昨日は気付かなかったが、買ったばかりのジーパンのケツのポケットの刺繍が、結構な間隔でほつれている。最悪やわぁ。ギャルソンやぞボケェ。フツーにヘコむ。<br><br>まぁそして、それを終え、顔洗ったりなんかしてたら、従業員のオバサンが通ったから、海の綺麗な場所とかを訊いてみた。すると、話しているうちに「一人旅でレンタカーも無いなら不憫だろうから、アタシの車で一緒に行こう」ということに。予期せぬ展開。ありがたく便乗させていただく。<br>すぐに支度を済ませ、車に乗り込む。一旦、オバサンの自宅に寄って、シュノーケルやら必要な物を取りに行く。家の玄関扉に小西真奈美の顔面サイズぐらいある蜘蛛が張り付いててビビった。<br><br>自宅で茶飲んで、メシ振る舞ってもらいながら世間話。俺は明日から石垣島に渡ろうと考えていたのだが、オバサンが「宮古の方が石垣より海が綺麗だから、宮古で海見た後に石垣行ってもあんまりだと思うよ」と言うので、取り敢えず追加であと1泊することに決めた。<br>話してるうちに、今ぐらいの時間に海行ったら干潮だから丁度いいってことになったので、そそくさと海へ向かう。<br><br><br>俺の運転で池間島のビーチへ。車中、オバサンの軽い島田紳助批判などを聞かされながら向かう。<br>車を走らせること30分。遂に池間大橋に差し掛かった瞬間、辺り一面に眩いばかりの海が広がっているのを確認出来た。素直に感動した。小泉純一郎の5倍感動した(大したことないやん)。<br><br>スゴイね、アレ。あまりにもスゴ過ぎて、今、間違って"ズゴイ"って打ってもうたぐらいスゴイよ。<br>オーシャンブルーっつーの?ラムネの瓶みたいな色が、一面にドカーンと広がってるみたいな感じ。これじゃ分からんな。もうええ。こんなん説明するもんでもないし。自分で足を運びもせんと、他人に細かいディテールを要求するなんて傲慢も甚だしいわ。知りたかったら自分で見に行きさらせ!<br><br><br>んでビーチに着いたら、シュノーケル付けて泳ぎまくる。<br>池間は珊瑚が豊富らしく、様々な種類の珊瑚を見ることが出来る。ちゃんと珊瑚を見たのは殆ど初めてだと思うが、これもまた感動。<br>アレの魅力って、ちょっとだけ形状がグロいことじゃないのだろうか。とにかく完成されたグロさなのよ。<br>チンパンジーの脳髄とか、肺に出来た腫瘍、はたまたクリトリス2000個集めたような形状の珊瑚がそこかしこに。ええやないの。ボクちゃんチンコビンビン(なるかボケェ!)。<br><br>珊瑚だけでなく、魚も極彩色に彩られた鮮やかな色のやつがいっぱい見れた。ただナマコだけは気持ち悪かったなぁ。あんなもんバクシーシ山下に持たせたら、とんでもないことに使いそうな代物やで。<br><br>あと、海に潜っていたら珊瑚の隙間にコーヒーの空き缶が挟まっていた。かなり綺麗な海なだけに、普通ならイヤな気分になったりしそうなもんだが、俺は何故かその空き缶が、この海から生まれた神の与え賜いし産物というようなイメージが湧いてきて、神々しく思えた。思っちゃったんだからしょうがない。BOSSのレインボーマウンテンだったからそう思ったのかな(デザイン的にね)。まぁ地元民にしてみりゃ迷惑だろうけど。<br><br>ただ、一つ気付いたのだが、そういった自然に触れて、本当に感動してはいるけども、「オバサンのところに戻ったら何か気の効いたことを言わなければ」というワケの分からん使命感か気遣いのようなものを抱え込み、泳ぎながらも何て言おうか考えてるのよね。別に素直に思った通り言えばいいのにね。<br>シンジが綾波に言ってたじゃない。「笑えばいいと思うよ」って。<br><br><br>まぁそんなこんなで2時間近く泳いだりして、宿に戻る。<br>それにしてもオバサンめっちゃええ人やったなぁ。俺が泳いでる時とかも、ずーっと岩場の陰で待っててくれてたし。<br>何から何まで必要な物全部タダで用意してくれて、おまけに中学生レベルの俺の泳ぎ見て、「うまいねー」連発。「浮き輪で泳ぐ子も多いのに」と、物凄い下のレベルと比べて、それがあたかもイアン・ソープの泳ぎを見たかのように誉めてくれる。甘やかすねぇ俺を。<br>「"ホンマ"って方言は何て意味なの?」と、心底不思議そうな顔で訊いてきたのと、俺が宮古島のことを沖縄と言うと、即座に「宮古ね」と訂正するのが印象的だった。<br><br><br>宿に帰ったら、部屋に新しい客が入っていた。と言うのも、俺の部屋は元々4人まで入ることの出来る相部屋なのだが、昨日は俺1人だけで個室扱いで使わせてもらっていた。そこへ今日、1人新規の客が入ったというわけ。<br>40歳らしく、元は北海道に住んでいたが、数年前から沖縄の島々を転々として、そこに何年か住みながら働いているオジサン。<br><br>1時間かそこら話していると、用事があるからと出て行った。俺もシャワーを浴びて、メシを食いに出掛けた。<br>入った食堂の本棚に「喧嘩商売」が置いてあって、宮古島に来ていることなど完っ全に忘れて、読み耽ってしまった。朝までゴムテレビが収録されている巻だったので、それもしょうがあるまい。食い終わってもずっと読んでいたので、食堂のババアが鬱陶しそうにしていた。<br><br>宿に戻る途中、コンビニで酒を買って帰る。ふと空を見上げると月がめちゃくちゃデカく見える。カール・ルイスのキンタマぐらいデカかった(知らんけどデカそうやん)。星もはっきりと見えて、それなりに綺麗だった。<br>部屋に着いたが、まだオジサンは戻ってなかった。一人寂しく酒を飲む。<br><br>深夜2時過ぎぐらいにオジサンが戻ってきた。新しい職場の人達に歓迎会をしてもらっていたらしい。<br>ノータリンのジジイが出会い系のサクラを真に受けて、いつまでも待ち合わせ場所で突っ立ってるような気分で、喋りたくて待ってたのにー。一人でそこそこ飲んでもうたから、もう眠いわ。話もそこそこにオヤスミナサイ。<br><br><br>本日のセレクト:<br>･PINK「DON'T STOP PASSENGERS」<br>･森高千里「私の夏」<br>･FLYING KIDS「風の吹き抜ける場所へ (Growin' Up, Blowin' In The Wind)」「男の子でも女の子でも」<br>･宮尾すすむと日本の社長「メンフィスでGo! Go!」
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<pubDate>Sun, 08 Jul 2012 03:03:05 +0900</pubDate>
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<title>#66 沖縄旅行日記 7/6(金)</title>
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<![CDATA[ 7/6(金)<br><br>11時30分那覇空港到着。<br>空港を出たらすぐ、全ての生き物を焼き尽くすような太陽光に曝される。死ぬ程暑い。絶対に気温70度はあった。<br><br>まず空港からちょっと歩いた場所にあるソーキそばの店へ向かう。地図で確認した感じではちょっと歩けば着く感じがしていたが、暑さと荷物の重さも手伝ってバカみたいに遠い。<br>周りを見渡せば、みんな車かタクシーで移動している。バカ面下げて歩いてる奴なんて一人もいない。世界中で俺だけ。<br>機内で真後ろの席に座ってたクソガキが、俺の座席をガンガン蹴ってきて、全く落ち着かなかったイライラまで蒸し返してきて、相乗効果で無性にイラついてきた。ずっと小声で「クソボケェ」とか「クソが…」とか呟きながら歩く。世界中で俺だけ。<br><br>目的地へと向かう途中、あまりにも喉が乾いて、自販機を探すが、全然見付からない。空港で茶でも買っときゃよかったと後悔。<br>かなり歩いてやっと自販機を発見。沖縄限定のヘッポコジュースで水分補給。<br><br>それでも更に更に歩いて、やっとそば屋に到着。多分1時間ぐらい歩いた。<br>数ある店の中から何故この店を選んだのかと言うと、ソーキそばに紅しょうがが添えられている写真が、観光ガイドに載っていたから。そのガイドブックには多数の店舗が掲載されていたが、紅しょうがが添えられているソーキそばの写真はその店しか無かった。沖縄っぽくてええやないかと思い、決めた。<br><br>喜び勇んで注文し、ズルズルと食いに食う。やっとの思いで店に着いたという達成感で全く気付かなかったが、紅しょうがなんて添えられてなかったということに食い終わってから気付く。<br>よく見ると、自分の席の真ん前に常設されている紅しょうがのケースが…。セルフかよ…。紅しょうが無しの店やったら空港内にもいっぱいあったやん。死ぬような思いでここまで歩いたのに何の意味も無くなってしまった。<br><br><br>もうええ。胸クソ悪い。こうなったら本島なんかには用は無いんじゃ。さっさと宮古島へ渡ろう。<br>そば屋の姉ちゃんにどうやって行けばいいのか尋ねると、飛行機かフェリーで行けるとのこと。じゃあ安い方がいいやと、フェリー乗り場までの道を教えてもらい、店を後にする。<br><br>教えてもらったフェリー乗り場まで徒歩だと30分ぐらいは掛かるらしい。<br>暑い～ダルイ～と思いつつも歩いていると、ある道路標識に目が留まる。<br>「漫湖→(コチラ)」。マ×ココチラって…。絶対行くやん。みんな行くやん。沖縄中から男集まるやん。島んちゅがマ×コチューチューするやん。島人ぬ宝ってコレのことやん。<br>更に驚いたのが、「漫湖」の文字の下に英訳のルビが振られていて、「MANKO WETLAND」だって。マ×コがウェットはアカンやろ。もうすでに濡れとんかい。絶対行くやん。みんな行くやん。日本中から男集まるやんマジに。<br><br>そんなことを考えながら歩いていると、フェリー乗り場に近付いてきた。コンビニで沖縄名物だと思われる"さんぴん茶"とかいう、その名の通りホントにドサンピンな消毒液風味の茶と、ライターとタバコを購入。店員がライターをレジに通し忘れたまま会計してた。ラッキー。沖縄に来て初めて嬉しいと思った。<br><br>んで、そのドサンピン茶を飲みながら歩いていると、フェリー乗り場に到着。すぐチケット売り場に向かうと、もう腰骨が砕け散るかと思ったけど、何と宮古島行きのフェリーってのは、とうの昔に廃止になってる、と。今は飛行機でしか行けないんだ、と。<br>マジか…。また空港まで戻るの?ボクちゃんを歩かせるの?<br>放心状態でボーッとロビーの椅子に沈んでいたら、ホウセンカの種を軽く潰したような顔の、いかにも怪しげなジジイが声を掛けてきた。<br>インド旅行の時のように、有無を言わさず「NO!」って叫んでやろうかとも思ったが、まぁ取り敢えず話をしてみることにした。<br>すると、俺が困っていることを知り、親切にも宮古島に住む知り合いに電話して飛行機の運賃を訊いてくれた。片道4000円程度とのこと。で、空港まで送ったる、と。タクシーで1000円ポッキリや、と。<br>ワレもインド人と同じ姑息な手口かい!と思ったが、もう歩く気力も無かったので、ボッタクリなのか良心的なのかよう分からん金額を支払い、空港まで行ってもらうことに。<br>車中、ホウセンカが「何で宮古島なんか行くの?本島の方がいいよ絶対」みたいなことをごり押ししてくることに始まり、最終的には「バカなんじゃないの?」的な軽い罵りにまで発展。しんど過ぎて何も言い返す気になれず。車内禁煙やし。あﾞーもうシーサーに喉笛咬み千切られればいいのに。<br><br><br>色々あったが、空港到着。宮古島までの航空券の手続きをしに行ったら、「只今、夏料金となりますので片道1万円になります」とかいう意味プーなことほざかれた。ふっざっけんなっ!!どないなっとんねんこのボンクラ島はよおっ!!島ごとパイルドライバーして海に沈めたろかっ!!<br>えー断言します。沖縄人はウソツキです。<br><br>いや、ええねん、全然1万円でも。ただ最初に4000円て聞かされてからの1万円は何かイヤやん?<br>とは言え、どうにもならんので、まぁもう別にどうでもええわと半ばヤケクソで航空券を購入。搭乗が16時30分なので、2時間近く空港で待ち。<br><br><br>17時30分宮古島到着。<br>レンタカーで移動しようと思ったが、空きが無いとのこと。マジか!?<br>変な意地でタクシーを使わないと決め、歩くことに。とっとと宿探そう。<br>歩けども歩けども、死を誘うような暑さと、くっだらないさとうきび畑しかない。<br>途中、意識が朦朧としてきて、たまたま視界に入った工場の入口に積まれてる石砕の山におもっくそダイブしたい衝動に駆られた。<br><br>そんなこんなで、これまた1時間ぐらい歩いて、ようやく市街にある安宿へ到着。<br>満室だとよ。しかも「この辺の宿はどこも満室だと思うよ」などという耳を疑う台詞まで従業員から飛び出す始末。マジか!?この俺に野宿をさせるってか!?無理無理。ばっちいばっちい、そんなもん。<br>つーかそれより何より気になったのは、その満室だった安宿(ドミトリーのゲストハウスとか言うらしい)の従業員の女がカワイかったってのと、宿泊客みんなでワイワイしてる感じ。何か分からんけどクソッて思った。<br><br>まぁでもそんなこと思っててもしょうがないので、ケータイを駆使して必死で宿探し。やっとの思いで一件、空きがある安宿を見付ける。時間も時間だったので、すぐにタクシー拾って直行。<br><br><br>その宿の従業員のオバサンは何となくホワ～ンとした感じのいい人だった。<br>宮古島に2日ぐらいは滞在する予定だと告げると、じゃあ2泊してもいいよとのこと。明日の宿は確保出来た。個室で1泊3000円。<br><br>一通り手続きを済ませ、近所の食堂でメシ食って、帰ってきてすぐにシャワーを浴びる。<br>部屋に戻り…何にもすることが無い。部屋にはテレビすら無い。<br>まぁ酒飲むしかないなとコンビニに買いに行く。一人、部屋でチビチビ飲んでたらモーレツに死にたくなってきた。俺は何をしてるんだ?<br><br>あの満室で断られた安宿みたいな感じだったら、話し相手もいるから、少しは気が紛れたんだろうけども、ここはそういう感じの宿でもないからなぁ。<br>途方に暮れ、そして気が狂いそうになっていた矢先、玄関先でタバコを吸っていたら、同じ宿に宿泊している4人組の女の団体と遭遇。年の頃なら30前後。<br>すぐさま一緒に飲もうと声を掛ける。向こうはシャワーを浴びに行く途中だったので、自分の部屋番号を教えて、終わったら呼びに来てもらって一緒に飲もうと約束する。<br>まぁ～深っか～い時間まで待てど暮らせど来る気配も無いわ。…死んでいいっすか?<br>ふて寝。<br><br><br>本日のセレクト:<br>･エド&amp;じゃがたらお春「うまくいかない (何もかもは)」<br>･JAGATARA「みちくさ」「ゴーグル、それをしろ」<br>･MESCALINE DRIVE「ABSOLUTELY SWEET MARIE」<br>･RCサクセション「SUMMER TOUR」<br>･THE STREET SLIDERS「Blow The Night!」「Downtown Sally」<br>･THE真心ブラザーズ「Let's 感動」「龍巻のピー」
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<pubDate>Sat, 07 Jul 2012 05:04:03 +0900</pubDate>
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<title>#65 沖縄旅行日記 7/5(木)</title>
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<![CDATA[ 7/5(木)<br><br>ビョーキだ。ヤバイぐらい死にたくなってきた。どうしよう。<br>そうだ、沖縄へ行こう。<br>じゃあもう車で行っちゃおう。兵庫県から?いや無理無理。<br>現実的に考えて飛行機。じゃあ航空券取っちゃおう。<br>はい、取りました。明日出発。<br><br>てなわけで明日から沖縄。<br>今日決めて即、明日から。<br>初・沖縄、完全一人旅、しかも宿なんて予約してないし、何の予定も立ててなけりゃ、滞在期間なんてナンセンス。<br>沖縄に何の幻想も抱いてないし。<br>何で行くのかもよく分からない、現実逃避?<br>しかも急に思い立ってそういうことしちゃうタイプでも全然ない。<br><br>よーし、じゃあまずGジャンの袖をジョキジョキ切って、今来てるTシャツ脱いで、素肌にそれをんしょんしょと着込んで、と。<br>みんなーいくよー、(5000デシベルの大声で)せーの!!ワイルドだろぉ～?<br>つーかただぶっ壊れてるだけ。<br><br>取り敢えずこの場所に居ても死にたくなるだけだから、どっか行っちゃおうってことなのかな?<br>のだめよろしく「ワーープ!!」つって。にしても…。<br><br>ハイロウズ「胸がドキドキ」+フォークル「悲しくてやりきれない」+泉谷「白雪姫の毒リンゴ」+スチャダラ「GET UP AND DANCE」+電気「N.O.」+SFU「アンチェインのテーマ (入院ヴァージョン)」をジューサーミキサーにぶち込んでグッチャグチャにして、胃袋に流し込まれてるような気分。<br><br>まぁいい。<br>明日は朝早い。寝よう。
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<link>https://ameblo.jp/611213/entry-11296194373.html</link>
<pubDate>Sat, 07 Jul 2012 05:01:01 +0900</pubDate>
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<title>#64 一番偉い人へ</title>
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<![CDATA[ 岡崎京子の名作「ヘルタースケルター」を数年振りに読んだのだが、以前とは違う読後感だった。<br><br>何せ数年振りなので、以前読んだ時にどう感じたかハッキリと思い出すことは出来ないが、主人公の姿や生き様に自分自身を投影して、解ったような顔をしていた気がする。<br>主人公"りりこ"は、欲に塗れた現代社会のスケープゴートだとか、全人類にとってのミューズだとか、誰もが"りりこ"と同じだとか、妙にシリアスぶった風なことを思っていたに違いない。<br><br>今回、改めて読んでみたが、確かにそういった側面はあると思う。<br>でもボクはもうシンプルに、ヘドが出そうな薄汚ねぇ話だな、と感じた。<br><br><br>数年前とは明らかに違っている。<br>当時のボクは恐らく、自分自身が何なのかをカテゴライズしないと不安だったのだと思う。<br>そしてその不安を取り除く一番簡単な方法が、マンガだとか映画の主人公に自分自身を重ね合わせ、俺はコイツと一緒だ!と思い込むことだった。<br>しかもその対象は悲劇的であればある程、充足感を得ることが出来た。<br><br>「俺はオマエ達とは違う」<br>周囲に溢れる天井知らずのクルクルパー共と俺は決定的に違うんだ!<br>自分が何なのかも解っていないのに、その思いだけは大きくあった。<br>「ヘルタースケルター」は、常に抱いていたその思いをそっと肯定し、より強固なものにしてくれた。<br>そしてその肯定こそが、非力なボクが唯一、間接的にソイツ等の脳天を叩き割ることの出来る手立てに他ならなかった。<br><br><br>今は違う。<br>周りの状況は数年前と大して変わっちゃいないが、ボク自身が変わった。<br>もう悲劇的な人生は諦めた。<br>自分が何かなんて死んでも解らないだろうし、ボクはもう興味がない。<br><br>敢えて言うならば、ボクはウンコにすらなれない、ただの道端の石ころぐらいの存在だろう。<br>だからもう"りりこ"と自分自身を重ね合わせることに意味が無くなったのだ。<br>もう無理して解ろうとしなくていいんだと思えたからこそ、ボクは道端の石ころの立場から、全く臆することなく、薄汚い話だと思うことが出来た。<br><br>だからと言って、「俺はオマエ達とは違う」という思いが消えたわけではない。<br>寧ろ今でもそれは強く持っている。<br>石ころには石ころなりのプライドがあるのだ。<br>ただ、その思いを肯定してくれるのは、あまりにも悲劇的な人生の"りりこ"ではなく、そこいらの石ころみたいな人生の"誰か"なのだろう。<br><br><br>最後に、薄汚い話だとか言ってはいるが、単純に物語としては最高に面白いということは付け加えておきたい。<br>ヘドが出そうな薄汚ねぇ奴等のオンパレードで最高、ってこと。<br><br>あと、"りりこ"に感情移入しなくなったのは確かだが、部分的にかなり共感に近い感情が芽生えた箇所がある。<br>それは"りりこ"のモノローグである。<br>岡崎京子の作品はどれもモノローグが秀逸だが、本作では特にそれが顕著だ。<br><br>「あたしは絶対にしあわせになってやる じゃなかったらみんな一蓮托生で地獄行きよ」<br><br>「私は私を愛するような人間を愛したくはない」<br><br>「思いきり思いやりのないことをしてやるんだ 徹底的に」<br><br>素晴らしい!
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<link>https://ameblo.jp/611213/entry-11294654104.html</link>
<pubDate>Thu, 05 Jul 2012 09:33:23 +0900</pubDate>
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<title>名盤レビュー#36 INU ｢メシ喰うな!｣</title>
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<![CDATA[ INU<br>｢メシ喰うな!｣(1981)<br><br><br>町田町蔵(現・町田康)が在籍した伝説のバンド、INUの唯一のスタジオ録音のオリジナルアルバム。<br>日本ロック史に残る不朽の名盤。<br><br><br>高校ん時に手に入れてから現在に至るまで、何度も何度も聴いた。<br>ツレがよく町蔵の物真似で、おぉぉまえはぁぁぁライトサイダぁぁぁつって歌ってた高校時代が懐かしい。<br><br>あの頃、ボクはまだまだ何も知らなかった。<br>何も知らないのに、全てを知ったような顔して他人を見下していた。<br><br>あの頃、難解で何だか分からなかったけど、パンクってだけで何とな～く聴けていた町蔵の詞。<br>今は少しだけ解るようになってしまった。<br><br><br>"それが良くないのは分っているが 頭痛のボリュームはいつも最大 苛立ちを何とかするには 穏やかに死んでいくしかない" by フェイド・アウト<br><br>"おまえの頭を開いてちょっと気軽になって楽しめ" by つるつるの壺<br><br>"俺はおまえを正確にやる" by おっさんとおばはん<br><br>"おまえらみんな白痴のように夢の中" by 夢の中<br><br>"俺の存在を頭から打ち消してくれ 俺の存在を頭から否定してくれ" by メシ喰うな!<br><br>"偽善の快楽と安らぎが少しだけ欲しいなら 俺の家に来い" by 305<br><br>"何もおかしいところは無い 全く当然の事ばかり むしろ異常なのはおまえ自身 むしろ環境とはおまえ自身" by メリーゴーラウンド<br><br>"ええ加減にせんと気い狂て死ぬ"<br>"簡単に物が在って 簡単に手に入らない 手に入ったところで おまえのものにはなりえない" by 気い狂て<br><br><br>あの頃に戻りたいと最近よく思うようになった。<br>何一つ満たされてこそいなかったけど、今みたいに知らなくていいことまで知らないで済んでいた。<br><br>無知になりたい。<br>五感を全て叩き潰して欲しい。<br>町蔵の詞を漫然と聴き流せていた頃の自分が欲しい。<br>アイツ等と一緒くたにされるぐらいなら、俺の存在を頭から打ち消して欲しいし、頭から否定して欲しい。<br><br><br>多分この先もっともっと知りたくないことを知っていく。<br>その時ボクは、穏やかに死んでいくのか、頭を開いてちょっと気軽になって楽しむのか。<br>いずれにせよこのままでは、ええ加減にせんと気い狂て死ぬ。<br><br><br>蛇足だが、INUは結成間もない頃、腐れおめこというバンド名だった。<br>今のボクはこの名前を笑うことさえ出来ない。
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<link>https://ameblo.jp/611213/entry-11290883826.html</link>
<pubDate>Sat, 30 Jun 2012 21:02:19 +0900</pubDate>
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<title>#63 メシ喰うな!</title>
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<![CDATA[ ボク、メシとか基本的にどーでもいいんです。<br>あ、今回はメシに纏わる話ね。<br>メシみたいなもんはホンマにどーでもいい。<br>死ぬまでジャンクフードだけ食えりゃいい。<br>健康を気にして生きる程、未来に望みも無いし、それよりもまずそんなこと気にして生きてる奴なんてダセェし。<br><br>そりゃウマイに越したことはないけど、高級である必要なんて勿論無いし、まぁ最悪別に多少マズくても食えりゃいい。<br>ボクはそもそも、1回のメシで3万とか遣うことは考えられないが、200万のギター買う奴の気持ちは解るという価値観なので。<br>まぁでも、自分ではしないにしろ、ウマイものに金遣う人間の気持ちはまだ何とか理解を示せるから良しとしよう。<br><br><br>そんなことよりも許し難いのは、「あー腹減ったー」って、みんな何ですぐに言うのかってこと。<br>うっせーわ。<br>いや、もっとクールに、五月蝿いわ。<br>知らねーよこっちは、んなこたぁ。<br>ちょっと厳し過ぎるかもしらんけど、死ねっ!ぐらい思ってるよ、ボクは。<br><br>まず、すぐにそういうこと言う奴ってのは、十中八九バカ面している。<br>そしてツラだけならまだしも、内側から本当にバカで尊敬に値しないような奴ばっか。<br>例えば、まぁ何でもいいけどロックアーティストのドキュメンタリーがあったとしましょう。<br>んで、その作品中、主役のアーティストが、「腹減ったー」って何回も言ってるシーンがあったら、見てる人間は何故かソイツのこと尊敬出来ないでしょ?<br>この人バカなのかな?って思うでしょ?<br><br>まぁこれは感覚的な話になるけども、人間の三大欲の中でも食欲ってのは、取り分けバカっぽいのよ。<br>性欲と睡眠欲は剥き出しにしててもまだ見ていられるが、この飽食の時代に食欲剥き出しの奴ってのは正視出来ない醜さがあるね。<br><br>何か言うたらメシメシ、二言目にはメシ。<br>オマエ等はもっと先に欲するべきものがあるんじゃないのかと、いらぬ心配をしてしまいたくなる。<br><br>自分が少食だからってのはあるが、ホントにメシばっか食らう奴は男も女も大っ嫌い。<br>ガサツそうなイメージもあるし。<br><br><br>まぁ今回メシをテーマに書いてはみたものの、ただ感覚的に嫌いなだけだから、バシッとまとめるような言葉が見付からないんだけども、まぁ何かあるとすれば、メシメシ言ってる奴は幸せ者ってことですかね。<br>ボクはそんなんより欲してる物が山程ありますから。<br>んー初めて言うけど、アイツ等はリア充です(恥ずかしー)。
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<link>https://ameblo.jp/611213/entry-11290591168.html</link>
<pubDate>Sat, 30 Jun 2012 14:21:34 +0900</pubDate>
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<title>#62 こんな風に過ぎて行くのなら</title>
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<![CDATA[ カラダが腐ってきている。<br>これ、カタカナ表記なのがミソで、身体的にどーのこーのという話ではないってことをお分かりいただきたい。<br><br>もうボクあきまへん。<br>んー、何つーの、終わった、みたいな?<br>すごーくダメになっていってるの、日々。<br>右半身から徐々に腐っていってるの。<br>もうあとマトモな場所、左足の爪先ぐらいしか残ってないと思うの。<br><br>思わせ振りにメタファー散りばめちゃって申し訳ないけども、こうでもせんとポップに仕上がらないから。<br>バター犬もゲロ吐いて逃げるようなハードコアだから。<br><br><br>具体的に何がダメかは、まぁね、ちょっと公序良俗とか世間体とか色々しがらみがありますから、いや、そんなもんこの痰壺ブログにあるわきゃないけど、要するに書きたくないのね。<br>書きたくなきゃ、書かなきゃいいんだけど、ま、ちと書きたい、みたいな?<br>つーかそんなことまで誰かにゴチャゴチャ言われる筋合いねぇよ、みたいな?<br><br><br>だからちょっとだけ書くけども、何がダメか、ざっくり2つ。<br>まず、ひとーつ。<br>ボク、もう生身の人間にちょっと脅えてるね、最近。<br>単純に恐い。<br>お前もか!お前もか!って感じで、みーんな信じられない。<br>一番ヤバイな～と感じたのは、今朝起きて、飛蚊症で視界を黒い線が横切った時に、お前もか!って思ってしまったこと。<br><br>今のボクちゃん、素直に人の言葉を体内に吸収することが出来まへん。<br>音楽でも文章でも映画でもいいから、一旦、表現というフィルターを通してからでないと何も信じることが出来まへん。<br><br>最近つくづく思う。<br>真実か嘘かなんて大した問題ではない。<br>その言葉を自分自身が信じたいかどうかが重要なのだ、と。<br>もう現実はいいっすわ。<br>ボク、虚構の世界を信じまーす(あのガンダムの有名なやつの感じで読んでね)。<br><br><br>そして、ふたーつ。<br>そんなプチ対人恐怖症気味のボクでも、ワケ分からん方達にただ屈するのは御免蒙りたいので、少なからず抵抗はさせてもらう。<br>まぁ一矢報いるっつーんですかね。<br>もう平気でペラッペラ嘘ばーっか吐いてますわ。<br>ペラペラペラオですわ。<br>ちゃうけど。<br><br>嫌いやわ～、自分のことが。<br>もっと正確に言うと、嫌いな人間になっていってるわ～。<br>まごうことなきクズ。<br>思い切り深くダメ。<br><br>こんなんなる予定じゃなかってんけどなぁ。<br>なーんか悲しいけど、もうどうでもええわって開き直っとこーっと。<br>しゃあないよなぁ、こればっかしは。<br><br>だって「彼岸島」とか「アイアムアヒーロー」とか、フィクションやとばっかり思ってたけど、アレってまぁまぁ現実みたいなもんやん。<br>そんなん考えたら、なーんかちゃんとするのも馬鹿らしいし、みたいな?(うるせぇっ!)
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<link>https://ameblo.jp/611213/entry-11289377528.html</link>
<pubDate>Thu, 28 Jun 2012 23:09:23 +0900</pubDate>
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<title>名盤レビュー#35 中島みゆき ｢愛していると云ってくれ｣</title>
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<![CDATA[ 中島みゆき<br>｢愛していると云ってくれ｣(1978)<br><br><br>中島みゆきの天才性を今更語るのは野暮な気がして、二の足を踏んでしまいそうになるが、やっぱり少し語りたい。<br>この人の残した功績に対して、世間(特に権威あるとされている音楽誌)の評価があまりにも低過ぎると感じるから。<br><br>この人の凄いところは、デビューから現在に至るまで、殆ど変わらないテーマを歌い続けていること。<br>人を愛する美しさや醜さ、人間の業など。<br>これをマンネリだとかぬかすうつけ者には、そっと背後から忍び寄って、耳の裏側をライターで炙ってあげたい、ってぐらいマンネリ化していない。<br>よくもまぁ同じようなテーマで、これだけリスナーを飽きさせないシチュエーションを創作出来るものだと、その潤沢な才能に嫉妬する。<br><br>中島みゆきはデビューしてから約40年近くもの間、同じテーマで歌い続けている。<br>ここに何の意志も介在していないとはちょっと考えにくい。<br>ボクが考えるに、この人は使命感で歌っている気がする。<br><br>ボクがよくヤダなぁ～と感じるのは、アーティストがある一定のキャリアを積むと、歌の世界観が広がり過ぎることだ。<br>翼を広げて大空高くとか、大地の声を聞いてとか、そんなん共感出来るかよ(ちなみに「地上の星」とかは一聴すると、まさにそれっぽいが、詞をキッチリ読むと全然そんなことはない)。<br>歌ってる本人ですらちゃんと分かってないんちゃうかと思うぐらい、ふわふわした実体の無さ。<br>アレはだいぶタチ悪いオナニーやな。<br>もちょっと使命感を持って欲しい。<br><br>そういった意味で、中島みゆきは自分が歌うべきテーマから逃げていない。<br>それでいて、あれだけ高いクオリティーを維持し続けるのは、そらぁもう恐ろしいことですよ。<br>心から尊敬する。<br><br><br>"ひとの不幸を 祈るようにだけは なりたくないと願ってきたが 今夜 おまえの幸せぶりが 風に追われる 私の胸に痛すぎる" by 怜子<br><br>"恋の終わりは いつもいつも 立ち去る者だけが 美しい" by わかれうた<br><br>"あたしが出した 手紙の束を返してよ 誰かと 二人で 読むのは やめてよ"<br>"バカだね バカだね バカだね あたし 愛してほしいと 思ってたなんて" by 化粧<br><br>"あたしは とても おつむが軽い あんたは とても 心が軽い" by あほう鳥<br><br>"今度 また来るからと おまえの目を見ずに言うと そうか いつでも 来てくれよと そのとき おまえは 昔の顔だった" by おまえの家<br><br><br>女性の詞を読んだ時、大抵はへぇ～こんなことを考えてるのかぁ～と、男性であるボクは思うわけです。<br>すごく個人的なことかもしれませんが、中島みゆきの詞だけは、そういった感心よりも、共感に近い感情が湧いてくる。<br>ただ単にボクが女の腐ったような性格をしているだけなのか、それともこの人の詞には性別を超えた人間の本質が描かれているのか、もうなんか冷静に判断出来ない。<br>そのどちらもって気もするし。<br><br><br>とにもかくにも、ただ聴くだけでこんなにも痛みを伴い、疲弊する曲は世の中探してもそうは見付かりません。<br>真夜中に発泡酒をちびちび飲みながら、中島みゆき聴いて啜り泣く様は、死んでも誰かに見られたくはないが、意外と自分では気に入っている。
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<link>https://ameblo.jp/611213/entry-11284839587.html</link>
<pubDate>Sat, 23 Jun 2012 15:03:23 +0900</pubDate>
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