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<title>BL小説ブログ　「スウィートラヴァー」</title>
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<description>BL小説です（汗）恋愛自体に免疫がない方や、男同士の恋愛に抵抗がある方は速やかに退場してくださいね。誹謗・中傷等はチキンなのでしないようにお願いします。</description>
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<title>淫欲の虜ー番外編ー（遠い日の記憶～駿河　秋利）</title>
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<![CDATA[ <div class="novel_view">幼子が二人。<br>レースをふんだんに使った可愛らしいピンク色のワンピースに赤い靴を履いた女の子と、服装から見れば、男の子に見えるヒーローもののTシャツに半ズボン、運動靴を履いた「女の子」。<br>片田舎の夏の遊び場は専ら神社の境内で、かくれんぼや鬼ごっこ、人数が多ければ多いほど、朝から夕方まで家に帰るのも忘れて駆け回っていた。<br><br>ーだが、この時は違った。<br><br>理由は覚えていないが、その時二人は夕方以降は入ってはいけないと言われていた境内の裏手にある森の中に居た。<br>幼い子が親の言い付けを破ってするものなど、たかが知れているが、その時の二人にとってはとても重要な事だった気がする。<br><br><br><br><br><br>夏とはいえ、油断していると陽が傾くのは案外早く、気がつけば辺りは薄闇に包まれそうになっていた。<br><br>「ねぇ。暗くなってきたよ。帰ろう？」<br>「まだ大丈夫よ！秋利、弱虫なんだ～」<br>「違うよ！ママの言い付け破ったら怒られるよ！」<br><br>女の子よりも可愛らしい顔立ちの秋利は、服装だけでも男の子っぽい物をと母親が戦隊ヒーローがプリントされている服を無理矢理着せている為、見た目は「女の子」が好んで男の子っぽい服装をしているように見える。<br>一方、お姉さんぶった態度で秋利を笑った女の子は、秋利の従姉妹で同じ幼稚園で同い年の薫といって、顔立ちは秋利より大人びているものの、姉妹と言っても良い程のそっくりな造りをしていた。それが、下卑た男達のかっこうの餌食になるとも知らず、二人は良くこうして森に来ていた。<br><br>「あれぇ？お嬢ちゃん達、こんな所で何してるの？」<br><br>迫り来る闇に怯えていた秋利の背に、舌舐めずりでもしそうな野蛮な出で立ちの男が声をかけてきた。<br>如何にも心配そうな言葉で近寄って来ると、薫と秋利を交互に見てニンマリと笑う。<br>その顔が赤ずきんに出てきた狼の様で、秋利はひっ！と叫ぶと薫の背に隠れた。<br>男たるもの、女を守れ！と厳しい躾をしている父親に見られたら、拳骨ではすまないなと思いつつも、同い年でもしっかりしている薫は、そんな秋利を庇う様に両手を広げて男を睨みつける。<br><br>「秋利！私の側から離れちゃダメだからね！」<br>「うん・・・」<br><br>「知らない人についていってはいけません！」と口を酸っぱくするほど言われていた秋利にとって、突然現れた男の存在は震えあがるほどの恐怖である。一定の距離を置き、薫の勇敢な態度を目を細めて眺めている男が、ふと後ろに目配せをしたのを秋利は気がついていた。しかし、それが何を意味するものかを察する程、秋利は大人ではなかった。<br><br>「あっ・・・！」<br><br>背後から伸びて来た太い腕が、秋利の脇をガッチリと掴み抱えられる。いとも簡単に薫から引きはがされてしまった秋利は、自分に何が起こったのか瞬時に理解出来ず急激に視界が高い位置に来たのに目を丸くした。振り返った薫の顔が驚きに見開かれているのを見て、やっと自分が知らない男の人に抱え上げられたのだと悟る。<br><br>「秋利！！」<br>「薫！」<br><br>手足をバタつかせ、なんとか男の手から逃れようと試みるも大人の手から容易に逃れる事が困難である事を、同じく大人の父親にお仕置きを受ける事が多い秋利は抵抗しながらも感じていた。<br><br>「やんちゃなお嬢ちゃんだねぇ。おじちゃん達にちょっと協力してくれれば、すぐにお家に帰してあげるよ」<br><br>必死の抵抗をする秋利に目をやり、肩を竦めた男は秋利を振り返っている薫の口を大きな手で覆うと、そのまま森の奥へと抱きかかえて連れ去っていく。<br>恐怖のあまり声が出せない秋利は、薫の危機を感じ更に抵抗を強めるものの、地に足がついていない秋利もまた、薫が連れ去られた方向へ抱えられたまま移動させられる。<br><br>「やだっ・・・やだぁっ・・・！」<br><br>背後の男が両手で自分を抱えている為、口を封じられる事がないと感じた秋利は震える声を必死に上げ、周囲に人が居ることを願った。<br>しかし、夕方以降の森には野生の動物達が増えてくると、大人たちも滅多な事がない限りこんな鬱蒼とした森の中まではやって来ない。それを知りつつも、秋利はどんどん深くなる森の中を移動させられつつも声を上げ続けた。<br><br>「おい、そっちはお前がやれ。五月蠅くてならねーよ」<br>「いいぜ。俺ぁ、やんちゃな子が趣味だからな」<br>「けっ、いいやがる」<br><br>森の中で、木々を伐採する為に作られた空間に辿りついた男達は下卑た笑いを浮かべ、互いの獲物の分配に興じている。<br>それぞれ抱えた方を自分の餌食にするつもりだろうか、秋利は自分が食べられてしまうのかと子供心に皮膚を食べられたら痛いんだろうなと涙を浮かべ、両親の言いつけを守らなかった自分と、自分の所為で食べられてしまう薫の事を悔やみ、大粒の涙を流して泣きだした。<br><br>「幾らでも泣いてもいいぜ？ここは誰も来やしねーからな」<br>「さ、始めるか。興奮するなぁ・・・お嬢ちゃん、静かにしてれば気持ち良くなるからねぇ？」<br>「やっ・・・！何するの！！パパとママに言いつけるから！！」<br><br>薫を餌食に決めた男は、封じていた口元の手を離して彼女自慢の洋服に手を掛ける。それに危機を感じたのか、薫は幼いながらも必死に男を牽制する。泣く事しか出来ない秋利と比べ、自分なりに効果的な言葉を選んで抵抗する彼女には凛とした強さがあった。<br><br>「はいはい。どうぞ～？幾らでも言いつけてくれよっ」<br>「やぁっ！！秋利！逃げて！！！」<br><br>ワンピースに付いていたボタンが弾け飛ぶ。何をされるか薫には察しがついたのか、声を張り上げてくるのを見て、秋利はその場で固まってしまう。<br>恐怖と興味と。人間が食べられる瞬間はどんなものだろうと、目の前で繰り広げられる悪魔の晩餐から目が離せない。<br><br>「秋利？・・・そういや、女の名前じゃねーな」<br>「うわっ」<br><br>薫の衣服が無残にも引きちぎられるのを見ていた秋利の下半身に、無骨な男の手が半ズボンの裾から忍びこんでくる。<br>一瞬で辿りつく小さな男の証に触れた男は、しばらく無言でその証を弄び、やがて大声で笑い出した。<br><br>「おい！こいつ男だぜ！？ちんこついてるぞ」<br>「はぁ？そんな女みてぇな面してんのにか？」<br>「こりゃ傑作だ！一回、男も食ってみるか」<br>「お前も物好きだな。勝手にしろ、俺は興味ねーし」<br>「じゃ、遠慮なく」<br><br>言って、秋利を抱えていた男は薫がされている事と同様に身につけているものを乱暴に引き裂き始める。<br>ビリビリと容易く服を破いていく男を凝視し、秋利は恐怖の他になにか胸の奥から滲み出てくる奇妙な感じを味わっていた。<br><br>「やっ・・・やだぁ・・・っ」<br>「イイ子にしてろ」<br>「秋利！早く逃げて！！」<br>「か・・・おるっ・・・」<br><br>薫の必死の呼びかけにピクリと身体が反応するも、全裸に剥かれた秋利の上を這いまわる男の手の熱さに抗えない魔力のような気持ちよさが彼女の声を耳にする事を止めていた。<br>声では拒絶を露わすものの、既に身体は愛撫といえるものでもないものにも反応しかけている。<br>逃げなきゃ、薫を助けなきゃと思う気持ちは、いつしか白い幕で覆われて、自分の中に芽生える快楽に身を興じていた。<br><br><br><br><br><br><br>それから数時間後。<br>気を失った薫と、茫然と彼女を見つめていた秋利を発見したのは、辺りでは見た事がないランドセルをしょった男の子だった。<br>探検ゴッコでもしていたのか、手には木で作った銃を持ち昆虫を入れる籠には沢山のカブトムシ。<br>薫と秋利が居る事に驚いた様子で近づいてきた男の子は、さすがに尋常ではない雰囲気を察し「そこに居ろよ！」と言い残し、一目散に森の出口へ走っていった。<br>その後ろ姿を目で追い、やっと家へ帰れるんだと安堵した秋利は、つい先ほどまで行われていた惨劇を思い出し、シクシクと泣きだした。<br>脳に記憶されたのは、自分が感じた悦楽の感覚と、薫がされていた暴行の数々。男の自分より、女の薫が受けたものはこれからの将来きっと傷として残るだろうと、助けられなかった己の不甲斐無さと、それを感じながらも男の手に身を任せていた自分とが綯い交ぜになって、言いようもない悔しさが募る。<br><br>「秋利！薫！」<br><br>完全に夜の闇に支配された森の中に懐中電灯の光が射し込み、ようやく親が来てくれたと知った秋利はその後ろから、親達を呼びに行ってくれた男の子がついて来ているのを見た。<br>薫の状態を嘆き、秋利の姿を見て悲嘆に暮れる双方の両親が「無事で居てくれただけでも良い」と抱きしめてくるのに、居たたまれないと言った様子で立ち尽くしている彼は秋利の胸に大きな印象を与えた。<br>この人は誰か？と聞ける状態ではないし、夜が明けてから両親に尋ねればよいと思った秋利は、そのまま父親の腕に抱かれて家路に着く事となった。<br><br><br><br><br><br><br>◆◆◆◆◆◆◆◆<br><br><br><br><br><br><br>今でも鮮明に残る記憶ではあったが、男にレイプされた事など常日頃感じているわけにもいかず、薫の事を思うにしても思った所で気に病む事しか出来ない。<br>余程のキッカケが無ければ思い出す事がないようにと、無意識に頭の片隅に封じ込めているにも関わらず、安曇を見ていると知らず知らずのうちに「自分が男にしか興味を持たなくなった」要因の時の事が甦って仕方がない。<br>見ず知らずの男の手によって開発されてしまった自分の忌むべき身体。それにハッキリと気がついたのは、大学の頃隆生に恋い焦がれた時からではあったが、それ以前にも何故だか自分は大人の男から言い寄られてはいた。それを嫌悪しない自分も不思議だったが、全ては、この幼児期の体験が起因しているのは確かな事。<br>そして、最初に秋利を見つけ、両親を呼びに行ってくれた小学生の男の子の存在が今でも気になっていた。あれは一体誰であったのか。親に聞いても「そういえば見ない顔だった」としか教えて貰えなかった。秋利の中で、いつまでも小学生の姿で残る少年。もしかしたら、あれが秋利自身が初めて味わった初恋の相手なのかもしれない。<br>安曇を見ていると、その少年が大人になったらこんな感じになるのだろうかと感じる時も多々あることには自分の中で必死に否定している。<br>否定しなければ、一度捨てた恋心が頭を擡げてきてしまうのが分かっているから。<br><br>「・・・」<br><br>激しいセックスの後、必ず少しばかりの仮眠を取る安曇の寝顔を見つめ、秋利はその顔にそっとキスを落とした。<br></div>
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<pubDate>Wed, 10 Nov 2010 17:44:42 +0900</pubDate>
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<pubDate>Wed, 10 Nov 2010 17:42:53 +0900</pubDate>
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<pubDate>Wed, 10 Nov 2010 17:42:08 +0900</pubDate>
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<pubDate>Wed, 10 Nov 2010 17:41:03 +0900</pubDate>
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<title>淫欲の虜32</title>
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<![CDATA[ <div class="novel_view">久しぶりに訪れた安曇の部屋は以前よりも整然としていて、生活感がまるで見られなかった。<br>最後に秋利がここを訪れてから、一度も帰っていなかったと言われても納得してしまうほどの淀んだ空気が、秋利の肌に纏わりつく。<br><br>「そこ、座っててくれ」<br>「はい」<br><br>居酒屋でも、きっちりとスーツを着ていた安曇が乱暴にネクタイを緩める仕草に男の色気を感じ、自室へ移動しながら上着を脱いでいく彼の後姿を見送る。<br>ここに辿りつくまで、秋利は解放してしまった激しい憎悪を淫欲に変えて安曇と酒を飲み交わしていた。<br>恋慕の情からの性欲ではなく、復讐を主食に膨れ上がる欲望は、安曇から紡がれる全ての言葉を媚薬のような淫靡なものに変えて、秋利を翻弄した。そして、その媚薬に惑いつつも身体を仄かにピンク色に染める秋利を見て、安曇もまた異様な興奮を感じていたのは間違いない。<br>それでも、居酒屋に出て夜の街を歩いている間は、2人はそんな事をおくびにも出さずに平然としていたのだから大した忍耐力といえよう。<br><br>「飲みなおすか」<br>「そうですね」<br><br>スウェットに着替えた安曇が、キッチンに寄ってグラスとビールを2つ持ってきたのに秋利は上着を脱いでチラリと彼を見上げる。<br>ソファの前のガラステーブルにグラスを置き、プルトップを開けたビールを注ぐ安曇の顔は、そんな秋利の視線に気づくことなく穏やかな表情を浮かべていた。いつから、こんな顔をするようになったのだろう。自分に見せていた、あの拒絶するような顔は嘘のようになりを潜めている。<br><br>「先輩・・・」<br>「なんだ？」<br><br>軽くグラスを合わせ、冷えたビールが胃に流れる感触を確かめてから、秋利は徐に口を開いた。<br><br>「俺が、匿名のメールでゲイと知れて・・・。解雇された時はもの凄いショックでした。何故、誰にも迷惑掛けていないのにゲイっていうだけで辞めなくてはいけないのか。もしかしたら、それはただのキッカケであって俺を邪魔だと思う奴が仕向けた事なんじゃないかって疑心暗鬼にもなりました。先輩は、俺の事情が分かってるみたいですけど、本当の所はどうなんでしょう？」<br>「・・・」<br>「これも聞いてはいけない事ですか？」<br>「・・・・すまない」<br><br>答えられるはずがないのは承知だったが、こうも<ruby><rb />咋<rp>（</rp><rt>あからさま</rt><rp>）</rp></ruby>に黙する安曇に秋利は笑うしかなかった。<br>今になって、安曇がこの事を本人に言ってくるのはどう考えても裏がある。黙り通せば、安曇にとったらただの後輩の関係で終わらせる事も出来るはずだからだ。<br>しかし、秋利はもう裏に潜む柵などを考える事はしたくなかった。今日まで、2つの大きな感情に振り回され過ぎて1つに絞り切れなかった自分が、日に日に弱くなっていくのを実感していたから。<br>だから、今日。決着をつけると、居酒屋で心に決めた。<br><br>「そう、ですよね・・・。でも、もういいんです。解雇された会社に戻っても、居心地悪いと思うし。先輩が、何かを掴んでいて俺の為に動いてくれても、それはもう俺には関係ない事じゃないですか？だったら、もう俺の事は忘れてください。ああ、隆生達と接点があるから、繋がりは残ると思いますけど。それだけって事で。先輩だって、色々仕事、忙しいんじゃないですか？」<br>「駿河っ。お前は、誰が自分を解雇させたか気にならないのか？」<br>「気にならないわけないじゃないですか！・・・俺だって、誰がこんな事を企てたのか気になりますよ！先輩、もしかしたら先輩が俺をこんな風にしたんですか！？そうじゃなければ、俺の事、詳しく知ってるはずなっ・・・」<br><br>パチンと皮膚を叩く音がリビングに響き、秋利の言葉は中断された。<br>どんなに、証拠は上がっていると言いたかったか。どんなに、全て知っているんだと叫びたかったか。それでも、最後に残っていた小さな恋の欠片が最後通告を言うのを無意識に留めていた。疑問形にする事で、安曇の逃げ道を作ってしまっている自分が、どうしようもなく女々しく感じる。<br>この事は、もう忘れてくださいと言って、最後に抱いてくださいと言えば、安曇はきっとその通りにする。そして、その場面を携帯で撮れば後は自然に事が運ぶ。そう思って、穏やかに事を進めたかったのに。<br>叩かれた頬の痺れを他人事のように感じながら、秋利は怒りに息を荒くしている安曇を睨む。<br><br>「はっ・・・図星かよ？ああ・・・そうか。俺に協力するフリして、犯人は自分じゃないと思わせたかったって？先輩も悪ですね～」<br>「・・・駿河・・・お前、本気でそう思ってるのか？」<br><br>もう止まらなかった。目にはいつからか涙が溢れ、視界が霞んでいる。<br>それが何を意味する涙なのか。そんな事を考える余裕もなく、秋利は更に続けた。<br><br>「ああ。本気さ。俺が・・・俺がどんな思いで今まで居たか。お前には分かるのか？頂上に着こうと手を伸ばした瞬間に、奈落に堕とされる屈辱をっ！それを企んだ奴を憎く思って何が悪い！？お前みたいな・・・お前みたいな奴に俺の何が分かるんだよ！」<br><br>頬を伝う涙が、秋利の怒声に弾け飛んで安曇の手にかかった。<br>驚いた様子で秋利を見る安曇は、ふと視線を外す。何故か悔しそうに唇を噛みしめる彼は、怒鳴り散らす秋利の肩を掴み、そして・・・<br><br>「駿河っ！」<br>「・・・んっ・・・」<br><br>燃えるような唇で、秋利のそれを乱暴に塞いだ。<br>その時、秋利の中では安曇に初めて出逢ってからの事が走馬灯のように流れ、最後にー<br><br>穏やかに笑って自分を見る安曇が、手を差し伸べている幻の映像。<br><br>何度も夢見た思いの果て。<br><br>熱く抱き寄せる安曇の逞しい腕の中で、秋利の涙は止めどなく流れて、その想いを全て流していった。<br></div>
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<link>https://ameblo.jp/a11191125/entry-10702991635.html</link>
<pubDate>Wed, 10 Nov 2010 17:40:00 +0900</pubDate>
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<title>淫欲の虜31</title>
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<![CDATA[ <div class="novel_view">秋利が行き慣れている繁華街よりは規模が小さいが、それでも乗換乗降客数は上位を占める駅からほど近いチェーンを展開する居酒屋に入ると、安曇は秋利の希望を聞くでもなく、まだ空席が目立つ店内の奥にスタスタと歩きながら近づいてきた店員に「ビールと日本酒。酒は冷やで」と勝手に注文をすると、他の客からは見えづらい一番奥まった席に腰を落ち着けた。<br>如何にも常連といった様子の安曇に、会社から離れているこんな場所に常連の店があるのは、きっと親しい人間とは笑い合いながら酒を飲み交わしているんだと、もう何十回と感じたチクリとした胸の痛みを感じる。<br><br>「好きな物頼め」<br>「は、はぁ・・・」<br><br>テーブルに備え付けのメニューを投げて寄こすと、安曇は思い出したように席を立ち携帯片手に「ちょっと悪い」と入口へ戻っていく。<br>入れ替わりに水とおしぼりを持ってきた店員は、秋利を興味深そうにジロジロと見やると意味深な笑みを浮かべて、何か言いたそうな顔をしながらおしぼりを広げ差し出してくる。<br><br>「どうぞ」<br>「すみません」<br><br>店員として至って普通の行動なのに、おしぼりを受け取る秋利は居心地悪い雰囲気を感じて、思い切って店員を見上げる。<br><br>「あの・・・彼は常連さんなんですか？」<br>「安曇さんですか？そうですよ。いつも御贔屓にして頂いてて、感謝してます。でも・・・」<br>「でも？」<br>「・・・」<br><br>どうしてそこで言いにくそうにするのかと、その先の言葉が自分にとって悪い事なのではないかと、まだ少年のような店員を凝視する。<br>接続語を言ってしまって、マズッたな・・・というような目の視線が泳ぐ挙動不審さは、尋常ではない。<br><br>「プライバシーに関する事だったら言わなくてもいいですけど」<br>「あ、いえ、そういうんじゃなくて・・・。誰かを連れてくるなんて初めてだなって」<br>「初めて・・・？」<br><br>ズキンと鼓動が跳ねる。信じられないと思っているのが分かったのか、店員はにこっと笑って話し始めた。<br><br>「はい。あ、これ言ったなんて言わないでくださいね。安曇さん、店長の知り合いなんですけど、いつも一人で来てるんです。それなりに売上に貢献してくれてて、俺達スタッフにも良くしてくれて。前に、お友達も連れてきてくださいよ！って冗談で言ったら、俺には友人なんていない。ってキッパリ言いきられちゃって。まあ、それぞれ事情があるし、気にしてなかったんですけど。でも、今日の安曇さんはいつもと全然違って嬉しそうだったし、お客さんと仲良いんだなって。あ、安曇さん戻ってきたんで、これはシーっですよ。では、ごゆっくり」<br>「あ・・・」<br><br>人差し指を口に立てて、今まさにおしぼりを渡しましたというように大袈裟に一礼をすると、店員はそそくさと戻っていく。<br>戻ってくる安曇に「ごゆっくりどうぞ！」と悪戯っぽく声をかけると、他の客が呼んでいるのに気がつき小走りに走っていった。<br><br>「なんだ？あいつ。今日はご機嫌だな」<br><br>席に着き、店員の思わぬ声掛けに驚いたという安曇はクスリと笑って、おしぼりを手に持ったままの秋利に「なにかあったのか？」と不思議そうに問いかける。<br><br>「あ・・・。先輩がここの常連さんなのか？って俺が聞いたんです。いつも御贔屓にしてもらってますって言ってました」<br>「・・・そうか」<br><br>これ位なら言ってもよいだろうと判断して安曇に応えると、彼は嬉しそうにテーブルに置かれたおしぼりを手に取る。<br>表情からするに、よほど長い間ここへ来ているのだろうと、さっき店員が言った言葉を思い出す。いつも一人で来ていたのに、自分を連れて来たのは何か意味があるのか。それも嬉しそうに。仲が良さそうに見えていたなんて、秋利としたら変な期待を持ってしまうような発言はどこか擽ったくて、自然と笑みが浮かんでくる。<br><br>「・・・なんだ、思い出し笑いか？」<br>「いえ・・・。すみません。この店のおススメってなんですか？」<br><br>広げたままだったメニューを安曇に差し出し、幾つか選んだものを注文していく。先程とは違う店員も安曇の顔を見ると親しげに話しかけ、秋利に視線を移すと一瞬驚いた顔をしてみせて軽く会釈をする。いつも1人だったというのは本当の事なんだと、注文を終えた安曇がお冷を一気に飲み下す仕草を見つめていた。<br><br>「駿河」<br>「は、はい」<br><br>空になったグラスをテーブルの隅に置き、安曇が真剣な表情で姿勢を正したのに、秋利も自然に姿勢を正す。スーツを着たサラリーマンが姿勢を正して向かい合ってるなんて、店員達はどう思っているのかと思いつつ安曇を真っ直ぐに見つめた。<br>一度、身体を重ねた関係であるという事は微塵も感じさせない毅然とした態度に、もしかしたら、それに関係ある話しだろうかと高揚していた気持ちが急速に萎んでいく。<br><br>「・・・お前が、会社を解雇される前、何か変わった事はなかったか？」<br>「は？」<br>「社に匿名メールが来る前だ」<br>「・・・・」<br><br>何を今更そんな事を聞いてくるのだろう。しかも、自分が企て実行した事を、まるで犯人は別にいるとでもいうようなわざとらしい言い方で。<br>セックスに関する事ではなく肩透かしを食らった気分だったが、そんな気持ちよりも秋利の中で急速に目覚めてくるどす黒い感情は、真剣な表情の安曇をも裏では自分を嘲笑し更に地を這わせたいという策略があるのかと思わせるには十分だった。<br>だが、一旦地の底を味わった秋利は、それ位で態度を急変させ憤る事はしなかった。大人げない態度は、この男を喜ばせるだけだ。テーブルの下で握った拳を強く足に押しつけ、秋利は何でもない事のようにこれ以上ないほどの笑顔で、安曇を見た。<br><br>「先輩。なんで俺が解雇された事知ってるんですか？」<br>「・・・あ、ああ。今まで黙ってて悪かったな。お前がショックを受けているのは良く分かっていたから、見識がない俺からその事を言われるのは苦だと思っていた」<br>「・・・と言う事は、先輩は俺が居た会社に居るって事ですよね？」<br>「ああ。だから、黙ってた事は謝・・・」<br>「でも、俺が解雇された本当の理由は上層部しか知らないし、周りには急病的な事になってるはずなんですよね。先輩が上層部にいたら、俺だって知ってたはずだし・・・いやだな～、俺がゲイって話しは広まってるんですか？」<br><br>唇から出る言葉は、まだ冷静さを保ってはいた。しかし、言を紡げば紡ぐほど、それは微かな震え混じりになって、刺々しい口調に変化していきそうな危うさを滲ませていた。<br>注文したものが続々と運ばれてくる中、手にしたビールジョッキを急ピッチで口に運ぶ秋利を安曇は複雑な表情で見つめている。<br><br>「いや、周りには知られていない。知っているとすれば、木村くらいだ」<br>「では、なんで先輩が知っているんですか？おかしいですよね？上層部に繋がりがあるならともかく・・・」<br>「それは・・・聞かないでくれるか。俺はお前が不利になるようにはしない。だから、教えてくれ。なにか気がついた事はなかったか」<br>「・・・不利になるようには・・・しない・・・？」<br><br>この期に及んで何を言い出すのかと秋利は、胡乱な目を安曇に向けた。<br>全てのカラクリを知っている秋利にとって、その言葉は抑えていた感情を弾け飛ばすのには非常に効果的だった。<br>一旦消えかけていた復讐の灯火が、恋心に勝った瞬間。<br>会いたくて、顔を見たくて、こうして2人で向かい合って酒を飲む事が普通に出来る関係になれたと思っていたのに・・・。<br><br>「ああ、お前さえ良ければ会社に戻る事もできるかもしれない」<br>「・・・へぇ・・・」<br><br>じわじわと湧いてくる黒い靄。そして、身体に甦る言いようのない淫らな感情。<br>秋利は、艶然とした笑みを湛えて安曇にこう答えた。<br><br>「それじゃ、ここではなんですから、先輩の家でお話しますよ。たっぷりと・・・ね」<br>「・・・そうか。分かった」<br><br>突如悩ましい表情になった秋利に、安曇がゴクリと生唾を飲む音が聞こえた。それが、聞こうと思っていた事が聞けるという期待からなのか、秋利から滲み出る甘い快楽への期待なのかを知るのはもう少し後の事だった。</div>
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<pubDate>Wed, 10 Nov 2010 17:38:43 +0900</pubDate>
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<title>淫欲の虜30</title>
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<![CDATA[ 秋利の目に映るのは、数メートル先で上司達と連れ立って歩く安曇の姿。<br>ダークスーツを一部の隙もなく着こなし、ピンと伸びた背筋が長身を一層際立たせ、道行く女性の羨望の眼差しを一手に引き受けている。<br>颯爽と歩を進める堂々たる立ち姿は、周りにいる貧弱な爺共を率いる若き社長にも見えた。<br>その姿を見失わないように尾行している秋利は、ふと視界の端に認めたショーウィンドウに映る己の滑稽さに息を飲んだ。<br>つい最近までは、秋利もオーダーのスーツに身を包み、毎日忙しいと口癖のように呟きながらも、同僚達と夜の街に繰り出す事もあった。<br>それが格好のいいスタイルだとは思わなかったが、働いているという実感や年相応の雰囲気は少なからずあると自負していた。<br>だが、ガラスに映る自分はどうだ？<br><br>「・・・・」<br><br>面接を受けた為スーツは着ているものの、何かに必死という余裕のない表情。<br>色見は分からないが、きっと顔色はもの凄く悪いだろう、やつれた顔。<br>元来、女性と見間違えられる華奢な身体な為、常に意識して胸を張っていたにも関わらず、今の秋利は見ようによっては恋人に捨てられた女性が彼に追いすがっているようにしか見えなかった。<br><br>「これが・・・俺・・・？」<br><br>面接を終え、元上司達が行きそうな所を必死に探し回った末にようやく求めていた長身の姿を見つけた時の、胸の高鳴り。<br>話しかけるでもなく、ただ、その姿を目に映すだけでささくれ立った気持ちが嘘のように引いていった。それが何を示すのか、秋利の中ではもう誤魔化す事も出来なくなっていた。ただ、それを素直に言葉に表す事も、未だに消えずにいる復讐の欠片を消す事も、同時に消化するなんて器用な真似は秋利には難しすぎた。<br>無意識に安曇の姿を求めた結果が、今の自分なんだと思えれば、どんなに清々しい気持ちで居られたか。<br><br>「・・・すみません。専務、私はこれから私用がありますので、これで失礼しても宜しいでしょうか？」<br>「ん？ああ、そうか。無理を言って悪かったな。では、また明日」<br>「はい。お先に失礼します」<br><br>遠くから、感情の見られない声が風に乗って聞こえてきたのに、秋利はハッとして視線を安曇に戻した。<br>秋利の元上司でもある専務や部長達のお歴々に頭を下げて踵を返し、大股でスタスタとこちらに向かって歩いてくるのに、秋利は咄嗟に身を隠していたビルの角にピッタリと背をつけて安曇が通り過ぎるのを息を潜めてやり過ごす。<br>大勢の人間が行き交う中で、安曇は自分の存在など気がつかずに、何処に姿を消すのだろうと自分の背中側から現れるだろう彼を今か今かと待ちわびる。<br><br>「・・・？」<br><br>しかし、待てど暮らせど自分より10㎝は高い長身の人物は現れない。それどころか、外人の集団がわらわらと秋利の側に移動してきては、ここが集合場所だ！と大きな英語で楽しそうに円陣を組まれて、道行く人の注目を浴びてしまう羽目になった。<br>運良く背の高い外人の中に埋もれていた秋利は、安曇には気付かれていないだろうとビルの角から恐る恐る安曇が向かってきた方向を覗き見る。<br><br>「居ない・・・」<br><br>ものの数メートルしか離れていなかった安曇が、コンパスの長い足で歩いてくればとっくに通り過ぎているに決まってるじゃないかと自嘲し、コソコソと隠れている必要もなくなったと外人達から離れて歩き出す。<br>一時でも目を離してしまったらもう一人の人間を見つけるのは困難だろうと、いきなりこちらに向かってきた安曇の行き先を知らない自分が惨めに思えてくる。<br>人の流れに沿って駅に行けば、もうストーカー紛いの事を考える事もないだろうと宵闇が迫るオフィス街をゆっくりと進む。<br><br>「・・・そこで何をしてる」<br>「ひっ」<br><br>歩き出した秋利の腕を後ろから掴んできた衝撃に、自分は何か悪い事をしていたか？などと事件が多い都会ならではの思考が駆け巡り、ぶるぶると頭を振る。<br>善良な市民を捉まえて、何をしてるもなにも帰るだけです！と口から叫び出しそうになった秋利は、掴まれた腕の温もりと覚えがあるフレグランスの香りにチラリと視線を後ろに向けた。<br><br>「・・・・あ、ず・・・先輩・・・」<br>「ストーカーして、何が楽しい？」<br><br>そこには、仁王立ちで秋利を睨む安曇の姿。<br>見失ったと思った彼は、一体何処にいたのだろう。怒りの表情の安曇は、秋利が後をつけていた事を察していたのだろうか。背中を流れる冷や汗を感じ、秋利はどうやって言い逃れようかと、必死に言葉を探す。<br>腕を折られるのではないかと思うほどに強く掴んでいる安曇は、痛みに顔を顰める秋利に気付かないのか答えを言うまでは許さないといった表情で見下ろしている。<br>喧嘩しているのか？と遠巻きに見ている通行人を気にしてか、先ほどあれほど五月蠅かった外人の集団が居た場所に連れ込まれた。<br><br>「な、何言ってるんですか、ストーカーって・・・俺は、たまたまこの近辺で面接があっただけで」<br>「・・・面接？」<br>「そ、うですよ。ああ、ちょうどこの並びのビルです。・・・なんで、俺が先輩を尾行しなきゃいけないんですか！人聞き悪いな」<br><br>取り繕う顔は、ちゃんと心外だ！と怒っているように見えているだろうかと冷や冷やしつつ、安曇の反応を伺う。<br>しばらく考えた顔をしていた安曇は、秋利の服装から嘘ではないと判断したのか、掴んでいた腕を離し、ボソリと「すまない」と零した。<br><br>「先輩こそ、こんな所でどうしたんですか？社からは離れてるし、会食かなんかですか？」<br>「ああ。・・・ちょっとな。途中で、お前に似た奴がチラチラとガラスに映ってたから気になってたんだ」<br>「そ、それは酷いな・・・」<br>「・・・駿河」<br>「は、はい？」<br><br>やはり自分は尾行やストーカーには向いていないんだと、どこから見られていたのだろうかと聞きたい気持ちを抑え「じゃあ、俺帰ります」と言うタイミングを見計らっていた秋利に、安曇の意外な言葉が鼓膜を震わせる。<br><br>「・・・久しぶりだから、飲みに行くか」<br><br>柔らかい表情で誘う、安曇の初めて見る顔。<br>1カ月は会っていないから久しぶりといえば久しぶりだが、そんな貌を見せないでくれと、鼓動が早鐘のように打ち始める自分の胸を押さえ、嫌と言えない秋利は無言で首を縦に振った。<br>
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<pubDate>Sun, 26 Sep 2010 10:44:14 +0900</pubDate>
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<title>淫欲の虜29</title>
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<![CDATA[ <div class="novel_view">「・・・で、前の会社さんではどういった理由でお辞めになったのでしょうか？」<br><br>決まり切った台詞でにこやかな笑みを向ける年配の面接官は、秋利の履歴書を見て「おや？」という表情をした後、やけに親しみを込めた顔で秋利の返答を待っている。<br>辞めた理由如何によっては、直ぐにでも入社してもらいたいというような前向きな姿勢を感じ、秋利は同じ様な笑みを湛えて「謂れのない事で、解雇になりました」とキッパリと言い切った。<br>面接官が不思議そうな顔をしたのも、今まで勤めていた会社は中堅の位置付けにあったが、近年稀に見る急成長を見せている業界内では有名な会社であったからで、よっぽどの事が無い限り辞めるなんてもったいないと思う程の会社だったからだ。<br>もちろん、秋利とて辞めたくて辞めたわけではない。本来なら、今だって木村やその他の同僚達と笑い合いながら仕事をしているはずだったのだから。<br><br>「・・・謂れのない・・・事、で解雇・・・ですか・・・？」<br><br>面接官の訝しげな声は、それまでの親しげな表情を能面のような険しい顔にスライドさせた。<br>解雇されたと言えば、その理由は様々で軽微なものから重責なものまで限りなくあるのだから、はっきりと理由を言わない秋利を胡散臭げに見るのも致し方ない。<br>実際の所、解雇とはなっておらず自己都合で処理されているから、そんな余計な事を言わなくても良い気がしたが、今の秋利はそれをハッキリと誰かに言いたくて仕方が無かった。<br><br>「はい。私は仕事に於いて、誰にも迷惑を掛けていませんし、個人的な事でも何かを言われる事もしていません。実際、解雇ではなく自己都合にはなっていますが、こういった事は同じ業界で噂が回る事もありますし、知っておいて頂ければと思いまして」<br>「は、はぁ・・・」<br><br>「じゃあ、本当の理由はなんでしょうか？」と言われたら、何て答えれば良いのかという不安はあった。これだけ強気に出るなら、本当の理由を教えてくださいと言われるのは、言わずもがな。<br>しかし、面接官は秋利の気迫に押されたのか、それ以上突っ込んで聞いてくる事はなかった。<br><br>「・・・すみません。ちょっと、まだ自分の中で整理がついていないもので・・・」<br>「ま、まあ・・・。そうでしょう。いきなり解雇と言われたら、驚きますよね。何が原因だったかは聞かずにおきましょう。もし、ご縁があって入社される時に話して頂ければ結構です」<br><br>ははは・・・と引き攣った笑みを浮かべてはいるものの、秋利を胡乱な目つきで見る事もせず、面接官は「今日はもう結構です。連絡をお待ちください」と丁寧な物腰で、秋利を入口まで見送ってくれた。<br><br>「ありがとうございました。宜しくお願いします」<br>「いえ、こちらこそ。余計な事をお聞きしてしまって申し訳ありませんでした。前向きに検討させて頂きます」<br><br>良い面接官に出逢って良かったと、深く一礼を返しEVに乗り込むと、張り詰めていた糸が切れたのをハッキリと感じて、ずるずると蹲る。<br>サウナに行って、清々しい気持ちで臨もうとしていた面接だったのに、何故こんな結果になってしまったのか。まだ結果は出ていないし、不採用と言われたわけでもなかったが、前向きな状態では選考してくれるはずがないと秋利は感じていた。<br>どんな理由で解雇されたか、受け入れる会社にとっては一番のネックになる。犯罪者だったら？人格破壊者だったら？社内の不穏分子となる人材だったら？確認もせずに経歴だけで採用するなんて会社は無いのだ。<br><br>「・・・はぁ・・・」<br><br>それもこれも、全てサウナで聞いてしまった会話の所為だ。<br>元上司の嘲笑うような声、秋利を人とも思っていない様な下卑た笑い、そして、安曇の全てを肯定するような抑揚のない声。<br><br>「あいつらさえあそこに居なければ・・・こんな事にならなかったのに・・・」<br><br>「・・・さえ・・・なければ」自分の失態を全て、この言葉で他人の所為にすり替えてしまう心の狭い人間になってしまっている事に、秋利はギリっと唇を噛んだ。<br>サウナに行ったのは自分自身の行動で、無理矢理連れて行かれたわけではない。しかも、発展場に近いサウナとはいっても、ノーマルの人間だって来るし、安曇達が汗を流そうと来ていても責める事など出来ないのだ。ただ・・・<br><br>「あいつ・・・」<br><br>あの場に安曇が居た事、上司達の会話の中で秋利の名が出ても動揺すら感じさせずにいた事、ただそれだけが秋利の中でどうしようもない程の感情の乱れを引き起こしていた。<br><br>「わかんねーよ・・・」<br>「なんで・・・」<br><br>－求めている時に、手が届く場所にいるんだー<br><br>どうしようもないほど会いたいと思っていた。<br>どうしようもないほど憎いと思っていた。<br>どうしようもないほど・・・<br><br>思えば思うほど、目の前で片づけなければならない事も放ってしまいたくなる。<br>面接なんてどうでも良いと、さっさと終わらせて安曇を追いかけたいとイラついていた。<br>だから、言わなくても良い事まで言って、印象が悪く映るようにと努めた。<br><br>自分の本心を知るほど、自分が分からなくなる。<br>自分を見失いつつある秋利には「安曇が何処にいるか」なんて、見分けられるはずもなかった。<br></div>
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<pubDate>Sun, 26 Sep 2010 10:41:21 +0900</pubDate>
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<title>淫欲の虜28</title>
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<![CDATA[ 一ヶ月後。<br>自分の気持ちをハッキリと自覚した秋利は、それから安曇を不用意に呼び出す事もないまま就活に励んでいた。<br>好きだからといってアピールするほど子供でもないし、安曇は自分の事などはゲイで一度勢いで抱いてしまった男としか認識されていないだろうと、復讐だと躍起になっていたとは思えないほど臆病になっていた。<br>健全な生活に戻ろうと、発展場にも週末にしか行かないように自分を律し、就職が決まったら自分へのお祝いに美男の男と発展しようと道行くイケメンを捉まえてセックスを求める事も激減していた。それが、自分を抑えるための鎖と称して。<br><br>「暑ぃ・・・」<br><br>梅雨明け宣言された都会のアスファルトが、焼けつく太陽に照らされて秋利の身体を上と下から熱気として襲い、背広を着て面接に挑もうとしている秋利のヤル気を奪っていく。<br>汗で、整えた髪がベットリと首筋に張り付き、Yシャツの下に着ているシャツさえも絞ったら幾らでも絞れそうな位、汗が噴き出しているのに秋利はうんざりとした顔になると、目に留まったサウナに一目散に向かった。<br>面接の時間までには1時間程余裕があるし、シャワーだけでも浴びればリフレッシュ出来るだろうと受付を済ませて脱衣所に入る。<br><br>「・・・」<br><br>サウナは文字通り、汗をかいて水風呂に入ると非常に気持ちが良いし身体の血行を促す効果もある。今のサウナはスパの様に設備が整っている所もあり、ジェット風呂や寝湯など時間が許す限り1日居ても飽きない仕様になっている所が多い。ノーマルの人間には、それだけの価値があるサウナだと入った瞬間に思った秋利だったが、脱衣所に駆けこんで上着を脱ごうとした時に感じたあちこちからの熱い視線に、絶っていた疼きが甦るのを覚える。<br><br>（・・・やっぱり、仲間が集まる所だったのかよ・・・）<br><br>一口にサウナといっても、種類は様々だ。健全に汗を流す名目のサウナと、発展場に行くには気が引けるゲイになり立ての人間が集まるサウナ。表立っては分からないし、そこで事を始めるような醜態は晒さないが素肌を晒す無防備な状態を眺めて楽しむ輩が、後者のサウナには集まってくる。秋利も、発展場を知る前にはノーマルの隆生達とサウナに行っては、想っていた隆生の大人の男に成長していく過程の裸を目に焼き付けて、夜な夜なベッドで自慰に耽っていた事もある。<br><br>「・・・・」<br><br>そんな経験があるからか、背広を脱ぎ始めた秋利には、そういった輩が自分の肢体をよだれを垂らして眺めているのが手に取る様に感じてしまう。<br>以前の秋利であれば、その視線に応えて幾人かと関係を結んでいたかもしれない。だが、今の秋利にはそれに答えるつもりは毛頭なかった。シャワーを浴びる事なく出ていく事も出来たが、汗だくの身体で面接等受けたくもないし、それにこれ位の事で怯むようなか弱い精神でもない。<br>思い切って全裸になると、あちこちから微かな息を飲む音が聞こえる。少しでも隙を見せれば、このまま犯されかねない様な野蛮な雰囲気が秋利を包み、性欲を絶って久しい身体がその野蛮な空気で反応しかけているのをタオルで誤魔化しそそくさとシャワー室に飛び込んだ。<br><br>「君、可愛いね。時間ある？」<br>「いえ。あいにく時間なくて」<br>「そう。じゃあ仕方ないね」<br><br>この期に及んでノンケのフリをするのも、秋利には頭がたちすぎていた。<br>交わされる会話は、OKならば一戦どうだ？という軽いジャブで、ここで狼狽えてしまえば良いように言いくるめられて、何処かに引きずり込まれてしまう。<br>かなり良い線をいっている男にクラリと自制心が崩れかけたが、キッパリと拒絶を示せばアッサリと引き下がるのも分かりきっている。<br>愛想のよい表情で誘いをはね除け、秋利は自分が誰かに操立てしているようだと自嘲した。<br><br>（…誰に、だろうな…）<br><br>思い浮かぶのは安曇の顔。<br>強引ともいえた激しいセックスをしてからは一度も会ってはいない。<br>呼び出す理由も尽きているし、友人の域にも達していない間柄では、もう永遠に会う事もないのかもしれないと感じていた。女のようだと揶揄されたが、まさしく今の自分は女、しかも少女のようだと、思い出す安曇が美化されつつあるのに辟易した。<br>ただ、それでも安曇に対しての憎しみの感情はまだ消えずに残っているし、例え好きになってしまったからといって秋利が感じた解雇になった時の絶望感や屈辱感を全て無くすなんて事は出来ない。機会が目の前に巡ってくれば、同じ気持ちを味わわせてやりたいとも思っていた。そう、機会さえあれば・・・<br><br>「・・・で、安曇が良く働いてくれたんですよ。まさか証拠を掴んでくるとは思ってもいませんでした」<br><br>シャワーを最大にして頭から浴びていた秋利の耳に、聞き覚えがある皺枯れた声が入ってきたのは、あまり聞かない安曇という固有名詞を認識してからだった。<br>それまでも、隣のシャワー室からはこそこそと話声がしてはいたが床に打ちつける水の音がそれをかき消して、意識していなかった。一度意識し始めると、それまで聞こえていても頭に入ってこなかった細かな声までがハッキリと鼓膜を通じて脳内まで入ってくる。<br><br>「最初は、しつこく辞退を申し出てきていたんですけどね。やり遂げてきた時は思わず誉めてしまいましたよ」<br>「ほほう。それは関心。本社異動の辞令が功を奏したんだな。それ位の事でヤル気になるとは、まだ子供だと言う事か？」<br>「まぁ、そう言わんでやってください。こいつも、相当切羽詰まってたらしくて」<br><br>隣のシャワー室は秋利が利用している個室よりも広いらしく、どうやら聞きなれた人間の他にも2～3人居る気配がした。<br>取り上げられている話題は、間違いなく安曇に関する事だ。それに、付随する内容はまさに秋利自身の解雇に繋がった原因を匂わせている。<br><br>「駿河も可哀想でしたな。あの時の愕然とした顔・・・不謹慎ですが、こう・・・ゾクゾクしました」<br>「なんと。貴方も趣味が悪い」<br>「いやいや」<br>「安曇くん、良くやった」<br>「いえ・・・」<br>「・・・・っ！」<br><br>粗野な笑い声を上げる男達の声は、秋利の鼓膜をいやと言うほど震わせた。<br>今、ハッキリと自分の名を挙げて笑い者にした奴は、秋利に匿名メールが来たといって解雇を進言してきた上司。<br>そして一言、聞きとれない位の声を発したのは・・・<br><br>「安曇・・・」<br><br>つい先ほどまで、記憶の中で甦っていた安曇自身の声・・・。<br><br><br>
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<pubDate>Sun, 26 Sep 2010 10:40:28 +0900</pubDate>
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<title>淫欲の虜27</title>
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<![CDATA[ 心地よい音楽が耳に入ると同時に秋利は薄らと目を開けた。<br>見慣れぬ天井に一瞬身を固くしたが、ここが何処であるのかを認識し、自分の半身がかなりの重みで痺れているのに気付く。<br><br>「…っ」<br><br>そこにあったのは、スヤスヤと寝息を立て眠りで込んでる安曇の姿。無防備に全身を秋利の半身に密着させ、全裸のまま横たわっている。<br>一体、何が起きたのだ？と考えた後、自分達がしていた行為を思い出し赤面する。思い出した途端に甦る、激しい情交と鈍い痛み。<br>絶頂と共に気を失ったんだと、果てる瞬間に見た安曇の苦悶に歪む顔がフラッシュバックする。<br>こうして安曇が眠っているのは、彼も自分の中で果てた後に力尽きてしまったのだろうかと、傲岸不遜な安曇らしからぬ事にクスリと笑みがこぼれる。<br>だが、その笑みは1分も持たずに、複雑な表情へとシフトする。<br>自分が差し出された手に従ったのは、何の為であったか。快楽だけを追い求めていたなら、何も安曇でなくとも良かったのではないか。<br>一度ならず二度までも、自分の計画を水の泡にした己に憤る。<br><br>「…馬鹿か…俺は…」<br><br>身を焼き尽くす程の快楽と心から相手を愛しく想いながらのセックスは、いつものものとは違い過ぎていて、これがセックスか？と変な疑問が湧いた。<br>両手首を拘束されていたから、徹底的瞬間にカメラを向けるのは不可能だったが、それでも最後は自分が暴れた時に緩んだネクタイから手首の自由は得られていた。<br>分かっていたはずなのに、手が伸びたのは携帯ではなく安曇の背中。<br>汗が滲み、我を忘れて腰を揺する安曇が愛しくて堪らなかった。<br>一夜の恋人でもなく、ましてや互いの想いを伝えあった恋人でもない。ただ、興味本位で挑発してきた相手で。<br>ゲイが嫌いな男が、同性を抱くというトチ狂った行為に気持ち良さなど皆無だと思っていた。しかし・・・<br><br>「・・・」<br><br>最初こそ秋利の喘ぐ声を女のようだと揶揄していた安曇が、突如として変貌した後からの乱暴ともいえる突き上げや、忙しなく動き秋利の肌を蹂躙する熱く乾いた手から伝わる情熱は肌を通して深部にまで浸食してきた。<br>こんなに感じたのは初めてかもしれないと、未だに身体の奥で燻ぶる官能の焔をこれ以上育たないように自分を抱きしめる。<br><br>「ん・・・」<br><br>カップルシートとはいえ、大の男2人が横たわるには少々狭いソファに起きあがった秋利の振動に安曇が身じろぎして、何を思ったのか片腕を秋利の細い腰にまわして抱き枕のように抱え込んできた。<br>意識してするとは到底思えない動作に身を固くした秋利は、僅かな安曇の体臭に反応しかけている自分自身を必死に抑え、起こさないように彼の逞しい腕を引きはがしにかかる。<br><br>「んー・・・」<br><br>夢の中で何か楽しい事でもしているのか、引きはがそうとして掴んでいる秋利の手を払いのけて、更に巻きつこうとする腕はもしかしたらわざとなのかもしれないと思う様な強い力で抱きついてくる。<br><br>「は・・・なせっ・・・てば」<br>「逃げるな」<br>「っ・・・」<br><br>ハッキリとした口調で発した安曇の声に、秋利は恐る恐る彼を見下ろす。夢の中の台詞とシンクロしているのか、見下ろした安曇は演技では出来ない深い寝息を立てているだけで、強い力は緩まないまま秋利の腰を抱いている。<br>この状態を、覚醒した安曇はどのように解釈するのだろう。自らしたとは思えずに、自分を責めるだろうか。「ゲイ風情が」と罵る言葉をぶつけてくるだろうか。<br><br>「はぁ・・・」<br><br>激しく求め合ったのは事実で、身体の奥には安曇が放った精がそのまま内部で蠢いているのが分かる。全身は、拭ってもいない為か乾ききった互いの精液がこびり付いて白い跡を残し、昨日の出来事が夢でない事を物語っている。言い訳が出来ない程の証拠を残している事に、安曇はどのような反応を示すのか。寝顔の様な穏やかにはいられないだろうなと、秋利はそっと息を吐いた。<br><br>「・・・んっ・・。・・・・？・・・っ！何してんだ！お前！」<br>「わっ」<br><br>その吐息ともいえる秋利の溜息で覚醒したのか、突如叫び起き上った安曇に秋利は勢い余ってソファから身体ごと滑り落ちた。正しくは、安曇が自分で抱えていた秋利を突き飛ばしたといっても良い。<br>呆けてソファの安曇を見上げると、憤然とした様子で自分が置かれている状況を把握しようと努めている。全裸で、秋利の放った精液をこびり付かせた己の姿に徐々に昨日あった事を思い出したのか、信じられないといった様子で頭を抱え始め、床にペタリと座ったままでいる秋利を睨みつけた。<br><br>「お前・・・」<br>「・・・」<br><br>その憤懣やるかたない表情に、秋利の胸は痛い程に締めつけられる。<br>安曇の方から差し出した手を取った自分が悪いとでも言う態度が、やはり自分はこの男にとっては汚らわしい人間にしか見えていないのだろうかと思えてならない。<br>だが、その汚らわしい自分に精を叩きつけたのは、安曇本人であって自分の所為ではないという気持ちから、秋利はその強い視線を見返す。<br><br>「・・・昨日の事は、忘れてくれ。俺も色々あってイラついてた。女じゃあるまいし、責任取れなんて言わないと思うけどな」<br>「・・・先輩も、色々大変なんですね。仕事がそんなに忙しいなら、来なければ良かったのに」<br>「ああ、そうした方が良かったかもしれないな。じゃ、俺は仕事があるから、これで」<br>「はい、行ってらっしゃい～」<br><br>言いながらテキパキと服装を整えた安曇は、秋利の視線を感じていながらも平然とした様子で情事後の2人の会話とは思えない素っ気ない口調で言ってのけ、秋利もまた、こんなのには慣れているとでもいうように意に介していない様子を装い、笑みすら浮かべて答えた。<br>互いの思惑など微塵も感じさせない会話は、まるで昨日から徹夜で遊んだ友人と別れる間際のような明るいもので、安曇は未だに性交の余韻を残して店内のあちこちに横たわっている客の間をすり抜けて裏口の扉を開けて出ていった。<br>梅雨時期なのにもかかわらず、暗い店内に差し込まれた朝日は秋利の目を射、薄らと涙を浮かべた瞳を輝かせる。<br><br>「・・・忘れるわけ・・・・ないじゃないかっ」<br><br>もう、誤魔化しは効かなくなってしまった。幾ら憎い気持ちを前面に押し出した所で、この想いはそれをも凌ぎ秋利の感情を揺さぶってくる。<br>それが、今までの復讐心を撥ね退けていた原因と知った秋利は、床に手をついたまま、声を押し殺して肩を震わせた。溢れだす想いと、それを抑えようとする想いが、店内を優しく流れるバラードに触発されて涙となって流れ出した。<br>
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<link>https://ameblo.jp/a11191125/entry-10659425458.html</link>
<pubDate>Sun, 26 Sep 2010 10:39:39 +0900</pubDate>
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