<?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?>
<rss version="2.0" xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom">
<channel>
<title>ワールド　イズ　マイン　（仮）</title>
<link>https://ameblo.jp/abrask/</link>
<atom:link href="https://rssblog.ameba.jp/abrask/rss20.xml" rel="self" type="application/rss+xml" />
<atom:link rel="hub" href="http://pubsubhubbub.appspot.com" />
<description>長編ラノベを書いています。コメント頂けると泣いて禿げ散らかしながら喜びます！よろしくお願いします＼(^o^)／　途中からタイトルにひとり言書いてますがお気になさらずに＼(゜ロ＼)(／ロ゜)／</description>
<language>ja</language>
<item>
<title>小説５２　第２章</title>
<description>
<![CDATA[ <font size="4"><strong>「窓から部屋に入ってから少し隠れていました。驚かしたならすみません」<br>「そりゃ驚くわ！　てか窓から入ったのか！？」<br>　突然のことで驚きを隠せない声が出た。<br>「はい、窓から入りました。何か？」<br>　常識が通用しなさそうな発言だな、おい。しかもここ二階だぞ？<br>「玄関から入れよ！　ビックリするだろ！」<br>　動揺したままの俺は声を荒げて言っていた。<br>「では玄関から入り直しますか？」<br>「そういうことじゃなくて」<br>「？」と首を傾げる久遠アリス。<br>「……いやもういいけどさ」<br>　なんだこいつは、変な奴がさらに拍車がかかったみたいだな。<br>　嘆息を一つ。<br>「今度からは玄関から入ってくれ。頼むから」<br>「分かりました」<br>　こいつは人の家に上がる時窓から入るのか？　親の顏がみてみたいところだな。<br>「とりあえず座れよ、立ち話もなんだろ」<br>「はい」<br>　テーブルの下にあったクッションを取り、<br>「ほら、これ」<br>「はい」<br>　俺と久遠アリスは間にあるテーブルに腰を下ろした。カーペットの上はやはりというか冷たかった。クッションをもうひとつベットからひったくり自分の下に置く。<br>　ようやく心のゆとりができたところで話を切り出す。<br>「まずだな、俺とお前はほぼ初対面だよな？　部室で会ったぐらいで」<br>「……」<br>　無言でこちらの話を訊いている。今気づいたが部室に来た時と同じ服、つまり制服姿で久遠アリスはそこにいた。<br>「だから聞きたい。何しに来たんだ？」<br>「……」<br>　急に喋らなくなったな。寡黙な奴なのかこいつは。<br>「かば」<br>　楚々とした澄みきった声だった。<br>「かばを探す協力をしてほしい」<br>「協力？」<br>　首肯。<br>「何で協力しなくちゃいけないんだ、めんどくさい」<br>　一直線にこちらを見据える目に視線が合う。窓は閉めたはずなのにやたらと寒く感じた。<br>「そもそもかばってなんだよ」<br>「……」<br>　また無言かよ、と一瞬思った矢先に、<br>「かばとは概念の構築や生成をし、全を生み出す存在」<br>　…………。<br>「は？」<br><br><br></strong></font>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/abrask/entry-11098837374.html</link>
<pubDate>Mon, 05 Dec 2011 22:24:08 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>小説５１　第２章</title>
<description>
<![CDATA[ <font size="4"><strong>湯を沸かしに行った弥生さんの後姿を見ながら食器を洗い、テレビのスイッチを消して俺は二階へと階段を上った。<br>　夜はやはり冷え込む。それを物語るのが廊下だ。暖かい空気は上にいくと一般常識を並べても寒いものは寒いのだ。ここが二階だとしてもだ。<br>二階の廊下を軍足で歩くと外気と同じくらいの寒さに驚く。<br>寒風の気配が肌を擦った。<br>廊下の窓を見ても開いていない。ひなの部屋は開いてないから違う。となれば開いている部屋は俺の部屋だ。部屋を出るときに閉め忘れの可能性はない。いつもの癖で分かる。俺の部屋の前に行く。<br>だがそこには俺の癖なんてたかが知れていると証明されていた。そう、扉は開いていた。<br>全開に開いているわけではなく人が廊下を覗き込むぐらいの幅といった寸法の表現が一番近いかもしれない。<br>とにかく俺の部屋のドアが開いていて廊下がこんなに寒いということは。<br>ノブを回す。<br>「やっぱり」<br>　扉を開けると窓が半分開いていた。電気を点ける。<br>カーテンが揺れている。<br>　そりゃ寒いわけだよ。てかまた半分開いてたのか？　最近は寝ぼけたり物忘れやら俺はどうしちまったんだまったく。<br>　ドアとは相対に位置する窓に向かい、完全防寒のように鍵まで閉める。<br>「これでよしと」<br>　さてと漫画の続きを読むかな。えっと……どこやったかな。<br>　後ろを向き目線を泳がす。<br>　え？<br>　下から上へと視線を変えたのは人の足が見えたからだ。<br>　視線が上へと上るにつれ分かったのは人の形をした物がそこにいることだった。<br>「こんばんは」<br>「うわぁぁぁ！」<br>　素っ頓狂な声を上げてしまった。<br>　部屋に入った時は誰もいなかったのに……いつからそこに居たんだ！？<br>　漆黒色の目をこちらに向け、無機質な声を出す女の子。陳腐な部屋の明かりであってもその顏は綺麗なままであった。<br>「は？　え！？」<br>　奇想天外発言女の子。<br>「お前は……」<br>久遠アリスがそこにはいた。<br></strong></font>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/abrask/entry-11098834118.html</link>
<pubDate>Mon, 05 Dec 2011 22:23:16 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>小説５０　第２章</title>
<description>
<![CDATA[ <font size="4"><strong>食器の置く音が左隣から聞こえた。俺は弥生さんの質問を宙に残したまま考え込んでいたことに気づき、<br>「変な女の子というのはですね、自己紹介で意味が分からないことを言ってたんですよ」<br>「意味が分からないこと？」<br>　その言葉のせいで弥生さんの好奇心を刺激してしまったらしく、顏を覗き込んでくる。<br>「私は『かば』を見つけにきましたって言ってたんですよ」<br>「かば？」<br>　眉根を寄せ、熟考するような表情でいる弥生さん。<br>「俺達の中にそんな名前やあだ名の奴はいませんし。まさかあの動物園にいるかばじゃないかとは思いますが」<br>「分かりました」<br>　電球が点いたように晴れやかな顏と声で、<br>「透さん達の中にかばみたいな人を探しに来たんですよ」<br>「かばみたいな人をですか？」<br>「そう。かばといえば口が大きく牙もすごい逞しい動物です」<br>　丁度テレビでは動物園の映像が流れていた。かばはそこには映っていなかった。<br>「だからその女の子はかばみたいな強い人を探しにきたってことです」<br>「かばみたいな強い人……」<br>　天文部にそんな強い奴いたか？　空手や格闘技をたしなむ部員なんていないと思うし、喧嘩が強い奴なんてこれもまた俺の頭には浮かんでこないわけで。つまりいないってことになる。<br>「ごちそうさま」<br>俺と弥生さんの向かいに座るひなが席を立った。<br>「もういいのか？　サラダ残ってるぞ？」<br>「いい」<br>食器を手に持ち、髪を翻し早々とした歩きで台所に向かう。<br>「お風呂の湯を沸かしたら呼びにいくから待っててね」<br>「ん」<br>食器を洗う水の音で聞き取れない声がした。<br>洗い終えるとタオルで手を拭き、リビングを通り抜け二階へと階段を上る。<br>「ふぅ」<br>　一階にいる住人が二人になると嘆息が聞こえた。<br>「今日はいつになく私嫌われてたようですね」<br>「ひなは何であんな態度取るんでしょうかね、今度あいつにきつく言っておきますよ」<br>　肩に手を置かれた。冷え症の俺には羨ましい暖かさだった。<br>「いいですよ。いつか分かってくれます」<br></strong></font>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/abrask/entry-11098829988.html</link>
<pubDate>Mon, 05 Dec 2011 22:20:09 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>小説４９　第２章</title>
<description>
<![CDATA[ <font size="4"><strong>約三時間前――<br>「合格！」<br>　奇想天外な自己紹介をされた天文部の部員の思考回路をぶった切った声が頭上に上がった。<br>「久遠アリスちゃん。あなた天文部に入ってもいいわよ」<br>　神々しくも自信に満ちた顔で告げる我らが部長。<br>「おまえちょっとま――」<br>「ありがとうございます」<br>　俺の言葉を遮るように声がした。無機質な声に無色の口調。<br>久遠アリスが発した声だというのは誰もが分かった。<br>「じゃあまずは入部届を持ってきて。その時に面接をするわ」<br>　合格してるのに面接するのか。<br>「分かりました。後日入部届を持ってきます」<br>　瞬間、顏は動かさず目だけを俺に向けた。<br>　なんだこいつ俺のこと好きなのか？　という胸中には決してならない冷たく黒い瞳を見た。<br>　そして麗奈の方に目線を戻し、<br>「では今日は挨拶だけですのでこれで失礼させていただきます」<br>　礼儀正しいのは分かるがなんだか機械じみて見えるな。<br>　制服を翻す。ドアの手前で止まるとまたこちらに向き直る。<br>「それでは失礼します」<br>　ドアを閉めずに廊下の方へと姿を消す刹那。<br>「またね」<br>　そう聞こえた。変な感覚だった。聞こえたというより伝わったというのが適当な答えな気がする。無感情な声がした。<br>　嵐が過ぎ去った後のようにシンと静まり返った部室で海斗がドアを閉めた。<br>「おい麗奈本気か？」<br>　我が部員真面目担当の仁太が言う。<br>「本気よ！　だってあの子面白そうじゃない！」<br><br><br>　面白そう。それだけで麗奈は決めた。<br></strong></font>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/abrask/entry-11098828528.html</link>
<pubDate>Mon, 05 Dec 2011 22:18:56 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>小説４８　第２章</title>
<description>
<![CDATA[ <font size="4"><strong>そして視線をこちらからテーブルの椅子に座る娘に向ける。<br>「ひなちゃん、ただいま」<br>「ん、おかえり」<br>　短い返事に先程の元気が微塵も感じられない。<br>「今日ばなな全部食べれた？　二本は多かったかな？」<br>「別に」<br>　背中越しに答えるひなの表情は見えなくても誰でも分かるだろう。<br>「朝ごはんは残したい時は残してもいいからね？」<br>「……」<br>「おい、ひな」<br>　間髪入れずに注意を促す俺に、<br>「いいんですよ、透さん」<br>　大人の微笑というのが正しいのだろうか。笑顔の中を見せないように微笑んでいる。<br>「じゃあ用意しちゃいましょうか。今日は私も手伝います」<br>　昔からそうだった。俺が物心ついた時から弥生さんに対してのひなの態度は変わらない。単身赴任で普段いない親父とは仲が良いようだが。<br>「ありがとうございます」<br>　そして俺も昔から弥生さんに敬語で接していることも変わらない。これは全て親父の影響だ。俺が幼い頃から親父は弥生さんに対して敬語を使っていたため、その真似をし始めたのが今になっても直らずこのようになっている。今更変えるというのも何だか気持ち悪いかんじがするので俺の中では現状維持が一番いい。<br>「今日は豚肉なんですね」<br>　やはり母親という貫禄の手際の良さの助力により、なんなく料理がテーブルに並べられた。<br><br><br>　テレビでは話題の動物園に取材をしている芸能人の姿が映っていた。その内容を淡々と目で追いながら箸を進める。<br>「今日は学校どうでした？」<br>　その言葉を聞くまで俺は箸を止めずに食べていたと思う。<br>　大好物な豚肉を頬の中に残し、味噌汁でそれを流した。<br>「今日はテストだったんですよ」<br>「そう、二人ともお疲れ様」<br>　大好物の納豆をご飯にのせ、食べようとしているひなが視界に入ると、<br>「部活はどうでした？」<br>　ピタリとその動きが止まった。<br>　テストのことよりもやはりその話題には反応する妹。俺の真正面に座っているひなは俺を一瞥した後、ご飯と納豆を混ぜる作業に戻る。いつものことながらご飯の中でも混ぜるのか。<br>　その空気を弥生さんは察知したらしく右隣にいる俺に対して穏やかに問う。<br>「教えてください」<br>　二人の子供を持つ母にしては若々しい笑顔で言ってくる。この人が宗教を開いたらみんなこの微笑みで入信してしまうんじゃないかと思う。<br>「えっと、変な女の子が部室に来たんですよ」<br>「変な女の子？」<br>　そうだ。あれが普通の女の子には俺には見えない。俺の第六感がそう言っているのだ。間違いない。<br></strong></font>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/abrask/entry-11098826477.html</link>
<pubDate>Mon, 05 Dec 2011 22:17:31 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>小説４７　第２章</title>
<description>
<![CDATA[ <font size="4"><strong><strong>諦めと全く興味がない俺はその言葉をいつも通りに「はいはい」と受け流していた。<br>　七時を少し過ぎた頃。「学校の窓から見たかも！」というひなにとって衝撃的事実話を聞いていた俺にもう一つの音が耳に入ってきた。<br>「ただいまー」<br>　玄関から凛とした声がした。スリッパを履く音と共に廊下を擦る音がリビングに向かってくる。<br>「弥生さんおかえりなさい」<br>　外見から言えば仕事が出来るかっこいい女性に見えてしまうスーツ姿の弥生さんはウェーブがかかった髪を肩の上で揺らし、訪ねてきた。<br>「もう夕飯できちゃいましたか？」<br>　俺より背が低いので上目づかいで言われる。<br>「はい。もう夕飯出来てますよ」<br>　おっとりとした表情で、<br>「いつもありがとう透さん」<br>「いえ俺の担当ですから」<br>「そういえば朝ごはんあんな物でごめんなさいね」<br>　小動物が困ったようにおろおろしながら言う弥生さん。この表情で男はいちころなわけか。<br>「朝気づいたら時間なくて急いでたの。今度はちゃんと透さんも二本用意しますね」<br>「ありがとうございます。出来れば今度はバナナ以外がいいですが」<br>「あらあら、バナナは朝に食べると体に良いんですよ？　だからバナナなんです。栄養満点ですからね！」<br>　頬に手を当てながら笑う弥生さん。<br></strong></strong></font>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/abrask/entry-11098824950.html</link>
<pubDate>Mon, 05 Dec 2011 22:15:30 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>小説　４６　第２章</title>
<description>
<![CDATA[ <font size="4"><strong>俺はこの家で夕飯の担当を担っている。朝食は弥生さんで夕飯は俺というのがこの家のスタイルだ。まあ、朝食は手抜きなことが多いが用意してくれるだけありがたいと俺は思っている。このスタイルは俺が中学生の頃から続いている。だからこそめんどくさがり屋な俺でもこれだけは習慣づいている。昔からの習慣というのはなかなか変わらないものだというのを肌で実感している。<br>　テーブルの上にある時計に目をやる。もうすぐ七時だ。<br>そろそろ帰ってくるころかな。<br>後ろではお笑い芸人の声と同時にひなの笑い声が聞こえる。<br>「あー面白いー！　あははははっ！」<br>　肩を揺らし腹を抱えながら笑っている。<br>そんなに最近の番組は面白いのだろうか。昔に比べテレビを見ることが少なくなった。そのため時々クラスメイトの話についていけなくなる時がある。<br>炒めた豚肉を皿にのせ、買ってきたサラダを盛り付ける。<br>「そういえばさー」<br>　するとテレビから聞こえる声と重なるように話しかけられた。<br>「ん？　どうした？」<br>「この人どっかで見たことない？　このイケメンお天気キャスター」<br>　味噌汁が入った鍋の火を止める。<br>「いや、画面越しでしか見たことないな」<br>　ひなはこちらに顏を向け、その小さな体にある手の人差し指をくるくると頭上で遊ばせ、<br>「あれだよあれ。えーっと何か遠くから見たかんじがする」<br>　なんだよそれ。<br>「もうすぐで思い出させそうなんだけどな。いつだっけなー」<br>　最初からそんなことどうでもいいという憮然な態度を俺はしながら味噌汁を取り分けた。<br>「そうだ学校だ」<br>　閃いたその表情は爽やかな笑顔を繕っていた。<br></strong></font>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/abrask/entry-11098822622.html</link>
<pubDate>Mon, 05 Dec 2011 22:13:13 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>小説　４５　第２章</title>
<description>
<![CDATA[ <font size="4"><strong>その世界では魔法使いや超能者、吸血鬼や宇宙人などとありとあらゆる者が闘っていた。宇宙をかけた戦いの中で神の座を争っている。神とは常に存在が変わり、その席に座った者は唯一無二の宇宙の王となる。そして人間はその戦争の渦の中心にいる。<br>そう。その世界での現在の神は人間であった。<br>「お兄ちゃーん、お腹空いたー」<br>　廊下から聞こえてくる声に意識が向く。<br>「おーう、今作る」<br>　部屋のドアの向こうにいるひなに返事をする。<br>　俺は読んでいた漫画本をベットに置く。あんな世界があったら面白いだろうなと思う。こことは違う世界が存在し、それが神の座を争う世界ならきっと面白いに違いない。<br>「やっぱり漫画本は面白いな」<br>　その世界だけの物語が存在し、その中でキャラクター達は様々な困難に立ち向かって成長し生きていく。俺はそんなシンプルな物語が好みだ。<br>　部屋を出るとひなが階段を下りる姿が見えた。それに続くように一階に下りる。するとテレビを点ける音がした。<br>「あ、この人バラエティ番組にも出てるんだ」<br>　ああ、そのイケメンお天気キャスターね。<br>「そうそう。最近色んな番組でてるよ」<br>　へえ、そうなんだ、と適当な相槌をうちながら冷蔵庫を開ける。<br>「ねえ、今日の夕飯は何？」<br>食材を揃えながら、<br>「今日はさっき買ってきた豚肉とサラダに冷蔵庫にあった納豆だな。あと味噌汁も作るぞ」<br>「納豆もかー」<br>　微笑んだ顏をテレビに向けながらこちらに言っているようだ。<br></strong></font>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/abrask/entry-11098818480.html</link>
<pubDate>Mon, 05 Dec 2011 21:59:35 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>小説　よんじゅうよん</title>
<description>
<![CDATA[ <font color="#000000"><font size="4" 数時間後俺達は練習を終え、それぞれの時間を費やしていた。<br></font>　麗奈のモットーは練習も遊びも適度に満喫するというものだ。<br>　それこそ効率がいいと言うのもなんだか納得出来る気がする。<br>　その麗奈はヘッドフォンをパソコンに挿し、曲を作る作業に没頭している。右隣では花より勉強という新しいことわざを生み出している仁太がいる。そして左隣でお菓子を食べながらポータブルゲームに夢中になっているひなは瑠璃と対戦をしているようで勝った、負けたと飛び交う声が聞こえてくる。本棚の近くではテーブルから移動した海斗が椅子にもたれかかりながら、本を読みふけっている。当の俺はというとひなと海斗が用意してくれた玄米茶をちびちびと啜っている。もちろん全員にもこの玄米茶はいき渡っている。<br>　湯呑みに口をつけながら天井を仰ぐと、オレンジ色の光が目線の先を走っていた。部室を包むかのように思える夕暮れの色に無機質な色が響き渡った。<br>　人間の手の甲がドアに二回音を鳴らした。<br>　全員が視線をドアに向ける。空気が固まる。ピタリとそれぞれの行動が止まる。ちなみに麗奈はヘッドフォンをしているため気づいていない。<br>　俺は湯呑みをテーブルに置く。仁太はペンを止め、ひなと瑠璃はお菓子を食べようとしていた手が止まり、海斗は栞を挿み本を閉じた。<br>　その時、部長席からは何かを外す音が聞こえる。全員が気づいたようだ。<br>　海斗は席に本を置き、ドアに近づく。<br>「今開けます」<br>　ドアの向こうにいる相手に話す。<br>　海斗がノブを回す。古く軋んだ音を聞いた。<br>ドアが開く。<br>そこには緋色に染まる光を纏った少女がいた。<br>廊下の窓から漏れた光を浴び、静かに佇んでいる。<br>手のひらで覆えそうなほど小さな顏には、漆黒の色を浮かべた目と小さな唇が綺麗に配置されていた。<br>その唇が動きだす。<br>「はじめまして。久遠アリスといいます」<br>　淡々とした口調で言う。<br>「天文部に入部したく思い、ここに来ました。趣味はありません。特技は……人間観察です」<br><br>　自己紹介が始まったかと思うと、俺は次に続く言葉を人生で初めて聞いたと思う。<br><br><br>「私は『かば』を見つけに来ました」<br><br><br>　何を言っているのか理解できた奴はこの部室にはいないようで、「よろしくお願いします」と久遠アリスと名乗った少女が最後に言ったことを俺は聞き逃していた。<br>　これが久遠アリスとの出会いだった。<br>&gt;</font>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/abrask/entry-11079118733.html</link>
<pubDate>Tue, 15 Nov 2011 11:22:15 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>小説　よんじゅうさん</title>
<description>
<![CDATA[ <font color="#000000"><font size="4">「それよりも、よく体育館で演奏することを許可貰えましたね」<br>　まあね、とひなへ投げかけるとトリックを暴き出す探偵のような表情で言う。<br>「実はね、海斗に一肌脱いでもらったのよ」<br>　探偵から悪ガキの顏に変わり、<br>「色目を使ってね」<br>　まさかと思うよりも早く解説を始めた。<br>「文化祭実行委員長が女の子というところが味噌よね」<br>　横で仁太が嘆息をついていたが、俺は海斗に視線を向ける。そこには雨の日に傘がを持ってくるのを忘れてしまった女の子に「送りましょうか？」と傘を広げて柔和な笑みを披露する笑顔がこちらに気づき視線を捉えていた。<br>　この顏で全て悟ってください、と言わんばかりだな。<br>「私は気は乗らなかったのですが、部長命令なら仕方ないと思いまして」<br>「と言うわけで全校生徒が入る体育館で演奏することが決まったわけ！」<br>「ハードル高いなー」と俺。<br>「透、ハードルはね高いほうがいいものよ！　超えた時の観える景色が違うから！」<br>　哲学的なことを言うとやはり反応するのは瑠璃で、<br>「さすが麗奈先輩！　言うことが違いますね！　よ！　大統領！」<br>　だからなんだ大統領って。<br>ってそこまた照れるな。<br>「さあみんな舞台はととのったわ！　練習はじめるわよ！」<br>「おお！　俄然やる気がでてきましたー！　やるぞー！」<br>「瑠璃さん、頻繁に大声をだすとはしたなく見えますよ」<br>「決まったならやるしかないか。勉強する時間も調整だな」<br>「イブの日ならお菓子まとめ買いしないとなー。ね？　お兄ちゃん」<br>「ひな。俺はその買い出しには絶対に付き合わないぞ」<br>　部員の一人一人の会話行き交う。<br>　喧噪の中それぞれが席を立つ。俺と瑠璃、仁太はロッカーに向かう。テスト期間中という規制で持ち歩けなかった相棒と会うために自分達のロッカーを開け、俺はギターを、瑠璃はベースを、仁太はスティックを取り出す。<br>　麗奈はスタンドマイクをセットし、はちみつ入りホットティーで喉を潤している。いつも持ち歩いているそれは歌う前に必ず飲んでいるようだ。<br>　ひなと海斗は二人分の席を用意し、そこに観客として席に着く。ひなと海斗はバックアップを担当する役目だ。ひなの親衛隊や海斗の甘いマスクでその役割を充分に発揮してくれている。<br>　そして全部員がいつも通りの位置に着く。<br>　ドラムのセットが完了した仁太に麗奈はスタンドマイクの高さを調整し準備万端という合図の笑顔を向け、ギターとベースのチューニングを終えた俺と瑠璃は目を合わせ、それを知らせるために横目と首肯を仁太に送る。仁太の納得した顏とともに、三人はこちらに向けられた待望の視線を真正面から受け、俺達の空気を作る。<br>　そして俺達は。<br>　麗奈の歌い出しと共に部室の中で音を奏でた。<br></font></font>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/abrask/entry-11079118363.html</link>
<pubDate>Tue, 15 Nov 2011 11:21:26 +0900</pubDate>
</item>
</channel>
</rss>
