<?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?>
<rss version="2.0" xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom">
<channel>
<title>アヅキ・バルの夢の中</title>
<link>https://ameblo.jp/aduki2001/</link>
<atom:link href="https://rssblog.ameba.jp/aduki2001/rss20.xml" rel="self" type="application/rss+xml" />
<atom:link rel="hub" href="http://pubsubhubbub.appspot.com" />
<description>気が向いたらぷちＳＳとか上げるかもしれません。</description>
<language>ja</language>
<item>
<title>プラシナ『ＢＢＱパーティをやろう』</title>
<description>
<![CDATA[ <p style="text-align: left;">６月某日星ヶ丘寮ブリジット・アーチャーの部屋<br><br>「今度ね、うちでＢＢＱやろうと思うのよ」<br>　手にした７インチサイズのタブレットから顔をあげて唐突にブリジット・アーチャーはそう言い出した。<br>　壁にかかった時計はちょうど午後三時を刺している。<br>「ＢＢＱ…バーベキューですか」<br>　メイドであるイルマ・サトウは、テーブルにティーカップを置いてから返した。<br>　透き通った琥珀色のアッサムティーがティーポットから注がれていく。<br>「そう、バーベキュー。ミス研でね。新入部員の歓迎会とかまだしてなかったから」<br>　どうやら、寝子校で自身が主催しているミステリ研究会の新入部員の歓迎会にＢＢＱパーティーがやりたいということであるらしい。<br>「で、告知文はかんがえたのよ、こんなんでどうかなって」<br>　先ほどまで見ていたタブレットのディスプレイにはメモ帳アプリが起動していて、そこにはこう書かれていた。<br><br>ミステリ研究会主催ＢＢＱパーティー開催のお知らせ<br>開催日　６月×日<br>開催場所　星ヶ丘寮のブリジット・アーチャーの家のガーデン内<br>参加者　基本ミステリ研究会メンバー・関係者とその同伴者。飛び入り可<br>必要な機材と最低限の食材はこちらで用意します。<br>各自食材の持ち込みなどはＯＫ<br><br>「よろしいのではないでしょうか」<br>　星ヶ丘の住民はパーティー好きが多いから、機材の貸し借りなどは容易だから問題ない。<br>　最低限の食材も手配して…</p><p style="text-align: center;"><br>＝＝＝</p><p style="text-align: left;"><br>&nbsp;</p><p style="text-align: left;">☆マスターコメント<br>こんにちは、ぶりきゃっとです。<br>　今回はＢＢＱやろうぜ！ということでＢＢＱパーティーシナリオです。<br>　特に事件は起きないです、たぶん。<br><br>☆概要<br>　星ヶ丘寮のブリジットの寮室（一軒家です）の庭を使ってバーベキューパーティをやります。<br>　参加者は基本的にはミス研の部員とその同伴者ですが、星ヶ丘寮の住人、たまたま近くを通りかかったらパーティやってたので飛び込み参加したでも、ＯＫです。</p><p style="text-align: left;">　ガイドにある通り、機材と最低限の食材は用意されているので、単純にＢＢＱを楽しむだけでも大丈夫ですが、食材持ち込みも歓迎です。<br>　時間は、お昼から夕方までです。<br>　仕込み組は午前中から準備をしてお昼前から焼き始めるという流れになります。<br><br>☆備考<br>　定員：なし<br>　参加申込期限：５月１２日<br>　アクション投稿期限：５月１２日<br>　参加希望の方は申込期限までに、らっかみ！のブリジット・アーチャー宛（<a href="http://rakkami.com/chara/detail/RKM000274">http://rakkami.com/chara/detail/RKM000274</a>）にキャラメで参加希望申請してください。<br>アクションは本文にあたる、キャラクターの行動・手段を５００文字以内で、プレイヤーの目的・意図、キャラクターの目的・理由欄は、だいたい５０文字程度で、アクション投稿期限までに提出してください。<br>　申請期限と投稿期限が同日になっていますが、間違いではありません。<br>　</p><p style="text-align: left;">アクション投稿は次のフォーマットを参考にしてください。<br>◆プレイヤーの目的・意図<br>５０文字程度<br>◆キャラクターの目的・理由<br>５０文字程度<br>◆キャラクターの行動・手段</p><p>５００文字以内</p><p>&nbsp;</p><p>この作品はオンラインRPGらっかみ！を元に制作しました<br>この作品の著作権はプロジェクトナニカが所有・管理しています<br><strong>らっかみ！http://rakkami.com&nbsp;</strong></p>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/aduki2001/entry-12373922974.html</link>
<pubDate>Sun, 06 May 2018 18:19:10 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>プラシナ「舞の無くしもの」に関するご意見（注：これはネタです！）</title>
<description>
<![CDATA[ <p>こんにちは、ぶりきゃっとです。</p><p>前回のプラシナ「舞の無くしもの」に参加した人から貴重なご意見をいただいているので、いくつかをここで紹介します（注：これはネタです！大事なことなので二度言います）</p><p>&nbsp;</p><p>ブリジットさん<a href="http://rakkami.com/chara/detail/RKM000274">http://rakkami.com/chara/detail/RKM000274</a></p><p>Ｑ．舞の教室シーンの描写がすごく短かったけど？</p><p>　あ、あと、雑記の私の紹介文に誤字があるから直してちょうだい。私はめい探偵じゃなくて名探偵、ＯＫ？</p><p>Ａ．新井さんのアクションを採用した結果の反射的効果として捜索パートが全体的に短めになってしまいました。申し訳ありません。</p><p>　雑記の記載というのは、蒼空のフロンティアのブリジット・パウエルの説明に関する部分かと思いますが、あれは、同作内でのリアクション結果など探偵としての実績等を鑑みて適切な表記と認識しております。従って、変更のご期待に沿うのは難しいかと思います。</p><p>&nbsp;</p><p>橘舞さん<a href="http://rakkami.com/chara/detail/RKM001966">http://rakkami.com/chara/detail/RKM001966</a></p><p>Ｑ．私の早とちりでご迷惑をおかけしました。</p><p>　ところで、ブリジットやマーガレットさんはアクションを提出したと聞いているのですが、私は提出していません。よかったのですか？</p><p>Ａ．アクションの要否についてはシナリオによります。今回のシナリオでは、ブリジット、マーガレット、秋月の３人は捜索側として行動しているということで、参加ＰＣ同様に２５０文字制限でアクションを提出してもらっていました。舞さんは依頼人ということで今回は不要でした。</p><p>&nbsp;</p><p>マーガレットさん<a href="http://rakkami.com/chara/detail/RKM004553">http://rakkami.com/chara/detail/RKM004553</a></p><p>Ｑ．まぁ、言いたいことはいろいろありますけど、舞さんの顔に笑顔が戻ったのならそれでよしとしますね。</p><p>　ところで、ダブルアクションはＯＫなんですか？みたところ、参加者は複数シーンで描写されていましたが。</p><p>　それとアクションのフォーマットに関してですが、２５０文字で意図や目的まで含めると文字数が厳しいのではないでしょうか？</p><p>　別途目的欄などを設ける予定はありませんか？</p><p>　あ、あと、次は舞さんと二人でお茶できるシナリオがいいです。</p><p>Ａ．貴重なご意見ありがとうございます。</p><p>　ダブルアクションに関しては緩め判定の予定ですが、あまりあれもこれも一人でやろうとするのはお勧めしません。</p><p>　複数シーンでのキャラの登場については、登場シーンが１シーンだけだと寂しいですから、原則として１シーンのみということはしない方針です。これについては、アクションがダブルであるかどうかとは無関係です。</p><p>　アクションフォーマットに関しては、次回からは、らっかみ！にリスペクトしたアクションフォーマットを用意させていただくつもりです。</p><p>　次のシナリオはすでに決まっておりますが、お茶を楽しめるようなシナリオも今後検討させてもらいます。</p><p>&nbsp;</p><p>蜘蛛好き少女<a href="http://rakkami.com/chara/detail/RKM004775">http://rakkami.com/chara/detail/RKM004775</a></p><p>Ｑ．私全然役に立ってなかったのに、お茶会参加させてもらってすっごくラッキーでした。マーガレットちゃんの意外な一面もみれたりして楽しかったですよ。</p><p>　質問ですが、アクションはＰＣの一人称スタイルか、ＰＬ視点の三人称スタイルのどちらがいいんですか？私は一人称スタイルが私らしくていいかなって思うんですけど…実は、一人称スタイルのせいだと思うんですけど、担当マスターさんから、お喋り、独り言が多い子って思われる傾向があってですね（あ、別所の話ですよ、念のため）。それと、もう一つ、次の予定は何か決まっていますか？</p><p>Ａ．思われる傾向とありますが、秋月さんは自分で気づいてないかも知れませんが、十分お喋りで独り言も多いので、その担当マスター様の秋月さんに対する認識は正しいものかと思います。</p><p>　アクションの書き方はどちらでも構いません。一人称スタイルの場合、心の声が、うっかり口から出てたりすることはままありますので、対策としては言葉にしたくない心の声は特に（）で囲む、口に出すセリフは「」で囲むなどすればマスターに伝わりやすいかと思います。</p><p>　次の予定ですが、ミステリ研究会主催のＢＢＱパーティーの予定です。後日改めてガイドを出しますので、しばらくお待ちください。</p>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/aduki2001/entry-12373614952.html</link>
<pubDate>Sat, 05 May 2018 13:06:27 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>蒼空のフロンティアから続くＰＣたちの系譜っぽいなにか</title>
<description>
<![CDATA[ <p><span style="font-weight:bold;">蒼空のフロンティア（２００９～２０１４）</span>から、ぶりきゃっとがアクション投稿代理人を務めていたキャラたちについてつらつらと書いてます。適時文面が追加されたりとかするかもしれないし、しないかもしれないです。</p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-weight:bold;">〇蒼空のフロンティア（終了）</span></p><p>＃ＬＣブリジット・パウエル</p><p>　根拠のない自信家、自称めい探偵。舞のパートナー、ヴァイシャリーの商家パウエル商会の一人娘。成り上がり強欲商人の父親と男遊びが派手で浪費癖のある貴族出の母親という結構パンチの効いた家庭環境で育った割には善人。ただし飽きやすくややキレやすい、気になる相手には喧嘩腰で絡む。いわゆるツンデレである。</p><p>　形式上ＬＣだが事実上のＭＣとして活躍していた。推理研究会の主催でもあった。</p><p>＃ＭＣ橘舞</p><p>　京都の旧家の令嬢。ブリジットのパートナー。完璧超人の橘家の娘を演じていたが、ある日緊張の糸がきれて心の病気になり半年ほど休学して家に引きこもったりしていた。それ以降頭の中がお花畑の子になってしまった。後半元に治っていた節があるが、本人は隠していた。</p><p>＃ＭＣ朝倉千歳</p><p>　橘の分家筋にあたる朝倉神社の娘。舞の従妹だが、容姿が非常によく似ていた。なぜかとか聞いてはいけない。容姿が似ていた舞にコンプレックスを抱いていた節がある。</p><p>　曲がったことが大嫌い、正義一直線の人。パートナーはイルマ・レスト。</p><p>＃ＬＣイルマ・レスト</p><p>　パウエル家でブリジット付きのメイドをしていたが、実はブリジットの腹違いの妹。</p><p>　イルマはブリジットを姉だとしっていたが、ブリジットの方は知らなかった。</p><p>　舞とパートナー契約を結んだブリジットが家を出たことから、自分から姉を奪ったと思い込み舞のことをかなり恨んでいたりと序盤ちょっとメンヘラ傾向のあるキャラであったが、千歳がいたことと、舞には嫌味を言っても糠に釘だったこともあり、後半は明るめなキャラになっていた。</p><p>＃ＭＣ笹井昇</p><p>　橘家の執事の息子。。堅物のイケメン。デビットのパートナー。</p><p>＃ＬＣデビッド・オブライエン</p><p>　パウエル家の執事の息子。いい加減でチャラい・女好きという性格が災いしパウエル家から放逐され出禁扱いにされていた。</p><p>＃ＭＣ森田美奈子</p><p>　橘家に代々使える由緒正しきメイドの血筋。ガチ百合少女であり、乙女の園である百合園女学院に入る為に、コルネリアと契約を結んだ。</p><p>　これといった存在感がなくステルス美奈子とか呼ばれていたが、その特性を生かして盗撮行為などに励んでいた。端的に言うと危ない人。</p><p>＃ＬＣコリネルア・バンデグリフト</p><p>　貴族の娘。年はブリジットより下だが、ブリジットの母方の叔母さんである。ツインドリルの人。</p><p>　ブリジットは男遊びが派手で浪費癖のある母親をあの人と呼んで嫌っていたが、この年下のコルネリア叔母さんのことは気に入っていたようだ。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-weight:bold;">〇マテオ・テーペ（終了）</span></p><p>＃マーガレット・ヘイルシャム</p><p>　貴族の娘、幼少の頃から病弱でじきに死ぬと周囲から思われていたが、どっこい生き抜いた。死ぬ死ぬ詐欺とも言われた体力２の女。</p><p>　随筆家として表向き知られ、マテオ・テーペ回顧録を執筆した。裏ではＢＬ本などを執筆する小説家でもあり代表作に薔薇騎士物語がある。</p><p>　ネタ集めの為に接近した騎士と親しくなったけどいろいろあったりなかったりした末に身を引いたり、前半では悪感情を抱いていた少女（悲劇のヒロイン脳少女かとおもったらガチに王家の末裔だった）と気づいたら友達になっていたりとなかなか波乱に満ちた人生を送った。</p><p>・エリザベス</p><p>　マーガレットの裏の顔。ＢＬ、ＧＬ小説を執筆する際に使用していたＰＮです。</p><p>　代表作はＢＬ本の薔薇騎士物語です。</p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-weight:bold;">〇らっかみ！（進行中）</span></p><p>＃ブリジット・アーチャー</p><p>　性格や容姿をそのまま引き継いだブリジット・パウエルの異世界同位体である。苗字は違うが、やはり商人の娘。アーチャーの苗字は、スタートレック・エンタープライズの船長ジョナサン・アーチャーに由来する。この結果ブリジットの祖父はトレッカーという設定が生えた。ミステリ研究会を主宰している。</p><p>＃橘舞</p><p>　橘舞の異世界同位体。苗字も同じである。ただ心の病気にはかかっておらず、人当たりがよく料理が趣味で才色兼備というチートキャラである。</p><p>　妹の千歳のことを大切に思っており、いきすぎてシスコンの域に達してる。</p><p>　おっとりした性格の為、ブリジットからはちょっと抜けてるとか言われたりすることもある。</p><p>＃橘千歳</p><p>　蒼の朝倉千歳の異世界同位体である。ただし、舞の従妹ではなく実の双子の妹である。</p><p>　もっとも家のしきたりで幼少の頃は親類の朝倉家に預けられて育った。朝倉家が神社という設定は蒼版と同じ。</p><p>　その為かなり庶民的。自分には可愛らしいものとかは似合わないと思い込んでいる節がある。橘家に戻されてからは何かと姉と比べられ続けた結果、完璧超人な姉に対するコンプレックスをかなり抱えている。姉との差別化を図るべく剣道やったり、過保護な姉から離れる為に寝子島高校に入ったりした。剣道部で風紀委員という見た目強気少女にみえるが、実は打たれ弱い結構豆腐メンタルである。</p><p>＃イルマ・サトウ</p><p>　アーチャー家の使用人の娘。イルマ・レストの異世界同位体。蒼版と違って腹違いの妹とかディープな設定はなく、ブリジットのもっとも信頼する友人の一人であり、星ヶ丘寮でブリジットのメイドをして一緒に住んでいる。ブリジットや舞が通っていたお嬢様学校に通っていたが庶民には違いなく、同じく庶民派の千歳とは仲がいい。</p><p>＃マーガレット・ライカー</p><p>　マテオ・テーペのマーガレット・ヘイルシャムの設定を一部（ＢＬ好きな腐女子なところなど）引き継いでいる。両親ともにイギリス人、母親がイギリス貴族の出。マテオ版と違って病弱という設定はない。舞を慕っているが、ユリという訳ではない。ライカーの苗字は、新スタートレックのライカー副長に由来しているが、別にトレッカーという設定はない。実は犬派である。</p><p>＃南雲秋月</p><p>　ロスト・オールドのアヅキ・バルの異世界同位体である。</p><p>　ただし生粋の地球人なので、下半身が蜘蛛になったりはしない。そのかわり蜘蛛の群れを召喚して命令に従わせることができる。蜘蛛だい好き少女。オシグモはアシダカ軍曹。</p><p>　日本蜘蛛学会会員。</p><p>・コーネリア</p><p>　ＰＣではなくブリジットの飼っている猫、アメリカンショートヘアのシルバータビー、蒼では叔母さんの名前だったが、ら版では猫になっている。当然だが、女の子。</p><p>・エリザベス</p><p>　マーガレットの裏の顔。ネットでＢＬ、ＧＬ小説をアップする際に使用しているＰＮです。</p><p>　</p><p><span style="font-weight:bold;">〇ロスト・オールド（進行中）</span></p><p>＃アヅキ・バル</p><p>　蜘蛛型エイリアンアラクニアン人の父と地球人の母の間に生まれたハーフエイリアン。</p><p>　シェイプチェンジ能力を持ち人型にもなれるが、下半身が蜘蛛の姿になると身体能力は人類種の限界に迫る。</p><p>　人型でいるときは、小柄な日本人の女の子にしかみえない。</p><p>　料理とおしゃれとお風呂が好きなどこにでもいる普通の女子高でもある。</p><p>　あと、かなりのおしゃべり、独り言も多い。</p><p>&nbsp;</p><p>〇その他</p><p>＃ぶりきゃっと</p><p>　私のことです。略称はぶりまたは鰤。</p><p>　かつてはでっかめんとも呼ばれていたが、仮面に矢を受けてしまってな。</p><p>　その正体は猫化したブリジット。</p><p>　現在はツィッターアカウントの名としても使用されています。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/aduki2001/entry-12372710405.html</link>
<pubDate>Tue, 01 May 2018 18:50:21 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>『舞の無くしもの』リアクション</title>
<description>
<![CDATA[ <p style="text-align: left;"><span style="font-weight:bold;">『舞の無くしもの』</span><br><br><br>５月某日―ミステリ研究会部室―<br><br>「それじゃ、今日のミス研のミッションは、舞のストラップの捜索ね」<br>　椅子から立ち上がったブリジット・アーチャーが部室の窓側を背に高らかに宣言した。<br>　それは、とある５月の放課後のこと－－<br>　事の発端は、ミステリー研究会の代表であるブリジットの友人橘舞が鞄につけていた猫のストラップを紛失したことだった。<br>　そこで、妹からのスイス土産に貰ったというその大切なストラップを、ミス研で捜索しようということになったわけだ。<br>　決して暇だったからとかそういう訳ではない。<br>「皆さん、よろしくお願いします」<br>　ブリジットの隣で同じく立ち上がった橘舞がメンバーたちに深く低頭する。<br>「まぁ、大船に乗った気で任せておきなさいって」<br>　ブリジットの金髪ウェーブが窓から差し込む陽光を浴びて輝いて見える。<br>　胸を叩いてみせる姿はいつも通り自信に満ちている。<br>　その自信の根拠がどこにあるのかは誰も知らない。<br>「探すとして、まずどこから探しましょうか」<br>　ブリジットの宣言が終わって再び着席するのを待ってから、１年のマーガレット・ライカ―が改めて室内に集まっていたメンバーの顔ぶれを眺めながら言った。<br>　ここで少しミス研メンバー＋αついて説明をしよう。<br>　まずはミス研の代表である２年生のブリジット。<br>　両親はアメリカ人、生まれはアメリカのサンフランシスコだが育ちは日本の神戸。<br>　続いて、ミス研創設期の初期メンバーである地元寝子島の魚屋魚新の倅、ちくわの似合う男、新井すばる。<br>　知的な眼鏡美人神野美野梨。</p><p style="text-align: left;">　メイド服もとても似合うと一部の層から好評だ。残念ながら今はメイド服ではないが…<br>　そして、一年生の西園りの。<br>　彼女はミス研が最近参加したイベントぐらぐらのメイド喫茶では客として来店していた。<br>　すばるの知り合いでもあり、ミステリ研究会の中でもっとも最近加入しメンバーでもある。<br>　ニューフェイスというやつだ。<br>　ところで、本人、暗記系とかは苦手らしい。<br>　ミステリー研究会という類の会には不向きにも見えるが、それ以上に好奇心旺盛で物語が好きというミス研にウェルカムな特性を持っている少女である。むしろ、それさえあれば十分ともいえる。<br>　そして、今回の依頼人（ブリジットのいうところの）である橘舞はミス研の部員ではなく、部外者である。<br>　舞は京都の旧家橘の出身、いわゆる良家の令嬢だが、双子の妹が京都を離れて寝子校に入った為、心配になってその後を追って寝子島にやってきた。シスコンと言われたらそれまでだ。<br>　そして最後になるが、マーガレットは、ブリジットや舞が通っていた京都の女学校の後輩でもある。<br>　両親はイギリス人。<br>　母親はイギリス貴族の出だが、本人は京都育ちである。<br>　先輩である舞を敬愛するあまりに高等部に進まずに寝子島にやってきたらしい。やっぱり変わり者である。<br>　以上６人。<br><br>（エーデルワイスの歌詞通りなら…）<br>　と、マーガレットの発言を聞き流しつつ、この時新井すばるは考えていた。<br>　歌詞通りなら舞さんの胸の中にあるのかも…<br>　舞が失くしたストラップは、舞の妹である千歳がスイスの土産に買ってきたもので、エーデルワイスの花と猫を描いたプレートが取り付けられたものと説明を受けていた。<br>　エーデルワイスの語源はドイツ語のエーデルヴァイスであり高貴な白を意味する。<br>　すばるがエーデルワイスの語源を知っていたかは不明だが、白色を好む旧家の令嬢の舞にはまさに相応しいチョイスである。<br>　余談であるが、日本でも親しまれている有名な歌『エーデルワイス』はミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」の中で登場人物のオーストリア軍人が祖国オーストリアがドイツに併合されたことを悲しんで歌う作中歌である。<br>　歌詞がオーストリアを讃える内容であったこともあって、オーストリアの民謡と誤解する人も少なくなかったという。<br>　日本では、エーデルワイスがスイスの国花であることからスイスの歌と思われがちだが、これもやまり正しくない。<br>　さて、ここで、すばるの視線が自然と舞の胸元に注がれる中、それを目ざとく見つけたマーガレットが殺気を孕んだ視線をすばるに向けていたことも記しておく。<br>「普通に考えれば教室が一番怪しいかしら」<br>　神野美野梨の発言でマーガレットの死線もとい視線がすばるから外されたのは、彼にとって幸いであった。<br>「うんうん、鞄なんて教室に置きっぱなしだよね。だから、鞄を動かすタイミングで落ちちゃったんだと思うの」<br>　と、西添りのが私も同じ考えとばかりに椅子から少し腰を浮かせる。<br>　彼女にとってはこれがミス研での初仕事でもあり、気合いが入っているようだった。<br>「廊下でパンを咥えて走っててイケメンとぶつかったとかそういうイベントがあったなら話は違ってくるけど」<br>　そんなことはないだだろう…<br>　その発言に舞も怪訝そうに少し小首を傾げた。<br>「いえ、お弁当は和食でしたので…」</p><p style="text-align: left;">「和食派なんだ。確かに先輩、洋食より和食って感じだよね」</p><p style="text-align: left;">「いえ、そうでもないですよ。昨日のお弁当はサンドイッチでしたし、だいたい和洋半々ぐらいですかね」<br>「いやいや、そういう話じゃなくて…そもそもパン咥えて走っててイケメンとぶつかるとか、ラブコメじゃないんだから」<br>　二人のやり取りにブリジットが呆れたように嘆息し、オーバーアクション気味に両肩を落としてみせる。<br>　こういうところはやっぱりアメリカンなブリジットである。<br>　もっとも、教室にあるのではという見解に関しては、彼女も反対しなかった。<br>「そうね、舞って結構抜けてるところあるから…あんがい机の下にコロッと落ちているとか十分考えられるわね」<br>「そのような物言いは、少し舞さんに対して失礼ではありませんか？」<br>　他の人ならここはおっとりしているとかオブラードで包むところだろうが、ブリジットは包まない。<br>　敬愛する舞への侮辱と受け取ったらしいマーガレットが食ってかかろうとするのを、まぁまぁと美野梨が手で宥める。<br>「ここで話しているだけじゃ見つらないわ。まずは皆で舞さんの教室に行ってみない？」<br>　反対する者もなく、ミス研一行は舞の教室に移動するべく、おのおの座っていた椅子から立ち上がって出口の扉に向かう。<br>　一人を除いて…<br>「ちょっと、すばる、あんたはどうして呑気に椅子に座ってんのよ？」<br>　どうした訳か椅子に座ったままのすばるに、ブリジットが扉口で立ち止まって振り返った。<br>「ボクはみんなの為にお茶を用意しておくよ。ちょっと思うところもあるしね」<br>　ウィンクしてみせながらすばるは、そんなことをさらっと言ってのけたのだった。<br><br><br>同日―２年１組教室―<br><br>　結局すばるを一人部室に残して一行はまず舞の教室である２－１に向かった。<br>　重点的に探すポイントは舞の机の周辺と後ろの棚。<br>「ないわね」<br>「こっちにも見当たらないですね」<br>　しかし、見つからない。<br>　机の周辺の床をチェックしたブリジットに、後ろの棚を確認していた美野梨が、首を横に振る。<br>「むぅ…机の中何も入ってない」<br>　舞の机の中をチラ見したりのは奇麗に片付けられている机の中を見てがっくりとなっていた。<br>「教室には…なさそうですね」<br>　少し申し訳なさそうに舞が首を垂れる。<br>「大丈夫ですよ。きっと見つかります。いえ、見つけます」<br>　落ち込んだ様子の舞をマーガレットが励ますのを横目に、念のため、教室に残っていた生徒にも確認したが、誰もそのようなものをみていないということだった。<br>「誰も見てないし、教室にないとなると、やっぱり廊下かしらね。舞、何か覚えてることとかないの。誰かと廊下でぶつかったとか？」<br>「そういうことはなかったですね」<br>　それはさっき部室で私が聞いたのと大差ないんじゃ…とブリジット舞の会話を聞いていたりのは心の中で思った。<br>　舞がパンを咥えているか、ぶつかるのがイケメンかどうかの違いだろう。<br>　でも…教科書とかノートなんていちいち持ち帰らないと思ったけど、違うんだ…<br>　持ち帰らない派の彼女は、皆そうだと思っていたようだ…<br>「残念だなぁ。ぜったいに教室に落ちているとおもったのにぃ」<br><br><br>―同日１階廊下―<br><br>「マーガレットちゃん、何をしているの？」<br>　廊下の床に視線を落としながらうろうろしているクラスメイトを見つけた南雲秋月は、おーいと手を振りながら走り寄った。<br>「秋月さん、いえ、実は…」<br>「なるほど、マーガレットちゃんの先輩の無くしものですか。私にも妹がいるので、その気持ちはわかります。よかれば私も協力しますよ」<br>　秋月は三人兄妹の真ん中で、妹がいる。<br>　妹からもらったものを無くしたとか、それは凹みますよね。<br>　ここはマーガレットちゃんに協力してあげましょう。<br>「おぅ、マーガレットじゃないか、何してんだ」<br>　響蒼留人が、顔見知りのマーガレットを廊下で見つけて声をかけたのはこの時だった。<br>　会話を遮らえる形になったマーガレットが振り返って蒼留人を見る。<br>　体育科である蒼留人は、普通科のマーガレットとはあまり接点がないように見えるが、偶然にも入学式の時言葉を交わす機会があって、それ以来何かと縁がある。<br>　どれぐらいの縁かと言えば、二人で腕組みして登校するぐらいだ。<br>　まぁこれはろっこんの暴走で困った状況に追い詰められた二人が、肉を切らせて骨を断つ的な判断をした結果であって、二人の間に別に甘酸っぱい関係が有るわけではない。<br>　ところで、このマーガレット、実は蒼留人が何よりも関わりなくない姉と同じＢＬ好きの腐女子であったが、悲しいかな、彼はまだその事実を知らない。<br>「響君？そうだ、時間ありますよね。ちょっと響君も手伝ってもらえませんか？」<br>「も？手伝うって何を？」<br>　横にいる女子は蒼留人の知らない子だったが…こっちの時間があるのは確定なのか、と蒼留人は心の中で思った。<br>　確かに急いでいたりしたら声などなけないだろう。<br>　マーガレットの話を一通り聞いた蒼留人は、<br>「マーガレットの先輩の落とし物か。探してやってもいいぜ。一応念の為聞くけど、落とし物として届いてるってことはないんだよな？貴重品ってことでもないなら先生のところには届かないだろうが」<br>「そうですかね？校内の取得物は基本的に教師のところに持っていくと思いますよ？どうなんでしょうか？」<br>　蒼留人の言葉に秋月が首を傾げながら、マーガレットを見た。<br>　どうなんでしょうか？は教師に確認したのかという意味と受け取ったマーガレットは「そういえば、そこは舞さんに確認していなかったですね」と答えた。<br>　落とし物として届けられていないか確認したかどうかは舞から聞いてない。<br>「あるいは、ゴミ箱に捨てられたとか。校内美化に気を使う人たちはそれなりにいるみたいだし」<br>　廊下に置かれていたゴミ箱に視線を送りながら蒼留人が言った。<br>　この間もなんか雑巾がけレースとか行われていたろ、と続ける。<br>「なんかやっていましたね、雑巾がけレース。でも、ゴミ箱ですか？ゴミ箱を漁るのは避けたいところですね。念のため職員室に届いていないか聞いてきましょう。誰かが見つけて届けている可能性はありますし」<br>　その後、３人は確認の為に職員室を訪ねたが、いい結果は帰ってこなかった。<br>　また、ゴミ箱という線は早々に消えた。<br>　というのも、金属のプレートは燃えない為、可燃ごみ用のゴミ箱に入れることは通常はないからだ。<br>　念の為に、蒼留人が理科室からもってきた磁石をつかってひっつくものがないか調べてみたが、やはり反応するものはなかった。<br>　靴箱から廊下というルートに、教室。<br>　考えられる場所は探し尽くしたが…<br>「ありそうなところは一通り調べたわね」<br>　やや疲れた表情でブリジットがため息をつく。<br>「私も校内の猫に聞き込んでみたけど、知ってる子はいなかったわ」<br>　美野梨は、ろっこんをつかって校内にいる猫に何か見てないか聞いてみたが、これといった情報は得られなかった。<br>「猫ですか？それはどういう…」<br>　疑わし気にマーガレットが美野梨をちらりと見た。<br>　マーガレットは人であるため、ろっこんという能力については理解していない。<br>　ここでは、ときどきおかしなことが起きるぐらいの認識だろう。<br>「ああ…ねこみゅっていう猫好きの集まりがあるのよ。そこで誰か見てないか聞いてみたという意味ね」<br>　ミス研部室に一人残ったすばるからＳＮＳで一度戻ってきてほしいと連絡が入ったのはこの時のことだった。<br>「ふん、一度戻りましょうか。闇雲に探しても仕方ないわ」<br>　スマホの画面をのぞき込みながらブリジットが言った。<br><br><br>同日―ふたたびミス研の部室―<br><br>「やぁ、皆。戻って来たね。実はちょっと確認してもらいことがあってね」<br>　捜索を一旦切り上げて部室に戻った一行を前に、切り出したすばる。<br>　テーブルの上にはすでにティーカップが並んでいる。<br>　ちゃんとお茶の準備はしていたようだ。<br>「舞さん、ちょっと鞄の中を開けて中を見てもらえないかな」<br>「鞄ですか？」<br>　舞の鞄はテーブルの上に置かれている。<br>「はい、それはいいですけど」<br>　戸惑いながらも鞄の中を開けた舞の視線が鞄の中に落ちる。<br>「あれ？」<br>　その目が驚きに開かれたのは次の瞬間ことで。<br>「これ…ありました、ありましたよ。これです！私のストラップ」<br>　驚きと喜びの合わさった声音で舞が鞄から取り出したのは、まさにエーデルワイスと猫が描かれた…舞の無くしもの。<br>「ええ！？」<br>「ど、どういうことなのですか？」<br>　りのの驚きと困惑したマーガレットの言葉は、たぶんそこにいた者たち気持ちを代弁したものだったろう。<br>「舞さんは…実は最初から何も失くしてなんかいなかったんだよ。いいかい、よく考えて欲しい」<br>　その言葉に室内の騒めきを止んだ。<br>　すでに、すばるは人差し指を立てて顔前に据えたポーズ。<br>　その姿は、さながらクライマックスで事件の真相を語る名探偵のそれだ。<br>「まずストラップのリング部分をよく見てほしい。力任せにちぎった感じはない」<br>　言われてみれば、確かにそうである。<br>「それに舞さんは途中で誰かにぶつかったりはしてない。そうだよね？」<br>　そのようなことがなかったことも、質問の仕方は兎も角として、りのが部室にいた時にも確認していた。<br>　舞とりのが、うなずくのを確認してからすばるはさらに続ける。<br>「それに鞄を持っている最中に金属のプレートが落下すれば音がする。舞さんが気づかないはずはない。以上を踏まえてボクはプレートは失われた訳ではないと推理したんだ。つまり…」<br>　一拍の間を置いてから、すばるは真相へと続く言葉を紡ぐ。<br>「プレートは今も舞さんの鞄の中だとね。チャックを閉めたりするときに巻き込まれてしまった。だから舞さんはそのことに気づかなったんだ」<br>　その場にいた者たちは、あっ！という表情になった。<br>「ちょっと…舞…」<br>　どういうこと？<br>　呆れとちょっと苛立ちの籠った眼差しでブリジットは舞を見やるが、本人はプレートを慈しむように抱きしめてて、こっちの話などちっとも聞いちゃいない。<br>「す、すごいよ、新井先輩！本物の名探偵みたい！」<br>　ポージングを決めたままのすばるを、りのが尊敬の籠った面持ちで見つめ、<br>「やるじゃない、新井君。お手柄ね」<br>　美野梨もすばるの名推理に関心している。<br>「よかったですね」<br>「それじゃ、これで俺はお役御免だな」<br>　これは秋月と蒼留人。<br>　が、しかし、これだけでは納得しない者が、約一名いた。<br>「あの…ちょっと待ってください。新井先輩、もしかして先に開けて確認されたのですか？」<br>　マーガレットである。<br>「えっ？」<br>　明らかに冷たく不穏な声音に、名推理の余韻に浸っていたすばるが素に戻った。<br>「ですから、舞さんの鞄を勝手に開けたのですかと…」<br>「いや…それは…」<br>　すばるの推理は当たっていた。<br>　しかし、あまりに自信満々だったのがいけなかった。<br>　不幸なことに彼の名推理は結果として、女子の鞄を無断で開けて事前にプレートが入っているかどうかを確認していたのでは？という疑惑を呼んでしまったのだ。<br>　他のメンバーが部屋から出ていた間、部屋にすばる１人しかいなかった。</p><p style="text-align: left;">　つまり、鞄を開けていないことを物証や第三者の証言によって立証することは不可能である。<br>　これはやばい…かもしれない。<br>　すばるの脳内スクリーンに危険信号が灯った。<br>　いままでいろんな危険な目にもあってきたが、これは未体験のデンジャーゾーンかもしれないと。<br>　あやうし、すばる！<br>　しかし、弁明の為に口を開こうとするすばるより先に口を開いたものがいた。<br>「選択肢を消去していって、残ったものがあり得ないように見えても、それが真実に違いない。どこにも落ちてないのなら、最初から落としてない。そういうことですよね、すばるさん」<br>　発言したのは、プレートを大事そうに胸の前で握っていた舞だった。<br>「なに、それホームズのパクリみたいなセリフ？」<br>　独特の言い回しにブリジットが応じる。<br>「やっぱりバレちゃいましたか。Once you eliminate the impossible, whatever remains, no matter how improbable, must be the truth.有り得ない事を消去して、あとに残ったものが、いかにそれが信じ難い物であっても、真実に違いない、ですけど」</p><p style="text-align: left;">　マーガレットの祖国イギリスの生んだ名探偵シャーロック・ホームズが『緑柱石の宝冠』の中で使った名言の一つである。</p><p style="text-align: left;">　ホームズのセリフをわざわざ原文の英語付きで…これはもうお止めなさいということだろう。</p><p style="text-align: left;">「まぁ、無事に見つかった訳だし、今日のミッションは無事終了ってことで。あと、今回は外部の人にも協力してもらったから、ミス研としてこのまま二人を手ぶらで帰す不義理をするわけにはいかないわ、そうでしょ、マーガレット」</p><p style="text-align: left;">「それは…勿論ですね」<br>　外部の協力者とは、マーガレットが協力を頼んだ蒼留人と秋月のことだ。</p><p style="text-align: left;">　なおこのやり取りの傍らで九死に一生を得たすばるがほぉっと安堵の息をついていたことも記しておこう。<br>「一年の秋月さんと響君だっけ？今からお茶するから参加していって頂戴。いいお茶とお菓子を用意してあるから」<br>「ありがとうございまーす、ブリジット先輩。ご馳走になります」<br>　さらっと応じる秋月に対して、蒼留人の方は逡巡した。<br>　急に上級生もいる女子勢のお茶会に混ざれと言われても…年ごろの男の子としては嬉しいけど恥ずかしさが勝るシチュエーションだろう。<br>　だいたいなんかお茶飲むのに細かい作法とかありそう…<br>　カップ一つにしても、小ぶりだけど繊細な装飾が施されてて、滅茶苦茶高そう…俺のお小遣いじゃ絶対に買えない類のやつだ…<br>「いや、俺はそんなつもりで…」<br>「まさかボクが入れた茶が飲めないなんて言わないでくれるよね」<br>　辞退しようとする蒼留人に、危機を脱していつもの調子を取り戻したすばるが冗談ぽくウィンクを送ってくる。<br>　すばるは同じ剣道部の先輩にあたる。<br>　先輩から言われると厳格な縦社会の体育会系は厳しい。<br>　蒼留人は一年、上級生であるすばると比べれば、剣道部ヒエラルキーの底辺に位置する存在に過ぎない。<br>　というか、新井先輩…この女子ばっかりの環境で全く動じないとか何気にすげぇな、と思ったかどうかは、蒼留人だけしかわからないが…<br>「お菓子もお茶もすごく美味しいよ！」<br>「だ、そうですよ。遠慮するのはむしろ失礼ですって」<br>　同じ一年同士の気安さなのか、蒼留人は左右からりのと秋月に挟まれて、机の前に連行されて行く。<br>「甘いものがダメならいいちくわもあるぞ」<br>　爽やかな笑みを浮かべて内ポケットからちくわを取り出すすばる。<br>　それはいらないからさっさと仕舞なさいと、たしなめるブリジット。<br>　そんなやり取りを聞き流しつつ、お茶菓子を机の上に広げていく美野梨。<br>　こうして、ある意味いつも通りのミス研の一日は過ぎていくのだった。<br><br>&nbsp;</p><p style="text-align: center;">＝＝＝＝＝＝</p><p style="text-align: center;">&nbsp;</p><p style="text-align: left;"><br>　こんにちは、エリザベスです。くどいですね。ぶりきゃっとです。<br>　まずは、ご参加いただいた皆さんありがとうございました。<br>　プラシナ久しぶりだったので、ほぼ完成してから、寝かせる時間を長めにとりました。<br>　今回の顛末については、すばる君の推理が見事だったので、そちらを採用させてもらっています。<br>　その結果として真面目に校内を探してくれた方々は空振りすることになってしまい申し訳ないですが、まぁ、舞は天然なところがある子なんで許してやってください。<br>　あと、ガイドのマスコメでアヅキは出ないといったが、あれは嘘だ。<br>　らっかみ！版アヅキを作ったら偶然マーガレットのクラスメイトになった（１－２）ので、今回友情出演的な感じで登場させてます。<br>　次はどうしょうよかな。<br>　日常系かミステリ系かいっそ異世界ファンタジー（だいたいろっこんのせい）もいいかなぁ、とか。<br>　希望があれば前向きに検討します。<br>　それでは、今回はこの辺で、ではでは。<br><br>この作品はオンラインRPGらっかみ！を元に制作しました<br>この作品の著作権はプロジェクトナニカが所有・管理しています<br><strong>らっかみ！http://rakkami.com&nbsp;</strong><br>&nbsp;</p>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/aduki2001/entry-12372533735.html</link>
<pubDate>Tue, 01 May 2018 11:00:00 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>「舞の無くしもの」</title>
<description>
<![CDATA[ <p>　マーガレット・ライカ―です。<br>　寝子島高校に入ってからそろそろ２ヶ月、ここでの生活にも少し慣れてきましたね。<br>　前にいた学校は女学校でしたから、同じクラスに男子がいるのは新鮮です。<br>　知り合いも出来ましたね、ＢＬ創作が捗りますね。<br>　それはまぁともかくとして、放課後、ブリジットさんが主催しているミステリー研究会の部室に顔を出しました。<br>　いちおう成り行きとはいえ、私も部員（会員？）の一人ですから…<br>　ブリジットさんは、私は京都時代に通っていた学校の一学年先輩でもある方ですが、人の名前を覚えないけっこう適当な方です。<br>「マーガレット、ちょうどいいところに来たじゃない」<br>　ちゃんと名前覚えているじゃないですか。<br>　何がちょうどいいところですか？って聞こうとした私は、窓際で腕組みしてこちらに視線を向けているブリジットさんではなく、椅子に腰かけていた人物に気づいて、ちょっとドキッとしましたね。<br>　舞さんじゃないですか！<br>　少し補足すると、舞さんはブリジットさんと同じく私の京都時代の学校の先輩にあたる方です。<br>　京都の旧家の出で、苗字は橘。<br>　存在するだけで尊い。何気ない言葉の一つ一つに思いやりと気品の感じられる方。<br>　小等部で拝見した時からずっと私の憧れのお姉様ですよ。<br>　学年が違う為、一緒にいれる時間はあまりなかったですが、放課後のお茶をご一緒させてもらったり…<br>　だから高等部に進学されずに転校されてしまったと聞いた時すごくショックでした。<br>　また、こうして寝子島の地で出会えたことを主の導きと感謝しています。<br>　まぁ、舞さんがいるのを知って寝子高受けたんですけどね…<br>　でも、ミス研の部室で遭遇するとは想定外だったので…<br>「ご、ごきげんよう、舞さん」<br>　噛みました。<br>　前の学校では挨拶はごきげんよう、学生同士呼び合う時は名前にさん付けが基本でした。<br>　本当に親しい間柄だと名前だけの呼び捨てになることもあって、噂好きな生徒同士あらぬ妄想に胸膨らませた中等部時代でした。<br>　名前で呼び合うのが基本は、むしろ珍しいことなのだと、知ったのは寝子島に来てからです。<br>「ごきげんよう、マーガレットさん」<br>　舞さん、少し元気がないみたいです。<br>　いつも小春日和の太陽みたいに温かい笑顔の似合い方ですのに、一体何が…<br>「実は舞が鞄につけてたストラップが無くなっちゃったみたいでね」<br>　ブリジットさんが先に私の疑問に答えてくれました。<br>「ストラップが？」<br>　私はブリジットさんと舞さんの顔を交互に窺ってみました。<br>「登校した時には付いてたらしいんだけどね」<br>　登校時には鞄についていたが、下校時に靴箱のところで鞄を床に置いたとき、無いことに気づいたとのこと。<br>　紐と本体の金属プレートを繋いでいた小さなリングが外れてしまって、本体が無くなっていたと。<br>　と、いうことは、無くなったのは校内と考えて良さそうですね。<br>「エーデルワイスと猫のストラップですよね？」<br>「はい、そうです。あれは、妹が旅行先のスイスで買ってきてくれたもので、とても気に入っていたので、ちょっとショックです」<br>　舞さんの鞄についていたストラップ。<br>　私もチェックしてましたから知っています。<br>　舞さんも私と同じ星ヶ丘寮から通っているので、途中まではご一緒しているわけですよ。<br>　ただ学年が違うので校舎にはいったところで別れることになりますが。<br>「よければ、私も探すの手伝わせてもいただきます」<br>「まぁ、そのつもりだから、いいところに来たって言ったんだけどね」<br>　ブリジットさんは、いつも一言多い方です。<br>　ちょっと恨みがましく視線を送ってみましたが、憎たらしいぐらいの笑顔で返されました。<br>　まったく食えない方です。<br>「ということだから、今日のミス研の活動は、無くなった舞のストラップの捜索よ」<br>「ごめんなさいね、ブリジット。私はミス研とは無関係なのに…」<br>　不安と期待の混じった舞さんの横顔…舞さんは憂い顔も素敵です。<br>「別にいいのよ、どうせ暇だし」<br>　部長の貴女がそれ言うんですか…いや、会長になるんですかね。<br>「それに舞を依頼人だと考えれば、ミス研としても正規の依頼になるし、ノープロブレムじゃない」<br>　物は言いようですね。というか、ここって探偵事務所とかよろず相談受付処みたいなところだったんですか。<br>　まぁ、ここはなんとしてもなくなったストラップを見つけ出して舞さんに元気になって貰わないといけないのは事実ですし。<br>　さてと、どこから探すべきでしょうかね。<br>&nbsp;</p><p style="text-align: center;">―――――――――</p><p style="text-align: center;">&nbsp;</p><p style="text-align: left;"><br>初めまして、エリザベスです。冗談です、ぶりきゃっとです<br>いや、まぁ、超久しぶりにちょっとプラシナでもやってみようかなって思いました。</p><p style="text-align: left;">ガイドというより、プチＳＳじゃねーかっていうツッコミはスルーの方向です。<br>ブランクがかなりあるので、今回は軽めに行く予定です。<br>蒼の頃以来だから…何年前なのか…舞台はらっかみの寝子島なので、ロスオルは関係ないからアヅキは出ません。<br>アヅキはおかしな夢をよく見るので、きっとこれも夢なんですね、きっと。<br>という冗談はともかく、<br>今回のシナリオですが、舞が失くしたストラップを探すだけの簡単なミッションです。<br>探す場所は、学校内です。<br><br>アクション文字数は２５０文字程度でお願いします。<br>アクションの締め切りは、４月２２日（日）までです。</p><p style="text-align: left;">投稿先は、らのマーガレット・ライカ―宛にキャラメしてください。</p><p style="text-align: left;">よろしくお願いします。<br>&nbsp;</p><p style="text-align: left;">この作品はオンラインRPGらっかみ！を元に制作しました<br>この作品の著作権はプロジェクトナニカが所有・管理しています<br><strong>らっかみ！http://rakkami.com&nbsp;</strong></p>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/aduki2001/entry-12368634294.html</link>
<pubDate>Sun, 15 Apr 2018 20:46:51 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>映画鑑賞</title>
<description>
<![CDATA[ <p>　こんにちは、アヅキです。まぁ、今は夜なんですけどね。<br>　実はこの前にショッピングビルに行ったときに、面白そうなＤＶＤ見つけて持ってきたんですよ。<br>　題名はオクトシャーク、深海からの恐怖<br>「このＢ級テイストな適当な邦題いいなぁ。名は体を表すみたいで」<br>　私が今住んでいる家にはテレビやＤＶＤデッキがそのまま残されていた。<br>　まぁ、避難時にテレビとＤＶＤデッキ抱えていく人もいないでしょうしね。<br>　海洋研究所の事故によって生み出されたタコとサメのハイブリット生命体オクトシャークが出現し、観光客で賑わうリゾートビーチは惨劇の舞台へと変貌する。逃げ惑う人々は、一人また一人とオトクシャークの無慈悲な吸盤に捕らえられていくのだった。話題のオクトパスパニックついに登場。<br>　煽り文句を改めて流し読みつつ、ボルテージがあげてから、ＤＶＤをデッキに挿入。<br>　鑑賞の共にチョコチップとミネラルウォーターも準備済み。<br>　私はソファに腰かけ、ビーズクッションを抱きかかえて視聴態勢に。<br>　無駄に壮大なオープニング曲がホームシアターセットのスピーカーを震わせる。<br>　そして、場面はエメラルドグリーンの海からリゾートピーチの俯瞰映像、そしてビーチでバカンスを楽しむ水着美女たちへのズーム。<br>「むぅ、ここは手堅く来ましたね」<br>　これは完全な死亡フラグです。<br>　ほどなくスピーカーから響き渡る水着美女たちの悲鳴を聴きながら、私はチョコチップを口に放り込み、もぐもぐと咀嚼。<br>　開始から１５分後の惨劇です。<br>　そして、そんな惨劇なんてなかったのように主要登場人物たちがいよいよ登場。<br>　まぁ、ここからが本番ですね。<br>　主人公はちょっといい加減な感じのイケメンで、観光船の船長。そして、ヒロインは別れた元恋人で海洋学者ですか。<br>　またベタですねぇ。ですが嫌いではないですよ。<br>　そして、この手のパニック物にはお約束の人命より評判を気にする市長。<br>　市長にオクトシャークの危険性を説明する元恋人の海洋学者のシーンは、安定の資料映像による尺稼ぎ。<br>　そして、市長が雇った強キャラ感を漂わせる自称サメハンターおじさんも登場。<br>　盛り上がってきましたね。<br>　サメ狩りに自動小銃が必要なのかとかツッコみ要素も抜かりなく盛り込まれてます。<br>　これは、オクトシャーク相手にそれなりに善戦して、手ごわい相手だったぜとか言った直後にどっこい生きてたオクトシャークに背後からヤられるパターンですよ。<br>　あと、細かいですけど、オクトシャークの水中シーン、ＣＧぽいですけど、明らかに形態が違いますよね。<br>　どっか別の作品から抜いてきたとかかな。<br>　物語は適当に無意味なシーンで尺を稼ぎつつも、佳境へ。<br>　無駄に適応力のある脇役登場人物たちは、逃げるという選択肢を選ばずにボートのオールやバールで果敢に立ち向かうも次々と吸盤の餌食になっていく。<br>　そして、活躍を期待してたサメハンターおじさんがついに動く。<br>　ちょっと待って、サメハンターおじさん！<br>　なんでロケットランチャーなんて持ってるの？というか、初登場シーンでこれ見よがしにみせていた自動小銃使わないの？<br>　私のツッコミをよそに、オクトシャーク目掛けてロケランを放つサメハンターおじさん。<br>　やったか！？<br>　もちろん、やってない。サメハンターおじさん退場。<br>　いいキャラだったよ。<br>　そして一瞬だけおじさんの死を悼んだ主人公とヒロイン、次の瞬間には何事もなかったかのように立ち直るのも定番中の定番。<br>「ん？待って、主人公のシャツ袖なしに変ってない？」<br>　念の為、巻き戻して確認してみたけど、前のシーンだと半そでシャツだったのにいつの間にか袖なしに変わってる。<br>「着替えられるシチュエーションじゃないし、これは絶対撮影ミスだよね」<br>　言った後になって、私の問いかけに答えてくれる人がこの部屋に誰もいないという事実を思い出した。<br>　一時停止された映像も止まっていて、さっきまで大音量を響かせていたホームシアターセットも今は沈黙している。<br>　広いリビングルームにいるのは私一人だった。<br>&nbsp; リビングルームどころか結構広いこの家に住んでるのも私一人だ。<br>　元の世界にいた時には、Ｂ級映画を見る時はだいたい傍にお父さんかお兄ちゃんがいたから、誰かが突っ込めば誰かが反応してたけど…<br>　皆元気かなぁ。きっと心配しているよねぇ。<br>　なんだか、ちょっと感傷的になってしまいました。<br>　でも、今それを考えても仕方ないよね。<br>　いつか戻れるって信じているけど、私がここに来たのにもきっと意味があるはずだから。<br>「でも、やっぱり一人で映画見ても、なんかいまいちだなぁ」<br>　今度誰か誘ってみようかなぁ。<br>　ビーズクッションを抱き直しつつ、再生ボタンを押す。<br>　誘うなら誰がいいかなぁ、とか考えながら。<br>　オクトシャーク、シリーズが結構あるみたいだしね。</p>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/aduki2001/entry-12365105621.html</link>
<pubDate>Mon, 02 Apr 2018 00:48:19 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>昨日見た夢の話</title>
<description>
<![CDATA[ <p>　こんにちは、アヅキです。<br>　聞いてください、昨日不思議な夢を見たのですよ。<br>　アラクニア人は催眠学習で知識を習得するのですが、こちらに来てからはそれができず、普通に寝ているのです。<br>　そのせいか最近夢をよくみるのです。<br>　しかもかなりリアルのなのをですね。<br>　この前は女装したふるべぇさんが出てきたりしましたが…まぁ、これは別の話なので脇に置いておくとして。<br>　昨日の夜はショッピングビルから持ってきた服の寸法直しをしててですね、ちょっと遅くなってしまったんですね。それでどうも途中で寝てしまったようでして、目を覚ましたら私は見覚えのない洋風の部屋の中央に立っていました。<br>「あ、あなた誰？ここで何をしているのですか？」<br>　見た目、地球の中世時代の貴族の令嬢っていう感じの衣装を身にまとった女性が椅子からずり落ちかけながら、問いかけてきました。<br>　銀髪ロングで、肌がすっごく白い。<br>　白磁という形容をしたいレベルの白さ。<br>　年齢はたぶん私より２、３つ上ぐらいかなぁ。<br>　まぁ、ふるべぇさんの年齢詐欺を考えると、見た目で判断すると危険かもしれないですが。<br>　とりあえず、このまま黙っていると次はガードとか叫ばれ、昔冒険者だったが膝に矢を受けてしまった衛兵が猛スピードで走ってきて、スタァァプ！！とか言われそうなので。<br>「私はアヅキ・バルです。怪しい者じゃないです」<br>　胸の前で両手をぱたぱたとクロスさせる感じでですね、わたしはわるいエイリアンじゃないよ、っていうアピールをしたわけです。<br>「アヅキバル？アヅキさんですか？貴女、いったい、どこから入り込んだのです？ドアには鍵をかけていたはずですが」<br>　不安そうに室内を見渡す彼女。まぁ、私が同じ立場でもたぶん同じことする。<br>「えっと…なんというか気づいたらここにいました」<br>　嘘は言ってない。<br>　言ってないけど、目の前の女性は、小首をかしげて探るような眼差しを向けてきた。<br>　それはそうだよね。<br>　自分で言うのもなんだけど、今の発言はものすごく怪しいもん。<br>「なるほど…貴女は私を誰か知っていて？」<br>　なので、次の瞬間、彼女が私の言葉をすんなりと受け入れた事実に、不意を突かれて正直ちょっと戸惑いました。<br>「い、いえ、存じ上げません」<br>　とか妙に馬鹿丁寧な言葉遣いになっちゃっいましたよ。<br>「私はマーガレット・ヘイルシャム。コーンウォリス公国の貴族で、貴女は今私の私室の中にいるのですよ」<br>「恐縮です」<br>　ああ、やっぱり貴族なんだ。<br>　なんかにじみ出る気品っていうのかな、そういう高貴な人オーラを放ってるもの。<br>　でも、コーンウォリス公国？<br>　そんな国が地球にあったかな？<br>　地球の地理に関してはネイティブの地球人並みには知ってるつもりだけど…<br>　ああ、でも、そもそも私は地球から漫月に召喚されていた訳で、ここが地球のどこかである可能性はかなり低い。<br>　ということは、もしかしてまた異世界に飛ばされたとか、あるいは、また夢を見ているのかの二択。<br>「そうね、まず…貴女、どこから来たの？私は館の中にいる者の顔はだいたい知っていますけど貴女を見たことはありません。それに貴女の服装もかなり変わっていますよね。それはどこの衣装ですか？」<br>　マーガレットさんの問いかけに私は自分の姿をチェック。<br>　私がこの時着てたのは、漫月に召喚された時に着ていた白地に黒のボーダー柄のトップスと白のスカート。<br>「これは地球のものですね。地球では一般的な衣装ですよ」<br>「チキュウ？それはどこの国かしら？そのような名前の国や地名をこれまで聞いたことがありませんが？」<br>「あ、いえ、地球は国や地名ではなくてですね、星の名前です。国で言うなら日本です」<br>「ニホンも初耳ですけど、星の名前とはどういうことです？星って空に浮かんでいるあの星のこと？」<br>「えっと、そうですね、そう、星です」<br>　これは夢ですね、そうだ、夢に違いない。めっちゃリアルだけど、そうに違いない。<br>　そう自分に納得させかけていた最中に、いきなりパンっていう乾いた音が響いて、ちょっとビクッってなりました。<br>　ちょっと飛び上がったかもしれません。<br>　何かと思ったら、マーガレットさんが両手を合わせるように手を叩いたんですね。<br>「ああ、これ夢ですね。なるほど、どうやら私は執筆作業中に寝入ってしまったということですね」<br>　あ、なんかマーガレットさんも、これは夢という認識で一致したっぽいです。<br>「ですよねぇ。最近私も変な夢よく見るんですよ。もともとアラクニア人は寝ている間は催眠学習するんですけど、今それができなくて、そのせいで変な夢を見ちゃうみたいで」<br>&nbsp;　夢なんだと思ってしまうと、気が楽になりましたね。<br>　夢なわけですから、どんなにおかしなことが起きていても、何の不思議もないですしね。<br>「なるほど。それで、先ほどの話のことですけども…」<br>「えっと、どの話ですかね？」<br>「チキュウが星の名前という話です。空に浮かんでいる星の」<br>「ええ、そうですそうです。地球は星の名前で、私はそこに住んでいたんですよ。もっとも私のお父さんはアラクニアという別の星のエイリアンで、宇宙船の事故で地球にたどり着いて、地球人の母と出会って出来たのが私。なので、厳密に言うと、私はアラクニア人と地球人のハーフです」<br>「チキュウやアラクニアという名前の星も知らないですね。まぁ、星自体ここ３年程見てないですが」<br>「星を見てないんですが？ですけど、この窓からも空は見えますよね？」<br>　この部屋にはもちろん窓がついてました。<br>　カーテンが引かれているので外は見えてなかったですけど、不思議に思って尋ねると、マーガレットさんは、ちょっと驚いたように眉を引き上げてから、ああという表情になった。<br>「そうね、チキュウから来た貴女は知らないのね。このマテオ・テーペは海の底にあるのよ。世界は３年前の大洪水でおそらく大半が海の底に沈んだ。マテオ・テーペは水の神殿の結界のおかげで残っているけど。だから、ここからは空も星も見ることはできない」<br>「えっ？それって大変ですよね。ヤバくないんですか？」<br>「もちろん安全ではないですよ。いつまでも水の結界は持ちませんし、結界で守られている範囲も徐々に狭まっています。なので地上に出る為に箱舟を作っています。一隻目はすでに出航して、今は二隻目を建造中です」<br>　なるほど脱出計画が現在進行中というわけですね。<br>　でも、箱舟かぁ。この世界の技術力がどれぐらいあるのかわからないけど、部屋の中を見ても近代的なテクノロジーの産物が見当たらないところを見ると、潜水艦のような潜水能力を持つ艦船というよりは、魔法的な船かな？<br>「星に人が住んでいて、星を行き来できる船があるんですね」<br>　私の思考はマーガレットさんの質問で遮られた。<br>「え、あ、はい、そうです。厳密に言うと地球にはワープ航行技術がまだないので他の知的生命体がいるような星まで行けるような宇宙船はまだ作れませんね。アラクニアの宇宙船ならば可能です」<br>「なるほど。私は造船について詳しくないのでワープというのはよくわからないですが、星によって造船技術にかなりの差ががあるということですね」<br>　マーガレットさんは確認するように言いつつ、手に持ったノートに何やらせっせと書き込んでいる。<br>「え、あの…何をされてるんです？」<br>&nbsp;私の問いかけにマーガレットさんはノートを走らせる手をパタと止めて、しばしどうしたものかっていう感じの思案顔で、私を見ていたけど、<br>「そう、ですね。まぁ、これは夢ですし、いいでしょう。自慢するわけではないですけど…実は私はエリザベスというぺンネームで小説も書いておりましてね、公都でもちょっと名を知られておりました。私の執筆しているＢＬ本には熱心なファンがここにもそれなりにおりまして、現在執筆中の薔薇騎士物語はお陰様で好評です。まぁ、それはともかくとして、アヅキさんのお話はとても興味深いものですから、忘れないようにノートに書き留めていたのです」<br>　今のは自慢以外なにものでもない気が…そっかぁ、マーガレットさん、小説家なんだ。<br>　つまり今手に持っているのはネタ帳ということですね。<br>　でも、薔薇騎士物語？<br>　まぁ、なんとなくタイトルで内容分かるけど…<br>　ＢＬって言葉はこっちにもあるんだ。その辺は次元を超えた共通認識なのかなぁ…<br>　いや、私の夢だから私の知識を基にしているだけか。<br>　でも、なんでＢＬ？私そのジャンルに興味ないんだけど…<br>「私はノーマルなのがいいなぁ」<br>「ありますよ」<br>「はい？」<br>「ですから、ノーマルな恋愛物も。古王国物語というタイトルで、亡国の姫君とその騎士となる青年の物語です」<br>　やっば、口に出てた。<br>　でも、亡国の姫君と騎士のラブストーリーとか超ベタだなぁ。<br>　日本じゃ亡国の王女と騎士の物語とか古典的すぎて、たぶん売れないよ、マーガレット先生…こっちの世界だと違うのかなぁ。<br>　まぁ、私はそういうベタなのも嫌いではないですけどね。<br>「もっとも古王国物語はまだ構想中です。ヒロインの姫君のモデルはサーナ・シフレアンという私の知り合いなので色々と彼女からお話を聞いてる段階です」<br>「へぇ、そうなんですか。やっぱり小説の登場人物って実在の人をモデルにすることって多い感じなんです？」<br>　心の声を口に出しちゃってた気恥ずかしさもあって私は、畳みかけるようにマーガレットさんに尋ねてみた。<br>「そうですね、他の人はわかりませんが、私は主要登場人物は実在する人をモデルにしますね。私は随筆家としても活動してましたし、特にそうなのかもしれません。ちなみにサーナさんは今は水の神殿で神官として結界の維持に尽力されてますが、ウォテュラ王国の王族の末裔です。公にはされていませんけど、大洪水の原因はこのウォテュラ王国の実験が原因で引き起こされました。彼女はそのことに責任を感じて自分たちは生きてはいけないと思っていた時期もあったようです。その為に二年間も牢に繋がれていました。脱獄した後も、王国に虐げられ虐殺された原住民の末裔の女性アーリー・オサードと行動して世界の破滅させようとしたりですね。ですが、最終的には常に彼女の為に盾となって尽くした青年騎士の愛でその考えも変わったようです。私はまぁ、サーナさんの家庭教師みたいなものですかね。そういうわけでサーナさんから聞いた話の中には公にしずらいものも多々ありまして、まだまだ熟考の余地ありという段階です」<br>　ちょっと待ってください。<br>　姫様のモデルのサーナさんがガチすぎませんか。と、いうか本物じゃないですかぁ。<br>「と、ということは、古王国物語の騎士のモデルは、やっぱりサーナさんの恋人の騎士さんなんですよね」<br>　動揺する私をよそにマーガレットさんは、涼しい表情で頷く。<br>「まぁ、そうですね」<br>　真実は小説より奇なりって言うけど、ヤバいですね、ちょっと読みたくなってきましたよ、古王国物語。<br>「っていうか、そんなこと私に言ってしまって大丈夫なんですか？」<br>「うん？何がですか？」<br>「ですから、その…王国の実験が大洪水の原因とか、サーナさんがその王国の王族の末裔とかいう話を」<br>「いや、大丈夫でしょう。だって、これ夢ですしね」<br>「それもそうですね」<br>「あと、つけ足しておくと、サーナさんと行動を共にしていたアーリー・オサードも私の友人のウィリアムが一途に尽くした結果改心して彼と一緒に最初の箱舟に乗りました」<br>「そうなんですか？なんか凄いですね。やっぱり、そのウィリアムさんも騎士か貴族なんですか？」<br>「ウィルアムが？まさか、彼は破滅派というアーリー・オサードが組織した犯罪者集団のメンバーですよ。アーリーが投降した後は、特赦が出るまで一緒に投獄されていました」<br>　御冗談をって言わんばかりに、苦笑しながら手を振ってみせるマーガレットさん。<br>「ええ…で、でも、そのウィリアムさんはマーガレットさんの友人なんですよね」<br>　貴族と犯罪組織のメンバーが友達って意味がよくわからない。<br>「そうですよ。彼は鍋の絆で堅く結ばれた友の一人です」<br>　マーガレットさんは真剣な表情になって一度こくりと頷いた後、懐かしむような眼差しで虚空に視線を向けるのだけど…<br>　何ですか、その鍋の絆って…<br>　男女が同じ鍋をというとなんか親密な関係を連想するけど、友の一人ということは他にもいるんだ、鍋の絆で結ばれた友…もしかしたらカルト的な秘密結社とかそういうものかもしれない。<br>　鍋の友団とか…これ本当に私の夢なのかな？なんかちょっと自信なくなってきたかも…<br>「それで、貴女のいた世界にはほかにどんなものがあるの？」<br>　ネタ帳を手にしたマーガレットさんがその話題はもう終わり、とばかりにさらに別の質問をしてきた。<br>　どうやらマーガレット先生は、この際私から引き出せるだけネタを引き出すつもりのようです。<br>　私はちょっと考えてから、マーガレットさんが興味を引きそうな話題は何だろうって考えた。<br>「そうですねぇ…例えば本あるじゃないですか。地球だと本は印刷して出版されてます。印刷機という機械を使ってですね、本を量産できるんですよ。あと、電子書籍も普及してます、これだと物理的な本もありません」<br>「インサツキで量産？それは写本しなくもいいということ？私の本はメイドたちが写本しているのだけど、そのインサツキというのがあったら、いらないの？すごく便利そうね。あと、デンシショセキっていうのは、もう少し詳しく」<br>　予想以上に食いついてきましたね。<br>「えっとですね、どこから説明したらいいかな…」<br>　その後もマーガレットさんの質問攻めにあって色んな話しました。<br>　地球の話だけじゃなくて、私もまだ見たことがないお父さんの故郷アラクニアの話も…<br>　Ｂ級ＳＦ映画には反応いまいちでした。うーん、面白いのになぁ。<br>　一方で、地球で流行っていたライトノベルの話には、食いついてきてたなぁ。<br>　あとは、日本の幕末という時代に彗星のように現れて消えていった剣豪集団の話には真剣にネタ帳に書き込んでた。<br>　ごめんね、土方さん。薔薇騎士物語のネタにされたかもしれない。<br>　でも、これ全部夢なんだよね。<br>　目の前にいるネタ帳に書き込みながら、ブツブツ言ってるマーガレットさんも、マーガレットさんの知り合いのサーナさんも私が生み出した夢の中の産物にすぎない。<br>　初めて会ったはずなのに感じるこの親近感というか、昔から知っている人のように感覚も、私の心が生み出したものだからな訳で…そう考えるとちょっと寂しさも感じる。<br>　目が覚ましてもマーガレットさんのこと覚えているかなぁ。<br>　忘れてたら嫌だなぁ。<br>　でも、じょそべぇさんのこともしっかり覚えていたし、きっと大丈夫だよね。<br><br>　と、いう夢を見たぜって話なんです。<br>　それにしてもずいぶんとリアルな夢でした。<br>　結局明け方近くまで色々話してて、いつの間にかマーガレットさんが机に突っ伏して先に寝落ちしちゃって、仕方ないんで私はマーガレットさんの肩にタオルケットをかけて、私はソファで横に…<br>　で、目を覚ましたら、居間のソファの上で寝てましたよ。<br>　ちゃんと寝れてなかったのか、徹夜でもしたみいたいに今まだ眠いです。<br>　でも、夢だったとしても、マーガレットさんにまた会えるといいなぁって思います。<br>　話したいことまだ一杯あるし…あと、古王国物語が出来てたら、ぜひ読みたいなぁ。<br>　それに聞きそびれた鍋の絆の正体も今気になっててですね。<br>　えっ？<br>　薔薇騎士物語は…うーん、それは別にいいかなぁ。</p><p>&nbsp;</p><p style="text-align: center;">――――――――――</p><p style="text-align: center;">&nbsp;</p><p style="text-align: left;">　マテオ・テーペも終了したので、マテオのマーガレットから、ロスオルのアヅキにバトンを引き渡す的な感じで仕上げたのですが、直後にマテオの次回作はコンバート出来る的な話が出てきたので、やっば、とかちょっと思った。</p><p style="text-align: left;">　まぁ、マテオに似た世界とかそういうことにしておこう。というか、夢の話だし。</p><p style="text-align: left;">&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/aduki2001/entry-12363896486.html</link>
<pubDate>Wed, 28 Mar 2018 15:51:20 +0900</pubDate>
</item>
</channel>
</rss>
