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<title>★趣味炸裂ボンバー！！！的な二次元小説★</title>
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<description>趣味と自己満で彩られた二次元小説ブログです★</description>
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<title>蟲師～喰らうもの3～</title>
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<![CDATA[ <p>「少し休むか？」</p><br><p>ギンコの言葉に首をふり、打掛を肩までずらすと、遊佐は空を仰いだ。</p><p>日になど当たったことのないであろう透けるような白い肌に木々の間から差し込んだ光が照らされる。</p><br><p>これが日か、そうとでもいいたげな表情で見上げる様はなんとも儚げであった。</p><br><p>「葉の色は生命の色のようだ」</p><br><p>漆黒の瞳が嬉々に満ちているのがわかる。</p><br><p>今まで屋敷から外にでたことのない女にとって、山を歩くこと、空を仰ぐこと、日に浴びることは、生物根本の生きていく上での糧を初めて得た時の喜びを感じているに違いない。</p><br><p>命をはぐくむ、息吹く山の中に身を置いて初めてそれを感じた。</p><br><br><p>「生きているのだな、私も、この山々も」</p><br><br><p>光を受けた葉は何故こんなにも美しい。</p><br><br><p>「風が心地よい」</p><br><p>頬を撫でる風は、木々の影でふけばひんやりと気持ちがよい。</p><br><br><p>「なぁ、ギンコよ。外はこんなにも美しいのだな」</p><br><br><p>ギンコは遊佐の初めて笑った顔を見た気がした。</p><br><br><p>「……これはほんの一部にしか過ぎない。こんな世界が続いているんだ。季節が変われば、山も表情をかえる。土地をかえれば、見えるものもかわってくる。そんな連続でなりたってるんだよ、この世界は」</p><br><br><p>「お前はそんなところをたくさん見てきたのか？」</p><br><p>「少なくとも、お前さんよりはな。だが、俺が見た世界だって本の一部にしかすぎんのさ。それに、きれいなものばかりとも限らんしな」</p><br><p>「そうか、それでも、うらやましいと思った」</p><br><p>遊佐の言葉にギンコが目を細める。</p><br><p>「お前さんだって、これからいろんなものを見りゃいいだろ」</p><br><p>その言葉に、悲観的になることもせず、涼しく遊佐は笑った。</p><br><br><p>「私はこれで十分だ」</p><br><br><br><br><br><p>つづく</p>
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<link>https://ameblo.jp/akaya221/entry-11855195257.html</link>
<pubDate>Mon, 19 May 2014 19:35:15 +0900</pubDate>
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<title>蟲師～喰らうもの2～</title>
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<![CDATA[ <p>「一雨きそうだな」　</p><br><p>茶屋の軒先。</p><p>曇天の空を見上げながらギンコが呟いた。</p><p>店の脇に咲く紫陽花がこぼれんばかりに花を付けている。</p><br><p>「ようギンコ！久しぶりだな！」</p><p>「イブシか！達者なようで」</p><br><p>イブシと呼ばれた男はギンコと同じように、年期の入った木箱を背負う初老の男だった。</p><br><p>「いやいや、こんなとこで会おうとは偶然だな。これからどこへ行くんだい？」</p><p>イブシは茶を一杯注文すると、首にかけていた手ぬぐいで汗をぬぐう。</p><p>いくら曇天で日が陰っていようとも、少し歩けば汗が流れる気温であった。</p><br><p>「いやちょっとね、あの山の向こうに気になる噂があってね」</p><p>「山の向こうか……、おいギンコ。あの山に住む蟲師の話は知ってるか？」</p><p>「蟲師？いや、知らんな」</p><br><p>ギンコは山に目を向ける。</p><p>低く落ちた雲が山にかかり、そこ一体は既に雨が降っているようであった。</p><br><p>「蟲師というかね、俺らは蟲喰いと呼んどるよ」</p><p>「蟲喰い？」</p><p>「あぁ、まぁやつらは自らを『蟲薬師』と呼んでるらしいが」</p><p>「蟲薬師？聞かんな。やつらということは複数いるのかね？」</p><br><p>イブシは茶を口に含み、パタパタと手ぬぐいで風を起こす。</p><br><p>「一族で、名を煤織（すすおり）という。蟲師は蟲師なのだが、これがちと変わっていてね。人体に影響を及ぼす蟲の治癒に特化しておってな。その治癒の仕方なんだが……」</p><br><p>「蟲を喰うのか？」</p><p>「なんで言うんだよ」</p><p>「いやいや、お前さんが先に言ってただろ、蟲喰いと呼んでると……」</p><br><p>イブシは少しつまらなそうにしてから、含みのある笑顔でギンコの顔を覗く。</p><br><p>「あいつらな、蟲を喰い、自らの血や肉をその患者に与えて蟲による災いを取り除くらしいぞ」</p><p>「……どういう理屈だ、そりゃ」</p><p>「わからんよ。おそらく、蟲を喰うことで自らの体内にその蟲の抗体を作り、特効薬として自らの血や肉を与えるのだろうよ」</p><br><p>「……」</p><br><p>「……言いたいことがたくさんありそうな顔だな。わからなくもないさ。とにかくおかしいことをやっている一族にはかわらん。あの山を越えるなら、寄ってみるがいいよ」</p><br><p>イブシは付け加えるように、</p><br><p>「ただ、取り合っちゃくれないと思うがね」</p><br><p>と言った。</p>
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<link>https://ameblo.jp/akaya221/entry-11846191524.html</link>
<pubDate>Sat, 10 May 2014 01:14:41 +0900</pubDate>
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<title>蟲師～喰らうもの～</title>
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<![CDATA[ <p>深い緑であった。</p><p>大気中から溢れ出た水分が緑に移り、濃い臭気を放つ。</p><br><p>梅雨明けは間もない。</p><br><p>少し歩けば汗ばむのは深い山中にいても同じである。</p><br><p>日が虚ろにしか届かぬ、高い木々に覆われた山中であろうとも、湿気が多い分流れ出る汗が引くことはない。</p><br><p>そんな中を二人の男女が歩いている。</p><br><p>一人は白髪に緑の瞳の男。</p><p>片方の眼は髪に隠れて見えはしない。</p><br><p>吹かすタバコの煙が山中に漂う。</p><br><p>男―――ギンコはその緑の瞳を後方へ向けた。</p><br><p>後ろには女が一人付いてくる。</p><br><p>真っ黒で何の柄もない打掛を頭から被り、その顔は窺うことはできない。</p><br><p>覗く口元は血が浮き出たような真っ赤な唇。</p><p>紅を引いているわけではない。</p><br><p>元より、このような色をした女であった。</p><br><p>色の抜けたような白い肌とは何とも対照的で、艶めかしい。</p><br><p>「おい、遊佐、大丈夫か？」</p><br><p>ギンコが声を掛けると、遊佐と呼ばれた女は打掛を少し上げ、瞳を覗かせた。</p><br><p>ぞっとするほどに冷たく、美しい女であった。</p><p>およそ表情と呼ばれるものはない。</p><br><p>ただただ美しい女の面を着けている、そう感じさせるほどである。</p><br><p>「……やけに蟲が多いな」</p><br><p>「そりゃな、光脈の傍だからな。一応、光脈の上を通るのは避けている。それでも、お前さんの腹には影響がでるかもしれんがな」</p><br><p>遊佐は自らの腹に手を当てた。</p><br><p>「そうだな、蠢いておるよ。共鳴したようにな。我が腹から出たがって出たがって仕方がないという感じじゃ」</p><br><p>「おい、それって大丈夫なのか……」</p><br><p>ギンコの不安そうな瞳をよそに、遊佐はまた深く打掛を被る。</p><br><p>「大丈夫でないから、こうやって山中に入ったのじゃろう」</p><br><p>ギンコが頬を掻きながら、遊佐の腹を見た。</p><br><p>もこり、と。腹が動くのが見て取れた。</p><br><br><br><p>つづく</p><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/akaya221/entry-11839803025.html</link>
<pubDate>Sat, 03 May 2014 02:10:27 +0900</pubDate>
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