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<title>ガランスの海</title>
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<description>スケッチとショートストーリーと時々連載</description>
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<title>猫氏の日常7</title>
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<![CDATA[ <br><div>&nbsp; &nbsp;猫と雲雀3</div><br><div>&nbsp;怒りをあらわに、猫氏は雲雀の前に音を立てて座った。口を尖らせてそっぽを向いている。</div><div>「んふふふ」</div><div>　楽しくて堪らないように、雲雀は席を立って、猫氏の横に座る。雲雀は猫氏の背を撫でながら、柳眉が歪むのをみつめる。</div><div>「素直になれば、いいのに。これじゃあ、話もできない」</div><div>「あんたと話をするような事はないよ」</div><div>　雲雀は猫氏に冷たくされるのがこそばゆいように構えている。</div><div>「ハナシできるじゃないか」</div><div>　猫氏の眉間にぎゅぎゅっと皺がよる。</div><div>「もう、顔も見たくないんだ。本当は」</div><div>　独言のように猫氏はそうこぼす。</div><div>「そうすれば、いいじゃないか」</div><div>「……」</div><div>　そうできれば苦労はないと猫氏は頬杖をつく。</div><div>　ヨシヨシヨシヨシヨシヨシ</div><div>　雲雀は背を撫でていた手を頭にやった。</div><div>「君は生意気」</div><div>　雲雀は猫氏の少なくとも十(とう)は上のように見えるが、実際猫氏のほうが生きてきた年数はずっと上だ。いちばん偉そうで、いちんばん年下なのである。</div><div>「雀(すずめ)はもう十六だよ」</div><div>　雀は雲雀の息子だ。</div><div>　猫氏はもうそんなに大きくなったのかと思った。まだ雀が幼かった頃、よく遊びにきていた。</div><div>　雀が生まれる前は雲雀もこんなにひねくれていなかったし、ふたりの関係も良好だった。</div><div>　原因は？と雲雀に聞けば、「悪いのは、貴方だ」と薄ら笑いを張り付かせていうだろう。</div><div>　だから猫氏はそのことには触れない。</div><div>　津村は自分の所為だと思っている。自分がずっとそばに居たいと望んだからだ。</div><div>　猫氏にそれを聞けば、「それは違う」というだろう。だから、津村もそのことについて主(しゅ)に訊かれなければ言わない。</div><div>「サバさん、そろそろ出て行ってくれませんか。せっかく、小向さんにも譲ってもらったのに時間がなくなってしまう。今は僕だけのもの、でしょう」</div><div>　雲雀の瞳の奥に昏い嫉妬の炎が燃えていた。</div><div>「ひばり！」</div><div>　猫氏がたしなめるように声をあげた。</div><div>「それとも、ここにいるかい？　共有するのは嫌いだけれど。見せつけるのは悪くない」</div><div>「帰って、よ」</div><div>　泣きそうな細い声で猫氏は言った。</div><div>「本当に？　今帰るなら、ずっと来ないですよ」</div><div>　猫氏は息をのんだ。</div><div>　津村は奥歯を噛み締めた。</div><div>「失礼致しました。気がまわりませんで、何かございましたら、お申し付け下さい」</div><div>　障子を閉めた後から、息の合わさった音を聞く。津村は目をぎゅっと閉じて、奥に控えた。</div><br>
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<link>https://ameblo.jp/aketuzi/entry-11950101531.html</link>
<pubDate>Sun, 09 Nov 2014 13:19:45 +0900</pubDate>
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<title>猫氏の日常6</title>
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<![CDATA[ <br><div>猫と雲雀2</div><br><div>「お茶をどうぞ」</div><div>　雲雀はそれを美味しそうにすすっている。</div><div>　深緑の釉薬がかかった織部に入れた茶は、言葉どおりの粗茶だ。さっき津村が自分のために入れた出がらしを入れたのだから、粗茶以下だ。</div><div>　ゆったりと雲雀はソファに腰掛けて猫氏を待つ。優雅に、不遜に……</div><div>　ほどなくして、津村を呼び、頬杖をついてちらりと津村を見上げる。</div><div>「まだご機嫌はなおらない？」</div><div>　顔を合わしてから三十分はたっただろうか。</div><div>　雲雀は飽きもせず粗茶をすすっている。</div><div>　津村が茶をかえに奥へ行ったとき、いつもの物置の襖を引くと、猫氏が蒲団をかぶりうずくまっていた。ツンと目を逸らして、口もきくものかと引き結んでいたのだ。あと三十分は出てくることすらないだろう。</div><div>「ご存知でしょうに。私は小向さんの後からお越しくださいと申しましたが？」</div><div>「僕、二番って嫌いなんですよ」</div><div>「知りませんよ」</div><div>　言うまでもないが、津村も雲雀が好きではない。いちばん厄介で、猫氏をいちばん自由にするからだ。それでも、猫氏の縁者というなくてはならない存在だけに、捨て置けないだけだ。</div><div>　津村が気を使って、猫氏と相性のいい小向との約束を取り付けたのにふいにしたのだ。</div><div>　猫氏がヘソを曲げてたって取り持つ気はない。</div><div>「君にはいちばん分かってもらえると思ったのに。ずっと傍にいることを選んだ我慢強い君には解らないかー」</div><div>　津村は粗茶を白湯にかえて、すすめた。</div><div>「ごゆっくり」</div><div>　津村は慇懃に頭をさげた。そのまま奥に下がろうとした時、雲雀に手を引かれた。</div><div>「何をなさるんですか」</div><div>「主人が相手ができないなら、従者が代わりに客を楽しませるのが道理だろ？　ここに座われよ」</div><div>　津村は雲雀の横に座らされる。雲雀はなぶるように津村の全身を見つめ、最後に津村の酷薄な口唇に視線を据えた。</div><div>「よく見ると、君。そそるね。上背のある君を組み敷くのも、悪くない。いつもスーツじゃもったいないなぁ。君も和服にすればいい」</div><div>　大きな手でひたりと津村の背を撫でる。</div><div>「私がお相手したら、お帰り願えると？」</div><div>　雲雀の顔が「まさか」と笑った。津村の耳に「それは別腹だよ」吹き込む。</div><div>　本当に津村をどうにかしそうな男の色気だった。</div><div>　くつくつくつ座敷に低い笑い声が響く。</div><div>　それでも津村は超然としていた。</div><div>　嫌な男だと津村は心の中で、悪態をつく。</div><div>　雲雀は津村の左手首を握り、右手を背中にまわしながら、猫氏が座敷の前までやってきて、襖の裏で津村と自分の様子を窺っているのを感じているのだ。</div><div>　津村を餌に、猫氏が掛かるのを愉しんでいる。</div><div>「じっとしていろ。さもないと、いつも以上にお前の大事なぬしさまをなぶってやる」</div><div>　睦言のように津村に囁き、耳を噛んだ。</div><div>「……いっ」</div><div>　津村は思わず声を漏らした。</div><div>「何やってるんだ！」</div><div>　猫氏が青い顔で襖をぴしゃんと開けた。津村と雲雀を目前に見て、立ちすくんでいる。</div><div>　雲雀はしたり顔で耳から唇を放す瞬間に耳をあやすようにペロリと舐めた。</div><div>　津村は悪寒が走って閉口し、ゴシゴシと袖で痛いほど拭った。心配そうな猫氏の襖を握る手が震えているのを見て、「くそっ」と津村らしからぬ悪態を漏らす。ソファから立ち上がり、「何でもありません」と猫氏の後ろに控えた。</div><div>「おや、早かったね」</div><div>　好物を食った後のような表情で雲雀は言った。</div>
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<link>https://ameblo.jp/aketuzi/entry-11948652629.html</link>
<pubDate>Wed, 05 Nov 2014 22:47:50 +0900</pubDate>
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<title>猫氏の日常5</title>
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<![CDATA[ 　　　猫と雲雀1<br><br>　朱が滲んだような空を見つめながら、猫氏は縁側でまったりしていた。猫氏は秋の頃合いが好きだ。<br>　家でごろごろしているのは何時ものことだが、このひとときは特別だ。<br>　秋の透明度の高い光が、蕩けるような赤になり、庭木を金色に染めて、闇を滴らせながら陽が暮れゆく。<br>　ソファに細い躰を斜交いに納め、肘置きに頬づえをついてまんじりともしない。<br>　猫氏の黒い瞳にも朱が満ち、さやさやとススキの葉擦れが映っている。<br>　津村は目を細めて、その様子を見守っていた。<br>　今日の客人は小向氏と狭山氏だったかと、訪れる男たちの顔を津村は思い浮かべる。ほとんどの客人は猫氏を喜ばせることに心を砕くが、歪んだ愛情を臆面なく注ぐものもいる。<br>　そういう男に限って、大切な取引先や安易に捨て置けない関係のものだったりするから始末におけない。<br><br>　秋の夕は釣瓶落としとはよく言ったもので、緞帳がすとんと落とされたように暗くなる。<br>　庭の夕闇に浸っていた猫氏の瞼もいつのまにか閉じていた。<br>　微睡みに揺蕩う猫氏を横目に、津村はきびきびと、屋敷を夜の装いに変えていく。<br>　屏風は白百合に黒猫。昼間鎮座していた虎の屏風を押入れにしまう。<br>　あとは、猫氏を着替えさせなければ。小向氏ならむずかったりするまい。<br>　自分の主人を子供扱いしながら、津村は縁側に猫氏を迎えに行く。<br>　猫氏はソファから体を起こし、眠気眼で冷めた眼で突っ立っている津村を見た。<br>「装束をお替えになってください。幾時もなくいらっしゃいますよ。庭の灯籠に灯をともして戴かなくては。ほら、もう外は真っ暗になってしまいます」<br>「はぁ」<br>　猫氏は悩ましげに眉をよせ、明らかに、うんざりした顔でため息を吐く。<br>「お客様がいらっしゃったらその顔はおよしになってくださいよ」<br>「わかってるよ。いつも通り、笑顔でお迎えするよ。今日は何の日？」<br>「白百合に黒猫です」<br>「小向さんかぁ。久しぶりだなぁ。黒猫ってなんか不吉だなぁ。他のなかったの。彼奴を思い出すよ。他に百合の屏風なかったっけ」<br>　黒猫は猫家(ねこけ)の傍系の狭山の隠語だ。猫氏はこの家の家長、雲雀が好きではない。<br>「わがまま仰らないでください。今からじゃ間に合いません」<br>　だらだら洋服を脱ぎ捨てていくのを、津村は拾って柳行李に畳んでいく。<br>　猫氏は褪せた朱色の襦袢を着、衣桁から浅葱色地に白の蝶小紋の着物を黒の前帯で着流した。地模様の黄色いススキが蝶々の死を予感させる。<br>　津村は猫氏の前に両膝をついて、腰に手をやり襟元をなおしてやる。白い胸元が見え過ぎていたからだ。<br>　猫氏は頭をかいて、またため息をついた。重い瞼をすいと上げて、ドタドタと縁側へ向かう。<br>「ぬしさま。外は冷えますよ」<br>　後ろから津村が追いかけてきて桔梗の紋付き羽織りを猫氏にかけた。猫氏は黙ったまま、袖を通す。<br>　燭台に和蝋燭を灯して、庭に出た。風はほとんどないが、肌寒い。闇の色も濃くて、蝋燭だけではおぼつかない。石灯籠に一つ一つ明かりを灯していく。庭が幽玄な雰囲気に包まれていく。<br>　最後に玄関の提灯に火を灯した。玄関先に出て、小向が訪れる海側に続く道をじっと見る。小向は時間の前に来て、顔を真っ赤にして待っている。<br>「おかしいなぁ。まだかなぁ」<br>「誰かお待ちなんですか？」<br>　低くビブラートがかかった色気のある声が高い所から言った。<br>　猫氏は体をビクリとさせた。嫌ぁ～な奴の声に似ている。おそるおそる振り返ると。案の定、嫌味な程男前な顔に上品な微笑みを浮かべている。狭山雲雀。猫氏の天敵だった。<br>「僕を待っていてくださったのなら、嬉しいですね」<br>「まさか、誰が」<br>「心の声が漏れていますよ」<br>「聞こえるように言ってるんだ」<br>「ささ、入りましょうか」<br>　自然に猫氏の細腰へ手が回される。猫氏はそれをつかさず、叩き落とす。<br>「わたしは客を待ってるんだ。君に会う暇はないよ」<br>「小向さんですか？　彼になら代わってもらうようにお願いしましたよ」<br>「そんなの、知らない。聞いてないっ」<br>　猫氏は門扉をバチンと閉めて、雲雀を追い出した。<br>　慌てて飛び出してきた津村と三和土で顔をあわせる。<br>「サバ！ 騙したね」<br>「ぬしさま、私も先程、小向さんからお電話をいただきまして、存じませんでした」<br>　玄関をあがって、猫氏は白百合と黒猫の屏風を倒した。<br>「ぬしさま……」<br>　奥に行ってしまった猫氏を横目に、津村は雲雀を迎え入れた。<br><br>　<br><br>
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<pubDate>Thu, 30 Oct 2014 16:17:30 +0900</pubDate>
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<title>猫氏の日常4</title>
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<![CDATA[ 猫と家 2<br><br>　十畳ほどの部屋の奥に床の間があって山水の軸が掛けられている。その奥の障子をあけると縁側に臙脂のソファと黒檀のテーブルが置かれていた。<br>　疋田が勧められるままにそこに座ると、松を中心に据えた庭が目前に広がった。<br>「これは、立派なお庭ですね」<br>　松の前には石で組まれた池もある。<br>「あそこに鯉を飼ってるんですよ」<br>　ちょいちょいと手招きされて縁の先までいくと、鯉が跳ねた。<br>「おおお」<br>「君いい顔をするねぇ」<br>　普段ぼんやりしていて、愛想もへちまもないと言われ続けている疋田は、誉められた気がして頭を掻いた。<br>「お茶が入りましたよ」<br>　津村が縁側の廊下沿いにやってくる。<br>「きたきた」<br>　猫氏はうれしそうにちょこんとソファに座る。疋田も向かいに座った。<br>　津村が木目の美しい春慶塗のお盆からそろいの茶托と赤い錆の絵志野の湯飲みを疋田と猫氏の前に置き、菊を象ったほんのり黄色い和菓子をすすめられた。<br>　香り立つ茶をすすりながら、猫氏はにこにこと黒文字を器用に使って食べている。<br>　手をつけていない疋田の和菓子をジッとみる。<br>「たべないの？」<br>　好きなものは後で食べる派の疋田はお茶を飲みながらどこから食べようかと思案していた。<br>　菊の花びらはきっと握りばさみを入れて一枚一枚職人が作ったのだろうとか考えていると、疋田はそれだけで心が躍った。それに猫氏の食べ方がかわいくて、ほんわかしていたのだ。<br>「え、いえ」<br>　猫氏のまん丸な瞳が、頂戴頂戴と訴えている。<br>「あ、はい」<br>　お皿を猫氏に差しだした。<br>「ぬ、ぬしさま？　意地汚いですよ」<br>「だって、いらないって」<br>「このお菓子は名を『菊慈童』と申しまして、この時期しか召し上がれない長寿の縁起物なんですよ。重陽の節句に菊の葉におりた露を集めておいて、餡に練り込んであるんです。甘いものがお嫌いでなければ、どうぞ召し上がってみてください」<br>　津村の話に猫氏はコクコクうなづいて、話を付け加える。<br>「名前も耽美なんだよ。慈童という美少年が帝の枕を越える罪を犯して山へ追いやられたんだ。それを悼んだ帝から二句の偈を賜って忘れないように菊の葉の裏に偈を書いて、その菊の葉にたまった露を飲んだら、あら不思議、その甘露としたそれは不老長寿の妙薬で、慈童は永遠の美少年になったとか。素敵だよねー。ほんとうにいらない？」<br>「い、頂きます」<br>　すっと黄色い花を切ると中は白あんだった。ひとくち口に運ぶ。ほんのり甘くて、花の香りも感じた。<br>　驚いた顔が外に出ていたのだろう。疋田の顔を猫氏も興味深げに見つめていた・<br>「おいしいです。これは、本当に菊の香りですか」<br>「ええ」<br>　食べかけの『菊慈童』を猫氏はじっと見つめている。余程好物なのだろう。<br>「よかったら」<br>　ふたたび、猫氏に皿を差し出す。<br>　猫氏はちらりと津村を横目でみて、そろりそろりと食べた。<br>「仕方のない人ですねぇ。疋田さん、また、いらしてください。『菊慈童』は来年になりますが、別のものをご馳走しますよ」<br>「え、そんな。お気になさらず」<br>　疋田は恐縮してあたふた手を縦横無尽に動かす。<br>　無表情な津村にうっすらと表情がのり、笑みを象った。<br>「あなたこそ、余計な気遣いは無用です。ね、ぬしさま」<br>　猫氏は『菊慈童』を食べ終えて、肉厚の志野焼きの茶をすすった。茶托に湯飲みをもどすと、しなやかな動きで疋田の横に座った。<br>「是非おいで。きみなら大歓迎だ。ヒッキーはいっしょにいるだけで、わたしを気持ちよくさせてくれる」<br>「……」<br>　疋田は声をなくした。猫氏の色香を含んだ無邪気な所作の虜になっていた。<br>　疋田は止められても通うことになるのである。<br>　この愛らしい主人のいるの家に。<br><br><br><br>　
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<pubDate>Sun, 26 Oct 2014 12:25:58 +0900</pubDate>
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<title>猫氏の日常3</title>
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<![CDATA[ 　　　猫と家1<br><br>　猫。<br>　疋田が散歩道で出会った美しい青年の名字だ。どのような来歴があるのかしれないが、変わった名前だ。<br>　しかも従者、執事のような男がそばにいて、かいがいしく世話を焼いている。<br>　初対面の彼らの誘いで、疋田は彼らの家に向かっていた。<br>　しらない人についていっちゃいけないよ。<br>　不意に幼い頃、母に言われた言葉が思い出されて疋田は苦笑する。あの歩道橋を越えちゃいけない。ジャングルジムにひとりで上っちゃいけない。母からの禁止事項はたくさんあったが、それらすべてに疋田は従っていた。反抗する気も、欲望もなかった気がする。<br>　三十五にもなり離婚も経験して、知らない人についていっちゃいけないよ、もないだろう。<br>「どうしたんです？」<br>　思い出にしばし浸って口をつぐんでいた疋田に津村鯖生が声をかけてきた。<br>「え、ああ。昔このあたりに住んでいて」<br>　そう答えて、疋田は、ああそうだったと自分で納得する。<br>「へえ～そうなんだ。じゃあ、ちっさいころ遊んだかもしれないね」<br>「？」<br>　どう見ても猫氏とは年が六ついや十はちがうように見える。<br>　不思議そうな疋田の眼を猫氏はのぞき込んで笑う。<br>　疋田もつられて笑う。<br>　通勤に使っている道の筋違いで、大きな家が多く、夜遅くなると背の高い生け垣や土塀で暗い。こんなところに「猫」なんて名字があっただろうか。<br>「そこの生け垣の家です」<br>「ほらあの柿のなってる家の前」<br>　猫氏が指さした。白い手が暮れゆく秋空に映える。<br>　猫が猫じゃらしにたわむれるようにプラタナスの実を取ろうとしていたのを思い出して思わず疋田は微笑んでしまう。<br>「立派なお家ですね」<br>　家は時代から取り残されたようだった。周りの家は代が変わり、大きな家が無くなって、新しい小さな家が何軒か建っている。向かいの家も柿の木と不釣り合いなアルミサッシの門だ。木の庇がついたような家はここぐらいになった。家と同じ年を重ねた表札も燻したように黒く古びていた。顔を近づけてやっと、彫られた文字が見える。<br>「猫」<br>　細く上品に彫られた文字はゆったり尻尾をあげるシャム猫のようだった。<br>　これ程見にくけば気づかないはずだ。<br>　こけの上に飛び石が敷かれていて、両脇には南天の葉がさやさやと風に鳴った。飛び石をテンポよく猫氏は歩き、津村がつき従い、疋田があとに続く。<br>　広い玄関に通されて、疋田は上がり口に屏風があるのに驚いた。<br>　虎の絵だ。厳密に言うと虎猫の絵だ。<br>　昔の日本人は虎なんて見たことがなかったから、猫から虎を想像して描いたそうだ。<br>　たしかにみゃごーとなきそうな気がすると疋田は思った。<br>「かわいいでしょう」<br>　猫氏は自慢げに屏風の横に立って胸を張った。<br>「え、あ、はい」<br>「この虎を退治してみよ、ってね」<br>「一休さんですよ」<br>　津村はそう脇からひとこと添えて、奥に行ってしまった。<br>「そうそう。将軍に屏風の虎を退治しろって言われて、一休さんがじゃあ、追い出してって言う話。本当においだされちゃったらどうするんだよね。わたしなら絵師を呼んで縛らせるよ。こんな風にね」<br>　猫氏に促されて屏風の裏に回ってみると、朱色の紐で縛られた虎が繋がれていた。<br>　表の絵は、どこか猫の愛らしさというか可笑し味があったけれど、こちらは……柔らかい虎の腹や脚に紐が絡んでどこか、妖しい。<br>「刀できりつけたり、槍を突き立てたりだと、もし追い出されたとき暴れたら困るでしょ。でも、捕らえたら可愛くなってきてしまって」<br>　猫氏は虎の絵の縄目を撫でた。<br>　さも自分が虎に縄をかけたような口振りだ。一休さんより自分の案が優れていると。<br>　そしてこの屏風ずいぶん古いものに見えるのだが……<br>　不審な顔をしている疋田に気づいて猫氏は座敷へとうながした。
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<pubDate>Sat, 25 Oct 2014 19:58:31 +0900</pubDate>
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<title>猫氏の日常2</title>
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<![CDATA[ 　<br> 　　猫とねずみ<br><br><br><br>　疋田が猫氏と出会ったのは、沙絵と離婚して半年ぐらいたった頃だった。<br><br>　頭が悪いわけではないが、疋田はぼんやりしていた。離婚された理由もいまいちピンときていない。女心が解らなかったせいだろうとぼんやりくぎりをつけて、また独身生活にもどった。<br><br>　鈍感な疋田も半年もすれば、沙絵が面倒みてくれていたかわかる。<br><br>　掃除も洗濯も三十になるまでひとりでやってきた疋田は、家事に関して困ったということはないのだが、家のなかに、人の気配がないということがどれほど寂しいかと思い知らされた。<br><br>　そう、うすらぼんやりと。<br><br>　秋風が急に冬の気配をまとい始めると、何もしていないのに頬に涙がつたった。<br><br>　あれっ？　指先で拭って、しばし考えて寂しいのだなと思う。<br><br>　寂しいんだと思うとより寂しくなって、赤や黄色に染まる公園をあてもなく散歩した。<br><br>　街路樹のプラタナスが黄金色に染まる中、枝からぶら下がるトゲトゲの実を取ろうとジャンプしている綺麗な青年がいた。<br><br>　それが猫氏だった。<br><br>　手は届いているのに、ちぎれないでぷらーんぷらーんと実が揺れている。<br><br>　冬からやってきたような雪色の肌。唇は先ほど見た燃えるような緋色の楓から色を吸い上げたようだった。<br><br>　疋田の寂しい心がトクンと鳴った。<br><br>「あの、取りましょうか？」<br><br>　真っ黒で丸い瞳が疋田の姿をとらえた。<br><br>　疋田は自分の耳から赤くなり、体が心臓になったように脈打った。<br><br>　猫氏は首をかしげた。<br><br>「とれるの？」<br><br>「はい！」<br><br>　どこの幼稚園児だというぐらい気合いの入った返事をした。<br><br>　軽く飛んでプラタナスの実をぐっと掴んだ。<br><br>　疋田のイメージでは、軽快に跳びあがり、スマートに実をプレゼントするつもりだった。柄にもなく、十年ぶりくらいに格好をつけてみせたのだ。<br><br>　もちろんうまくいくはずはなく、おもったよりも実から出た軸が堅く、バランスを崩して尻餅をついたのだ。<br><br>　プラタナスの褐色の落ち葉が重なる上にどさりと。<br><br>「ははははははは」<br><br>　猫氏は見事に綺麗な顔を崩して笑って見せた。疋田はすっころんだ痛みも恥ずかしさも忘れるぐらい心を奪われた。<br><br>「どうなすったんですか」<br><br>　猫氏のうしろから背の高いカラスみたいに黒いスーツに身を包んだ男前がやってきて、猫氏に訊ねた。<br><br>「ん？　ぷぷぷ」<br><br>　困った人ですねぇという風に猫氏を優しくみて、「お怪我はないですか」と低く震える甘い声で言った。<br><br>　疋田はこのとき、天国から地獄に突き落とされていた。猫氏にはこんな端正な男前がついているのだと。疋田は女が好きなことを疑ったことはない。<br><br>　一瞬のうちに恋に落ち、恋に破れた。<br><br>「そんなに強く打ったんですか？」<br><br>「え？　いえ。大丈夫です。立てます」<br><br>「けど、泣いていらっしゃいますよ」<br><br>「え！」<br><br>　疋田は自らの頬に指で触れ、水気を感じて、驚いたようにと袖口でぐいぐい拭った。<br><br>「だいじょ、ぶでふ」<br><br>「カミカミですね。ぬしさま、なにをなさったんです？」<br><br>「なーんにも。ね？　遊んでたんだよね」<br><br>　さしのべてくれた白魚のような手を掴んで疋田は立ち上がった。<br><br>　また、トクトクと鼓動が上がっていく。<br><br>「はじめまして。猫です。よろしく、ネ」<br><br>　猫氏のあざとくも愛らしい笑顔で小首を傾げて上目遣いで見つめられると、疋田はどうにもこうにもいかなくなった。<br><br>　疋田の目の前の景色が、猫氏の背景に輝きを持って色を増した。<br><br>　猫氏が男であろうが、男がいようが、関係ない。この人が好きだ。少しでも傍にいたい。<br><br>　衝動的にそう思った。何事にも鈍い疋田には初めての経験だった。<br><br>　魂がこんなに揺れ、世界がこんなに輝いているとは。<br><br>「こっちは従者のサバ」<br><br>「が、外国の方ですか」<br><br>　切れ長の眼に酷薄な唇顔立ちは東洋人だがアッシュグレイの髪色は珍しい。<br><br>「いえいえ、日本人です。津村鯖生と申します。従者というのも仰々しいですが、猫家よりすべての雑事とこの方のお世話を申し使っております」<br><br>「疋田です。よ、よろしくお願いします」<br><br>　彼氏じゃないと訊いて、疋田は一気に浮上する。<br><br>　そんな疋田をサバは興味深げに見て、疋田の髪や服についた枯れ葉を払ってくれた。<br><br>「お時間がおありでしたら、お茶でもいかがですか？」<br><br>「いいねぇ～。家においでよ。ヒッキー」<br><br>　疋田は肩に手をかけられて、心まで持ってかれる。<br><br>「え、あ、はい。喜んで」<br><br>　こうして、ホイホイと猫に魅入られた鼠、いや疋田のイッチョ上がりである。<br><br><br><br>
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<pubDate>Wed, 22 Oct 2014 13:12:59 +0900</pubDate>
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<title>猫氏の日常1</title>
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<![CDATA[ 　<br><br>　彼の名前は疋田狎彦(ひきたなれひこ)。ごく普通のしがない地方公務員だ。<br>　いつもの通勤路をてくてく風采の上がらないスーツ姿でご帰宅中である。<br>　なんでも五年前に結婚したが、一年前に離婚された。所帯をもってこそ一人前。そんなあれやこれやの風聞も面倒くさくて、取り敢えず付き合っていた紗絵という同い年の女と結婚していたらしい。彼女は稀にみる良い性格で、可愛らしい女だった。<br>疋田氏のどこを気に入って付き合っていたかは謎だ。と、言われているらしいから、離婚も疋田氏のせいということで、すんなり別れたとかなんとか。<br>　さて、声をかけてみるか。ぬしさまも暇を持て余しておいでだ。<br>「今、お帰りですか？」<br>　申し遅れました。私(わたくし)、津村鯖生(つむらさばお)と申します。<br>　ただいま玄関先のお掃除中でして、生垣の手入れをしつつ、ご近所にご挨拶などしておりました。<br>「やあ津村さん、ただいま。猫さんはおられますか？」<br>　声をかけて貰って地味顔のチョンチョン丸が、ぱっと明るくなった。<br>「上がっていかれますか」<br>　よりいっそう、嬉しさが弾けて、顔の部品が落ちそうだ。<br>「いいんですか？」<br>「ええ、きっとぬしさまも喜ばれます。ちょっとお待ちくださいね」<br>　ささっと掃き集めたゴミを裏手のゴミ箱に捨てると、屋敷の中に案内した。<br>　焼板塀の日本屋敷と洋間を増築した小洒落た家である。<br>　玄関を上がってすぐに芍薬と猫の絵の屏風がある。その後ろの座敷にぬしさまはいらっしゃるはずだ。<br>　白い割烹着を脱いでくるりとたたみ、黒のスーツ姿でぬしさまに云う。<br>「疋田さんがいらっしゃいました」<br>「来たかヒッキー。おいでおいで」<br>　疋田氏は「おじゃまします」といって、ひょっこり屏風から顔を出した。<br>　少し驚いたようだが、すぐに気を取り直している。そして、さも嬉しそうな……<br>　貧相な顔で、にやけ顔である。<br>　それをぬしさまはお気に召しているらしく、床の間にちょこんと腰かけておいでおいでしてらっしゃる。<br>　今朝は私が前栽から百合を摘んで活けてあったのだが、これはお気に召さなかったようだ。緋の襦袢をしどけなく羽織られて、ご自分を花と見立ててらっしゃるのだ。<br>　紅も引かないのに桃色の唇、白磁の肌に、少し上に切れ上がった十六夜月みたいな目をすっと細めて頬笑まれている。その姿に魅せられない者はいないだろう。この方こそ、私のぬしさま、猫家の頭首、桔梗様です。<br>　疋田氏は足早にぬしさまの傍に正座して、顔を緩めたまま会釈した。<br>「ずい分待たせたね。覚悟はできたのかい」<br>「いえ。その……」<br>　疋田氏の背中は定規でも入れたようにピンとなる。<br>　ぬしさまの柳眉がくいっと上がる。<br>「じゃあ、なんできたの」<br>「猫さんとお会いしたくて」<br>「フン、つまらない」<br>「あの、怒らないでください」<br>　疋田氏はわたわたと挙動不審になる。<br>「いつになったら、つっこませてくれるんだい」<br>　何を、とはお聞きにならないで下さい。疋田氏の顔がみるみるうちに赤くなっているのでお分かりかと。<br>「わたしのことが嫌いなのかい？」<br>「いえ、だ、大好きです！　お慕い申し上げております。あの……その…どちらかというと僕のほうが…」<br>「痛くないようにすると、いってるじゃない。もう、観念おしよ。わたしの真珠入りで可愛いがって、泣かせてあげるから」<br>「ヒィ……。しんじゅーー！！　このたおやかな柳腰のあれに、まさか、ありえない」<br>　赤くなったり、青くなったり大変な方です。冷や汗をかきながらへなへなと腰を抜かしてしまった。<br>「嘘じゃないよね。サバ」<br>「ええ、私が入れて差し上げました」<br>「うそだ」<br>「嘘じゃないってば」<br>「悲鳴を上げるぬしさまのあれに、一粒ずつ。私も愉しませていただきました」<br>「ヤダなぁ、サバちゃんも好きネェ」<br>　品をつくって、ぬしさまが私に目配せをなさる。<br>「主従でそんな無体な……」<br>　疋田氏、口では否定しながら、たいそうお喜びの様子だ。<br>「な、ヒッキー。味わいたいだろう」<br>「ダメです。ダメです。ダメダメダメ」<br>　すごいスピードで後ずさり、屏風に頭をぶつけて、立ち上がる。<br>「あれ、もう帰っちゃうのかい」<br>「ひゃい。また伺います」<br>　屏風向こうは見えないがふらふらとつま先に靴をひっかけながらバチンと戸を閉めた疋田氏が目に浮かぶ。<br>「くふっ。かわいい。今日もヒッキー可愛かったね」<br>　ぬしさま、お人がわるい。上機嫌で眼を輝かせていらっしゃる。<br>「冗談も程々になさってください」<br>「サバもノリノリだったじゃないの。あゝあの顔たまンない」<br>　あなた、乗らないとすごく不機嫌になるでしょうが、とは申せません。<br>　それに、うぷぷ。あのチョンチョンまるの顔といったら。可愛らしい。<br>　もちろん、ぬしさまのアレに真珠は入っておりません。<br>　ええ、先日拝見しましたから、確かでございます。問題ですか？<br>　ぬしさまのお体を、改造するなど以ての外。<br>　ぬしさまのご命令とあらば、吝かではございませんが。<br>「サバ、お茶を入れておくれ」<br>「はい、只今」<br>　ぬしさまのご機嫌が変わらぬうちに、それではこの辺で。<br>　<br>
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<pubDate>Tue, 21 Oct 2014 01:46:04 +0900</pubDate>
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<title>日蝕、ラブラブ？ターン</title>
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<![CDATA[ 本当は、今月中に「日蝕」を書き上げたかった！<br><br>長く書いているとその世界の住人さんが勝手にしゃしゃり出たり、主人公ウザさ倍増したりするんだ、と実感しながら書いています。<br><br>51～75は暁と敬のラブラブ？ターンと最終への糸口のつもりで書いているのですが！<br>pixivにて1～25を日蝕1、26～50を日蝕2、今書いてる51～75を日蝕3、最終、76～100でゴール！<br><br>一日400字×3枚×100日<br>凡そ300枚前後で終えるという計画、でした。できるだろうか。<br>ショートストーリーがこんなウザイことに！ <br>スケッチ帳を見せてるようなこの更新、それ自体が痛すぎる。羞恥プレイでも完走しようぜ！オー！と心の中で言いました。<br>まともに書けるようになりたいです。はい。<br><br>終わりきる前に、次書きたいものが浮かぶって逃避ですよね。<br>遠い目。<br><br>それでは、おやすみなさいませ！
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<link>https://ameblo.jp/aketuzi/entry-11807343205.html</link>
<pubDate>Fri, 28 Mar 2014 23:55:13 +0900</pubDate>
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<title>最近見たDVD　備忘録</title>
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<![CDATA[ <p>おすすめDVD</p><dl><dt><a href="http://click.affiliate.ameba.jp/affiliate.do?affiliateId=22092477" alt0="BlogAffiliate" target="_blank" rel="nofollow">モールス [DVD]/Happinet(SB)(D)<br><img border="0" src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F518buC3cgeL._SL160_.jpg"></a></dt><dd style="MARGIN: 0px">￥3,990</dd><dd style="MARGIN: 0px">Amazon.co.jp</dd></dl><p><br></p><dl><dt><a href="http://click.affiliate.ameba.jp/affiliate.do?affiliateId=22092476" alt0="BlogAffiliate" target="_blank" rel="nofollow">MORSE〈上〉―モールス (ハヤカワ文庫NV)/早川書房<br><img border="0" src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F41aCvpFxsSL._SL160_.jpg"></a></dt><dd style="MARGIN: 0px">￥819</dd><dd style="MARGIN: 0px">Amazon.co.jp</dd></dl><p><br></p><dl><dt><a href="http://click.affiliate.ameba.jp/affiliate.do?affiliateId=22092475" alt0="BlogAffiliate" target="_blank" rel="nofollow">ぼくのエリ 200歳の少女 [DVD]/アミューズソフトエンタテインメント<br><img border="0" src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51BBU2l0QmL._SL160_.jpg"></a></dt><dd style="MARGIN: 0px">￥3,990</dd><dd style="MARGIN: 0px">Amazon.co.jp</dd></dl><p><br>スウェーデンのスティーブンキングとの異名をとるリンドクヴィスト,ヨン・アイヴィデの作で、</p><p>映画もスウェーデンが最初です(ぼくのエリ）。見たのはハリウッドリメイク版（モールス）。</p><br><p>ハリウッド版は金髪美少女吸血鬼で、スウェーデンはブルネット美少女の吸血鬼。</p><p>吸血鬼映画だと思ってレンタルしていなかったのでうれしい誤算でした。</p><br><p>勝手に美少女死者が男の子にモールス信号で交信してくるホラーだと思ってました。</p><br><p>インタビューウィズバンパイアでも、幼いヴァンパイアは一人で生きられないとか言っていたけれども、</p><p>この美少女も人間のおっさんと旅をしながら狩りをしている。</p><p>雪の降る夜にとなりに引っ越してきた二人を見た少年が美少女に恋をする。</p><p>街では猟奇連続殺人がおこっていて、少年はいじめにあっている。</p><p>という枠組みだけでもちょっとときめきます。</p><br><p>少年視点だから、恋のものがたりで美しいのだけど、オッサンの末路は少年の未来を予感させている。その悲しさもよきスパイスで、堪能いたしました。</p><br><p>ほとんど構成は同じらしいけれど、スウェーデン版もみてみたい。小説も出ていることを今知って、しかも上下巻・・・読んでみたい。（読めよｗ）</p><p>きっとあれの事情もこれの事情も書いてあって素敵に違いないと妄想がふくらみすぎない前に読まないと！！</p><br><p>なんかスウェーデンアツいねー。ミレニアムも面白かったし。こちらはスウェーデンのリスベットのほうが好きだったからハリウッド版はみてないなぁ。</p><p>小説は、ドラゴンタトゥの女の上しか・・・結果わかってるとこちらはつらい。</p><p>読みやすいんだけどね！全6冊でしょ・・・</p><br><br><p>あとは、シンデレラ、インシディアス、ブラックスワン、ブリッツ、メカニック、タイム、ファイナルデットブリッジ、赤ずきん</p><p>ドラマだけどシャーロック</p><br><p>インファイナルアフェア―123</p><br><p>ベスト様式美はブラックスワン。きれかったーストーリー構成もばっちり着地。</p><p>あと、ジェイソンステイサムが好きなだけ・・・視聴。</p><p>設定はタイムが好きだ。あれでBL小説があれば欲しい！！買う。全三巻ぐらいいやカップリング変えて5冊ぐらい。</p>
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<link>https://ameblo.jp/aketuzi/entry-11398060422.html</link>
<pubDate>Tue, 06 Nov 2012 17:48:10 +0900</pubDate>
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<title>束の間の夢</title>
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<![CDATA[ なんとかかんとか「日蝕」書き続けてます。朱辻です。<br>最近、いちばん最初に書いたのは、兄弟モノでも、供物ーくもつーだったかな？ とか思ったです。カインとアベルのような話だったような。<br> 完走できるように祈って下さい。<br><br>本当は、日蝕が了打てるまで、他のモノは上げない。なんて思ってたのに。<br>誘惑に負けました。<br><br>たまにしか夢を見ないのですが、たまに見るのは、ゾンビと戦ってたりします。<br>これは、リアリティのある夢だったので、なんせ3日経っても覚えてる。ですので、夢供養に書いてみました。<br><br><br><br><br><br><br>束の間の夢<br><br> 私は丁寧に化粧をしていた。ただ不思議なのは鏡に対しているわけではないことだ。<br>褪せたいつもの茶色い食卓の上に、首から上をのせて、口紅を引いていた。もう少し、ムラなくファンデーションを塗らなくてはと両手で頭をもって、切れた首の切り口を下に傾けた。<br> 早く済ませないと、切り口が乾いてくっ付けられなくなる。<br> 私は慌てて、切り口を見つめた。<br> 早くしなくちゃ。<br> 赤い血潮が目前にどっと流れても、私は止める術を知らない。<br> 首が無いのにどうやって見てるんだろう？<br> ーーこれは夢だ。覚めなくては……<br> 目覚めたとき、いつもの茶色い食卓でうたた寝をしていた。<br> 横には認知症の祖母がいて、見えない誰かと会話をしていた。<br><br><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/aketuzi/entry-11388640432.html</link>
<pubDate>Thu, 25 Oct 2012 21:37:14 +0900</pubDate>
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