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<title>マンガの草子　～３０年間読みあさったマンガの感想を書きつづります</title>
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<description>Ｒ３５世代の筆者が３０年間にわたって読み続けたマンガの数々をレビューするブログです。「マンガを大人買いしたい」「たまにはマンガでも読もうかな？」なんて方は一度見てください。個人的なレビューですが参考になればうれしいです。</description>
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<title>『寄生獣』　～人間の弱さ～</title>
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<![CDATA[ <p>初めは『デビルマン』の偽物かと思いました。人間とモンスターが融合して苦悩する物語でしょ？なんてね。でも、違いましたね。ひとつのしっかりした名作です。<br></p><p>さて、何度読み返しても「パラサイトがなぜ生まれてきたのか」は分かりません。田村玲子や広川あたりが語ってますが、結論はないんですよね。何となくそうかな～って説得力はあるんだけど、はっきりと解明されてません。</p><br><p>また、解決もしてないんですよ。だって全滅させた訳じゃないし、これからもパラサイトはあちこちで生き続けるんですから。と言うことは、パラサイト問題については未完なんですね。</p><p><br>この寄生獸に関しては、そこが名作の所以なんだと思います。<br>作者はパラサイト問題を解決させようとか、解明しようとか、ましてや人類vsパラサイトの戦いなんて描きたかった訳じゃないですよね。</p><p><br>常識外れの存在ではあるけど、パラサイトをあるものとして認知し、そんな常識外れの存在を描くことで普通の人間を浮き立たせ、人間ってモノを描いてるんだと思います。</p><p><br>広川の演説とか、田村の問いかけとか壮大なテーマを語りかけてますが、そんな壮大な言葉とは裏腹に、泉新一が後藤にトドメを刺すときの言葉。<br>「オレはちっぽけな…一匹の人間だ」<br>「せいぜい小さな家族を守る程度の…」<br>この言葉、人間の本音でしょ？言葉だけ聞くと、弱々しい言葉ですが、一番しっくりくるんですよね。<br></p><p>泉新一がミギーが混ざり合って強くなっていく過程で、もしかしたらパラサイトとの対決物語になっちゃうのかな・・なんて思いました。そんな展開は十分に有り得ることですね。その方が派手だし、解りやすいですからね。上手く書けば『ゴッドサイダー』やら『ジョジョ』やらと同じような感じに持っていけますもんね。</p><br><p>でも、そんな安易な物語になってしまうこともなく、物語を壮大に広げすぎず、小さな存在の人間の本音を描いた作品です。『デビルマン』は人類の弱さ、『寄生獣』は人間の弱さ、ってところでしょうか。</p><p>そんな弱さを本音で描いたマンガですね。<br></p><br>
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<link>https://ameblo.jp/akialala/entry-10285705801.html</link>
<pubDate>Mon, 22 Jun 2009 22:54:55 +0900</pubDate>
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<title>海猿　～暗い？イヤ、現実感たっぷりの人間ドラマです</title>
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<![CDATA[ <p><font size="2">泣きました。ズルいよね、人の生死を現実的かつドラマチックに描いたらそりゃ泣くよ。題材がそもそもズルいもん、人命救助の海上保安官なんて。それをあの暗い雰囲気だすのが上手い佐藤秀峰が描いたらやられるよね。</font></p><font size="2"><p>最初見たときはイマイチ手がでなくて、私が読んだ時はすでに連載が終了していて全巻揃っていたときでした。というのも、最初はヒーロー的なマンガかな？なんて思ってたんですよ。『め組の大吾』なんて大好きだったので、特にキライな分野じゃなかったんですが、なぜか手を出さなかったんですね。鍛えて、助けて、涙する、そんなマンガだろうと思ってたのは確かですけど。</p><p>たぶん神様が全巻揃うまで私と『海猿』を出逢わせなかったんでしょうね。。</p><p><br>そんな私がなぜハマッたかとゆーと、“人が助からないマンガ”だから。もちろん全員助からない訳じゃなくて、助かるパターンが多いです。でも、死んじゃうんですよね、大切な人物も見ず知らずの人も。<br>人が死んでしまう物語って沢山あります。『北斗の拳』なんてみんな死んじゃう。だからと言って今まで泣いたことなんてほっとんどありません。<br>でも、なぜか海猿は泣きました、なぜでしょうかね？<br>多分やりきれないからではないでしょうか。登場人物に共感して、そんな彼ら彼女らの現実世界に知らず知らず浸かってるから、死んだ時にやりきれなくなるんでしょう。現実は『ドラゴンボール』のように生き返れません。『北斗の拳』のように死兆星を見ることもできません。何も変わらない日常に突然襲い掛かる事故・事件、そんなリアルな状況や心境をちゃんと描ききっているから感動するんですね。</p><p>さすが佐藤秀峰の世界は暗いです。『ブラックジャックによろしく』なんて非常に暗い。やっぱり生死を画いているだけあって、どうしても悲観的な物語になってしまいます。しかし、物語が悲観的だから暗いんじゃないんですよ。人間の苦しみや悩みにもきちんとスポットを当てて、弱い部分をしっかり見せているから暗く感じるんです。</p><p>そんな暗さがきちんと表現されているので、明るい時との対比が非常に光ります。たか子の「枕がオヤジ臭いの」ってセリフが日常的な幸せを最大限に表してます。だからこそ子供を救う時のどうしようもない絶望感と彼女の流す涙が心に沁みてくるんですね。<br>驚くのは、こんなドラマがわずか全１２巻。ありえません。</p><p>このわずか１２巻の佐藤秀峰の暗さにどっぷり浸かってください。</p></font>
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<link>https://ameblo.jp/akialala/entry-10273744420.html</link>
<pubDate>Thu, 04 Jun 2009 00:48:13 +0900</pubDate>
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<title>バケツでごはん　～仕事・人間哲学の絵本</title>
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<![CDATA[ <div class="entryBody"><table width="564"><tbody><tr><td class="entryTd"><p><font size="2">“いまどきのこども”で人気を博した、玖保キリコ。彼女のマンガは画が良いですね。ほのぼのしてますが、ただのほのぼのではなく、強い印象が残るタイプの画です。<br>彼女の作品『バケツでごはん』でもそれは発揮されてます。<br>動物園の動物たち。彼らはホントは人間と話せる、という設定で電車で動物園に通勤してます。動物たちは芸人に近い存在。主人公は変な関西弁を話すペンギンのギンペー。彼は人一倍芸に厳しく仲間にもダメ出ししたり、芸について悩んだり、非常に人間っぽいです。そんな主人公と見た目のかわいさだけで偉ぶっているパンダのロンやギンペーに弟子入りしたサンペーなどとおりなす動物園での物語となっています。</font></p><font size="2"><p><br>動物園の動物たちなので姿は愛らしくカワイイのですが、その内容は仕事哲学、人間哲学と言っても良いでしょう。仕事に対してある程度アツい気持ちを持ってる人なら絶対共感できるはずです。なぜならこの主人公のギンペー、プロです。仕事に対しての姿勢が自分にも仲間にも真面目で厳しいんですよ。<br>そんなギンペーに対して当初は周囲から賛否両論もあるのですが、だんだんと周囲を巻き込んでいって変えていきます。また、転職やヘッドハンティングされた同僚との軋轢なども描かれていて、結構実社会を反映しています。</p><p><br>これが動物園じゃなくて単なる会社物語だったら実につまらないマンガになってるでしょう。それが楽しく仕上がっているのはストーリーの作り方はもちろんですが、玖保キリコの画力/センスによるものが大きいのではないでしょうか。<br>さて、この主人公ですが目が三日月を横にしたイヤミっぽいいやらしい目をしてます。主人公にあるまじき目ですね。しかし物語が進むにつれそれが愛嬌となり特徴となって愛らしさすら感じるから不思議です。そして、そんな愛らしさが仕事哲学・人間哲学をオブラートに包んで、楽しめる絵本のような作品に仕上がってます。やっぱり玖保キリコの画力/センスなんでしょうかね。<br>仕事してる人に読んで欲しいとは思いますが、“いまどきのこども”にも読んでもらいたいですね。<br>お後がよろしいようで。</p></font></td></tr></tbody></table></div>
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<link>https://ameblo.jp/akialala/entry-10273719280.html</link>
<pubDate>Thu, 04 Jun 2009 00:45:39 +0900</pubDate>
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<title>めぞん一刻　～日常の天才、高橋留美子</title>
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<![CDATA[ <div class="entryBody"><table width="564"><tbody><tr><td class="entryTd"><div class="wiki"><font size="2">高橋留美子って日常を描かせたら天下一品だと思います。<br>彼女が描くマンガは設定がＳＦだとしても内容は日常物語ですね。と言うより日常にＳＦを導入してる感じかな。<br>そんな日常の名作、『めぞん一刻』。ＳＦ要素のない完全なる日常作品です。男女ともに楽しめる８０年代を代表するラブコメディーですが、その人気は根強く、最近でもドラマ化されたりもしてますね。<br>アパートに下宿してる浪人生が管理人である未亡人に恋する物語。ライバルやら同じアパートの住人やら友人やら犬やらおばあちゃんやらが高橋留美子独特の小技で色々味付けされています。読み終わってみれば、笑いと悲哀と涙に染まって心地よい感情に包まれるはずです。</font><font size="2"><br>この高橋留美子の小技ってのがスゴいんです。ライバルである三鷹さん、彼は資産家の御曹司かつ爽やかなテニスコーチ。要はおしゃれなカネモチのイロオトコ。そんな彼の冷蔵庫をみた五代くんのお婆ちゃんの一言、「味噌はねえのけ？」この言葉、なかなか出ないです。</font></div><font size="2"><div class="wiki"><br>時代は８０年代なので、携帯もパソコンもないし、電話も黒電話。今で言うソープランドもトルコ風呂と呼ばれてたります。また、今どき下宿の浪人生なんて全く見かけませんが、そんな時代の壁をクリアできれば問題なく感情移入できるでしょう。３０才以上なら大丈夫なはずです。<br>時代は違えど最近の状況と似ているところもありますね。この主人公の五代くん、今話題になっている「内定取り消し」という目に合ってるんです。理由は入社前に会社が倒産したから。そして彼は結局保育士になります。こんな流動的な人生も今となっては不思議じゃありませんが、当時の設定としてはナカナカかけないですよ。</div><div class="wiki"><br>最後に。このマンガ、脇役がすっごいチカラもってます。高橋留美子のマンガってそんな傾向ありますよね。この物語も一刻館の住人も五代くんのお婆ちゃんも良いですが、私が好きなのは五代くんがバイトしているキャバレーの店長。彼女や奥さんのことを「スケ」と呼ぶのがたまらなくって、でも意外と人情家なんです。<br>そんな心地よいマンガ、『めぞん一刻』でした。</div></font></td></tr></tbody></table></div>
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<link>https://ameblo.jp/akialala/entry-10273718090.html</link>
<pubDate>Thu, 04 Jun 2009 00:41:47 +0900</pubDate>
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<title>銀と金　～カイジが好きなら必読！</title>
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<![CDATA[ <!-- /entryMetaInfo --><!-- __entry_body_start__ --><div class="entryBody"><table width="564"><tbody><tr><td class="entryTd"><div class="wiki"><font size="2">今じゃすっかり人気マンガ家になってしましました福本サン。最初は麻雀マンガ家だったんですよね。<br>あまりににも画がヘタなために一般マンガでは通用しないとか言われたらしいですが、視点の面白さと、その視点に違わぬ中身の濃さでスター漫画家にのし上がりました。<br>さて、その福山さんのマンガでオススメなのがこの『銀と金』。<br>物語としては中途半端な未完状態で、私がこだわる“終わり方”に不満はありますが、福山さんの作品の中でも非常に人間の欲や汚さなどが描かれていて面白いです。『カイジ』よりもちょいとブラックでオトナ向け。『ゴルゴ１３』や『ナニワ金融道』と並んで置いてあるとしっくりきますね。<br>株屋、絵画商、殺人犯、政治家などと立ち回る裏世界のフィクサー物語とでも言いましょうかね。決してヤクザ物語じゃありません。</font></div><div class="wiki"><font size="2"><br>福山さんの世界で面白いのは、非現実的な世界なのに、そこにある感情が妙にリアルなことですね。『カイジ』でも鉄骨を渡っているときに、泣いたり謝りながら背中を押すシーンがありますが、あれは常人には描けません。あんな状況でどんな感情を持つかなんて考えたこともないですね。<br>『銀と金』ではそんな非現実的な世界での妙なリアルさってモノが各所にふんだんに描かれています。<br>中でも、森田と勝負する絵画商、中条の描き方が絶妙です。最初の社交的な笑顔、カネの臭いをかぎとった笑顔、敗れて狂気を帯びた笑顔。いやいや、画がヘタなんて誰が言ったんですかね。確かに客観的にはヘタかもしれませんが、単なる“笑い”ってモノに対して心理をきちんと理解しつつ表現していくマンガ家ってナカナカいないのでは？・・・たしか『ガラスの仮面』の中でも似たようなこといってましたね。“笑い”って感情を題目に研究生たちがレッスンするシーン・・・<br>惜しむらくは中途半端な終わり方。色んな事情があるとは思いますが描ききって欲しかったです。とはいえ『カイジ』が好きなら必読です。未読の方は絶対読むように！</font></div></td></tr></tbody></table></div>
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<pubDate>Thu, 04 Jun 2009 00:38:19 +0900</pubDate>
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<title>20世紀少年 　～ＳＦ作品の傑作？</title>
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<![CDATA[ <p><font size="2">さて、映画にもなり賞ももらっているみたいですね、『20世紀少年』。名作と言われてます。好きな人も数多い、浦沢直樹の傑作です。</font></p><p><font size="2"><br>う～ん・・・私は浦沢直樹のマンガって『パイナップルARMY』『MASTERキートン』以外はあまり好きじゃないんです。<br>まぁ、人の好みって様々なので仕方ないですよね。たぶん私は少数派なんだと思います。。。<br>なぜあまり好きじゃないかというと、物語の始まり方・進み方はものすごく面白くて、『20世紀少年』も最初グイグイ引き込まれました。周囲にも「あれは面白い」って勧めてたくらいです。でも、最後の終わり方とか終盤に入ってくるとどうもスッキリしないんですよ。『MONSTER』もそんな感じでしたね。<br>始まりと終わりのギャップが大きくて、なんとなく消化不良で終わってしまう、そんな風に思っている読者もいるのではないでしょうか？カンナももっと重要な活躍するのかと思ってたら・・・って感じなんですよね。<br>でも評判がよいのも事実です。良い理由をいろんな人が語ってます。「“ともだち”の正体が○○だったのは、こんなメッセージを含んでいるからだ」なんて絶賛している人もいます。だから読んだことない人は一読してもらう価値はあるマンガでしょう。ストーリーとしては非常に楽しいし、絶対にハナっから引き込まれるはずです。序盤だけで言えば、ＳＦの最高傑作かもしれません。『ＡＫＩＲＡ』にも匹敵するくらいのスタートダッシュです。<br>そして、最後まで読みきってください。最後にどのような感想を持つのか・・・私に共感する人もいるはずです。</font></p>
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<link>https://ameblo.jp/akialala/entry-10273714743.html</link>
<pubDate>Thu, 04 Jun 2009 00:32:57 +0900</pubDate>
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<title>デビルマン　～ＳＦの最高峰</title>
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<![CDATA[ <div class="entryBody"><table width="564"><tbody><tr><td class="entryTd"><p><font size="2">最近パチンコにもなってます、『デビルマン』。<br>テレビ版は全くの別作品と思ってください。テレビ版は低年齢対象の勧善懲悪なソフトなアニメ作品なんです。「機動戦士ガンダム」もそうですけど、アニメだと「正義ヒーロー」とか「悪と戦う」とかってすぐ主題歌で歌っちゃいますが、マンガ版の主題はそんなんじゃないんですから。<br>原作はというと、これがスゴイの！あの時代にこんな作品が書けたんだと本当に感心させられます。マンガ家目指す人はそりゃ影響受けますよ。だからトリビュート作品的なものもいっぱいでるんでしょうね。『ベルセルク』なんか明らかに影響受けてます。1ページまるごと真っ黒で、その中に恐怖・憎悪・悲愴的な感情を目や口だけで表すこの「デビルマン手法」は『ベルセルク』だけでなく、色んな作家が使ってますね。それだけインパクトのある作品です。</font></p><p><br><font size="2">ストーリーとしては、デーモン界を裏切った正義の戦士、なんて単純なモノじゃありません。天使・悪魔って世界観から人間の醜さまでしっかり書き込まれています。私が感銘を受けたのは、人間界が魔女狩りの世界となって、悪魔だと思われた人々を弾圧する群集の狂気の部分。<br>異常な世界なんだけど、またそれがリアルでもあり、狂気に触れた人間たちの怖さが非常に恐ろしく描かれています。色々な本や映画で群集が狂気に走る様が描かれていますが、これに匹敵するものはなかなかないですね。<br>さて、『デビルマン』の主人公といえば不動明ですが、実は飛鳥了が主人公って言ってもおかしくないでしょう。飛鳥了がいることでこの作品は単なるＳＦマンガって枠を超えたんじゃないかなと思います。最後のシーンは非常にショッキングで、私もビックリしました。詳しくは書かないですが、ぜひ読んでください。<br>グロいのが嫌いな方は注意です。だけど、そこも含めてこの作品は名作なので、しっかり読んでほしいなと思います。</font></p></td></tr></tbody></table></div>
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<pubDate>Thu, 04 Jun 2009 00:28:09 +0900</pubDate>
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<title>藤子・Ｆ・不二雄ＳＦ短編集　～藤子・Ｆ・不二雄の歴史</title>
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<![CDATA[ <div class="wiki"><font size="2">藤子先生の作品は数多いけど、どれも子ども向けってイメージあるんじゃないかな？でも、これは大人でも十分楽しめる作品が山ほど詰まってます。短編集だから、軽く何か読みたいなって時には最適でしょう。<br></font></div><br><div class="wiki"><font size="2">さてさてその中身は…<br>藤子ワールド全開です。藤子先生がその時思ってたことや書きたかったことがふんだんに描かれてます。歴史、哲学、人生、娯楽、シャレなんてものが藤子スバイスで味付けされて少し不思議な世界を造り上げてます。<br>圧倒されるのはその量！よくもまぁ、長い間これだけの作品書いたなぁと思いますね。しかも一つ一つにしっかりテーマがあります。７０年代８０年代９０年代と画風がちょっとずつ変わってきてるのも味があって良いですね。両さんやゴルゴなんて長い間連載してますけど、それに匹敵します。<br></font></div><br><div class="wiki"><font size="2">短編モノって難しいと思いますね。なんせストーリーを簡潔にまとめ、さらに楽しくなきゃいけない。そして造らるた作品は使い捨てのように読み捨てられてそれっきり。さらに大先生になればなるほど期待も高まってプレッシャーがすごいでしょう。<br>今こんな風に短編をしっかりかけるマンガ家っているかな？あまり思いつきません。高橋留美子はスゴいですね。日常をあれだけコミカルかつシリアスに彩れる人はいないでしょう。<br></font></div><br><div class="wiki"><font size="2">藤子先生は映画とか歴史とか好きで、それっぽい話がいっぱいあります。<br>あれ？映画や本で似たようなストーリー知ってるよ、なんてモノもあるでしょう。でもどっちが先かなんてどーでもいーんです。一流だから楽しめるんです。他人の歌をカバーするシンガーがよくいるけど、歌う人の力量次第で感動したり、バカにすんなってなったりするでしょ？<br>藤子先生の言う、少し不思議な世界を楽しみましょう。<br>あ、大スペクタクルとか大恋愛なんてことは期待しないでくださいね。あくまでも日常からのＳＦなんで。<br></font></div><!-- /entryBody --><!-- __entry_body_end__ -->
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<pubDate>Thu, 04 Jun 2009 00:25:26 +0900</pubDate>
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<title>柔道部物語  ～柔道モノならコレ</title>
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<![CDATA[ <div class="wiki"><font size="2">内容は解ってるんだけど、何回も読んじゃったマンガってあるよね。特に小気味良く完結してて、後味の良いモノ。<br>そんなマンガ、今回は『柔道部物語』です。<br>柔道モノって一時期大流行で、あちこちの雑誌で連載されてたけど、これが一番だと思います。<br>ストーリーは至って単純で簡単。全くの初心者がその才能を開花して強くなっていくって物語。『あしたのジョー』とかみたいに人生観を考えさせられたり感情移入しすぎちゃったりすることはないんだけど、「高校生の部活」って感じで非常にリアルなんだよね。<br>私が一番って思うのは、そのリアルさから。『ＹＡＷＡＲＡ！』は一世風靡させたけど、最初っから天才で一つ一つの技もどこかリアルじゃない。柔道経験者からみると、「そんなに簡単にできないよ～」と思っちゃう。だけど、『柔道部物語』はどこか親近感が沸く強さなんだよね。一つ一つの技がしっかり分かるように描かれていて、試合のシーンも、足の動き、表情、体のバランスなんてことまでしっかり描かれています。もちろん変な必殺技なんてないし、「柔道」をしっかり書いてます。<br>初めて人を投げ飛ばしたその感触や、うまい人と下手な人の書き分けなどもできていて、さらに主人公や周囲の人が成長していく。このあたりも無理のないストーリーになってます。<br>何といってもその画力！ハッキリいってイケメンは一人もいません。でも現実ってそうでしょ？登場人物は結構いるんだけど、あれだけ人の顔を書き分けられているマンガ家ってなかなかいないです。上手い画を書く人はいっぱいいるけど、しっかり人物を描き分けられる人となると・・・弘兼憲史に匹敵するんじゃないでしょうか。<br>「柔道部はモテない」「柔道の試合ってオトコくさい」こんなところも非常にリアルです。試合場に足を運んだ女性たちの「臭い」って言葉は絶妙にリアルですね。とりあえずスポーツモノで、柔道がイヤじゃなければコレをオススメします。良作ですね、はい。<br></font></div><!-- /entryBody --><!-- __entry_body_end__ -->
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<link>https://ameblo.jp/akialala/entry-10273706909.html</link>
<pubDate>Thu, 04 Jun 2009 00:14:44 +0900</pubDate>
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