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<title>コリドラ猫のちいさな小説</title>
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<description>タイトルどおりの小さな小説です。でも本当は、ほんの一部？！※『タイトル』続き番号で表記------続きを読みたい方は、アメンバー＆読者登録をお願いしま～す。</description>
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<title>『白い猫と黒い猫』（７）</title>
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アメンバー限定公開記事です。
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<pubDate>Wed, 24 Feb 2010 14:00:00 +0900</pubDate>
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<title>『白い猫と黒い猫』（６）</title>
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アメンバー限定公開記事です。
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<pubDate>Fri, 19 Feb 2010 09:00:00 +0900</pubDate>
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<title>『白い猫と黒い猫』（５）</title>
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アメンバー限定公開記事です。
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<link>https://ameblo.jp/alatos21/amemberentry-10455972617.html</link>
<pubDate>Thu, 11 Feb 2010 09:00:00 +0900</pubDate>
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<title>『白い猫と黒い猫』（４）</title>
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アメンバー限定公開記事です。
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<pubDate>Sun, 31 Jan 2010 18:00:00 +0900</pubDate>
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<title>『白い猫と黒い猫』（３）</title>
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アメンバー限定公開記事です。
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<pubDate>Wed, 27 Jan 2010 12:00:00 +0900</pubDate>
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<title>『千春と千秋』（１）</title>
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<![CDATA[ 「おはよ～っ」声をかけながら、<br><br>奥の階段から、ドタドタと駆け降りてくると、<br><br>「千春ちゃん、いつも元気だねぇ～」と声が返ってくる。<br><br>駅前喫茶の朝は忙しく、いつも、人でいっぱいだ。<br><br>店の前をたくさんの人々が、行き来しているのが見える。<br><br>街の朝は、この時間帯だけが忙しく、小鳥は道に降りてくることも<br><br>出来ず、電線の上で鳴いているくらい。<br><br>空気が澄んでいて、気持ちがいい。<br><br>いつもと変わらない朝。<br><br>常連の客は、みな、千春の小さい頃から食べに来ているので、<br><br>顏馴染みばかり。よく知っている。<br><br>千春がエプロンを付けながら、カウンターの中に入ると、<br><br>「千春ちゃん、今日、部活？」と声がかかった。<br><br>声をかけたのは、ＫＢ団地のおじさん。<br><br>もちろん、サラリーマンだ。通称、トモさん。<br><br>娘さんがいるらしいのだが、母親の方に行っているらしい。<br><br>私も娘がいてねぇとよく言っている。<br><br>「８月まではないよ。合宿がね、４日から９日まで。<br><br>それまで、宿題をやりなさいってさ」<br><br>パンを切りながら言う。<br><br>「ははは。学校は勉強するところだもの、やることはやれって<br><br>ことだな。」<br><br>カウンターの前のテーブルに座って話しかけるおじさんは、<br><br>メガネ屋の森田さん。通称、クロ丸さん。<br><br>いつも、黒くて丸いメガネをかけているからだ。<br><br>「そんなこと言って、自分の子供の頃は勉強なんかしないで<br><br>遊んでばかりいたくせに」<br><br>横から言ったのは、本屋の矢上さん。通称、御用キキ。<br><br>他の店に行っては、「なんかいい話し、なぁい？」って聞くのが<br><br>お決まりだ。その名のとおり、「まるで、御用聞きだね」と<br><br>言われたことから始まっている。<br><br>「お前には、言われたかねぇよ」<br><br>とクロ丸さんに言われると<br><br>「ちぇっ、本当はそうでも言うもんじゃねぇの」<br><br>と、ちょっと、ふてくされて御用キキは言った。<br><br>「そうかよ」<br><br>「そうだよ」<br><br>「おまえなぁ～」<br><br>大声で話している人は、他にいない。この時間、<br><br>普通のサラリーマンは、黙って忙しく食べているから。<br><br>「ちょっと、二人とも。邪魔しに来たのなら言いつけるよ」<br><br>豆腐屋のおかみさんに言われた途端、しゅんとなってしまった。<br><br>思わず笑ってしまう。<br><br>狭い地域だと幼馴染の存在は、大きい。<br><br>二人ともおかみさんにだけは、頭が上がらないらしい。<br><br>それだけ仲がいいのだ。<br><br>私も向かいのタツくんや、隣りのリナちゃんとも仲がいい。<br><br>店の中は、平日ともなるとスーツ姿でカウンターやテーブルが<br><br>埋まってしまう。<br><br>うちのモーニング・セットは、安くてうまいのが自慢だからね。<br><br>こんなに人が入れ替わりが激しいのに、なぜか、<br><br>馴染みの人たちは、いつも決まった位置に座っているから<br><br>不思議だ。わざわざ、席を移動しているのだろうか。。。<br><br>そうそう、豆腐屋のおばちゃんは、通称、豆おばさん。<br><br>入り口奥のテーブルが定位置だ。なぜそこなのか、<br><br>店の外も中も見れるから？かな。<br><br>いつも、キョロキョロしてるし。<br><br>「千秋ちゃんは、まだ寝てるの？」<br><br>呉服屋のおかみさんが聞いてきた。<br><br>めずらしく、今日はモーニングを食べている。<br><br>「朝練があるって、早く出て行きましたよ。<br><br>あれ？　おかみさん、今日は何？」<br><br>そう聞き直すと、<br><br>「今日はね、デパートの品評会があるのよ」<br><br>「ふぅん」と相づち。<br><br>「そういうのがないと、なかなかね、ここへ食べに来れないから。<br><br>ふふふ。千春ちゃん、おいしいよ」<br><br>どうやら、こじつけて食べに来たらしい。<br><br>「ありがとうございます」<br><br>ちょうど、レジに向かう人がいたので、ついでに答えた。<br><br>うちのモーニングセットは、Ａ・Ｂ・Ｃの３種類あるのだが、<br><br>卵が目玉焼きか、スクランブルなのか、ゆで卵なのかの違いって<br><br>感じで、ほとんど後は同じなのだ。ケチャップだけじゃなくて、<br><br>マヨネーズも添えてあるのが、ミソ。混ぜても別々でもいける。<br><br>もちろん、朝のコーヒーは、アメリカン。朝は、さっぱりと<br><br>飲みやすくしてあるのだ。父さん自慢のコーヒーは、ブレンドが<br><br>ピカイチなのだが、忙しい時は煎れない。<br><br>評判は、すこぶるいいんだけどね。<br><br>千春は、いつも、ウィンナーやパンを焼いたりと、簡単な手伝い<br><br>をしているのだが、なかなか、毎朝というわけにはいかず、<br><br>よく寝坊してしまう。<br><br>「千春、向こうのお客さん、２－３に出して」と母さん。<br><br>「は～い」<br><br>夏休みのないスーツ姿のおじさんたちと、毎日夏休みのような<br><br>ご近所メンバー。<br><br>これが、うちの喫茶店の日常風景だ。<br><br>今日も暑くなりそうな、そんな朝だった。。。<br><br>
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<link>https://ameblo.jp/alatos21/entry-10439267953.html</link>
<pubDate>Thu, 21 Jan 2010 11:00:00 +0900</pubDate>
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<title>『白い猫と黒い猫』（２）</title>
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アメンバー限定公開記事です。
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<link>https://ameblo.jp/alatos21/amemberentry-10436557697.html</link>
<pubDate>Sun, 17 Jan 2010 20:25:37 +0900</pubDate>
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<title>『白い猫と黒い猫』（１）</title>
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<![CDATA[ <font size="2">静かで、月のきれいな夜だった。<br><br>この頃は、もう、桜も散り、夜の冷え込みもなくなっていた。<br><br>小高い丘に何軒か家が、並んで建っている。<br><br>きれいな洋風の家。<br><br>月明かりが家の屋根や壁を明るく照らしていて、<br><br>ひと際、白い壁の２階建ての家が見える。<br><br>その家の２階の中央に窓があり、白いカーテンが揺れている。<br><br>部屋の奥の方で、女の子がベットに寝ている。<br><br>窓の外側に、ベランダのように小さく軒が張り出していて、<br><br>植木鉢が何個か置いてあった。<br><br>軒も白い。その上を、何かが歩いてきた。<br><br>それが、窓の前で止まった。<br><br>「コツコツ」<br><br>窓をたたく音がする。<br><br>「コツコツ」<br><br>時折、猫の鳴き声もする。<br><br>女の子は、窓を見た。<br><br>月明かりに照らされて、身体が輝いている。<br><br>猫だ。真っ白な猫。<br><br>女の子は、きっと遊びに来てくれたんだと思い、<br><br>ベットから降りて、窓を少し開けた。<br><br>見ると、白い猫がこちらを見て微笑んでいる?!。<br><br>「あなたは、だぁれ？」<br><br>女の子は、尋ねた。<br><br>「あなたは、だぁれ？」<br><br>猫も尋ねた。<br><br>「私は、由香です。」<br><br>女の子は猫が話すことに驚きもせず、答えた。<br><br>「猫ちゃんは、どこから来たの？」不思議そうに言った。<br><br>「私は、隣町に住んでいます。由香ちゃん、これから、一緒に遊びませんか？」<br><br>由香は、とてもうれしく思ったが、ママに言われたことを思い出していた。<br><br>「ママがね、夜は遊んじゃいけないって。遊ぶと怒られるの。」<br><br>と、困った顔で言った。白い猫は、<br><br>「大丈夫。だったら、静かに遊びましょう・・・。<br><br>そうだ、ママには、見つからないように屋根の上で。」<br><br>目が月明かりで光って見えた。猫の目は、赤かった。<br><br>「大丈夫かなぁ。」と小さく答えた。<br><br>不安そうに猫を見つめる。<br><br>「大丈夫だよ、大丈夫。行こう、行こう。」うなずいて言った。<br><br>少し考えていた様子だったが、やがて、窓を大きく開いた。<br><br>それほど広くはない突き出た軒の部分には、植木鉢がいくつか置いてあるが、<br><br>隣の屋根まで、通路のようになっている。隣の家は平屋で、少し隙間があるものの、<br><br>端と屋根は、繋がっている。軒の幅は狭いが、子供の通れるくらいはあった。<br><br>白い猫は、隣の屋根へ向かって歩き出した。尻尾が長い。<br><br>由香は、恐る恐る窓から軒へ四つんばいになって、乗っかった。<br><br>ゆっくりと這い出す。<br><br>途中、植木鉢の前で止まると、白い猫も止まった。<br><br>振り返っては、こちらを見て、尻尾を振っている。<br><br>由香が植木鉢を跨ぐと、また、猫は歩き出す。<br><br>白い猫が端に着いた。<br><br>そのまま、軽くジャンプして隣の屋根へ乗った。<br><br>しばらくして、由香も端に着くと、立ち上がって下を見た。<br><br>同じように、飛ぼうとしたが勇気が出ない。<br><br>不安そうに猫を見た。<br><br>「おまじないをしてあげるから、飛んでごらん」<br><br>白い猫は、向きを変えると由香に言った。<br><br>「怖いよ。・・・落ちない？」<br><br>「大丈夫。ほら、目をつぶって飛んで。」<br><br>白い猫は、尻尾の先をクルクルと回し始めた。<br><br>由香は、一度、しゃがみ込んでから、目をつぶり、跳ねた。<br><br>ふわりという感じで、ゆっくりと隣の屋根に降りた。<br><br>「うわぁ」<br><br>由香は不思議な感覚に驚いて、声を上げていた。<br><br></font>
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<link>https://ameblo.jp/alatos21/entry-10434096697.html</link>
<pubDate>Thu, 14 Jan 2010 15:00:00 +0900</pubDate>
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<title>『レアメタル』（１）</title>
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<![CDATA[ <font size="2">青々とした森が延々と広がっている。<br>遠くに国道や小さな町が見えるが、<br>他は何も見えず、鳥や何かの動物の鳴き声だけが<br>聞こえる。静かな森だ。<br><br>しばらくすると、ブォ～っという車の音が近づいてきた。<br>普通の車の音にしては、強い音だ。<br>だんだんと近づいて来るにつれ、森の中に細い道が<br>あるのが見えてきた。<br>細い道にしては、しっかりと舗装がしてあり、<br>管理されている道らしい。<br>くねくねとした道を一定の速度で近づいて来る車は、<br>どうやら、ジープのようだ。<br>荷台には、幌がかかっていて、中は見えないが、<br>助手席には、迷彩服を着た人が見える。<br><br>木々が段々と覆い被さるように険しくなっていく。<br>車の中で会話をしているようだった。<br><br>「ねぇ、本当にそんな状態になったの？」<br><br>「あぁ、間違いない。曲がった格子や砕け散ったガラスの<br>　写真などが送られてきたよ。」<br><br>会話しているのは、男女らしい。たまに顔を助手席の女性に<br>向けて話している。男はサングラスをかけ、ハンドルを握る<br>手はグローブをしていた。<br><br>「信じられないわ。プログラムは完璧よ。暴走なんて、<br>　ないはずだわ。」<br><br>「いい加減、信じろって。重症者もいるんだぜ。」<br><br>「・・・」<br><br>不機嫌な眼差しで、前を見つめる助手席の女性は、ひざの<br>書類ケースをコツコツと叩いていた。<br>同じ迷彩服とサングラスに、帽子をかぶっている。<br><br>しばらく行くと頑丈な鉄扉が見えてきた。ゲートのようだ。<br>扉の前で車は止まった。<br>扉の右側のポールにテレビカメラが付いている。<br>運転していた男が降りて、扉の横にあるケース状の箱に<br>カードを差し込んだ。<br>何やら操作をすると、扉は音をたてて内側へ開き出した。<br>車へ戻る男をカメラがゆっくりと追いかけている。<br>男が戻った車は、アイドリングを解除し、うなりをあげて<br>奥へ進んで行った。<br>車がゲートを越えて走っていくと、ギギィという音とともに<br>ゲートが閉まっていった。<br>遠ざかり、小さくなって行くエンジン音。<br>また、静かな森に変わっていった。<br><br>どのくらい進んだことだろう。<br>急にグォーン、ガチャンとギヤを落とす音がした。<br>車が少し急な坂にかかったようだ。<br>その先には、大きな岩が見える。<br>岩に近づいていくにつれ、真ん中がやけに黒く見えてきた。<br>トンネルのようだ。<br>トンネルの先に小さな明かりが見えている。<br>明かりが、トンネルの出口なのだろうか。<br>車は、そのトンネルの中へ吸い込まれるように入って行った。<br><br>グゥアーン、ゴゴゴ・・・。エンジン音がトンネル内を<br>反響している。<br>ジープの前から陽が射し始め、急にふわぁっと<br>あたりが明るくなった。<br>思った以上に開けた場所のようだ。<br>ジープが左から中央へ向かう。<br>ここは、駐車場だった。<br>正面に大きな白い建物がある。<br>なんという不釣合いな建物だろうか。<br>近代的な建物であり、屋上には無数のアンテナが立っている。<br>ジープは、玄関と思われるガラス扉正面へ横付けして<br>止まった。<br>ブルルン、ガタッとエンジン音が消えると席にいた二人が<br>降りてきた。<br>女性の方が、ケースを車から降ろすとサングラスを取った。<br><br>「・・・。特に何もなかったように見えるけど。」<br><br>「いや、事故があったのは、地下だ。ここまで影響は<br>　出ていない。」<br><br>「そう。」<br><br>あたりを見回しながら、入り口へ向かって歩き出す。<br>ガラス扉の前には、ゲートにあったようなケースが<br>見える。男の方が、ケースを開けてカードを指し込んだ。<br>指が動いている。暗証番号を入れたようだ。<br><br>ガチャ。音がした。<br><br>「行くぞ。」<br><br>二人は中へ入っていった。<br><br>ロビーのようになっている左手に受付があり、中の人が<br>敬礼すると、隣の通路から、白衣を着た男が二人出てきた。<br><br>「お待ちしておりました。田中と申します。<br>　どうぞ、こちらへ。」<br><br>最初の男が挨拶すると、次の男が女性へ話しかけた。<br><br>「お久しぶりです。三村です。」<br><br>「あら、久しぶりね。ここに配属になってたの？」<br><br>「はい。先生もお元気そうで。」<br><br>「ありがと。挨拶はその辺にしておいて、例の状況は、<br>　いったい、どうなってるの？」<br><br>「あ、はい。とりあえず、見て下さい。」<br><br>白衣の二人に続いて、そのまま、奥へ消えていった。<br><br>ガチャン。<br><br>扉の施錠音が響き渡った。<br><br><br></font>
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<pubDate>Mon, 28 Dec 2009 19:00:32 +0900</pubDate>
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<title>『見えない言葉』（１）</title>
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<![CDATA[ <font size="2">小学生の頃から、この名前でからかわれていた。<br>「玉梨」<br>これを玉無しにしやがる。<br>「おい、お前。玉があるのか？、見せてみろよ。」<br>いつだって、こうだ。くだらない。<br>別に悪い名前じゃない。温泉や地名だってある。<br>じゃぁ、なんなんだ。<br>自分が男だったから？<br>背が低かったから？<br>いや、考えれば考えるほど、無駄だっだ。<br>子供の考えなんて、理由もなく、うざいだけだから。<br><br>「玉梨くん、玉梨くんってば」<br><br>大きな声で呼ばれるまで、何も気が付かなかった。<br>不思議そうに、麻奈が見つめている。<br><br>「どうしたの？　ぼんやりしちゃって。<br>　そっちへ行ったら、行き止まりだよ。」<br><br>たくさんの事が頭の中を埋め尽くしていたから、<br>そのまま、まっすぐ歩いていて、あの屋敷がある<br>行き止まりになっている道を行こうとしていたのだ。<br><br>「いや、あ、そうだね。考えごとしてたから。」<br><br>「最近、変だよ。玉梨くん。何かあったの？」<br><br>「</font><font size="2">ううん</font><font size="2">・・・、何でもない。」<br><br>思わず言いかけて、やめた。<br>麻奈に言ったところで、解決しないし、<br>心配ごとを与えるだけだ。<br>麻奈のいい所は、いつも明るくて、誰とでも<br>仲良くなってしまう所。<br><br>「そう・・・。何かあったら相談してね。」<br><br>「・・・うん。」<br><br>自分は、引きつった笑顔を返すので精一杯だった。<br><br>無言のまま、歩き出す。<br><br>夕暮れが深くなって、街灯が１つ、また１つと<br>点く頃には、麻奈の家の前まで来ていた。<br><br>「じゃあ」<br><br>「また、明日ね。元気出してね。」<br><br>「うん、またね。」<br><br>ゆっくりと麻奈は、家の中へ入って行った。<br>麻奈とは、小学校から一緒に通っている。<br>中学も地区が一緒だから、同じだ。<br>このまま、ずっと友達でいたい。。。<br><br>あと一週間で、卒業してしまう・・・。<br>そんな言葉が頭の中を駆け抜けては消えて行く。<br>麻奈の家から三軒先の角が、自分の家だ。<br>ゆっくり歩いているつもりでも、すぐに<br>着いてしまった。<br><br>「ただいま」<br><br>「おかえり。明日、叔父さんの所へ挨拶に行って<br>　来るからね。一樹は、荷物まとまったの？」<br><br>「ん。まだ。」<br><br>「早くしなさい。日曜日には持って行くんだから。」<br><br>「わかってるよ。やってるから。」<br><br>靴を脱いで、言いながら、二階へ上がった。<br>部屋に入って、ため息をつく。<br>椅子に座り、また、ため息。<br>机には、小さな鏡が置いてある。<br>いつも、前髪が気になるから、見ているのだ。<br>すごくつまらなそうな自分が映っていた。<br><br>「はぁ」<br><br>スウェットに着替えた後、ベットへ倒れこんだ。<br>麻奈が高校へ通い始めたら、自分のことも<br>忘れちゃうんだろうな。<br>自分も部活とか勉強とか、忙しくなって、<br>麻奈のこと、忘れちゃうんだろうか。。。<br><br>麻奈は頭も良いし、県立も楽勝だったみたいだ。<br>それに比べて、自分はやっと私立へ入れたくらいだし、<br>差がありすぎる。<br><br>ベットの脇には、作りかけの荷物があった。<br>やる気にならない・・・。<br>そのまま、横を向くと、いつの間にか<br>眠ってしまっていた。。。<br><br></font>
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<link>https://ameblo.jp/alatos21/entry-10418413307.html</link>
<pubDate>Thu, 24 Dec 2009 16:37:49 +0900</pubDate>
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