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<title>日々是好日　しるべない旅新訂版</title>
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<description>御代変わりにつき、改定いたしました。</description>
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<title>機械いじり　ベンリィちゃん８</title>
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<![CDATA[ 左折すると長い坂道が続きました。河渡、松崎線、飛行場道路と並行していることがわかりました。途中に再び踏切が現れます。新潟港駅から先ほど越えた飛行場道路を越え、焼島駅、沼垂駅へ至る貨物線です。新潟鉄工所の新製ディーゼルカーは、この線で信越本線、白新線、越後線へと試運転、配属に旅立って行きました。<div><div>「お父さん、はつかりの試運転に乗せてもらったことあるよ。」</div><div>「大山町は、新潟鉄工所に勤めている人多いからね。」</div><div>教え子のお父さんが、試運転に招待してくれて、その際の記念写真を、汽車好きな私のために現像していただいて来たのだそうです。先頭のキハ80ブルドックの正面に父が写っていました。他に、今では貴重なキハ10系気動車の東南アジア輸出車の走行風景写真もありました。アルバムは、転居続きで現物はありませんが、我が心の宝物です。思い出に飛びましたが、ベンリィちゃん話に戻ります。</div><div>「しばらく上るからギアそのままね。」</div><div>「うん。グリップしっかり開けて止めているよ。」</div><div>ベンリィちゃんは２気筒だから「ドッドッロドッドッロ」という感じです。大地を蹴るようなエンジンの周期を知ると、愛しさが増しました。股間にずっしり響くサウンドに微笑みが溢れました。サウンドの周期に合わせてボタンをフワフワと押し離しして遊びました。カチッカチッというリズムを刻んだ開閉器の音がして、明るさを増したヘッドライトがそれに合わせて仄に点滅していました。</div><div>踏切を越えて赤道の交差点までなだらかな坂道を登ります。その先は勾配がさらにきつくなりました。</div><div>藤見町から斜めに左折、さらに左折、中学校前道路に入ります。ここは毎日通い慣れている通学路です。防風林としてアカシアの木が植わっていて、蜜のいい香りがして来ました。程なく、平坦な三菱金属道路に差し掛かります。ベンリィちゃんに乗せてもらい、いたずらさせてもらいながら、地域学習をしていました。</div><div>坂を上り詰め右折し、駐車しました。エンジンを止め、小休止です。</div></div>
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<pubDate>Sat, 02 Nov 2019 10:22:39 +0900</pubDate>
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<title>機械いじり　ベンリィちゃん７</title>
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<![CDATA[ 赤道分岐点をさらに南下して、北葉町、秋葉町付近まで走らせてもらうと、ガソリンスタンドに立ち寄りました。<div><div>「ガソリン入れてもらうから、止まるよ。」</div><div>「はい。」</div><div>ガチャウォーンウォンキーッドッドッ<br></div><div>上手く入口付近に止められました。</div><div>「火がつくと危ないから、エンジン止めようね。」<br></div><div>「コチッ　側灯消えた。　コチッ　尾灯消えた。　コチッ　ヘッドライト消えた。　グリップ絞ったよ。　カチッキュルキュルキュルキュル　コチッ　パチン」<br></div><div>「パーキングの前に、ボタン押していたから、最後にキュルキュルいったね。いい音。これやってからエンジン止めるとシリンダーにほこりが入らなくていいみたい。上手上手。ずっとボタン押していたから、バネが勢いよく戻ったね。さぁ、おんりして。」</div><div>「はい。」</div><div>カムケースに踝をつけてやけどしたことがあるから、気をつけてゆっくりサドルから降りました。</div><div>「地面にしっかり足をつけて。グリップをしっかり握りな。車体押してみな。」</div><div>車体の重さがずっしり左足にかかるのがわかりました。</div><div>左に立ち、車体を支え続けました。店員さんにガソリンタンクの口を開け、給油してもらいました。</div><div>「ガソリンってすごいにおい。」</div><div>「火がつきやすいから、入る前にエンジン止めめるんだよ。」</div><div>給油が終わり、お会計が終わりました。<br></div><div>「自動車より安くて、バイクって駐車が楽でしょう。」</div><div>「うーん。いろんな音がして楽しい。エンジンって生き物みたいだよね。」</div><div>おしゃべりしながらスタンドの外まで押して出ました。左路肩に出て、車体を支えながらステップに足をかけてサドルに座りました。お母さんは私がキーを握り、灯火をすべて点けるのを確認してくれました。</div><div>コチッコチッコチッコチッ</div><div>「しっかり点いたね、」</div><div>カチッキュルキュルキュルキュルキュル...</div><div>「モーターの音がするとライトが暗くなる。面白い。」</div><div>「モーターに電気が流れているのわかるね。」</div><div>そう言いながら、私の後ろに跨がりました。</div><div>「もう少しキュルキュルさせていい？」<br></div><div>「いいよ。いい音だもの。」</div><div>「アクセルゆっくり開けてみるね。」</div><div>キュルキュルキュドッドッロキュドッドッロキュドッドッキュドッドッカチッヒュンガクッドッドッドッ</div><div>「モーターが止まった。エンジンの音がはじまった。やったー。」</div><div>ウォーンドッドッウォーンドッドッ...</div><div>嬉しさいっぱいに、アクセルを上げ下げして回転を安定させました。</div><div>「ライトが明るくなったね。モーターが発電しているのがわかるでしょう。」</div><div>「うーん。ボタンまだ押さえているのにキュルキュルいわない。こうだもんの。ギューッ。アクセル上げるとライトが明るくなり、下げるとちょっぴり暗くなる。」</div><div>「よく気がつくね。さぁ、エンジン暖まったから、ギア入れて。走るよ。」</div><div>ガチャウォーンドッドッドッドッドッガチャウォーンドロドロドロドロドロドロガチャウォーンドロドロドロドロドロドロガチャウォーンシュルシュルシュルシュル</div><div>「スピードに乗って来た。」</div><div>ライトがあたりを照らすと、視界が開けていました。塵や埃もライトに吸い付けられるように見えました。</div><div>「よっちゃんのお母さん、ここで買い物して帰るんだよ。うちもここで買い物するよ。」</div><div>新潟鉄工所のマーケットが左手に見えました。踏切で一旦停止、左手のガレージハウスの中に、製作中の車輌が見えました。タイヤがガタガタと取られそうになったけれど、無事に通過してホッとしました。</div><div>「国鉄のディーゼルカー作っているんだよ。よっちゃん、汽車が好きでしょう。いつか乗れるといいね。」</div><div>Ｙ字路を左折しました。</div><div>「よっちゃんのお母さん、この辺の事務所で働いているんだよ。この辺で市が立つんだよ。」</div><div>お母さんは、曲がる方向、変速、減速のタイミングを話しながら、辺りの景色を説明してくれました。街巡りを楽しみながら、操作にだんだん慣れ、楽しくなって来ました。ヘッドライトの反射光が手元を照らすと、優しい気持ちに浸っていました。紡績口まで、トップギアで走り抜けると、工場地帯が近いので、空気に薬品臭さが混じり始めました。</div></div>
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<link>https://ameblo.jp/alnord2020/entry-12541470542.html</link>
<pubDate>Fri, 01 Nov 2019 23:03:51 +0900</pubDate>
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<title>機械いじり　ベンリィちゃん６</title>
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<![CDATA[ いよいよ、お母さんに導かれ、覚えたことを公道に出て操作実践です。<div>「お母さん、教えてあげるから、手足ゆっくり動かしてごらん。」<div>「うん、頑張ってみる。」</div><div>お母さんは私の後ろに跨がりました。いよいよ、公道で運転操作実践です。音と操作を思い出し再現です。</div><div>「クラッチしっかり握り、ゆっくりアクセル上げて。」</div><div>ウォーンドロドロ</div><div>「坂を下りるよ。クラッチを握って、ギアを踵でニュートラルに戻して。」　</div><div>ガチャ　</div><div>「ハンドとフットブレーキかけて。キーッ　右爪先をしっかり着けて。左右を確認して。人差し指でウインカーを上げて右に出して。　クッチャクッチャ...　(セルボタンを挟み押しする人差し指をウインカースイッチに移し操作。リレーの音が微かに聞こえ右のランプが点滅。確かめると、素早くセルボタンの挟み押しを続けました。セルボタンの柔らかさと突起が癖になりました。滑らかに指先の瞬間移動出来て嬉しかったです。)　クラッチをしっかり握って、爪先でギアをトップに。ガチャ　クラッチをゆっくり緩めながらアクセルをゆっくり上げる。　ウォーンドロドロドロドロドロドロ　人差し指でウインカーを真ん中に戻す。　(リレーの音が止みました。戻し終わると自然にセルボタンの挟み押しを続け、手の平でアクセルを上げてホールドしました。右手を見つめていると、やんわり感たっぷりで、愛しくなって来ました。)　アクセルをゆっくり戻しながら、ゆっくりクラッチを握り、ギアをセカンドに入れ、ゆっくりアクセルを上げ、ゆっくりクラッチを緩める。　ガチャドロドロドロドロドロドロ　長い坂道を降りるよ。さっきと同じだから、思い出して。クラッチ握って踵でギア戻して。ガチャウォーンドロドロ　(一瞬ギアが重くなりエンジンが甲高く唸りました。驚いて、押していたボタンを緩めました。カチッと微かな開閉器の音がしました。すごく気分のいいエンジン音になったので、グリップを上下させて回転の変化を楽しみました。それに合わせてボタンもリズミカルに押し離していました。エンジンブレーキの仕組みがわかりました。体がガクッと前のめりになる感じでした。)ガチャウォーンキーッ</div><div>ガチャウォーンキーッガチャッキーッ　シフトダウンしてフットブレーキを踏み、無事に坂道を下りました。</div><div>操作にすっかり慣れ、次にやることが体に染み込みはじめました。</div><div>右折、左折を終えて、飛行場道路という広い道路に出ました。信号が赤道分岐点までないので、アクセルをいっぱいに上げて、走りました。ドッドッからドロドロそしてウォ〰️という音まで心地よい響きが広がっていました。細かい操作が必要なくなると、比較的優しい音色のなかで、お母さんとおしゃべりしていました。</div><div>「お兄ちゃん、お家の裏の広い道路でスピード出して練習しているよ。」</div><div>「自転車をあそこで練習したよ。」</div><div>「あそこに行ってギア上げたり下げたり、エンジンで遊んだりしてみようね。」</div><div>「うん。」</div></div>
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<link>https://ameblo.jp/alnord2020/entry-12541201464.html</link>
<pubDate>Fri, 01 Nov 2019 09:37:14 +0900</pubDate>
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<title>機械いじり　ベンリィちゃん５</title>
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<![CDATA[ <div>晩秋の日暮れは「つるべ落とし」です。ライトを全部点けてみました。</div><div>お母さんは正面に立ち、キーを動かす手元の動きとランプの点灯を確かめてくました。</div><div>「一つ動かすとヘッドライト　コチッ　一つ動かすとヘッドライトと尾灯　コチッ　一つ動かすとヘッドライトと尾灯と側灯　コチッ　眩しいね。」</div><div>左爪先で車体を支えながら操作しました。</div><div>「うーん。(ヘッドライトを覗き込みました。レンズの襞が光を拡散していました。)出来た。」</div><div>「左手にもボタンがあるでしょう。クラクションだよ。鳴らしてごらん。」</div><div>ピッピッ</div><div>「鳴った。自転車のベルみたい。」</div><div>「そうだよ。危ないと思ったら鳴らすんだよ。その上にあるスイッチはヘッドライトの明るさ。下げるとハイビーム。やってごらん。」</div><div>「チカッ　遠くまでキレイに照らせるね。」</div><div>「そうだよ。走っているときは、こっちね。止まったら、戻して。」</div><div>「はい。　チカッ」</div><div>「眩しいと迷惑だからね。」</div><div>カチカチ　カチカチ...</div><div>ボタンの乱打をいたずら気分で繰り返していました。</div><div>「ほら、ボタン、押したり離したりすると、ライトが暗くなったり明るくなったりするね。」</div><div>「モーターと発電の切り替えしているからだよ。」<br></div><div>操作を覚えているうちに気づいたことを、お母さんにたくさん話し続けました。</div>
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<link>https://ameblo.jp/alnord2020/entry-12541142317.html</link>
<pubDate>Fri, 01 Nov 2019 01:33:14 +0900</pubDate>
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<title>機械いじり　ベンリィちゃん４</title>
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<![CDATA[ 翌日、エンジン操作、車体バランスの維持、ギアの入れ方切り方、曲がり方の練習は続きました。アパート前の道は、砂地に至る手前まで土盛りされていて、境がわかる低いブロックが設置されていました。短距離ながら、平坦で安全でした。お母さんに見守ってもらいながら、教わったことを自力でトライです。<div>まずは、ヘッドライト脇にキーを差し込みます。サイドスタンドを蹴り上げ、サドルに跨がりました。チョークの位置を左手で手探りして、コックをひねりました。左爪先をしっかり着けながら、車体を支えました。エンジンの周期を肌で感じるため、キックペダルを引き出し、踏んでかけることにしました。</div><div>コチッ</div><div>キーを一段ひねりました。自転車を漕ぎ出す姿勢でゆっくり体重をペダルに載せました。</div><div>ガラドロドロガラドロドロバーンウォ〰️</div><div>二踏みでかかりました。かかったあと、ボタンをギューキュッと押して遊びました。ボタンを押し離しするたびに、カチッカチッという開閉器の音が微かに聞こえました。シリンダーヘッドに左手の平をかざして、暖気運転をしました。暖まると、チョークを戻してアイドリング音に耳を澄ましました。</div><div>ウォーンドロドロドッドッドッ...</div><div>低トルクのままグリップを回さず、ボタンを押しっぱなしにしていました。</div><div>「止まっちゃう止まっちゃう。ドッドッガクッほら、モーター鳴っている。カチッキュルキュルキュルキュル...ピストンが上下している。」</div><div>「モーターの歯車が噛んでいるね。」</div><div>「ボタンずっと押しっぱなしにしていい？」</div><div>「いいよ。」</div><div>女性らしい細やかさで、お母さんが潤滑油やバッテリーをチェックし、優しく扱っているから、回転が滑らかだと思いました。ボタンを親指と人差し指で挟み押ししながら手の平でグリップを少しずつ上げたり止めてたりして、音の変化を調べました。</div><div>キュドッロキュドッロキュドッドッロカチッヒュウォ〰️</div><div>「かかったかかった。ウォードロドロドッドッガクッカチッキュルキュルキュルキュルウォンウォンドッドッ上げるとウォーン、下げるとキュルキュル。頑張って一人で走ってみるね。」</div><div>車体を初めて一人で操るのはワクワクいっぱいでした。</div><div>ガチャウォーンドロドロドロドロドロドロドロドロガチャキーッ</div><div>端まで走ってハンドブレーキを握り、フットブレーキを踏み締め、しっかり停止。右ウインカーを出しながら、Uターンです。</div><div>ガチャウォーーンガクッカチッキュルウォンウォーンドロドロドロドロドロドロドロドロドロドロウォンガチャキーッ</div><div>「ふらふらしそうだったけれど慣れて来た。」</div><div>「方向指示も出せたし、ローギアとニュートラル変えられたね。エンストしそうになるとキュルだって、ボタン柔らか〰️い。ギューッしながら、アクセル回すと楽しいね。」</div>
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<link>https://ameblo.jp/alnord2020/entry-12541047171.html</link>
<pubDate>Thu, 31 Oct 2019 17:07:06 +0900</pubDate>
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<title>機械いじり　ベンリィちゃん３</title>
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<![CDATA[ <div>エンジンの回転が安定しました。次は、車体を支え、クラッチやブレーキ、方向指示ウインカーを扱う段階です。</div><div>「爪先が地面に着くかなぁ。」</div><div>お母さんは、両腕を支えながら、車体を傾けました。</div><div>「右に曲がります。左に曲がります。」</div><div>お母さんは、バスの車掌さんのように合図しました。それと同時に右の人差し指で右は上、左は下というように方向指示ウインカーの練習もしました。</div><div>「爪先、着けられた。方向指示も覚えた。人差し指動かしやすい。」<br></div><div>「右足の爪先でペダル踏んでみな。」<br></div><div>キューッ</div><div>「これが後ろブレーキ。」</div><div>「右手のレバー小指、薬指、中指で握ってごらん。」</div><div>ギューッ</div><div>「前ブレーキだ。ほら、アクセル手の平で動かしながら楽に握れるね。ボタンも押せるしウインカーも上げ下げ出来る。」</div><div>「左手と左足動かしてみるよ。左手のレバー握りながら爪先でペダル踏んでごらん。」</div><div>ウォーンドロロロウォーンドロロロガチャ</div><div>「これがギアなんだ。」</div><div>「アクセル上げながら、ゆっくり左手のレバー弛めてごらん。」</div><div>お母さんが足をパッと離すと、車体がふわりと浮き上がる感じで少し動きました。このあとは、自転車練習の感覚を思い出しました。</div><div>ウォーンドロドロドッドッガクッ　</div><div>アクセルとクラッチのタイミングが会わずエンストしました。</div><div>キーッ</div><div>手足のブレーキをしっかりかけて止まりました。手先は汗をびっしょりかいていました。</div><div>カチッキュルキュル...</div><div>アクセルグリップが弛み、燃料が止まっていました。ボタンを押しっぱなしにしていたから、モーターの音が甲高く響き続きました。音を聞きながら、ホッとして笑顔になりました。幼心に、バイクって安全に出来ていると思いました。お母さんは、咄嗟に左足を着け、車体を支えてくれました。</div><div>「エンストしてもいいから、アクセルとクラッチのタイミング覚えて。」</div><div>「面白いから、頑張るよ。」</div><div>キュルキュルウォンドッドッウォーンドロドロ...</div><div>ギアを入れたままエンジンがかかっても、クラッチを握っていると飛び出さなかったです。</div><div>「止まるときは、左の踵でギアを戻してからブレーキかけてね。」</div><div>「はーい。」</div><div>アパート前の道でターンしたり、往来したりして遊びました。</div><div>ウォーンドッドッドロドロガクッカチッキュヒュウォーンドロドロ...</div><div>ターンと発進の瞬間がエンストしやすかったです。ふんわりふんわりと言い聞かせていました。エンジンが暖まると指先や股間にぬくもりを感じていました。</div><div>ガクッカチッキュルキュルキュルキュルカチッヒューンガラドロロバーンウォーンドロロロ</div><div>だんだんふらつかず動かしていくと楽しくなりました。</div><div>ブッブッブッブッブッブーブー<div>お父さんが、駐車場に着くと、合図のクラクションが聞こえます。お母さんがベンリィちゃんでお迎えに行く時間です。平日の下校後からそこまでが、お兄ちゃんのお家で過ごしていい時間でした。挨拶をして、我が家に帰りました。</div><div><br></div></div>
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<link>https://ameblo.jp/alnord2020/entry-12540676197.html</link>
<pubDate>Wed, 30 Oct 2019 15:37:46 +0900</pubDate>
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<title>機械いじり　ベンリィちゃん２</title>
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<![CDATA[ 彼のお母さんは、私が自転車に乗りバランス感覚が備わって来たのを、しっかり見ていました。だから、ベンリィちゃんの姿に見とれている私に、運転方法を教えてくれることになりました。ときめきながら、キーを鴨居から取り、玄関を出ました。<div><div>カチャポン</div><div>お母さんは、サイドスタンドを外し、サドルに股がり、股間で車体を支えて待っていてくれました。私の体を支えながらサドルの前に股がらせると、左手をヘッドライト脇に導き、鍵穴脇の刻印を指先でなぞらせ、ポジションを教えてくれました。</div><div>「鍵をしっかり差してね。自転車も鍵がないと走れないよね。パーキングの場所だよ。」</div><div>「うん。このライト四角くてキレイ。カンテラみたい。」</div><div>「そうだね。よっちゃんのお家の懐中電灯って、カンテラだったよね。」</div><div>「バイクってガソリンで走るんだよね。」</div><div>「そうだよ。ガソリンを出すチョークの位置がここだよ。」</div><div>ガソリンタンク下に左手を導きました。</div><div>「あった。」</div><div>「コックを回して。」</div><div>「回った。」</div><div>「このギザギザ触ってみな。エンジンだよ。中にピストンとシリンダーが入っていて、ガソリンが燃えると動力になるんだよ。」</div><div>「自転車のペダルみたいに上がったり下がったりするんだ。」</div><div>「シリンダーヘッドっていうの。手をかざして、暖かくなったら動けるんだよ。」</div><div>「うーん。」</div><div>お母さんは、疑問に思うことを分かりやすく説明してくれました。</div><div>「鍵を一段捻ってごらん。」</div><div>コチッ　</div><div>「ライトの上の赤いランプが点いた。」</div><div>「バッテリーから電気が来てますよという記し。右手の親指をボタンに当てて押してごらん。」</div><div>カチッキュルキュルドッドッカチッヒュドロッドロッウォ〰️</div><div>「やった。かかったね。」</div><div>「朝、この音がするんだ。かっこいい。ほら、ギューッ、パチン、パチン。ボタンおいたしてもキュルキュルいわない。くぼんでいる。」</div><div>「押しやすいでしょう。しばらく吹かしていて。」</div><div>「はーい。」</div><div>ウォ〰️〰️</div><div>「そろそろ、手の平をかざしてみな。」</div><div>「暖かーい。」</div><div>「じゃあ、チョーク戻して。」</div><div>「さっきのレバーだよね。」</div><div>ウォーンドロロロ.....ドッドッドッドッ<br></div><div>シリンダーヘッドに手の平をかざし続けながら、エンジン音に耳を澄ましました。回転音が下がり始め、不安になりました。</div><div>「ああ、止まっちゃう止まっちゃう。」</div><div>お母さんは、微笑みかけていました</div><div>「どうなるかなぁ。」</div><div>ガクッ</div><div>「ボタン、ギューッやっているよ。」</div><div>カチッキュルキュルキュルキュル...</div><div>「モーターがまた、キュルキュルいっているね。」</div><div>「いい音だね。」</div><div>「ずっとギューッやっていていい？」</div><div>「いいよ。お母さんも、この音大好きだから、よく長〰️く押して遊んでいるよ。」</div><div>指先が疲れた頃、お母さんは、キックペダルを引き出しました。</div><div>「ここ踏んでかけるのも面白いよ。」</div><div>ボタンを押したまま、キックペダルをやんわり踏んでみました。</div><div>キュガラブーン</div><div>「ブーンだって。」</div><div>モーターの力で、ももが取られる感じでした。</div><div>「ピストンが上がって点火の準備が出来たから、止まったんだよ。ゆっくりもも上げてね。点火すると、ケッチン怖いからね。」</div><div>ドロブーンドロ</div><div>「軽〰️い。ここでもブーンって言って、止まった。」</div><div>ブーンという音がすると、ボタンをゆっくり弛めて、ももを上げて、また、ボタンを押してと、周期を感じながら、キックを続けました。</div><div>ガラキュドブーンロブーンロガラドブーンロブーンロガラ...</div><div>「ドロドロっていう。」</div><div>「シリンダーが２つあるからだよ。２気筒っていうの。ドは点火している音。」</div><div>キュガラドロキュドロバーンウォーンドロドロドッドッ...</div><div>「かかった、かかった。」</div><div>「エンストしたら、好きな方でエンジンかけてみな。」</div><div>「さっきエンジンどうして止まらなかったの？」</div><div>「濃いガソリンがずっと出ているからだよ。今度はアクセル開けないとかからないよ。こうやって、グリップ徐々に開けて止めてってやってみな。」</div><div>お母さんは、私の手の甲に手の平をあてて手前にゆっくり動かさせました。</div><div>キュドッドッルキュドッドッル...</div><div>「ゴツゴツしているから動かしやすい。音が変わって来たね。」</div><div>「ドッドッという小さな音が鳴っているね。車体がブルブル震えている。」</div><div>「エンジンにガソリンが回って燃えている音だよ。チョークとアクセルは、ガソリンの出口が違うんだよ。」</div><div>キュドッドッキュドッドッキュドッルキュドッル.,.ドロロロ...カチッヒュウォ〰️</div><div>「ルという音が混じって早くなっ来たら、かかった‼️やった。カチッヒュだって。」</div><div>「モーターの電流が切れて惰力になって発電機になったんだよ。ルとかロはピストンが下がる音だよ。」</div><div>「うーん。チョークの時と同じ音になった。ボタン弛めていないのにキュルキュルがしない。」</div><div>「グリップ腕を上げ下げして動かしてみな。」</div><div>ウォーンドロロドッドッウォーンドロロドッドッ.. .</div><div>「回転音が上がったり下がったりする。」</div><div>ボタンを押したり弛めたりしながら、アクセルを上げ下げして遊んでいました。</div><div>「うん。ボタン、ふわふわして柔らか〰️い。傘のストッパーみたい。」</div><div>ウォーンドロドロウォンドッドッカチッキュルキュルウォンドッドッ...</div><div>回転がある程度落ち始めたら、モーターのキュルキュル音が鳴り始めていました。どこがモーターの鳴り始める境か調べてにっこりしていました。</div><div>「エンジン上手に動かしているね。」</div><div>「うん。止まりそうになるとすぐボタンでキュルキュル出来るね。この辺かな。ほら、鳴っている。」</div><div>カチッキュルキュルキュルキュル...<br></div></div>
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<pubDate>Wed, 30 Oct 2019 06:54:35 +0900</pubDate>
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<title>機械いじり　ベンリィちゃん１</title>
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<![CDATA[ 新潟地震の被災から立ち直り、私の心身の健康が落ち着き始めると、母はパートタイマーとして、共働きを始めました。小２の夏休み開け、「お母さん、明日から働きに行くけど、いいかなぁ。」と私に言い諭した日のことを忘れません。向かい棟には、小５の男の子がいて、普段から、私の兄の如くいっしょに遊んでくれました。<div>彼のお父さんは、ダンプカーの運転手さんで、近くの会社駐車場までバイクで往来するようになりました。これが、ベンリィのプレスハンドル車でした。朝になるとエンジンを暖気運転する音が響き、我が家の起床合図になっていました。朝の新聞と牛乳を室内に持って来るのが私の役目でした。挨拶をすると、ベンリィちゃんを囲んで、お母さん、お兄ちゃんがお父さんから運転方法を教わる姿を見ていました。やがて、お母さんは、お父さんの送り迎え、街乗り、買い物に、お兄ちゃんは、遊びの一部として練習乗りをするようになりました。当時の自動二輪車は登録制で、排気量制限もなく、免許は13歳から取れ、ヘルメット無しで乗れたのです。運転方法は家族ぐるみで覚え伝えられて行きました。</div>
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<link>https://ameblo.jp/alnord2020/entry-12540566608.html</link>
<pubDate>Wed, 30 Oct 2019 06:17:27 +0900</pubDate>
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<title>機械いじり　自転車に乗れた</title>
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<![CDATA[ 小学校入学のお祝いに、自転車を買ってもらいました。早生まれの私は、同学年の子より発育が遅いから、努力しなさいと厳しい躾をされました。昭和39年6月16日、新潟地震が起き、避難所生活が約２ヶ月続きました。親戚での身寄せの夏休みが終わり、小学校の二部授業が始まった10月、自宅に戻りました。自転車の乗り方を父に伴われて習得しました。砂地の多い場所だったから、クルマの通りの少ない三菱金属通りで練習していました。行動範囲が増え、友だちとの遊びもスムーズになりました。
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<link>https://ameblo.jp/alnord2020/entry-12540473141.html</link>
<pubDate>Tue, 29 Oct 2019 20:40:00 +0900</pubDate>
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<title>機械いじり　スクーターに乗せてもらった</title>
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<![CDATA[ バイク、スクーターがブームになり始めていました。免許試験制度がなかった頃だから、届け出すれば自動二輪は簡便な動力車だった時代でした。何ccでもヘルメット無しで乗れたのですね。近くの農家や漁師さんのお宅には、収穫物を運搬したり販売したりするために、特徴的な二輪車がありました。スクーターはデザインがかわいいから、ご主人が帰って来ると、股がらせてくれとせがんで、サドルに乗せてもらいました。「シルバーピジョン」。股がる際に、どちらかの踝を熱を持つ部分につけてしまい、「熱い。」と叫び、転げ落ちたことがありました。幸い、車体が転倒しなかったから良かったですが、あとから、見ていた父に、この時危なかったと、語り草にされました。
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<link>https://ameblo.jp/alnord2020/entry-12540461815.html</link>
<pubDate>Tue, 29 Oct 2019 20:07:52 +0900</pubDate>
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