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<title>甘いセロリ</title>
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<description>倫理に反した恋。でも始まってしまった2人。ときめき、切なさ、諦め、後ろめたさ、、、人生後半で 人を愛する ということを通して 今までの価値観を変えてしまういろんな想い。ミノリ45歳の物語です。</description>
<language>ja</language>
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<title>page6</title>
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<![CDATA[ 出勤途中にナルから メールが来た。<br><br>ナルからの着信音は 特別な音。<br>ナルが私のためにと 半分冗談で口ずさんだ「セロリ」だ。<br><br>ナルはメールが苦手らしい。<br><br>メールが来ても 自分から問い合わせしない限り、<br>着信はない設定にしている。<br><br>使い勝手の悪い、そして場合によっては 都合のいい設定だね。と<br>付き合い始めのころは 皮肉たっぷりに言ったりした。<br><br>恋しくて切なくて送ったメールは 何通も宙ぶらりんのまま。<br><br><br><br>「好きなのに 想いが伝わらないと思う時は 相手もそう思っているはずだ。2人してそういう付き合いにしてるんだよ。」<br><br>莉子さんが 彼の愚痴を 言っていた時、親しくしていた常連のお客さんに言われたことがあった。<br><br>まさに 私とナルのことだと 心の中で 納得したのを憶えている。<br><br><br>あれから 私のペースに ナルが巻き込まれたのか、<br>私がナルのペースに慣れたのか わからないけど、今では ナルの方からメールが来るようになった。<br><br>内容はどうであれ、私に向けたメールを打ってるんだから、<br>私のこと朝から考えてくれたんだな～、なんて嬉しく思いながら 開店の準備をする。<br><br><br><br><br>出勤前は、子供と夫に朝食を作って送り出し、<br>軽く掃除機をかけて 洗濯をして、、、と慌ただしいいつもの朝。<br><br>そうすることで、同じように 慌ただしく送り出されているナルのこと、<br>家にいる間のナルのことを 考えなくてすむ。<br><br>自分も同じ立場だし、初めからわかってたことだけど、<br>ナルが起きた時、すでに付いているテレビの話や<br>コーンフレークはレーズンが入ったのが好きな話に  軽く傷付く。<br><br><br>矛盾している。<br>じゃあ どうして欲しい？どうしたい？<br><br>楽しく過ごせる時間がある。<br>それで いいにしよう。<br><br><br>「今日も 好きよ」 好き過ぎなのに気付かれないように お昼を過ぎて返信した。<br>
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<link>https://ameblo.jp/amaiserori31/entry-11544710617.html</link>
<pubDate>Tue, 04 Jun 2013 16:10:48 +0900</pubDate>
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<title>page5</title>
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<![CDATA[ 今日は日曜日。<br><br>日曜日は定休日なのだけど、今月は２回貸し切りイベントが入っている。<br><br>土日の営業はつまらないな。<br>平日は 外回りのナルがお店の前の道を車で通ってくれたり、メールをくれたりするのに。<br><br><br>7年前に始めた喫茶店は 街中の比較的大きな道路に面していて、道路側はガラス張りだ。<br><br><br>私と 莉子さんの２人でやってきた小さなお店。<br><br>莉子さんは なんでも話せる１０年来の付き合いで<br>彼女もいろいろ話してくれる。<br><br><br>この１０年のうちに 彼女は 年下の彼と同棲して、この春 結婚した。<br><br>私も お店を開いたり、好きな人(ナル！)が出来てしまったりした。<br><br><br><br><br>今日は 若い夫婦のお客さんが多いな。<br><br>日曜日の昼下がり夫婦一緒にお出かけ。<br>赤ちゃんをあやしてる若いパパとママ。<br><br><br>莉子さんは、ちょっと前まで こんな場面を見るとメソメソしていた。<br>なかなかプロポーズをしてくれない同棲中の彼。<br>自分に あんな日は来ないのでは？と。<br><br>籍を入れてからは、それはそれは微笑ましく見れるようになったみたい。<br><br><br>私は、、、、、ナルが赤ちゃんをあやす姿を想像する。<br>人付き合いが苦手で、表現力がなくて、誤解を受けやすいナルが<br>赤ちゃんを抱いて優しい眼差しで ユラユラ体を揺らしている姿を。<br><br><br>あんな時代がナルにも私にもあったんだよね。<br><br><br>それが当たり前だった１０年前。<br><br><br>悲しいとも、泣きたいとも 違う言い表せない感情が 湧いてくる。<br><br>ナルにとって どんな10年だった？<br><br><br>ふーっ。。。<br>いやいや、ため息はつかないことにしたはず。<br><br>「ミノリちゃん、ボーッとしないで。待ってても今日は ナルやん通んないよ。」莉子さんが 空いたカップを下げながら言った。<br><br><br>そうだ。<br>連絡ないとわかってる日曜日は 仕事に没頭しよう！<br><br><br><br><br>明日は 顔見れるかな。<br><br>ナル、ナルも私を想っていてね。<br><br><br>そして１０年後、今日の日を愛しく思い出せるように過ごそう。
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<link>https://ameblo.jp/amaiserori31/entry-11543905693.html</link>
<pubDate>Mon, 03 Jun 2013 14:50:41 +0900</pubDate>
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<title>page4</title>
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<![CDATA[ 金のタマゴを生むニワトリの話。<br><br>たしか…ひとつずつの金のタマゴが待てなくて、ニワトリのお腹を切って開けてしまう話。<br><br>待っていたら、ニワトリは少しずつでも 金のタマゴを生んでくれたのに。<br><br>昨夜のことを考えてたら、なんとなくこの話を思いだした。<br><br><br>シティホテルのフロントで「今回でご利用が３０回になりますので」とサービスがあった。<br><br>３０回。。<br><br>付き合い始めて２年半、月に一度で３０回。<br><br><br>３０回なんて 若いころ、毎日セックスしたら１ヶ月でこなせるよ。<br><br>だからって４０を越えた今のナルにもっともっと！とお腹切るようなことしたら、、、The end？<br><br><br><br>金のタマゴを生むニワトリのように。<br><br><br>待ってたら、この先もずっと抱き合えるのに。<br><br>「回数では今までの人に追い付けない。」と言ったら、「量より質」とサラッと交わされた。<br><br><br>私はどこに向かってる？<br><br>好き過ぎて敵わない。
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<link>https://ameblo.jp/amaiserori31/entry-11543012846.html</link>
<pubDate>Sun, 02 Jun 2013 10:22:39 +0900</pubDate>
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<title>page3</title>
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<![CDATA[ ナルは スタイルがいい。<br><br>昔 水泳をしてたからか、いつも惚れ惚れする裸。<br><br><br>1ラウンド終えたあと、<br>「寝てていいからね。」と言いながら、ベッドで横になってるナルに<br>上から キスをし続ける。<br><br>「眠れんな。」とナルが笑う。<br><br>「疲れてるんだから 寝ることに集中して」といい キスをやめない。<br><br><br>一緒に過ごしていても いろんな夜がある。<br><br>どんなに好きと言われても泣きたい夜や、<br>何気無い会話のちょっとした間に 距離を感じる夜、<br>何も話さなくても 握った手の感触で 愛が伝わる夜、、、。<br><br>「ねぇ 好き ？」と聞いてみる。<br>今夜は 切なくならずに いろいろ聞けそうな 夜。<br><br>「好きよ。」ナルが答える。<br><br>「今までで一番？」<br>「今までで一番。」<br><br>「私とこうなって楽しい？」<br>「うーん、、楽しいとも違うんだよね。」<br><br>そう、楽しいとは違うね。<br>でも、楽しいとも思っていたい。<br><br><br><br>また キスしたくなちゃった。<br>上に乗っかる。<br><br>「お店にいる時の顔と全然違う。誰も想像つかないだろうね、ミノリのこんなトコ。」<br>と言ってナルが笑った。<br><br>ナルのこんな顔も私だけのもの。<br><br>帰る支度しながら、やっぱりちょっと切なくなった。<br><br><br><br><br><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/amaiserori31/entry-11542516181.html</link>
<pubDate>Sat, 01 Jun 2013 14:53:07 +0900</pubDate>
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<title>page2</title>
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<![CDATA[ 出会いは 数年前。<br><br>新しく出来たライブハウスで、専属バンドとして彼のバンドが決まった。<br>箱バンっていうらしい。<br><br>そこに 私が 出入りするようになった。<br><br>ありきたりな、安っぽい出会い。<br><br>これまたありきたりで、バンドメンバーで一番上手いナルに<br>私は どんどん惹かれていった。<br><br>たぶん、それが伝わっちゃった？<br><br>人と接することが苦手なナルとは 話しをすることもできないまま<br>出会ってから3年、突然不意に抱き締められて 急接近となったのだ。<br><br>そんなやり方ないでしょ、ナル。<br>2chとかでよく叩かれる表現の、、そう頭の中は一気にお花畑 になってしまったじゃん。<br>
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<pubDate>Thu, 30 May 2013 20:36:13 +0900</pubDate>
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<title>page1</title>
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<![CDATA[ 明日は ホテルでデートだ。<br><br>若いころ、ホテルに行くためだけに会うデートなんて したっけ と考える。<br><br>でも 私とナルは そんな関係。<br><br>時間と空間と身体がもっと自由に使えるなら、<br>違うデートコースもあるんだろうけど。<br><br>今は ゆっくり時間が取れるなら、ナルを触っていたい。<br>ベタベタしたい。<br>ベッドの上で ナルを独り占めしたい。<br>と思う。<br><br><br>「今日も残業」とメールが来た。<br>「連夜遅くなってるけど、明日無理しないで」と返した。<br><br><br>「じゃあ またにしようか」そんな返信こないこと分かってて送る。<br>本当は無理でも会いたい。<br><br><br>「明日を励みに仕事してるんだけど(^^)」<br>こう返事が来たころは 夜中12時近かった。<br><br>明日のこと考えながら 眠ろう。<br><br>おやすみ、ナル。<br>ゆっくり休んでね。<br><br>今日も好きよ。<br><br><br><br><br>
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<pubDate>Thu, 30 May 2013 15:26:22 +0900</pubDate>
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