<?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?>
<rss version="2.0" xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom">
<channel>
<title>ある世界の物語</title>
<link>https://ameblo.jp/amazing-box/</link>
<atom:link href="https://rssblog.ameba.jp/amazing-box/rss20.xml" rel="self" type="application/rss+xml" />
<atom:link rel="hub" href="http://pubsubhubbub.appspot.com" />
<description>ある世界の物語を綴ります。</description>
<language>ja</language>
<item>
<title>episode 1120 招かれざる客</title>
<description>
<![CDATA[ <p>その日の朝、ジョンキーユには、冷たい風が吹いていました。それは、秋の終わりが近いことを知らせていました。空は、どこまでも青く澄んでいます。</p><p>&nbsp;</p><p>エミーリアは、その日もいつものようにエッセンスの森にある小さな石碑の前で、幼馴染のミゲルと遊んでいました。</p><p>森の木々達は紅く色づき、その艶やかさを競い合っています。</p><p>&nbsp;</p><p>そんな森へ、北の彼方から小さな山鳩がやってきました。山鳩は、エミーリアを見つけると側に降り立ち、「クルッポー、クルッポー」と鳴きました。エミーリアは、「どうしたの？　山鳩さん」と尋ねると、山鳩は、あたりをキョロキョロと見渡し、また「クルッポー、クルッポー」と鳴きました。</p><p>すると、遠くの方から山鳩が２羽と黒いカラスが飛んできました。山鳩の内、１羽はとてもスマートで、メガネをかけています。もう一羽の山鳩は、少し元気がなさそうで、やっとの思いで飛んできたようです。黒いカラスは、少し奇妙で普通のカラスと違い、くちばしはとても短く、横に大きく開いています。そして、丸々と太っていて、短い羽と足がついていました。</p><p>&nbsp;</p><p>４羽の鳥達は、エミーリアとミゲルの前にある木の梢にとまりました。エミーリアは、「鳥さん達は、お友達なの？」と尋ねました。すると、最初に飛んできた小さな山鳩が「クルッポー、クルクルポー」とエミーリアの方を向いて鳴きました。エミーリアには、山鳩の言葉はわかりません。</p><p>「ごめんなさい、鳥さん達の言葉は、私にはわからないわ」とエミーリアは言いました。小さな山鳩は、羽をバタバタさせて「クルッ・クルッ・ピー！、ピーピーピー！」と鳴きました。しばらくして、元気のない山鳩が「クルッパー、パーパー」と鳴きました。メガネをかけた山鳩は静かにその様子を見ています。どうやら、エミーリア達に何かを訴えているようです。でも、エミーリアにはわかりません。</p><p>&nbsp;</p><p>すると、突然、黒いカラスが空を見上げ、「ガァーガァー・キーグヮー・キーキーキー！」と空を切り裂くような声で泣き出し、最後にフンをしました。その様子を見ていたミゲルは、この黒いカラスは病気なんだと思いました。</p><p>&nbsp;</p><p>４羽の鳥達は、しばらくすると突然、石碑の側に飛んでいき、くちばしでつつき始めました。</p><p>その石碑は、エミーリアにとってとても大切なものでした。「どうして、そんなことをするの？ここには、私の大切な想い出が詰まっているの、やめてちょうだい！」エミーリア言いました。</p><p>でも、鳥達にはエミーリアの言葉は通じません。エミーリアは、力を振り絞って「やめてちょうだい！！　ここは私と私のママの大切な場所なの！」と森が震えるほどの声で叫びました。その目には、涙が溢れています。でも、鳥達には何も伝わりません。　黒いカラスが「キーキー・ゴゲゴ・ピコー！」と薄気味悪い声で鳴き、エミーリアを睨みながらフンをしました。</p><p>小さな山鳩が「クルッポー、ポーポー」と鳴いたかと思うと、４羽の鳥達はバッサバッサと空へ向かって、舞い上がり北の方へ飛んで行きました。</p><p>&nbsp;</p><p>石碑は、鳥達の落とした羽とカラスのフンで汚されていました。エミーリアは、その様子を見て、とても悲しくなりました。</p>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/amazing-box/entry-12547753227.html</link>
<pubDate>Fri, 22 Nov 2019 19:34:13 +0900</pubDate>
</item>
</channel>
</rss>
