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<title>ミステリを勉強する部屋</title>
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<description>古今東西名作といわれるミステリを読みまくって、あらすじ・感想・押さえておきたい点などを記録していきます（当面は海外ミステリが中心です）</description>
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<title>ボーン・コレクター</title>
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<![CDATA[ <p><a href="ボーン・コレクター" target="_blank">ボーン・コレクター</a></p><div class="a-row" id="flipAndSampleAudio"><div class="a-row" id="flipAndSampleAudio"><table class="infobox" style="width: 22em;"><tbody><tr itemprop=""><th scope="row" style="text-align: left; white-space: nowrap;">&nbsp;</th><td itemprop=""><a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%BC" title="ジェフリー・ディーヴァー">ジェフリー・ディーヴァー</a></td></tr><tr itemprop=""><th scope="row" style="text-align: left; white-space: nowrap;">&nbsp;</th><td itemprop=""><p><a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%A0%E7%94%B0%E7%9C%9F%E7%B4%80%E5%AD%90" title="池田真紀子">池田真紀子</a></p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20170301/23/andoichii/3a/b4/j/o0331047413880175542.jpg"><img alt="" contenteditable="inherit" height="329" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20170301/23/andoichii/3a/b4/j/o0331047413880175542.jpg" width="230"></a></p><p>&nbsp;</p><p>近時サイコミステリの極北。</p><p>再読になり、前回は映画を見ていたうえで読んだにもかかわらず、結構長いと思っていた。</p><p>捜査（調査）方法が、非常に微に入り細に入り書かれているので、、そこについていけないと挫折する本ではある。</p><p>但し、ミステリの教科書として読むのならば、これほどすぐれた本もそうあるものではない。</p><p>訳文と合わせ、文章表現が良い。</p><p>プロットが良い。</p><p>人物造形が良い。</p><p>描写が（取りようによっては露悪的ではあるが）、非常に写実的である。</p><p>何かを取り込もうと思って読むと、相当いろいろなことをこの本は教えてくれる。</p><p>著者のプロット作成法などは聞いたことがあるが、とにかくそこまで練って練って練っていって、それでもなかなかここまではいかないレベルである。</p><p>好き嫌いは当然にあるジャンルだが、出来栄えは秀逸としか言いようがない。</p><p>一読目と再読でここまで受け止め方の異なる話も珍しい。</p><p>&nbsp;</p><p>≪参考にすべき点≫</p><p>捜査（調査）方法の描写に関する綿密さは、著者独特のものである。</p><p>書き過ぎると読者がついてこられないし、薄いとリアリティに欠ける。おそらくやや過剰に振った分量なのだろうが、説得力を持って読ませてしまう。</p><p>この箇所の描写方法は特に参考にしたい。</p><p>&nbsp;</p><p>≪他山の石≫</p><p>アームチェアとしては、ここまで重い設定の話も少ない。「ママはなんでも…」などと比べると、同じジャンルとは思えない程、いろいろと背負っている。</p><p>後は分量。相当長い話であり、中盤がどうしても同じスタイルの繰り返しになるので、少しダレル感じはある。そこを切ってしまえば、更にドライブ感が増す。</p><p>緻密な描写であるがゆえに、どうしても文書量が増えていくので、その当たりの精査を取り入れたい。</p></td></tr></tbody></table></div></div>
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<link>https://ameblo.jp/andoichii/entry-12252478942.html</link>
<pubDate>Wed, 01 Mar 2017 23:39:49 +0900</pubDate>
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<title>ママは何でも知っている</title>
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<![CDATA[ <p><a href="ママは何でも知っている（早川書房）" target="_blank">ママは何でも知っている（早川書房）</a></p><table class="detab"><tbody><tr class="detabtr1"><th class="detabth1">&nbsp;</th><td class="detabtd1">ジェイムズ・ヤッフェ</td></tr><tr class="detabtr1"><th class="detabth1">&nbsp;</th><td class="detabtd1"><p>小尾 芙佐</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20170228/23/andoichii/2b/84/j/o0300044413879412255.jpg"><img alt="" height="326" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20170228/23/andoichii/2b/84/j/o0300044413879412255.jpg" width="220"></a></p><p>&nbsp;</p><p>≪一行あらすじ≫</p><p>刑事の息子を差し置いて、今日も食卓で、ママは鮮やかに事件を解いていく。</p><p>&nbsp;</p><p>≪三行あらすじ≫</p><p>ママはちょっと口うるさいが、今日も夕食の席で、警察官の息子がもてあましている難事件を、ほんの少しのヒントから瞬く間に鮮やかに解いてしまう。ちょっと強引なところもあるが、ママの推理は今日も冴えわたる。</p><p>&nbsp;</p><p>１９７７年刊。これも結構古い。</p><p>アームチェアの最高峰という触れ込みで読んでみる。</p><p>プロットは明瞭で上手い。謎は大きすぎず、小さすぎず。</p><p>ジューイッシュ・マザー（いつまでも子ども扱いする母親）という設定が味噌ではあり、そこからキャラの輪郭が浮かび上がってくるようになっている。</p><p>タッチは軽めで会話文主体のため、とっつきやすい。誰でも読みやすい。</p><p>その分、深みはあまり感じられないが、これは致し方のないところ。</p><p>短い話が多いので、別解潰しは基本衣的にない。こうだからこうで、そうであればこうというふうに順序立ててはあるが、少し強引な推理でもある。まあ、解かれるように謎を組み立ててあるはずなので、それ以外に解はないのだろうけれど、トリックうんぬんよりも、キャラ同士の関わり合いあい方が秀逸である。</p><p>&nbsp;</p><p>≪参考にするところ≫</p><p>読みやすい。プロットが明瞭。キャラが立っている。</p><p>その点ではよい小説のお手本のようなところがある。</p><p>会話文が主体のこともあって、話がスムーズに流れていく。そのリズムの良さは参考にしたい。</p><p>また、謎の提示も、食卓で解くにはちょうどいい手ごろ感がある。このあたりは設定の妙。</p><p>&nbsp;</p><p>≪他山の石≫</p><p>言い悪いというよりも、ジューイッシュ・マザーという設定がキモなので、その当たりの処理が、ちょっとくどいかなという感じはする。</p><p>半分気に入らない息子の嫁をやり込めるところが、読者にとってはカタルシスになるように設定されているとは思うが、ママの推理が若干強引なところもあり、落ちつくところに落ち着いてはいるが、別解の検討が全くないので、そのあたりをフォローして埋めておくようにしたい。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p></td></tr></tbody></table>
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<link>https://ameblo.jp/andoichii/entry-12252164033.html</link>
<pubDate>Tue, 28 Feb 2017 23:34:54 +0900</pubDate>
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<title>八百万の死にざま</title>
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<![CDATA[ <div class="a-row"><a href="八百万の死にざま（amazon)" target="_blank">八百万の死にざま（amazon)</a></div><div class="a-row">ローレンスブロック著</div><div class="a-row">田口俊樹訳</div><div class="a-row"><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20170225/10/andoichii/d7/07/j/o0353049913876603784.jpg"><img alt="" height="311" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20170225/10/andoichii/d7/07/j/o0353049913876603784.jpg" width="220"></a></div><div class="a-row">&nbsp;</div><div class="a-row">≪一行あらすじ≫</div><div class="a-row">アル中探偵がコールガールから受けた依頼は、いくつかの殺人の始まりだった。</div><div class="a-row">&nbsp;</div><div class="a-row">≪三行あらすじ≫</div><div class="a-row">元警官で無免許私立探偵のスカダーは、ヒモと別れたいというコールガールからの依頼を受ける。ヒモの男は教養ある穏やかな黒人で、その要求を受け入れてくれた。しかし女は無残に殺害され、容疑者と目されたその男から、スカダーは犯人探しの依頼を受けることになる。</div><div class="a-row">&nbsp;</div><div class="a-row">それなりに古い本。（１９８８年刊）</div><div class="a-row">三人称ハードボイルドで、チャンドラーとは少しタイプが違う。</div><div class="a-row">ハードボイルドの定義はよくわかっていないが、まあ、こういうものをいうんだろうけれど、四分の一くらいはアル中と、人種差別と、アメリカ（ニューヨーク）の頽廃について書かれている。（三分の一くらいか？）</div><div class="a-row">本作をミステリとしてみたら話の筋はそれほどアッと驚くというものではない。サイコが後の方で出てきてそいつが犯人、みたいな感じ。</div><div class="a-row">スカダーの造形というか、ニューヨークという町を書いた小説だというか、そういう部分での作り込みは流石に上手いとは思う。</div><div class="a-row">やや過剰気味ではあるが、雰囲気は十分にある。そのあたりがハードボイルドかなというところ。</div><div class="a-row">訳文自体は流石に少し古い書き方かな。</div><div class="a-row">&nbsp;</div><div class="a-row">≪参考にすべき部分≫</div><div class="a-row">コールガールのヒモの、チャンスの造形がいい。</div><div class="a-row">創作という部分では、主人公のスカダーより、チャンスのほうが取り込みたいキャラだと思う。</div><div class="a-row">８０年代の黒人像（ニューヨーク的な）からすれば、上手く外してあると思う。</div><div class="a-row">一ページ目から最終ページまで、基本的に同じ雰囲気が維持されている。</div><div class="a-row">&nbsp;</div><div class="a-row">≪他山の石≫</div><div class="a-row">時代ということはあるのだろうが、今のご時世ではここまであからさまな差別意識設定はできない。少なくとも自主規制？が入る。</div><div class="a-row">そう言った部分を共通理解として物語が構築されているので、そこを外すとかなり話としては弱くなるが、そこにある種のカタルシスを含ませてあるので、作りは難しい。</div>
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<link>https://ameblo.jp/andoichii/entry-12251042827.html</link>
<pubDate>Sat, 25 Feb 2017 10:44:26 +0900</pubDate>
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<title>クリスマスのフロスト</title>
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<![CDATA[ <p><a href="クリスマスのフロスト（創元推理文庫）" target="_blank">クリスマスのフロスト（創元推理文庫）</a></p><p>&nbsp;</p><p class="textM"><a href="http://www.tsogen.co.jp/np/author/101">Ｒ・Ｄ・ウィングフィールド</a><br><a href="http://www.tsogen.co.jp/np/author/1172">芹澤恵</a> 訳</p><p class="textM">&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20170221/23/andoichii/9a/1c/j/o0218030613874223867.jpg"><img alt="" height="306" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20170221/23/andoichii/9a/1c/j/o0218030613874223867.jpg" width="218"></a></p><p>&nbsp;</p><p>≪一行あらすじ≫</p><p>少女の失踪は、ある忘れられた現金強奪事件を呼び覚ます鍵だった。</p><p>&nbsp;</p><p>≪三行あらすじ≫</p><p>毒舌でだらしないワーカホリックのフロスト警部は、強引なまでにある少女の失踪事件をどこまでも追い詰めていく。荒野に置き去られた見つかるはずのない死体は、物言わぬまま、少女の行方と忘れられた現金強奪事件を暴き出す鍵でもあった。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>まあ、とにかく面白い。そして上手い。</p><p>都合三日間の話で、基本的には、ほぼフロスト警部の三人称一視点で書かれている。</p><p>作者にその意図があったのかどうかは分からないが、フロストのキャラとコロンボのそれがどこかリンクしているように思えた。</p><p>無論、理詰めで解いていくコロンボとは異なり、フロスト警部は行き当たりばったりでも、それが解明のカギになるという事実を掴んでいくという点は異なるが、どことなく通底するところがあるようにも思える。</p><p>バディもので、相棒のクライブは、ロンドンからやってきたばかりの新米刑事でもの知らずという立ち位置が与えられているが、これはフロストとの対比を出すためのキャラ設定だと思うし、状況の説明をするためにクライブは弄り回されているのは分かる。</p><p>署長やアレン警部といった、フロストとは対極のキャラ設定や、それとの対比で、警察署内でフロストが他の警官などから慕われている様子が上手く入っている。</p><p>特段警察内部の詳しい説明などが書き込まれているわけではない、まあ、イギリス警察の警官全てがこうでは困るが、ごく普通のブルーカラー的性格付けで書かれているので、読み手はフロストに共感を覚えるようになっている。このあたりが上手さということなのだろう。</p><p>長い話ではあるが、フロストの毒舌とか、おやじジョークといった評もあるようだが、あの程度であれば、内容はともかくエスプリの範囲ではないのかとは思う。</p><p>あまりに品行不正な警察官では面白みに欠けるということで、少し極端な性格付けがなされてはいるが、フロストの能力の高さなどは（コロンボと同様に）読者によくわかるように書かれている。</p><p>&nbsp;</p><p>≪参考にすべき点≫</p><p>フロストのキャラ付けは、いろいろな他の作品に影響を与えていると思う。盗めるところは盗みたい。ただ、こういったややアウトロー的なはみ出し者を書くのであれば、その分周りの固め方をしっかりしておかないと、話がバラバラになってしまいかねないと思う。</p><p>枠がしっかり嵌っているから、その中で起こるドタバタなどが生きてくるのであり、その文革ハードルは高くなるように思う。</p><p>署長やアレン警部といった、対極のキャラがいるからこそフロストのハチャメチャな壊れ振りが生きてくるのであり、ややステレオタイプになりがちな署長などのキャラ設定をうまく考える必要はあると思う。</p><p>&nbsp;</p><p>≪他山の石≫</p><p>ボリュームくらいか、気になるところは。</p><p>長いのは長い。もう少し短いほうが良いのかもしれないが、これだけの分量を読ませてしまう筆致というか構成は参考にしたい。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/andoichii/entry-12250049305.html</link>
<pubDate>Wed, 22 Feb 2017 00:16:48 +0900</pubDate>
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<title>緑衣の女</title>
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<![CDATA[ <p><a href="緑衣の女（創元推理文庫）" target="_blank">緑衣の女（創元推理文庫）</a></p><p>&nbsp;</p><p class="textM"><a href="http://www.tsogen.co.jp/np/author/1778">アーナルデュル・インドリダソン</a><br><a href="http://www.tsogen.co.jp/np/author/1499">柳沢由実子</a> 訳</p><p class="textM">&nbsp;</p><p class="textM"><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20170216/22/andoichii/8d/45/j/o0356049913870387532.jpg"><img alt="" contenteditable="inherit" height="280" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20170216/22/andoichii/8d/45/j/o0356049913870387532.jpg" width="200"></a></p><p class="textM">&nbsp;</p><p class="textM">≪一行あらすじ≫</p><p class="textM">偶然見つかった一つの骨は、７０年以上前の悲しい出来事を今に呼び覚ます鍵だった。</p><p class="textM">&nbsp;</p><p class="textM">≪三行あらすじ≫</p><p class="textM">赤ん坊がしゃぶっていたのは人骨であった。その骨は、なぜ、いつそこに埋められることになったのか。捜査を進めるごとに様々な可能性が浮かび上がっては消えてゆく。一つの家族の無残な過去は、悲劇的な一つの終わりと、いくつかの傷を残して封印されていた。</p><p class="textM">&nbsp;</p><p class="textM">暗い話であることに間違いはない。</p><p class="textM">邦訳分の２作目とのことで、キャラの背景などは、この一冊だけではあまりわからない。</p><p class="textM">文書の組み立て、訳文とも読みやすさに寄与している。</p><p class="textM">どこまでも救いのない話であり、あとがきにあるように作者にそういった意図があったにせよ、こういった描写をここまでの分量で書くのは、主役の娘の話と同様に、物語の進行に影響を与えていると思う。</p><p class="textM">話は上手い。これだけ暗い話を、一気に読ませるだけのものはある。</p><p class="textM">イヤミスの一種といってもいいのかどうか、ミステリという部分はそれほど濃くない。</p><p class="textM">カットバックが毎回入って、その中で過去の事件は時系列に沿って開示される。</p><p class="textM">&nbsp;</p><p class="textM">≪参考にすべき点≫</p><p class="textM">リーダビリティの高さ。これがまず挙げられる。</p><p class="textM">派手な事件がバンバン起こるようなことはない。全ては過去に起こったものであり、それを読み解く鍵は徐々に与えられる。そのあたりの示し方は参考にすべき。</p><p class="textM">&nbsp;</p><p class="textM">≪他山の石≫</p><p class="textM">ここまで暗い話で突き進むのは、相当に困難なことである。北欧というイメージを割り引いて、これを書いて受けるとは思えない。</p><p class="textM">しかし、割にコンテスト向きの話ではあるのかもしれない。そのあたりをどう勘案するのがいいか、書いてみないとわからない。</p><p class="textM">&nbsp;</p><p class="textM">&nbsp;</p><p class="textM">&nbsp;</p><p class="textM">&nbsp;</p><p class="textM">&nbsp;</p><p class="textM">&nbsp;</p><p class="textM">&nbsp;</p><p class="textM">&nbsp;</p><p class="textM">&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/andoichii/entry-12248500896.html</link>
<pubDate>Fri, 17 Feb 2017 00:27:06 +0900</pubDate>
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<title>特捜部Ｑ　－檻の中の女ー</title>
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<![CDATA[ <p><a href="特捜部Ｑ　ー檻の中の女ー" target="_blank">特捜部Ｑ　ー檻の中の女ー</a></p><p><span class="a-size-medium">ユッシ・エーズラ・オールスン <span class="a-color-secondary">(著)</span>&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp; </span></p><p><span class="a-size-small a-color-secondary">吉田奈保子（訳）</span></p><p>&nbsp;</p><p><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20170215/22/andoichii/fc/dc/j/o0150022213869650719.jpg"><img alt="" height="222" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20170215/22/andoichii/fc/dc/j/o0150022213869650719.jpg" width="150"></a></p><p>&nbsp;</p><p>≪一行あらすじ≫</p><p>美貌の女性国会議員の失踪は、事故ではなかった。数十年の時を経て復讐が始まる。</p><p>&nbsp;</p><p>≪三行あらすじ≫</p><p>特捜部Ｑは過去の未解決事件を捜索する部署であり、はみ出し者の刑事と奇妙なシリア人しかいない。美貌の女性国会議員の失踪事件は、偶然の事故ではなく彼女を狙う一つの影があったことを突き止める。あまりにも哀しい復讐劇の果てに、ようやく過去は収束する。</p><p>&nbsp;</p><p>これも文章（訳文）が上手い。</p><p>一昔前の、翻訳物は読みにくいという認識はもはや通用しなくなっている。</p><p>切るところをきっちり切ってある。</p><p>二段組４００Ｐくらいあるので、×2の原稿用紙換算で約８００枚。</p><p>結構長い話だが、読みやすい。</p><p>いわゆるバディ（相棒）もので、能力はあるが、あるきっかけで組織に反抗的なはみ出し刑事と、ムスリムに非寛容であるといわれるデンマークを舞台にしている割に、シリア人をその相棒に配している。</p><p>主役はややルーティンな作りだが、このシリア人がいい。キャラ設定が非常に上手い。</p><p>常識はずれな割に隠れた能力が高いという設定だが、万能感を出さずにうまく抑えて、その存在自体が謎であるという作りこみが成功していると思う。</p><p>その上で、ターニングポイントではいろいろなものを見つけたり、気づいたり、謎の解明に寄与することになるが、なるほどと思わせる流れになっている。</p><p>５年前の議員失踪事件を掘り返す契機になる事件というか、きっかけがやや薄いのではないか。</p><p>あと少し気になったのは、女性議員の監禁状況の記述が少し過剰ではないか、そこが作り込みの部分になるのかもしれないが、かなり丁寧であるがゆえに、物語の進行をそこで切ることになるので、話しの流れを止めているともいえるのではないかという点。</p><p>このあたりはバランスということになるのだろうが。</p><p>&nbsp;</p><p>≪参考にすべき点≫</p><p>バディの一方であるシリア人の造形。これに尽きると思う。</p><p>秘密があって、頭が良くて容器に振る舞う。主役の陰の部分の補完にちょうどいい。</p><p>訳文はうまい。それもあってサクサク読める。</p><p>このレベルの記述というか表現は、もはや基本的なレベルとして敷衍していると考えた方がよさそうである。</p><p>&nbsp;</p><p>≪他山の石≫</p><p>女性国会議員の失踪を調査再開する契機が、もう少し何かとリンクしていた方がいいのではないかと思う。</p><p>過去の恨みが動機であるのはいいとして、ここまで執拗に監禁状況を書くというのはいかがなものか。</p><p>最後の被害者発見以降、パタパタといってしまう。ここにも何か契機が欲しい。</p><p>エピローグは必要だったのか、判断が難しい。このために弟の施設失踪が入っているのだろうから、無いのも変だが、確かに少し薄まるのは事実。スパッと終わるほうがいいのか、こういう形で少し膨らませるのはいいのかは場合によるとしても、５５０枚以下で書く場合は最後をつけるならあっさりといかないと、蛇尾になりやすいように思う。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/andoichii/entry-12248212040.html</link>
<pubDate>Thu, 16 Feb 2017 07:39:16 +0900</pubDate>
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<title>ハリー・クバート事件</title>
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<![CDATA[ <p><a href="http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488121044" target="_blank">http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488121044</a></p><p>　　　　　　　　　　　　　　　　　</p><p class="textM"><a href="http://www.tsogen.co.jp/np/author/1901">ジョエル・ディケール</a><br><a href="http://www.tsogen.co.jp/np/author/1902">橘明美</a> 訳</p><!-- //商品タイトル --><div id="sosialButtons">　　</div><p><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20170214/23/andoichii/5c/38/j/o0110016013868962079.jpg"><img alt="" height="160" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20170214/23/andoichii/5c/38/j/o0110016013868962079.jpg" width="110"></a></p><p>&nbsp;</p><p>≪一行あらすじ≫</p><p>書けなくなった若い作家が恩師の窮地を救うべく奮闘するが、最後にはすべて裏切られる。</p><p>&nbsp;</p><p>≪三行あらすじ≫</p><p>33年前に失踪した少女が遺体で発見される。そして捕まったのは当時少女と恋愛関係にあった老作家だった。一つのベストセラー小説を軸に、いくつかの謎が深まってゆく。恩師の窮地を救うべく奮闘する若い作家が最後に得た結論は、余りに苦いものだった。</p><p>&nbsp;</p><p>訳文が上手い。</p><p>原文がそうなっているというより、翻訳者の文才が大きいと思われた。</p><p>読みやすい文章ではあるが、いかんせん長すぎる。この書き方で上下二巻はきつい。</p><p>上巻はミステリというより、恋愛小説というか、謎の提示があまりなく、もう少し書くことを取捨選択してほしい感じが強い。</p><p>下巻はミステリっぽくなるが、ある意味上巻は無くても成り立つ話になっている。</p><p>上巻はミスリードというより、下巻をこう書くという予定がなく書いていったような感じがする。</p><p>結局全部（作中のエピソードは）偽の作り話でしたという話なのだろうとは思ったが、本当にそうなっていた。</p><p>それと、出てくるキャラが、誰も魅力的ではない。長いと感じた一番の要因はおそらくここにある。探偵役も、その恩師も、殺されたヒロインも（15歳の美少女という設定ではあるが）、読み手の側に訴えかけてくるものが薄い。矜持というか美学というか、そういうものが全く誰にもない（あるのは、ヒロインの前に殺された哀れなドライバーくらいか？）ので、最後にカタルシスが無い。（皮肉な物語が皮肉に終わっても、一定の読了感は必要だと思う）</p><p>書き込みは緻密というより、冗長に近い。</p><p>文章（訳文）のおかげでサクサク読めるが、少々うんざりさせられる。</p><p>特に上巻は話が進まないので、上巻５０（３０かな？）ページ読んだら下巻に移っても、大してミステリとしては困らないように思う。</p><p>主役は若い作家、準主役は老作家と若いヒロインなのだろうけど、この話は上記の哀れなドライバーが準主役に来ないといけない。その部分の書き込みがあまりにも薄い。同じエピソードを何回も違う視点で見ている書き込みを削ってでも、ここを膨らませてほしいと思う。</p><p>&nbsp;</p><p>≪参考にすべき点≫</p><p>掴みが上手い。書けなくなった若きベストセラー作家が、救いを求め恩師である老作家を訪ね、死体が発見されるというところまでは、出版界の裏話を織り込みながら読み手を引き込んでいく。</p><p>文章（訳文）が上手い。サラッと読みやすい文章になっている。エッセンスはなるべく吸収したい。</p><p>&nbsp;</p><p>≪他山の石≫</p><p>緻密と冗長の境は常に意識する必要がある。</p><p>本当は緻密ではない書き方で、緻密と同じだけの情報量を提供するべきであろう。</p><p>キャラの立て方、魅力の持たせ方はやはり重要。</p><p>ストーリーは読者が追いやすい形で構成するべし。カットバックが入るのは仕方がないにせよ、各エピソードの軽重は意識しないと、同じ比重で読ませてはいけない。</p><p><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20170215/01/andoichii/5b/03/j/o0110016013869012950.jpg"><img alt="" height="160" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20170215/01/andoichii/5b/03/j/o0110016013869012950.jpg" width="110"></a></p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/andoichii/entry-12247873538.html</link>
<pubDate>Wed, 15 Feb 2017 01:05:21 +0900</pubDate>
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<title>アメブロ、はじめました！</title>
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<![CDATA[ <p style="text-align: left;">&nbsp;</p><h3 style="text-align: left;"><img alt="まじかるクラウン" draggable="false" height="24" src="https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/472.png" width="24">&nbsp;Q1.ニックネームは？</h3><p style="text-align: left;">一意</p><h3 style="text-align: left;"><img alt="ラブ" draggable="false" height="24" src="https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/026.png" width="24">&nbsp;Q2.最近のマイブームは？</h3><p style="text-align: left;">ミステリを書くこと</p><h3 style="text-align: left;"><img alt="バナナ" draggable="false" height="24" src="https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/248.png" width="24">&nbsp;Q1.好きな食べ物は？</h3><p style="text-align: left;">ポンすけ</p><p style="text-align: left;">&nbsp;</p><p style="text-align: left;">&nbsp;</p><p style="text-align: left;"><img alt="熊しっぽ" draggable="false" height="24" src="https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/209.png" width="24"><img alt="熊からだ" draggable="false" height="24" src="https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/210.png" width="24"><img alt="熊からだ" draggable="false" height="24" src="https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/210.png" width="24"><img alt="熊あたま" draggable="false" height="24" src="https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/211.png" width="24"><img alt="クマムシくん" draggable="false" height="24" src="https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/201.png" width="24"><img alt="音符" draggable="false" height="24" src="https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/143.png" width="24"></p><p style="text-align: left;">&nbsp;</p><p style="text-align: left;">&nbsp;</p><p style="text-align: left;">&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/andoichii/entry-12247848219.html</link>
<pubDate>Tue, 14 Feb 2017 23:30:19 +0900</pubDate>
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