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<title>小麦粉の海</title>
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<description>陰々滅々としたときにどうぞ。</description>
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<title>『富豪』</title>
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<![CDATA[ <p>　「ああ、つまらない。」机を掃除する家政婦に愚痴を漏らした。私は、2年前に当てた競馬のおかげで、金には困らない生活を送っている。以前は、金さえあれば、惨めな思いはしなくて済むと思い込んでいた。今では、何でも買えて、何でもできるが、生きる意味を失った気分だ。</p><p>　コップを洗う水道の音が、馬鹿みたいに広いリビングに響く。毎日が日曜日のようだ。一日の過ぎるのが早い。何かを身に着けたいと思うが、心から追い立てられる気持ちがないからか、何も続かない。</p><p>　この財を捨てるべきか。きっと後悔するに違いない。惨めな富豪と、惨めなホームレスなら、富豪を選ぶに決まっている。</p><p>　馬鹿みたいだ。紙きれを持っただけで、人生が停滞した。昔の私はどんな人間だったのか、忘れてしまった。</p>
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<pubDate>Mon, 02 Oct 2017 19:18:33 +0900</pubDate>
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<title>『水風船』</title>
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<![CDATA[ <p>　田んぼに囲まれた神社の敷地内に、夜店が並んでいた。ベビーカステラは、相変わらず高くて買う気はしない。どうせ、くじは当たらないし、何もかもぼったくりだろう。隅の店で、桃色の浴衣を着た3歳くらいの女の子が、水風船のヨーヨーを釣ろうとしていた。1分くらい格闘してようやく小さめの水色のを１つ取った。女の子は、団扇を右手に持ち、ヨーヨーを左手でポシャポシャ弾きながらどこかへ行った。</p>
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<pubDate>Mon, 02 Oct 2017 18:51:58 +0900</pubDate>
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<title>『原子炉』</title>
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<![CDATA[ <p>　朝が来る。朝は嫌いだ。仕事に行かないといけない。なぜ皆は、発狂せずに生きていけるのだろう。私には、皆がおかしな薬でもやっているようにしか思えない。なんて嫌な気分だろう。</p><p>　どれだけ愚痴を言っても、結局またスーツに着替える自分が嫌いだ。いっその事、放浪者にでもなれる勇気があればよいのだろうか。金があったら、気持ちは変わるのだろうか。考えても無駄だろう。何が楽しくて生きているのか。そもそも、生きる原動力は楽しみであろうか。何が私を動かすのか？私は死ぬのだろうか？実感が湧かない。眠るようにか。息が詰まるようにか。6時３0分。</p>
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<pubDate>Mon, 02 Oct 2017 18:37:36 +0900</pubDate>
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<title>『死にたい』</title>
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<![CDATA[ <p>　「死にたい。」</p><p>隣の部屋に寝ている妹に聞こえないように小さくつぶやいた。</p><p>死ぬことは、悲しい事なのだろうか？</p><p>人間は皆、慢性的に自殺しているのではないか？</p><p>自殺する人は、必ずしも追いつめられている訳ではないだろうと思った。</p><p>テレビの中の教育評論家によると、「早まってはいけない」らしい。</p><p>確かに、自殺者が死を早まっているのは確かだけれど、その是非は、私には分からなかった。</p><p>　辞書で、親不孝の意味を調べた。次に、子不孝という言葉を探したが、見つからなかった。少しムカッとして、辞書を枕にして寝ころんだ。私の孝子という名前が、まるで親に奉仕する為だけに生まれたと言われているようで、嫌だった。親孝行させる為だけに、子供を産むのだとしたら、それは子不孝だろう。いつもこんなことばかり考えている。他人に知られると、馬鹿だと言われるだろうか。</p><p>　東京のどこかの町で小学生が殺されたらしい。テレビの中で騒いでいた。このテレビキャスターは、帰りのバスの中で、この子の名前を憶えているのだろうか。誰でもいいから地球を爆発させてくれれば良いのに。不謹慎なことを言いたい気分だった。きっと私はいつも間違っている。もう太陽が傾いてきた。今日は何をしただろう。私に明日はあるのだろうか。私はなぜ死なないのか。このまま眠りたい。</p>
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<link>https://ameblo.jp/animitation/entry-12315996340.html</link>
<pubDate>Mon, 02 Oct 2017 18:22:54 +0900</pubDate>
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