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<title>チェロはトウシューズを履いて　Anja Tagami official blog</title>
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<description>Tokyo発音楽エッセイ、演奏評、チェリストについて</description>
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<title>木曽音楽祭</title>
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<![CDATA[ <p>8月23日@木曽文化公園文化ホール。</p><p>噴火する約一か月前、御嶽山は静かに穏やかで、早くも美しい紅葉に彩られ始めていた。山登りのあとは蕎麦屋に行き、それから炭酸泡の温い温泉に入り、やや脱力の体で、ホールに向かった。</p><p>驚いたのは、難しい曲ばかりやるということ。</p><p>アパラチアの春、13楽器バージョン、R.シュトラウスの弦楽四重奏、ラインベルガーの九重奏。</p><p>コープランドは数えにくい曲だが、美しかった。</p><p>そのあとのシュトラウスは、漆原啓子の個人技が光り夢中になった。</p><p>しかし、ラインベルガーで、加藤知子が登場すると、それはもうすべてがかすんでしまうくらい、まばゆい音がする。</p><p>音の力はすさまじい。</p><br><br><br>
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<pubDate>Wed, 11 Feb 2015 15:45:47 +0900</pubDate>
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<title>岡本侑也チェロコンサート</title>
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<![CDATA[ <p>7月30日@紀尾井ホール。</p><p>岡本は若く、確かなテクニックを持ったチェリストである。</p><p>そのことは何の疑いもなく、それに増して知性のようなものを感じるところもある。</p><p>その知性は、ミスをしないコントロールされた演奏にも表れるし、</p><p>例えば、アンコールで白鳥とヴィラ＝ロボスの黒鳥を弾く、その人を食ったようなセンスにも表れているだろう。</p><p>今後どんなタイプの演奏家になるのか、どんな特徴を持っていくのか、楽しみである。</p>
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<pubDate>Wed, 11 Feb 2015 15:40:46 +0900</pubDate>
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<title>バッハコレギウムジャパン</title>
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<![CDATA[ <p>7月5日@八ヶ岳高原音楽堂。</p><p>このホールを訪れるのは何度めになるだろうか。</p><p>来るたびに、ホールの響きの印象が変わる。</p><p>遠く響きも少なく聞こえるとき、今回のように、直接音と響きの両方が聞こえるとき。</p><p>日本では、名高い団体だったが、どちらかといえば少し古いタイプのバロックを聴かされたような、あまり清新な気持ちにはなれなかった。</p><p>彼らにしてみればお家芸のような曲ばかりなのだろうが、どこか危なげがあって、それは決していい意味ではなかった。</p><p>鈴木雅明のチェンバロ、寺神戸のヴァイオリン、いずれも達者であるが、それ以上ではなく、何か物足りなさが残った。</p><br>
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<link>https://ameblo.jp/anjatagami/entry-11988507351.html</link>
<pubDate>Wed, 11 Feb 2015 15:34:12 +0900</pubDate>
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<title>ストラディヴァリウスの響き</title>
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<![CDATA[ <p>6月24日@できたばかりのよみうり大手町ホール。</p><p>ストラドの名が冠されているが、聴きたかったのは石坂団十郎である。</p><p>しかしホールの音がまだ硬かったせいなのか、チェロの音は期待ほどは甘やかではなかった。</p><p>石坂の音楽も期待ほどは自由ではなく、むしろ高名な音楽大学教授の演奏、とでも言ったらよいような、ある種の硬さを感じたのであった。</p><p>もう一度、リサイタルを聴いてみたい。</p>
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<pubDate>Wed, 11 Feb 2015 15:28:56 +0900</pubDate>
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<title>ザ・フィルハーモニクス</title>
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<![CDATA[ <p>6月20日@東京芸術劇場。</p><p>ウィーンフィルの首席とジャズミュージシャンとベルリンフィルのチェロ。</p><p>不思議な組み合わせと、ロマともクレズマーともクラシックともつかない、うまくショーアップされた、情緒的音楽。</p><p>彼らのPVでもそうであるように、コンサートホールよりは、もうちょっと砕けた場所が合うのではないだろうか。</p><p>しかし、演奏は圧巻であった。</p><p>なんといってもバイオリンのコヴァーチの音色。</p><p>ヤーノシュカのクラシックでも通用するテクニックが奏でる情熱的な音楽。</p><p>チェロのコンツのコルニドライは異様なまでのハイテンポでありながら、素晴らしく彫り込まれた音楽に引き付けられた。</p><p>後日、NHKにて放送された。</p>
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<link>https://ameblo.jp/anjatagami/entry-11988503400.html</link>
<pubDate>Wed, 11 Feb 2015 15:23:30 +0900</pubDate>
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<title>東京芸大モーニングコンサート</title>
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<![CDATA[ <p>6月19日@奏楽堂。</p><p>日本音楽コンクール第一位の伊東裕のドボコンが聴けるとあって、上野に馳せ参じた。</p><p>伊東はいわゆるオーラを感じる音楽家ではないだろう。</p><p>いやむしろ幼さや、座った瞬間には不器用ささえ感じさせる。</p><p>それなのにひとたび音を出せば、自然で嫌味のない音楽が流れだすところは、どこか宮田大と共通しているかもしれない。</p><p>しかし、音楽の感動とは不思議なもので、うまくて耳になじみやすい音楽には得てして強烈な感情は湧きあがらないものである。</p><p>そういった意味でいえば、むしろ伊東の演奏には、強烈なものは起こらないであろうと、読み切っていた。</p><p>しかし、今回は違ったのだ。なぜか、三楽章の途中で、随所に個性がひかって、耳に引っかかり、結果、強い印象を残す演奏となった。</p><p>今後を大いに期待したい。</p><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/anjatagami/entry-11988501697.html</link>
<pubDate>Wed, 11 Feb 2015 15:16:20 +0900</pubDate>
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<title>ナポリからドイツへ</title>
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<![CDATA[ <p>2014年6月3日@近江楽堂。</p><p>主役はあくまでリコーダーの本村であった。</p><p>しかし、音楽の主導はチェロのジラールとチェンバロの村上にあったと言っていいただろう。</p><p>あらためてバロックにおける通奏低音の支配力を確認するとともに、村上の音楽の力を感じるコンサートとなった。</p><p>本村の音は、作為的にも感じ、いい音を感じる瞬間は少なかった。</p><p>ハイライトは、テレマンのチェロソナタ。ジラールののびやかで自由な、それでいてメリハリのある演奏は魅力的であった。</p>
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<link>https://ameblo.jp/anjatagami/entry-11988499466.html</link>
<pubDate>Wed, 11 Feb 2015 15:10:43 +0900</pubDate>
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<title>６月１日　鎌倉芸術館ゾリステン・コンサート</title>
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<![CDATA[ <p>すっきりしないながらも穏やかな午後、鎌倉芸術館へ。</p><p>日本の名だたる弦楽器奏者が集うオケ、音楽祭は数多くあるけれど、このゾリステンは、ひときわ魅力的かつホールも初めてなので期待が大きかった。</p><p>ヴァイオリンは、漆原姉妹、川田知子、礒絵里子、ビオラは川崎和憲、川本嘉子、チェロは向山佳絵子、古川展生……まさに中堅のあぶらが乗り切った一線級。</p><p>シュポアの六重奏、ショーソンのヴァイオリン、ピアノ、弦楽四重奏のための協奏曲など、それにしてもマニアックかつ、難しい曲ばかりを選ぶものである。</p><p>どれも弦楽器特有の語り口を生かした、厚みと輝きのある音がしてすばらしい、またなかではもっとも若手と思われる小林美樹の柔軟さには惹かれた。</p><p>徳永二男は、音のツヤは往年のものを感じるものの、最後のモーツァルトなどは堅く、こなれていないフレージングもあり、不安定なものを感じもした。</p>
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<link>https://ameblo.jp/anjatagami/entry-11972525020.html</link>
<pubDate>Sat, 03 Jan 2015 09:21:01 +0900</pubDate>
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<title>5月29日ラ・プティット・バンド</title>
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<![CDATA[ <p>開業間もないよみうり大手町ホールにて。</p><br><p>ピリオド奏法とうか、ガットの音が聴きたくて楽しみに行った。</p><p>とにかく、音楽の運びが軽やか。軽いのではなく軽やか。</p><p>そしてひところのバッハの演奏のような深刻さもなく、</p><p>バッハが華やかで、幅のひろいものに聴こえてきた。</p><br><p>音量もけっして大きいわけではないのに、</p><p>人間生理に自然、かつ表現が大胆だから、説得力があって、飽きさせない。</p><br><p>さすがの当代随一という、堪能の一夜となった。</p>
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<link>https://ameblo.jp/anjatagami/entry-11957225839.html</link>
<pubDate>Wed, 26 Nov 2014 17:45:38 +0900</pubDate>
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<title>5月25日アンサンブル・フィガロ第71回定期公演</title>
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<![CDATA[ <p>かつしかシンフォニーヒルズにて。</p><p>ドッペルコンチェルトをやるというので聴きに行った。</p><p>チェロの渡部は普段は読売のオケマンだが、以前同じ団体で聴いたドボルザークが、実に丹精でいままでのドボコンのイメージと大きく違っていたおもしろかった。</p><p>バイオリンの加藤知子はソリストとしても室内楽奏者としても超一流、音の豊かさはもとよりピカイチである。</p><p>このふたりの駆け引きが、もともと断然チェロのほうが難しいドッペルでどのように展開されるかが大いに楽しみであった。</p><br><p>実際ふたを開けてみれば、演奏者としての格の違いが目立ってしまったか。</p><p>つまりは音の説得力、自分が全員を引っ張っていくという覚悟が、あまりにも違いすぎた。</p><p>だから、演奏も加藤の音楽の魅力で充分に堪能できたとも言えたかもしれない。</p><p>音が丹精でも、オケとの連動や、ソリスト同士のレスポンスには、それ以上のものが必要なのだと実感した。</p>
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<link>https://ameblo.jp/anjatagami/entry-11957223097.html</link>
<pubDate>Wed, 26 Nov 2014 17:35:07 +0900</pubDate>
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