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<title>寝ても醒めても　～ Nuit et Jour ～</title>
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<description>近い将来、作品としてまとめるつもりの、、、ちょっと官能系のエッセンスを散りばめた物語の創作ノートです。</description>
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<title>夜桜☆</title>
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ピンクミンクのファーから覗いた爪に夜桜を描いた春が開こうとして躯の底が熱いやむことのない雨「爪の綺麗な女は男の胸をかきむしるというよ」トップオブアカサカから真っ黒い空のむこうに電光が奔った春雷「また春になったんだ」私はジューンブライドになる「君を花嫁にする彼はきっと幸せだろう」胸を爪でひっかいたのは私だけど胸の中をかきむしったのはあなた暗い雨の街の中にきえていった20年がたった私は痛みを忘れようと嫁ぎ奔放に安息を見出して別れた春が疼くあゝもう一度胸をかきむしられたいあなたを覚えている爪先に夜桜を
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<dc:date>2010-03-16T00:43:42+09:00</dc:date>
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<title>あなたがよければーsubmission</title>
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マサミが私の胸をまさぐられる。私は全身の孔から水や気を滴らせながら、くすぐったいのか、痛いのか、気持ちいいのかわからない触感に身もだえしている。声を出したら笑われると、頭の隅では思っているのだが、うめきか、泣いているのか、わからない声が、唇を噛んでいるというのに、漏れあふれていくのだ。マサミの指がようやく探し当てたかのように（それともじらされていたのかも）、、、乳首でとまった。左の乳首。マサミの親指、人差し指、それに中指も？　”キュッ”とつねられた。「あっ！」笛のような高い音がのどの奥から空中に
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<dc:date>2009-10-12T22:35:19+09:00</dc:date>
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<title>はじまりのレクイエム</title>
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わたしは、死んだ。名前は……ニーナ、だったと思う。仁奈？　だったかしら……。そんなふうに呼ばれていたような気がするのだけど。いつ死んだのか、なぜ死んだのか。よくわからない。瞬間瞬間の間に少しずつ記憶が薄れていく。なぜ死んだのか。持病の不整脈からか心臓発作か、そんなところだろう。最後の肉体の記憶は五体健全だったから、事故とかではなかったはず。わたしの記憶。あるとき突然、あっというまもなく自分のハコ──欲望や苦悩、快楽と痛苦のいれものであった──が、肉体が消滅した。そうじゃないかもしれない。消滅した
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<dc:date>2009-10-03T19:18:08+09:00</dc:date>
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<title>顰 HISOMI　ー第八回　義経記</title>
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「みなさんは“しづの苧環（おだまき）”という言葉を知っていますね」と、先生が学生たちに語りかけられた。ゼミのみんなは、「えっ？　なぁに、それ？」とあっけらかんと言ったり、自信なさげに「あぁ、あれね」とか言っている。私はまだ、それどころではない。「しづの苧環とは、倭文を織るために巻かれている麻糸の玉のことです。機（はた）を動かして織っていけば、そのつど苧環から糸が繰り返し出てくることから、動詞“繰り返す”の序詞にもなりました」「それがあの、『義経記』静（しずか）若宮八幡宮へ参詣の段へと、萩尾先生の
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<title>どうして別れられないのか？ーー奈緒の場合</title>
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「なにか勘ちがいしているんだよね、困っちゃうよな。たしかに明美はさぁ、料理はうまかった。手料理食べさせてもらってさ、お愛想のひとつもいわなきゃ次がなくなっちゃうじゃん。“ずっと毎日明美の手料理食べられたらいいな”といったんだよ。それだけだぜ」寝ころがって二人でテレビ見ていて、最後の「ぜ」がまだ空中に残っているのに、すり寄って琢磨の手は私の腰を抱こうとしている。あぁ、いやだわ、急にほかの女の話を、こんな脈絡で始めるなんて。腰についた手をはらおうとすると、ぐっと力が入ってＧパンのお尻が琢磨の股間に密
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<title>異装の群れ　其の弐　──遥香の「アールヌーボー狂詩曲」</title>
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その前を行きずり歩くごとに遥香の胸は苦しくなった整列する模範生の中に紛れ込んだ異端児正装の中にある異装閉じられた門曲線の美、アールヌーボー前の前の世紀末に咲いた遺産いいえ、残された骸（むくろ）形あるのは蜘蛛の巣にからめられた昆虫であり蜥蜴（とかげ）と守宮（やもり）猿の顔に狸の胴をもち手足は虎で尾は蛇ヒョウヒョウと鶫（つぐみ）の声で啼く鵺（ぬえ）奇怪な有機物たちファサードは禁断の天国への扉鉄のノブに手をかければ冷たさ故か子宮が響く遥香の部分がどんどん潤ってくる舐めたら気持ちよさそうあぁ、、、中に入
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<title>顰 HISOMI　ー第七回　先生の奥様</title>
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軽井沢にはまだ新幹線が来てなかった頃だった。駅前のバス停に先生が待っていてくださって、「さ、行こうか」と先にたたれた。私たちは駅前の通りをまっすぐ歩いた。きのう夜の急な話にしては、15人のゼミのメンバーのうち8人も残った。東京に用事がないわけではなかったが、私に帰るという選択は考えられない。萩尾先生の魅力といえばそうだろうが、私だって意地もある。中軽井沢からのバスの中で、みんなで「私たちよっぽど暇をもてあましているみたいね」とクスクスと笑いあった。夏休み前の6月といっても、日曜日の旧軽メインスト
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<title>神話のはじまり</title>
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よほどかわいいと思っていただいたの？それでも昨夜のあまりの激しさに、涙も涸れはて、からだを動かすこともできずに、キャビンの底で死んだように眠っていたの。どのくらいたったのかしら。ラッタルのドアが開いて、日光を塞ぐような影から「おい、デッキに上っておいで」と彼の声。「ええ」力なく返事して、あわてて身づくろいをして、梯子を上って甲板に出ると、瞬間にジッと灼かれるような、目もくらむばかりの眩しい光が過剰にあふれて、私は思わずよろめいて。「どうした？」私をささえながら、かぶさるようにあなたの白い歯が笑っ
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<title>顰 HISOMI　ー第六回　夢魔の間</title>
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あられもない？　そう、酔ったらどうしても男──ここでは当然に萩尾先生──を求める、トロンとした女豹たちの眼があった。学生たちの酔態あらわとなるその時刻、最後まで残っていた細川講師も部屋に引き揚げて、先生方はもう姿を消していた。誰かが「ハギオーッ、どこに行った!?　逃げるなんて卑怯だぞ！」と喚くと、みんなが「ワッ」となって、そこからは乱痴気騒ぎ。「あぁ萩尾先生の厚い胸に抱かれてみたいわ」とウットリ言う子がいる。「萩尾の胸は厚いの？」と尋ねる子。「そんなに厚いとは思わないけど」と応える子。「でも、ポ
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<title>顰 HISOMI　ー第五回　セミナーハウス</title>
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かといって、それで私の日常が変わったわけではない。キャンパスはくすんだまま夏の陽に色褪せ、相も変らぬおしゃべりの喧騒が漂っている。目にする色が禁色に、耳に入る音が亡国の音に転ずることはありえなかった。そして、季節がまた一歩遷っていった。２年生のプレゼミ（予備演習）合宿は、6月に軽井沢にある大学のセミナーハウスで開催される。3～4つのゼミで30人ほどの単位で区分けされ、週の月曜に入って木曜朝までの前半組と、木曜から日曜の後半組に二分される。その年の私たちは中旬の後半組になったので、木曜の昼頃、中軽
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<dc:date>2009-09-23T15:18:16+09:00</dc:date>
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