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<title>あゆむの声劇置き場</title>
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<description>声劇周辺のことをぽとぽと置いておきます。</description>
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<title>台本置き場移動</title>
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<![CDATA[ 清書しました！！<br><br>アメーバだとうまく編集できませんでしたので、<br>こちらのブログに今後移動しようと思います。<br>http://ayumu2424.jugem.jp/<br><br><br>お手数かけて申し訳ありません！！！！！orz
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<pubDate>Mon, 29 Nov 2010 02:20:52 +0900</pubDate>
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<title>清書前ですが</title>
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<![CDATA[ 未だに題名未定ですが、台本できました。<br>「どうせだから台詞増し増しにしよう」と思ったらなんか長くなりました。<br><br><br>そしてナレーションが多いです。<br><br><br><br>ので。<br>すみません、ナレーション分担してどなたかに……頼んで……みる予定です。選考漏れる方いらっしゃるのに私ばっかりこんな喋ってたら本当に申し訳無さ過ぎるので。ちなみにキャストはほぼ決定いたしました。物凄く、滅茶苦茶悩みました……っ。<br><br><br>しかし、こういう台本書くのもはじめてだったんですが、た、大変でした；；<br>声と音しかない状態で面白く見せるというのがどうにも。唐突に始まって唐突に終わってしまっても。<br>なので、聞いてる人を案内する形式にしてみました。元の小説をそのまま台本にするよりは、話に入り込みやすくなってると思います。たぶん。<br>おかげでナレーションが予定より増えましたorz<br><br>夜中２時ぐらいに作業始めて、選考して……台本書き始め……そしていま朝迎えてるんですが……ドウイウコトナノ。<br>寝不足で明日結婚した身内に会いに行くんですが。<br><br><br><br>あれ。そういえば。<br>ソイツ、プロのイラストレーターじゃん……ってさっき書きながら気付きました。<br>ぱぱぱぱーって描いてもらえないかしら！？<br>というわけで、「兄者よ。貴殿に１つ頼み事が…」と頼んでみます。駄目かもしれませんが。<br>スケブにががががーっと全キャラと色指定書けばあとは何とかしろ！！　プロだろ！！（無茶振り）<br><br><br>あ。で、とりあえず台本の方、置いておきます。<br><br><br><br><br>ナレ「皆様、この度はあゆむ主催声劇場にお越しくださりまことにありがとうございます。<br>　　　それでは第１の場面まで僭越ながらナレーション役を勤めます私、あゆむが皆様をお連れさせていただきます。<br>　　　皆様がただいまおりますのは林の中です。こちらの林は広大な土地面積を誇りますエメザイル魔法学園の敷地内にあります、名も無き林でございます。季節のほどは秋の入り口、気が早く紅葉した葉達がいくらか地面に落ちております。少々肌寒いかもしれませんね、それでは屋内に入りましょう。<br>　　　眼前の、林の中にあります５階建ての木造建築が本日の舞台の始まりでございます。こちらは学園の寮になっております。どうぞお入りください。」<br><br>（SE : カサカサ足音）<br>（SE : ドア開）<br>（SE : ドア閉）<br><br>ナレ「まずとても広いロビーが玄関先にあります。ここを進みましょう。<br>　　　エメザイル魔法学園は全寮制ですので、こちらに全生徒が住んでおります。１階は共同の生活空間、２階３階４階が各クラスの寮、５階が多目的室となっております。ただいまの時刻は早朝ですので、起きている生徒は数人程であります。<br>　　　それでは、ロビーの奥の廊下を進み、階段を登って２階に行きましょう」<br><br>（SE : 階段を登る音）<br><br>ナレ「まず、この２階のクラスの談話室が入った先にあります。ミニキッチン、ダイニングテーブル、暖炉やカーペットがあります。<br>　　　生徒の１人、デクベガ・カンザスがダイニングテーブルで本を読んでいますね。個室へと続く廊下をチラチラと見て、どこか苛々しているようです」<br><br>デクベガ「遅い……。……何度も何度も何度も叱ったのに、いつになったら分かるんだあの馬鹿は……っ！」<br>　　　　「ああもうっ！」<br><br>（SE : どんっ）<br>（SE : 足音→階段を下る音）<br>　<br>ナレ「１階に向かっていってしまいましたね。何をしに行ったのでしょう」<br>ナレ「このモノガタリは、彼が＜何故＞、ソレをしているのか、その前後関係を明らかにするものです。この学校の、デクベガ以外は誰も知らないその謎を、皆様にこっそりご紹介しようということですね。<br>　　　その謎に深く関わる、先程デクベガが＜馬鹿＞と呼んだ人物がこの話の主人公です。では、その＜馬鹿＞がいま何処にいるのか、ご案内いたします。<br>　　　個室へ続く廊下を歩きましょう。木造なので少し足下が軋みますね」<br><br>（SE : ギシギシ足音）<br><br>ナレ「お疲れさまでした。こちらの堅く閉ざされた樫の木の扉の先が、この劇の始まりとなります。それではお客様には自らこの扉を開けて中に入っていただき、この部屋の生徒であるチョウヤン……＜チョウヤン・ハイチュウ＞がどうしているか、ご覧いただきたいと思います。<br>　　　では、どうぞ」<br><br><br>（少し間）<br>（SE : ドア開）<br>（SE : ドア閉）<br><br><br>ナレ「こちらは１人部屋です。部屋の隅にあるベッドで……寝ていますね。<br>　　　白い羽毛布団の中に埋もれるように、すやすやと。<br>　　　では、起きるまで少し待ちましょう」<br><br>（SE : 時間経過）<br><br>ナレ「改めまして、所は２階のチョウヤン・ハイチュウの個室。時刻は朝７時過ぎ。<br>　　　ご覧の通り、部屋の主は……まだ寝ておりました。が」<br><br>チョウ「……ん……あぁ」<br><br>ナレ「起きました。芋虫みたいにちょっとうねってます。<br>　　　と……ぴたりと動きが止まりました」<br><br>チョウ「……っああぁぁぁぁ！？」<br><br>ナビ「がばっと起きました。目覚まし時計を鷲掴みます」<br><br>チョウ「うっそ！！　やっべ……嘘、うわ……うわああぁ……っ」<br>　　　「……もしかしなくても、今朝の食事当番、俺だったあぁ……ッ！」<br><br>ナビ「頭抱えて唸ってますね」<br><br>チョウ「あぁ…やべえ。どうせまたデクベガが行ったよ……どうせ行ったよ！！<br>　　　　うわああぁ……っ。最悪だ、死にたい……」<br>　　　　アイツなんで低血圧なのに朝起きてんだよ！　なんで毎度毎度俺の代わりに当番行くんだよ、なんで毎度毎度それで大激怒すんだよおぉ！！　なんで怒る前に起こしてくんないんだよ！！」<br><br>ナビ「泣きそうになってますね」<br><br>チョウ「こんな人生もういやだあぁ……」<br><br>（SE : ベッドから降りる音）<br>（SE : 足音）<br><br>チョウ「あー……駄目だこりゃ。配膳までもう１０分しかねえ。中途半端な時間に起きちまったなぁ。丁度配膳準備中だし、いま行ってデクベガに俺が叱られたりしてたら他の当番に迷惑かかるし……。はあぁ……もうちょっと早く起きてりゃなぁ……。<br>　　　　適当にトイレとか行って時間潰すか……。叱られるのはせめて当番終わったあとがいいよなぁ……」<br><br>ナビ「ブツブツ言いながら、今日の服に着替えています。<br>　　　この学校には制服がありませんので、みんな服装は別々です。ラフな格好になりましたね」<br><br>チョウ「髪縛るかなぁ……。あー、そういや前にデクベガが……」<br><br>デクベガ「身だしなみはしっかりしろ」<br><br>チョウ「とか言ってたっけ……縛るか」<br><br>ナビ「長い黒髪を縛りました。これでいつものスタイルですね。空気はどんよりしてますが」<br><br>チョウ「あー……行くかー……」<br><br>（SE : ドア開）<br><br>チョウ「あ」<br><br>ナビ「慌ててベッドの脇に戻っていきます。……ああ、靴を履き始めましたね。<br>　　　どうやら履き忘れていたようです」<br><br>（SE : ドア閉）<br><br><br>ナビ「では、トイレから出てくるチョウヤンを廊下で待ち伏せしましょう」<br><br><br>（SE : 時間経過）<br><br>ナビ「所は２階の廊下に移ります。先程から数分経ったでしょうか。ああ、チョウヤンがトイレから出てきましたね」<br>　　「丁度、廊下の先からクラスメイトのヘキサザ・カミュニサが歩いてきました。大きなうさぎの人形を腕に抱えていますね。彼女はいつもこの人形を持っています。なので、チョウヤンも別段その姿には驚きません」<br><br>チョウ「あ。…おはよ、ヘキちゃん」<br>ヘキサザ「おはようです、チョーちゃん」<br><br>ナビ「２人とも無表情です。チョウヤンは気落ちのせいですが、ヘキサザはいつもの通りです」<br><br>ヘキサザ「あたし、知ってます。チョーちゃん、朝食当番でしたよね？」<br>チョウ「いえーい」<br><br>ナビ「無表情でチョウヤンは親指をびっと立ててます」<br><br>ヘキサザ「いつも通り、デクちゃんが行きました」<br>チョウ「いえーい」<br><br>ナビ「泣きそうになってますね。心の何処かで、そうでないことを願っていたんでしょうか」<br><br>チョウ「なんかさ。教会の懺悔室みたいなところを急遽この寮に設置すべきだと思うんだよね俺。俺とデクベガ専用でさ。うん」<br>ヘキサザ「懺悔室、ですか？　……トイレでいいんじゃないですか？」<br>チョウ「トイレ…個室で！？」<br>ヘキサザ「はい」<br>チョウ「ああそれは……駄目だろ！！　どう考えても駄目だろ！？　普通に聴かれるじゃん外にいるヤツに！！」<br>ヘキサザ「でも、他にそれっぽいところないです。懺悔室なんて直ぐ作れません。<br>　　　　　どうするですか？」<br>チョウ「どうするって……ああぁ……。もうやだ」<br>ヘキサザ「御愁傷様です」<br>チョウ「……うん。もういい。俺、なんかもう、いい。うん。いい」<br>ヘキサザ「なんだか、ドレミちゃんみたいです」<br>チョウ「アレと一緒にすんなよ……」<br>ヘキサザ「今朝のドレミちゃんは元気です。談話室にいます」<br>チョウ「え！？」<br><br>ナビ「チョウヤンが驚いたのも無理はありませんね。<br>　　　＜死体少女＞というあだ名を入学１ヶ月で全寮に浸透させたドレミは、生まれは温暖な気候で有名なガン大陸東南地方、イクルムグの街、両親は健在で２人とも元気に飲食店を経営しており、主立った忌まわしい過去も持っていません。にも関わらず、死体みたいなのです。<br>　　　彼女が談話室まで移動しているとは……流石に落ち込みモードだったチョウヤンも、野次馬心に火が点いたようです。直ぐに顔を上げ、談話室の方へと目を向けました」<br><br>チョウ「マジで？　行ってみよ」<br>ヘキサザ「いってらっしゃいです」<br><br>ナビ「うさぎさんの手を左右に振ってますね。無表情のまま」<br><br>チョウ「ヘキちゃんは部屋戻んの？」<br>ヘキサザ「はい。大丈夫です、朝ご飯にはちゃんと行きます」<br>チョウ「そっか。ほんじゃ、また後でな」<br>ヘキサザ「はいです」<br><br>ナビ「ヘキサザと擦れ違って、チョウヤンは談話室に向かって歩いていきます。後を追いましょう」<br><br>（SE : ギシギシ足音）<br><font color="#FF0000"><br><br>ナビ「階段前の談話室に戻ってきました。ダイニングテーブルにいたデクベガの姿はありません。代わりに、暖炉前のカーペットにドレミが横たわっています」<br><br>チョウ「おー。マジでいるー」<br><br>ナビ「チョウヤンが近付く先のドレミは、散乱しているクッションを頭の下に敷いたりもせず、毛布を腹にかけるわけでもなく、ゲームに用いるボードやカードを脇に避けるわけでもありません。<br>　　倒れたゴミ箱に頭を突っ込んで奇怪な姿勢で寝ています。しかし別にドレミの異様な光景は今に始まったことでもないので、チョウヤンは気にしません」<br><br>チョウ「ドレミー、起きてる？」<br><br>ナビ「傍らにしゃがみ、チョウヤンはゴミに埋もれて顔も見えない彼女に話しかけました」<br><br>ドレミ「起きてる……」<br>チョウ「珍しいじゃん、お前が談話室まで来てるとか。今日は世界滅びねぇの？」<br>ドレミ「外の空気が吸いたかったんだよ……」<br>チョウ「それでゴミ箱に顔を突っ込むのかよ。」<br>　　　「あー……ここで力つきたとか？」<br>ドレミ「違う。全然違う」<br>チョウ「んじゃお前の外、ってゴミなの？」<br>ドレミ「違うよ違う違う違う全然違う」<br>　　　「分かってない……チョウりんは全然分かってない」<br>チョウ「よし。解説してくれ」<br>ドレミ「これは外から来たものなんだよ」<br>チョウ「……はぁ」<br>ドレミ「ゴミっていうのはね……全て、外から来たものなんだ。例外は無い」<br>チョウ「そうか？」<br>ドレミ「でも、内から生まれるものなんてなにも無いんだ……」<br><br>（間）<br><br>ドレミ「分かった？」<br>チョウ「分かんねぇほうが幸せかなとは思った」<br>ドレミ「そうだよ。そういうもんだよ。私は与えられたものでチョウりんも私に与えられたもの……だから逃れられはしないよ。ふふ。うふふふ。ふふふふふふふ」<br>　　　「ふふふ、ふ、う、うぐ……けほっ、けほけほっ」<br>チョウ「どした」<br>ドレミ「埃が……」<br>チョウ「そりゃそうだろ」<br>ドレミ「埃が私を殺そうとした……」<br>チョウ「そりゃ大変だ。年中マスクしたほうがいい」<br><br>ナビ「ここが頃合いと思ったんでしょう、チョウヤンは腰を上げました。しかし、」<br><br>ユウ「おーっ！！　マジでいるーー！！」<br><br>ナビ「朝から元気溌剌とした声に、声の出元である個室への廊下を振り返ります。<br>　　　そこには、副委員長のユウ・ムカウがいました。というか既に２人へと駆け寄ってきていました」<br><br>ユウ「おはよチョウちゃん！！」<br>チョウ「あぁおは（遮り）<br>ユウ「おはよードレミー！！」<br><br>（SE : ガサガサ音）<br><br>ナビ「ユウはドレミの足首を掴み、ゴミ箱から引き抜きました」<br><br>ドレミ「何をするー」<br><br>ナビ「特に無抵抗ですが、ドレミは露になった顔を直ぐにカーペットに突っ伏します」<br><br>ユウ「あ！　なんだよードレミ、俺様と話したくないの？」<br><br>ナビ「彼女の肩を掴み、ユウはその体を仰向けにします。顔は横倒しになりました」<br><br>ドレミ「ああ……私の外が蹂躙された……」<br>ユウ「は？　外？」<br>ドレミ「責任をとれこの馬鹿野郎……埋めろ」<br>ユウ「チョウちゃん、なに言ってんのドレミ？」<br>チョウ「俺に振るなよ。知るか」<br>ユウ「まいいや。ドレミー、抱き締めていいー？」<br>ドレミ「やだ」<br>ユウ「よっしゃあああぁ！」<br><br>ナビ「否定が聞こえなかったのか嬉々としてドレミに抱きついたユウ。彼はそのまま楽しげにドレミを両腕で抱き締めたままごろごろとカーペットの上を転がっていき……、<br><br>（SE : どんっ）<br><br>ナビ「と壁に当たって２人とも停止しました」<br><br>ユウ「はぁ……女の子ってほんとやわらけー」<br>チョウ「……俺がなんか言うより、フィエナに任せたほうがよさそうだな。まだこの階にいるだろうし……」<br><br>ナビ「チョウヤンは今度こそ、階段に向かいます」<br><br>チョウ「２人とも、朝飯には遅れんなよ」<br><br>ナビ「返事はありませんでしたが、チョウヤンは気にせず階段前まで行き……下る前に、そっと振り返ります」<br>　　「少し２人を見守っていますね」<br><br>チョウ（ユウはドレミを抱き締めるだけで、特にそれ以上の行為はしない。ドレミの茜色の髪をいやに優しげな手つきで梳くばかりだ。ユウはフィエナ至上主義だし、他の女とのスキンシップがあくまで友愛の表現方法なのは分かってる。というかただの女好き）<br>　　　（ユウのそういうとこ俺嫌いだけど、ドレミに関してだけはやっぱ別だな……。アイツ体大きいし、アイツが抱き締めている間だけドレミがただの１人の女の子だって、体格差で分かる。細い体とか、柔らかそうな肌とか、華奢な肩とか。<br>　　　　アイツの満足げな顔を見ると、ドレミが体温のある人間であると理解できる。<br>　　　　だから俺も、ドレミのこと怖くなったり嫌いにならずに済んだんだ……）<br><br>チョウ「ま。フィエナには怒られるだろうけどな……」<br><br>（SE : 階段降りる音）<br><br>ナビ「チョウヤンはそして、階段を下り１階の食堂を目指します。随分落ち着いたようですね。私達も付いていきましょう」<br><br>チョウ「……っああぁぁ！！　そうだ、当番のこと忘れてた……」<br><br>ナビ「落ち着いたと思ったら、忘れていただけのようですね」<br><br>チョウ「あああ……そうだあぁ。あ、そうだドレミの真似して死体に……なったら、ますます怒るよなぁデクベガ。やめよ……。ここは大人しく怒られるべきだ。そして潔く泣くべきだ。玉砕だ。美しく散るんだ。俺は星になってみせる」<br><br>ナビ「ブツブツ呟いているうちに、１階に着きましたね。<br>　　　丁度、階段の前を他のクラスの生徒が横切りました。パールヴィッヒ・プリゾワール・ゴルゴンです。名前が長いのもあり、パルプというあだ名で呼ばれています。<br>　　　彼がやってきた方向を考え、チョウヤンは声をかけました」<br><br>チョウ「パルプ、何処行ってたんだ？」<br>パルプ「あ。おはよチョウヤン」<br>チョウ「おはよ」<br><br>ナビ「２人は階段前のその場で立ち止まりました。」<br><br>チョウ「あっちの方にゃ薪場しかねぇじゃん。なんかあったの？」<br>パルプ「いや、特になかったよ」<br>チョウ「は？」<br>パルプ「さっき君んとこのノナが向こう行ってさ。そのまんま戻ってきたから、僕もなんかあったのかと思って行ったんだけど」<br><br>ナビ「ノナ、とはチョウヤンと同じクラスの男子生徒、ノナディア・ミクサスのことでしょう。彼が薪場に行くのを見てパールヴィッヒは不自然に思ったようですが」<br><br>チョウ「ノナに聞かなかったのかよ。何してたんだ、ってさ」<br>パルプ「だってノナと僕、夕べ喧嘩してさ」<br>チョウ「はぁ？　マジで？　聞いてねぇぞ」<br>パルプ「僕のタオル、自分のだって言うんだもん。酷いよ」<br>チョウ「あー。そういやノナ……」<br><br>ーーーーーーーーーーー<br>ノナ「僕のタオル誰か知らない！？　無くなったんだけど……あ、ねえチョウヤン知らない？」<br>チョウ「あ？　知らねえよ、洗濯物には出したのか？」<br>ノナ「出したよおおぉ。あ、ねえヘキサザ知らない？　僕のタオル」<br>ヘキサザ「どういうタオルですか？」<br>ノナ「水色と白のストライプの！」<br>ヘキサザ「ああー…あれですね。んー……そういえば、最近見てませんね」<br>ノナ「何処探しても無いんだよおぉ」<br>チョウ「誰か間違えて持ってっちまったんじゃねえの？」<br>ノナ「そうかなぁ？　困るよー、ああー、アレお気に入りだったのに……」<br>チョウ「ただのストライプじゃん」<br>ノナ「手触りが凄い良いんだよ！　見つかったら触らせてあげるからっ」<br>チョウ「いや別に良いよ」<br>ヘキサザ「あたしには、触らせてください」<br>ーーーーーーーーーーー<br><br>チョウ「うん。タオルが無くなったとかロビーで騒いでたな。一昨日ぐらい。感触が良くてお気に入りなんだとか……」<br>パルプ「それそれ」<br>チョウ「はぁん……で、お前が持ってったんじゃないかって？」<br>パルプ「そう。絶対違うのに。僕名前書いてあるんだ、自分のタオル。なのにノナ、ノナディアって名前消して上からパールヴィッヒって書いたんでしょってさ。酷いと思わない？」<br>チョウ「お前も災難だったなぁ。ノナって変なとこで思い込み激しいよな」<br>パルプ「もー。それで大喧嘩。僕のタオルだから！って押し切ったけど、まだ喧嘩状態だよ」<br>チョウ「ふぅん。しっかし、じゃあノナのタオルは何処行ったんだろな、結局。<br>　　　　っつか薪場になにしに行ったんだろな？」<br>パルプ「知らないよ。どうでもいい」<br><br>ナビ「じゃ気になって見に行ったりしねぇだろ。とチョウヤンは思いましたが、ぷいっとそっぽを向いたパールヴィッヒの横顔を見て口を噤みます」<br><br>チョウ（パルプって普段大人しいのに、へそを曲げるとしばらく根に持つタイプだからな。わざわざトラバサミ踏みたくねえし……それに、他人の矛盾は気にするわりに、自分の矛盾は気にしねえ質だしな。言ってることオカシイのは今更か。<br>　　　　薪場のことはあとでノナ本人に聞こう）<br><br>チョウ「ま、ここで考えても仕方ねえし。朝飯行くか」<br>パルプ「うん」<br><br>ナビ「２人連れ立って、廊下を歩き出しましたね。後ろを付いていきましょう」<br><br>（SE : ギシギシ足音）<br><br>ナビ「ほんの少し先にあった食堂には、直ぐ着きました。両扉に先には、全生徒が一同に介した食事がとれる、広い空間があります。その食堂の中では、食事の配膳が始まろうとしていました。<br>　　　中を覗き込んだ２人のうち、チョウヤンは直ぐに顔を青ざめさせました。おたまを握っているのはどう見ても天敵のデクベガです」<br><br>チョウ（ああ、いよいよ叱られる……このままスルーしてロビー出て外出て林へと駆け出してしまいたい……）<br><br>ナビ「たまらず立ち止まったチョウヤンを」<br><br>パルプ「え。あれ、どうしたのチョウヤン？」<br><br>ナビ「中に入ろうとしたパールヴィッヒが振り返ります」<br><br>チョウ「ん……あの……」<br>パルプ「ん？　うん」<br>チョウ「……俺、朝食当番だったんだよね……」<br>パルプ「え！？　あ、またデクベガくんに？」<br>　　　「うわあ。なーにやってんのチョウヤン……何回叱られたら気が済むのさ？」<br>チョウ「うん……」<br>パルプ「まぁ、頑張って。僕は助けらんないし」<br>チョウ「うん……」<br>パルプ「元気だしてよ。泣きそうなの？　僕、傍についてようか？」<br><br>チョウ（＜助けらんないし＞って言った途端それかよ……。そういうこと言われると泣きそうになるだろお……）<br><br>ナビ「ぐっと堪え、我慢するチョウヤンです」<br><br>チョウ「ありがと。……だいじょぶ。俺、もうちょい時間潰すわ。いま並んだらデクベガになんか言われて他のヤツに迷惑かけるし」<br>パルプ「それはデクベガくんの方が悪いんだし、みんなチョウヤンのせいだとは思わないって」<br>チョウ「でも迷惑かけんのは一緒だろ。俺、ロビーにいるわ」<br>パルプ「チョウヤン」<br>チョウ「ありがと、パルプ」<br><br>ナビ「手を振って、チョウヤンは食堂には入らず廊下を進み続け、玄関前のロビーに向かいます。パールヴィッヒは気にしながら食堂に入りましたが、私達はチョウヤンを追いましょう」<br><br>（SE : ギシギシ足音）<br><br>ナビ「玄関ドアの脇にある応接間のような一画に向かいました。ソファに座りましたね」<br>　　　<br>チョウヤン「はぁ」<br>　　　　　「ほんとなー。もう駄目だなー俺って。どうしたらいいんだろうなー。っつーかあの目覚まし時計、もっと五月蝿く鳴ってもいいのになー。あ、でもそしたら周りの部屋にまでちょい迷惑かー」<br>　　　　　「あーあ、デクベガの説教こえーなぁ。でも俺のこととかも思って言ってくれてんだろーし、素直に受け入れなきゃなー。説教だけで何か押し付けてくるってわけでもねぇんだし、ねぇー？」<br><br>ナビ「ソファの背もたれに身を預け、すっかり自己嫌悪モードです」<br><br>チョウ「あーあ、もうやだ。やーだやだやだ」<br>デクベガ「こっちの台詞だ」<br><br>ナビ「件の人物の声に、びくっと肩を震わせました。<br>　　　チョウヤンがぱっと振り返る先。ソファまで既に５歩といった位置に立つその少年は、眼鏡の奥の鋭利な眼でチョウヤンを見つめています。先程までおたまを握っていたデクベガです」<br><br>チョウ「うあ」<br>チョウ（なんでいるんだよおおおぉぉ！！　当番はどうしたああぁぁ！！）<br><br>ナビ「チョウヤンは身を起こし、思いっきり顔を歪めました。<br>　　　デクベガのほうは冷たい表情のまま、別のソファに近付いて腰掛けます。足を組みました。<br>　　　ついでに腕組みもして、彼はチョウヤンを睨みます」<br><br>デクベガ「で。言い訳は？」<br>チョウ「……ありません」<br><br>ナビ「泣くのを聞かれるのは嫌がっていましたから、ここは見ないでおいてあげましょう。<br>　　　さて。いつもよりは短い２０分の説教時間のあと、食事がありました。そのあとは学生らしく、彼らには授業があります。<br>　　　校舎は林を抜けた先にあります。こちらも木造ですが作りはしっかりとしたものですよ。それではその教室まで、ご案内いたします」<br></font><br>（SE : 時間経過）<br><br>（SE : 引き戸を開ける音）<br>（SE : 引き戸を閉める音）<br><br>ナビ「こちらが教室です。木造の机と椅子、そして黒板。窓から覗くのは土の校庭と、その先に林。林の上に覗く空は青色です。今日は秋晴れのようですね。<br>　　　授業前ですが、既に到着しているメンバーを先にご紹介しましょう。まずは泣き顔を冷たい水で直したチョウヤン・ハイチュウ、そして何故か朝薪場に行っていたノナディア・ミクサス、女好きのユウ・ムカウ。そして死体少女のドレミですね。彼女は机に突っ伏しています。<br>　　　それでは、黒板の前からでも教室の半ばからでも、お好きなところから会話に耳をそばだててみてください」<br><br>チョウ「へぇ。朝起きたら部屋に枝がねえ？」<br>ノナ「うん。窓開けっ放しで寝ちゃったから、それで入ってきちゃったんだと思う」<br>ユウ「昨日はけっこー風強かったしなー」<br>チョウ「それでノナは薪場に枝を捨てに行った、と」<br>ノナ「そうそう」<br><br>ナビ「薪場のことを話していますね。チョウヤンとノナディアは席についていますが、ユウは黒板にラクガキをしています」<br><br>チョウ「で、タオルは見つかったのか？」<br>ノナ「それがまだで……もう諦めようかな」<br>チョウ「お気に入りだったんだろ？　俺も手伝おうか？」<br>ユウ「ユウちゃんも手伝うぞー？」<br>ノナ「ありがとー。でももう心当たり無くってさ……はぁ」<br><br>（SE : 引き戸を開ける音）<br>（SE : 引き戸を閉める音）<br><br>ナビ「クラスメイトが１人入ってきました。ああ、ヘプテクス・ガレヲルトです。既に荷物が教室内にあるので、いま寮から来たというわけではないでしょう。<br>　　　彼はチョウヤンの隣りの席なので、そちらに向かいます。チョウヤンも迎えました」<br><br>チョウ「テックス、どっか行ってたのか？」<br>テックス「ああ、トイレだよ。っつーかもう、朝から勘弁しろよチョウ……デクまじうっせぇ」<br>チョウ「いや。ほんとワリぃ。ごめん」<br>テックス「もー。っつーかデクもデクだよ。俺よく知らねぇけど、なんでアイツお前のこと起こさねぇの？　当番だって分かってんなら黙って代わるんじゃなくて起こせばいいだろーが。ふざけんなよ。俺だったら起こすぜ？」<br><br>ナビ「年中寝不足のヘプテクスは、今朝のデクベガの不機嫌っぷりのせいで虫の居所が悪いようですね」<br><br>チョウ「俺も知らね。聞いても＜そんなことより＞とか言われて超怒られるし」<br>テックス「意味分かんね。っつーか誰か起きてるヤツ、デクに言わねぇの？　チョウ起こせばいいじゃん、って」<br>ユウ「あー。俺様もそれ言ったことあるんだけど」<br><br>ナビ「黒板にラクガキをしたまま、ユウが答えます」<br><br>ユウ「それは駄目だとか言うんだよ。理由聞いてもなーんも無しで、とにかく駄目だの一点張りでさ。だったら俺様が起こしてやろう！っつっても＜それも駄目＞、だったぞ？」<br>テックス「なんだよそれ。意味分かんねぇ」<br>ノナ「チョウが自分で起きられるように、っていう親心みたいなのじゃないの？」<br>チョウ「俺もそう思ってた」<br>テックス「あー、ありそうだな……」<br>　　　　「でもそーだよなぁ。チョウが自分で起きりゃ問題ねーんだよ」<br>チョウ「だぁらごめんって」<br>テックス「もっと問題ねーのはデクが起きなきゃ問題ねーんだよ」<br>ユウ「いや、それは逆だと思うぞ」<br><br>ナビ「目の下に隈を作っているヘプテクスは、瞼を数度開閉させました」<br><br>テックス「あ？　ん？　俺、なんか変なこと言った？」<br>ユウ「テックス、昨夜も勉強しまくってたのか？　偉いけど体に悪いと思うぞ？」<br>テックス「っせぇよ。っつーかお前、それなに書いてんの？　巨大なひょうたん？」<br>ユウ「違う！！　分からないか！！」<br><br>（SE : ばんっ）<br><br>ナビ「ユウは突然、くるりと振り返って教卓を叩きました。その音に驚き、ドレミがはっと起き上がります」<br><br>ユウ「これは！！」<br><br>（SE : ばんっ）<br><br>ユウ「ブラジャーだ！！」<br><br>ナビ「最後に彼は拳を堅く握りしめました。誰も反応しない中、ドレミは授業だと勘違いしてノートにユウの描いたブラジャーを書き写し始め」<br><br>ノナ「違う……ドレミちゃん……違うよ……」<br><br>ナビ「ノナディアが笑うのを堪えて口を抑えつつ、彼女を引き止め始めます」<br><br>ドレミ「え？　違う……？」<br>ノナ「うん、違う。違う違う」<br>ドレミ「そう……。新種のモンスターなのかと思ったのに……」<br>チョウ「ブラジャーモンスターかよ……」<br><br>テックス「消せ！！！　フィエナに殺されんぞ！！！」<br>ユウ「ええええ！？　なんでだ！　こんな超大作を！？　しかもまだ未完成だぞ！？」<br>テックス「消さねえなら俺が消すからな！！　おら、そこどけ！！」<br>ユウ「どかせるものならどかしてみろ！　実技成績ナンバー１の俺様を倒せるか！？　ブラジャーのためならテックスなんか背負い投げちゃうぞ！！」<br>テック「だああぁぁくそ！！　ンなもんより友人の健康を労れよ！　俺は昨日マジで寝てねえんだよこの野郎！！」<br>ユウ「うーん。そんなコト言われても、寝不足はユウちゃんのせいじゃないからなー」<br>テックス「そうだけどうぜえんだよ！！　あああ、フィエナ来ちまうだろうがあ！！」<br>チョウ「……あーあ。また最初１５分間は授業にならねえのか、これで……」<br>ドレミ「ユウユウは、絵画のセンスだけはいいよね…チョウりん」<br>チョウ「え？　あ？　え、あれが？」<br>ドレミ「そう……こぉーんな感じ……ふふふふ」<br>チョウ「はぁ……」<br><br>（SE : 引き戸を開ける音）<br>（SE : 引き戸を閉める音）<br><br>ヘキサザ「あれ？　ユウちゃん、なにしてるんですか？」<br>ユウ「きゃーっ！！　ヘキちゃん見て見て、俺の芸術作品！！」<br>ヘキサザ「……えーと……あ。コブラですか？」<br>テックス「コブラには見えねえだろ！？　ってかヘキサザ、フィエナは？」<br>ヘキサザ「もう直ぐデクちゃんと一緒に来ますよ」<br>テックス「わああぁ！　一刻を争う！！」<br><br>ナビ「２階のクラスの授業風景としては、それはほとんど日常的なことなのでした」<br>　　「その後、ヘキサザやデクベガと共に委員長のフィエナが訪れ副委員長のユウを魔法で圧倒して叱りつけた後、授業が始まります。１時間目の授業の担任はシノ・シャウティ。彼は時間にはルーズな性格なので特に気にしません。滞りなく授業を進め、そして鐘が鳴りました」<br><br>（SE : 鐘）<br><br>シノ「今日の授業はここまでとする。レポートは来週の昼休みまでに提出すること。以上」<br><br>（SE : ガタガタ）<br><br>ナビ「次の授業が屋外でのミル・ナナヤ・スーによる訓練であるため、みな忙しげに席を立ち始めます」<br>　　「シノはそんな中、１人の生徒に目を留めます」<br><br>シノ「デクベガ」<br>デクベガ「はい」<br>シノ「ちょっとこっちに来い」<br>デクベガ「え？　……はい」<br><br>ナビ「デクベガが教卓に近寄り、２人はその脇で立って向かい合います」<br><br>デクベガ「……なんですか、先生」<br>シノ「チョウヤンが当番に寝坊したとき起こさないのは何故だ？」<br>デクベガ「はい？」<br>シノ「今朝、そのことでチョウヤンを叱るためにパールヴィッヒと配膳の仕事を交代していただろう」<br>デクベガ「気付いてましたか」<br>シノ「パールヴィッヒに聞いた」<br><br>ーーーーーー<br>シノ「おい、パールヴィッヒ。なぜ俺のクラスの生徒は誰も当番をしていないんだ？」<br>パルプ「あ。先生……」<br>シノ「当番を代わるなら極力クラス内でと言っていたはずだ。元々の当番は誰だ？」<br>パルプ「元々は、チョウヤン……ですけど」<br>シノ「ですけど？」<br>パルプ「……えっと。デクベガくんと、代わったんです」<br>シノ「デクベガと？　アイツも当番じゃ……ああ。チョウヤンがまた寝坊したのか……」<br>パルプ「はい。デクベガくん、いまロビーでチョウヤンのこと叱ってて」<br>シノ「なるほどな……。はぁ。<br>　　　すまんな。俺のガキどもが世話になって」<br>パルプ「いえ。あの、僕は全然大丈夫なので」<br>シノ「いや、悪い。おいテックス、こっちに来い！　パールヴィッヒと代われ！」<br>テックス「なんで俺が！？」<br>シノ「お前は苦労人だから、貧乏くじ役には馴れてるだろう」<br>テックス「先生やめてそれ凄い酷い」<br>シノ「いいからパールヴィッヒと代われ」<br>テックス「う。はあい……。……ごめんな、パルプ」<br>パルプ「あ、ううん……ごめん、なんか」<br>テックス「後はひぃ、ふぅ、みぃ……オッケー、やっておくよ」<br><br>（SE : ギシギシ足音）<br><br>シノ「……しかし、解せんな。<br>　　　パールヴィッヒ。なぜデクベガはチョウヤンを起こさないんだ？」<br>パルプ「さあ……？　誰も知らないみたいです」<br>シノ「チョウヤンもか？」<br>パルプ「はい」<br>シノ「そうか……分かった。席に戻っていろ。<br>　　　俺は２人をロビーから呼んでくる」<br>パルプ「はい」<br>ーーーーーーーーーーーーーー<br><br>シノ「お前達を朝食に呼びに行く前に、な」<br>デクベガ「なるほど」<br>シノ「で、何故だ」<br>デクベガ「……最初の時に、起こそうとしたんですが」<br>シノ「あぁ」<br>デクベガ「その時に気付いたんですが」<br>シノ「あぁ」<br>デクベガ「チョウヤンは、寝るとき裸になるんです」<br>シノ「あぁ……あ？」<br><br>ナビ「デクベガは言いにくげに、眼を逸らします」<br><br>デクベガ「俺はすぐに叩き起こそうと思って毛布を一気に剥いでしまったので……見てしまったわけです」<br>　　　　「俺はそれからユウが起こそうとするのを不自然に止めました。これでチョウヤンが寝るとき裸になることを他の誰かが知れば、俺がチョウヤンの裸を見たことがばれてしまいます」<br>　　　　「だから俺はもうチョウヤンを起こしませんし、誰にもチョウヤンを起こさせません。ドアをどれだけ叩いても、水時計の鐘で起きないチョウヤンはやはり目覚めませんでしたから」<br><br>シノ「……なる、ほど」<br><br>ナビ「シノは視線を上げ、荷物をまとめ終えたチョウヤン・ハイチュウを見ます。<br>　　　黒い長い髪を後ろで無造作に縛った彼女は、粗暴な口調に似合わず可愛らしい面立ちをしています。ヘキサザとオシャベリをしながら、教室の出入り口に向かって歩いていきました。<br>　　　その姿を眼で追うのをやめ、シノはデクベガを見下ろします」<br><br>シノ「しかし、あまり怒ってやるな。チョウヤンだって怒られるぐらいなら起こして欲しいはずだ。他の方法を考えろ、流石に哀れだ」<br>デクベガ「……起こす方法を考えようとすると、どうしてもチョウヤンに俺が裸を見たことがばれてしまいます。俺は起こそうとしただけで落ち度は無いはずなのに罪悪感に苛まれるのは我慢ならないので、あの出来事は記憶の彼方に葬り去って無かったことにしたいんです。しかし、起こせばどんな形であればれてしまう。だから俺は強く叱っているんです。チョウヤンが時間通りに問題無く起きれば、それが一番の解決策ですから」<br><br>ナビ「デクベガは、目礼しました」<br><br>デクベガ「でも、彼女が起きなかった場合の良い案がまだあるかもしれないので、それについてはこれからも考えます。次の授業があるので、これで」<br><br>ナビ「他の寮員と共にデクベガも教室を去って行きます。<br>　　　１人残されたシノは教卓に両肘をつき、溜め息をつきました」<br><br>シノ（じきに研修旅行だから、その時にチョウヤンが寝るとき裸になることは女子の間で嫌でも知れ渡るはずだが……。<br>　いや。しかしヘキサザやドレミは問題視しそうにないし……フィエナはプライバシーには口が堅そうだし。もしかして、３人ともチョウヤンの癖は既に知っていて、そのうえで黙っているのかもしれない……。その場合、デクベガの＜事故＞のことまで気付いているのだろうか……。<br>　どうなのだろう……分からない）<br><br>ナビ「シノはそう思いましたが、それをデクベガに伝えるべきかどうか……シノには単独で判断しかねる繊細な難題であるように思えました。<br>　　　彼はまだ、教師になって１年目の５ヶ月目。子供の心はまだまだ分かりにくいものだったのです」<br>　　「さて。それでは謎が解けましたところで、ここで終幕したいと思います」<br><br>（SE : 終幕）<br><br>ナビ「皆様少しでも楽しんでいただけましたでしょうか。最後に、キャストを紹介したいと思います」<br><br>（紹介）<br><br>ナビ「キャスト皆様、しがない物書きに快くご協力くださいまして本当にありがとうございました。お疲れさまでした。<br>　　　そしてここまで聞いてくださった皆様、心より御礼申し上げます。<br>　　　それでは」<br><br><br><br>全員「おしまい」<br><br><br>fin<br>---------------------------------------
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<pubDate>Sun, 28 Nov 2010 05:52:15 +0900</pubDate>
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<title>準備準備</title>
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<![CDATA[ よし！！　締め切ったし、ちゃんとしっかり準備しよう。<br>と思って（SEとか録らなきゃあぁ、他には何が必要なのかしらあぁ？）とか考えまして。<br><br>うっかりしてました。<br>声劇って絵が要る……っつーか、描写ほとんど無いんだから絵っていうか挿絵っていうかがあった方がいいんですね……！！<br>（ちょお待てええ！！　私にそんな能力は無い！！！）<br>と思いましたが、流石になんか誰か頼めるツテがあるわけでもなく。<br><br>ものっすごい下手なんですが、とりあえず３人だけ……描いてみました。実際の挿絵は白黒だと思いますが……。<br>お絵描き掲示板クオリティですいません。私のパソコン絵を描くソフト入ってなくて、ちゃんとしたのは父パソで描くしかないんですが、なにぶん使える時間がほとんどなく……；；<br><br>とか言い訳ばかりですが、こんな感じです。<br><br><br>「ヘプテクス・ガレヲルト」<br><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20101128/00/ayumu2424/64/ac/j/o0400040010885356400.jpg"><img src="https://stat.ameba.jp/user_images/20101128/00/ayumu2424/64/ac/j/t02200220_0400040010885356400.jpg" alt="あゆむの声劇置き場-ヘプテクス" width="220" height="220" border="0"></a><br>年中寝不足の子です。<br><br>「チョウヤン・ハイチュウ」<br><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20101128/00/ayumu2424/0a/a5/j/o0400040010885356399.jpg"><img src="https://stat.ameba.jp/user_images/20101128/00/ayumu2424/0a/a5/j/t02200220_0400040010885356399.jpg" alt="あゆむの声劇置き場-チョウヤン" width="220" height="220" border="0"></a><br>イントネーションで人を惑わせる名前を持つ子です。<br><br>「ドレミ」<br><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20101128/00/ayumu2424/09/e6/j/o0400040010885356398.jpg"><img src="https://stat.ameba.jp/user_images/20101128/00/ayumu2424/09/e6/j/t02200220_0400040010885356398.jpg" alt="あゆむの声劇置き場-ドレミ" width="220" height="220" border="0"></a><br>入ってあげてください。<br><br><br><br>こんな感じで許してください……orz<br>ちなみにですけど、ちゃんとしたパソコン使って本気付近出すとこんな感じです。<br><br>これ描いたの大分前ですがっ！！<br><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20101128/00/ayumu2424/81/e5/j/o0640028010885405613.jpg"><img src="https://stat.ameba.jp/user_images/20101128/00/ayumu2424/81/e5/j/t02200096_0640028010885405613.jpg" alt="$あゆむの声劇置き場" width="220" height="96" border="0"></a><br><br><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20101128/00/ayumu2424/55/68/j/o0640028010885405610.jpg"><img src="https://stat.ameba.jp/user_images/20101128/00/ayumu2424/55/68/j/t02200096_0640028010885405610.jpg" alt="$あゆむの声劇置き場" width="220" height="96" border="0"></a><br><br>同じシリーズで描いたヤツ。当時は結構真面目に描いてました。<br>カラーで描くならこの絵柄とか塗りになると思います……。水彩がしがしは時間かかり過ぎる。
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<link>https://ameblo.jp/ayumu2424/entry-10720286976.html</link>
<pubDate>Sun, 28 Nov 2010 00:19:06 +0900</pubDate>
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<title>【腕試しにいかが？】オリジナルショートストーリー【CV募集！】</title>
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<![CDATA[ こえ部のほうでCV募集しているショートストーリーです。<br><br>＜予備知識＞<br>とある世界のとある全寮制の魔法学校ですが、ショートストーリーに関係あるのは全寮制の学校ということだけで魔法とか出てきません。<br>また、同寮、他寮と出てきますが寮＝クラスみたいな認識で全然間違ってないです。リーダー、副リーダーは委員長と副委員長ポジションです。<br>年齢は、生徒は１５～１８。教師（シノ）は２８くらいです。<br><br>ではどうぞ！<br><br><br>＜本文＞<br><br><br>　朝起きたら、今朝の食事当番が自分だったことを思い出して、それから時計を見て、うああサボっちまったと思ってチョウヤン・ハイチュウはベッドの中で悶絶した。<br>　どうせデクベガあたりが悪辣な文句を周囲にまき散らしながら、代わりに行ってくれただろう。ヤツは低血圧であり寝起きは悪い、にも関わらずなぜか無理矢理朝起きて早朝から不機嫌を寮中に轟かす迷惑な男だ。だったら寝てろよまだ早いんだし、といつもチョウヤンは思う。不機嫌な時間は授業が始まるまで続くため、朝食後に散々罵詈雑言を浴びせ「二度と代わってやらない」とか言いつつもこれまでチョウヤンがこのようにサボってしまったときデクベガが朝食当番を交代してくれた回数はゆうに両の手を合わせても足りない。<br>　ああ、まぁたあの眼鏡の奥の半月卵な眼で睨まれながら悪態を零されなきゃならねぇのか……。<br>　布団の温もりのもと、窓から漏れる朝日がかすかに感じられる程度の暗澹の中、チョウヤンは思う。<br>「っつーか……」<br><br>　起こせよ。<br><br>　両手でシーツを押し、体を起こす。毛布が背中を滑って脇に落ちる。ついでにぼさぼさの長い黒髪が剥き出しの肩を擦っていき、不意に痒くなったので少し伸びた爪で引っ掻いた。<br>　ベッドの中で座り、少し赤くなったその肌を、ぼんやり見つめる。<br>　１人部屋のチョウヤンのドアの向こうから、寮友の誰かのものであろう足音がした。誰だろう。どちらにせよ顔を出せば朝食当番のことを指摘されて、ついでにデクベガのことでまた「不機嫌にさせないでよただでさえ怖いんだから」と苦言を刺されるに違いない。自分が悪いのだから言い返すつもりは無いものの、避けられるものならば避けたい。<br>　手を伸ばして、水時計を掴みもう一度時刻を確認する。<br>　あー……駄目だこりゃ。<br>　もう配膳まで１０分ほどだった。いま行ってデクベガが眉を吊り上げることになれば、他の当番に迷惑をかけるだろう。もう少し早く起きていれば、叱られたあとでもまだ仕事を手伝えただろうが。<br>　ああ、中途半端な時間に起きちまったなぁ。<br>　溜め息を吐き、また肩を掻きながら素足で床に立つ。ぺたぺたと音を鳴らして椅子に向かい、昨晩用意していた服を手早く身に付ける。<br>　備え付けの質素な姿見を見て、髪を縛ろうかどうか一瞬悩んで、「身だしなみをしっかりしろ」というかつてのデクベガの言葉がやけにリアルに脳内に響き、慌てて机の引き出しをひく。少し立て付けが悪い引き出しは多少がたついた。<br>　机の正面に隣接する窓。そこから差し込む陽光に照らされた輪ゴムの色は、エンジ色。<br>　指先で摘んで、乱暴に髪を結ぶ。<br>　踵を返して窓に背を向け、ドアに映る自分の影を見る。<br>「………」<br>　あーあ……今日は出だしからマジでサイアクだ。<br>「行くかー……」<br>　トイレとか行けば時間潰しにゃなるだろ……。<br>　ぺたぺたと自身の影に歩み寄り、ドアノブに手をかけて、ガチャと引き開ける。<br>「あ」<br>　思い出して、ドアを開けたままベッドの脇に早足で戻った。<br><br>　靴を履き忘れた。<br><br><br><br><br>　チョウヤンはトイレを済ませて廊下に出た途端、ヘキサザ・カミュニサにばったり遭遇した。<br>　彼女は比較的マシな方だ、と思いつつチョウヤンは「おはよ、ヘキちゃん」と人形のように可愛らしいその姿に声をかける。ヘキサザは今朝も大きなうさぎの人形を腕に抱いていた。チョウヤンは時々人形のほうがヘキサザの本体なんじゃ、と首を傾げることがある……それほどヘキサザは人形との別離を頑なに拒む。<br>「おはようです、チョーちゃん」<br>　ヘキサザは酷薄な表情で答えてきた。別に愛想が無いわけではないのだが、感情が顔の筋肉まで伝わらない……それが彼女である。<br>　チョウヤンも笑顔で挨拶をしたわけではないが、これは単純に気落ちしているからだった。ヘキサザの場合は別に不機嫌なわけでもないだろう。<br>「あたし、知ってます。チョーちゃん、朝食当番でしたよね？」<br>「いえーい」<br>　無表情でチョウヤンは親指を立てて彼女の言葉に応える。<br>　ヘキサザはうさぎの首を絞めるように腕を手前に引きつつ、<br>「いつも通り、デクちゃんが行きました」<br>「いえーい」<br>　チョウヤンは泣きたくなってきた。<br>「御愁傷様です」<br>「……うん。もういい。俺、なんかもう、いい。うん。いい」<br>　なにが＜いい＞のか自分でもよく分からない。今日怒鳴られたら自分は本気で泣いてしまうかもしれない。叱られるときは誰の目も届かないところがいい。教会の懺悔室みたいなところを急遽この寮に設置すべきだ。<br>　ヘキサザは少し笑ったようだった。<br>「なんだか、ドレミちゃんみたいです」<br>「アレと一緒にすんなよ……」<br>　死体少女のことを思い出して、また心がどんよりと曇った。<br>　ヘキサザは言う。<br>「今朝のドレミちゃんは元気です。談話室にいます」<br>「え！？」<br>　それはまた意外だった。<br>　＜死体少女＞というあだ名を入学１ヶ月で全寮に浸透させたドレミは、生まれは温暖な気候で有名なガン大陸東南地方、イクルムグの街、両親は健在で２人とも元気に飲食店を経営しており、主立った忌まわしい過去も持っていない。<br><br>　にも関わらず、死体みたいである。<br><br>　そんな彼女が談話室まで移動しているとは、これ如何に。<br>　チョウヤンの没した心中に俄かに野次馬心がふつふつと沸き上がった。<br>「マジで？　行ってみよ」<br>「いってらっしゃいです」<br>　ヘキサザがうさぎの手を左右に振る。<br>「ほんじゃ、また後でな」<br>「はいです」<br>　すれ違い、チョウヤンは廊下を歩いた。個室のある廊下の中央から伸びるこの廊下は短く、左右にはトイレと倉庫の扉がそれぞれ１つあるだけ。窓が無いので朝は薄暗いが、談話室の方がその分明るく見えてチョウヤンはこの光景が少し好きだった。<br>　板張りの床は、チョウヤンの体重を受けて一歩ごとに僅かに軋む。<br>　１０歩と少しを経て談話室に辿り着き、チョウヤンは直ぐに右手を見た。左手のほうは机と椅子と、そしてミニキッチンがある……が、まさかドレミが＜椅子に座る＞なんて大義なことをするわけがない。右手にある温かなカーペットの上に寝転がっているだけだろう。散乱しているクッションを頭の下に敷いたりもせず、毛布を腹にかけるわけでもなく、ゲームに用いるボードやカードを脇に避けるわけでもなく。<br>　チョウヤンの、そんな予測通り。<br>「おー。マジでいるー」<br>　ドレミは死体のように倒れていた。<br>　その姿勢は＜寝ている＞や＜横になっている＞といった表現をするには口を歪めずにはいられないほど、＜不自然＞である。横倒しになったゴミ箱の口に頭が半ば埋まっているのが特に目を引く。<br>「ドレミー、起きてる？」<br>　傍に近寄り、チョウヤンは膝を折ってしゃがんだ。リーダーが好んで選び購入したカーペットは彼女の故郷特有の織物で、美しい幾何学模様が暖色系の毛糸に編み描かれている。そのカーペットの上に散乱するゴミと、そのゴミ箱に顔を突っ込んでいる少女。左足が右足をまたいで立っており、両手は組まれ頭上に投げ出されている。<br>　なんの儀式だ、とチョウヤンは入学当時彼女の奇行に対し顔を青ざめさせたものだが、見慣れてくるとなんかもう一種のイベント扱いである。<br>　これまで何度も目撃してきた通り、ドレミは死体にしては起きていた。<br>「起きてる……」<br>「珍しいじゃん、お前が談話室まで来てるとか。今日は世界滅びねぇの？」<br>「外の空気が吸いたかったんだよ……」<br>　それでゴミ箱に顔を突っ込むのか。<br>「で、ここで力つきたとか？」<br>「違う。全然違う」<br>「んじゃお前の外、ってゴミなの？」<br>「違うよ違う違う違う全然違う」<br>　ドレミはゴミの中からくぐもった声を零す。<br>「分かってない……チョウりんは全然分かってない」<br>「解説してくれ」<br>「これは外から来たものなんだよ」<br>「……はぁ」<br>「ゴミっていうのはね……全て、外から来たものなんだ。例外は無い」<br>「そうか？」<br>「でも、内から生まれるものなんてなにも無いんだ……」<br>「………」<br>「分かった？」<br>「分かんねぇほうが幸せかなとは思った」<br>「そうだよ。そういうもんだよ。私は与えられたものでチョウりんも私に与えられたもの……だから逃れられはしないよ。ふふ。うふふふ。ふふふふふふふ」<br>　彼女が笑うと、ゴミも小刻みにカサカサと揺れ動く。<br>「ふふふ、ふ、う、うぐ……けほっ、けほけほっ」<br>「どした」<br>「埃が……」<br>「そりゃそうだろ」<br>「埃が私を殺そうとした……」<br>「そりゃ大変だ。年中マスクしたほうがいい」<br>　これまでかな。<br>　チョウヤンは彼女は自分とは少しずれた世界の生き物だと思っているので気にせず腰を上げかけたが、<br>「おーっ！！　マジでいるーー！！」<br>　朝から元気溌剌な声に振り返る。<br>　見れば、副リーダーのユウ・ムカウが既にこちらに駆け寄っていた。やおらドレミの両足首を掴み、「おはよードレミー！！」とゴミ箱から引き抜くようにカーペットの上を引きずる。<br>「何をするー」<br>　ドレミの声がゴミの中から抜け出て、聴き取りやすくなった、とチョウヤンが感じたのも少しだけ。俯せになった彼女の顔から漏れる言葉はさらにカーペットに吸収されることになった。<br>「あ！　なんだよードレミ、俺様と話したくないの？」<br>　彼女の肩を掴み、ユウはその体を仰向けにする。顔は横倒しになった。<br>「ああ……私の外が蹂躙された……」<br>「は？　外？」<br>「責任をとれこの馬鹿野郎……埋めろ」<br>「チョウちゃん、なに言ってんのドレミ？」<br>「俺に振るなよ。知るか」<br>「まいいや。ドレミー、抱き締めていいー？」<br>「やだ」<br>「よっしゃあああぁ！」<br>　否定が聞こえなかったのか嬉々としてドレミに抱きついたユウ。２人とも半袖に長ズボンのルームウェアという軽装さだったが気にした風もなく、ユウはそのまま楽しげにドレミを両腕で抱き締めたままごろごろとカーペットの上を転がった。<br>　どん、と壁に当たって２人とも停止する。<br>「はぁ……女の子ってほんとやわらけー」<br>　不意にユウが恍惚げに漏らした。<br>「２人とも、朝飯には遅れんなよ」<br>　自分が何か言うより、この後ここを通り過ぎるであろうリーダーの方がより適切な対処をしてくれるだろう。<br>　今度こそ立ち上がり、階段に向かいかけて立ち止まり、もう一度２人に振り返る。<br>　ユウはドレミを抱き締めるだけで、特にそれ以上の行為はしない。ドレミの茜色の髪をいやに優しげな手つきで梳くばかりだ。彼はフィエナという心を決めた女性がいるので、他の女性とのスキンシップはあくまで友愛の表現方法なのだろうとチョウヤンは思う。というかただの女好き。<br>　チョウヤンはユウのそんなところに良い気がしないのだが、しかしドレミに関してだけは別だった。<br>　ユウがドレミを抱き締めているのが、チョウヤンは好きだった。<br>　ユウは体が大きい。彼が抱き締めている間だけ、ドレミがただの１人の女の子であると、その細い体や柔らかな肌や華奢な肩から窺える。<br>　ユウの充足した顔を見ると、ドレミが体温のある人間であると理解できる。<br>　ドレミはここにいていいのだ。誰に排斥されることもない個人として。<br>　受容の光景は、チョウヤンにとって安らぎだった。自分勝手な見方だが。<br>　だからチョウヤンは何も言わず眼を細めて、そのまま談話室を立ち去った。<br><br>　そして、階段を数段降りてから朝食当番をサボったことを電撃的に思い出し、ドレミの真似をして死体になってみようか１階に降りるまで本気で検討した。<br>　……が、ますますデクベガを怒らせるだけに過ぎないという結論に達し、当初の方針は変えないことにした。<br>　１階に降りると、別の寮員のパールヴィッヒ・プリゾワール・ゴルゴンが丁度前を横切ったところだった。<br>　チョウヤンは妙に思い、彼に声をかける。<br>「パルプ、何処行ってたんだ？」<br>「あ。おはよチョウヤン」<br>　名前から＜パルプ＞と呼ばれる彼もチョウヤンに振り向き、足を止める。<br>「おはよ」<br>　遅れたがチョウヤンも挨拶して、<br>「あっちの方にゃ薪場しかねぇじゃん。なんかあったの？」<br>「いや、特になかったよ」<br>「は？」<br>「さっき君んとこのノナが向こう行ってさ。そのまんま戻ってきたから、僕もなんかあったのかと思って行ったんだけど」<br>「ノナに聞かなかったのかよ」<br>「だってノナと僕、夕べ喧嘩してさ」<br>「はぁ？　マジで？　聞いてねぇぞ」<br>「僕のタオル、自分のだって言うんだもん。酷いよ」<br>「あー。そういやノナ、タオルが無くなったとか騒いでたな。一昨日ぐらい」<br>「それそれ」<br>「はぁん……なんだったんだろな？」<br>「知らないよ。どうでもいい」<br>　じゃ気になって見に行ったりしねぇだろ。とチョウヤンは思ったが、ぷいっとそっぽを向いたパールヴィッヒの横顔を見て口を噤んだ。大人しいパールヴィッヒは、へそを曲げるとしばらく根に持つタイプだ。わざわざトラバサミを踏むことは無い。それに、パールヴィッヒの＜自分不問＞はいまに始まったことでもない。他人のしたことは気にするわりに、自分のしたことは気にしないのだ。<br>　チョウヤンも薪場の方が気になったがパールヴィッヒが異常無しというのだからここは無視することにし、彼と共に食堂で向かう。<br>　ドレミのおかげで少し時間が潰せたので、丁度良い頃合いだろう。<br>　朝食の献立のことを語り合いながら到着してみれば、やはり配膳が俄かに始まっていた。<br>　チョウヤンはおたまを握る少年を見てそのまま通り過ぎて寮のロビーを経て入り口の両扉のドアを開けて屋外に駆け出したい気分になった。<br>　あー……鬱だ。鬱だ。ほんと鬱だ。<br>「え。あれ、どうしたのチョウヤン？」<br>　足を止めたチョウヤンの顔色を、一歩行きかけたパールヴィッヒが窺う。<br>　チョウヤンは口ごもってから、<br>「俺、朝食当番だったんだよね……」<br>「え！？　あ、またデクベガくんに？」<br>　パールヴィッヒはデクベガが苦手である。理由、怖いから。<br>「なーにやってんのチョウヤン……何回叱られたら気が済むのさ？」<br>　パールヴィッヒは呆れ顔になった。それを見てますますチョウヤンは嫌になる。<br>「うん……」<br>「まぁ、頑張って。僕は助けらんないし」<br>「うん……」<br>「元気だしてよ。泣きそうなの？　僕、傍についてようか？」<br>　＜助けらんないし＞という前言を忘却した自分不問発言だったが、やはりチョウヤンは気にしなかった。いまは優しい言葉のほうが辛く、目に沁みる。<br>「だいじょぶ」<br>　答えて、<br>「俺、もうちょい時間潰すわ。いま並んだらデクベガになんか言われて他のヤツに迷惑かけるし」<br>「それはデクベガくんの方が悪いんだし、みんなチョウヤンのせいだとは思わないって」<br>「でも迷惑かけんのは一緒だろ。俺、ロビーにいるわ」<br>「チョウヤン」<br>「ありがと、パルプ」<br>　手を振って、チョウヤンは食堂には入らず廊下を進み続け、ロビーに向かった。<br>　寮の１階は他の階よりも天井が高く、ロビーは床面積も広いのでかなり開けた空間である。だだっ広いそこに、しかしいまは人気は全く無い。チョウヤンは入り口の直ぐ脇にある向かい掛けの白いソファに向かい、そこに腰を下ろした。<br>　誰かが穴を開けたと前に騒がれたソファだった。問題の箇所は、茶色のテープで隠されている。罰印にされたそのテープを、チョウヤンは指先でなぞった。爪が僅かに引っ掛かり、チヂチと微かに音が鳴る。<br>「はぁ」<br>　黙っていると泣きそうで、わざとチョウヤンは小声を出した。<br>「ほんとなー。もう駄目だなー俺って。どうしたらいいんだろうなー。っつーかあの水時計の鐘、もっと五月蝿く鳴ってもいいのになー。あ、でもそしたら周りの部屋にまでちょい迷惑かー」<br>　夢中にいたチョウヤンには水時計が鳴った覚えが無いのだが、おそらく現実のチョウヤンが無意識に鐘を止めてしまったのだろう。<br>「あーあ、デクベガの説教こえーなぁ。でも俺のこととかも思って言ってくれてんだろーし、素直に受け入れなきゃなー。説教だけで何か押し付けてくるってわけでもねぇんだし、ねぇー？」<br>　頬を白いソファの背もたれに預ける。冷たい。<br>　ユウがドレミを抱き締めていた光景を思い出し、その温度を想像して眼を細める。手を頬とソファの間に差し込んだ。やや暖かい。<br>「あーあ、もうやだ。やーだやだやだ」<br>「こっちの台詞だ」<br>　びくっと肩を震わせた。<br>　唐突に声をかけてきたデクベガ・カンザスは眼鏡の奥の鋭利な眼で、眇めるようにチョウヤンを見つめていた。既にソファまで５歩といった位置である。<br>「うあ」<br>　チョウヤンは身を起こし、顔を歪めた。<br>　デクベガは向かい掛けのソファではなく、脇の１人用のソファにずむと腰掛ける。エプロンは無く、私服だった。長袖に遠された腕は体の正面で組まれ、ついで右膝は左太腿の上に乗り、やはり組まれる。<br>　さらさらの茶髪と同じ色の瞳は、揺るぎない。<br>「で。言い訳は？」<br>　観念して、チョウヤンは頭を垂れた。<br>「……ありません」<br><br><br>　１時間程説教タイムが続くとチョウヤンは思っていたが、朝食の時間の関係で今朝は２０分とかなり短めで済んだ。朝食が終わり洗い物も済んだあと再開するかと勘ぐっていたがそれも外れ、デクベガは「後で部屋に来い」の言葉も無くさっさと何処かへ行ってしまった。<br>　午前の授業の準備をしたチョウヤンは、ノナディア・ミクサスやユウと共に校舎へ向かい、指定の教室に辿り着いて席に着く。<br>　＜死体少女＞のドレミも既に到着していた。彼女は義務という言葉に対しては比較的従順なので、食事や授業や係の仕事はそれなりにまともに受け入れる。死体になるのは自由時間の時だけだ。<br>　それを横目に、チョウヤンは教科書や筆記用具を用意して隣りを見た。ヘプテクス・ガレヲルトがやはり椅子を引いたところである。<br>「テックス、どっか行ってたのか？」<br>　いま荷物を置いた、というふうではない。一度やってきて、何処かに行ったようだ。<br>「ああ、トイレだよ。っつーかもう、朝から勘弁しろよチョウ……デクまじうっせぇ」<br>「いや。ほんとワリぃ。ごめん」<br>「もー。っつーかデクもデクだよ。俺よく知らねぇけど、なんでアイツお前のこと起こさねぇの？　当番だって分かってんなら黙って代わるんじゃなくて起こせばいいだろーが。ふざけんなよ。俺だったら起こすぜ？」<br>　年中寝不足のヘプテクスは、今朝のデクベガの不機嫌っぷりのせいで虫の居所が悪いらしい。<br>　チョウヤンは曖昧に笑った。<br>「俺も知らね。聞いても＜そんなことより＞とか言われて超怒られるし」<br>「意味分かんね。っつーか誰か起きてるヤツ、デクに言わねぇの？　チョウ起こせばいいじゃん、って」<br>　誰にともなくヘプテクスは問いかけた。まだ教室には数人しか到着していなかったが、<br>「あー。俺様もそれ言ったことあるんだけど」<br>　意外にも、黒板にらくがきをしていたユウが反応した。彼は振り返らないままなんらかの絵を描き続けつつ、<br>「それは駄目だとか言うんだよ。理由聞いてもなーんも無しで、とにかく駄目だの一点張りでさ。だったら俺様が起こしてやろう！っつっても＜それも駄目＞、だったぞ？」<br>「なんだよそれ。意味分かんねぇ」<br>「チョウが自分で起きられるように、っていう親心みたいなのじゃないの？」<br>　言ったのはノナディア。彼はドレミの前の席で、机に突っ伏す彼女を面白そうに観察していたところだった。<br>「俺もそう思ってた」<br>　チョウヤンは同意を示して、頷いた。<br>　ヘプテクスは「あー、ありそうだな」と呻く。<br>「でもそーだよなぁ。チョウが自分で起きりゃ問題ねーんだよ」<br>「だぁらごめんって」<br>「もっと問題ねーのはデクが起きなきゃ問題ねーんだよ」<br>「いや、それは逆だと思うぞ」<br>　また意外なことにユウが指摘した。<br>　目の下に隈を作っているヘプテクスは瞼を数度開閉させ、<br>「あ？　ん？　俺、なんか変なこと言った？」<br>「テックス、昨夜も勉強しまくってたのか？　偉いけど体に悪いと思うぞ？」<br>　ユウは言いながららくがきを続ける。<br>　ヘプテクスは眉を寄せ、<br>「っせぇよ。っつーかお前、それなに書いてんの？　巨大なひょうたん？」<br>「違う！！　分からないか！！」<br>　急に情熱的にユウは叫び、くるりと振り返ってばんっと教卓を叩いた。<br>　その音に驚いて、ドレミがはっと起き上がった。<br>「これは！！」<br>　ばんっ！！とユウは今度は黒板を手の平で叩く。<br>「ブラジャーだ！！」<br>　最後に彼は拳を作った。<br>　誰も反応しない中、ドレミは授業だと勘違いしてノートにユウの描いたブラジャーを書き写し始め、<br>「違う……ドレミちゃん……違うよ……」<br>　ノナディアが笑うのを堪えて口を抑えつつ、彼女を引き止め始めた。<br>　「消せ！！！　フィエナに殺されんぞ！！！」とヘプテクスが叫んだのは直後のことだった。<br><br><br><br>　１時間目の授業の担任は、レイニー・マスティカルスことシノ・シャウティだった。モンスターの授業であり、実技は無くすべて教室で行程を終える。<br>　次の授業が屋外でのミル・ナナヤ・スーによる補助魔法の訓練であるため、校舎の鐘が鳴り響く中がたがたとみな席を立ち始める。シノはその音に紛れない独特の深みのある声でデクベガの名を呼んだ。<br>「なんですか、先生」<br>　最前列の席であった彼は既に立っていたのもあり、直ぐにシノの傍に寄る。<br>　長身のシノは彼を見下ろした。誰に気取られぬよう小声で、<br>「チョウヤンが当番に寝坊したとき起こさないのは何故だ？」<br>「はい？」<br>「今朝、そのことでチョウヤンを叱るためにパールヴィッヒと配膳の仕事を交代していただろう」<br>「気付いてましたか」<br>「パールヴィッヒに聞いた」<br>「なるほど」<br>「で、何故だ」<br>「……最初の時に、起こそうとしたんですが」<br>「あぁ」<br>「その時に気付いたんですが」<br>「あぁ」<br>「チョウヤンは、寝るとき裸になるんです」<br>「あぁ……あ？」<br>　シノは眼を瞬かせた。<br>　一方、デクベガは言いにくそうに眼を逸らしつつ、<br>「俺はすぐに叩き起こそうと思って毛布を一気に剥いでしまったので……見てしまったわけです」<br>「………」<br>「俺はそれからユウが起こそうとするのを不自然に止めました。これでチョウヤンが寝るとき裸になることを他の誰かが知れば、俺がチョウヤンの裸を見たことがばれてしまいます」<br>「………」<br>「だから俺はもうチョウヤンを起こしませんし、誰にもチョウヤンを起こさせません。ドアをどれだけ叩いても、水時計の鐘で起きないチョウヤンはやはり目覚めませんでしたから」<br>「……なる、ほど」<br>　妙に説得力のあるはっきりとした物言いだった。<br>　シノは視線を上げ、荷物をまとめ終えたチョウヤン・ハイチュウを見る。<br>　黒い長い髪を後ろで無造作に縛った少女は、口調に似合わず可愛らしい面立ちをしている。<br>「しかし、あまり怒ってやるな。チョウヤンだって怒られるぐらいなら起こして欲しいはずだ。他の方法を考えろ、流石に哀れだ」<br>「……起こす方法を考えようとすると、どうしてもチョウヤンに俺が裸を見たことがばれてしまいます。俺は起こそうとしただけで落ち度は無いはずなのに罪悪感に苛まれるのは我慢ならないので、あの出来事は記憶の彼方に葬り去って無かったことにしたいんです。しかし、起こせばどんな形であればれてしまう。だから俺は強く叱っているんです。チョウヤンが時間通りに問題無く起きれば、それが一番の解決策ですから」<br>　デクベガは静かに理由を並べ、目礼した。<br>「でも、彼女が起きなかった場合の良い案がまだあるかもしれないので、それについてはこれからも考えます。次の授業があるので、これで」<br>　他の寮員と共にデクベガも教室を去って行く。<br>　シノは教卓に両肘をつき、溜め息をついた。<br><br>　じきに研修旅行だから、その時にチョウヤンが寝るとき裸になることは女子の間で嫌でも知れ渡るはずだが……。<br>　いや。しかしヘキサザやドレミは問題視しそうにないし……フィエナはプライバシーには口が堅そうだし。もしかして、３人ともチョウヤンの癖は既に知っていて、そのうえで黙っているのかもしれない……。その場合、デクベガの＜事故＞のことまで気付いているのだろうか……。<br>　どうなのだろう……分からない。<br><br>　思ったが、それをデクベガに伝えるべきかどうか……シノには単独で判断しかねる繊細な難題であるように思えた。<br>　まだ、教師になって１年目の５ヶ月目。<br>　シノには子供の心はまだまだ分かりにくいものだった。<br><br><br><br><br><br>fin<br>---------------------------------------<br>こんな感じですよ。<br>興味ある方、お題のほうに投稿してみてくださいねー♪
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<link>https://ameblo.jp/ayumu2424/entry-10716430155.html</link>
<pubDate>Wed, 24 Nov 2010 01:21:37 +0900</pubDate>
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<title>はじめまして！</title>
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<![CDATA[ 普段小説を書いてるけれども最近こえで遊ぶことを覚えた者です。<br>こえ部でごそごそ活動しはじめようかと思い、<br>自分のスキルからして声劇が性に合っていそうな気がするので、はじめてみました。<br><br>こちらのブログはその目的に沿う形で使おうと思っています。<br><br>よろしくお願いいたしますねー。
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<link>https://ameblo.jp/ayumu2424/entry-10716423048.html</link>
<pubDate>Wed, 24 Nov 2010 01:17:23 +0900</pubDate>
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