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<title>つれづれなるままに　筆story</title>
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<description>ー　心の中で幾多の星が輝き、揺らぐ　夢はいつしか昔語りに変わり　紡ぎ続けるあまたのstoryは　かけがえのないmy historyとなる　ー</description>
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<title>久しぶりに</title>
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<![CDATA[ <p>　しばらく、離れていたブログですが、もういちど書いてみようと思いたち</p><p>三年ぶりの再開します。やっぱり、書くことが楽しいと思えるようになったからです。</p><p>あせらず、のんびりと、書いて、その作品を載せていきたいと思っています。</p><p>&nbsp;</p><p>とりあえず、詩を何点か作りましたのでお読みください。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">耕したら……　</span>　　　　　　　　　　</p><p>　　</p><p><span style="font-size:1em;">土を耕したら？　</span></p><p><span style="font-size:1em;">ツチノコ　タケノコ　</span></p><p><span style="font-size:1em;">分解名人の微生物群　宮沢賢治の汗とさびた<ruby style="">鍬（くわ）</ruby>　</span></p><p><span style="font-size:1em;">あの日無くした　金の指輪　</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1em;">海を耕したら？</span></p><p><span style="font-size:1em;">魚たちの死骸　NASAに<ruby>葬(ほうむ)</ruby>られたUFO</span></p><p><span style="font-size:1em;">アトランティスの神殿　深海に広がる碧い闇　</span></p><p><span style="font-size:1em;">あれれ　あれれ　恋に破れた人魚の涙が　真珠にかわっていく</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1em;">空を耕したら？</span></p><p><span style="font-size:1em;">雷様の太鼓　新しいママを捜している赤ちゃんたち</span></p><p><span style="font-size:1em;">ジャックを追いかける大男　精神と時の部屋</span></p><p><span style="font-size:1em;">夜には　果てしない時間の旅を続ける銀河鉄道……</span></p><p><span style="font-size:1em;">　</span></p><p><span style="font-size:1em;">山を耕したら？　</span></p><p><span style="font-size:1em;">豪族の古墳　神々の警告　</span></p><p><span style="font-size:1em;">急がば回れの看板　ふわり浮遊する白いオーブたち</span></p><p><span style="font-size:1em;">大政奉還で武士ともども消えた　徳川埋蔵金</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1em;">月を耕したら？</span></p><p><span style="font-size:1em;">太っちょウサギ　かぐや姫のえくぼ　</span></p><p><span style="font-size:1em;">E.T.が乗っていた自転車　三日月クロワッサン　</span></p><p><span style="font-size:1em;">人類初　<ruby>ふわり</ruby></span><span style="font-size:1em;">　アームストロング船長の左足　</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1em;">人生を耕したら</span></p><p><span style="font-size:1em;">膨大な家系図　涙の壺　</span></p><p><span style="font-size:1em;">アンフェアな勝負　叶わなかった夢　</span></p><p><span style="font-size:1em;">それから　それから　ただ黙ってうなずいてくれたあなた</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1em;"><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20241108/11/azumi385/93/76/p/o0489048715507503462.png"><img alt="" height="219" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20241108/11/azumi385/93/76/p/o0489048715507503462.png" width="220"></a></span></p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>
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<pubDate>Fri, 08 Nov 2024 11:26:14 +0900</pubDate>
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<title>デジャブ　～私の筆story～</title>
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<![CDATA[ <p><span style="background-color:#a7c6fc;">※　デジャブ①の続きです</span></p><p><span style="background-color:#a7c6fc;">　　　読んでみてください　※</span></p><p>&nbsp;</p><p>　　デジャブ②<br>　　　　　　　　　　　　<br>昭和五十七年の六月上旬、私はお気に入りのケーキを手土産に、昼過ぎに早苗の下宿を訪ねた。<br>県外出身者の早苗は、入学当初から市郊外にある親戚の離れに部屋を借りていた。<br>高松駅から南方に向かう路線バスに乗り、小さな停留所を降りて</p><p>山沿いの坂道を五分ほど登った場所に、その家はあった。<br>「いらっしゃい」早苗は、アイスコーヒーを用意して待っていてくれた。<br>　卒業制作の準備で、お互い忙しく二人だけで会うのは久しぶりだった。<br>私たちは机の前に座るが早いか、海外のファッション誌をところ狭しと広げ、</p><p>心躍らせながら、飽くことも尽きることなく、延々と将来の夢を語り続けた。<br>時間はあっという間に過ぎっていった。<br>どんどん高くなる二人の話し声のボルテージに比例したかのように、</p><p>私の心の中では、ライバルの早苗には絶対に負けたくないという創作へのモチベーションが、</p><p>さらに一段上のステージへとかけ上がっていくのを覚えた。<br>ー　意欲は野心へ、願望は所望へ　ー<br><br>不意に雷鳴が鳴った。さっきまで晴れていたのにと、驚いて窓から外を覗くと、</p><p>母屋の庭はいつの間にか雨音に包まれ、ガラス越しに見た夕暮れの空は、</p><p>雨がどこからか闇を連れてきたように、黒い雲で一面覆われていた。<br>「雲行きが怪しいし風も強くなってきたから、もう帰る」<br>と私が言うと、早苗は、<br>「来た道よりは遠回りになるけど緩やかな坂道があるから、そっちを通って帰った方がいい」<br>と言って、来た時とは別の道を通ってバス停まで送ってくれた。<br>私たちは足元に気を取られながら、雨の降る坂道を黙って歩いた。<br>下り坂の雨に背中を押され、私は最近気になっている事を早苗に尋ねてみた。<br>「なんだか、このごろ忙しそうだね」<br>「うん、熱に浮かされているから･･･」<br>「なにそれ、もしかして彼氏でもできたの？」<br>「ちがうわよ。もっと素敵なこと！」<br>そう言いながら早苗は、ほころんだ笑顔をみせた。<br>「恋よりも素敵なことって何？」<br>「……　」<br>考えながら歩いていると、突然、早苗が坂道の途中の一軒の古着屋の前で立ち止まった。<br>「どうかした？」<br>私は傘を少しだけ持ち上げた。店舗の前には小さな花壇があり、</p><p>店先の照明が地面に光を落としていた。花壇の上に視線を落とすと、</p><p>降りしきる雨の中でライトの光を受けた紫陽花の青い萼片の色が、</p><p>キラキラと光を放ちながら鮮烈に目に飛び込んできた。</p><p>－　青は駄目　ー<br>私は思わず紫陽花から目を背けた。なぜ青が駄目なのかは分からなかった。<br>ただ釈然としない胸騒ぎがドクドクと音をたてて心臓に血液を送り込み、息をすることさえ苦しかった。<br>「ねぇ…」<br>玄関脇のショーウインドウを食い入るように見つめていた早苗は、</p><p>私の変化には全く気付かなかったようで、中の商品を指さしながら、徐(おもむろ)に話し始めた。<br>「この着物どう思う？　私ね、卒業制作はこの着物を素材にしてマーメードラインの</p><p>イブニングドレスを作ろうと思っているの。だから今必死でアルバイトしてお金貯めているの」<br>見ると陳列棚の奥の衣文掛けに、深紅に所々ピンクと白に染め分けられた正絹の表地に、</p><p>菊・桜・紅葉などのあでやかな小花が描かれている豪華な大振袖が飾られていた。<br>裾や袂の一部には絞りが施されており、模様の要所々々に金箔や手刺繍で華やぎが添えられていた。</p><p>総模様柄のような絢爛さはないものの、絹特有の上品な光沢があり、</p><p>伝統的な古典柄と現代風な和柄の両方を併せ持つ魅力的な図柄の着物だった。<br>早苗は、この大振り袖を使って、まちがいなく見る人を魅了する素晴らしいドレスを仕上げてくるだろう。</p><p>女性らしい柔らかな曲線を強調し、エレガントな印象のドレスに仕上げてくるにちがいない。</p><p>そしてそのドレスは、長身でスレンダーな体型の早苗によく似合うだろう。<br>「マーメードラインから続くロングトレーンがとっても素敵な一着です。これほど華やかで、</p><p>女性的魅力を引き出した作品は、未だかって見たことがありません。」<br>どこからか、学校長のの授賞式のコメントまでが聞こえてくるような気がした。<br>家に帰ると、私は両親に卒業制作の為に十万円がどうしても必要だと必死で懇願した。<br>次の日、お金を受けとると、私はすぐさまあの古着屋へ行くために家を飛びだした。<br>「どうぞ、早苗が先に買っていませんように････」<br>それだけを願って、一目散に。<br><br>卒業式の日、私は無事に総代を勤め上げ、ホテルの謝恩会に参加していた。<br>会場には丸い展示台が設置され、その上に私の卒業制作である紅い和柄のイブニングドレスが飾られていた。<br>「おめでとう。あのイブニングドレスを着る日はいつになるの？</p><p>それにしても凄いわね。学園祭のファッションコンテストで優勝して、真一さんとの交際も上手くいっているなんて…。</p><p>ほら、噂をすれば、真一さんよ」<br>振り返ると、学園長の息子の真一が、両手にシャンパングラスを持って、こちらへ近づいてきていた。<br>「卒業おめでとう。何度みても、あのイブニングドレスのウエストから裾にかけての流れるようなラインは秀逸だね。</p><p>戦略的なデザインと、パターンから縫製までの技術力の高さ、</p><p>君の持ち味を存分に生かした完成度の高い作品だと先生方も褒めていたよ。</p><p>何より母が『着物を素材にするという発想が素晴らしい』って高く評価していた。</p><p>これからもうちの学校のファッションリーダーとして、母と学校をもり立てていって欲しい」<br>「もちろん、そのつもりよ。乾杯」<br>二人でシャンパングラスを飲み干した時、こちらに向かって真っすぐに歩いて来る早苗の姿が目に入った。<br>彼女が以前から真一に好意を持っていたことを、私は知っていた。<br>思いがけない彼女の出現は、はからずもしばらく忘れていたデジャブの感覚を呼び起こしてくれた。<br>初めての謝恩会。だけど次に起こることを予知できた私は、瞬時にぐっと歯を食いしばった。<br>早苗の右手が、私の左頬を直撃した。<br>「いたっ！　(こんなに痛かったんだ)」<br>このあとは、たしか、早苗が私の両肩を捕まえて、<br>「私が貴女だった。卑怯者。人間のくず。何とか言いなさいよ」<br>と喚(わめ)きながら私を突き飛ばそうとするはずだ。<br>ついさっきまで見えていた光景の連鎖は、完全に私の見方だった。<br>私は、とっさに身をかわし、勢い余った早苗は、前につんのめりその場に倒れ込んでしまった。<br>顔を上げて、私をにらみつけた早苗の両眼からは、悔し涙が溢れていた。<br>　思わず目をそむけた私に気づいた真一は、私の手をつかんで会場の外へ連れ出してくれた。<br>「大丈夫？　彼女たしか、去年の年末に体調を崩して退学した吉野早苗さんだよね。</p><p>すごい剣幕だったけど…、何かあったの？」<br>「ありがとう。大丈夫。よくわからないけど誤解があるみたい」<br>私は真一の前で完璧に悲劇のヒロインを演じきった。<br><br>卒業してからの二年間は、あっという間に過ぎていった。<br>アシスタントとしての仕事は好調で、学園内での私の存在感はどんどん増していっている感があった。<br>真一の母からの信頼も得て、内輪の話として、　</p><p>そろそろ結婚では？　という話があちこちでささやかれ始めていた。<br>全てが、順調だった。<br><br>その年の夏、真一と私は夏季休暇をつかってハワイに旅行に出かけた。<br>太平洋に面した高層階のオーシャンフロントの部屋、カーテンを開けると</p><p>エメラルドグリーンの海が一面に広がり、ホテルの周りにはカラフルな</p><p>トロピカルフラワーや高く伸びたパームツリーが、心地よさそうに風にそよいでいた。<br>ラナイ（大型バルコニー）に出ていきなり真一に抱き抱えられた時、</p><p>前触れもなくまたしても大きなスクリーンが水平線上に浮かび上がり、そこに私を抱く真一の姿が映し出された。<br>それからはお決まりどおり、私の脳裏にあったデジャブ映像が、スクリーン上に立て続けに出力されはじめた。<br>「実は、……」<br>真一が何かを言いかけて口ごもった。緊張した様子が伝わってくる。<br>いよいよ、プロポーズされる！<br>彼のジャケットの内側に指輪が入っていることを、私は知っている。<br>そして、彼は私を抱き上げたまま、こう言う。<br>「僕のポケットには、マリッジリングが入っている。もうじきリムジンが迎えにくるから</p><p>一緒に教会に行こう。予約を入れてあるんだ。二人だけの結婚式だよ」<br>この時の私は、妖精の魔法によって美しく着飾った姿でお城に出かけ、</p><p>王子の心を手に入れたシンデレラそのものだった。<br>私はさっき映像で見た光景そのまま、こぼれるような笑みを浮かべて、</p><p>甘えるように真一の首の後ろへと腕を回した。<br>物語の続きは、ライスシャワーを浴びている二人の幸せな結婚式のシーンのはずだった。<br>彼の首筋に私の手が届いたと思ったその瞬間、私の身体はあっという間に宙を舞っていた。<br>　ー　なぜ…？　　　　　<br>現実というスクリーンは、このとき初めて、私の知らない物語を映し出していた。<br>　ー　忘れていた。<br>ガラスの靴は、一瞬にしてシンデレラの足もとから抜け落ちてしまう。<br>　ー　幸せな時間はいつまでも続かない。<br>あの日、お金を受け取って一目散に家を出たあの時から、暗示のように漠然と感じていた不安は、</p><p>時を得たとばかりに今私の運命の前に俗悪な姿を現した。<br>これは、デジャブの恩恵を逆手にとって、賢く立ち回ってきた私へのしっぺ返し？<br>&nbsp; ー　助けて！<br>思わず発した言葉さえ、パニックと恐怖と気圧にかき消されてしまった。<br>遠ざかる意識の中で、私の視線はラナイの上にいる真一の姿を追った。<br>&nbsp; ー　えっ、どうして…？<br>真一のすぐ隣に、冷ややかな目で、ただ落ちてゆく私の姿を眺めながら</p><p>薄笑いを浮かべているウエディングドレス姿の早苗が立っていた。<br>はるか上空には、太陽の光を浴びて眩しく光る青い空が無限に広がっている。<br>あの雨の日に、古着店の店先で照明の光に照らされていた紫陽花と同じ青い色だった。<br>　ー　シンデレラの魔法はみるみる溶けていく。<br>輝くほど愛おしいと思っていた私の日々は、あと数秒で、うたかたの如く消えてしまう。<br>あの時の息苦しいほどの胸騒ぎは、ここにつながっていたのだ。<br>一　連のデジャブの記憶が走馬灯のように頭を駆けめぐった。<br>ガラスの靴は、私のものではなかった。<br><br>これは　</p><p>夢なのか？　デジャブなのか？　現実なのか？<br>私にはもう何もわからない。<br>&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/azumi385/entry-12686370277.html</link>
<pubDate>Wed, 14 Jul 2021 14:08:30 +0900</pubDate>
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<title>デジャブ　～私の筆story～</title>
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<![CDATA[ <p><span style="background-color:#a7c6fc;">※　初めて作った短編小説のご紹介です。</span></p><p><span style="background-color:#a7c6fc;">　　気に入っていただければ嬉しいです　※</span></p><p>&nbsp;</p><p>デジャブ①<br>　　　　　　　　　　　　　　　　　<br>私の初めてのデジャブ（既(き)視感(しかん)）の記憶は小学校２年生の冬休み、</p><p>師走にしては珍しく温かい日に遡る。<br>その日は母の実家に遊びにいっており、私は裏庭の縁側で、</p><p>ぽかぽかと降りそそぐ陽ざしの中に腰掛けながら、</p><p>後ろに座った祖母に三つ編みを編んでもらっていた。<br>「おばあちゃん、一(がず)太(た)はここで産まれたんやろ」<br>「そや。あの日はな……」<br>祖母は優しく髪を梳きながら、私にせがまれるままに弟が生まれた朝のことを話してくれた。<br><br>三年前の八月五日。母は弟が生まれる数週間前から、</p><p>私と妹を連れて実家に帰り、私たちは毎夜、母屋の二階の客間に吊られた蚊帳の中で寝ていた。<br>窓を開けていても風ひとつない真夏夜。</p><p>その日も昼間に容赦なく熱をため込んだ日本瓦の放射熱が立ち込める部屋の中で、</p><p>汗だくになって眠っていた私たちは、まだほの暗い時間に突然祖父に起こされた。<br>「赤ちゃんが生まれたから、起きてお母さんの所へ行こう」<br>「赤ちゃん？」<br>「そや、弟や」<br>眠い目を何度もこすりこすり、二人して古家の急な階段を一歩一歩降りていくと、</p><p>居間に敷かれた布団の上に赤ん坊を抱いた母が座っており、</p><p>その傍らで祖母が産婆さんと和やかに話をしていた。<br>三人のにこやかな顔と誇らしげな視線が一斉に私と妹に向けられた。<br>当時まだ幼かった私には、家族に何が起きているのかを理解することはできなかったが、</p><p>母の幸せそうな笑顔から何かいいことがあったことだけは本能のどこかで感じていた。<br>「こっちにおいで、赤ちゃん、見る？」<br>「うん」<br>私と妹は母の近くまで行き、母の腕の中の赤ん坊を覗き込んだ。</p><p>弟は泣きつかれたのかすやすやと寝息を立てていた。</p><p>これが、私の中の記憶の全てである。<br><br>「ねぇねぇ、おばあちゃん、生まれた時の一太って可愛かった？」<br>「男の子やから、ものすごい大きな声で泣いとった。元気な子やったよ」<br>「それは元気なからとちがうわ。あのな、一太、今でもすぐにピーピー泣くから、</p><p>幼稚園でピーちゃんって呼ばれとんよ。もともと泣き虫なんや。</p><p>そやから友達とは遊ばんと、いつも私らの後ばかりついてくるんや」<br>「一太は、姉ちゃんが大好きなんやな」<br>そんなたわいもない話の最中、突如、私は妙な感覚に襲われたのだった。<br>「あれっ、私、この場面知っている。ずっと前にもおばあちゃんと二人でこの縁側に座って、</p><p>三つ編みをしてもらいながら、今と全く同じ話したことがある。　いつ？　どこで？　夢？」<br>未知の体験をすでに経験し、はっきりと記憶しているという奇妙な感覚。</p><p>初めてのはずのことなのになぜか懐かしいという稀有な心持ち。</p><p>生まれて初めての不可解な感情の訪れに、幼かった私の心はにわかに浮足立った。<br>たしかあの日も、今と同じように、そよごの木の緑の葉が風にゆれて、</p><p>近くの葉とこすれ合いかさかさと乾いた音を立てていた。<br>木の根元に植えられた濃い緑色の葉っぱの間からは色艶やかな赤い南天の実が顔を覗かせ、</p><p>周囲には、祖母が好きなカランコエや水仙やセージといった小さな冬の花達が彩りよく咲いていた。<br>「まったく、おなじ……」<br>過去の記憶が閃光のごとく鮮やかに頭の中に呼び起された。<br>その揺るがない既視感（デジャブ）と、目の前で時間とともに進んでゆく</p><p>現実の出来事との狭間で、私の意識の混乱は一気に加速していった。<br>「何、これ？　錯覚？　一体、何が起こったの…　」、<br>突然の違和感がもたらした心の不安をもてあました私は、祖母に聞いた。<br>「私、前にも今と全く同じ話をおばあちゃんとした記憶がある。おばあちゃんはおぼえてない？」<br>「いいや。夢でも見たんと違うかいな」<br>三つ編みを編む祖母の手に力が入った。<br>　ー　夢じゃない。絶対に ー<br>私は言いかけて、ざわつく心を飲み込んだ。&nbsp;<br>日当たりが悪い北側の庭にはモスグリーンの苔が群生し、</p><p>その上に撒かれた敷松葉の枯れ具合すら寸分たがわず、あの日の冬の庭の光景なのだから。<br>私は、記憶の中の自分の姿を真似て、甘酒の入った湯飲みを両手でぎゅっと握りしめた。<br>その後も、日常の中で現実の出来事が過去の記憶に重なり合うようなことが何度か繰りかえされ、</p><p>最初のうちは一瞬の異変のような感覚にすぎなかったデジャブは、</p><p>場数を踏むにつれ、記憶を追体験できる時間が徐々に少しづつではあるが長く保てる様になっていった。<br>三年後、母の妹が結婚した。<br>小さいころから慣れ親しんだ祖父の家は、いつもとは違う厳かな雰囲気に一変し、</p><p>門前には大勢の人が集まり、明るく弾んだ話し声があちこちから聞こえていた。<br>その日、花嫁の手引きを頼まれていた私は、朝から髪飾りをつけ四つ身の着物を着せてもらい、</p><p>自分まで晴れがましい気持で心をいっぱいに満たしたまま、玄関先に何度も顔を覗かせては、</p><p>近所の人の高ぶった声をにこにこしながら聞いていた。<br>「きれいな花嫁さんやな」<br>実際、光琳千羽鶴が一枚の絵のようにちりばめられた白無垢の打ち掛けを羽織った</p><p>叔母の花嫁姿は際立ってあでやかで美しかったが、それにもまして頬を紅潮させ、</p><p>眩しいほど幸せそうな笑顔で椅子に座っている花嫁の横顔は、清楚で品がよく、麗しさに満ち溢れていた。<br>しばらくして、結婚式の写真が出来あがり、久々に親戚中が集まって、</p><p>皆でわいわいと当日の思い出話に花を咲かせていた時のこと、<br>「多恵ちゃんの花嫁姿ものすごく奇麗や。文金高島もよう似合ってるわ」<br>「私も結婚するときは絶対に白無垢着るからね。カツラは重たないん？」<br>写真に写った香りたつような花嫁姿と、将来の自分の花嫁姿を重ね合わせ、</p><p>興奮し浮かれたっていた私に、またしてもデジャブの感覚が襲って来た。<br>たった今自分の口から放たれた言葉は、一字一句たがわず、既に私の記憶の中に、</p><p>過去の出来事として懐かしく蓄積されている言葉と全く同じだった。<br>今日という日の状況を、今日より前に体験することなど決してあり得ないはずなのに、</p><p>私の心は「前に同じことがあった。確かにあった」と繰り返し、繰り返し叫んでいた。</p><p>頭の中ではまぎれもない“事実”だったから。<br>この頃になると、私の既視感覚はさらに数段と覚醒され、既視感というより、</p><p>既知感と呼ぶべきレベルにまで進化を遂げていた。<br>まるで再現ＶＴＲでも見ているかのように、デジャブのその少し先の映像や会話の内容まで、</p><p>まったくぶれることなく容易に頭の中に映し出すことができるようになっていたのである。<br>もう少ししたら、親類の幸代さんが、私の大好きなおはぎ(・・・)がいっぱい入った重箱を重たそうに抱えながらやってくる。<br>私は、左目のスクリーンの上に、「おじゃましますよ。」と言いながら暖簾をかき分けて</p><p>部屋の中に入ってくる幸代さんの映像を映し、右目では、実際に暖簾をくぐって入ってくる彼女の姿をとらえながら、</p><p>器用に二つの目の中の場面を重ね合わせた。<br>それから私は、おもむろに立ち上がり、いかにも初めての出来事のように<br>「おはぎだ」<br>と嬉しそうにはしゃぎながら幸代さんを出迎えた。<br>「朋ちゃん、何でおはぎって分かったん？」<br>「なんでも…」<br>幸代さんは、驚きを隠せない様子で目をきょろきょろさせていた。<br>既に体験し認知しているはずことが、現実の時間の中で漏らさず時系列に繰り返されてゆく。</p><p>デジャブは、このころの私にとっては実に有難く、時に迷惑な事象でもあった。</p><p>その時々に込み上げてくる笑いや恐怖心といった感情と、私はなんとか折り合いをつけながら、</p><p>とまどいを沈黙に変え、また数年を過ごした。<br><br>高校を卒業した私は、地元の洋裁学校に入学した。<br>洋裁関係の学校としては昔から知名度が高く、県外からの生徒も受け入れている有名校だった。<br>毎年、秋には学校祭があり、催し物の一つとして卒業生による制作発表を兼ねた</p><p>ファッションショーが盛大に催され、その華やかな様子は連年、新聞紙上を賑わせていた。<br>優勝者は、晴れてその年の卒業生総代を仰せつかり、希望すれば海外への短期留学を経て、</p><p>デザイナーのアシスタントとしてスクールに残れるという得点までついていた。<br>デザイナーに憧れ服飾関係の勉強がしたかった私にとっては、これ以上ない好条件の学校だった。<br>初夏を迎えた頃から、学生たちの間では、今年の総代は私か親友の早苗のどちらかにちがいない。</p><p>一体、どちらがその栄冠を手にするのだろうという事がもっぱらの話題としてもちあがり始めていた。<br>事実、時間をかけて納得いくまで試行錯誤を重ね、緻密にデザインの素案を積み重ねながら</p><p>作品を完成させてゆく私と、大らかな発想と感性で作品を躊躇なく一思いに作品を作りあげてゆく早苗は、</p><p>入学当初から、お互いを認め合う同士のような存在であり、同時に互いを奮い立たせてくれるよきライバルでもあった。<br><br><br><br><br><br><br>&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/azumi385/entry-12686346619.html</link>
<pubDate>Wed, 14 Jul 2021 11:29:48 +0900</pubDate>
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<title>猫の座談会　～私の筆story～</title>
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<![CDATA[ <p><span style="background-color:#a7c6fc;">※　己書の先生に絵を描いていただいて、</span></p><p><span style="background-color:#a7c6fc;">　　初めて絵本を作ってみました。</span></p><p><span style="background-color:#a7c6fc;">　　気に入っていただければ嬉しいです　※</span></p><p>&nbsp;</p><h3><span style="color:#cc0064;">猫の座談会　～私の筆story～</span></h3><p>　　　　　　　　　　　　　　　　杏京　作　/　中邑友香　絵</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20210714/10/azumi385/62/08/j/o2811288714971846395.jpg"><img alt="" height="431" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20210714/10/azumi385/62/08/j/o2811288714971846395.jpg" width="420"></a></p><p>家の明かりが消え、人々が寝静まった真夜中、<br>どこからともなく、猫たちがぞろりぞろり集まって、</p><p>集会を開いていることを知っていますか？<br><br>ここさつき団地の公園にある大きな木の下にも、<br>昼間は知らんぷりの猫たちが、<br>一匹また一匹、まあ～るく円を描くように座わり始めました。<br>満月の夜だけの内緒の集会が、これから始まろうとしています。<br><br>今日の昼間のことです。<br>茶トラのゾロが、坂道を歩いていると、<br>独り暮らしのたまよお婆さんが近づいてきました。<br>「あんたはこの辺じゃ顔みたいだから、頼みがあるんだ。<br>うち(・・)のクオンが、もう３日も家に帰ってこないんだよ。<br>この寒い中、全く困った猫(こ)だよ。<br>もし、見かけたら帰るように言ってもらえないかね……」<br>クオンというのは、たまよお婆さんが飼っている猫の名前です。<br>「ミャ～」<br>ゾロは面倒くさそうに一声鳴くと、また、何事もなかったかのように<br>大きな体をゆらしながら坂道をおりていきました。<br>お婆さんは、負けじと背中を向けたままのゾロに訴えかけます。<br>「私は、あんたたちが満月の夜に集会を開いていることを知ってるんだ。<br>今日はその日だろ？　みんなにも聞いておくれよ。お願いだ。クオンは家族(・・)なんだよ」<br>たまよお婆さんが、今にも泣きそうな声で「家族」と叫んだ時、<br>ゾロの耳がピンと上を向きました。</p><p><br><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20210714/10/azumi385/1e/68/j/o2795220914971846678.jpg"><img alt="" height="332" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20210714/10/azumi385/1e/68/j/o2795220914971846678.jpg" width="420"></a><br>&nbsp;</p><p>その日の夜になりました。<br>月明かりが、輪になって座っている猫たちの姿を優しく照らしています。<br><br>ゾロの前には、小さくうなだれたクオンが座っています。<br>どうやら、たまよお婆さんの思ったとおり、ゾロはこの集まりのリーダー猫だったようです。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20210714/10/azumi385/92/b9/j/o0640042614971859092.jpg"><img alt="" height="280" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20210714/10/azumi385/92/b9/j/o0640042614971859092.jpg" width="420"></a><br><br>「なぜ、家出をしたんだい？」<br>「ぼく、いたずらして、お婆さんが大事にしていたお皿を割ってしまって……、<br>そしたらお婆さんが怖い顔で、『こらっ！』って怒ったんだ。　だから……」<br><br>「あわてて、逃げ出してしまったということかい？　</p><p>&nbsp;でも、たまよお婆さんは皿よりも、クオンのほうが大切みたいだよ」<br>「ニャン！」<br>クオンは、嬉しそうにしっぽをプルプル震わせました。<br>周りの猫たちは、おのおの毛づくろいをしながら、<br>「うん、うん」と黙ってうなずいています。<br>ひとまず、一件落着のようです。<br><br>「ミャ～ゥ」<br>次の日の朝早く、<br>庭先からクオンの鳴き声が聞こえてきました。<br>あわててクオンを抱き上げたたまよお婆さんは、<br>顔をくしゃくしゃにしながら、うれしそうに<br>「やっぱり、あの猫はただもんじゃないね」<br>と、満足そうに笑っています。</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20210714/10/azumi385/1a/04/j/o2279286014971860105.jpg"><img alt="" height="527" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20210714/10/azumi385/1a/04/j/o2279286014971860105.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>次の満月の夜。<br>この日も猫たちは、誘い合わせたかのように<br>真夜中の公園に集まってきました。<br><br>「困っていることはないか？」<br>ゾロが声をかけると、キジトラのコタロウが<br>「ニャ～」と手を挙げました。<br>「今日の昼間、いつも遊んでくれる近所の美玖(みく)ちゃんが、<br>泣きべそをかきながら、黄色い毛糸の帽子を捜していたんです」<br>「黄色い帽子？」<br>「はい、外で遊ぶ時に寒くないようにって、昼間働いているお母さんが</p><p>寝る時間を惜しんで編んでくれた大切な帽子を三日前に無くしてしまって、</p><p>学校から帰ると毎日、団地の周りを捜して歩き回っているみたいなんです。<br>「一人で？　まだ小さいのに……」<br>「はい、『無くしたなんて言ったらお母さん悲しむから、絶対に言えないの。</p><p>早くみつけなきゃ』って、眼に涙をいっぱい貯めて……。</p><p>僕も一緒に捜してはみたけど、結局、見つからなくて……」<br>コタロウの目から、こらえていた涙があふれはじめました。<br><br>ゾロは、コタロウが泣き止むのをまって、<br>猫たちに向かって大きな声で言いました。<br>「黄色い毛糸の帽子について、何か知っていることはありませんか？」<br>「すぐ下の川の土手で、木の枝に引っかかっているのを見たよ」<br>「きのう集会場の床下で子猫が三匹、黄色い帽子の中に包(くる)まっていたよ」<br>「黄色い毛糸の帽子なら、昨日佐藤のおじいちゃんが、</p><p>『暖かくていいね』って言いながら頭にかぶってこの辺りを散歩していたわ」<br>耳寄りな情報がたくさん集まりました。</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20210714/10/azumi385/92/bf/j/o0640043814971861096.jpg"><img alt="" height="287" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20210714/10/azumi385/92/bf/j/o0640043814971861096.jpg" width="420"></a></p><p><br>次の日、学校から帰った美玖(みく)ちゃんが、<br>ランドセルを置いて帽子を探しに出かけようとすると<br>「ミャ～オ、ミャ～オ」<br>外からコタロウの鳴き声が聞こえてきました。<br>急いで外に出てみると、<br>赤いシクラメンの花の後ろに黄色い毛糸の帽子が置かれていました。<br>「へんねぇ、朝までは何もなかったのに……。ネコさんが、見つけてくれたの？」<br>　コタロウは、顎(あご)をあげて自慢そうに「にゃ～」と鳴きました。<br>猫さんたち、おてがら(・・・・)です！<br>きっと、朝早くから大いそがしだったんでしょうね。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20210714/11/azumi385/1f/29/j/o2120301614971863750.jpg"><img alt="" height="598" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20210714/11/azumi385/1f/29/j/o2120301614971863750.jpg" width="420"></a></p><p><br>次のねこ集会には、ペルシャ猫のモネが参加していました。<br>モネは血統書付きの猫で、なかなか外には出してもらえないのです。<br>「今日はどうしたんだ？」<br>ゾロが心配してたずねました。<br>「みんなに聞きたいことがあって家をぬけだして来たの」<br>「聞きたいこと？」<br>「少し前にうちのママに赤ちゃんが生まれたの。<br>最近夕方になると毎日、その赤ちゃんが大きな声で泣きだすの。<br>はじめは30分くらいで泣き止んでいたのに、<br>最近は夜遅くまでずっと泣いていて、<br>抱っこしても泣き止まないし、とんとんしてもなかなか寝てくれないの。<br>ママは困ってオロオロするばかりで、寝不足も続いているし、<br>このままじゃ倒れてしまいそうで心配なの」<br><br><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20210714/11/azumi385/15/0e/j/o0640049214971864499.jpg"><img alt="" height="323" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20210714/11/azumi385/15/0e/j/o0640049214971864499.jpg" width="420"></a><br><br>マルチカンの茶々は、数日前にご近所の仁美さんが、心配そうにつぶやいていた言葉を思い出しました。<br>「お隣の赤ちゃん、また泣きだしたわ。黄昏泣きね。こういうときは布で身体を包(くる)んであげるといいのだけど……」<br>「ニャオ！」<br>モネが、声のほうに振り向くと、茶々の得意そうな顔がありました。<br><br>次の日、ママが不安そうな顔で、赤ちゃんをあやしていると、<br>お包(くる)みを口にくわたモネが近づいてきました。<br>「どうしたの？」<br>ママは不思議そうな顔をしてモネに<br>たずねましたが、モネは<br>「ニャーン、ニャーン」と鳴くばかりです。<br>モネにはママの言葉がわかっても、<br>ママにはモネの言葉はわかりません。<br>しかたなくモネは、お包みで自分を<br>ぐるぐると包(くる)んでみせました<br>ママもモネの真似をして、<br>赤ちゃんをしっかりと包んでみました。<br>すると、赤ちゃんはいつの間にか泣き止み、<br>安心したようにすやすやと眠って<br>しまいました。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20210714/11/azumi385/17/df/j/o1784301614971865646.jpg"><img alt="" height="710" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20210714/11/azumi385/17/df/j/o1784301614971865646.jpg" width="420"></a><br><br><br>「ママのお腹の中の夢をみているのかな」<br>とモネは思いました。<br><br><br>こうして、今日もさつき団地の一日は静かに終わろうとしています。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20210714/11/azumi385/a8/f1/j/o3237179714971866373.jpg"><img alt="" height="233" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20210714/11/azumi385/a8/f1/j/o3237179714971866373.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p><br><br>&nbsp;</p>
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<pubDate>Wed, 14 Jul 2021 10:29:53 +0900</pubDate>
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<title>風の輪舞(ﾛﾝﾄﾞ)  ～四季～ ④</title>
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<![CDATA[ <p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;"><span style="color:#6416b3;">《　風の輪舞　～冬～　》</span></span></p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20210515/20/azumi385/46/25/p/o0883058914942406100.png"><img alt="" height="280" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20210515/20/azumi385/46/25/p/o0883058914942406100.png" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20210515/20/azumi385/36/bb/p/o0918064914942403129.png"><img alt="" height="297" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20210515/20/azumi385/36/bb/p/o0918064914942403129.png" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20210515/20/azumi385/75/b1/p/o0903077514942403595.png"><img alt="" height="360" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20210515/20/azumi385/75/b1/p/o0903077514942403595.png" width="420"></a></p>
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<pubDate>Sat, 15 May 2021 21:02:49 +0900</pubDate>
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<title>風の輪舞（ﾛﾝﾄﾞ)  ～四季～　③</title>
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<![CDATA[ <p>&nbsp;</p><p><span style="color:#a68500;"><span style="font-size:1.4em;">《　風の輪舞　～秋～　》</span></span></p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20210514/19/azumi385/a6/63/p/o0962064014941875978.png"><img alt="" height="279" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20210514/19/azumi385/a6/63/p/o0962064014941875978.png" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20210514/20/azumi385/d1/a8/p/o0883060914941876384.png"><img alt="" contenteditable="inherit" height="290" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20210514/20/azumi385/d1/a8/p/o0883060914941876384.png" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20210514/20/azumi385/8d/26/p/o0583077814941876610.png"><img alt="" contenteditable="inherit" height="560" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20210514/20/azumi385/8d/26/p/o0583077814941876610.png" width="420"></a></p>
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<pubDate>Fri, 14 May 2021 20:04:03 +0900</pubDate>
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<title>風の輪舞（ﾛﾝﾄﾞ) ～四季～　②</title>
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<![CDATA[ <p>&nbsp;</p><p><span style="color:#0000bf;"><span style="font-size:1.4em;">《　風の輪舞　～夏～　》</span></span></p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20210513/16/azumi385/57/37/p/o0883058514941323133.png"><img alt="" height="278" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20210513/16/azumi385/57/37/p/o0883058514941323133.png" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20210513/16/azumi385/38/b5/p/o0849075014941323292.png"><img alt="" height="371" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20210513/16/azumi385/38/b5/p/o0849075014941323292.png" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20210513/16/azumi385/2b/16/p/o0883058914941323438.png"><img alt="" height="280" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20210513/16/azumi385/2b/16/p/o0883058914941323438.png" width="420"></a></p>
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<link>https://ameblo.jp/azumi385/entry-12674271259.html</link>
<pubDate>Thu, 13 May 2021 17:02:18 +0900</pubDate>
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<title>風の輪舞(ﾛﾝﾄﾞ)  ～四季～　①</title>
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<![CDATA[ <p>※&nbsp; 風が心地よく感じられる季節になりました。</p><p>&nbsp; &nbsp; &nbsp;咲きほこる花たちも、&nbsp;カラフルな色をあちこちにふりまきながら</p><p>　　うららかな春を楽しんでいるように見えます。</p><p>　　けれど季節の移ろいは早く、すぐに太陽がまぶしい夏になり、</p><p>　　やがて落葉が始まり、冬には木枯らしが吹き荒れることでしょう。</p><p>　　そんな四季の風もように思いを馳せていると、短歌や俳句のような詩ができました。</p><p>　　気に入っていただける風景がありますように。</p><p>&nbsp;</p><p><span style="color:#cc0064;"><span style="font-size:1.4em;">《　風の輪舞　～春～　》</span></span></p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>　<a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20210512/14/azumi385/05/69/p/o0720087714940786570.png"><img alt="" height="512" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20210512/14/azumi385/05/69/p/o0720087714940786570.png" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20210512/11/azumi385/80/d7/p/o0851056814940722344.png"><img alt="" height="280" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20210512/11/azumi385/80/d7/p/o0851056814940722344.png" width="420"></a></p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20210512/12/azumi385/e8/66/p/o0885079914940740573.png"><img alt="" contenteditable="inherit" height="379" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20210512/12/azumi385/e8/66/p/o0885079914940740573.png" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>　</p><p><br>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/azumi385/entry-12674036063.html</link>
<pubDate>Wed, 12 May 2021 12:43:15 +0900</pubDate>
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<title>　《　ルビーの指輪　②　》　</title>
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<![CDATA[ <p align="left"><span style="font-size:1.4em;"><span style="color:#cc0064;">《　ルビーの指輪　》　②</span></span></p><p align="left">　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　</p><p align="left">今となっては、ご主人にどんな事情があったのか、知るよしもありませんが、本来宝石は人に喜びを与えるもの。それが鑑定によって奥様の大切な思い出や思い入れまでもが台無しになってしまったことが、とても痛ましく感じられます。</p><p align="left">鑑定士の言葉は続きます。</p><p align="left">「私は商業柄、ジュエリー一つ一つに物語があると思っています。</p><p align="left">確かにこのスタールビーは人工石ですが、その廻りをぐるりと取り巻いているダイヤからは、『奥様を守りたい。』というご主人の強い意志を感じます。</p><p align="left">高価な宝石に価値を見出そうとする人は多いですが、私は天然石を越えるジュエリーというものも、存在すると思っています」</p><p align="left">それから彼女はしばらくの間、魂が抜けたような眼をして、ケースの中の紅い天然石を眺めていましたが、やがてそのルビーを購入して帰っていかれました。</p><p align="left">帰り際に彼女は、</p><p align="left">「美しい星が空から舞い降りてきたみたいに、星模様が艶めいた光を放っていて、すっかり</p><p align="left">魅せられてしまいました。きっと主人が、私とこの指輪を引き合わせてくれたのだと思いま</p><p align="left">す。」</p><p align="left">と話されていたそうです。</p><p align="left">二つのルビーリングが、これからの彼女の人生をやわらかく癒し、共に素敵な思い出を刻んでいってくれることを祈らずにはいられません。</p><p align="left">&nbsp;</p><p align="left">&nbsp;</p><p align="left"><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20210426/11/azumi385/b4/6f/p/o0233015514932281568.png"><img alt="" contenteditable="inherit" height="146" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20210426/11/azumi385/b4/6f/p/o0233015514932281568.png" width="220"></a></p><p align="left">&nbsp;</p><p align="left">&nbsp;</p><p align="left">次は…、あっ、あの一番奥のアニバーサリーコーナーを覗いてみることにしましょう。仲睦まじい中年のご夫婦が、展示ケースの中を熱心にご覧になっています。</p><p>（　　エピソード３　還暦　　―　♪♪♪　―　）</p><p>&nbsp;</p><p>ちょっと、深刻なお話が聞こえてきました。</p><p>奥様は数年前から難病を患っており、最近では発熱や倦怠感で食欲もなくなり、元気を失ってゆく奥様を心配したご主人が、－宝石には、自然の治癒力が秘められている－と聞いて、少しでも体調がよくなればと、半ば強引に奥様をこの会場へ連れだされたそうです。</p><p>&nbsp;</p><p align="left">「この指輪、いいんじゃない？」</p><p align="left">「綺麗だけど、こんなにやせて皺だらけの手に赤いルビーなんて似合わないわ」</p><p align="left">「そんなことないよ。ほんわりと柔らかな赤い光を放つこの石の端正な風情は、品があってお母さんそのものだよ。今まで仕事々で、家のことは全部任せっきり、苦労ばかりかけて、あげく病気にも気づいてやれなかった。本当にごめん」</p><p align="left">「もういいよ。やめて。でも、確かにこの赤い石を着けていると、少しは元気がでてきそうね。ありがとう、これに決めます。じゃあ、サイズ直しが終わったら、スーパームーンの日にでも、さりげなく渡して…」</p><p align="left">「えっ、僕は雨上がりの日に、奥さんの前でこうやって、うやうやしく膝まづいて渡たしたかったんだけどな」</p><p align="left">「あら、素敵。それもいいわね。二度目のプロポーズみたいで…」</p><p align="left">てらいのない会話に、ご夫婦の歴史を感じます。</p><p align="left">ルビーの燃えるような炎の色には、困難に打ち勝つ力が宿るとされています。</p><p align="left">「赤いお守り、大事にします」奥様の心の声が、聞こえてくるようです。</p><p align="left">&nbsp;</p><p align="left">帰り際、ご主人は｢妻の還暦には、深紅のドレスとこの指輪を身に着けて、素敵な写真を撮ってあげたいんです」と、おっしゃっていたそうです。　</p><p align="left">&nbsp;</p><p align="left"><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20210426/11/azumi385/65/9d/p/o0341022714932281564.png"><img alt="" contenteditable="inherit" height="146" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20210426/11/azumi385/65/9d/p/o0341022714932281564.png" width="220"></a></p><p>&nbsp;</p><p>（　　　エピローグ　　―　　♪♪♪　　―　）</p><p>&nbsp;</p><p>いかがでしたか？　ルビーの指輪にまつわる『三つの物語』</p><p>まだまだ、あちらこちらのブースから、悲喜こもごものお話が聞こえてまいります。</p><p>続きをお聞きになりたい方は、是非、次回のジュエリー愛の展示会にもお越しいただきますよう、心よりお待ち申し上げております</p>
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<link>https://ameblo.jp/azumi385/entry-12670809873.html</link>
<pubDate>Mon, 26 Apr 2021 11:34:07 +0900</pubDate>
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<title>　　《　ルビーの指輪　①　》　</title>
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<![CDATA[ <p align="left">※&nbsp;&nbsp; <span style="font-size:1em;"><span style="color:#000000;">６</span>月20日(日)に、高松市にあるサンポートホールで、朗読流星群の仲間たちと</span></p><p align="left"><span style="font-size:1em;">　　「青春のアコースティック　朗読ライブ（指輪にまつわる物語）」に参加することに</span></p><p align="left"><span style="font-size:1em;">　　なりました。</span></p><p align="left"><span style="font-size:1em;">　　「自作の作品を読む」というのがコンセプトだとお聞きし、この日の舞台用に</span></p><p align="left"><span style="font-size:1em;">　　書いた作品（散文）です。</span></p><p align="left"><span style="font-size:1em;">　　当日は、ジュエリーコーディネーターになりきって堂々と発表したいと思っています。</span></p><p align="left"><span style="font-size:1em;">　　会場の皆さまが本物の展示会</span><span style="font-size:1em;">に来られているような錯覚を感じていただけるように…。<img alt="ウインク" draggable="false" height="24" src="https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/004.png" width="24"></span></p><p align="left">&nbsp;</p><p align="left">&nbsp;</p><p align="left">&nbsp;</p><p align="left">&nbsp;</p><p align="left">　<span style="font-size:1.4em;"><span style="color:#cc0064;">《　ルビーの指輪　①　》　</span></span><br>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　<br><br>（　　プロローグ　　　―　♪♪♪　―　）<br><br>皆様、本日はジュエリー愛の “宝石展示会 ”へ<br>お越しいただきまして、まことにありがとうございます。<br>私は、ジュエリーコーディネーターの近藤と申します。<br>こちらの会場では、華やかで情熱的なピジョン・ブラッド・ルビー”の指輪を<br>多様に取り揃え、各ブース毎に数多く展示させていただいております。<br>宝石の女王とも呼ばれ、圧倒的な存在感を放つルビー。<br>女性の肌を最も綺麗に見せてくれるといわれる石で、<br>【良縁】【情熱】【永遠の命】といった【魅惑的な石言葉】を持っております。<br>ご自分用には勿論、大切な方へのプレゼントとしても大変喜ばれる石です。<br>遠くミャンマーで採取されたルビーの原石は、熟練の指輪職人により<br>大胆にカットされ、華やかに磨き上げられて、芸術性の高い作品に生まれ変わり、<br>皆様のブースへのお越しをお待ち申しております。<br>流れるようなラインにこだわった新作など、魅力あふれる作品の数々。<br>皆さま方には、必ずお気に入りの指輪との運命的な出会いが訪れることでしょう。<br>おやっ、早速、入り口の近くのマリッジリングブースにいる若いカップルの<br>ほほえましい会話が聞こえてきました。ちょっとお話を伺ってみましょう。<br><br>（　　エピソード１　マリッジリング　　　―　♪♪♪　―　）<br><br>「えっ！『少しだけお洒落して来い』なんていうから、何かと思ったら……。<br>でも、指輪なんていいよ、無理しないで」<br>「いいんだ、けじめだから、今できる、精いっぱいのことをしたいんだ」<br>彼が選んだのは、一つの木目模様の金属を二人用にカットして作られた指輪で、<br>緩やかな木目模様がもう片方のリングと流れるように繋がっており、<br>女性用の指輪には愛くるしいルビーが埋め込まれた<br>“木目重ね ”という、人気のデザインリングのようです。<br>「でも、高いし……」<br>「奈央も覚えているだろ。高校三年の夏。サウスポー投手として騒がれていた俺は、<br>あと一人という時に、甘くなったフォークを相手チームの<br>強打者に打たれてしまい甲子園の夢は終わった。<br>それからの俺は飯を食う時も字を書く時も、右手だけを使って生きてきた。<br>左手は肩から長く伸びた、ただの無機質な身体の一部でしかなかった。<br>そんな俺と左手に、もう一度生きる力を与えてくれたのが奈央だったんだ。<br>俺にとって奈央は宝物。だから宝の石と言われているルビーを選んだ。<br>これからの人生は、この左手に奈央と揃いのリングをつけて生きていきたいんだ」<br>「ありがとう。本当は、本当は、欲しかったの、<br>指輪。流れるようなラインがとても素敵。夢みたい・・<br>私もよ。気が付くと、私の笑顔の先にはいつもヒロがいた。<br>二人で紡ぐ未来が見えていた。私にとっても、貴方とこのルビーリングは一生大切にしたい宝物よ」<br>どうやら、赤いバラのように鮮明な輝きを放っていた愛らしいルビーは、<br>奈央さんの指に納まり、二人のこれからの人生に寄り添って生きていくことになりそうです。<br>どうぞ、末永くお幸せに。</p><p align="left">&nbsp;</p><p style="text-align: left;"><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20210426/11/azumi385/82/d6/j/o0640048014932276437.jpg"><img alt="" contenteditable="inherit" height="165" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20210426/11/azumi385/82/d6/j/o0640048014932276437.jpg" width="220"></a><br><br><br><br><br>こんどは、あちらのスタールビーの展示ブースが何か騒がしいようです。<br>一体どうしたんでしょう？ ＊<br><br>（　　エピソード２　人工石　　　―　♪♪♪　―　）<br><br>何やら、亡くなったご主人から贈られたスタールビーの指輪をリメイクしようと<br>相談に来られた女性が、鑑定結果を聞いて困惑されているご様子です。<br>「残念ですが、このルビーは【人工合成石】と呼ばれるものでして、<br>宝石としての価値は認知できません。」<br>「そんな！　ずっと主人に騙されていたということですか？<br>『ルビーは、幸運をもたらせてくれる石だよ。』ってプレゼントしてくれて、<br>それからは毎日のように身に着けていたんですよ。<br>今度、娘が成人式なので、デザインを新しくして父親の思いを受け継いでもらおうと思って<br>相談に来たのに・・、どうして・・・」<br>鑑定士は、いまにも涙が溢れんばかりのお客様に、戸惑いながらも誠実な説明を繰り返しています。<br>「本物は、光線模様に濃淡があり、光の筋が少しぼやけて見えます。<br>それに手に取った時に『ひんやり』とした鉱物の感触が残ります。<br>しかし、お持ちいただいた石は模様が鮮明すぎますし、本物の石のような冷たさも感じられません。」</p><p align="left">&nbsp;</p><p align="left">&nbsp;</p><p align="left">&nbsp;</p><p align="left">&nbsp;</p>
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<pubDate>Mon, 26 Apr 2021 11:09:35 +0900</pubDate>
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