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<title>自閉症の僕が跳びはねる理由</title>
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<![CDATA[ <p>指先が震えるほど、息が上がり涙が出るほど、わからない。今の私に何を求めればよいのだろう。自閉症を持つ人やその症状がどのようなものか、何度か見たことがある。急に大きな声を出したり、泣きわめいたり、喜んだり、何を見ているのか、考えているのかわからない。彼らに差別的な態度や行動をとりたくない、理解や何か手伝いをしてあげたいという気持ちを持っていながら私は彼らの言動に少し戸惑っていた。私たちは痛みを持ちながら生きていく。十代の私、五十台の母親、八十台の祖母、そしてもちろん彼らも身体的なものから心の痛みまで隈なく痛みや苦しみを感じている。そんなことは改めて考えると当たり前だった。彼らは私たちと同じなのだ。人に理解されないときのどうしたらよいかわからないほどの戸惑いや苦しみ、錯乱する気持ち、私が私に追いつけないほど遠くへ行ってしまった時、もうどうでもいいようなどうしたらいいのかわからない状況から小さい子供のように泣きわめいて逃げ出してしまいたくなる。私はそんな人がいたら抱きしめてあげたい。それはその人にとって迷惑でなにもわかっていないくせにと思われてしまうのかもしれない。だけれど私はそんなことしかできない。それがさらに虚しくさせるのかもしれないが、今の私にはたくさんの時間と理解したい気持ちがある。ゆっくり向き合いたい気持ちがある。魅力的で時に悲しい世界を私にもみせてほしい。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>周りにいる人に自分のことばを伝えられること、幸せなこと、ありがたいと思っていること、不満や戸惑いや怒りや悲しみや気付いていないこと、持てあますことなく精一杯自分を使い切ろうと思う。</p>
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<pubDate>Fri, 16 Apr 2021 14:59:43 +0900</pubDate>
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