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<title>喘息&amp;下垂体前葉機能低下症の闘病記録</title>
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<description>喘息の大発作を機に難病指定の「下垂体前葉機能低下症（副腎不全）」を発症した会社経営アラフォーママの闘病・療養記録です。突然の体調不良や入院生活から、仕事を休み療養に専念する現在までを細かく綴っていきます。1日1話づつ（夜19時に）更新してます❤️</description>
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<title>【24話】大病院のリアル目線</title>
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<![CDATA[ <p>今回は、私が25日間を過ごした「入院生活」について、少し違った角度からお話ししようと思います。</p><div><br></div><div>私が案内された4人部屋の大部屋は、一言で言うと「もの凄く快適」でした。</div><div>というのも、同室の患者さんはほぼ寝たきりの方ばかりで、みなさんとても大人しくて静かだったからです。</div><div><br></div><div>実は、私がいた病棟のこの階は、基本的に80代以上の超ご年配の患者さんばかり。</div><div>廊下を歩いている患者さんの姿なんてほとんど見かけず、基本的にはベッドの上で過ごすか、手厚い介護を必要とする方ばかりのフロアでした。</div><div><br></div><div>となると、何が起こるかというと……。</div><div>そう、看護師さんたちが、信じられないくらい超・大忙しなんです！</div><div><br></div><div><font color="#ff2a1a">看護師は本当に偉い！ 3Kの現場で見たプロの忍耐力</font></div><div>病棟の廊下では、いつも必ずどこかで「ピーピーピー…」とアラームやナースコールを呼び出す音や叫び声が鳴り響き続けていました。</div><div>よく、看護師さんの仕事は「3K（きつい・汚い・危険・ついでに臭い）」なんて言われたりしますが、間近で見ていると「まさにその通り、いや、それ以上だ…」と頭が下がる思いでした。</div><div>ただ単に「仕事だから」と割り切るだけでは絶対に続けられないような、本当に過酷な現場です。</div><div><br></div><div>しかも、重症の患者さんになると、何を言っているのか言葉がサッパリ聞き取れないことも多いのです。</div><div>そんな時、ここの看護師さんたちは決してイライラせず、もの凄く長い時間をかけてじっくりと耳を傾け、患者さんの言いたいことを理解しようとしていました。</div><div>カーテン越しにそのやり取りを聞きながら、私はその「圧倒的な忍耐力」と「人情味あふれる優しさ」に、ただただ感動し、偉いなぁと深く勉強させてもらっていました。</div><div><br></div><div><font color="#ff2a1a">経営者目線で感動した「病院という巨大な組織」</font></div><div>私は普段、会社を経営している身なので、どうしてもこういう場所に来ると無意識に「経営者目線」で組織を観察してしまいます（笑）。</div><div><br></div><div>前にも少しお話ししましたが、病院という場所は「縦割り社会（分業システム）」で成り立っています。</div><div>医師、看護師、看護助手、薬剤師、検査技師、受付、清掃の方々まで、それぞれが自分のプロフェッショナルな任務を完璧にこなし、バトンを繋いでいる。</div><div><br></div><div>「これだけたくさんの人が働き、協力し合ってくれているからこそ、私たち病人はこうして1ミリの不安もなく、安心してベッドに横たわっていられるんだな…」</div><div><br></div><div>ベッドの上でそんなことを考えながら、病院という一つの巨大で素晴らしい組織のシステムに、一人で深く感心していました。</div><div><br></div><div>大部屋（4人部屋）は、お互いの生活音や会話がどうしても丸聞こえになってしまうので、お互いにすごく気を遣う空間ではあります。</div><div>でも、人間観察が大好きな私にとっては、カーテン越しに聞こえるプロの仕事っぷりや人間模様が、不謹慎ながらとても興味深く、退屈しのぎになっていたのも事実です。</div><div><br></div><div>……ただ、そんな風にベッドの上で周囲の観察ばかりしていたからこそ、この後、私のメンタルが徐々に別の方向へやられていくことになるのですが……（苦笑）。</div><div><br></div><div>(次回へ続く)</div>
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<link>https://ameblo.jp/bamboohillc1656/entry-12971376264.html</link>
<pubDate>Thu, 16 Jul 2026 19:00:00 +0900</pubDate>
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<title>【23話】「今」をとことん生きる！</title>
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<![CDATA[ <p></p><p>自分の身体のリアルな現在地を知り、現場から引き離される焦りやモヤモヤを、ベッドの上でひしひしと感じていた私……。</p><p></p><p><br></p><p></p><p>そうやって、心の中のいろんな感情をずっしりと受け止めた、ある日のこと。</p><p></p><p>私の心が、不思議なほどすーーーっと「スッキリ」したんです。</p><p><br></p><p>この現実を、自分自身の中で納得して受け止められるようになるまでには……</p><p>「まだまだ、ずーーっと先でいいや！」って、いい意味で諦め（割り切り）がついたんです。</p><p><br></p><p>だって、今ベッドの上でどれだけ真剣に先のこと（仕事復帰のこと）を悩んだって、答えなんてどこにも見つからないから。</p><p><br></p><p>それなら今は、あれこれ悩むのをすっぱりやめて「今を生きること」「今を楽しむこと」だけに全力を注ごう！</p><p>先のことなんて、その時が来たら勝手に道が開けるもの！</p><p><br></p><p>そう自分の中で割り切った瞬間から、私の「真のポジティブマインド」がむくむくと湧き上がってきました。</p><p><br></p><p><font color="#ff2a1a">神様がくれた最高のプレゼント</font></p><p>それにね、一歩引いて客観的に考えてみたら、</p><p>「これ、全部自分が作り出した最高の世界」なんですよね。</p><p><br></p><p>限界をとっくに超えて突っ走っていた私を、神様が「ちぃさん、これ以上は危ないよ！」って優しく強制ストップしてくれた。</p><p>「これまで本当によく頑張ったね」って、ご褒美として、今という自由な時間をプレゼントしてくれたんだな、って。</p><p><br></p><p>そう捉え直すことができたら、心の重荷が完全に消えて、もの凄く楽になったんです。</p><p><br></p><p>むしろ、私がこれまで全力で頑張ってきたおかげで、ここまで会社を立派に守ることができたんですから！</p><p><br></p><p><font color="#ff2a1a">私が作った最高のシステムに、今はとことん甘える</font></p><p>そして今、私がこうして現場を離れて入院しているという状況になっても、会社は何の問題もなく回っている。</p><p><br></p><p>そう。「私が不在でも、スタッフのみんなが迷わず笑顔で回せる素晴らしいシステム」を、これまで必死に作り上げてきたのは、他でもない私自身なんです。</p><p><br></p><p>だから、今の私には、何の心配も必要ありません。</p><p><br></p><p>「みんな、あとはよろしくね！」って信頼して任せて、私は今、ただ生かされて満たされている自分をたっぷり感じればいい。</p><p>自分で作り上げた最高のシステムに全力で甘えて、今はゆっくり、のんびり休んだらいい。</p><p><br></p><p>気持ちをほんの少し変えて考えてみたら、心がもの凄く楽になりました。</p><p><br></p><p>「自分のせいで病気になった」のではなく、「この身体だったからこそ、今の私がある」。</p><p>いつか未来の私が、「あの時、この病気になって立ち止まったおかげで、今こうなれたんだ！」って笑顔で言っている日が必ず来るはずだと、私は今、そう確信しています。</p><p><br></p><p>――そんな風に、どん底まで落ちて徹底的にデトックスしたからこそ、バシッとマインドのリフォームを完了させた私！！</p><p><br></p><p>ここからまた、大病院のリアルな日常と満喫ライフへと突き進んでいきます！</p><p><br></p><p>(次回へ続く)</p>
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<link>https://ameblo.jp/bamboohillc1656/entry-12971741987.html</link>
<pubDate>Wed, 15 Jul 2026 19:00:00 +0900</pubDate>
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<title>【22話】仕事人間に直面した強制終了</title>
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<![CDATA[ <p></p><p></p><p data-path-to-node="7"></p><p></p><p>「薬を飲めば、すぐに前みたいにバリバリ働けるようになる！」</p><p>勝手にそう期待して、前を向いて頑張っていた私。</p><p><br></p><p>ですが、毎日の入院生活を送るなかで、私の淡い期待は少しずつ覆され、「すぐに現場へ復帰する」なんてことは、エベレストの頂上に登るくらい、とてつもなく高く遠い先の話になってしまったのです。</p><p data-path-to-node="7"><font color="#ff2a1a"><br></font></p><p data-path-to-node="7"><font color="#ff2a1a">音を立てて崩れ去る私のスケジュール</font></p><p data-path-to-node="7">その現実を突きつけられた瞬間、私の心には、とてつもない「焦り」が押し寄せてきました。</p><p data-path-to-node="7"><br></p><p data-path-to-node="7">今まで家族もプライベートも犠牲にしてまで仕事に打ち込み、何年もかけて必死で現場を引っ張ってきました。</p><p data-path-to-node="7">「私が早く戻らないと現場が回らなくなるんじゃないか」「みんなに迷惑をかけてしまう」という焦りが、頭の中をぐるぐると駆け巡りました。</p><p data-path-to-node="7"><br></p><p data-path-to-node="7">一生懸命頑張って、やっとスタッフからも頼られるようになっていたからこそ、相当に辛くて、孤独で、寂しいことでした。</p><p data-path-to-node="7"><br></p><p data-path-to-node="7"><font color="#ff2a1a">必要とされたかった私</font></p><p data-path-to-node="7">でも、ベッドの上で動けない自分を見つめるうちに、ふと気づいたのです。</p><p data-path-to-node="7">今まで自分で自分に過剰な負荷をかけて、私にしかできない仕事として大量に溜め込んでいたのも。人に任せることができずに全部自分で抱え込んでいたのも。</p><p data-path-to-node="7">――その根本はすべて必要とされたかったからなのだと。</p><p data-path-to-node="7"><br></p><p data-path-to-node="7">誰かに必要とされることは、とても幸せなことです。</p><p data-path-to-node="7">だけど、その「必要とされたい」がゆえの自分への負担が大きすぎて、私の身体はついに悲鳴を上げて、限界を迎えて潰れてしまった。</p><p data-path-to-node="7"><br></p><p data-path-to-node="7">この【下垂体前葉機能低下症】という病気になり、強制的に仕事から引き離されてしまったという結果は、他でもない私の身体が下した、人生の「強制終了」そのものだったのです。</p><p data-path-to-node="7"><br></p><p data-path-to-node="7"></p><p></p><p data-path-to-node="6">悔しさも、焦りも、情けなさも、いろんな感情を、ベッドの上で一人、ひしひしと感じていました。</p><p data-path-to-node="7">その事実を静かに、でもずっしりと胸の奥で受け止めて――。</p><p data-path-to-node="7"><br></p><p data-path-to-node="8">そうやって、心の中のモヤモヤをすべて出し切った、ある日のこと。</p><p data-path-to-node="8"><br></p><p data-path-to-node="8">私の心が、不思議なほどすーーーっと「スッキリ」したんです。</p><p></p><p></p><p data-path-to-node="7"><br></p><p data-path-to-node="7">（次回へ続く)</p><p></p><p></p>
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<link>https://ameblo.jp/bamboohillc1656/entry-12971464111.html</link>
<pubDate>Tue, 14 Jul 2026 19:00:00 +0900</pubDate>
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<title>【21話】難病が突きつけてきた現実</title>
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<![CDATA[ <p>山のような精密検査の嵐をすべて乗り越え、先生から突きつけられた「一生、この難病と付き合っていく」という確定診断。</p><p><br></p><p>もともと入院当初は</p><p>「よし！ これでお薬を入れたから、元通り元気いっぱいになれる！」</p><p>私は心の底からそう信じて疑っていませんでした。</p><p>お見舞いに来てくれた家族や知人にも「お薬飲んだら、これからどんどん元気になるよー！」なんて、軽く説明していたのです。</p><p><br></p><p>だけど……そんなに人生は甘くなかった。</p><p><br></p><p>精密検査をすべて終え、正式に「一生治らない」ということを突きつけられ、<span data-path-to-node="5,0" data-index-in-node="24">徐々に自分の置かれた現実を理解していくのでした。</span><br></p><div><br></div><div><font color="#ff2a1a">私の身体は「完全なる自己破産」状態だった！</font></div><div>この時の私の状態を例えるなら、まさに「身体の自己破産」でした。</div><div><br></div><div>これまで、仕事や家事で限界を超えても、自分の身体にムチを打ち、限界突破で突っ走ってきた日々。</div><div>それは言うなれば、自分の身体から「副腎ホルモン」という名の借金を、何年も何年も膨大に重ね続けていたようなものでした。</div><div><br></div><div>だましだまし、どーにかこーにか生き延びてきたけれど、ついに喘息の大発作をきっかけに、身体が限界を迎えてパンク。</div><div>結果、ホルモン値はゼロ……いや、マイナスの極限状態。</div><div><br></div><div>ついに、強制的な「自己破産」を突きつけられたのです。</div><div><br></div><div>自己破産ですから、家も車も、財産もすべて没収されて一瞬で失った状態です。</div><div>手元には何一つ残っていません。</div><div>ここから元の生活に戻るためには、一歩ずつ、必死に家の土台からじっくりと時間をかけて建て直していくしかありません。</div><div><br></div><div>今の私にとって、処方された「コートリル」というお薬は、決してウルトラマンに変身するためのアイテムではなく、崩壊した家の土台を、ゼロからトントンカンカンと建て直すためだけの、最低限の「建築資材（お金）」だったのです。</div><div><br></div><div><font color="#ff2a1a">「生きるためだけ」で使い果たしてしまうエネルギー</font></div><div>土台を必死に建て直している真っ最中ですから、今の私には「自分を修復するためだけ」のエネルギーしか残されていません。</div><div>外からの刺激に対抗するための免疫も、余分な体力も、本当に「1ミリ」も残っていなかったのです。</div><div><br></div><div>入院生活がどれだけ進んでも、ただご飯を食べるだけで、ただシャワーを浴びるだけで、私は「クタクタのボロボロ」になって滝のような大汗をかき、ベッドに倒れ込む。</div><div><br></div><div>「お薬も毎日飲んでいるのに、どうして私はまだ、たったこれだけのことで倒れてしまうの……？」</div><div><br></div><div>お薬を飲むタイミングをいくら研ぎ澄ませても、そもそも使えるエネルギーの「絶対量」が、普通の人とは全く違う。</div><div>生きるためだけの最低限のエネルギーしか、今の私には残されていない。</div><div><br></div><div>その現実を、思い知らされたとき、私の心には、深い悲しみ、が広がっていくのでした。</div><div><br></div><div>そして、この病気はさらにもう一つ、仕事復帰への過酷な現実を突きつけてくるのでした。</div><div><br></div><div>(次回へ続く)</div>
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<link>https://ameblo.jp/bamboohillc1656/entry-12971461801.html</link>
<pubDate>Mon, 13 Jul 2026 19:00:00 +0900</pubDate>
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<title>【20話】負荷試験結果と確定診断</title>
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<![CDATA[ <p>あの過酷な負荷試験から、3日後の朝のこと。</p><p><br></p><p>毎朝恒例の、先生方の回診の時間。</p><p>いつもならカーテンをパッと開けて、爽やかに現れる主治医の女医先生が、その日は、検査結果の書類をじっと見つめながら、どこか神妙な面持ちで私のベッドサイドに現れたのです。</p><p><br></p><p>「ちぃさん……負荷試験の結果が出たよ！」</p><div>先生が私の前に並べたのは、動かぬ証拠の数値たちでした。</div><div><div><br></div></div><div>【ACTH（脳からの指令）】</div><div>負荷試験開始前 1.5 ➔ 30分後 5.4 ➔ 60分後 6.8</div><div>【コルチゾール（副腎ホルモン）】</div><div>負荷試験開始前 0.71 ➔ 60分後 1.03 ➔ 90分後 1.05</div><div><br></div><div>データを見つめながら、女医先生がぽつりと、静かに言いました。</div><div>「……うーん、ちぃさん。数値が、全く上がってないねぇ〜。」</div><div><br></div><div>え？</div><div>上がってない……？？</div><div><br></div><div>意味が分からず一瞬フリーズした私に、先生は丁寧に教えてくれました。</div><div>外からどんなにお尻を叩いて強い指令（刺激）を送っても、私の身体は全くピクリとも反応していない。数値が全然上がってこないのです。</div><div><br></div><div><font color="#ff2a1a">入院時の病名が、ここでアップデートされた</font></div><div>この負荷試験の結果をもって、私の最終的な病名が正式に決定しました。</div><div><br></div><div>決定した病名は、国指定の指定難病である<b>【下垂体前葉機能低下症】</b></div><div><br></div><div>入院した当初の診断名は【続発性副腎不全】でした。</div><div>「副腎の機能が低下して、生きるためのホルモンが出なくなっている状態だよ」と言われていたのです。</div><div><br></div><div>けれど、この負荷試験をやったことで、真の黒幕が判明しました。</div><div>副腎そのものが病気なのではなく、「もともとの脳の工場（下垂体）自体が、完全に機能を停止して、副腎へ指令を出すのをやめてしまっている」</div><div><br></div><div>だからこそ、仮の病名から、この【下垂体前葉機能低下症】という本当の病名が、私の人生に正式に刻まれることになったのです。</div><div><br></div><div>そしてそれは同時に、ある残酷な現実の宣告でもありました。</div><div><br></div><div>「ちぃさん。これだけ刺激しても工場が動かないということは、今後、ちぃさんの身体が自然と自力で良くなっていく（元に戻る）見込みは、残念ながらほぼありません」</div><div><br></div><div>すなわち、</div><div><b>｢私はこれから一生、この難病と付き合っていかなければならない。｣</b></div><div>ということ。</div><div><br></div><div>その確定診断の現実が、重く、冷たく、私の胸に容赦なく突きつけられた瞬間でした。</div><div><br></div><div>――「あぁ、やっぱりそうなんだ……」</div><div>どこかで覚悟はしていたものの、自力での工場復活はゼロだと言い渡された私の心には、あるとてつもない影が徐々に忍び寄っていくのでした。</div><div><br></div><div>（次回へ続く）</div>
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<pubDate>Sun, 12 Jul 2026 19:00:00 +0900</pubDate>
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<title>【19話】ホルモン負荷試験の当日</title>
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<![CDATA[ <p></p><p data-path-to-node="7">次なる戦いは、入院期間で一番大事な検査「ホルモン負荷試験」です。</p><p data-path-to-node="8"><br></p><p data-path-to-node="9">これは簡単に言うと、脳の工場（下垂体）へあえて外から刺激を与えて、私の身体がどれだけの副腎ホルモンを自力で分泌できるかを調べる試験のこと。<br>この検査によって、今後私の身体が復活する可能性があるのか（元に戻るのか）を調べる、もの凄く大切な検査でした。</p><p data-path-to-node="9"><br></p><p data-path-to-node="9"><font color="#ff2a1a">前日から「素の自分」に戻る</font></p><p data-path-to-node="9">この過酷な検査は、実は前日から始まっていました。</p><p data-path-to-node="9"><br></p><p data-path-to-node="9">検査の正確なデータを取るための絶対条件。</p><p data-path-to-node="9">それは、「今受けているホルモン補充（コートリル）を、一度すべて身体から抜くこと」でした。</p><p data-path-to-node="9"><br></p><p data-path-to-node="9">お薬を飲まないということは、あの地獄のような倦怠感に襲われていた「素の自分」に戻るということ。</p><p data-path-to-node="9">言うなれば、体の中のガソリンをわざわざ空っぽにして、危険な状態に自ら飛び込むということです。</p><p data-path-to-node="9"><br></p><p data-path-to-node="9">前夜、お薬が抜けていくにつれてじわじわと身体が重くなっていく感覚を味わいながら、私は翌日の一大決戦に備えます。</p><p data-path-to-node="9"><br></p><p data-path-to-node="9">そして当日、朝一番からいよいよ負荷試験がスタートします！</p><p data-path-to-node="9"><br></p><p data-path-to-node="9">ここでまた、ビックリしたことがありました。</p><p data-path-to-node="9">普通、病院でのこういった時間おきの採血や処置って、看護師が対応することが一般的だと思います。</p><p data-path-to-node="9">ところが、この大変な負荷試験のすべての工程を、私の主治医であるあの女医先生が、最初から最後まで一人で全部対応してくださったのです。</p><p data-path-to-node="9"><br></p><p data-path-to-node="9">開始前、30分後、60分後、90分後……。</p><p data-path-to-node="9">「ちぃさん、調子はどう？また血を抜かせてもらうね」</p><p data-path-to-node="9">と、30分おきに先生自らが私の病室へと何度も何度も足を運び、その都度、採血をしてくださいました。</p><p data-path-to-node="9"><br></p><p data-path-to-node="9">点滴のお薬が効いているのか頭が少しボーッとはするものの、連続採血は何の問題もなくなんなく終了したのです。</p><p data-path-to-node="9"><br></p><p data-path-to-node="9">あとは、全てのデータを分析した先生からの結果を待つのみ。</p><p data-path-to-node="9">「少しでも、自力の数値が上がってくれていますように……」</p><p data-path-to-node="9"><br></p><p data-path-to-node="9">（次回へ続く）</p><p></p>
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<pubDate>Sat, 11 Jul 2026 19:00:00 +0900</pubDate>
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<title>【18話】出揃った画像結果と蓄尿データ</title>
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<![CDATA[ <p>あの恐怖のMRIを乗り越えたことで、入院前半に受けていたすべての「画像検査」の結果が私の手元に出揃うことになりました。</p><div><br></div><div>MRIのほかにも、CT検査、甲状腺エコー、腹部エコーなど、ありとあらゆる画像検査を並行して受けていたのです。</div><div>それぞれの詳細な結果は、以下のようなものでした。</div><div><br></div><div><b>甲状腺エコー</b>： 横長でリンパの腫れは多少あるものの、問題なし。</div><div><br></div><div><b>腹部エコー</b>： すい臓が少し飛び出た形状をしているけれど、これはどうやら生まれつきのもの。他、腎臓などにも異常なし。</div><div><br></div><div><b>脳のCT・MRI</b>： <p><span>脳の工場（下垂体）にも、ホルモンを出す副腎にも、物理的なおできや異常</span>なし。</p></div><div><br></div><div>要するに、先生から告げられた最終的な結果は、「形としてはどこも何も問題なし！」という、とてもクリアな状態。</div><div><br></div><div>形（ハードウェア）が完璧なら、あとは中身（ソフトウェア）である「ホルモンの数値」さえしっかりしていればいい。</div><div><br></div><div><font color="#ff2a1a">入院初日、24時間で集めた「蓄尿データ」</font></div><div>あともう一つ、入院初日（6月2日）に丸1日かけて、尿をすべて専用の容器に溜めて成分を測っていた「蓄尿（ちくにょう）の尿検査」の結果も出ました。</div><div><br></div><div>これは、まだお薬（コートリル）によるホルモン補充を始める前の「素の私」のデータです。</div><div><br></div><div>通常の健康な人であれば、尿の中にもしっかりと、生きるために自力で分泌されたストレス対抗ホルモン（コルチゾール）が検出されます。</div><div><br></div><div>ですが、私の結果の欄に書かれていたのは、信じられない文字でした。</div><div><br></div><div>【尿中コルチゾール：ケイサンフノウ】</div><div><br></div><div>……まさかの、病院の検査機械の限界を超えた「測定不能値」。</div><div>ケイサンフノウとは、1.0μg/day以下（基準値 4.3μg/day以上）と言うことらしく、医学的にはもはや「完全にゼロ」を意味します。</div><div><br></div><div>「え？？ どういうこと！？」</div><div>当時の私にとっては、この結果はまさに『意味不明』…</div><div><br></div><div>画像検査ではどこも正常だった私が、「なぜ入院した時点で自力分泌が計算不能（ゼロ）のゾンビ状態になってしまっていたのか」</div><div><br></div><div>――その明確な真犯人の正体が、この後に行われる『負荷試験検査』によって完全に白日の下に晒されることになるのです。</div><div><br></div><div>（次回へ続く）</div>
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<link>https://ameblo.jp/bamboohillc1656/entry-12971612875.html</link>
<pubDate>Fri, 10 Jul 2026 19:00:00 +0900</pubDate>
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<title>【17話】MRI、3度目の正直</title>
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<![CDATA[ <p>泣いても笑ってもやってくる「3度目の正直」のMRI再々挑戦！</p><div>今度こそ絶対に失敗できません。</div><div><br></div><div>夕方になり、今度は病室のベッドの上で点滴が開始されました。</div><div>前回の車椅子移動とは違い、今回は万全を期して、病室のベッドに寝た状態のまま、ガラガラと大がかりにMRI室へと移動します。</div><div><br></div><div>室内の手前で、MRI専用のベッドへと移し替えられ、いよいよ「眠くなるお薬」が点滴から注入されました。</div><div><br></div><div>（あ、今度こそ、トロンとしてきた……）</div><div><br></div><div>ウトウト……。</div><div>心地よい眠気が私を包み込み、私の意識はそこで完全に途絶えました。</div><div><br></div><div><font color="#ff2a1a">え、嘘でしょ！？想定外の目覚め</font></div><div>「ちぃさん、終わりましたよー」と声をかけられ、病室のベッドの上でパチッと目が覚める。</div><div>そんな完璧なハッピーエンドを想像していました。</div><div><br></div><div>……ところが、です。</div><div><br></div><div>「ガタガタガタガタ！！！」</div><div>「コンコンコンコン！！！」</div><div><br></div><div>凄まじい爆音が頭の中に響き渡り、フッと意識が現実に戻ってきました。</div><div>うっすら目を開けると、そこはアイマスクをされた真っ暗闇。</div><div>そう、そこはあの狭いドームの中…</div><div><br></div><div>「えーーー！！！お薬、切れてますけどーーー！！！（恐怖）」</div><div><br></div><div>なんと私、検査の途中で、ドームのド真ん中で目が覚めてしまったのです！！</div><div><br></div><div>あの時の恐怖といったら、もうありません。</div><div>「どうしよう、今どのくらい経ったの！？出すボタン（非常用ブザー）押す！？でも今中止したらまたやり直しだよ！？」</div><div><br></div><div>脳内は大パニック寸前。</div><div>でも、最初にしっかり眠らせてもらったおかげで、朝よりはほんの少しだけ気持ちに余裕（薬の残効）があったのかもしれません。</div><div>両手をぎゅっと握り締め、</div><div>「落ち着け、私……落ち着け、大丈夫……！！」</div><div>と、必死に心の中で呪文を唱え、嵐が過ぎ去るのを待つように一生懸命に耐え続けました。</div><div><br></div><div>そして……</div><div>ついに、全ての長い爆音が止まり、ベッドがウィーーーンとドームの外へ。</div><div>「終わったんだ……！」</div><div>その瞬間の解放感といったら、もうたまりません。</div><div><br></div><div><font color="#ff2a1a">熟練ナースも驚いた、前代未聞の超・厳戒態勢</font></div><div>ドームから抜け出した私の目に飛び込んできたのは、主治医の女医先生、さらにもう一人のドクター、そして看護師さんが2名に、放射線技師さん。</div><div>なんと、たくさんの医療スタッフの皆さんが、私のベッドをぐるりと囲んで見守ってくれていたのです……！</div><div><br></div><div>後から病室でベテランの熟練ナースさんに聞いたところ、</div><div>「ちぃさん、検査中もドクターも看護師もみんな、ずっと外でモニター見ながら待機してたんだからね。私の長い看護師人生でも、画像検査でこんなに見守られてた患者さん、マジであり得んことよ（笑）」</div><div>と笑われました。</div><div><br></div><div>本当に、病院中をお騒がせしまくった超・問題児の患者。</div><div>でも、私のあのパニックを「わがまま」として片付けるのではなく、なんとか検査を受けさせてあげたいと、これほどの大人が総出で守ってくれた。</div><div>スタッフの皆さんの優しさとプロフェッショナルな姿勢に、本当に、本当に申し訳なさと、それ以上の深い感謝で胸がいっぱいになりました。</div><div><br></div><div>そして、この苦労したMRIの結果が出たことで、入院前半に受けていた、ありとあらゆる画像検査と蓄尿による尿検査などの検査結果が全ての出揃いました！</div><div><br></div><div>(次回へ続く)</div>
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<link>https://ameblo.jp/bamboohillc1656/entry-12971574278.html</link>
<pubDate>Thu, 09 Jul 2026 19:00:00 +0900</pubDate>
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<title>【16話】MRIパニック再発！</title>
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<![CDATA[ <p>いよいよ次なる戦いがやってきました。</p><div>そう、あの【12話】で私を恐怖のどん底に陥れ、途中でリタイアしてしまった、あの「MRIのリベンジ戦」です。</div><div><br></div><div>国から指定難病の申請をしてもらうためには、どうしても脳の画像データが必要不可欠。それは分かっているんです。諦めたくないんです。</div><div>だけど……もう今後一切、あの狭くて冷たい暗闇のドームには入りたくない。</div><div><br></div><div>完全にトラウマの塊になっていた私は、事前に先生に必死で懇願しました。</div><div><br></div><div>「やりたいんです！やりたいんですけど、本当に怖いんです！もう無理なんです……」</div><div>まさに藁（わら）にもすがる気持ちでの直訴でした。</div><div><br></div><div><font color="#ff2a1a">安定剤の注射、そしてあり得ない「主治医の同行」</font></div><div>私のあまりの恐怖ぶりに、当日の朝は事前に「安定剤の注射」を打ってから挑むことになりました。</div><div><br></div><div>「あぁ、これで問題なく終わるはず」</div><div>そう信じて、少しホッとしたのを覚えています。</div><div><br></div><div>注射をしてもらい、いつものように車椅子でMRI室へ移動します。頭が少しボーッとしてくるものの、そこまで劇的な変化はありません。</div><div><br></div><div>そして驚いたことに、今回は主治医の女医先生も一緒にMRI室まで同行してくれたのです。</div><div>大病院で、たかが（と言ったらアレですが）画像検査の立ち会いに主治医のドクターがわざわざ同行するなんて、普通はあり得ないことです。</div><div><br></div><div>先生も見守ってくれる中、いざ検査台の上へ。</div><div>身体が固定され……そして、あの頭をロックする固定器具が顔の上にカシャッと覆い被さった、その瞬間でした。</div><div><br></div><div>「あ、あ、あ、、、、やっぱ無理ぃぃぃぃぃーーー！！！（涙）」</div><div><br></div><div>はい。安定剤の効き目、まさかの「ゼロ」でした（苦笑）。</div><div><br></div><div><font color="#ff2a1a">ドームに入る前からの大パニック</font></div><div>あの圧迫感を感じた瞬間、頭の中は一一瞬でパニック状態に。</div><div>女医先生がすかさず隣に寄ってきて、私の手をギュッと握り締めながら、「ちぃさん、私もここにおるし大丈夫よー！」って優しく声をかけてくれるのですが、もうそれどころではありません。</div><div><br></div><div>「先生、いなくならないでーーー！！（号泣）」</div><div><br></div><div>――結果、またしてもドームの中に入る前段階で、無念の中止。</div><div>先生や技師さんを困らせまくる、ホントお騒がせな患者です。</div><div>「そうなんです、やりたいんです……！やりたいんですよぉぉ……！」って、情けなくて、申し訳なくて、先生にすがりついて訴えました。</div><div><br></div><div>すると、技師さんから「今日は夕方の枠が空いているから、そこで再チャレンジできますよ！」との救いの手が。</div><div><br></div><div>さらに、「それなら次は、大腸カメラの検査とかで使う、もっとしっかり意識を飛ばす注射（睡眠剤？）で、完全に寝てもらいましょう！」という提案をしてくれたのです。</div><div><br></div><div>え？そんな方法できるの！？</div><div>だったら最初からそれにしてよーーー！！（涙）と心の底から思いましたが、もうこの時は自分の不甲斐なさと申し訳なさで、ただただ落ち込むことしかできませんでした。</div><div><br></div><div>こうして、3回目の命がけのリベンジ戦が、この日の夕方に持ち越されることになったのです。</div><div><br></div><div>（次回へ続く)</div>
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<link>https://ameblo.jp/bamboohillc1656/entry-12971567905.html</link>
<pubDate>Wed, 08 Jul 2026 19:00:00 +0900</pubDate>
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<title>【15話】精密検査と人体実験</title>
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<![CDATA[ <p>ホルモン補充療法スタートと同時に、私の身体の正体を完全に突き止めるための「容赦ない精密検査の嵐」が始まったのです。</p><div><br></div><div>CT、血液検査、甲状腺エコー、腹部エコー、MRI、そしてホルモン負荷試験などなど、最初の2週間はまさに怒涛の検査ラッシュ！</div><div>（特に「負荷試験」や「MRI」については、また次からのブログでじっくり書きますね！）</div><div><br></div><div><font color="#ff2a1a">車椅子で送迎される、まさかのVIP待遇</font></div><div><font color="#000000">検査生活がスタートして驚いたのは、検査する場所（検査室）までの</font><span style="color: rgb(0, 0, 0);">移動はすべて車椅子。歩かなくていいなんて、なんだか凄いVIP待遇！</span></div><div><font color="#000000">……なんて最初はちょっとお気楽に構えていたのですが、お迎えに来たのは、おそらく70代くらいであろう、年配の男性。</font></div><div><font color="#000000"><br></font></div><div><font color="#000000">一生懸命、車椅子の後ろから「ハァハァ」と息を荒くしながら、40代の若者（私）が乗った車椅子を押してくれている。</font></div><div><font color="#000000"><br></font></div><div><font color="#000000">――いや、これ絶対に立場が逆やし！！！（笑）</font></div><div><font color="#000000"><br></font></div><div><font color="#000000">申し訳なさを感じつつ、なんともシュールなVIP待遇でした（苦笑）。</font></div><div><font color="#000000"><br></font></div><div><font color="#ff2a1a">日常ルーティン</font></div><div><font color="#000000">それ以外にも、毎日のルーティンとして、看護師たちとの1日5.6回の検温や血圧測定、酸素飽和度、日々の体調の変化チェックが始まりました。</font></div><div><font color="#000000"><br></font></div><div><font color="#000000">私はとにかく、この自分の身体に一体何が起きているのかを正しく知りたくて、真剣に向き合いたかったんです。ベッドの上でスマホを駆使して病気のことをたくさん調べたり、AIに聞いてみたり、毎日の回診で先生にも質問攻めにしたり……。</font></div><div><font color="#000000">本当に「めんどくさい患者」だったと思います（苦笑）。</font></div><div><font color="#000000"><br></font></div><div><font color="#000000">でも、私のその真剣さに、看護師や先生、薬剤師、ソーシャルワーカーさんまでが一緒になって全力で応えて、考えてくださっているのがビンビン伝わってきて、今思い出しても本当に感謝しかありません。</font></div><div><font color="#000000"><br></font></div><div><font color="#ff2a1a">1日の2大イベント「食事」と「シャワー」での大激闘</font></div><div><font color="#000000">そんな風に周りに支えられながらも、実際の私の身体は、お薬（コートリル）を飲み始めたからといってすぐに思い通りには動いてくれません。</font></div><div><font color="#000000">とにかく、ちょっと動いただけで、すぐにエネルギーが完全に空っぽ（ガス欠）になってしまうのです。</font></div><div><font color="#000000"><br></font></div><div><font color="#000000">特に、毎日の生活における「食事」と「シャワー」は、今の私にとって1日のうちで一番体力を使う「2大イベント」であり、命がけの死闘でした。</font></div><div><font color="#000000"><br></font></div><div><font color="#000000">まず「シャワー」。</font></div><div><font color="#000000">ただお風呂に入って身体を洗うだけなのに、終わった後はもの凄いエネルギー消耗です。そこから2〜3時間、酷いときは半日近く、身体がベッドから1ミリも離れられないくらい、ダル重い倦怠感に襲われます。ダラダラと止まらない汗をかきをかきながら、ベッドの上で肩で息をするような状態でした。</font></div><div><br></div><div><font color="#000000">そして「食事」。</font></div><div><font color="#000000">私の身体は、食後……いや、「食事の途中」からすでに大汗をかき始め、食べるということ自体がもう必死。</font></div><div><font color="#000000">「噛んで、飲み込んで、消化する」という行為だけで、全エネルギーを使い果たしてしまうのです。</font></div><div><font color="#000000"><br></font></div><div><font color="#000000">そして、いつも頭と手足がカッカと熱くなっているのに、身体の芯は冷えきって凍えているという、意味の分からない状態。</font></div><div><span style="color: rgb(0, 0, 0);">頭の血管が膨張し、ボーッとしてガンガン痛むので、ベッドの枕には「アイスノン（氷枕）」が絶対に手放せませんでした。</span></div><div><font color="#000000"><br></font></div><div><font color="#000000">まさに、ただ日常の「生きること」そのものに全力投球！</font></div><div><font color="#000000">ぐったりする都度、血圧がドカンと下がったり、微熱が出たり……。</font></div><div><font color="#000000">毎日、どうやって生きていくか、そればかりを考える日々でした。</font></div><div><font color="#000000"><br></font></div><div><font color="#ff2a1a">自分の身体を使った「人体実験」</font></div><div><font color="#000000">夜中に急に激しい頭痛や吐き気が止まらなくなったときは、夜中に注射を打ってもらうなど、状況に合わせていろんな対応をしていただきました。</font></div><div><font color="#000000"><br></font></div><div><font color="#000000">1日15mgのベースを、どのタイミングで飲むのがベストなのか？</font></div><div><font color="#000000">体調が悪くなりそうなときの「頓服（追加）」のコートリルは、いつ足せばいいのか？</font></div><div><font color="#000000"><br></font></div><div><font color="#000000">看護師さんや先生に相談しながら、自分の感覚を研ぎ澄ませて「さぁ、次はどうする？」と身体の反応を観察していく日々。</font></div><div><font color="#000000">これが全く調整できず、日常を生きるために「退院しても問題ない状況」にするのが本当に大変だったからこそ、結果的に入院が25日間という長期に及んだのだと思います。</font></div><div><font color="#000000"><br></font></div><div><font color="#000000">でも当時は、そんな研ぎ澄まされていく自分の身体が、まるでリアルタイムで「人体実験」をしているみたいで、俯瞰してみる自分はどこか滑稽で「さぁ次はどうしたらいい？」と、ゲームしてるような感覚で面白がっていたかもしれません。</font></div><div><font color="#000000"><br></font></div><div><font color="#000000">――そんな日々を過ごす私の前に、いよいよ大きな戦いがやってきます。</font></div><div><font color="#000000">そう、あの【12話】で私を恐怖のどん底に陥れた、あの「MRIのリベンジ戦」が、ついに幕を開けるのです……！</font></div><div><br></div><div>(次回へ続く)</div>
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<link>https://ameblo.jp/bamboohillc1656/entry-12971513558.html</link>
<pubDate>Wed, 08 Jul 2026 07:00:00 +0900</pubDate>
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