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<title>Minstrelsy</title>
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<description>短編小説や連載小説を書いています。ジャンルは色々。</description>
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<title>Pure Blossom～陽光～</title>
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二人の時は動き出す。陽光は、全てを包み咲き結ぶ。消えていった花びら。二人は祈る。変わりゆく時の中で、変わらぬ想いを。
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<dc:date>2010-12-19T23:09:34+09:00</dc:date>
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<title>Pure Blossom -16-</title>
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　暖かい日が続かなかったせいだろう。卒業式までに咲いた桜は、三割にも満たなかった。それでも桜が見られただけで十分だ。　この教室で仲間達と騒げるのも、これが最後。　まだ卒業式が始まっていないというのに、涙ぐんでいる子も居る。「結婚式には呼んでよね」「まだ早いってば！　それよりも、そっちこそ彼氏出来たら教えなさいよ？」「二人が幸せなら私は一人でも構わないっ」「何馬鹿な事言ってるのよ。……さ、そろそろ行かないと」　彼女達とひとしきり騒いだ後、体育館へと向かう。　全てが変わる。変わっていく。　彼女達との
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<title>Pure Blossom -15-</title>
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　昨日の事は夢だったんじゃないか。ぼんやりとしたまま、いつもの待ち合わせ場所へと向かう。「早いな」「え、あ、まあ……」　何となく、ぎこちない。　幼馴染みから彼氏と呼べる間柄になったのかどうか、未だに確信が持てない。それは彼も同じだった様で、どうしたら良いものか考えあぐねている風だ。　普段通りで良いとは思うのだが、その普段通りがどんな感じだったのか思い出せない。何か話そうとしても、昨日の事を思い出すだけで顔が赤くなってしまう。「ああ、そうだ」　彼がポケットから携帯を出す。「貰ったお守り、付けてみた
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<dc:date>2010-12-18T21:04:52+09:00</dc:date>
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<title>Pure Blossom -14-</title>
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　鼓動が声を震わせる。　逃げ出したい気持ちで一杯だ。「実はね、私……進路決まってた」　口にしてしまえば、呆気ない事。「気を遣って言ってなかったって訳か」　彼も同じ事を思ったのだろう。星よりも冷たい声だった。「それもあるけど……そうじゃない」　挫けそうになる心を奮い立たせる。これからが、本題。「推薦で、女子校行くことになった」　顔を上げる。　彼はただ、そうか、とうなずくだけだ。「学校も遠いから、四月から一人暮らし」「……そうか」「こうやって遊んだり、一緒に学校行ったりってのも、これが最後。だからね
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<dc:date>2010-12-17T22:01:45+09:00</dc:date>
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<title>Pure Blossom -13-</title>
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　向こうで遊んでいる時に何か食べたのだろう。追加でケーキを頼むと言ったら彼は呆れた顔をする。「やけに食欲旺盛だな」「普通だよ？　むしろそっちが少ないくらいじゃない？」「俺は至って平均的だと思うんだがな」　そう言ってコーヒーよりも苦い顔をする。　私は季節のケーキを注文し、ミルクティーを飲む。今月は何だったか、と思い出す前に正解がやって来た。　苺の乗った小さな丸いショートケーキ。　ちょこんと乗った苺は、甘味よりも酸味が強かった。「……ちょっと酸っぱい」「だろうね」　興味深そうに覗き込む彼に、一口食べ
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<dc:date>2010-12-16T22:15:51+09:00</dc:date>
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<title>Pure Blossom -12-</title>
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　握りしめた携帯が着信を告げる。電話。彼からだ。　考えを打ち切り、電話に出る。「もしもし？」『あーっと、まだ友達と一緒か？』　出るとは思っていなかったのか、彼は驚いている様だった。「ううん、もう皆帰ったよ。まだメール見てないの？」『悪い、見るの忘れてたわ』　驚いた理由はこれか、と納得する。私が先に帰ったんじゃないかと思っていたのだろう。「まぁ良いけどさ」『これからどうするよ』　何処か見て回るには少し疲れている。だったら、と私は彼に提案する。「美味しいとこ知ってるの。ちょっと早いけど夕飯にしない？
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<dc:date>2010-12-15T21:51:31+09:00</dc:date>
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<title>Pure Blossom -11-</title>
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　ファッションストリートは思いの外凄かった。改装前は申し訳程度だったブランドショップが増えていたし、コスメコーナーも明るくて綺麗になっていた。　手が出ないものが殆どだったけれど、見ているだけでも楽しい。「あ、グロスの新色じゃん」「ホントだー。ポーチも有るよ」　彼と一緒だったら、ここに来る事は無かっただろう。友人達と居るのも、やっぱり悪くない。　と、一人がしきりに携帯をいじっているのが目に入った。「どうしたの？　親から？」「ううん。向こうの奴と、ちょっとね」　閉じた携帯がすぐに鳴る。「向こうの奴っ
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<dc:date>2010-12-14T20:55:44+09:00</dc:date>
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<title>Pure Blossom -10-</title>
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　何か気に障ったのか、それとも気分が悪いのか。結局何も聞けないままにゲーセンへと向かう。　ゲーセンは騒がしかった。それでも殆どがゲームの騒音で、人の声は少ない。　さて何をしようか、と振り向いたところで彼が呆然としている。「あ、お前も来てたの？」　彼の友人達だった。「それはこっちの台詞だ。お前らも来てたのか」　彼が私と距離を置く。それに気付いたのか、彼らが私を見る。「あー、あぁ、幼馴染みの例の彼女と一緒だったのか」　曖昧にうなずく彼。彼らは何か察したのかもしれない。話を切り上げて立ち去ろうとする。
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<dc:date>2010-12-13T20:48:40+09:00</dc:date>
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<title>Pure Blossom -9-</title>
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　もしもこれが本当にデートだったら、と有り得ない想像をしてしまう。デートだったら、もっと私を見てくれるのだろうか。「ね、ね、コレなんかどう？」　こうやって聞いてみても、返事は同じ。「良いんじゃねーの？」　善し悪しなんて見てくれていない。　彼女に似合う、なんて店の人がお世辞を言ってくれても、律儀に友達だと言い返す。「一休みしよっか。そろそろお昼だし」　彼に解らない様にため息を付く。普段通りにしようと思っても、気持ちだけが空回りしてしまう。無理にはしゃぎ過ぎた様に思う。「そうだな。そうしてもらえると
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<dc:date>2010-12-12T22:47:14+09:00</dc:date>
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<title>Pure Blossom -8-</title>
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　彼と遊ぶのは楽しみだ。けれど、言わなきゃいけない事が有る。本題はどっちなのか、自分でも解らなくなってきた。楽しみと不安がない交ぜになって落ち着かない。　別に告白する訳じゃない。ただ進路が決まっていたんだと伝えるだけなのに。それなのにどうしてここまで不安になるのだろう。　考えていても仕方ない、と明日の準備に取りかかる。　この前買ったばかりの服をクローゼットから取り出す。友人達と遊びに行った時に買ったのだ。いつもより、気合いの入った服。この日のためだ。勿論、友人達には黙っていたけれど。　目覚ましは
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<dc:date>2010-12-11T22:30:01+09:00</dc:date>
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