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<title>ある日突然ピン中</title>
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<title>アイと私その37</title>
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最終話今年になっても、私の仕事は一向にトンネルを抜ける気配がしなかった。私もストレスで酒の量も増え、精神的にも不安定だったと思う。「アイちゃん、誕生日プレゼントは、何がいい？」「何もいらない。」「アコ、セントマネーもいらない。」その時は、機嫌が悪いだけだと思っていた。何回かいつ頃行くと言っては、反故にしてアイを怒らせた。アイは、「アコもう29だよ。お婆さんになっちゃうよ。」と、私に訴えた。アイに会いたい。しかし、仕事が不安定な状態でフィリピンに飛べば、取り返しのつかないことになると考えた。アイと
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<dc:date>2011-12-25T09:00:00+09:00</dc:date>
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<title>アイと私その36</title>
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翳りと別れ編ある日、キッチンでアイと両親が、難しい顔で話し合っていた。どうしたの？と訊くと、ビコールの叔父さんが、アイの購入したして預けていた牛を、勝手に売ったそうである。こういう時、日本人の私には解決法が見つからない。フィリピン人にはフィリピン人の思考があるし、日本人の私の考えを押し付けるのは、間違いだと思う。ただ一つ分かることは、売ったものは返らないし、お金も戻ってこないだろう。アイは悔しくて泣きながら、手紙を書いていたが、テキストの返信も来ない相手に対しては、無駄に思えてならなかった。結局
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<dc:date>2011-12-24T09:00:00+09:00</dc:date>
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<title>アイと私その35</title>
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翳りと別れ編朝起きると隣に寝ているアイの横顔を眺めながら、早くきちんと手続きをしなければと、考えていた。手狭な家も引っ越したいし、アイにも楽な生活をさせてあげたい。日本の自分の現状を考えると、残念だが私にはその力はない。キッチンに行き、１人でビールをのむ。いつもコーヒーを入れてくれたロラは、ビコールに帰ってしまった。私は１人朝食を作り始めたのだった。今日は、アイと電気屋でテレビとコンロを買うことになっていた。アイがタレント時代に買った電化製品は、それぞれガタがきていたのだ。新しいテレビが届くと、
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<dc:date>2011-12-23T09:00:00+09:00</dc:date>
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<title>アイと私その34</title>
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翳りと別れ編2008年１２月、どうにかアイにクリスマスとニューイヤーの仕送りをする事はできた。しかし、仕事をサボり過ぎたため、なかなか挽回ができなかった。父親も入退院を繰り返す状態で、精神的に参っている状態だった。年も明けた頃、アイから報告があった。ウータンビジネスの資金が尽きたとのことだった。お客さんからの回収の焦げ付きは、なかったようだ。しかし、家族や親戚からの返金はなかったようだ。アイの優しい性格からいっても、家族や親戚から取り立てるのは、無理だろう。ウータンビジネスを始める時に、伯母さん
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<dc:date>2011-12-22T09:00:00+09:00</dc:date>
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<title>第３章を書き終えて</title>
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最近は出会いと別れについて、よく考える。人間には寿命があり、生と死が存在する。形あるものは永遠でないから美しいし、儚いのであるのだろう。遣られ親父には似合わないかもしれないが、大事な存在との別れは、どこかで自分の中で消化しなければいけないと思う。ここまでの時期が、私とアイの絶頂期だったと思う。アイは私の最も大切な存在だったし、私の生活の中心に位置していた。この時点で有頂天になっていた私には、驕りや油断があったと思う。結婚手続きにしたって、もっと事前の準備をしておけばという後悔の念があることも、否
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<dc:date>2011-12-21T09:00:00+09:00</dc:date>
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<title>アイと私その33</title>
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結婚準備編慌ただしく終わったパーティーの翌日、パンパンガは雨模様で異常に寒かった。私は風邪をひいてしまい、寝込んでしまった。アイは付きっきりで看病してくれた。風邪が移るからと言っても、隣に寝て私を温めてくれる。体調の悪さで弱った心に、アイの優しさが染みる。雨はだんだん強くなってきた。シグナル１が来ているらしい。10日しかないアイとの時間が削られるようで、虚しい気持ちで寝ていた。フィリピンの強い薬が効いたのか、夕方にはだいぶ身体が楽になっていた。結局その日は、アイのバハイから出ずじまいだった。午前
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<dc:date>2011-12-20T09:00:00+09:00</dc:date>
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<title>アイと私その32</title>
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結婚準備編パーティー当日の朝、爽やかな目覚めだった。アイにちょっかいを出すが、珍しく寝坊のアイが直ぐに目覚めて、応戦してきた。(爆)「アイちゃん、おはよう。今日は早く起きて用意しなくちゃ。」「うーんハニー、もう少しだけー。」それから30分ほどベッドでじゃれていた。いつも寝坊のアイのファミリーも、珍しく起きていて慌ただしく用意をしていた。「ハニー、今日楽しみなー。アコ、パンゲじゃない？」「アイちゃんは俺にとって、世界一のマガンダだよ。」なかなか部屋から出られない二人だった。シャワーを済ませて着替え
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<dc:date>2011-12-19T09:00:00+09:00</dc:date>
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<title>アイと私その31</title>
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結婚準備編パンパンガに到着し、明日からのスケジュールをアイと話しあった。会場になるような広い場所は、アイのバハイの近くにはなく、ダウの方に行くことにした。会場さえ決まれば、後はどうにでもなると考えていた。明日の朝ダウに向かうことにして、ウェルカムパーティーの準備を始めた。何せ、10カ月ぶりのフィリピンである。疲れのせいかいつもより、酒のまわりが早かった。アイの部屋に戻るも、まだ書類不備の事を引き摺っている私に、「ハニー、大丈夫よ。アコはハニーのこと信じている。アコはハニーがいるだけでハッピーよ。
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<dc:date>2011-12-18T09:00:00+09:00</dc:date>
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<title>アイと私その30</title>
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結婚準備編真夏のフィリピンに約３週間、日本に帰ってから社会復帰するには、多少時間が必要だった。しかし、私の仕事は３月、４月が、繁忙期である。いつまでも色ボケしているわけにはいかなかった。そんなおり、年老いた私の父が手術をした。前立腺癌であった。手術は成功したが糖尿病も併発しており、予断を許さない状況が続いていた。仕事と病院通いで、私には余裕がなくなっていた。アイの事は勿論頭の中にある。しかし、私は長男であり、それまで親不孝をしてきた経緯がある。１度フィリピン人との結婚を打診するが、嫌がおうもなく
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<dc:date>2011-12-17T09:00:00+09:00</dc:date>
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<title>アイと私その29</title>
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結婚準備編プールから帰ってきてからの日常は、取り立てて変化はなかった。ただアイの方は、ウータンビジネスのお客が来たりして、私が１人になる時間が増えてさきた。  アイの母親も定期的に診察を受けていたため、体調は良かった。この頃は、私がアイと出会ってから、アイのファミリーにとって、最も経済的に安定していた時期だと思う。但し、アイの姉夫婦は、いわゆる貧乏の子沢山であり、陰ではアイが助けていたようである。また、アパートの住人からも借金を申し込まれていた。元々ウータンビジネスに出資したものは、アイにあげた
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