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<title>電脳探偵日記</title>
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<description>腕利き（？）の私立探偵が小さな悩み相談から大きなトラブルまで、スマートに、そして時に無様に解決する過程を克明に綴った約７０％ドラマティックノンフィクション日記・・・</description>
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<title>血と涙</title>
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今年、２月１日。桂川の河川敷にその親子は居た。直前に息子は、思い出の残る市内を、母の車椅子を押して観光した。息子が”もう生きられへん。ここで終わりやで”と言うと、　　　　　　　　　　　　　　母は”そうか、あかんか、一緒やで、わしの子や”と言った。翌朝、降りしきる雨の中、死んでいる母親と、傍らで、首から血を流す息子を通行人が発見。通報した。息子は一命を取り留めた。認知症の母の介護、自身の失業。行政に、社会に見放された末の犯行だった。初公判。検察側は、被告の罪を追及しながらも、その献身的な介護を認め
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<dc:date>2006-07-22T00:31:10+09:00</dc:date>
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<title>鵜</title>
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その企業が入っているビルの正面玄関を、すんなりと通った。エレベーターに乗る。誰も不審な目で見たりはしない。居た。赤いスーツ。日本人の趣味ではない。近づいて、名前を確認した。面食らっている。当然だ。彼女の国で、こんなことをするのは、おそらく命を狙う者だけだろう。戸籍はすぐ返すという約束をさせた。女は言い訳を、流暢な日本語で話し始める。私は背を向けた。聞けば面倒を背負い込むことになる。”プロ中のプロが、聞いたといえば聞いちゃった”そんな言い訳はナンセンスだ。衣装の威力を噛み締めつつ、私はビルを後にし
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<dc:date>2006-07-19T21:11:23+09:00</dc:date>
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<title>status</title>
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女は既に日本企業の社長秘書という肩書きになっていた。手際が良すぎる。おそらく、いや間違いなく、男と結婚する前に決まっていたシナリオ。絵を描いたのは女を国内へ手引きしたブローカーか、パブの従業員か、はたまた客か、現在のボスか。甘い汁を吸う奴をあげればきりがない。もちろん女にとってはパブで働くよりも日本企業の社長秘書の方が納まりは良いはずだ。真相を追及すれば危険は避けられまい。しかし、あくまで私の仕事は男の戸籍を取り戻すこと。さすがに企業秘書となった女のガードは固かった。本人に行き着けない。だが手段
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<dc:date>2006-07-17T21:25:54+09:00</dc:date>
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<title>映画</title>
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消えた女の行方。その依頼は鋭意継続捜査中だった。勝負は夜。映画館へ足を向けた。As much as possible　観てやろう。１本目は映画評論家が何かで薦めていた「SILENT HILL-サイレントヒル-」詳しくはhttp://bay-detective.cocolog-nifty.com/blog/ を参照して欲しい。２本目は「M:I:3」　冒頭から緊張を煽る演出。かなりストーリー展開予想を容易くさせる。つまりストーリーを楽しむ映画ではないという監督のメッセージと受け取った。小火器、重火器
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<dc:date>2006-07-14T22:53:36+09:00</dc:date>
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<title>紙切れ一枚</title>
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男は、諦めていた。５０もとうに過ぎ、こんな自分に結婚の機会など・・・堅物で通っていた男。そうやって生きて来た。付き合った女の数も知れている。そんな男が、仕事を通じて知り合った女。女はパブで働いていた。クラブでもスナックでもない。２２歳。娘がいればそれ以上の年齢差だ。それでも良いと言った。自分でなければ駄目だと。男は舞い上がった。金は渡さない。愛があればこそ、そう決めた。その朝、女は婚姻届を持ってやって来た。判を押す手が震えた。二人で役所に行き、帰りに少し贅沢なレストランで食事をした。夢のような時
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<dc:date>2006-07-13T22:39:57+09:00</dc:date>
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<title>猫</title>
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指示通りに路地を進む。独特の匂いとともに”その家”が現れた。隣接する更地には猫たちが思い思いに屯していた。目的の”その家”のドアをノックする。ゆっくりとドアが開き、老婆が覗いた。更に強い匂いが目の前をちらつく。獣とその餌の入り混じった匂い。　　　　　”なんでしょう？””あの、実は猫のことで・・・”　　　　　”あ、ご迷惑なのは分かっているんです。でも、あの子たちは行くところがないんです”迷惑だと分かっているのなら・・・そう言おうとしたが止めた。何か引っ掛かった。”行くところ”私は以前、仕事である道
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<dc:date>2006-07-12T23:57:57+09:00</dc:date>
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<title>第３の・・・</title>
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ボイスレコーダーはノイズで溢れていた。ファミリーレストランで録音などするものではない。次回はマイクを用意すると決めた。 ノイズの海からウィスパーボイスを拾いながら、思考を巡らせる。暴力を得意とする　”武闘派やくざ”大卒、法に通じて狡猾に悪事を働く　”インテリやくざ”そして、暴力を使わず、法も破らない精神的なやくざ、　”メンタルやくざ”　その存在に気づく。所構わず大声で会話。子供はほったらかして旦那の陰口。学生服で人目憚らず喫煙。ドリンクバーをお替りし放題。これは別に良い。視線が合う人間を逆に睨み
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<dc:date>2006-07-11T00:02:42+09:00</dc:date>
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<title>待ち伏せ</title>
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後輩に頼まれて観劇に出かけた。池袋。東口を出ると、複雑な気持ちに襲われた。決して東口に西武が、西口に東武があるからではない。当時、私はインテリア用品の営業マンをしていた。一つ売って数十円の僅かな利益を得るそんな仕事に倦んでいた。私の心は荒れ果て、道端で電車内で、見境なくケンカをした。その様は、さながらカミツキガメのようだったろう。（実際に噛み付くということではない）ある時、納品先のデパートでお客同士のトラブルが発生した。私は躊躇いもなく仲裁に入ったが一方の男が私に食ってかかった。風俗店の店員。私
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<dc:date>2006-07-10T22:53:01+09:00</dc:date>
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<title>世田谷一家殺人事件</title>
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２０００年１２月３０日に発生した世田谷一家殺人事件。そのあまりに猟奇的な事件に日本中が震撼した。犯人は次々に人命を奪ったあとそのまま家に居座り、冷蔵庫のアイスを貪り、ネットサーフィンをし、翌朝玄関から堂々と出て行った。その非日常と日常が混在する様。それこそが我々日本人にとって異常以外の何ものでもなかったのだ。この事件はきっかけにすぎなかった。以降起きることとなる”ある種の事件”とその”共通性”　徐々に明らかになって行く真実。そこには生々しい、事件の描写があった。著者の齋藤寅氏はおそらく、どの刑事
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<title>廟算－平和と戦争－</title>
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”彼れを知りて己を知れば、百戦して殆うからず。彼れを知らずして己を知れば、一勝一負す。彼れを知らず己を知らざれば、戦う毎に必らず殆うし。”孫子の兵法の一節である。あの一件以来、連日マスメディアが取り上げ、専門家やコメンテーターの議論は白熱している。確かに連中の意図や思惑を測ることも必要なことだが、更に重要な事はその情報をこの国がどう生かし行動するかということである。”対話と圧力”この言葉は呪文か何かか？品川、池袋、新宿、渋谷・・・都心を歩く。口々に語られる”ミサイル”という言葉に現実味はなく、た
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<dc:date>2006-07-08T00:45:03+09:00</dc:date>
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