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<title>地の果てにて～黒企業ブルースがきこえる～</title>
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<description>超ブラック企業の物語（フィクション）。しかし、あの男、、、。</description>
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<title>徘徊、恫喝、そして強制連行</title>
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<![CDATA[ 岸本はしばらくオフィス内を徘徊し、各部署の様子を睥睨し、隙あらばどこかの会話の輪に入り込もうとした・・・しかしながら、先週の出来事が出来事だったので、社員はほぼ全員「こっちにこないでくれ」という雰囲気を醸し出しつつ、岸本と視線を合わせないようにしていた・・・・<br><br><br><br>やがて岸本は、俺達営業部員が会議をやっているあたりにやってきた・・・そして空いている席に勝手に座り、会議の様子を腕組みして観察し始めた・・・・ワンマン経営の会社だから、我がもの顔なのもいたしかたないのかもしれないが、社会人としていささかマナーを欠いているような気がしないでもない・・・まあ、もはや、そんなことはもうどうでもいいんだが・・・<br><br><br><br>嫌な気配を感じつつ、俺達は構わず会議を続行していたのだが、岸本が着席後数分経つと、ちょっとした沈黙の間に乗じて奴が烈火のごとく奴張り上げ始めた。<br><br><br><br><font size="6"><font color="#FF0000">「ちょっと！！あなたたち、いったい何考えてるんですか？私が休んでいるこの数日間、全く業務の情報共有がなされていないんですよ？！！なんで私が浦島太郎状態なの？！！情報共有は基本でしょうが！！！」</font></font><br><br><br><br>・・・俺達は呆気にとられたのち、殺意に近い感情を覚えた・・・会社が吹っ飛ぶだけの事態を引き起こした揚句、しばし逃走を決め込み、久々に出社したと思ったら、いきなり（いわゆる）逆切れをかましつつ自己正当化をおこない、さらにはあらゆるトラブルを忘却の彼方に葬り去ろうとしているようだ・・・<br><br><br><br>しばしの沈黙ののち、与田さんがおもむろに立ち上がり、岸本の右肩に手をかけ、押し殺した声で話し始めた。「社長・・・ちょっと・・・喫茶店でもいきましょうか・・・じっくり、話したい事があるんですわ・・・」<br><br><br>いつのまにか景山も現れ、岸本の左側に寄り添っていた・・・岸本は一瞬虚を突かれたような表情を浮かべたのち、覚悟を決めたのか、黙ってうなづき、その場で立ち上がった・・・。与田、景山のふたりは岸本の両脇をがっちりと固め、逃げ出す余地のないように注意を配っていた・・・3人は密着しあってオフィスを出て行った・・・その姿は俺の脳裏に「強制連行」という言葉を想起させたのだった・・・<br><br>
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<pubDate>Sun, 08 Jul 2012 09:28:36 +0900</pubDate>
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<title>翌週の光景</title>
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<![CDATA[ ・・・結局、その週には、岸本社長は出社してこなかった・・・「会社が飛ぶ」かもしれない事態だったのだが、代表取締役は布団をかぶって嵐が去るのをただただ待ちながら、うたたねしたり、ネットショッピングしたり、甘いものを食ったりしていたんだろう・・・<br><br><br>オレたちは「どうすんだよ、コレ・・・」と呟きながらも、もはや感覚がマヒしているので、たいして気にするでもなく、岸本の不在というオレたちにとっては快適な状態を甘受しつつ残りの勤務時間をやり過ごした・・・来週はいったいどうなるんだろう、という淡い期待を抱きつつ・・・<br><br><br><br>与田さん、景山さんといった新参のキャリア組たちは深く深く憂慮しつつ、岸本が出社した暁にはキッツ～～～イお灸をすえねば、と覚悟を決めたようだ・・・<br><br><br><br><br><br>そして、週明け、始業時、岸本の姿はなかった・・・「・・・とりあえず、営業部の朝礼と会議やるか？」与田さんのつぶやきとともに、オレは案件リストを用意し、会議に加わった。<br><br><br>・・・会議が30分も経ったあたりで、オフィスの入り口の扉がけたたましい音を立てて開け放たれた。<br><br><br><font size="7"><font color="#0000FF">「おはようございまっしゅ！！！」</font></font><br><br>仮病を押し通して、修羅場からの逃避を繰り返していたその男、岸本は、栄養過多で一段と太ったように見える厚顔をテラテラと光らせ、満面の笑みを浮かべて大股でオフィスを徘徊し始めた・・・
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<pubDate>Sat, 31 Mar 2012 10:28:59 +0900</pubDate>
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<title>引き続き不在</title>
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<![CDATA[ <font color="#0000FF"><font size="5">「しっかし、どうすんのや、これ」</font></font><br>メニューを眺めながら与田さんがつぶやいた。<br><br><br><br><br>パンフのクレームがきたのが水曜日。そしていまは金曜日の午後１時すぎである。オレは与田さん、景山さんと定食屋に昼食を食べに来たところだ。クレームがきて以来、岸本社長は会社に姿を見せていなかった。電話にも出ない・・・<br><br><br><br>与田さん、景山さんは社長と一緒に同行して謝罪にあがるつもりでいるのだが、かんじんの社長は病欠を決め込んでやり過ごそうとしている。たぶん仮病だろう・・・・<br><br><br><br><br>「最悪、週明けすぐにお詫びにあがらなアカンな・・・なんで事情も知らんワシらがいかなアカンのかはわからんけども・・・」与田さんがお茶をすすりながら、ため息をついた。「けったいな男やで、ホンマにい・・・キビシイこと言われるにしても、会社が傾くよりかはマシやろに・・・」<br><br><br><br>本当にケッタイな男なのである、岸本は・・・。この日の午後になっても奴は出社しなかったものの、自宅から社内のグループウェア上でガンガン業務連絡を飛ばし始めた・・・・ただし、問題となっているクレームとはまったく関係のない、ヴァージョンアップのリリースだの、バグの修正などについてである・・・奴は問題となっているクレームなど存在していないがごとく振舞っていたのである・・・あるいは本当に忘れていたのかもしれないが。。。<br><br><br><br>とうとう与田、景山両名は週明けに岸本に熱いお灸をすえる覚悟を決めたのだった・・・奴が出社してくれば、の話だが・・・
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<pubDate>Sun, 18 Mar 2012 17:28:36 +0900</pubDate>
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<title>経営者の不在</title>
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<![CDATA[ クレームの来た翌朝、オレはいつも通り淡々と出社し、惰性で業務の準備をおこなっていた。<br><br><br>与田さんいわく「会社が飛ぶ」かもしれない事態であるから、それなりに緊迫しているべきなのかもしれない。<br><br>だが、別にいつ潰れてもかまわない、という心もちを抱えて働いてきたので、オレは格別テンパることもなく、ダラダラとPCを立ち上げたりしていた。他の多くの社員も同様の様子である。劣悪の労働環境で過ごしていると、トラブルがトラブルとして実感できなくなるのだ。<br><br><br>マヒなのかもしれない。<br><br><br>感覚が鈍魔しているのである。<br><br><br>そんなわけで始業後１０分で早速オレは屋上にあがり一服をキメ始めた。曇天を見ながら物思いにふけろうか、という刹那、視界の端にやや険しい表情の痩身の男が現れた。<br><br><br>景山であった。<br><br><br>「高田くん、、、社長が来ないんだけど、、、いち早く先方とアポをとってお詫びにあがるべきだとおもって待ってるんだけど、、、、」<br><br><br>景山は、厳粛な面持ちでそう話し始めた。自分も謝罪に同行するべく、ビシっと正装している・・・入社まもない景山にとって、今はまさしく非常事態、全身全霊をもってトラブルを処理すべきときのようだ・・・大半の社員は弛緩しきっているのに・・・<br><br><br>オレは何と言葉をかけるべきかしばし逡巡したものの、意を決して口を開いた<br><br><br><br>「・・・景山さん・・・社長は来ないとも思います・・・しばらく休むんじゃないでしょうか・・・」<br><br><br>オレの発言を理解しかねたのか、それとも自分の入った会社の不条理さに虚をつかれたのか、景山は放心したような表情をしたのち、眉間にしわを寄せたままうつむいたのだった・・・
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<pubDate>Sat, 17 Mar 2012 11:13:38 +0900</pubDate>
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<title>クレーマー</title>
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<![CDATA[ <br>ビッグブラザー社内では、グループウェアを利用して仕事を管理しており、プロジェクトメンバー間でメッセージが飛び交っていると、直接そのプロジェクトに関わっていない社員もその様子を確認することができる。<br><br><br>今回は、景山が「緊急！知財権問題」とプロジェクト名をたて、いろんな社員にタスクをたてていった。であるからにして、寝ていない間は基本的にネットに繋がっている岸本は今起こっている騒乱を知っていたはずだ・・・<br><br><br>しかしながら、与田さんが携帯、Windows Messengerなどで岸本へのアクセスを試みるも、夕刻すぎまで、全く何の反応も返ってこなかった・・・<br><br><br><br>そして、ようやく、18時30分を過ぎたあたりで、メッセンジャーのチャットを通じて、与田さんは岸本との連絡をとることができた。<br><br><br><br>以下、そのやりとりである・・・・<br><br><br><br>岸本「与田さん、おつかれさまです。熱が39度以上出ているので、布団から顔だけ出してPCを立ち上げてみたところでｓす。<br><br><br>与田「社長。お疲れさまです。おからだにはきをつけてください。それはそうと、例のゲーム会社から、キャラクターをうちのパンフに使っていたことで問い合わせがきているんです。いちはやく対応してください。トラブルは早めに対処しないと<br><br><br>岸本「変なこという会社ですね。クレーマーじゃないですか？　わたし、パンフのことは何もしらないので亀岡にきいてください<br><br><br>与田「亀岡さんは何も知らない、と逃げました。あなた社長なんだから、責任もって対処してくださいよ。会社飛びますよ、ちゃんとしないと。訴訟で<br><br><br>岸本「そんな脅しをいってるんですか。ひどいですね。与田さんにお任せします。わたしは風邪をなおすのがせんｋつなので。明日もいけるかどうか<br><br><br>与田「何いってるんですか。私も同行してあげますから、明日謝りに行きましょう。早い方がいいですよ<br><br><br>岸本「熱がひどいのでちゃんと休息をとります。あと与田さんにおまかせします。<br><br><br>・・・・・<br><br><br>こんな次第で、本当に事態を把握しているのかどうかわからないが、岸本はほっかむりを決めてフテ寝してしまったようだ。<br><br><br><br>ブッグブラザーの将来は、限りなく暗い。<br><br><br><br><br><br><a href="http://click.affiliate.ameba.jp/affiliate.do?affiliateId=14191056" alt0="BlogAffiliate" target="_blank" rel="nofollow">クレイマー、クレイマー [Blu-ray]/ジェーン・アレキサンダー,ジャスティン・ヘンリー,ダスティン・ホフマン<br><img src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51XdQ4Ax2lL._SL160_.jpg" border="0"></a><br>￥2,500<br>Amazon.co.jp<br><br>
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<pubDate>Sun, 27 Feb 2011 09:47:30 +0900</pubDate>
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<title>リスク・マネジメント</title>
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<![CDATA[ と、まあ、チンケな会社が吹っ飛ぶような事態が起こったわけなのではあるが、かんじんの社長は頭痛とかいいつつ早退してしまっている・・・<br><br><br>与田さんが繰り返し岸本の携帯に留守電を入れているのだが、まったくリアクションがない。なしのつぶてである・・・まるで図ったようなタイミングで岸本は消えてしまった・・・<br><br><br>それでは、と展示会での責任者、亀岡取締役に電話を入れてみたところ、「・・・それはわたしの責任範囲ではない！他社のキャラクターを使うなんて、まったくきいていない！！！！・・・営業部門マターですね、コレは！！！・・・与田さんにお任せします！・・・」といって逃げてしまったらしい・・・マ●オ・コスプレの発案者だったくせに・・・。<br><br><br>かのように、無責任の連鎖のもと、まったく危機が回避される様子はなかったのではあるが、そんなことはおかまいなしに着々とできる範囲で対応策を進めている男がいた。<br><br><br>景山であった。<br><br><br>まずはパンフの問題の箇所をこの世から完全に根絶、廃棄したことを示さねばなるまい、というわけで、景山は比較的手の空いている社員を集め、すべてのパンフから問題の箇所を完璧に切り取ってシュレッダーにかけることを指示した。<br><br><br>さらには、ビッグブラザーのホームページ、岸本の駄文ブログから、著作権的にヤバそうな箇所を洗い出し、削除することをウェブ担当の社員に指示した。<br><br><br>その手際の素早さたるや、本当に見事なものだった・・・<br><br>役員たちがほっかむりを決めて逃げ回る中、入社間もない、過去の事情を全く知らない人間がトラブル処理している様子は滑稽極まりなかったが、ビッグブラザーに似つかわしい光景のような気もした・・・<br><br><br>そんな風にあわただしくこの日の午後は過ぎて行った・・・<br><br><br>夕刻を過ぎたあたりで、ようやく本来の当事者であるはずの岸本と連絡が繋がった・・・なんでも奴は布団の中から出られない状態らしい・・・（というかそう自己申告してきた・・・）<br><br><br><br>
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<pubDate>Sat, 26 Feb 2011 09:48:41 +0900</pubDate>
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<title>トラブル</title>
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<![CDATA[ オレは与田さんのそばまで歩み寄ったものの、呆然としている上司にどう声をかけるべきか躊躇した・・・<br><br><br>その刹那、景山が与田さんにすっと歩み寄ってきて、「なにかトラブルですか？与田さん？」と怪訝な表情で尋ねた。<br><br><br>「・・・パンフ・・・・・・この会社のパンフ、持ってきてくれへんか？・・・」与田さんは小声でつぶやいた。<br><br><br><br>パンフはオレの机上に営業用ツールとして雑然と積まれている・・・オレは急いで一部を掴み取り、与田さんに手渡した。<br><br><br><br>老眼が入っているらしい与田さんは眼鏡を外し、顔をパンフから遠ざけてページを繰り始めた。あるページで繰る動作を止め、凝視したまま、「これか！！」と叫んだ。<br><br><br><br>そのページをオレと景山に示しつつ、与田さんは説明を始めた・・・<br><br><br><br>「・・・●▼の富井さん、ワシと高田がこの間打合せをした方なんやけど、営業畑のその人が顧客情報管理システムとしてウチの製品も候補に入れてくれてるんや・・・そんで、ワシらが渡したパンフを社内の関係部署の管理職にも配ってたんやて・・・・・・<br><br><br><br>そしたら、パンフに問題があって、リーガル部門の知財担当者からクレームがついたんやって・・・<br><br><br><br>なんか、●▼のゲームソフトのキャラクターがパンフの中で使われているけど、この許可を与えた記録は一切なく、無断使用じゃないか・・・そういうクレームがついたわけや・・・<br><br><br><br>なんか、他の大手他社のキャラクターも使われてるけど、そっちも許可をとってるんですかねえ？とか嫌味も言われたで・・・<br><br><br><br>●▼の知的財産を無断で使われたことで、過去に訴訟も起こっているので、この件についてキチンと説明してくれ、そう要求されたんやわ・・・<br><br><br><br>ワシは先月入社したばかりで、このパンフが作られた経緯については全くわからないもんで、とりあえず平謝りして、調査が済んだらただちに然るべき対処をしてご説明にあがる、と言っといたんやけど、どうしたもんか・・・<br><br><br>・・・あ！？今日、社長、早退してるやんか？　どうするんや、これ・・・下手したら飛ぶで、この会社・・・・」<br><br><br><br>・・・パンフのそのページには、ビッグブラザーの製品説明があり、●▼のゲームで有名なモンスターの絵がなぜかちりばめられていた・・・隣のページには国際的有名玩具企業のマ●オも顔をのぞかせていた・・・<br><br><br><br>このパンフが制作されたのは、夏場の悪夢の展示会の頃であった・・・取締役の亀岡が展示会のコンセプトをスーパーマ●オにすることを提案し、岸本がそのアイデアを面白がって決定した。その際、オレは獣の着ぐるみを着て灼熱の展示会に参加するはめになった・・・<br><br><br><br>この流れのもと、作成されたパンフにゲームキャラが忍び込ませてあったのであろう・・・イメージ戦略とか称して・・・<br><br><br><br>しかし、著作権とかいう概念は彼ら自称ヤンエグには思い浮かばなかったのだろうか？<br><br>
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<pubDate>Sun, 26 Dec 2010 14:38:54 +0900</pubDate>
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<title>電話</title>
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<![CDATA[ その日は鉛色の曇り空だった・・・<br><br><br><br>岸本は、「どうも昨夜から、頭痛がひどいんです・・・珍しく風邪をひいたんでしょうか？わたし、自己管理は完璧なはずなんですが・・・」と朝からこぼしていた。そして、正午を過ぎると、「・・・体調不良なので、今日は早退します・・・」と帰ってしまった。<br><br><br><br>今思うとこれが不穏な予兆だったのかもしれない・・・<br><br><br><br>2時過ぎにオレは会社にかかってきた電話に出た。<br>「ハイ！お世話になっております！株式会社ビッグブラザー、高田と申します！」<br>「・・・え～、●▼ホールディングスの、富井と申します・・・」<br>「あ、富井さま、先日はどうもありがとうございました！本日はどのようなご用件でしょうか？」<br>「・・・え～と、与田さんに代わっていただけますか？・・・」<br>「はい！少々お待ちください！」<br><br><br>●▼とは、先日打合せをしたゲーム会社であった。その際には富井さんとなごやかに商談が進んでいたと感じたのだが、なぜかこの電話では押し殺したような調子であったのが気にかかった・・・ともあれ、与田さんに電話を繋いだ。<br><br><br>「はい、お電話代わりました～、与田です～、先日はどうも！富井さん、どうされましたか？」<br>そんな調子で与田さんは軽妙に電話対応したのであったが、みるみるうちに表情がこわばり、顔色は紅潮、そして土気色へと変化していった・・・<br><br>「ええ！・・・私もこの会社に入ったばかりでちょっと細かい事情は良くわかりませんが、ご迷惑をおかけしたのでしたら、申し訳ございません！！<br><br>・・・・・・ハイ・・・・・・・ハイ・・・・・・<br><br>あの～、なにぶん、なにがなんやらわからないもので・・・・・・<br>きちんと事実関係を調査したうえでご報告にあがりますので・・・・・・ホントに申し訳ありません！！・・・・・・ハイ・・・・・・・<br><br>え？！・・・・・・訴訟？・・・・・・・・・・・・・<br><br>いや、ホントに他意はないと思いますんで、ハイ、ホントにすいません！調査いたしましたら、いちはやくお知らせして、適切に対応いたしますので、どうかお待ちください！・・・・・・ハイ、では失礼します・・・ハイ・・・　」<br><br><br>・・・全く予想はつかないのではあるが、災厄が起こっているようである・・・<br><br><br><a href="http://click.affiliate.ameba.jp/affiliate.do?affiliateId=13137395" alt0="BlogAffiliate" target="_blank" rel="nofollow">相手を訴える法律知識―泣き寝入り無用の手続き百科/著者不明<br><img src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51T6E3H52TL._SL160_.jpg" border="0"></a><br>￥2,310<br>Amazon.co.jp<br><br>
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<pubDate>Thu, 23 Dec 2010 12:54:10 +0900</pubDate>
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<title>新風</title>
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<![CDATA[ それ以外にも、オフィス内の空気が一変するようなことがあった。<br><br><br>まず、例の謎のインド人、ムクールが開発部の端っこに鎮座するようになった。<br>彼はほとんど日本語が出来ないため、なかなか仕事の流れに乗りにくいようではあるが、とにかくそこにいた。<br><br><br>ただ、ただ、そこにいた。<br><br><br><br>グローバル企業の象徴？なのかもしれない、岸本にとっては。<br><br><br><br>「インド人のエンジニアがいるなんて、グーグルっぽいよなあ～」とかそういうことなのかもしれない・・・・<br><br><br><br>そして、もう一人、痩身で眼光の鋭い男が、入社間もないにもかかわらず、我がもの顔で哄笑をあげながら業務に勤しんでいた。<br><br><br><br>景山というその男、年齢はオレより一回り上くらいで、この零細企業には似つかわしくない経歴の持ち主であった。大手商事会社に勤めていたものの、思うところあって退社、ロンドンに飛び、Ｍ＆Ａやらビジネス・ローについて学んでいたそうだ。オレはよくしらないが、LSEとかいう有名な研究機関に属していたらしい。<br><br><br>そんな人がなぜこんなところに入社したか、といえば、夏ごろのビッグブラザー「ハイクラス人材採用」プロジェクトの際にエージェントから紹介されたためらしい。<br><br><br><br>岸本は経歴に惹かれて採用したのだろうが、「空気」「世間」「年功序列」「事なかれ主義」に支配された日本人像からは遠く、「個」としての存在感のある景山に警戒心を抱いてもいるようだ。それもそうだろう、「グローバル志向」といいながら、いっぽうではドメスティック極まりない同質的な同族企業のなかで、自分中心の楽園を築き上げて左うちわでやっていきたいのだろうから・・・。<br><br><br><br>そして、案の定、岸本と景山の衝突する事態がすぐに到来したのであった・・・<br><br><br><br><a href="http://click.affiliate.ameba.jp/affiliate.do?affiliateId=13127470" alt0="BlogAffiliate" target="_blank" rel="nofollow">「空気」の研究 (文春文庫 (306‐3))/山本 七平<br><img src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F515P5VDD5VL._SL160_.jpg" border="0"></a><br>￥490<br>Amazon.co.jp<br><br><a href="http://click.affiliate.ameba.jp/affiliate.do?affiliateId=13127469" alt0="BlogAffiliate" target="_blank" rel="nofollow">「関係の空気」 「場の空気」 (講談社現代新書)/冷泉 彰彦<br><img src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F517CSME5NZL._SL160_.jpg" border="0"></a><br>￥756<br>Amazon.co.jp<br><br><a href="http://click.affiliate.ameba.jp/affiliate.do?affiliateId=13127468" alt0="BlogAffiliate" target="_blank" rel="nofollow">「世間」とは何か (講談社現代新書)/阿部 謹也<br><img src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F41WB5F2X9YL._SL160_.jpg" border="0"></a><br>￥777<br>Amazon.co.jp<br><br><a href="http://click.affiliate.ameba.jp/affiliate.do?affiliateId=13127467" alt0="BlogAffiliate" target="_blank" rel="nofollow">暴走する「世間」―世間のオキテを解析する (木星叢書)/佐藤 直樹<br><img src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F41xEDIxT2EL._SL160_.jpg" border="0"></a><br>￥1,575<br>Amazon.co.jp<br><br>
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<pubDate>Wed, 22 Dec 2010 19:48:24 +0900</pubDate>
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<title>いろは</title>
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<![CDATA[ 10月になると、オレは与田さんのお伴で営業に同行することが多くなった。<br><br><br>ここでオレは営業のイロハを学び始めた。与田さんを中心に社内の活気も出てきたように感じる。<br><br><br>岸本に同行した際は、ただただ岸本の指示のままに製品のデモンストレーションの手伝いをさせられ、岸本の通り一遍の製品説明および自慢を聞いているだけだった。<br><br><br>はっきりいって、なんのスキルもオレには身につかなかった・・・岸本いわく「帝王学」を授けているらしいが・・・<br><br><br><br>与田さんに同行することではじめて、名刺の出し方からコミュニケーションのあうんの呼吸までオレは学び始めたようだ。今日もある有名ゲームメーカーへの営業を好感触で終えてきたところだ。<br><br><br><br>オフィスに戻ってきてみると、岸本が挙動不審な様子で社内を徘徊していた・・・奴は与田さんとの緊張関係から「社長業専念、経営専念」宣言を（ブログで）しており、営業からは手を引いていた・・・それでは事業企画なり経営に本当に専念しているのか、というとこれが怪しいのである・・・<br><br><br><br>岸本はほぼ一日中オフィスにいるが、やっていることは・・・カスタマーサポートの連中に小言をいう、ブログを書いてみる、昼食後に居眠りする、新聞を読む、女性社員ホンさんにちょっかいを出す、与田さんのほうを恨めしげに眺める、ガチムチ親父・熊田をイビってストレス発散する、終業後にYouTubeでレベルの低いお笑いをみてゲラゲラ笑う、、、といったことであった・・・窓際族のようであり、3世代家庭の小姑のようでもあった・・・<br><br><br><br>岸本の机の近くを通りかかった際、ヤツが読んでいる本の背表紙が視界に入った。その本のタイトルは『経営のイロハ』であった・・・<br><br><br><br>「経営専念宣言」を出してみたものの、その自称・気鋭の青年実業家は何をしていいのかまったくわからず途方にくれていたようであった・・・<br><br><br><br><br><a href="http://click.affiliate.ameba.jp/affiliate.do?affiliateId=13105805" alt0="BlogAffiliate" target="_blank" rel="nofollow"> そして僕は途方に暮れる (25th ver.) -I.../大澤誉志幸<br><img src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fa1.phobos.apple.com%2Fus%2Fr2000%2F019%2FMusic%2F8f%2Fb1%2F46%2Fmzi.zigtifpq.170x170-75.jpg" border="0"><img src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fad.linksynergy.com%2Ffs-bin%2Fshow%3Fid%3D9CGaOKzAxn4%26bids%3D94348.1278712692%26type%3D15%26subid%3D0%26u1%3D661316" border="0" height="1" width="1"></a><br>￥200<br>iTunes<br>※モバイル非対応<br><br><a href="http://click.affiliate.ameba.jp/affiliate.do?affiliateId=13105804" alt0="BlogAffiliate" target="_blank" rel="nofollow">今さら人に聞けない はじめての経営 (アスカビジネス)/池永 章<br><img src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51oLUeH7FSL._SL160_.jpg" border="0"></a><br>￥1,575<br>Amazon.co.jp<br><br><a href="http://click.affiliate.ameba.jp/affiliate.do?affiliateId=13105803" alt0="BlogAffiliate" target="_blank" rel="nofollow">はじめての会社経営100問100答 (アスカビジネス)/出口 秀樹<br><img src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51CQDTAWAXL._SL160_.jpg" border="0"></a><br>￥1,680<br>Amazon.co.jp<br><br>
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<pubDate>Tue, 21 Dec 2010 11:29:54 +0900</pubDate>
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