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<title>建設現場の卵</title>
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<description>建設業界で汗水流して命を削って働いている現場監督さん・職人さん・各職種の親方・社長さん等に現場には夢があり楽しい所だと本音を丸出しの応援団長からのメッセージです。</description>
<language>ja</language>
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<title>自主パトロール</title>
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<![CDATA[ <p><span style="font-size:1.4em;">　　―――――――――《自主パトロール》<br><br>「所長、今月のパトロールは10月△日になっています」<br>「えっ？一番タイミングの悪い時だなァ、もう・・・」<br><br>　安全パトロールのスケジュール表が労務部から送付され<br>て来ると、ワイのワイのと対策話に打合せ会議が追従する様になる。<br><br>　その日がコンクリート打設の前日あたりだと、現場も神経<br>がピリピリしている時期だし、型枠解体中ならば、資材の散乱状態がゴミの山の様になって見えて<br><span style="color:#ff0000;">〈場内片付け悪し〉</span><br>という評価にも直結する。<br><br>　鉄骨を建て始める時期と重なると<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">危険予知</span></b>に力を注ぎ<br><b style="font-weight:bold;"><span style="color:#0000ff;">《建て方 作業手順書》</span></b><br>の内容を再確認したり指摘事項も多くなり、キビシイ注文も出てくる。<br><br>　現場としても墜落防止を<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">『重要管理項目』</span></b>にして、緊張感<br>でプレッシャーを感じるものだ。<br><br>　今回は型枠解体直後なので、型枠の木屑やコンクリートの<br>ガラ、紙くずを片付けてはあるものの、解体して転用しようと<br>している<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#0000ff;">壁の型枠</span></b>が横積みではなく、たてかけてあるので、<br>倒れてはこないけれど、<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#0000ff;">見苦しさはある</span></b>・・・そんな時期に重<br>なりそうである。<br><br>　　パトロールが来る為に解体作業を遅らせる</span><span style="font-size:1em;">（ずらす）</span><span style="font-size:1.4em;">事にする作業現場もある様だが、<br><b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">（場内のきれいな時に見てもらう）</span></b><br>位の配慮が必要かどうかは所長の判断にゆだねるしかない<br>だろうが、私は特に（<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#0000ff;">パトロールが来るから）</span></b>とは意識しない方針にしている。<br><br>&nbsp;　平常通りに、普段通りに仕事をしておかないと実際の<br><b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">『安全管理』</span></b><br>とは言えないのが本音だが、平常がだらしないのだからパトロールの前には<span style="color:#0000ff;">総点検も必要</span>だと最近思う様になった。<br>（姑が来ると嫁さんが片づけの気配りを…と同じかな）<br><br>　パトロールが来るとか、労基署さんが明日現場視察に来られるヨとかいう気持ちで毎日、場内点検を行なえば、<br><span style="color:#ff0000;">『無災害竣工』</span><br>は目標ではなくて簡単に達成出来ると言えるだろう。<br>（理想だけどネ）<br><br>　何はともあれ「明日がパトロール日」と想定して、ひと通り<br>場内の点検を行なう事とした。<br><br>　まず<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#0000ff;">分電盤</span></b>を開けて見る。<br>　コンセントに沢山差し込んである電<br>線コードは誰が、どこで使っているのか、使用者名と使用機<br>械名称が表示されているのか、アースは完備されている<br>か、漏電（ブレーカー）は遮断正常か―――これくらいは毎日チェックしている項目であり完璧だった。<br><br>　が、相も変わらず二芯コードがある。　<br>　アース付きの<span style="color:#0000ff;"><b style="font-weight:bold;">三芯電工ドラム</b></span>にしなさいと、もう５年以上も<br>前から指導しているのにである。<br><br>&nbsp; 30メートル30㍍の三芯ドラムコードの先にあと少し足りない<br>ので延長コードで継ぎ足し、電動工具を使用している。<br>　電動工具類は殆ど二重絶縁回路となっており、アース接<br>続の必要性はなくてもよいが、作業現場の状況、雨降り中<br>の仕事、工具類の消耗・絶縁不良等を考えれば、アースを<br>接続<span style="color:#0000ff;">（三芯）</span>しての作業が適している。<br>（《建設現場の子守唄》にも書いているけれどネ）<br><br>　電動工具類が沢山持ち込まれている時、どれか一つの不良品によって電源が切れると、<br><br>「監督さーん、電気来ないよォ・・・」<br>　と全員が<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#0000ff;">待ちぼうけ</span></b>の状態になってしまう。<br>　電気そのものは目に見えないだけに、取り扱いやアースに<br>は特に注意が必要だ。<br><br>　又、場内には開口部（マンホール・配管用空間スペース）<br>が有り《開口部責任者》を表示する様に通達が有り、今月か<br>ら厳しくチェックされる事になるだろう。<br><br>　開口部を使用しない間は、頑丈な蓋で閉じているが仕上<br>げ工事が始まってくると、蓋を開けて中に入ったり、蓋の周<br>囲の工事があったりして、蓋を一旦移動させる必要が有る。<br><br>　仮の蓋を横に動かして、マンホールを取り付けようという人<br>が、自分が取った目の前の<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#0000ff;">蓋のない穴</span></b>から作業中に落ちるという事故もたまにある。<br><br>　直径60㌢のマンホールでも人間がすっぽり落ちる。<br>　だから蓋を取り付けるが、仮の蓋がずれて蓋もろともに墜落の話もある。<br><br>　となると、マンホールの下にネットを張って―――となる<br>が、ネットを張るとマンホールから下に降りられない。<br>　となると槽の中の仕事は出来ない。<br>　まさにアレレッどうしようだ。　<br><br>　この狭い穴からでも転落し、墜落すれば重大災害に直結<br>となるのは目に見えている。<br><br>　開口の下が深い浅いにかかわらず、足元の整備の問題であり、たまたま照明が消えて手さぐり状態の時に開口部で事故を引き起こす場合も、事故報告の原因の一つにもなっている。<br><br>　開口部分の安全管理には必要のない場所は蓋で封印し<br>ておけば先ずは問題ないが、それでは仕上げの工事が出<br>来ないので、蓋が外れた時の対策を墜落防止として管理す<br>る必要がある。<br><br>　建設現場の３つの重大災害として<br><b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">『墜落・重機・倒壊』</span></b><br>事故の内、80％以上を占める墜落事故を徹底的に管理すれば安全率は上昇する。<br><br>&nbsp; 鉄骨建て方や足代組み立ては言うに及ばず、建物の足代<br>に載って外壁を仕上げている時は、安全管理に於いては気の休まる時が無い。<br><br>　足代の床面は40㌢以上の巾を保ち、床から90㌢の所に手摺を設けて墜落事故のない様に万全の態勢で望んでいてもパトロールで点検されると何処か不備を指摘される。<br><br>　現場で自主パトロール点検表を作り日々管理をしてはいる<br>ものの、やはり違った人からの安全点検をチェックしてもらう<br>と、気の付かない事も指摘され安全を見直すにもイイ事だ。<br><br>　今度のパトロールが来る迄には徹底して<br><b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">《開口部の管理》</span></b><br>をしておこう。</span><br>&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/boochiki2/entry-12981148174.html</link>
<pubDate>Tue, 13 Oct 2026 08:10:08 +0900</pubDate>
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<title>レッカー代支払事情</title>
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<![CDATA[ <p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">―――――――――《レ ッ カ ー 代》<br><br>　９月に施工した内容を施主に提出する<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">月間報告書</span></b>を作成した。<br>　秋晴れと言うのは昔の言葉なのだろうか。<br>&nbsp; この９月は台風もやって来るしデータ的にも降雨日数は年間でも多い月と示している。<br><br>　いつの頃からか<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#0000ff;">《秋雨前線》</span></b>と言う言葉も生まれているくらいである。<br>　雨量は少ないけれど雨の降る回数は多い</span><span style="font-size:1em;">（実際よく降った）</span><span style="font-size:1.4em;">様に記憶しているので、工事日誌の天気欄をピックアップしてみた。<br><br>　何と９月は11回も雨／曇りとか雨、夕方雨とまあ雨の文字が天気欄に書いてあった。<br>　単純計算として中３日も晴の日が続かなかったのだ。<br>　この天気と勝負しながら１ヵ月良く頑張ったとも言えるけれど、まだまだ<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#0000ff;">これから先が勝負</span></b>である。<br><br>&nbsp;今日は３階の梁（２階から上を見た梁）の型枠をレッカーで吊り込んでいる。<br>　梁、スラブ（３階の床になる部分）を現場の片隅で組み立てておいたもの<span style="color:#ff0000;">（先組み）</span>を一気に取り付けた。<br><br>　人の手に頼って一枚一枚その場で組んでいたのでは時間もかかるけれど人手不足、工程アップの為にも<br><b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">《レッカーを最大限有効》</span></b><br>に使う手段もこれからの時代だと思う。<br><br>しかし、<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">レッカー代金</span></b>は大工が支払うのか、ゼネコンが支払うのかと見解の相違で<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#0000ff;">もめる場合</span></b>がある。<br>　ゼネコン側から言うと型枠工事の内訳書の中には<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#0000ff;">『レッカー代含む』</span></b>と明記してはいない。<br><br>　とにかく型枠㎡数に単価をかけてあるだけで、レッカーで組立てようと、人力で組もうと昔から大工に<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">『おまかせ』</span></b>なのだ。<br>　特殊な条件としてレッカーを使用せねば困難があり過ぎるという場合は、事前にゼネコンから見積時に書き加える様に指示するのが普通である。<br>&nbsp;<br>　型枠は転用して使うが、その時にレッカーを使う事もある。<br>　１階で使ったモノの中で外壁は２階へ、内壁もある程度は２階へ、梁とスラブは３階又は４階へとバラシ（解体）ては転用するのが<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">型枠材料転用計画</span></b>だ。<br><br>　マンション工事の場合は支柱を盛り替えてでも全て上階へせり上げる方法を考える。<br><br>　曲面の型枠、例えばバルコニーの<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">曲線腰壁</span></b>の様に繰り返し使うならば、特に転用を考慮しておかないと不揃いのコンクリート面になって見られたものではない。<br>&nbsp;<br>　そうして迫</span><span style="font-size:0.83em;">（せ）</span><span style="font-size:1.4em;">り上げて行き最上階が終了して、さあ地上へ型枠材料を降ろそうとした場合、型枠を担</span><span style="font-size:1em;">（かつ）</span><span style="font-size:1.4em;">いで階段を降りる訳にはいかない</span><span style="font-size:1em;">（こともない）</span><span style="font-size:1.4em;">。<br><br>　工事用の荷揚げリフトの正面ならそれに積んで降ろせるけれど、リフトから30㍍以上も離れた所にも型枠資材があるならばどうするのか。<br>　<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#0000ff;">水平移動</span></b>でリフト迄担いで行き、リフトに載せて地上まで降ろし、やっとトラックに積み込む様な何度も人手間</span><span style="font-size:1em;">（ひとでま）</span><span style="font-size:1.4em;">をかける事はしたくない。　<br><br>　まさか屋上から放り投げる事も出来ない。<br>&nbsp; 一般的に楽な方法としては最上階迄終了したら屋上へ一時仮置きして、一気にレッカー作業でトラックの荷台へ直接降ろす</span><span style="font-size:1em;">（積み込む）</span><span style="font-size:1.4em;">と勝負は早い。<br><br>　この時のレッカー代は<span style="color:#ff0000;"><b style="font-weight:bold;">大工の持分</b></span>なのかゼネコンが支払うのか、思案のしどころなのだ。<br><br>　先にも述べたけれど、どの様に組み立てて解体しようとも全て大工の<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">契約工事範囲内</span></b>であるのに<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#0000ff;">〈最終荷降ろし〉</span></b>のレッカー代は含んでいるのいないので支払い時になってよくもめる。<br><br>&nbsp;　建築の場合（これは<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#0000ff;">私の経験の場合</span></b>が正解だろうが）特に工程が遅れていて、どうしても工事を急がねばならない時、レッカーをゼネコン側が段取り</span><span style="font-size:1em;">（手配）</span><span style="font-size:1.4em;">する。<br><br>　大工さんが直接レッカー業者へ頼んだら、業者間</span><span style="font-size:1em;">（個人的）</span><span style="font-size:1.4em;">の長年の付き合いがない場合には断られる確率が高いのも理由の一つでもある。</span><br>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">　作業代金は高額になり契約書が無いので作業現場宛てに請求書を発行しても誰が支払うのか…で紛争を避けたいのが<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">レッカー業者の本音</span></b>であろうが・・・。<br>（ゼネコンが頼むのだから所長が銭を支払うだろう）<br>　と<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#0000ff;">職人さん達</span></b>は思っている。<br><br>　朝、現場に来た時にレッカーが用意してあるものだから（月極のレッカー常駐の時も有る）<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">使って当然</span></b>、使わないと監督や会社の言う工程に間に合わない計算を職人流に都合よく考える。<br><br>『親方や元請けの為にもレッカーで工程短縮だから、ゼネコンが払うか元請けさんが払うか<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">俺たちには関係ない</span></b>。俺達は<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">手間請け</span></b>だから………』<br>と言う事を平然と言う職長さんが型枠大工に限らず、どの職種にもいる。<br><br>　そもそも工程が遅れて来るのは、ゼネコンが協力業者の社長と契約時に予定人数を打合せているにも拘</span><span style="font-size:1em;">（かか）</span><span style="font-size:1.4em;">わらず、職人の<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">絶対数不足</span></b>にも左右されて、職人を現場に送り込めないのが原因の大半（８割）だと私は思う。<br>ゼネコンの段取り下手も当然あるだろうけど・・・。<br><br>《９人の班で行なうと10日かかる仕事を、６人で行なうと何日必要でしょうか？》<br>という小学校の算数（昔は<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">仕事算</span></b>といってたもの）を今更使うとは思ってもいなかった。<br><br>　自分達の持ち分工程でも少し遅れている計算の所へ、雨も降るし<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">手違い</span></b>もある。<br>　これを取り戻すのに責任を感じない<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">（責任感の乏しい）</span></b>教育をした我々の先輩達は、何を管理していたのだろうか？<br><br>『好景気にただ乗っていて、銭・金言ってれば人は来ない。レッカー車も出始めた頃で沢山レッカーを使って、どんどん仕事をこなしている現場が<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#0000ff;">優れている感覚</span></b>だった・・・』<br>と言えば、<br>「こりゃあ！生意気な事抜かすんじゃあない若造!!」<br>　と怒鳴られるだけで済むかしら・・・。<br><br>　今の時代、人力で担ぐのには年寄り軍団（おっさんの集団）が多くなっていて無理だ。<br><br>『レッカーを有効に使い、能率を上げて儲けを考える』という社長の方針がしっかりしている会社程、景気のイイ話を持ち込んでくれる様だ。<br><br>　<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">私の結論は</span></b><br>『レッカー代は<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#0000ff;">幻の職人</span></b>３人分』だ。<br>　だから当然協力業者の支払いだと言う<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">私の偏見</span></b>ではある。</span><br>&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/boochiki2/entry-12979940895.html</link>
<pubDate>Mon, 28 Sep 2026 08:35:24 +0900</pubDate>
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<title>左官工事(直押え)</title>
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<![CDATA[ <p><span style="font-size:1.4em;">　　　《直押え の事》<br><br>　大事な２階の<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">『墨出し</span></b><span style="color:#ff0000;">日<b style="font-weight:bold;">』</b></span>だというのに雨だ。<br>　１階のコンクリートを昨日打設して、さあこれから２階の工事に掛かる為の最初の仕事である《墨出し》が墨出しが雨<br>の為に出来ない。<br><br>&nbsp;墨出しをしてみない事には、型枠のチェックすらやり様がない大事な時にこの雨降りの邪魔が入り、全てが順延という事となった。<br><br>―――雨の中、傘もささずにコンクリートの上に佇</span><span style="font-size:0.83em;">（たたず）</span><span style="font-size:1.4em;">み歩いていて色々と思い出している―――<br><br>　　　コンクリート床面の<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">《直押え》</span></b>は上手に仕上がっていた。<br>　　これが竣工迄傷が付かねばいいのだが先ず、無理だ。<br><br>　　　現場作業としては、土足で仕事をするし、型枠を固定す<br>　　る為にコンクリート釘を打ち込むし、各資材は枕木を敷い<br>　　てはあるものの運搬中に引っ掻</span><span style="font-size:0.83em;">（かき）</span><span style="font-size:1.4em;">傷もやがて付く。<br><br>　　　上階コンクリート打設中には型枠の隙間からポタポタと<br>　　　コンクリートの<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">ノロ</span></b>（しずく）が落ちて来ては固まってコビ<br>　　　リ付いても来る。<br><br>　　　　型枠解体工事中には支保工が床面に落下して、角パ<br>　　　イプ等はハネ返るし、脚立を直</span><span style="font-size:0.83em;">（じか）</span><span style="font-size:1.4em;">に立てて天井を仕<br>　　　上げる頃には、床面の傷は<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">日常茶飯事</span></b>になってさえも<br>　　　いる。<br>　　<br>　　　　とにかく昨日仕上げたコンクリート表面もカーペットを<br>　　　　貼る頃には、いくら女人夫</span><span style="font-size:0.83em;">（片付け・掃除専門職）</span><span style="font-size:1.4em;">さんが掃除し<br>　　　　てもなかなか　ホコリがなくならないほど表面は汚れ<br>　　　　きっている。<br><br>　　　　<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">座敷ほうき</span></b>で掃除した位では床の墨は現れなくて、水<br>　　　を掛けるとやっと判別出来る様に浮かんで来る迄、表<br>　　　面は痛み汚れ、傷つけられてしまう。<br><br>　　　なのに<br>　　<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">（何で直押えをさせるんだ!?）</span></b><br>　　と昔はよく思った。<br>　　　床の押えと掃除、傷の補修に二度も三度も左官工の手<br>　　を煩</span><span style="font-size:0.83em;">（わずら）</span><span style="font-size:1.4em;">わせる事で何のメリットがあるのか、とよく現場<br>　　所長に意見を言ったものだ。<br><br>　　結論から言えば床にモルタルを塗る事よりも<br>　<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">　《タメになる事》</span></b><br>&nbsp; &nbsp;が多いからだ。<br><br>　　モルタルを塗らない場合は床クラックや浮きが出ない。<br>&nbsp; &nbsp;工程的に床を塗る期間が仕上げ工事の中で省略が出来<br>　る。<br>&nbsp;　キレイに埃</span><span style="font-size:0.83em;">（ほこり）</span><span style="font-size:1.4em;">を掃除してモルタルを塗る下準備と塗り<br>　　付ける日は他の職の立ち入り禁止、そして仕上げ後の<br>　養生等５～６日は誰も入れない部屋となる。<br><br>　　その上、モルタルが乾く迄床の貼物工事が出来ない・・・<br>　　と、竣工前になって、日数のかかる仕事を残さないという<br>　　メリットが有るからだ。<br><br>　　　雨に濡れながらコンクリートを見て左官の仕事も大変な<br>&nbsp; &nbsp; &nbsp;んだ―――と思った。</span><br>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">&nbsp; &nbsp; 床のコンクリート表面からは信じられないだろうが<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">〈湯気〉</span></b><br>&nbsp; &nbsp; が立っている。<br>　&nbsp; &nbsp;床面30㌢くらい迄は立ち上っているのが良く分かる。<br>&nbsp;　 ドライアイスのスモーク迄はいかないにしても、湯気はは<br>&nbsp; &nbsp; っきり見える。<br>　　凝固熱（コンクリートが固まる時の発熱）によるものだ。<br><br>　　　打設した翌日のコンクリート表面は撒水養生してもすぐ<br>&nbsp; &nbsp; 乾燥し、雨が降っていて表面が水浸しの今でさえ湯気を<br>　　出すのだから、自然の力（この場合は生コンの力）に驚<br>　　きだ。<br><br>　　　工程が全て順延。<br>　　明日の天気もはっきりしない。となると、&nbsp;<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">日曜日に出勤</span></b>し　 　<br>　て墨出しをする可能性が出て来た。<br><br>　&nbsp; せめて今日は<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">柱部分</span></b>だけでも墨出しをして、月曜日の朝<br>　　一番からは２階のスタート仕事の柱筋圧接を行ないたい<br>　　ものだが、この雨では・・・。<br><br>　（雨が降っても出せる様な墨出しを発明すると、左ウチワ<br>　　の生活が送れるのになあ・・・）<br>　　と昔から切に思っている。</span><br>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/boochiki2/entry-12978616444.html</link>
<pubDate>Mon, 14 Sep 2026 08:05:15 +0900</pubDate>
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<title>型枠大工さん</title>
<description>
<![CDATA[ <p><span style="font-size:1.4em;">――――――――― 《型 枠 大 工》<br><br>　建築現場の基本、躯体工事によく出てくる<span style="color:#ff0000;">『型枠大工』</span>と名を付けられてい大工というのは、一般の人が思っている大工さんと少し違っている。　<br><br>　例えばコンクリートを型に表す様にする為の工事、平たく言えばコンクリートの柱を作る時にコンクリートを入れられる様に<span style="color:#ff0000;">《枠を作る》</span>のがこの大工である。　<br><br>　柱の中には鉄筋が鳥カゴの様に組んである。<br>&nbsp;その柱となる外側の四面に厚さ12㍉の<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">コンパネ</span></b>（ベニア板）を用いて、コンクリートを中に入れても膨らんだり壊れたりしない様に、支保工を使い、角パイプ等で組立てる仕事だ。　　<br>　<br>　そしてコンクリートを打設し養生期間を経過すると<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">脱型</span></b>するが、この<br><b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">『型枠解体工』</span></b><br>という専門職<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#0000ff;">（通称バラシ屋）</span></b>がある事は、この業界に入って初めて私は知った。<br><br>　鉄筋コンクリートの建物に於いて、仮設工事・基礎工事・躯体工事と仕上げ工事に分かれるが、工程の大半を占めるのがこの躯体工事の中のつまり、型枠工事である。<br><br>　だから型枠工事は躯体の中ではかなり工程の進捗状況を左右する大事な（重要な）工種でもある。<br><br>　大工さん１人当たり１日で<span style="color:#ff0000;"><b style="font-weight:bold;">1</b>0</span><b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">㎡</span></b>も壁面が組み立てられない。<br>３㍍×３㍍の壁を両面（18㎡）で型枠を完成させて、コンクリートを中に打設出来る様になる迄には、まる２日は必要なのである。<br><br>　各階の型枠面積を計算して10㎡で割って、延何人の大工が必要かを検討する。<br>　複雑な形状や曲面壁や出窓・下がり壁に階段等があるともっと能率は下がる。<br><br>　　Ｚビルは１階部分の型枠面積が１９５０㎡あり、10㎡で割ると１９５人必要で、２週間（実働12日間）で創るのだから1日16人が絶対に仕事をしていないと出来上がらない。<br><br>　そこを今は13人グループで何とかやりくりしているのだから、残業も必要であるが、仮に延べ１６０人（12日X13人）で仕上げれば、請負った親方は<br><b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">『儲けた』</span></b><br>事にはなっている筈だ。<br><br>　躯体工事とは鉄筋組立て→型枠組立て→コンクリート打設→型枠脱型のくり返しで最上階までせり上がって行く迄を云う。<br>　普通<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#0000ff;">１クール</span></b>（コンクリート打設から次回の打設まで）２週間として型枠を迫</span><span style="font-size:0.83em;">（せ）</span><span style="font-size:1.4em;">り上げて行く計画を基準とするが、雨が降る場合も有れば、バラシ屋が何らかの事情で予定通り進まなくなるとか、<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#0000ff;">墨出しの日が雨</span></b>だったとかで型枠大工の予定が狂い躯体工程が遅れる原因にもなる。<br>　<br>　特にお盆の前とか、年末直前にはコンクリートを打設して休暇中を養生期間に当てて、休み明けから一気に次の工程をスタートという予定が詰まっている場合が多く、現場が殺気立って来るのもこの時期である。<br><br>　型枠大工の腕の見せ所は<br><b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">『打放し』</span></b><br>という部分で、型枠を<br><b style="font-weight:bold;"><span style="color:#0000ff;">『脱型したままで仕上がる』</span></b><br>として活用する面を作る時であろう。<br><br>　型枠は新品を使い、セパレーター（膨らまない様に引っ張っている金物）の間隔もそのまま現れるので気を使い、コーナーには面木を打ち垂直・水平の原則をかたくなにチェックして組立てる。<br><br>　しかし、ここにコンクリートをしっかり打設していなければ、型枠を脱型した時に、コンクリートの表面素肌そのものが<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">アバタ</span></b>とか<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">シマシマ</span></b>模様になったり、時には詰まってなくて空隙穴が・・・となれば折角の大工の苦労も水の泡となってしまい『打放し』仕上げなのに<br><b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">『やりっ放し』</span></b>なのかと悪態が口に出る。<br><br>　最近ではマンションの壁には<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#0000ff;">〈打放しクロス直貼〉</span></b>というのが多いが、壁が私の腹の様に膨らんだそのままではクロスを貼れないし建具も付かなくて、型枠（躯体）の精度によっては仕上がらない部屋も出来る場合もある。<br><br>　<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">斫</span></b></span><b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;"><span style="font-size:0.83em;">（はつ)</span></span></b><span style="font-size:1.4em;"><b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">り直し</span></b>てもう一度打ち直しとなると、型枠大工の責任範囲として斫り工事の代金も左官の補修代も契約金額から支払う事となり、再び型枠組立再施工代も契約内工事となる。<br><br>　だから現場監督としては汗水流した結果が発揮できないと<br><b style="font-weight:bold;"><span style="color:#0000ff;">〈何を現場監理していたのか・・・〉</span></b><br>と自信を喪失してしまうし、大工は儲けがブッ飛んでしまう。<br><br>　後から入って来る業者達から、<br>「オサマラナイヨ・・・所長！どうします？斫るの？」<br>　と聞こえて来ると心臓に悪い。<br><br>「斫るよりも何とか<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">逃げ</span></b>（カムフラージュ）られないかネ・・？」<br>　と皆で知恵を出そうとするが、やっぱりマズイものは基から断たなきゃダメなのだ。<br><br><b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">（まァイイかこのくらいなら）</span></b>と妥協すると<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#0000ff;">『品質管理』</span></b>が根底から崩れ落ちる事にもなる。<br><br>　倉庫とか押入れの中で普段見られない所ならば<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#0000ff;">〈まァイイカ〉</span></b>という気分にすぐになるが、竣工検査の時には無理して仕上げた部分に限って浮き出て目立ってしまい、結局は手直しとなるのだから、早い段階で気付いた時にスパッと手直しする勇気が必要だ。<br><br>　私、ことに私は、<br><b style="font-weight:bold;"><span style="color:#0000ff;">「何とかならんかねェ・・」</span></b>と必ず考え込む小心者ではある。ヘヘヘ。　</span><br>&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/boochiki2/entry-12977134150.html</link>
<pubDate>Mon, 31 Aug 2026 07:55:36 +0900</pubDate>
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<item>
<title>埋設管破裂</title>
<description>
<![CDATA[ <p><span style="font-size:1.4em;">&nbsp; &nbsp; 　―――――――――《埋 設 管 破 裂》<br><br>　現場の正面の舗装道路下の本管から建物へ水道管の引込み用の掘削を行なっている。<br><br>　一般的に設備用の配管工事は水道屋・電気屋・ガス屋さんと各々が似た様な場所で何度も掘削し、配管工事をして埋め戻しを行なっている。<br><br>　設備業者の誰かが少し大きめに掘って、他の業種がその時に同時に埋設配管工事を行なえば道路工事だって何度も何度も<br><b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">『掘っては埋戻す』</span></b><br>と云う無駄はなくなると思える。<br><br>&nbsp;建築現場の狭い敷地の中でも打合せがマズイと設備工の各社のミニユンボの２～３台が、へしあって動いている場合もある。<br><br>　Ｚビルは田村さんに音頭を取らせて配管ルートをまとめ、地面より深い順に配管工事を行なう作業命令を指示（半強制かな）していた。<br><br>　掘削に先立ち、配管する付近には直径<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">50㍉</span></b>の給水管が既に１本横断している筈で、何処にあるのか<br><b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">《昔の完成図面》</span></b><br>の為ハッキリしていない旨を掘削工に説明しておいた。<br><br>　昔の十数年も前の図面通りに配管がなされていればこの辺りで出てもイイ筈なのに・・・と用心しながら掘り進んで行った。<br>　昼前になってもまだ発見出来ない。<br>「もう一度昔の図面をチェックしよう」　　　　　<a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250716/17/boochiki2/c9/df/j/o0065004915635316733.jpg"><img alt="" height="49" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250716/17/boochiki2/c9/df/j/o0065004915635316733.jpg" width="65"></a><br>　と現場事務所に戻って数分としない内に、　<br>「所長、<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">水道管破裂</span></b>させました」<br>　と息せき切って橋本君が走って来た。<br><br>「何―――ッ!!あれほど用心しろと言っていたのに・・・！」<br><br>　もう遅い。<br>&nbsp;50㍉の水道管だから、水は相当な勢いで流れ出る。　<br>　私が現場に戻った時には朝から掘っていた所にターップリと溜まって、更に側溝へゆっくりと流れ出していた。<br><br><b style="font-weight:bold;">「止水栓</b>は止めました」<br>と何となく落ち着いている設備の津山君。<br><br>　とにかく溜まった水は排水するしかない。<br>　「<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#0000ff;">水中ポンプだ、排水ホースもだ</span></b>、電源は何処にあるのだ」<br>とブツブツ言いながらも小走りに動きまわりながら水替えをしている。<br>水が無くなると即、切断部分の復旧が待っている。<br><br>　間もなく市の<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">水道課の人</span></b>が来られた。　<br>「またですか、やっぱりハズレましたか」<br>（ン？―――<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">また、又だとォ？</span></b>・・・）<br>「これはあなた達の工事が終ると不要になる配管だから、取り付けた時にもジョイントが調子が悪くて・・・擁壁を作る時も二度抜けて・・・それで<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">位置をズラして</span></b>いたから・・・」<br><br>　私にはその件は何も知らされていなかったし、私はてっきり設備工が配管を引っ掛けて破裂させたものだと思い切っていたので、<br>&nbsp; &nbsp;（総てが<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">俺達の責任で</span></b>壊したワケじゃァないンだ・・・）<br>と少しは気が楽になった。<br><br>　 埋設管が有ると分かっていての切断事故もかなり多いものである。　<br>　数年前に竣工した時の<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">『完成図』</span></b>が倉庫に眠っていて、その図面を基に調査するが、あくまで《参考》程度にしか考えられない。<br>信憑性はゼロ、信じるととんでもない事に直結しての事故となったのが今回の事件の<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">教訓・実情</span></b>だと思う。<br><br>　その当時の完成図と云ってもはっきりと埋設した場所を明示してある<br><span style="color:#ff0000;">「埋設配管実施図」</span><br>と云うものは最近になってようやく提出する様に定められて来ているが、十数年も前の完成図ではそれを信じろと言う方がマチガイの原因だ。<br><br>「急な断水によって困る所は何処ですか？」<br>　と水道課の人に尋ねた。<br>「この先のアパート２棟に配管してますが・・・高架水槽のタンクの容量から今の時間なら２時間以内に修復が終って水を送れば問題ないが・・・直りますよネ？」<br><br>　時計を見た。<br>11時45分。切断して30分は経っているだろう。<br>残り１時間と少しの猶予しかないが、排水はもうすぐ終る。　　<br>「接続用バルブは何時に届くンだ！」　&nbsp; &nbsp; 　&nbsp;&nbsp;<a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20250716/18/boochiki2/7b/43/j/o0068004915635345606.jpg"><img alt="" height="49" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20250716/18/boochiki2/7b/43/j/o0068004915635345606.jpg" width="68"></a><br>　呆然と排水を眺めている職人に気合をいれる。<br>ハッとした様に我に戻り、復旧の段取りを打合せしたものの<br>「何でコンな所に配管が有るンだ」　　<br>　とブツブツ言うのも聞こえて来るが、私も同じ様に感じているだけに、　　<br>「仕方ないヨ、<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">シカタナイ・・・かァ</span></b>、もらった図面と位置が違うンだもンなァ」<br>　としか言い様がなかった。<br><br>　埋設物が敷地の中にあり、給排水・ガス・電気・電話線等が生きたままの状態で隣接した工事は、管の破断による直接被害もさる事ながら、それに伴い関連の建物内が停電した・コンピューターが止まった・トイレの水が出ない等の被害がアッという間に大パニックとなる。<br><br>　今日は水だけの処理で危険度は低かったが、これがガスだと爆発も考えられるだけに埋設工事の掘削中は<br><b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">《慎重の上にも慎重に》</span></b><br>と云う事を忠実に守る事を再認識・勉強させられた一日であった。　　</span><br>&nbsp;</p>
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</description>
<link>https://ameblo.jp/boochiki2/entry-12975826293.html</link>
<pubDate>Mon, 17 Aug 2026 07:20:06 +0900</pubDate>
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<item>
<title>鍛冶屋</title>
<description>
<![CDATA[ <p><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">―――――――――《鍛 冶 屋 さん》</span></b></p><p>&nbsp;</p><p><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">　鉄骨建て方も終わり</span></b><span style="font-size:1.4em;"><span style="color:#ff0000;">『本締め』</span></span><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">も終りに近づいている。</span></b></p><p><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">　この本締め、つまりボルトを通して締めるのに専門職、それも<span style="color:#ff0000;">〈鍛冶屋さん〉</span>と云う職種名</span></b><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">が有るのを知ったのは、鉄骨現場に配属されてからであった。</span></b></p><p>&nbsp;</p><p><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">　小学校時代、音楽の時間に<span style="color:#0000ff;">『村のかじや』</span>と云う歌で習った職業であり、</span><span style="font-size:1em;">〽</span><span style="font-size:1.4em;">しばしも休まず・・・トンテンカンテン</span></b><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">と鉄を打つ（代表は日本刀を叩いて作る）のが鍛冶屋さんだと思い込んでいたから、新入社員</span></b><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">の頃に現場にもその名前が出て来た時には（何をする人なの!?）と驚いた事を覚えている。</span></b><br><br><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">　今はこの鍛冶工は設計図にはない部分の鉄筋の溶接とか鉄骨をガス切断したり、軽量鉄骨を</span></b><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">持って来て部品を取り付け易くする様に下地を加工したり等、鉄の鋼材を用いて何らかのアシスト</span></b><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">をしておかないと成り立たない所の蔭になる仕事をしてくれる、貴重な職種である。</span></b><br><br><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">　ふた昔前の鉄骨の現場では、ボルトを締めるのが鍛冶工の仕事で花形職であったのだ。</span></b><br>&nbsp;</p><p><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">　柱と梁を繋ぐには、真っ赤に焼いたボルトを地面から</span></b><br><span style="font-size:1.4em;"><span style="color:#ff0000;">　《火箸》</span></span><span style="font-size:1em;"><b style="font-weight:bold;">ごみ取用につまむ道具</b></span><br><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">で挟んで、一気に鉄骨の梁に</span></b><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">向かって投げ飛ばすと、それをキャッチして鉄骨のボルト穴に差し込み、瞬時にナットの代わ</span></b><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">りの頭を作って締め方（かしめる）仕事があった。</span></b></p><p><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">　（古い鉄骨建物のボルトの頭ナット部分は円形仕上）</span></b><br>&nbsp;</p><p><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">　この火箸投げのコントロールはまさに職人芸と言えるモノであり、真っ赤に焼けたボルトを受け損ねたら、鉄の火の玉が落ちて来るし、火傷</span><span style="font-size:0.83em;">(やけど）</span><span style="font-size:1.4em;">は勲章傷で当時はヘルメットも養生ネットも無い時代だから、鍛冶屋さんはかなり危険な仕事をしていたものだ。　</span></b><br><br><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">　鉄骨建物の、それも４階５階くらい迄なら、平気でストライクの投球である。</span></b></p><p><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">　今なら鉄骨現場には水平ネットが墜落防止に張ってあるが、当時にそんなモノはサーカスの</span></b><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">空中ブランコのショーで見られるくらいで、現場に張ってあれば鍛冶工は投げ渡す事は出来な</span></b><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">かったし、仕事にもならなかっただろう。　</span></b><br><br><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">&nbsp;今はナットも改良されて、電動の専用締め付け工具があり、火傷</span><span style="font-size:0.83em;">(やけど）</span></b><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">をする危険性はなくなった</span></b><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">が、鉄骨の本締は鍛冶工の仕事として引き継いだまま今日に至っている様であるが、更に違う</span></b><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">鍛冶仕事が出て来たのである。</span></b><br><br><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">　時代の流れか高度成長時代になって、高層ビルの躯体に鉄骨造りが主流となって、仮設資材</span></b><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">も杉の丸太から鉄パイプや軽量鉄骨Ｃ型鋼を基準に使用する様になり、現場でのちょっとした</span></b><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">工事には</span></b><span style="font-size:1.4em;"><span style="color:#ff0000;">《鍛冶工》</span></span><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">が必要となったのであ<br>る。</span></b><br><br><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">&nbsp; 現場に於いて鉄部の接続には〈熔接作業〉となり、鉄骨や鉄筋を仮に１㌢だろうと切る為には〈ガス切断〉となって、鍛冶工の出番となる訳である。</span></b></p><p><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">　何でもカンでもくっ付けておけばイイとして、簡易な部分には熔接</span><span style="font-size:1em;">(ようせつ)</span><span style="font-size:1.4em;">が殆どである。　</span></b></p><p><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">　溶接機と云う言葉を今はサンズイの〈溶ける〉を使うが、この文字はヒヘンの〈熔接〉に私はこ</span></b><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">だわりたい。<br>　だって火花を散らして、消火器持参で仕事をしているのですからね。</span></b></p><p><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">　</span></b></p><p><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">　鉄板と鉄板とをＴの字に当てて、熔接棒でコーナーをなぞって行くと、<span style="color:#ff0000;">スパーク火花</span>が出て</span></b><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">熔接作業となる。</span></b><br>&nbsp;</p><p><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">　この原理が言葉では解説されても、何故に鉄が溶けて接合出来るのか、化学的にどうしてく</span></b><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">っ付くのかと云う事を私は説明出来ないのだ。（別に説明する必要もないがネ）</span></b><br>&nbsp;</p><p><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">　熔接棒に高電流が流れて、触れた鉄部がショートした状態となり、スパーク火花が出るのは</span></b><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">分かるが、</span></b><br><span style="font-size:1.4em;"><span style="color:#ff0000;">《何故くっ付くのか?》　</span></span><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">　</span></b></p><p><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">と疑問なのである。</span></b><br>&nbsp;</p><p><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">　熔接棒には接着剤となるモノは出ては来ない。<br>　スパーク火花で鉄と鉄が溶け合っている間に</span></b><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">５㌢進むのに20秒くらいのゆっくりしたスピードで熔接棒を動かして行くと、白い煙の後から</span></b><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">接合部が現れて来る。　</span></b><br>&nbsp;</p><p><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">　熔接中は防護眼鏡で煙から眼を守っているが、この白い煙も火花も</span></b><span style="font-size:1.4em;"><span style="color:#ff0000;">体に有害</span></span><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">である。</span></b><br>&nbsp;</p><p><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">　作業中は黒いお面を被っている状態だから、濃いめのサングラスを二重にした暗さである。</span></b><br>&nbsp;</p><p><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">　お面越しのスパーク火花の先が頼りで手作業を行なうのだから、相当腕が良くないとパカッ</span></b><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">と接合面が裂ける時もあり、見た目からの丈夫さは判断しにくいものでもある。</span></b><br>&nbsp;</p><p><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">　私もみよう見まねで鉄筋</span><span style="font-size:0.83em;">（セパレーター）</span><span style="font-size:1.4em;">の</span></b><span style="font-size:1.4em;"><span style="color:#ff0000;">熔接練習</span></span><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">をしたが、全くの粗悪品しか出来ず、</span></b><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">アーク熔接技術の資格はダテではない事を痛感したものだった。　</span></b><br><br><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">　鉄工所では工場と云う屋根の下で条件も機械設備も整っている所で、加工組み立てを行なう</span></b><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">から、ある意味では楽だろうが、現場では高い所に登ったり、狭い所や上に向っていたり、下に向</span></b><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">いていたりで技術よりもいかにして<br><span style="color:#ff0000;">〈</span></span><span style="color:#ff0000;"><span style="font-size:1.4em;">熔接</span></span><span style="font-size:1.4em;"><span style="color:#ff0000;">作業が作業が出来るか〉</span><br>の段取りが鍛冶工の悩みのタネである。</span></b></p><p><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">　</span></b><br><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">大工さんから型枠を組んだ頃に<br>〈鉄骨から引っ張る様に熔接してくれヨ〉<br>と言われて、現場を見る</span></b><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">と鉄筋が鳥籠状態に組んであって、手は何とか入るものの、腕が曲がらない時もあり、</span></b><br><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">「こんな状態で熔接は出来ないよ、少し型枠バラしてヨ」<br>との繰り返しも度々あるものだ。</span></b><br><br><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">　先にくっ付けておけるモノでもないし、ＡとＣが出来てＢで繋ぐ為に鍛冶工が必要な事を余り</span></b><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">考えないで仕事を進めて行っては《ギャフン》と言う事に度々なっている。</span></b><br><br><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">　大工さんにしろ鉄筋の職人さんにしろ、自分達の仕事の持ち分の中で、ほんの僅かな部分を手伝ってもら</span></b><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">っているくらいにしか思っていないから、</span></b><span style="font-size:1.4em;"><span style="color:#ff0000;">後回し</span></span><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">になるのだが、この鍛冶工の日当分は担当工</span></b><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">種、つまり頼んだ業種の契約分から支払われるのが原則なのである。</span></b><br>&nbsp;</p><p><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">　ハッキリ言うとチョットした熔接でも、半日で作業終了しても日当（一日分）は支払われるのだ。<br>　しか</span></b><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">も鍛冶工の日当は大工・鉄筋工・左官工より高額で取決められている事を覚えておこう。</span></b><br>&nbsp;</p><p><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">　熔接機械以外に高圧ガス</span></b><span style="font-size:1.4em;"><span style="color:#ff0000;">（酸素・アセチレン）</span></span><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">も使うし、特殊技能も加味されていよう。</span></b></p><p><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">　鉄筋の加工が間違っていたら</span><span style="color:#ff0000;"><span style="font-size:1.4em;">ガスで切断</span></span><span style="font-size:1.4em;">もするし、鉄筋間隔を固定させててコンクリート打設時によ</span></b><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">る乱れがない様にする為に《熔接》を行なう場合もある。</span></b><br>&nbsp;</p><p><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">　しかし、営繕協会共通仕様書には<br>『鉄筋にはガス切断、点付け熔接、アーク熔接を<span style="color:#ff0000;">おこなってはならない</span>』<br>と記されている。</span></b><br>&nbsp;</p><p><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">　ただし、と文章は続くが、ただし書きは守れそうにない条件が列記されているので、一応は</span></b><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">読んでその理由・知識を得ておく必要もある。　</span></b><br><br><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">　鉄骨構造の本体に熔接する場合はもっと条件が厳しい。　</span></b><br><br><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">　何となく鉄骨には簡単に熔接させているし、ブ厚い25㍉もある鉄骨板なら丈夫そうに見える</span></b><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">が、一度熔接でスパークさせると、その部分は極端に鉄の成分が劣化し、</span></b><span style="font-size:1.4em;"><span style="color:#ff0000;">強度が落ちる。</span></span><br>&nbsp;</p><p><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">　ビニール袋を破る時、普通ならハサミを使う程丈夫な所でも、少しの〈切り口〉があればそ</span></b><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">こから裂ける様に破れるのと、鉄骨でさえも</span></b><span style="font-size:1.4em;"><span style="color:#ff0000;">全く同じ理由</span></span><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">なのである。</span></b><br>&nbsp;</p><p><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">　鉄骨の角（フランジのコーナー）からは決して熔接をしてはならない事を覚えておく事だ。</span></b><br><br><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">　　熔接工事がある時は、鉄骨工場に見学に行くと勉強になる。</span></b></p><p><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">　鉄骨工場は柱の無い原寸場（体育館程度）で１分の１、建物の断面そのものを床に描く。</span></b><br>&nbsp;</p><p><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">「黄色の線が今回のお宅の図面です」　</span></b></p><p><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">　と言われると黄色ばかり目線で追って行く。</span></b></p><p><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">　青色や朱色で様々な他社の現場の断面図とか複雑な部分も床に書いてあり、結構タメにもなる。</span></b><br>&nbsp;</p><p><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">　</span></b><span style="font-size:1.4em;"><span style="color:#ff0000;">熔接記号</span></span><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">が図面に記されているが、実際にどの方向から熔接するのか、どうやって組み立て</span></b><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">て、それを如何に検査するのか等をしっかり把握出来れば、現場監督として一歩抜け出た事が</span></b><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">認められるであろう。　</span></b><br>&nbsp;</p><p><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">　高層ビル、鉄骨鉄筋コンクリート造では、鉄骨工事、熔接工事が特に管理者からキビシイ検</span></b><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:1.4em;">査を受けるから<br>『品質管理』<br>を含めて、工事を進めて行く事だと思う。</span></b></p>
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<link>https://ameblo.jp/boochiki2/entry-12974439726.html</link>
<pubDate>Mon, 03 Aug 2026 07:45:07 +0900</pubDate>
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<title>安全パトロール</title>
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<![CDATA[ <p><span style="font-size:1.4em;"><b style="font-weight:bold;">　　　　　　―――――――――《安全パトロール》<br><br>　９月度の安全パトロール巡回日だ。　<br>　毎月行なわれる現場へのパトロール巡察は来る人も違うので、現場を見る観点も違い、安全対策上のマンネリ打破にもなっていると思う。<br><br>　労務安全部としての巡察義務も有るとは思うけれど、協力業者のオーナーさんも色々と現場を見比べる事が出来て、良い事だと思う。<br>　オーナーの職人さんが働いている現場にも、必ず巡回するコースになっている。<br><br>現場の方から巡察日程表の通達を見て、<br>（また来るのか・・・）　<br>　というマンネリ化で対処していると成果も上がらないが、今度は95点以上取るのだと意気込んで日常の安全活動を<br>進めていれば何ら問題は無い。<br>　が、なかなかそうは言っていられない。<br><br>　建築業界で特に</b><br><span style="color:#ff0000;">　『安全第一』</span><br><b style="font-weight:bold;">　を強く叫ぶのは、そんなにも</b><span style="color:#ff0000;">《危険が多い仕事》</span><b style="font-weight:bold;">だからなのだろうか。<br>　私には決してそうとは思えない。<br><br>　私は25年以上もこの世界で暮らしているが、職人さんが躓</b></span><span style="font-size:0.83em;"><b style="font-weight:bold;">（つまず）</b></span><span style="font-size:1.4em;"><b style="font-weight:bold;">いて足首の捻挫</b></span><span style="font-size:1em;"><b style="font-weight:bold;">（ねんざ)</b></span><span style="font-size:1.4em;"><b style="font-weight:bold;">とか、金槌</b></span><span style="font-size:1em;"><b style="font-weight:bold;">（かなづち)</b></span><span style="font-size:1.4em;"><b style="font-weight:bold;">で自分で自分の手を叩いたとか、階段で足元を滑らした〈怪我〉は経験しているが、労災適用になる４日以上の</b><span style="color:#ff0000;">《休業災害報告》</span><b style="font-weight:bold;">はお陰様で経験していない。<br><br>　壁には労働基準監督署から頂いたＡマンションとＫビルの無災害竣工の</b><br><span style="color:#ff0000;">『表彰状』</span><br><b style="font-weight:bold;">も時計と並べて掲示してあり、額に入った表彰状は</b><span style="color:#0000ff;">「神棚」</span><b style="font-weight:bold;">よりももっと威厳がある様に眺めている。<br><br>　若者が建設業を嫌う</b><span style="color:#ff0000;">５Ｋ</span><b style="font-weight:bold;">の中の一つの</b><span style="color:#ff0000;">Ｋ（危険のＫ）</span><b style="font-weight:bold;">と云うのは、何を見て、体験しての事だろうか。<br>　（</b><span style="color:#ff0000;">５Ｋとは</span><b style="font-weight:bold;">―――危険、汚い、休暇が無い、恰好悪い、給料安い・・・を言う）<br><br>　私の若かりし頃、丸太の足場にへばり付いてサーカス仕事になる様な事を今では行なってはいないのに、どこから危険というイメージが出るのか、不思議だ。<br><br>　さて本日のパトロールは厳しい指摘が多くて88点、評価Ｂの欄にコメントが記入されてしまった。<br>　こんな事を言ったら所長に叱られるから黙っていようなンて気兼ねせず、何でもハッキリ言ってくれる私の現場の特徴からか、一人が発言すると何故かしらアレもコレもと指摘を頂く。<br><br>&nbsp; 私の現場では指摘された事をそのまま黒板に列記するから、その中からどれかが減点の対象になってしまう。<br>　しかし、<br>『点数よりも<span style="color:#ff0000;">安全になればイイ事だ</span>』<br>と云う私のポリシーは変わらない。<br>　だから、満点はなく95点で合格と決めていたが、もっと悪い点になってしまったのは、反省せねばならない。<br><br>　この評価は毎月提出の工事報告書の中に記入の欄が有り、本社労務安全部もこの評価欄の事項は必ず目を通す<br>チェック項目のひとつである。<br><br>　「アイツの現場はいつも悪い、来月は私が直々出向いて・・・」<br><br>〈本社から来ても足手まといになるだけよネ〉<br>と知ってか知らずか私は言えないけれども、出向いて頂いても</b><span style="color:#ff0000;">成果の程</span><b style="font-weight:bold;">は確かではない。<br>（言ってしまった―――ホンネとやらを）<br><br>　安全整備代として請負金から一定の率で予算を計上していれば、それ相応の対策は出来ると思えるが予算には構わず〈あれを整備だ、これを取り付けろ〉と大型工事現場を</b><span style="color:#ff0000;">お手本</span><b style="font-weight:bold;">としたような言いたい放題の人もいる。<br><br>　安全に対してのお金の遣い方は、今やいくら遣ってもイイ様に感じる時があり、<br>『事故があった事を見越せば</b><span style="color:#ff0000;">安いものだ</span><b style="font-weight:bold;">』<br>　という意見もあるが『安全』とはどこかが違っている様な気が私はしてならないのである。</b></span><br>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;"><b style="font-weight:bold;">―――私の言えない安全についての　本音は―――<br>　いかに安全であるかを知らせるかは、交通事故死が問題になっても、車自体は安全設計という観念が世間に伝わっているかの如く、<br>〈</b><span style="color:#ff0000;">建設現場は安全</span><b style="font-weight:bold;">なのだ、</b><span style="color:#ff0000;">ケガするやつがバカ</span><b style="font-weight:bold;">なのだ〉<br>とは言えないものか。<br><br>　車はシートベルトをして運転する。<br>現場は安全帯をしてヘルメットをかぶり作業する。<br>　どちらにしても、注意を怠れば事故が起こるのは同じ事だ。</b><br><br><span style="color:#ff0000;">《現場は動いている》</span><b style="font-weight:bold;">という言い方をする。<br>日々出来上がって完成に近付くという動きがある以上、変化はある。<br>安全がその変化に追い付かないと危険になり、安全点検をして</b><br><span style="color:#0000ff;">『記録に残しなさい』</span><br><b style="font-weight:bold;">と指導を受ける。<br><br>　車には始業点検が義務付けてあるが、私などは車を運転しながら（空気圧は大丈夫か）と思っていても、信号待ちの時に車から降りて迄点検はしない。　<br>　毎日乗っているから、今日も動くだろうと任せっぱなしだ。<br><br>　現場だって昨日まで良かったので、今日も大丈夫だろうと見過ごす気分になるのも、現実で</b></span><span style="font-size:1.4em;"><b style="font-weight:bold;">はある。<br>見過ごすと危険率が当然上昇する。</b></span></p><p><span style="font-size:1.4em;"><b style="font-weight:bold;">―――安全は一寸先が見えない所の監理……と―――</b></span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;"><b style="font-weight:bold;">話を戻して<br>　　パトロールの巡察が月に一度あるだけでも、安全に関する話題が現場内に数日は起きる。<br>　自分の身の廻りだけでも片付けようとか書類の整備、ヘルメット、命綱、作業服装・靴まで点検をしようとする体制になっているのは、協力業者もかなり安全に関心を持って来ていると言える。<br><br>「パトロールで減点対象に直接なった業者は『１点１ケースだ』アワの出るヤツ」<br>　というキツイ冗談（私の口グセ）が一番タメになるかナ？<br>　皆の成績を下げたペナルティー代でコミュニケーション用ビールを調達するのが</b><br><span style="color:#ff0000;">《安全パトロールの楽しみだ》</span><br><b style="font-weight:bold;">と今日から言ってみようかナ？（オフレコでご存じだよね）<br><br>「済みませんね、私の所で減点されて迷惑かけて・・・」<br>「２ケースだね今回は」<br>　これが現実となると、パトロールが来るのが楽しみになりそうだね。<br><br>　</b><span style="color:#ff0000;">現場の４監理</span><b style="font-weight:bold;">（安全、品質、工程、原価監理）の中で、最も簡単そうであるが、いまだに試行錯誤の世界だと思える。<br>&nbsp;<br>『無事これ名馬なり』――― 何となくこんな気分だ。</b><br><span style="color:#ff0000;">『無災害竣工、これ常識なり』</span><b style="font-weight:bold;">――― こう言ってみたいものだネ。</b></span><br>&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/boochiki2/entry-12973325785.html</link>
<pubDate>Tue, 21 Jul 2026 10:05:16 +0900</pubDate>
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<title>鉄骨工事　(2)</title>
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<![CDATA[ <p><span style="font-size:1.4em;">鉄骨工事　　(2）　　　　　つづき　　　　　　　　　　　</span></p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">　アンカーボルトに私がこだわる理由はまだある。　　　</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">　こんないい加減な<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">『出たトコ勝負』</span></b>の仕事ではお先真っ暗の建物になる。　</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">　若手職員をここで甘やかしていて、良い技術者になれる筈はない。　</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">　<a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20260704/15/boochiki2/de/24/j/o0435057315799229071.jpg"><img alt="" contenteditable="inherit" height="174" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20260704/15/boochiki2/de/24/j/o0435057315799229071.jpg" width="132"></a></span></p><p><span style="font-size:1.4em;">　上図に於いて、Ｂのボルトが仮にＹ方向に10㍉ずれているとしよう。<br>柱から隣の柱迄の距離もＡ～Ｂが10㍉長くてＢ～&nbsp;Ｃが10㍉縮んでいれば、Ｃ点では元に戻りそうなものである　</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">　が、鉄骨の梁間は伸びたり縮んだりはしてくれない。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">　 Ｂがズレていれば、Ｂ～Ｅを繋</span><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:0.83em;">（つな）</span></b><span style="font-size:1.4em;">いでも直角にはならな<br>いし、Ｂ～Ｅが斜めになったらＥも直角にならなくなり、ＤもＦも全てが傾いた柱になった状態のままで出来上がって行く。　</span><br>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">　もっと簡単に言えば、現場でＡＢ間の距離を間違えたら最後、どの柱も直角に梁を繋</span><span style="font-size:0.83em;"><b style="font-weight:bold;">(つな</b>）</span><span style="font-size:1.4em;">ぐ事が出来ないのだ。<br>　　更に、Ｘ方向にも５㍉～10㍉だってズレていると処置なし状態である。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">　つまり、一ヵ所でも柱と柱間の距離（スパン）が10㍉長い間隔になった場合、各々の柱を垂直に建てたとしても、梁を繋ぐ時には10㍉以上は柱の頭部を右や左に傾けねば梁と接続出来ない。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">　また、Ｆの柱脚（ベース）がＡの柱より５㍉高さが違う場合も発生すると、何が何やらわからない。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">　柱と梁はボルトを穴に通して締め付けるのだから、ズレているとどうにもならないが（ボルトと穴の余裕は３㍉以下）締め付けなければ鉄骨を建てる工事は進まない。</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">　折角工場で製品検査をしても、現場で好き勝手に組み立てざるを得ない事になっていては話にもならない。<br>　無理矢理にでも組上げたら台形になっているワケだ。　</span><br>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">　更に鉄骨柱が上の階にも繋がって行くとしたら・・・高層ビルの屋上迄の垂直度、つまり傾きは何㌢になるのだ・・・そしてそれを垂直にするには・・・直らないとしたら壁も柱も曲が</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">ったままでサッシュを取り付ける事になるのだ。<br>　そういう監督さんにはさせたくない。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">　　　</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">　倉庫にスレートを葺</span><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:0.83em;">（ふ）</span></b><span style="font-size:1.4em;">いて</span><span style="font-size:1em;">（貼り付けて）</span><span style="font-size:1.4em;">終り</span><span style="font-size:1em;">(竣工）</span><span style="font-size:1.4em;">なら多少鉄骨がズレていても外観上は誤魔化せるかも知れないが、建築屋の現場マンとして、<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">いっぱしの建物</span></b>を創る気構えがあるなら、アンカーボルトをいかにすれば精度よく出来るかを、真剣にチャレンジして欲しいもので、<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">私がこだわる理由</span></b>でもある。</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">　しかし、案の定このＮ現場の鉄骨建て方には苦労した。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">　　柱を吊るには（確か一本の柱だけでも８㌧はあったので）80㌧のレッカーでは極限一杯の作業半径距離だ。<br>　これを予算内訳明細書には建て方時、25㌧レッカーと称して値入れ（工事契約）してあった。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">　　25㌧レッカーを柱のすぐ横に設置し、１本の柱を建てる毎に移動して、梁を繋ぐには梁の中央付近に移動して、又次の柱付近にレッカー車を移動して組めば理屈では可能だろうけど、そんな計画で鉄骨が組める訳が無い。<br>　　<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">（レッカー車を固定して鉄骨部材を振り廻せって事！）</span></b></span></p><p><span style="font-size:1.4em;">　　それに建てようとする真横には<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#7cd300;">工場の電気室</span></b>があって、レッカー車は寄り着く事すら出来ない状態なのだ。<br>　　マイッタ―――。</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">　　　レッカー車代は赤字理由報告書で何とかなるにしても、アンカーボルトの精度には全くのお手上げだった。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">　　ボルトの直径が38㍉もあるので<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">《台直し》</span></b>は不可能だ。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">　　ベースプレートだって42㍉の厚さがあり、ボルトが通る様にガスで大穴をくり抜くのは不可能ではないけれど、建築技術屋としては<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">（許せない行為）</span></b>である。</span><br>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">　柱脚をナットで締めつけてもボルトの周囲が3㎜以上も空いていれば一体化とならず、柱を自立させるには危険が有り過ぎる。<br>（接着剤無しで鉛筆を数本、机に一か月立てるようなもの）</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">　　ボルトの隙間は３㍉以下の所に、ボルトを通す為の穴をガスで大穴に拡げるなンてもっての外である。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">　　大穴を明けて柱脚不安定の柱をワイヤーで倒壊防止が出来るほど甘くはない。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">　<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">　「どうするンだ？」</span></b><br>で一週間過ぎ、なぜか応援に来ている私に対してその間は<br><b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">《お叱りと対策話》</span></b></span></p><p><span style="font-size:1.4em;">が飛び交い、私が鉄骨工事責任者とされてしまった。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">　<br>　　作業はストップしたままでも80㌧レッカー車にはその間の使用料（１日ウン10万円）を払わねばならないし信用は落とすし、弋工は次の現場へ行ってしまい戻って来るのはずっと先となり、当然建て方完了日も延びに延びてしまった。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">　　こんな状況だから柱の垂直度<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">『建て起こし』</span></b>の精度についてかなりの誤差が出たし、色々な補強とか手直しがあったが、その原因は<br><b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">『アンカーボルトの設置ミス及び墨出しチェックの甘さだった』</span></b><br>と云う事だった。</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">　この柱の倒れ、傾き、通りの悪さのままで仕上げの材料も同じ様に平行にして取り付け作業となるから、仮に一本の柱が傾いていれば壁まで傾いてしまう事にもなり、この壁を垂直にしようとするのは余程の事がない限りパスしてしまう。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">　カンナで削り合わせられる程、鉄骨工事は甘くはない事を認識しておく事だ。</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">　鉄骨建て方精度の検査はやはり<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">『下振り』</span></b>でＸ・Ｙ方向のチェックが一番だ。<br>　トランシットで見る方法もあるけれど、実測値は出ない。<br>　見た人の感覚による判断だから、精度は曖昧だ。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">　つまり、一本の柱にミスが出れば、以後は右に引っ張ろうと左に押そうと柱はどちらかに傾いたままで繋がっているのだから、いつまで検査したって垂直度が90度になる訳がない。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">　所詮、スレート葺</span><b style="font-weight:bold;"><span style="font-size:0.83em;">（ぶ）</span></b><span style="font-size:1.4em;">きの壁とか折板の壁・屋根とかで、サッシュは壁の鉄骨に平行に取り付けよう…………外壁がまっすぐになっていなくても、別に障りがあるワケじゃあない――――タイルを貼るのでもないし・・・・という気楽なセンスの持ち主なら鉄骨造は有りがたいモノではあろうが、私は好きではない。</span><br>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">　理屈から言えば鉄骨工事は簡単な部類なのだ。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">　鉄骨工場では原寸図から正確（±２㍉以内の誤差）に作っているのだから、建築現場でアンカーボルト設置と墨出しのチェックをきっちり行なってさえいれば鉄骨は組建てられるのだから、後は<span style="color:#ff0000;"><b>《鉄骨弋工》</b></span>次第だと言える。</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">　鉄骨建方専門の弋工は<span style="color:#ff0000;"><b style="font-weight:bold;">『命を張っている』</b></span>という昔ながらの『男気』が有り<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">『華』</span></b>だ。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">　高層ビルは鉄骨鉄筋コンクリート造なのだから鉄骨を組まねば先に進めないのであるが、この職業は若手が極端に少なくなっていて、ますます弋工の確保が困難になってしまうだろう。</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">―――いろいろと私の思い付くままに書いたけれど、Ｚビルはもう<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">《本締め》</span></b>に入っている。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">（やれやれ墜落事故の危険度も少しは減ったか―――）　</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">　と取り敢えずの一安心も感じられる様になった。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">　　　　―――　　―――</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">　鉄骨工事担当の若手現場マンさん達！頑張ってネ・・・</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">と伝えたくてこのエピソードを終えましょう。</span></p><p>&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/boochiki2/entry-12970244798.html</link>
<pubDate>Mon, 06 Jul 2026 08:40:39 +0900</pubDate>
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<title>鉄骨工事(1)</title>
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<![CDATA[ <p><span style="font-size:1.4em;">―――――――― 《鉄　骨　工　事》&nbsp; &nbsp;(1)</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">　Ｚビルは鉄骨工事も少しあるが、さして鉄骨造と云うほどの大規模なものでは無い。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">　建築工事で言う<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">ＳＲＣ構造</span></b>、つまり<br><b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">『鉄骨鉄筋コンクリート造』</span></b><br>ならば、現場としてもかなり大型現場もしくは高層建物になっていて、施工側からみても結構楽しめる建物になっている</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">ものである。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">　簡単に言えばＲＣ構造（鉄筋コンクリート造）ならば強度的にも構造的にも無理な時、鉄骨を軸にして『鉄骨鉄筋コンクリート造』が可能になるのである。</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">　また、単純に<span style="color:#ff0000;"><b style="font-weight:bold;">Ｓ造</b></span>と呼んでいる鉄骨造もある。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">　例えば工場・鉄橋の外観とか体育館の天井等の様に化粧（見えたママで仕上がり）の建物とか、骨組みだけを鉄骨で造り、鉄骨表面に仕上げ材を貼って普通の建物らしく見せる場合もある。</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">　鉄骨工事と言うと簡単に思える人と、不安を抱く人に別れるのも面白い現象である。</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">　鉄骨工事の内容が大であろうと小であろうと、現場仕事の基本に変わりはないが、一流の工場で製作した鉄骨が、現場で組み上がらない事態がよくあるのだから始末が悪い。</span><br>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">　そう言えば静岡県Ｉ市のＮ工場を創った時（増築）は鉄骨工事で苦労したのを思い出した。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">&nbsp;　&nbsp; ――――――</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">　&nbsp; 「明日からあのＮ現場へ<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">鉄骨工事の応援</span></b>に２週間行って　<br>　　　くれ・・・」　　　　　　　　</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">　　　とＴ工事課長から要請を受けた。　<br>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">　　　大型工事で現場も大変な突貫で苦労していると云う<br>　　　情報は伝わっていた。　　　</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">　　　稼働している工場の横を増築しているが、鉄骨工事<br>　　　が取り残されている様だ。　</span><br>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">　　　　予算書には25㌧レッカーで建て方計画費用が計上<br>　　　してあるものの〈工場の屋根を飛び越えての仕事〉が<br>　　　あり80㌧レッカーでさえ無理な箇所があると云うのに、　</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">　　　一体どういう建て方計画になっているのか―――<br>　　　　　　　とＳ所長に尋ねてみた。　　　</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">　　<br>　　「<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">『鉄骨建て方計画書』</span></b>は何処に有りますか？誰が鉄骨<br>　　　工事の担当なのですか？」　　　　　　　</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">　　　「まだヤ、Ｏ君が少し計画作成していた様だったが・・・」<br>　　　「Ｓ所長、総合工程表では今月の終りに建て方開始で<br>　　　すよ（だから私が応援に…）どうします？」　　<br>　　　　「まだ基礎のコンクリート打設日が決まってないし、<br>　　　　建て方の<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">打合せもまだ</span></b>だ」　</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">　　　　「えッ？ではアンカーボルトのチェックは？」　<br>　　　　　　　　　　　　　　　</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">　　　　「君が来たンだからその辺は頼むよ、マカセルか<br>　　　　ら・・・」　　　　　　　　　　</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">　　　　任せて貰えるには準備時間もない。<br>　　　　早速、現場を見に飛び出した。　　　　　　</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">　　　　　　　　　　　　　　　　<br>　　　　型枠の中に所狭しと鉄筋は組んであるものの、<br>　　　アンカーボルトは一本もない。　</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">　　　「Ｏ君、アンカーボルト（8-D32㎜）はどうしたの？いつ<br>　　　取り付けるの？」　　　　　　　　　</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">　　　「配筋検査を受けてからボルトをセットします」　<br>　　　　　　　　　　　　　　　　　　</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">　　　（何てェこった、今更鉄筋を叩いても微動だにせず、ボ<br>　　　ルトは所定位置に正確に設置出来るモノではない。<br>　　　　組上がった基礎（土台）鉄筋の隙間に、適当にアン<br>　　　カーボルトを入れてコンクリートで固めても・・・）　</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">　　　血の気が一気に引いてしまった。　　<br>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">　　（俺は鉄骨工事の応援に来たのだから、鉄骨を建てる<br>&nbsp; &nbsp; &nbsp;所からが俺の仕事だから、それ以前のボルトの埋設<br>　　工事は知らねェよ）<br>　　って言うのが<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">正直な気持ち</span></b>であった。　　　　　　　</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　<br>　　　「ボルトは責任を持って大工に入れさせますら………」　<br>　　　工程表の通りに作業が進まず工程が遅れて、型枠基<br>　　　礎が優先となって、出来る所から手を付けてやりくりし<br>　　　ていたＳ所長の責任を今更言うてる場合では無い。</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">　<br>　　（この状態で鉄骨柱を垂直に建て込むのが無理なのが<br>　　分かってない様では、鉄骨の芯にピッタリ合う<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">精度確保</span></b><br>　　はムリ&nbsp;だ。<br>　　　水平方向でさえ５㍉以内のズレでは納る訳がない）</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">　　<br>　　　とまれ、ボルトはコンクリート内に打込まれてしまった。<br>　　　　その打ち込んだボルトの位置が正確かどうか、垂直<br>　　　に埋まって並んでいるのか、鉄骨を建てる時の基準と<br>&nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp;なる墨出しをＯ君に依頼した。<br><br>　　　昼過ぎて青い顔をして、Ｏ君が来た。　　　　　　　</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">　　「ボルトの位置が<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">50㍉</span></b>ずれています、どうしましょうか？」　<br>　　「５㍉じゃァないの？ならばコンクリート斫</span><span style="font-size:0.83em;">（はつ）</span><span style="font-size:1.4em;">ってボルト　<br>　　の根本（先端）から垂直にやり直しだ！」　　　　　　　　</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">　　「台直し（ガスで熱してボルトを曲げて柱穴に合わせる）　　　　　　　</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">　　は出来ませんかね？」　　　　　　</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">　　「だめだ！悪いのは何本位有るンだ？」　　<br>　　<br>　　「１㌢以内のずれは・・・」　　　<br>　　「１㌢ではダメだ、０で当たり前で５㍉で最大のおまけ<br>　　だ！もう一回チェックして来て、何本柱がダメなのか<br>　　調べて来い!!」　　<br>　　　　　　<br>　　　アンカーボルトに私が<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">こだわる理由</span></b>はまだある。　　　</span></p><p><span style="font-size:1.4em;">　　<br>　　　　　　　　　　　　　　　（つづく）</span></p><p>&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/boochiki2/entry-12970244763.html</link>
<pubDate>Mon, 22 Jun 2026 08:30:08 +0900</pubDate>
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<title>配筋検査（2）</title>
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<![CDATA[ <p><span style="font-size:1.4em;">　　配筋検査 （2）　&nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp;<br><br>　　又、鉄筋材料そのものについての材料検査も未だに残っている。<br>　　　現在、鉄筋は全てＪＩＳ製品であってＪＩＳj工場の出荷証明書を提出してあるにもかかわらず、<br>　<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">『材料検査』</span></b>と称して「公的機関で引っ張り試験を行な　　　&nbsp; &nbsp;い・・・サイズ別太さ別に各々三本・・・」<br>と特記仕様書に記入してある設計図面もある。<br>　　「<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">ＪＩＳ製品</span></b>は原則として材料試験を行なわない。規格証明書を提出すれば良い」<br>　と<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#0000ff;">『共通仕様書』</span></b>では書かれてあるのに、平面計画・デザインに凝っているチーム・スタッフの場合、現場がいくらその説明をしても納得して頂けない場合が多いのである。<br><br>　　「設計図に書いてあるので、その通りにして下さい」<br>　　なんて堂々と仰って下さいます。<br>　　それでも、監督員と肩書にはございました。<br>　　（一体何を基準に監理されるのか、私には分からない）<br><br>　　それから、<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">圧接の抜き取り試験</span></b>もある。<br>　　サイズ毎に公的機関で〈引っ張り試験〉を実施しなさいと云う事になっている。<br>　　圧接工の腕を信用してないのか、圧接資格試験の内容を御存知ないのか知らないけれど、サイズ毎にしなくても一番太いサイズで検査すれば事は済む。<br>　　圧接工の資格は太さ別でランク分けされてあり、大型免許の運転者に軽自動車に今日乗ったから、軽の実施テストを後で行なっても<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">意味が無い</span></b>のと同じ事である。<br><br>　資格を持った圧接工は毎日仕事をしているのに、毎日試験を行なう必要があるのか、しかも圧接した部分の抜き取り検査（50カ所毎に1本）なのである。<br>　　<br>検査不合格を出さない為にも、レッキとした免許・資格証がものを言うのだ。<br><br>　何の為の鉄筋配筋検査<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">（圧接試験検査）</span></b>なのか再考してみよう。<br>　コンクリートを打てば当然鉄筋は見えなくなる。果して無筋なのかも分からない。<br>　Ｘ線でチェックする方法もあるけど、いまどき材料をへこます気持ちは全くない。<br>　　それより監督員に対して、<br>　　「先生、これどうやって鉄筋組めばいいのですか？」<br>　　と試して見る事もある。<br>　　「加工図を書け」だの「組立図を書け」だの「見本に組んでみろ」とか好きに仰る先生方の場合、私はワザと試しに問うことにしている。<br>　配筋検査で何を見に来られたのか理解に苦しむ時もある。<br>　　「補強用の13㍉鉄筋を１本入れて下さい」の指摘は分かるが、くっ付けて１本と考える（16㍉の替わり）とか鉄筋間隔は直径の１・２５倍以上と記してある部分があるから、離して組んでコンクリートが入った方が丈夫と言う管理者もいて、構造的に（考えていない様な指示）が担当者から発せられて現場は戸惑うのだ。</span><br>&nbsp;</p><p><span style="font-size:1.4em;">　両方に型枠が建っていて鉄筋は斜めから覗</span><span style="font-size:0.83em;">（のぞ)</span><span style="font-size:1.4em;">き込んで検査を受けた時、その部分に手直しを指摘されれば型枠を解体せねば―――と云う局面もよくある事だ。<br><br>　　短い鉄筋をそこから入れ込む事すら出来ない。<br>　　検査で言われたけれど、直したくても明日はコンクリート打設だなんてゼネコンから言われている。<br>　　大工さんにも折角の型枠をバラしてくれとは頼めない。<br>　　<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">さァどうする</span></b>。<br><br>　《直ったのが確認出来る（俺が明日来る）迄、生コン１㎥た　　 りとも打ってはならない》<br>とタンカを切って帰られた監督官もいらっしゃいました。<br>　　今更、打設の延期が出来はしないので、夜を徹して全て<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">《やり直し》</span></b>だ。<br>　　　過去何度もあったなァ・・・。<br>　　若手職員の鉄筋担当はミソクソに下請け会社の親方からも、所長からも怒鳴られる。　　<br>　　「今まで、何見てたんだ！<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">見ていたダケか</span></b>バカヤウ!!・・・」<br>　　気の小さい人間なら、狂ってしまいそうになる。<br>　　コンクリート打設日を気にしながら途中で<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">《やり直せ》</span></b>と指示を出してたのに、<br>　　「工程に間に合わないぜ、そんな事していたら・・・。小せェ事言っとったら俺達は明日から来ねえぜ、もう大工はそこ迄ケツを追っかけて来てるんだぜ」<br>　　と言い争った事は協力業者の誰もが皆、知っている事でもある。<br><br>　　とにかく<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">『担当者の責任だ！』</span></b>と言って先生のイカリを<br><b style="font-weight:bold;"><span style="color:#0000ff;">〈たらい回し〉</span></b>にしてしまうそんな時代が私にも有りました。<br>　　　今、こんな事をしたり、言うものなら、建設現場に若手職員は皆無となってしまうだろう。<br>　　ただでさえ若手がいなくて、育っていない業界なのだし・・・。<br>　<br>　　鉄筋工には<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">１級技能士</span></b>の資格者が多くなってきた。　<br>　　「お前らァ何年やっとるンだ！―――それでも鉄筋屋　　&nbsp;<br>&nbsp; &nbsp; か!!」<br>　　　という時代は過ぎてしまった。<br><br>　　今の時代、鉄筋は工場で加工して、現場で組み立てる。<br>　　材料管理もロスのない方法になり、現場加工のないスマートさが出て来た。<br>　　鉄筋加工場には専門の加工職人がいるしコンピューター入力からの加工も行ない、ミスは殆どない。<br>　今の時代に鉄筋工事を検査するには、チェックポイントの項目を内容アップしておかないと時代に取り残されますよ、先生様！<br><br>　それよりももっと設計図を良く検討して、構造図を書いて欲しいものだ。<br>　　排水管の勾配を図示したら梁の<span style="color:#ff0000;">「主筋切断貫通」</span>になって、簡単に<span style="color:#ff0000;">「梁を補強だ」</span>と、いとも簡単に仰</span><span style="font-size:0.83em;">（おっしゃっ）</span><span style="font-size:1.4em;">た先生もいた。<br>　<br>　　梁の上筋と下筋の間の配管なら許せるけど、自分達の特記図面には、梁せいの３分の１以内とか、配管用穴と隣の穴迄の距離は直径の３倍以上が必要とか書いてありながら、実際には主筋を切断貫通では、どの様に補強しろと言われるのか。<br>　　トイレの水は勾配が有って、梁の途中で上がったり下がったりは不可能なのだから、構造設計の段階からこのチェックをまず忘れて頂きたくない。<br><br>　　鉄筋工がいくら技能を持っていても、机上の配筋組立図に先ず無理があるならば配筋<b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">検査以前の問題</span></b>である。<br>　<br>　　配筋検査について考えていたら、方向違いの話になってしまったけれど、現場から見た配筋検査の中には、こういう考えもあるものだと気付いて欲しい。<br><br>　　配筋検査をされてはいるが、職人達は検査監理者の能力を読み取ろうと、横目で監理者を検査をもしているという事だネ。<br><br>　　配筋検査時に<br><b style="font-weight:bold;"><span style="color:#ff0000;">『悪いのは鉄筋屋ばかりじゃァねェ！』</span></b></span></p><p><span style="font-size:1.4em;">先生方に一発カマしたい――――ものなのだよね。</span></p>
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<link>https://ameblo.jp/boochiki2/entry-12967046283.html</link>
<pubDate>Mon, 08 Jun 2026 08:20:38 +0900</pubDate>
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