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<title>雨の日は、本読み日和</title>
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<description>日々の雑感やら、読んだ本の書評などなど。</description>
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<title>深呼吸を忘れなければ</title>
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<![CDATA[ <p>　あまりに、おもいが大きくなりすぎて、</p><p>&nbsp;</p><p>　躊躇ってしまうことがある。</p><p>&nbsp;</p><p>　子どもの頃は、何かを言おうとしても、</p><p>緊張と興奮で、声が出ないということもあった。</p><p>&nbsp;</p><p>　ようやく絞り出した声は、上ずってしまって、</p><p>自分のそれではないように聞こえて、</p><p>そんな自分が情けなくて、泣きそうになったりもした。</p><p>&nbsp;</p><p>　いや、幾度かは実際に泣いたかもしれない。</p><p>&nbsp;</p><p>　</p><p>　いま、そんなことをふと思い出したのには理由がある。</p><p>　作品を書くために、いろんな過去のことを思い出そうとしているからだ。</p><p>&nbsp;</p><p>　何か行動や、現象が、事物を思い出せば良かったのに、</p><p>なぜか一番最初に思い出したのが、</p><p>喉のところまで言葉がせり上がって、</p><p>破裂しそうなあの感覚だった、というわけだ。</p><p>&nbsp;</p><p>　記憶の操作は上手くいかないもんだ。</p><p>　過去は変えられないとはよく言ったものである。</p><p>&nbsp;</p><p>　ただ、今の僕が、その頃の泣きそうな顔で黙り込んでいる少年だった僕に、アドバイスを送るとするなら、</p><p>「落ち着いて、息を大きく吸うんだ。</p><p>ゆっくりと。</p><p>そしてそれを吐くー。</p><p>それはとても自然なことだよ。</p><p>緊張は吐いた息の中に溶けるよ。</p><p>大丈夫、大丈夫」</p><p>&nbsp;</p><p>とでも言うかもしれない。</p><p>&nbsp;</p><p>　だから、</p><p>&nbsp;</p><p>　深呼吸をするつもりで、ふたたび、作品に取り掛かろう。</p><p>　吸った息は吐かなければ。</p><p>　過去のモヤモヤを吹き飛ばそう。</p><p>　それが自然なことだと思えるまで。</p><p>　</p><p>　書けることから。</p><p>&nbsp;</p><p>　出来ることから。</p><p>&nbsp;</p>
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<pubDate>Sun, 16 May 2021 11:38:16 +0900</pubDate>
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