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<title>カツ船長のブログ</title>
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<description>幼い頃から特に南の国に憧れていました。「バナナをお腹いっぱい食べたい」との単純な動機でしたが大学1年の春休み、ついにチャンスがやってきました。商船会社に勤める父が欠員のある外航船を探してくれたのです。この航海での経験は、私の人生設計の原点ともなったのです。</description>
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<title>第35回 実録「カツ船長の19歳航海記―A  Maiden  Voyage</title>
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【2010年9月5 日(日)】計10カ月の「船乗り」、その後の人生に影響大21年前の本日、浅間君がヘリ操縦中に事故死「彼の分も生きる」、世のため最後の始まりへ P-057 (在りし日の浅間譲治君〈左〉と筆者。熊本城にて撮影) 8ヵ月と言う長い期間のブログ配信となりました。38日間という最初の短い航海でありましたが、「愛光丸」は無事、愛知県衣浦港に帰港しました。この間、多くの方々に読んで頂き本当に有難うございました。その後、私は大学在学中に休みを利用して幾度か同様の形で船員として船に乗り込みました
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<dc:date>2010-09-05T07:41:08+09:00</dc:date>
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<title>第34回 実録「カツ船長」の19歳航海記―A  Maiden  Voyage</title>
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【1970年4月1日(水)】餞別に五千円貰う。旅情緒ない新幹線で東京へ日にちが替わり漸く家に。静寂、暫く眠られず素晴らしき海の男達との再会、心から祈る P-055(長い航海から戻り、自宅でギターを弾いてくつろぐ「カツ船長」。髪がだいぶ伸びている) P-056(日焼け顔の筆者。自宅の周囲には、現在とは違い田畑が広がる、40年前の東京の光景)時の経つことの何と早いことよ。帰宅してはや、まる2日が過ぎ去ってしまった。検疫が済んだのは、30日(月)の10時過ぎだったと思う。これでもう、いつでも帰れるはず
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<dc:date>2010-09-01T10:39:28+09:00</dc:date>
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<title>第33回 実録「カツ船長」の19歳航海記―A  Maiden  Voyage</title>
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【1970年3月29日(日)】夜、全員で「お別れ会」。給料いくら貰える？ P-054(お別れ会でも主役は「お酒」。皆それぞれの家に帰るんだよね…)とうとう帰ってきた。俺にしてみれば、やはり長い長い航海であった。それにしても、日本はさすがに寒い。明日、下船することにした。しかし、問題はお金である。旅費はいいとしても一体、いくら貰えるのか見当もつかない。パセンジャーに二㌦(米ドル)借りているのを早いとこ返さなくてはならない。荷物はどうやって運んだらいいものやら。夜に全員でお別れ会をやった。我ら賄が腕
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<dc:date>2010-08-27T11:03:57+09:00</dc:date>
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<title>第32回 実録「カツ船長」の19歳航海記―A  Maiden  Voyage</title>
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【1970年3月27 日(金)】時計を日本時間に合わせる、いよいよ日本だ！NHK、昼の民謡を受信。選抜高校野球始まる P-051(沖縄本島の島影であろうか。明後日には衣浦帰港の実感が…)30分時計を進めた。ということは夜が30分短くなったということか。ちょっぴり損したが、まぁしょうがない、こればかりは。一日中雨が降ったり止んだりの悪い天気だったが、海上はすこぶる穏やかになってきた。お昼に誰かがテレビのスイイチを入れたら、何と懐かしきかな、NHKの昼の民謡番組の放送が入ってきた。察するところ、ここ
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<dc:date>2010-08-18T12:45:17+09:00</dc:date>
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<title>第31回 実録「カツ船長の19歳航海記―A  Maiden  Voyage</title>
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【1970年3月26日(木)】台湾過ぎて冷房止める。いよいよ3日後は日本船の引継ぎや下船の準備で慌しくなる P-050(台湾を過ぎる頃の海にはだいぶ高波もおさまってきた)国立二期の試験は昨日あたりで終わっただろうが、君はどうだったであろうか。それにジョージの奴も。港へ着いたら電話してみよう。すでに台湾を過ぎたであろう、いよいよあと３日で日本である。今日は一日中晴れていたし、波もだいぶおさまってきた。昨日の風力は五くらいと言ってたが、今はおそらく三くらいであろう。風はだいぶ冷たさを増してきた。午後
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<dc:date>2010-08-11T11:36:44+09:00</dc:date>
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<title>第30回 実録「カツ船長の19歳航海記―A  Maiden  Voyage</title>
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【1970年3月25日(水)】「愛光丸」売船のニュース、帰港は衣浦に変更大絵画展に14作品、気弱さから出品せず悔やむP-048 (船内での「大絵画展」の様子。14点が応募したが…) P-049 (選定の結果、1位はチーフ・オフィサー、2位サード・エンジャー、3位セーやん。最低賞は木曽くんでした)今日も相変わらず揺れている、全く嫌になる。少し食べ物を減らせばいくらか楽になるだろうに、いつもがっついてお腹いっぱいにしているから、なおさら気持ち悪くなる。ところで本船が売船になるそうで、この航海が終わっ
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<title>第29回 実録「カツ船長の19歳航海記―A  Maiden  Voyage</title>
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【1970年3月23 日(月)・24日（火）】あと5日の辛抱、名古屋へ帰港に決定フィリピン沖通過で船酔い。またもや吐く P-046 (太平洋に突入も、食べすぎがたたりまたもや船酔いに襲われる)揚げ地が名古屋に決定した。これもまあ、しけたらどうなるか分からんだろうが。セーラーの瀬之口さんの部屋へ遊びに行って、彼の体験談をいろいろ聞いたが、やっぱり遭難は怖いよな。彼はまだ22,3歳だというのに、これまで3回も遭難に出くわしたという。よほど運のいい人なのか悪いのかどちらであろうか。やはり材木船が一番危
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<title>第28回 実録「カツ船長の19歳航海記―A  Maiden  Voyage</title>
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【1970年3月22 日(日)】やはり海はいい。船乗りへの熱い思い募るも… 強烈な紫外線の仕業か、左頬にホクロ発見！？ P-045 (1970年3月21日の「愛光丸」から見る南の海と空。日本まではあと1週間ほどの辛 抱だ)とうとう雨の航海になってしまった。せっかく日焼けしようと意気込んでいたのに、非常に残念である。スタンバイして丸一日、今はどの辺を走っているのだろうか。いずれにせよ、あと1週間前後で日本へ帰れるのである。小生の給料は一体いくらなんだろう。まさか1万円きっかりなんて事はないだろうな
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<title>第27回 実録「カツ船長の19歳航海記―A  Maiden  Voyage</title>
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【1970年3月21 日(土)】「愛光丸」帰路へ。友との思い出が脳裏過ぎる好きな事で死ねたら最高。命賭けるもの欲しいP-043 (帰路に着く「愛光丸」の船上で、少々疲れ気味の筆者)P-044 (いい思い出が詰まったサマリンダ。河畔に佇む民家も見納めに) 12時過ぎ、本船はいよいよ帰路についた。皆さんに「早く帰りたいだろう」とよく聞かれるこの頃であるが、「帰りたくない」なんて言ったらやっぱり嘘になる。仕事が無かったら最高なんだが、今は少し休みたい気分だ。今晩も雲が多い空であるが、南十字星は相変わら
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<title>第26回 実録「カツ船長の19歳航海記―A  Maiden  Voyage</title>
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【1970年3月20 日(金)】Yシャツと交換の「高価」なバナナが食べ頃に早いもので乗船して１ヵ月に。明日、帰路へ P-042 (いつかどこかで見たあの夏の雲と同じようで、思わず日本が懐かしくなる)サマリンダでYシャツとチェンジしたあの「高価」なモンキーバナナが、ちょうど食べごろとなった。あまり甘みはないが、それだけにいくらでも食べられる。昨日、局長さんにもらったバナナもちょうど食べごろで、これがまた非常に美味しい。その上、パイナップルもあるのだ。全くなにをどうやって食べていいのか、嬉しい悲鳴で
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