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<title>行方不明の街角</title>
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<description>そぞろ歩きに見知らぬ巷を漂い。知らぬ人ばかりの土地へ逃げていきたい。他人になり、車窓をただ物憂げに眺めたい。そんな旅に出たい。日常の濁流にのまれ、流され、揉まれ。到底、出来ない事を承知なので、妄想をつらつらと書いていくつもりです。</description>
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<title>去年の和田浜⑥</title>
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<![CDATA[ &nbsp;浜茶屋店員1日目。駐車場と宿に振り回されていた昨日は、観光気分だった。しかし今日は違う。昨晩は、腹一杯の飯と酒を振舞ってもらった。しかし今朝は、早くから叩き起こされ、二日酔いと戦いながら店の掃除から始まった。箒とちりとりで入ってくる砂をかき集め、寄せ集め、砂浜に返してやる。次に料理の仕込みを手伝い。具を切るぐらいは出来るだろうという事で、正規雇用のアルバイトさん達とそれをやった。みんな私とは、随分と歳の離れた同僚たちだった。私がひどく年季の入った店員に見える。このまま客前に現れれば、私は見た目だけでバイトリーダーだろうと思われるに違いない。実はただ、清水の次郎長よろしく、一宿一飯の恩義を返すように言われたとっちゃん坊やなのだ。歳の離れた同僚達も私の扱い方に困っているようで、なかなか話しかけてくれなかった。仕方ない。仏頂面の上、うんともすんとも言わないのだ。扱いに苦労するのは当たり前だ。こういう時に、嘘でも威勢のいい雰囲気を出せない自分が恥ずかしい。どう相手に接すればいいのやら、考えてしまうと、もういけない。もっと押し黙ってしまった。<div>&nbsp;そんな自分の内面のことなぞ、関係なしに、浜の太陽は登ったと同時に、砂の一粒一粒に熱を持たせていく。その熱気に誘われた海水浴客がぞろぞろとやってくる。店の支度ができた頃には、私は汗だくで、一仕事終えた気でいた。しかし、ここからが、本番なのだ。長い1日が始まる。私はビーチパラソルを槍に見立て、戦国武将にでもなったつもりか、砂浜に突き刺した。</div><div><div id="1D33EB65-E5CC-4AC1-8736-B181750E36F4" style="text-align:left"><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20160823/01/cenicero/30/ff/j/o0480064013730128630.jpg"><img src="https://stat.ameba.jp/user_images/20160823/01/cenicero/30/ff/j/o0480064013730128630.jpg" border="0" width="400" height="533" alt="{1D33EB65-E5CC-4AC1-8736-B181750E36F4}"></a></div><br></div>
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<pubDate>Tue, 23 Aug 2016 00:12:35 +0900</pubDate>
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<title>去年の和田浜⑤</title>
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<![CDATA[ &nbsp;どうしたものか、頭を捻っていると、携帯電話が鳴る。途方に暮れている私は、道脇へ車を停め、のそりと電話を耳へあてた。浜茶屋を経営している友人からだった。口ひげの生えた彼の声がどういうわけかひどく頼もしく思えた。後にも先にも、そう思ったのはこれきりだった。目の前に、蜘蛛の糸が、一筋垂れてきた様な心地がしたのだ。彼が言うには、買い出しの帰り、海岸通りをキョロキョロと運転する私を見て、もしや、置き所がないかと思ったらしい。案の定、私は何の用意も無しにここへやってきていた。恥ずかしいやら、情けないやら、私は身をかがめながら彼との会話を続けた。駐車場の事。宿の事。素直に全て話せば何とかしてもらえるのではないか。下心を包み隠さずに話す事にした。私は、仕事が忙しかったやら、後は、なんと言っていたろう。思い出せないが、苦しい言い訳をだらだら並べた。ひとしきり、私の苦しい弁明を聞いた後、彼から、ウチの店の駐車場と休憩室を使う様に言われた。人のため息に、これほど、謝りたいと思った事はない。しかし、貸すから、一宿一飯の恩義は返す事とも伝えられた。<div>&nbsp;この時から、私は２日間、この浜茶屋の店主にこき使われる事が決まった。<div id="A2D0098E-A4FF-462C-9F9C-6A4FD4FCEE2D" style="text-align:left"><div id="44BCEEF9-8FE6-49E4-A749-B21D92425C7F" style="text-align:left"><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20160813/14/cenicero/7a/76/j/o0480064013722173607.jpg"><img src="https://stat.ameba.jp/user_images/20160813/14/cenicero/7a/76/j/o0480064013722173607.jpg" border="0" width="400" height="533" alt="{44BCEEF9-8FE6-49E4-A749-B21D92425C7F}"></a></div><br><br></div></div>
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<pubDate>Sat, 13 Aug 2016 13:41:51 +0900</pubDate>
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<title>去年の和田浜④</title>
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<![CDATA[ &nbsp;野を超え、山を超え十年物の車を転がし、若狭和田浜にやって来た。隣の市から伸びる真っ直ぐな道路を、ただ駆け抜け。目印の駅から、道を曲がる。そうすると、急に狭い道に入った。海岸通りに向かう道は狭く、この時期だけなのだろう行き交う人々が多く、すれ違いざま、ぶつかりそうでおっかなびっくり運転した。道の狭さは、車で通るのが申し訳ない程だ。その、狭い狭い道をチマチマと通り、やっと海岸通りに出た時、海が広がっていた。丁度、昼前に着いたのだが、浜は人でごった返し、盛況。太陽は眩しく。波に日の光が反射し、まるで、ガラスの破片がまかれた様だった。海岸通りに生い繁る木の一葉一葉が、燃えて眩しい。今でも、それを覚えている。<div>&nbsp;私の計画性の無さが発揮されたのは、この景色を発見した直後だった。</div><div>&nbsp;駐車場が見当たらないのだ。この盛況ぶりで、通りに面する全ての駐車場が満車で、どうにも参った。その上、料金も高い。もう一つ参った。ふと思えば、宿も予約していない。散々である。私は一瞬にして、眼前に広がる海岸が目に入らなくなり、計画性の欠如に目がいってしまった。こうなったら、始終、オロオロして、不安が膨らんでくる。どれくらいだろうか。しばらく海岸通りとその周りを、のろりのろりと通り、駐車場が空いていないか探した。賑やかで、行き交う人には、笑顔しかない。そんな場所で血眼になっている自分は、さぞ、みっともなかったろう。もちろん、置き所が見つかるわけもない。周囲の宿に、申し訳なさそうに、部屋と駐車場が空いていないか聞いて廻った。ひどい時には鼻で笑われてしまった。</div><div>&nbsp;それもそうだ。そう思って、私は年甲斐もなく泣きだしそうになった。<div id="17C9362D-01DB-48F3-8007-C42E9548BF32" style="text-align:left"><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20160810/22/cenicero/9b/d9/j/o0480064013720076977.jpg"><img src="https://stat.ameba.jp/user_images/20160810/22/cenicero/9b/d9/j/o0480064013720076977.jpg" border="0" width="400" height="533" alt="{17C9362D-01DB-48F3-8007-C42E9548BF32}"></a></div><br></div>
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<pubDate>Wed, 10 Aug 2016 21:33:01 +0900</pubDate>
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<title>去年の和田浜③</title>
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<![CDATA[ &nbsp;海に行くのはいつぶりだろう。そんな事を考えながら荷造りをしていた。夏休みという上等な期間は与えられない。僕はそんな身分だ。そんな自分は、身の丈にあった時間を捻り出し、３日間の猶予を作る事に成功した。<div>&nbsp;小学生の低学年ぶりだろうか。家族で行ったきりだ。あの時は福井県の三国に行ったのだろうか。小さいカニを捕まえたか、小ぶりなバケツに入れて、飽きずに見ている思い出が蘇る。古い映画でも見るようにうっとりとした気分に浸る。</div><div>&nbsp;旅行カバンを開き、身の回りの物を入れていく。</div><div>&nbsp;日焼けもしていない生白い肌の自分は、なんと貧弱に見えるだろう。そんな事を思って、水着を入れるのを躊躇した。なんでも見た目から格好から入っていく。無い袖を振ろうとする見栄っ張りな自分。そんな自分に嫌気が指しているのに、素直に行動出来ない。せっかくの海なのだから、自分のつまらないところからも解放されるように努力しよう。一念発起。僕は海パンをカバンにねじ込んだ。</div><div>&nbsp;<div id="DDAD07C7-A2AB-4333-9784-39EBFCC081CE" style="text-align:left"><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20160712/00/cenicero/d5/f5/j/o0480026813695231000.jpg"><img src="https://stat.ameba.jp/user_images/20160712/00/cenicero/d5/f5/j/o0480026813695231000.jpg" border="0" width="400" height="223" alt="{DDAD07C7-A2AB-4333-9784-39EBFCC081CE}"></a></div><br></div>
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<pubDate>Sun, 03 Jul 2016 14:14:43 +0900</pubDate>
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<title>去年の和田浜②</title>
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<![CDATA[ &nbsp;梅雨時に真夏の時分の約束をするのは、誰だって、気が早いと思う。しかし、ぐずつく空を見上げていると、不確かな約束も捨てたものではない。泣き出しそうな曇り空と来る日も来る日も、顔をあわせていると、気分がふさぎ込んでいく。気分転換が出来るものが欲しい。<div>&nbsp; 私はくせっ毛で、梅雨の時分になると、髪が左右に膨らむ。元々、野暮ったい風態が、もっさりした髪のせいで更に、見た目が不味くなる。それだけでも、憂うつだ。みっともない自分の顔を見るのは、常日頃から嫌だが、この時期は鏡を取っ払いたくなるくらい、自己嫌悪に心が乱される。ブサイクな自分を見せつけられるのは、拷問に近い。だから、梅雨時は嫌いだ。</div><div>&nbsp;雲一つない空の下、広がる夏の海。そんなイメージに心を和らげ、持ち直し、仕切り直し、だましだまし、うっとうしい梅雨を乗り越えた。<div id="6E5C99CB-3D52-4ED8-9664-4C953E086A90" style="text-align:left"><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20160702/08/cenicero/54/37/j/o0480064013687108355.jpg"><img src="https://stat.ameba.jp/user_images/20160702/08/cenicero/54/37/j/o0480064013687108355.jpg" border="0" width="400" height="533" alt="{6E5C99CB-3D52-4ED8-9664-4C953E086A90}"></a></div><br></div>
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<pubDate>Sun, 26 Jun 2016 16:19:39 +0900</pubDate>
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<title>なぞなぞ</title>
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<![CDATA[ &nbsp;古臭い曲でも、その曲は好きだった。自分が産まれるか、産まれないかぐらいに出回った洋楽だ。仕事の待ち時間に寄った喫茶店で流れた時、思わず上を向いてしまった。<div>&nbsp;ニック・カーショウをご存知だろうか。80年代のブリティッシュ・ポップを代表するミュージシャンだ。<div>&nbsp;彼は、アイドルとして持て囃されるのを嫌い。イメージを払拭させようとするも、ふるわず。ロックやフュージョン色の強い曲を発表するも、低迷していった。しかし、そんな彼の反発から生まれた曲は、素晴らしいものばかりだ。久しぶりに聴いた＂The Riddle"は、名曲と紹介しても、なんの遜色もないはずだ。</div><div><br></div><div>&nbsp;結局、なんのかんの言っているが、暇を持て余しているだけではないか。そんな思案がポツンと浮かんだ。</div><div>&nbsp;もののあはれに、どっぷり肩まで浸りたいというのも、ただの酔狂。他にやる事も見つからないから、それを探しているフリをしているだけだ。もう、いい歳に差し掛かる。地に足つけ、生活に真摯に取り組むべきではないかしら。</div><div>&nbsp;そう考えながら、私は車を運転している。単に、所在無げにフラフラしているだけで、気障ったらしく、放浪詩人ぶるだけの自分が、急に恥ずかしく思えて、散々に馬鹿にしてやりたく、仕方なくなった。</div><div>&nbsp;そんな事を考えながら、どうしても行きたいと思った所へ向かっている。職場で、少し車をとばすと、懐かしい物が観れると聞いたからだ。その楽しみを糧に、つまらない仕事を、週末までやりきった。私の楽しみとは、レトロ自販機のあるドライブインで、ノスタルジックな雰囲気に浸りたいというものだ。</div><div><br><div id="1B186D45-3859-43F2-961F-3DDC5EC48B25" style="text-align:left"><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20160625/19/cenicero/f6/da/j/o0480032013681731057.jpg"><img src="https://stat.ameba.jp/user_images/20160625/19/cenicero/f6/da/j/o0480032013681731057.jpg" border="0" width="400" height="266" alt="{1B186D45-3859-43F2-961F-3DDC5EC48B25}"></a>ドライブインダルマ</div></div><div id="1B186D45-3859-43F2-961F-3DDC5EC48B25" style="text-align:left"><br></div><div id="1B186D45-3859-43F2-961F-3DDC5EC48B25" style="text-align:left">&nbsp;ご存知の方は多いと思う。気障な放浪詩人は、ここの雰囲気に酔いにきた。</div><div id="1B186D45-3859-43F2-961F-3DDC5EC48B25" style="text-align:left">&nbsp;公衆電話の入口よりも、ずっと奥のそれから店内に入っていっ<span style="-webkit-tap-highlight-color: rgba(0, 0, 0, 0);">た。</span><br></div><div id="1B186D45-3859-43F2-961F-3DDC5EC48B25" style="text-align:left"><span style="-webkit-tap-highlight-color: rgba(0, 0, 0, 0);"><br></span></div><div id="1B186D45-3859-43F2-961F-3DDC5EC48B25" style="text-align:left"><div id="81650F2B-C941-4086-8FAA-E4383677F211" style="text-align:left"><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20160625/19/cenicero/0c/bf/j/o0480036013681731069.jpg"><img src="https://stat.ameba.jp/user_images/20160625/19/cenicero/0c/bf/j/o0480036013681731069.jpg" border="0" width="400" height="300" alt="{81650F2B-C941-4086-8FAA-E4383677F211}"></a></div><br><span style="-webkit-tap-highlight-color: rgba(0, 0, 0, 0);">&nbsp;出迎えに現れたのは、なかなか年季の入った自販機だった。私の他に客はおらず、クレーンゲームの電子音が、ひっきりなしにやかましかった。子供の頃なら、ワクワクするだろう。今じゃ、耳が痛いだけだ。音量が放浪詩人の興を削ぎ、渋い顔をさせた。</span></div><div id="1B186D45-3859-43F2-961F-3DDC5EC48B25" style="text-align:left"><span style="-webkit-tap-highlight-color: rgba(0, 0, 0, 0);"><br></span><div id="8DDB82DE-0371-4AF3-95B2-DF9E8C6888A9" style="text-align:left"><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20160625/19/cenicero/ca/1b/j/o0480036013681731089.jpg"><img src="https://stat.ameba.jp/user_images/20160625/19/cenicero/ca/1b/j/o0480036013681731089.jpg" border="0" width="400" height="300" alt="{8DDB82DE-0371-4AF3-95B2-DF9E8C6888A9}"></a></div><br>電源の入ってないアーケード台。気晴らしのためのスロット台。ドット絵の荒い脱衣麻雀のアーケード台。懐かしい事には、懐かしい。嫌いじゃない。でも、自分が求めるものと違う。ノスタルジックというフレーズに一人、のぼせていたのかもしれない。</div><div id="1B186D45-3859-43F2-961F-3DDC5EC48B25" style="text-align:left">&nbsp;気分を変えるため、昼食をとる事にした。</div><div id="1B186D45-3859-43F2-961F-3DDC5EC48B25" style="text-align:left"><br><div id="F65A55A8-0178-46E3-89A8-BABA2F2A7692" style="text-align:left"><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20160625/19/cenicero/a4/c1/j/o0480064013681731104.jpg"><img src="https://stat.ameba.jp/user_images/20160625/19/cenicero/a4/c1/j/o0480064013681731104.jpg" border="0" width="400" height="533" alt="{F65A55A8-0178-46E3-89A8-BABA2F2A7692}"></a></div><br></div><div id="1B186D45-3859-43F2-961F-3DDC5EC48B25" style="text-align:left">さっきの自販機から、真ん中のきつねうどんを選び、ハンバーガーの自販機からレタスバーガーを昼食に選んだ。</div><div id="1B186D45-3859-43F2-961F-3DDC5EC48B25" style="text-align:left"><br><div id="C9BF58E5-6E17-4583-991E-FA4344F8A922" style="text-align:left"><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20160625/19/cenicero/f6/53/j/o0480064013681731115.jpg"><img src="https://stat.ameba.jp/user_images/20160625/19/cenicero/f6/53/j/o0480064013681731115.jpg" border="0" width="400" height="533" alt="{C9BF58E5-6E17-4583-991E-FA4344F8A922}"></a></div><br></div><div id="1B186D45-3859-43F2-961F-3DDC5EC48B25" style="text-align:left">悪くない味だったが、一度落ちた気分を盛り返すには、何か物足りない。</div><div id="1B186D45-3859-43F2-961F-3DDC5EC48B25" style="text-align:left">&nbsp;文句ばかりの自分が恥ずかしい。御大尽様でもあるまいに、偉そうな気分になっている自分が恨めしく思えた。</div><div id="1B186D45-3859-43F2-961F-3DDC5EC48B25" style="text-align:left">&nbsp;食後に、ふうと一息。</div><div id="1B186D45-3859-43F2-961F-3DDC5EC48B25" style="text-align:left">&nbsp;消化不良の気分の中、酔狂で行動した自分に後悔していた。そうはいってみたものの、喜び勇んでここまで、車を転がしたのも、また自分。一人、苦しそうに笑ってみた。この時、自分しか居ない事を良かったと思った。</div><div id="1B186D45-3859-43F2-961F-3DDC5EC48B25" style="text-align:left">&nbsp;店内を見回してみると、ジュークボックスがあるのがわかった。この際、懐かしい曲を聞いてから帰ろうかしら、そう思いついた。</div><div id="1B186D45-3859-43F2-961F-3DDC5EC48B25" style="text-align:left"><br><div id="EB81CA0F-E905-4C4F-81BD-1404626BE9E7" style="text-align:left"><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20160625/19/cenicero/ec/8b/j/o0480036013681731128.jpg"><img src="https://stat.ameba.jp/user_images/20160625/19/cenicero/ec/8b/j/o0480036013681731128.jpg" border="0" width="400" height="300" alt="{EB81CA0F-E905-4C4F-81BD-1404626BE9E7}"></a></div><br></div><div id="1B186D45-3859-43F2-961F-3DDC5EC48B25" style="text-align:left">そのジュークボックスには、水色のノートがのっていて、ここへ寄った人達の感想が書かれていた。自分も書こうか、一瞬ぐらついた。少し考えて、辞める事にした。ノートから目を移して、ジュークボックスの曲リストを眺める。それが、いけなかった。</div><div id="1B186D45-3859-43F2-961F-3DDC5EC48B25" style="text-align:left"><br><div id="EF7D83C0-2896-452E-81CC-5F359689BE81" style="text-align:left"><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20160625/19/cenicero/67/bc/j/o0480036013681731139.jpg"><img src="https://stat.ameba.jp/user_images/20160625/19/cenicero/67/bc/j/o0480036013681731139.jpg" border="0" width="400" height="300" alt="{EF7D83C0-2896-452E-81CC-5F359689BE81}"></a></div><br></div><div id="1B186D45-3859-43F2-961F-3DDC5EC48B25" style="text-align:left">小泉今日子の"木枯らしに抱かれて"がリストに載っている。しかめっ面の放浪詩人は、初めて、いたずらっぽい笑顔を覗かせた。小銭をつっこみ、この曲を選んだ。</div><div id="1B186D45-3859-43F2-961F-3DDC5EC48B25" style="text-align:left">&nbsp;さて、ここでなぞなぞ。私は、なぜニヤリと笑ったのでしょうか。</div><div id="1B186D45-3859-43F2-961F-3DDC5EC48B25" style="text-align:left"><br></div></div>
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<pubDate>Sun, 26 Jun 2016 14:00:48 +0900</pubDate>
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<title>去年の和田浜①</title>
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<![CDATA[ &nbsp;去年の夏。人に誘われ旅行する事にした。人付き合いの薄い私としては、珍しい。誘ってきてのは、若狭和田浜で浜茶屋を営んでいる友人だ。彼は年の離れた友人で、白髪交じりの口ひげが蓄えられている。昔彼がきりもりしていた居酒屋に、転がり込んだ事で、知り合い。酒に酔うしか楽しみなく、人見知りの激しい私を不憫と思ったのだろう。何かと世話をやいてくれた。しばらくして、居酒屋をたたんでしまい。そのまま音信不通が続いた。<div>&nbsp; 梅雨時に、突然携帯電話が鳴り、久しぶりに彼の声を聞いた。<span style="-webkit-text-size-adjust: auto; background-color: rgba(255, 255, 255, 0);">浜茶屋を始めた事、一夏働くとげっそり痩せこけ、骨と皮だけになってしまう。そう冗談も言っていた。そして、夏に</span>は海に来るよう誘われた。<div>&nbsp;当然、ためらう。野郎独り身の行く場所ではない。まず、外に出ないと会えるものにも会えないと、丸め込まれ、スケベ心をくすぐられ、行くと決めた。勿体ぶった所で、気取っても、寂しさから解放される訳でもない。去年の夏は、少しだけ大胆に行動すると決めた。全部、太陽のせいだ。</div><div><br><div id="554CD9AB-48B8-4F1D-A464-BAAE3AE0DFEF" style="text-align:left"><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20160626/11/cenicero/a7/66/j/o0480064013682257770.jpg"><img src="https://stat.ameba.jp/user_images/20160626/11/cenicero/a7/66/j/o0480064013682257770.jpg" border="0" width="400" height="533" alt="{554CD9AB-48B8-4F1D-A464-BAAE3AE0DFEF}"></a></div><br></div><div><br></div></div>
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<pubDate>Sun, 26 Jun 2016 11:18:42 +0900</pubDate>
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<title>初めに</title>
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<![CDATA[ 今回、初投稿です。稚拙な文章を発表するのは、どうも気恥ずかしく、申し訳なさに気が引けます。どうかこれを読まれた方は、御心広く見守って下さい。お願いします。<div><br></div><div>&nbsp;ここから、何処か遠くへ行きたい。悪い虫が騒ぎ出すのは、変わらない毎日に、行き詰まりを感じるからかもしれない。</div><div>&nbsp;現在の自分が、幸せかどうか尋ねられたならば、首をひねってしまう。質問を変えて、満足しているかと聞かれたならば、首を縦に振ってしまう。何が悪いというわけでもない。仕事にも、生活にも、ささやかながら満足している。</div><div>&nbsp;日が昇ったらば働き、同僚とは冗談を交わし、月が昇りきる頃、家路に着く。週末ぐらいはと、いそいそ酒場に繰り出し、酒で、溜息を腑に落とす。ほろ酔いで穴ぐらに帰ると、玄関の灯が暗い。侘しさ紛らわして、苦笑する。誰ぞいい人はいないものかと、うつらうつら寝入ってしまう。</div><div>&nbsp;日常。寂しい独り身でいる事以外、私は、この生活に不満を覚えていない。</div><div>&nbsp;しかし、どうしてだろう。急に、いてもたっていられなくなる。ここから消えてしまいたい。そんな欲求に駆られる。私の中の悪い虫が騒ぎだしたら、なかなか治らない。身体の内側から、湧き水の様に、頼りなげな心持ちがわいてくる。切なさが私を酔わせ、寂寥感に溺れそうになり、目に映る何もかもが、物悲しい趣きを帯びていく。そんな時は、タバコをくわえ、じっと治るのを待つばかりだ。</div><div><div>&nbsp;<br><div><br></div><div>&nbsp;</div><div><br></div></div></div>
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<link>https://ameblo.jp/cenicero/entry-12174227921.html</link>
<pubDate>Sat, 25 Jun 2016 13:07:30 +0900</pubDate>
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