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<title>きょうのこぴ村さん</title>
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<description>これは僕と僕の愛猫「こぴん」の不思議な物語です。</description>
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<title>猫の乗車と節穴</title>
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<![CDATA[ <strong><font size="2">「<strong>はやくイきますわよ。」</strong></font></strong><font size="2"><br>その声は自動改札機のさらに向こう側から僕の鼓膜を震えさせた。<br><strong>「ナニをのんびりなさってるの。デンシャがキてしまいますわよ。」</strong><br>あわてて自動改札を通り、その声の方向へ駆けていくとそこには案の定こぴんの姿があった。<br><strong>「ねぇ。」</strong>僕は少しむっとして続けた。<br><strong>「君は猫だ。猫は一人で勝手に自動改札を潜ったり、電車に乗り込まないものだよ。急にいなくなったらびっくりするじゃないか。」<br>「あら。それはあなたのカッテなヘンケンですわ。ネコだってジドウカイサツをクグりますしデンシャにだってノりますわよ。バカにしないでいただける。」</strong><br>こぴんの声は僕の声よりさらにむっとしているように感じられた。<br><strong>「あなただってイチドやニドくらいはごらんになったことあるでしょう。」<br>「僕は一度だって猫が一人で電車に乗ってる姿なんてみたことないよ。」</strong><br>ついこの前テレビで猫の車掌が人気で田舎の路線の町おこしになっているというニュースを見たような気がしたが、それだって人間が意図的に仕組んだことで、実際に猫の意志で車掌をやっているわけでもなく、どちらかといえば乗らされているといったほうが正しいはずだ。<br><strong>「それならあなたのメはフシアナですわ。だってワタクシここにクるときだってデンシャにノってきましたのよ。」</strong><br>僕は言葉を失った。ずっと確かにそれは疑問に思っていたことだった。それでもにわかには信じることが出来なかった。今までに誰かから「今日の電車猫と一緒だったよ。」とか「満員のときは猫は小さくていいよね。」とかそんな話は聞いたことなかったし、もしそれが本当なら僕の目は間違いなく節穴だ。<br><strong>「そうなんだ。」</strong><br>僕は無理やり話を合わせてそう言った。<br><strong>「じゃあ心配は無用だね。急いで乗ろうか。」<br>「だからさっきイってるじゃありませんか。」</strong><br>僕の内心はもちろん半信半疑だった。<br>　ところがいざ電車に乗り込んでみると誰一人猫が乗っていることを不思議に思っている人はいないようだった。それどころか、猫がいるのを気付いていないようにも見えた。<br>　どうやら僕の目は紛れもなく節穴のようだった。</font><br><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/chat-copine/entry-10553745965.html</link>
<pubDate>Fri, 04 Jun 2010 16:10:30 +0900</pubDate>
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<title>無関心と無神経</title>
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<![CDATA[ <strong><font size="2&lt;strong>">「それじゃあノキというのがミチルのもともとの名前なんだね。」<br>「ハナシをキくカギりではそういうコトになりますわね。」</font></strong><font size="2&lt;strong>"><br><strong>「でもこれからもミチルと呼んでいいかい？どうもノキというのがしっくりこなくてね。」<br>「ワタクシのことではないのでイッコウにカマいませんわ。それにノキもきっとキにしませんわ。」</strong><br><strong>「よかった。ありがとう、助かるよ。」</strong><br>　僕らはそんなようなことを話しながら駅まで歩いていた。こぴんはミチルの話を聞いてからどことなく寂しげな表情をしていた。心なしか口数も少なく感じた。やっぱり僕は自分本位の人間なのかもしれない。兄弟を亡くせばだれだった悲しいに決まっている。それをあんなにあっさり聞かされたらな落ち込むのも当然だ。<br><strong>「ごめんね。もっと言い方があったかもしれない。僕は無神経だったよ。」</strong><br>僕は素直に謝罪した。<br><strong>「ナニがです？」<br>「何がってミチルの事だよ。こぴんは知らなかったんでしょう。」<br>「あぁ。シりませんでしたわ。まったく。」<br>「だから謝ってるんだよ。あまりにも唐突に簡単に言いすぎたことを。」<br>「それでしたら、むしろカンシャしているグライですわ。ネコはフツウミトられることなんてありませんから。ましておハカまでツクってクダさってるなんて。」</strong><br>こぴんはそうは言ったが、やはりその表情は変わらなかった。もしかしたら僕の思い違いかもしれないが僕はそれ以上何か言うのをやめておいた。<br>　駅に付いて財布から小銭を出しながらこぴんに向かって皮肉の一つでも言ってやろうと<strong>「君はいいね。切符買わなくていいから。」</strong>と何気なく口にしようとして愕然とした。<br><strong>こぴんは“猫”なのだ。</strong><br>あまりにも当たり前に会話をしていたので、僕の中でこぴんが猫だという認識が薄れてしまっていた。猫が地下鉄に乗るなんて聞いたことがない。もちろんゲージに入れられているのはよく見かけるが、あれはどちからというと“運ばれている”といったほうが正確な気がする。猫が自分から列車に乗り込むなんて前代未聞の出来事だ。僕は行きがけにゲージを持たなかったことを思い出し少し後悔した。<br><strong>「ねぇ、こぴん。どうしようか。」</strong><br>僕がそう言った時にはすでにこぴんの姿は僕の足元からなくなっていた。</font>
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<link>https://ameblo.jp/chat-copine/entry-10543097873.html</link>
<pubDate>Sun, 23 May 2010 21:22:47 +0900</pubDate>
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<title>ミチルの名前とこぴんの名前</title>
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<![CDATA[ <font size="2">　こぴんと出会えたことで僕はひとまず落ち着きを取り戻していた。そこで僕はあることを思いついて駅のほうにきびすを返し歩き始めた。<br><strong>「ミチルのところに墓参りに行こう。」<br>「ミチル？」</strong><br>こぴんは何の事だか理解していないようだった。“ミチル”は彼女がミチルの死後付けた名前なのだからこぴんはその名前すら知らないのは考えてみれば当たり前の話だ。実際のところ僕でさえミチルが雄だったのか雌だったのかすら覚えていない。その点彼女が付けた名前はある意味かなり的を得ていたのかもしれない。<br><strong>「こぴん。君の兄弟（姉妹かもしれないが）だよ。」</strong><br>こぴんが少しだけ表情を変え、僕の左側に小走りで並んで来た。<br><strong>「キョウダイ？どのキョウダイですの？」<br>「それは僕にも分からないよ。それは君のほうが詳しいんじゃないのかい？」<br>「とりあえずワタクシのシるカギりでは、ワタクシのミウチにミチルなんてナマエのネコはいませんわよ。」</strong><br>こぴんの脚が忙しそうだったので僕は少し歩を緩めた。<br><strong>「ワタクシのキョウダイはワタクシをフクめてゴヒキです。」</strong><br>こぴんは珍しくうれしそうに続けた。<br><strong>「ワタクシはシタからニバンメでウエから、ラサ、ユセ、ノキ、こぴん、エクですわ。ちなみはチチとハハはノトとキイですのよ。」<br>「ちょっと待って。こぴんは本当は別の名前があったの？」<br>「もちろんですわ。ワタクシあなたとデアうまでナマエがなかったとでもオモッてらしたんですか。ふふふ。」</strong><br>そう言われてみれば、その通りだ。僕はこぴんについてあまり深く考えてこなかった。あるいはこぴんにおいて自分本位な考え方しかしていなかったのかもしれない。<br><strong>「じゃあこぴんの本当の名前はなんていうんだい。」<br>「そんなのとっくにワスれてしまいましたわ。ワタクシカコにはキョウミがないですから。」<br>「そうなんだ・・・。」</strong><br>肉食動物の目が人間より前に集まっているのは、もしかしたら獲物を捕らえやすくするためではなく、ポジティブだからかもしれないと僕は思った。<br><strong>「じゃあこぴんこれからもこぴんでいいんだね。」</strong><br>僕は確認した。<br><strong>「アタラしいナマエをカンガえていただけないのならね。ふふ。」</strong><br>こぴんの調子は相変わらずだったが、それでもそれは僕を安心させることにもなった。<br>でもそれ小さな安心は次の瞬間いともあっさりと打ち砕かれた。僕らにはとてつもない難題が待ち構えていた</font>。<br>僕は確認した。<br><strong>「アタラしいナマエをカンガえていただけないのならね。ふふ。」</strong><br>こぴんの調子は相変わらずだったが、それでもそれは僕を少しだけ安心させることにもなった。<br>　しかしその小さな安心は次の瞬間いともあっさりと打ち砕かれた。僕らにはとてつもない難題が待ち構えていた。
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<link>https://ameblo.jp/chat-copine/entry-10537176740.html</link>
<pubDate>Mon, 17 May 2010 10:14:31 +0900</pubDate>
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<title>旅立ちの理由と尽きないため息</title>
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<![CDATA[ 　そこにあったの紛れもなく<font color="#FA8072">こぴん</font>の姿だった。<font color="#FA8072">こぴん</font>は赤い車のボンネットの上に座って<font color="#0000FF">僕</font>のほうを眠たそうに見つめていた。それは昼下がりにおやつか何かが出てくるのを待つクレオパトラを思わせた。<br><strong><font color="#EE82EE">「ねぇ。こんなところで何をされているの？」</font></strong><br><font color="#0000FF">僕</font>はあまりの驚きに言葉がすぐには出てこなかった。<br><strong><font color="#EE82EE">「そちらにはナニもございませんわよ。それともわたくしにミえないナニかがあなたにはミえるのかしら。ふふふ。」</font></strong><br><strong><font color="#00BFFF">「何って、ここは君が生まれたところじゃないか。君が急にいなくなったから僕は探しにきたんだよ。」</font></strong><br><font color="#0000FF">僕</font>がやっとのことでひねり出した言葉に対して<font color="#FA8072">こぴん</font>は容赦ない口撃を返してきた。<br><strong><font color="#EE82EE">「あら。そうでしたの？ベツにおサガしにならなくてもユウショクまでにはカエりましたのよ。」</font></strong><br><strong><font color="#00BFFF">「猫が一人で出かけるなんて聞いたことないよ。だいたいドアはどうやって開けたの？」</font><br><font color="#EE82EE">「ネコは“ヒトリ”じゃなく“イッピキ”ですわよ。それにわたくしネコですからそれくらいはデキますわ。」</font></strong><br>相変わらず僕らの会話は噛み合いそうになかった。<br><strong><font color="#00BFFF">「まぁいいよ。じゃあ家に帰ろう。」</font><br><font color="#EE82EE">「ナニをオッシャってますの？あなたはタビにデたんじゃないのですか？カエるウチなんてありませんわよ。」</font></strong><br>当然のことながら<font color="#0000FF">僕</font>は呆気に取られた。ここのところずっとこんな調子だなと思ったら、ごく自然に深いため息がこぼれた。<br><strong><font color="#00BFFF">「一応聞くけど、僕が旅に出ようと思ったのはこぴん、君を探すためだよ。それになぜ僕が旅立つ決心をしたことを君が知っているの？」</font><br><font color="#EE82EE">「だから」</font></strong><br><font color="#FA8072">こぴん</font>はいとも話すのが面倒くさそうに続けた。<br><strong><font color="#EE82EE">「わたくしネコですからそれくらいはトウゼンのことですわ。それにあなたがタビにデたのはわたくしをサガすのがモクテキではないはずですわよ。」</font><br><font color="#00BFFF">「え？」</font><br><font color="#EE82EE">「あなたにカけているものをサガすためのタビでしょう？」</font></strong><br><font color="#0000FF">僕</font>のため息は深さを増していく一方だった。
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<link>https://ameblo.jp/chat-copine/entry-10468365832.html</link>
<pubDate>Fri, 26 Feb 2010 11:36:10 +0900</pubDate>
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<title>こぴんとの出会い　２</title>
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<![CDATA[ <size="2">　それは出来そこないの粘土細工みないに見えた。全身が茶色に染まって、先週の雨のせいか身体は湿っていた。目には目ヤニがあふれてそれが固まって目がほとんど開けられない状況だった。耳の中にはダニがいるのか真黒の固まりで埋め尽くされていた。<br>　<font color="#FF1493">彼女</font>はそれらのことが見えていないかのように、全く躊躇することなくさっと両手を伸ばして、優しくその粘土細工を抱きあげた。それは一瞬身体を動かして、弱弱しい鳴き声を上げたがそれが、精一杯の抵抗であるのかのようにあとは流れに身を任せて彼女の腕の中にその小さな体を埋めた。<br>　車の下から出てきたその子猫は冬眠からさめたばかりの熊のように、あるいは今初めて光の下に出たかのように潰れてほとんど開かない目をさらにしかめた。<font color="#FF1493">彼女</font>は長い長いため息をして<strong><font color="#EE82EE">「よかった。」</font></strong>と一言だけ口にして、二筋の大粒の涙を流した。<font color="#0000FF">僕</font>も黙ってそれに応えた。<br>　僕らは長い時間そこにとどまり子猫を見守った。それは１時間なのか５時間なのかあるいは半日かもしれないとても長い時間だった。その間僕らは一言もしゃべらなかった。それでもそにはたくさんの会話と愛が存在していた。<br>　日が落ちかけたころ、<font color="#FF1493">彼女</font>は唐突に、ゆっくり立ち上がった。その顔には涙はすでになく、何か強い意志みたいなものが感じられた。<font color="#0000FF">僕</font>は何か言おう思ったけど適当な言葉が見つからず仕方なく黙っていた。先に口を開いたのは<font color="#FF1493">彼女</font>のほうだった。<br><strong><font color="#EE82EE">「帰ろうか。」</font></strong><br>言葉はそれだけだったが、その中にはたくさんの意味が読み取れた。<br><strong><font color="#00BFFF">「そうだね。日も暮れそうだし。」</font></strong><br>僕はしばらく応えに悩んだが、それに同意して立ち上がった。<br><strong><font color="#EE82EE">「ねぇ。」</font></strong><br><font color="#FF1493">彼女</font>は少しためらいながら、その大きな瞳を真っ赤にしてそれでも<font color="#0000FF">僕</font>の目をしっかり見つめて話し始めた。<br><strong><font color="#EE82EE">「この仔を連れて帰っちゃだめだよね？私はこの仔を見殺しにしたくないの。私たちがこの仔を見つけたのには絶対に意味があると思う。もし私たちがこの仔を見捨てたら私もう・・・。」<br><font color="#00BFFF">「一緒に帰ろう。」</font></font><br><font color="#EE82EE">「え？」</font><br><font color="#00BFFF">「三人で一緒に帰ろう。僕もちょうどそう思っていたんだ。一緒に帰ろう。」</font><br><font color="#EE82EE">「本当に？本当にいいの？？」</font><br><font color="#00BFFF">「もちろんだよ。君が嫌だといっても僕は連れて帰るよ。」</font></strong><br>そう言い終わる前に<font color="#FF1493">彼女</font>は泣きながら<font color="#0000FF">僕</font>に飛びついてきた。<font color="#00BFFF">僕</font>はそれにそっと手を添えて応えた。<br><strong><font color="#00BFFF">「帰ろう。お風呂に入れてあげなきゃ。」</font><br><font color="#EE82EE">「うん。うん。うん。」</font></strong><br><font color="#FF1493">彼女</font>は何かを確かめるように何度もうなずいて、そして<font color="#0000FF">僕</font>の胸からゆっくり離れた。<font color="#0000FF">僕</font>はまだ足元でうずくまったまま動かない“こぴん”をやさしく抱き上げ、足を踏み出した。<br><br>　僕らは帰り道、三匹の兄弟たちもまた同じような運命であってくれることを心から祈った。</size="2">
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<link>https://ameblo.jp/chat-copine/entry-10466791937.html</link>
<pubDate>Wed, 24 Feb 2010 10:40:41 +0900</pubDate>
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<title>こぴんとの出会い</title>
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<![CDATA[ <font size="2">　あれ以来<font color="#FA8072">彼女</font>はなんとなく元気がなかった。もちろん猫の話はしないし、それ以上に笑う回数が少なくなった気がした。雨が続いていたのもあって、散歩に出ることもなかった。“みちる”の墓に線香を上げることは何回かあったけど、例のゴミ捨て場に行こうとはしなかった。<br><strong><font color="#00BFFF">「あのアパートに行ってみよう。」</font></strong><br><font color="#0000FF">僕</font>は思い切って切り出してみた。<br><strong><font color="#EE82EE">「あの仔たちがいる？」</font><font color="#FF1493"></font></strong><font color="#FF1493">彼女</font>は少し戸惑いながら聞き返した。<br><strong><font color="#00BFFF">「うん。」</font></strong><br><strong><font color="#EE82EE">「そうだね。他の仔たちのことも気になるしね。」</font></strong><br><font color="#FF1493">彼女</font>の声は頼りなかったが、その中には<font color="#FF1493">彼女</font>なりの決意みたいなものが感じられた。<br>　僕らは簡単に食事をすませたあとに、前の残りのキャットフードとミルクを持ってゴミ捨て場に向かった。ゴミ捨て場に付くまでの間、<font color="#FF1493">彼女</font>はジュディアンドマリーの「散歩道」を鼻歌で唄っていた。<font color="#0000FF">僕</font>はそれを黙って聞いていた。<br>　ゴミ捨て場に付くと「散歩道」は唐突に止まった。そこに子猫たちの姿はなかった。その光景は<font color="#FF1493">彼女</font>に（もちろん<font color="#0000FF">僕</font>にも）とても強い衝撃を与えた。まるで空がゆっくり落ちてきて、その間に存在している空気がだんだん密度を増し、<font color="#0000FF">僕</font>の（あるいは僕らの）事を押しつぶしているような気分だった。<br>　<font color="#FF1493">彼女</font>は本当に押しつぶされてしまったみたいにその場にしゃがみ込んだ。まるで“あの日”のデジャヴを見ているようだった。<font color="#0000FF">僕</font>はここに連れてきたことを後悔した。そして言い訳するように手当たりしだいに周りを見渡した。<br><strong><font color="#EE82EE">「きっと誰かに拾われたんだね。」</font><font color="#FF1493"></font></strong><font color="#FF1493">彼女</font>が声にもならないような声でそう言った。それは虫の羽音よりもずっと小さく弱い音に聞こえた。それを聞いて<font color="#0000FF">僕</font>はとてもやるせない気持ちになってしまった。<br><strong><font color="#00BFFF">「そうだね。もう今日は帰ろう。」</font></strong><br><strong><font color="#EE82EE">「うん。」</font></strong><font color="#FF1493">彼女</font>の声はさっきよりもっと小さく、それは音というには違和感を感じるくらいのあまりにも小さい、直線といっても誰も否定できない波長だった。<br>　部屋に向かって歩き出して間もなく、<font color="#0000FF">僕</font>は歩みを停めた。<font color="#0000FF">僕</font>が足を停めたのとまったく同時に<font color="#FF1493">彼女</font>もまた足を停めた。そして<font color="#0000FF">僕</font>と<font color="#FF1493">彼女</font>は顔を見合わせた。<br><strong><font color="#EE82EE">「聞こえたよね？」</font></strong>今にもこぼれ落ちそうな涙をなんとか抑え込んで<font color="#FF1493">彼女</font>が言った。<br><strong><font color="#EE82EE">「聞こえた。」</font></strong><font color="#0000FF">僕</font>もそれに応えた。<br>僕らは一緒に振り返り、その音が聞こえたさきに駆け出した。不思議と僕らにはその明確な位置が分かった。<br>　そしてそこには弱りきった一匹の仔猫がいた</font><br><br><br><font color="#00FFCC">ランキングに参加しています</font><img src="https://emoji.ameba.jp/img/user/m-/m-smith/2031285.gif" alt="ハート" border="0"><br>出来ればクリックお願いします<img src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/014.gif" alt="ネコ"><br><img src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/175.gif" alt="ダウン"><br><a href="http://cat.blogmura.com/noraneko_moto/"><img src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fcat.blogmura.com%2Fnoraneko_moto%2Fimg%2Fnoraneko_moto125_41_z_leafyotsuba.gif" width="125" height="41" border="0" alt="にほんブログ村 猫ブログ 元野良猫へ"></a><br><a href="http://cat.blogmura.com/noraneko_moto/">にほんブログ村</a>
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<pubDate>Fri, 22 Jan 2010 20:43:41 +0900</pubDate>
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<title>ゴミ捨て場の変化</title>
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<![CDATA[ <font size="2"><font size="2">　<font color="#0000FF">僕</font>は駅に向かった。昔の部屋があり、“あの”ゴミ捨て場がある中野に行ってみようと思ったのだ。もちろんたった一晩で<font color="#FF1493">こぴん</font>が荒川区から中野区までたどりつけるとは思えない。でも行ってみればなにか手がかりのひとつくらい見つかるかもしれない。そう思ったのだ。<br><strong><font color="#00BFFF">「こぴん待っていてね。すぐ行くから。」</font></strong>少しだけ早足で歩きながら誰に言うのでもなくそう言った。こういうのを勇み足というのかもしれない。<br>　今の部屋から前のアパートに行くには地下鉄を乗り継いでだいたい一時間くらいかかる。その間ずっとガラスの中のもう一人の<font color="#0000FF">僕</font>が悪魔のようなささやき方で<font color="#00BFFF">「もう死んでるかも」</font>とか<font color="#00BFFF">「お前が嫌いだったんだ」</font>とか、とにかくネガティブなイメージばかりを押し付けてきた。<font color="#0000FF">僕</font>はそれを振り払うのに必死になって、危うく一駅降りそびれるところだった。<br>　駅を出るとそこには三年前とまるで変わらない風景が広がっていた。ちょっとその辺を散歩でもしたら三年前の<font color="#0000FF">僕</font>とすれ違うかもしれないと思うくらいだった。でも今の<font color="#0000FF">僕</font>には変わらない風景を懐かしみながら散歩している暇なんてチョコレートのかけら一つ分もない。<font color="#0000FF">僕</font>は馴染みだったトンカツ屋もビデオレンタル店も自分の部屋すらも通らずに、とにかく最短の道でゴミ捨て場へ向かった。<br>　少し息が切れてきたところでそこにたどり着いた。ゴミ捨て場はまだそこにあった。三年前と変わらない古いアパートの前にコンクリートで囲まれたゴミ捨て場。<font color="#FF1493">こぴん</font>が生まれ、母に捨てられ、<font color="#0000FF">僕</font>らが出会ったゴミ捨て場だ。でもそこには当然のように<font color="#FF1493">こぴん</font>の姿はなかった。そこにあるのは静寂だけだった。期待はしていないつもりだったのに口から長く白いため息がごく自然にこぼれ落ちた。<font color="#0000FF">僕</font>はもう一度そこを見渡した。変わったところといえば、カラスや猫よけのための網が張られているところくらいだった。猫よけ。猫よけの中で生まれた猫。<font color="#0000FF">僕</font>は網の中でじゃれ合う<font color="#FF1493">こぴん</font>たちの姿を想像してみた。そして彼女の皮肉な人生の始まりを少しだけ呪った。そして僕は余計に<font color="#FF1493">こぴん</font>のことが心配になった。<br><strong><font color="#FF1493">「ねぇ。」</font></strong><br>その声は唐突に僕の背中のほうから聞こえてきた。<br><br><br><font color="#33FF99">ブログ村ランキングに登録してます</font><img src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/014.gif" alt="ネコ"><font color="#66FF66">よろしければクリックお願いします</font><img src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/002.gif" alt="にゃー"><br><img src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/175.gif" alt="ダウン"><img src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/175.gif" alt="ダウン"><img src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/175.gif" alt="ダウン"><br><a href="http://cat.blogmura.com/noraneko_moto/"><img src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fcat.blogmura.com%2Fnoraneko_moto%2Fimg%2Fnoraneko_moto125_41_z_kasa.gif" width="125" height="41" border="0" alt="にほんブログ村 猫ブログ 元野良猫へ"></a><br><a href="http://cat.blogmura.com/noraneko_moto/">にほんブログ村</a></font></font>
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<pubDate>Thu, 21 Jan 2010 16:09:26 +0900</pubDate>
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<title>コーヒーと決断</title>
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<![CDATA[ <font size="2">　部屋には毛一本も残ってはいなかった。<font color="#0000FF">僕</font>の服に付いた毛さえも見つからない。もしフローリングに爪の傷が付いていなかったら、誰もこの部屋に猫いたなんて信じてくれないだろう。それでも確かに昨日の夜まで<font color="#FF1493">こぴん</font>はこの部屋にいて、そして今日の朝にはいなくなった。<br>　<font color="#0000FF">僕</font>は途方に暮れてしまった。だれかに相談しようか。そうも思ったが平日の朝に誰が助けてくれるだろうか。そもそも助けてくれる人なんていないような気もする。<br>　<strong><font color="#0000FF">僕</font>には<font color="#FF1493">こぴん</font>しかいないのだ。</strong><br>　<font color="#0000FF">僕</font>はとりあえず、コーヒーを入れてなんとか少しだけでも落ち着こうと思った。冷蔵庫から豆を出しフィルターを広げコーヒーメーカーに設置する。金属の計量スプーンの心地よい重さが現実なのだと再認識させて、余計悲しい気分にさせた。一杯分のコーヒーが落ち切ってしまうと、それをカップに移してその上にほんの少しだけ牛乳を入れる。普段なら起きて最初に行うはずの行動だ。<br>　薄茶色の液体をしばらく眺めたあと、ゆっくりと一口目を飲んだ。それはとてつもない孤独な味がした。<br>　コーヒーを飲み終わるのとほぼ同時に、<font color="#0000FF">僕</font>は一つの決断をした。<br>　そして体中に残っていたあらゆる力を振り絞って立ち上がった。心はタンクローリーのように重たかったが、なんとかバランスを崩さずに立ち上がることが出来た。<br>　クローゼットを開けて、一番奥に仕舞い込んであったポールスミスのミニクーパーが描かれたボストンバックを取り出した。そしてその中に上下の下着を四枚ずつと靴下を5足、フリースとアディダスのジャージーを詰め込んでファスナーを閉めた。<br>　そのあと布団を整えて、電気がすべて消えているのを確認して部屋を出た。出る直前に<font color="#FF1493">こぴん</font>の旅行用のかごを持っていこうか、少しだけ悩んだが結局やめることにした。<br>　外に出ると出発を拒否するかのように真冬の冷たい風が圧倒的な力で<font color="#0000FF">僕</font>の頬を襲った</font>団を整えて、電気がすべて消えているのを確認して部屋を出た。出る直前に<font color="#FF1493">こぴん</font>の旅行用のかごを持っていこうか、少しだけ悩んだが結局やめることにした。<br>　外に出ると出発を拒否するかのように真冬の冷たい風が圧倒的な力で<font color="#0000FF">僕</font>の頬を襲った。<br><br><br><br><font color="#66FFFF">ランキング用バナーです</font><img src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/112.gif" alt="星"><font color="#9966FF">よろしければクリックお願いします</font><img src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/014.gif" alt="ネコ"><br><img src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/175.gif" alt="ダウン"><img src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/175.gif" alt="ダウン"><img src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/175.gif" alt="ダウン"><br><a href="http://baby.blogmura.com/oyabaka/"><img src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fbaby.blogmura.com%2Foyabaka%2Fimg%2Foyabaka125_41_z_cat.gif" width="125" height="41" border="0" alt="にほんブログ村 子育てブログ 親バカへ"></a><br><a href="http://baby.blogmura.com/oyabaka/">にほんブログ村</a>
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<pubDate>Tue, 19 Jan 2010 19:53:23 +0900</pubDate>
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<title>ヤドカリに捨てられた貝殻</title>
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<![CDATA[ 　<font size="2"><font color="#0000FF">僕</font>はとりあえず会社に電話して、遅れるとただそれだけを伝えた。<br><strong><font color="#00BFFF">「飼い猫がいなくなったので遅れます。」</font></strong><br>なんて言ったところで<br><strong><font color="#CCCCCC">「そうですか。それは心配ですね。少しでも早く見つかるよう会社から１０人社員をそっちに向かわせます。」</font></strong><br>なんて言葉があるわけないのだ。誰もそんなこと期待はしていないし、「ただ遅れる」それだけ伝われば十分なのだ。あるいは会社にとってはそれすら必要のない情報なのかもしれない。<br>　電話を切ってしまうと寝巻の上にピーコートだけという格好で外に飛び出た。もちろん衝動的に飛び出したわけで、拾ってから一度も外に出したことがない<font color="#FF1493">こぴん</font>に当てなどないし、<font color="#FF1493">こぴん</font>にだって当てがあるとは思えない。あるとしたら彼女が生まれたアパートのゴミ捨て場くらいだが、今は引っ越してしまってそこに帰巣本能がない猫が“帰る”のはほとんど不可能だ。昔何かの本で何十キロも離れた山に猫を捨てたら１週間後に戻ってきたという話を読んだことがあるが、それもそうそうある話ではない。<br>　ドアを飛び出したところである意味当然というべく、<font color="#0000FF">僕</font>は途方に暮れた。まず表に出たところで道は左右に別れその１０メートル先ではされに左右直、されに１０メートル先で左右、さらに・・・葉っぱの葉脈のように無限に広がっている。それに<font color="#FF1493">こぴん</font>は葉脈の上にいてくれるとは限らない。そもそも彼らにはきっと道という概念がない。髭の感覚だけで「進め」か「進めない」を判断するだけで道はむしろ外敵から見通しがいい危険な“場所”くらいにしか認識していないかもしれない。<br>　<font color="#0000FF">僕</font>は大きなため息を一つして、上がりっぱなしの脈拍を無理やり押さえつけて一度部屋に戻ることにした。主を失くした部屋はヤドカリに捨てられた貝殻みたいに空しさ以外何も帯びてはいなかった。</font><br><br><br><br>ランキングに参加してます<img src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/112.gif" alt="星"><br>よかったと思えたらクリックお願いします<img src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/171.gif" alt="お月様"><br><img src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/175.gif" alt="ダウン"><img src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/175.gif" alt="ダウン"><img src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/175.gif" alt="ダウン"><img src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/175.gif" alt="ダウン"><br><a href="http://cat.blogmura.com/noraneko_moto/"><img src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fcat.blogmura.com%2Fnoraneko_moto%2Fimg%2Fnoraneko_moto125_41_z_cat.gif" width="125" height="41" border="0" alt="にほんブログ村 猫ブログ 元野良猫へ"></a><br><a href="http://cat.blogmura.com/noraneko_moto/">にほんブログ村</a>
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<pubDate>Sun, 10 Jan 2010 12:51:26 +0900</pubDate>
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<title>事件はいつも唐突に起こる。</title>
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<![CDATA[ <font size="2"><font size="2">　正月が過ぎても<font color="#0000FF">僕</font>と<font color="#FF1493">こぴん</font>はうまくやっていたはずだった。もともとお互いそんなに話すほうではなかったが、<font color="#FF1493">こぴん</font>が話すことといえば<font color="#0000FF">僕</font>に（あるいは人間に）対する嫌みか、猫のうんちくだけだったし、<font color="#0000FF">僕</font>からなにか話しかけても<font color="#FF1493">こぴん</font>はどこか上の空だった。だから<font color="#0000FF">僕</font>らはほぼ今までと同じような生活を送っていた。変わったことといえば、<font color="#FF1493">こぴ</font>んの食に対する欲求くらいだった。言葉が通じるようになってから<font color="#FF1493">こぴん</font>は毎日違うものを要求するようになっていた。ある日はカニカマを、ある日は、鳥のささみを、またある日なんて玉子豆腐をせがんできた。今まで玉子豆腐なんて与えたことはなかったのに、どうして知っているのか不思議に思いながらも、それくらいならいいかと買ってきていつものキャットフードの横に添えてやると<br><strong><font color="#EE82EE">「わたくしタマゴドウフのこのハごたえがダイスきですのよ。ミッカにイチドこれでもカマいませんわ。ふふ。」</font></strong><br>　なんてことを言いながら本当に美味しそうにそれをほおばっていた。猫と玉子豆腐。何度考えてもピンとこなかったが、味の好みなんてのは人間でもばらばらだからと、とりあえずは気にしないでおいた。<br><br>　でもその時はとても静かにそれですごい速度で、<font color="#0000FF">僕</font>のすぐそばまで迫っていた。事件というのは得てしていつも唐突と相場が決まっているのだ。<br>　その日もいつものように朝６時半に目覚まし時計がなって、いつものように手探りでそれのボタンを探し当てアラームのスイッチをオフにした。そしていつものように上半身からゆっくり起き上がり、ベッドから足を下ろした。<br>　それまでは何の変哲もない、平和で退屈ないつもの平日の朝だった。でもすぐに<font color="#0000FF">僕</font>はある異変に気が付いた。《こぴんが挨拶をしない。》<font color="#FF1493">こぴん</font>はしゃべれるようになる前から（むしろしゃべるようになってからは少なくなったが）僕が起きるのとほぼ同時に一度鳴く習慣があった。そして案の定部屋にその姿はなかった。トイレにでも行ってるのかと思いドアを開けたがやはりいない。玄関のドアは閉まっているし、唯一の窓も虫一匹入る隙間も開いていたなかった。だいいち<font color="#FF1493">こぴん</font>の体ではドアはおろか鍵にすら手（前足）は届かないはずだ。それでもどこを探しても<font color="#FF1493">こぴん</font>は見つからなかった。<br><font color="#0000FF">　僕</font>の中を急に崖の前で目隠しを外されたみたいな暴力的な不安が襲った。<br>　<br>　<strong><font color="#FF1493">こぴん</font>は失踪してしまったのだ。</strong></font><strong><br><br><br>ブログ村ランキングに登録してます。よかったらクリックお願いします<img src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/112.gif" alt="星"><br><img src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/175.gif" alt="ダウン"><img src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/175.gif" alt="ダウン"><img src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/175.gif" alt="ダウン"><img src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/175.gif" alt="ダウン"><br><a href="http://cat.blogmura.com/"><img src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fcat.blogmura.com%2Fimg%2Fcat106_24.gif" width="106" height="24" border="0" alt="にほんブログ村 猫ブログへ"></a><br><a href="http://cat.blogmura.com/">にほんブログ村</a></strong></font>
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<pubDate>Thu, 07 Jan 2010 13:41:48 +0900</pubDate>
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