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<title>Whisped.</title>
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<description>死者と生者どちらとも対話する私の仕事徒然。</description>
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<title>座敷童子のクリニック</title>
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<![CDATA[ 前回の記録からもう一カ月以上のご無沙汰です。<br>ここ暫くは忙しくしておりました。<br>今回はその中のひとつを。<br><br>そこは最近よくあるメディカルビルで、ある高級住宅街の一角にありました。<br>駅からすぐ側の判りやすい場所にあり、立地も最高なのに<br>テナント病院がなかなか居つかないのだそうです。<br>私が訪れた時、そこは心療内科のクリニックでした。<br><br>新しくて明るいお洒落な内装とたくさんの本棚がある、病院らしくない素敵な空間でした。<br>どうしてこんないい所にテナントが居つかないのだろうという程の賑わいで<br>座る場所どころか立っているのもやっとのように思えましたが<br>よく見ると生者は数人椅子に座っていただけでした。<br>空いた椅子にも死者が座っているので私は座ることができずに<br>何とは無しにうろうろとクリニックの中を歩いてみました。<br><br>本棚の中には精神医学系の本や医師やスタッフの趣味を思わせる絵本・小説・普通の読み物の中に<br>ちらほらと妖怪や異界関連の本があり、パラパラとめくりながら周囲に目をやると<br>あちこちに塩や呪術系の民族人形があり、待合の奥には神棚が見えます。<br>診療室前の待合通路は照明を落として暗くなっており<br>診療室のドアの向かいには、窓も何もないのに天井から床まで<br>ダークな木製のブラインドがびっしりと降りていました。<br><br>ああ、ここはあなたのお宅でしたか<br><br>ブラインドの奥の真新しいクロスの白壁がスクリーンのようになり<br>パタパタと映像が浮かんできます。<br>灯りの刺さない座敷牢に幼い頃から生涯を過ごした男性の姿でした。<br>かつて座敷牢はその家に出た罪人や病人・障害者などを隔離するために機能していました。<br>今で言う精神障害者も、憑きもの憑きとして隔離されていたようです。<br>座敷牢の彼もそのひとりのようでした。<br><br>そしてどうやら彼は、今回のお医者様は気に入ったようです。<br>日本でも珍しい取り組みの、患者さんの心に添うアプローチの医師でしたから。<br>彼がお医者先生を気に入ったのなら、このクリニックは長くここにあるでしょう。<br>彼もたくさんの死者たちもたくさんの患者さんを連れて来てくれるでしょうから<br>ちょっとした怪異とも仲良くお付き合い頂きたいものです。
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<pubDate>Mon, 08 Jun 2015 16:25:07 +0900</pubDate>
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<title>星が降る庭園：大阪紀行</title>
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<![CDATA[ 私はこの仕事をフリーでしている傍ら、似たような業種の事務所に所属しています。<br>女性だけの少人数でアットホームな会社なので社長とも懇意にさせて頂いており<br>お互い時間が合えば女同士の笑い話で長電話が盛り上がります。<br>その日もそんなゆったりした日で、社長と私が今朝見た夢の話をしていました。<br><br><br>綺麗な花が咲いてる川縁に黒いワゴン車が停まっていて<br>お人形さんみたいに可愛い小さな女の子が言うんですよ<br><br>女の子に生まれ変わって○ちゃんを助けてあげるの<br><br>って。明るく笑う女の子がとっても可愛い夢でしたよ。<br><br><br>社長がいきなり慌て始めて私にもっと詳しい話をと求めてきます。<br>なぜなら○ちゃんという名前の黒いワゴン車を持つ知人がいるそうなのです。<br>そして、その○ちゃんの身辺にご不幸があったとの事でした。<br><br>これもなにかのご縁という事で私もその葬儀に出席することになり<br>社長が手配した飛行機のチケットを待ちながら支度をすることとしました。<br>葬儀の席は久々なので何もかも用意せねばならず本州は梅雨なのでいつもの着物では無理です。<br>さて忙しくなるなと多少慌てる私に話しかけてきた肩がいました。<br><br>ＰＣを開いてこのページに行って上から５つめをクリックしてみてよ<br>次はここ、その次はここを２０分後にね<br><br>大きな木に寄りかかった、真っ白な細身のパンツと衿付きのシャツをお洒落に着こなした<br>すらりとして綺麗な顔立ちをした美しい青年の周りに星のような光が舞っています。<br>ディズニー映画のように幻想的な現れ方をした彼の声に従うと<br>あっという間に全ての不相応な良い品が驚くような安さやタイムセールで全て揃いました。<br>なんとまあ親切な方だろうと恐縮し感謝しながら私は現地に向かいました。<br><br>式場は私が初めて見る、格式と豪華さに満ちた場所でした。<br>靴が埋まる絨毯と歴史のある調度品・手入れの行き届いた滝の流れる屋内庭園。<br>そこに溢れ返る参列者と嗚咽と花・花・花…彼は華やかな世界の人でした。<br>花輪には映画やＴＶに疎い私ですら知っている錚々たる名前が並んでいます。<br>そんな方々を紹介されながら社長に目をやると大きな青い薔薇の花束を携えています。<br><br>…彼が大好きな色だったから<br><br>それは彼が選んでくれたスーツの裏地や傘の模様と同じ海のような澄み切った蒼で<br>なんとまあ粋な計らいをする男かと心の中で微笑んでしまいました。<br><br>私には場違いな場所だなあと末席からぼんやり天上まである窓に目をやると<br>そこには純白の上下に身を包んだ彼がいました。<br>葬儀が済んですぐ窓のあった場所へ駆けつけると、そこは途方もなく広い庭園でした。<br>彼はこっちの方へ行ったなあと歩を進めると暗くなった庭園に見えてきたものがありました。<br>一瞬星が降って来たのかと思ったその光は無数の蛍と、そしてあの大きな木<br>そしてやっぱり彼は無数に舞う儚い光の中でそこに佇んでいました。<br><br>私が初めて見る蛍と流れ星のような彼の美しさが重なって私もまた泣けました。<br>参列者の無数の涙が蛍になって星になった彼を慕って傍にいるようでまた泣けました。
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<link>https://ameblo.jp/claraclara2/entry-12023246530.html</link>
<pubDate>Wed, 06 May 2015 16:07:38 +0900</pubDate>
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<title>高僧のカミカゼ</title>
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<![CDATA[ そのカップルはこの頃うまくいっていませんでした。<br><br>彼女と彼が一緒に暮らして少し経つその家には<br>躾と気だての良い雄のラサ・アプソとシーズーが一緒に暮らしています。<br>若いシーズーは大らかな楽天家でとても陽気なキャラクター<br>少し大人のラサ・アプソは繊細で賢く、とても思慮深いのが顔を見ても判ります。<br>私が会わせて頂いたあの日、その子達がそれぞれの個性で私に真心込めて迎えてくれた<br>とても素敵な思い出があります。<br><br>ある日ラサ君の体調が悪くなったと連絡が入りました。<br>いきなりひどく衰弱し始め、病院を何軒回っても原因が判らない上に<br>どんな治療をしても効かず、食事はおろか水も受け付けないのだと。<br>まだまだ寿命が来るには若すぎるし病気を持っているわけでもありませんでした。<br><br>アイフォンのフェイスタイム越しにラサ君を見せて頂くと<br>ぞっとするようなことが判りました。<br>彼は自分の命を燃やして、大好きなカップルのトラブルを取り除くべく<br>見えない世界を通してトラブルの原因に特攻をかけようとしていたのです。<br><br>こうしたケースは実は珍しくありません。<br>若い日の私も、とある呪術に縛られて一度に４つの命を失わせたことがあります。<br>何十年たってもその後悔と無念はいまだ消えません。<br><br>私は犬達をとても大切にしているカップルに同じ想いを決してさせたくありませんでした。<br>カップルにはラサ君へ全力で説得に当たって頂き<br>私はとある術式を使って私の寿命を少しラサ君に分けました。<br><br>ラサ君は翌日からメキメキと快方に向かい<br>私はその数日間寝込んだり、いきなり歯が抜けたりと手応えを実感していました。<br>今回ラサ君は発見が早くて無事入院から普通の生活に戻ることができましたが<br>動物や鳥や魚・植物と暮らす皆様どうかお気をつけあれ。<br>大切な家族として暮らしているほど彼や彼女もまた人間をそれ以上大切にしています。<br>ラサ君も状況によってはまたやってやるぞと目を光らせています。<br><br>どうかどうか、小さな命に大きくて高貴なカミカゼだけはさせないでください。<br>植物を含むどんな生き物・時に器物でも、あなたが大切にしているほど心は通じています。<br>ご自身の悩みや苦しみをどうか悟られ過ぎぬように心からお願いします。<br><br>辛くて笑えない時にはどうか少しでもなにか美味しいものを口にして<br>少しでも横になって眠って、そのことを考えない時間を作ったり<br>上手な気晴らしを見つけて下さいね。<br><br>心からお願い致します。<br>私の術式も特攻をかけた貴い誰かの衰弱具合によっては手遅れになりますから。
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<link>https://ameblo.jp/claraclara2/entry-12021180124.html</link>
<pubDate>Fri, 01 May 2015 17:12:32 +0900</pubDate>
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<title>すごく照れながらありがとう</title>
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<![CDATA[ 大切なご縁のお客様であり<br>もう家族として愛している方が私のことを書いてくれました。<br><br><a href="http://ameblo.jp/sizku-blog/entry-12018127846.html" target="_blank">キース　from 風の人</a><br><br>ありがとうの言葉しか思いつきません。<br><br><br>あまりにいいことしか書いてくれていないので非常に照れますが<br>私の生意気さと変わり者ぶりも垣間見られると思います。<br><br><br>他者が感じた私が知らない私をどうぞ。
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<link>https://ameblo.jp/claraclara2/entry-12019990439.html</link>
<pubDate>Tue, 28 Apr 2015 17:18:57 +0900</pubDate>
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<title>みんな呪い大好きなのね</title>
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<![CDATA[ 先日書いた呪い記事に水面下でちょっと反響がありました。<br>こういうお話だから大っぴらにはコメントできないのかもしれませんね。<br>皆様のご質問にここでまとめてお答えさせて頂くことを<br>どうぞお許しください。<br><br>秘めた願いを超自然的な力で叶えたい気持ちは痛いほど解ります。<br>けれどここでご承知頂きたいのは<br>こうした魔術や呪術的な物の多くが決して他言無用のものが多いというということです。<br>つまり誰かに相談した時点で今まで込めてきた思いはほぼリセットとなることが多いです。<br>ご依頼や他の代行者をご利用の際はこの部分にどうぞご留意ください。<br>高度な場合は敢えて開示して相手の心理状態に影響を与える場合もありますが<br>それは稀なケースか、もしくは術でも何でもない脅しかの二極化になります。<br><br>古今東西世界中の祭祀を除く呪術のほとんどが秘密裏に行われる理由とはなんでしょう。<br>一番単純な理由は他者からの干渉や邪魔を防ぐためでしょうが<br>私にとって呪術は個人的な行動療法的なもののように感じます。<br>行動療法とは、学習理論（行動理論）を基礎とする数多くの行動変容技法の総称ですが<br>これはある種の反復行動から自分を改善していこうというアプローチです。<br><br>日時を選んで特殊に設けた場や衣装を整え、断食などの様々な自己制限を己に課し<br>香や蝋燭をはじめとする様々の非日常的な道具を可能な限り手作りで用意して<br>そこまでしてするなにかというのは私の中ではモチベーションを高めて<br>目的に対して集中するには最高のセッティング、それが魔術や呪術だと考えています。<br><br>どんなことであれ現実と非現実を結びつけるには<br>何らかの物理的なアクションがきっかけとして必要になってきます。<br>そのきっかけ作りやタイミングをより的確なものにすることができるなら<br>魔術や呪術のセッティングはそれに対して有効なものであると思っています。<br><br>叶えたいことがなんであれ、自己実現のための努力を適切で間違いのないものにするため<br>非日常のロケーションや時間を演出して新たな発想や行動を生み出す<br>私にとってはそれが基本的な呪術や魔術の在りようだと思っています。<br><br>蝙蝠の血も鳩の血も龍の血も悪魔の爪も全部植物の名前です。<br>大窯でなにか煮ることは確かにありますが、それらはほとんど化粧品や生活用品の作成です。<br>古典的様式やロマンティックさにこだわらなければ<br>この現代ならスーパーとドラッグストアを一周すれば道具の素材はすぐに揃います。<br>叶えたい事象に対して、いかに自分が集中できて実現できるまでの近道を探れるか<br>先人たちが遺してくれたレシピもみなそうして、その時代の中で手に入りやすいものから<br>脈々と編み出されていったものたちです。<br><br>自分が想いを叶えたいなら、可能な限り術も呪文も道具も自分で考えて編み出し<br>それに確たる自信を以て挑むほど効果は発現しやすいように感じます。<br>余程自分の仕事にプライドのある術者を見つけられなければ<br>どれほどの年季とキャリアがあっても見知らぬ誰かから積まれたお金だけで<br>当事者ほど本気の思いでその事象に挑めるか私には非常に疑問です。<br><br>一番大切なことは信じることと自信と信念<br>そして何より自身が信ずる超自然的な存在です。<br>この四つの柱さえあれば道具やロケーションなんて不要ですらあります。<br><br>自分が信じ仰いで止まない、あなたにとっての光は何ですか？<br>この存在こそが単なる行動療法を魔法に変えてくれるのです。<br><br>もしどうしても叶えたいことがあって、これら四つの柱さえ満たされているなら<br>まずは決して誰にも言わず、誰かに頼む考えを捨ててみましょう。<br><br>どうかあなたの願いが叶いますように。
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<link>https://ameblo.jp/claraclara2/entry-12018310666.html</link>
<pubDate>Sun, 26 Apr 2015 12:10:37 +0900</pubDate>
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<title>呪い代行と呪い返し</title>
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<![CDATA[ 大きなお仕事が入っていたので数日ご無沙汰させて頂きました。<br><br>今回は呪い代行…私が決してしないタイプの手法のお話です。<br><br>私もきれいに生きてきた人間ではありませんから<br>憎い誰かをどうにかしてやりたいという気持ちは痛いほど解りますし<br>そうしたご依頼がないわけではありません。<br>多様な流派も術者の個性も様々ありますし私もそのうちの末席の一人です。<br>ただ、これからお話しする手法の使い手にはご依頼なきようご自愛下さいませ。<br><br>そのお客様は身に覚えのない逆恨みを受けたようです。<br>「身に覚えのない」「逆恨み」という言葉を私が使うのは<br>お客様がかけられた因縁に見に覚えがないどころか見当もつかなかったためです。<br><br>ある日お客様がマンションの自室に帰宅してコートをしまおうとすると<br>クローゼットの中に顔を粉々に破壊された大きなフランス人形が入っていました。<br>あまりに怖くなって実家へ帰ると今度は知らない宛名で実家に宅配便が送られてきます。<br>箱を開けてみると中には両目を潰されて心臓を抉られた小鳥がおり<br>小鳥の全身と抉られた心臓には、血のようなものでお客様の名前を書いた紙が<br>針金でがんじがらめに縛られていたそうです。<br><br>こんなものは呪術でも何でもありません。<br>単なる個人情報の悪質な盗用と器物損壊・不法侵入・威力及び偽計業務妨害です。<br>この場合において一番怖いのは見知らぬ悪意の第三者に実家レベルの個人情報が<br>詳細に漏洩して実際にこうしたことに使われたことです。<br><br>呪い代行をどこかへご依頼の際は手法をよく吟味されることをお勧めします。<br><br>こんなものは呪術でも何でもないと書きましたが、このお話には後日談があります。<br><br>お客様は大変に心を傷めてお人形と小鳥に誠心誠意を尽くしてお弔いしました。<br>私がこの世にいるせいであなたたちにこんな辛い思いをさせて本当に申し訳ないと。<br>止まらない涙の中で<br><br>もう痛くないから　自由だから　好きなように飛んでいって笑えますように<br><br>そう、真心込めて一心不乱に祈ったのだそうです。<br><br><br><br>するとしばらくして、お客様の耳にある話が入ってきます。<br>かかりつけの病院の医師が勤務中にいきなり手首と指を切って<br>意味不明の言葉を喚き散らしながらお客様にしたことを病院の壁に<br>自分の血で大きく書き殴って倒れたとのことでした。<br><br>その医師がなぜそんなことをしたのか、お客様にも誰にも未だ不明ですが<br>自分の人生を棒に振っても良いほど憎い誰かがいるなら<br>他の命や魂を使うような卑怯な真似をせずに自分で殺しに行けばいいのに。<br><br>少なくとも私はそう思います。
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<pubDate>Wed, 22 Apr 2015 08:40:37 +0900</pubDate>
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<title>氷の花：東京紀行</title>
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<![CDATA[ 先日の大阪名古屋東京出張の時のお話です。<br><br>発端は中部地方の某県にあるお寺が分けて下さるというお札でした。<br>住職不在のそのお寺から分けて頂いたお札を持つと様々な怪異が起こり<br>手にした方に本能的な恐怖感を与えたということでした。<br>最初はお電話からのお仕事でしたが、お客様の最初の一声を聞いて<br>やはり尋常ではないとすぐに解りました。<br>私は自費で即祭壇を設けてお供物を捧げ、一週間の断食行に入り<br>お客様には晴れてまだ日が出ている明るい午後にしか<br>お電話を受けられない旨お伝えさせて頂きました。<br><br>果たして調べていくと、そのお札は随分と古い時代に<br>そのお寺唯一の外国から渡って来た住職が外法を用いてしたためた物でした。<br>それが現代の今でも、深刻な怪異という副作用を持ちながらご利益があるという事で<br>まだ廃れずに生き残って流通していたのです。<br>このお札に関しては複数同様のご相談があったので現地に赴くことにしました。<br><br>一見すると普通の和服ですが、素材や衣装を含め特殊な装束で全身を固めて<br>まずは大阪にある私の背中の御柱が最初に日本に降りられたというお寺に<br>可能な限りの礼を尽くしてご挨拶をさせて頂きました。<br>中部某県のそのお寺は少し知っている人間なら誰でも解るような<br>奇異な様式と手法及び呪法が何重にも使われていましたから。<br><br>準備やご挨拶のお参りを進めていくと<br>千数百年前に外法のお札をしたためた自称僧侶からコンタクトがありました。<br>血筋のキャリアとして有史にある限りでは六百数十年の私ですが<br>ルーツを辿って行くと大体同じような年代だったのでご挨拶くらいはと思ったのですが<br><br><br>女にして蝦夷（日本など蛮国）、二重に畜生の汝より聞く名など無し<br><br><br>花郎と呼ばれる王族の彼において私は人間扱いしてもらえなかったようです。<br>武術・芸術・呪術などあらゆる分野に秀で、一目見た女は腰が蕩けて砕けるほど<br>美しい容貌の「花」のような「郎（男）」と呼ばれた一団・花郎。<br>表に出ている史実では自分の国を盤石にせんがため僧形で日本に渡り<br>日本の神宝を自国に持ち帰ろうとして、そのお寺に幽閉されたということでした。<br>花郎が命を長らえる代わりにとしたためたそのお札には<br>ずいぶんと貴い命の犠牲が残忍極まりない形で用いられ封じ込められていましたから<br>私は自分がされた扱いよりもその方がずっと腹立たしく悲しく感じていました。<br><br><br>このお札が活きている限り封じ込められた貴い命は解放されず苦しみながら使役され続け<br>花郎の本懐である自国復興のためのエネルギーはお札を手にした人間から吸い取られ<br>ゆえに深刻な怪異という副作用が起こり続けます。私は怒り心頭でした。<br><br>呪法の解除に対しては私の場合様々な方法や道具を用い<br>どれ一つとして同じやり方はありませんが、今回の場合非常に難しい事がありました。<br>呪法の解除に関して最後のギミックとして美しい男性というキャストが必要だったのです。<br>人付き合いに関して外見を全く気にしない私はここだけは途方にくれました。<br><br><br>キレイな面がいるなら俺行ってやろうか？<br><br><br>とてもありがたいお申し出がありました。<br>これより少し前に関わった、若くして亡くなった男の人でした。<br>ある朝突然心臓が止まって、眠っていると思ったら亡くなっていたそうです。<br>下手なＣＧより美しい彼は氷が溶けるように現世を終えて<br>花郎と呼ばれる男など足元にも及ばぬ透き通る美しさでした。<br>言葉はとてもざっくばらんでバンカラですが、姿もさることながらその心がなお美しい。<br><br>かくて私は東京数か所にて呪法の解除も首尾良く成功し<br>時すでに遅い願いを持ち続ける花郎にもそれなりのことをさせて頂きました。<br><br>さて智くん、美しいと言われるのを嫌う貴方ですが<br>このくらいは私の多大な感謝に免じてお赦しいただけますか？<br><br>九州某県が楽園なら東京は私にとって天国でしょうか第二の我が家でしょうか<br>やっぱり今回も最高の旅を心からありがとう。感謝です。
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<link>https://ameblo.jp/claraclara2/entry-12015734561.html</link>
<pubDate>Sat, 18 Apr 2015 10:18:39 +0900</pubDate>
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<title>Answer：私のお仕事について</title>
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<![CDATA[ このブログをお読み頂いた方から私の仕事についてお問い合わせを頂きました。<br>拙いブログをお読み頂いてご興味をお持ち下さって心より感謝申し上げます。<br>複数頂いたお問い合わせに関して、ここでお伝えさせて頂こうと思います。<br>読みやすいようにＱ＆Ａ形式にて書かせて頂きますね。<br><br><br><br><br>Ｑ：過去の話ばかりのようですが今でもお仕事はされていますか？<br><br>Ａ：はい、今も毎日お仕事させて頂いております。このブログからのお問い合わせも<br>　　受け付けさせて頂いておりますので、お気軽にどうぞ。出張に出ていない限り<br>　　一両日中にお返事させて頂いております。<br>　　もちろんお問い合わせに関して料金が発生することはありませんし<br>　　可能な限りの詳細にお答えして、お受けできるかどうか判断させて頂きます。<br>　　この時点でご相談の内容が解決される方も多くいらっしゃいます。<br><br><br><br><br>Ｑ：死者との対話は人間だけですか？私にとって動物は大切な家族なので。<br><br>Ａ：仰られる通り動物も本当に大切な家族です。<br>　　お相手様（このご質問の場合はご家族の動物）がご了承であれば<br>　　メッセージやお話を聞かせて頂きます。<br>　　動物に限らず鳥や魚・昆虫や樹木、場合によっては器物なども可能です。<br>　　私の場合、器物で多いのはお札や神仏具・人形・宝石を含む天然石などですが<br>　　その他の場合でもお問い合わせ頂けたらと思います。<br><br><br><br><br>Ｑ：お仕事の対象は死者だけですか？生きている人間にはどんなことをしますか？<br><br>Ａ：生きている方全般も対象でお仕事させて頂いております。<br>　　通常より内容の濃い、一歩踏み込んだカウンセリングと捉えて頂けたら嬉しいです。<br>　　１００％味方という立場で共感させて頂きながら、ゆっくりお話を伺います。<br>　　頭では解っているのに心がままならないという場合のご利用が多いですが<br>　　もちろん今の状況全てに途方に暮れてしまった場合もどうぞ。<br>　　ご相談の内容に関しては現実的なことを含め全くのオールジャンルです。<br>　　人には言えないデリケートなご家庭やお身体の悩みという方も多数おいでです。<br><br><br><br><br>Ｑ：どうして店舗を持たずにお電話でお仕事をされているんですか？<br><br>Ａ：お客様が店舗においでになられる時間とお金のロスを考えたことと<br>　　電話などの通話ツールが使えれば地球上どこでもご利用できること<br>　　ご自宅でお客様が一番リラックスした状態でお話し頂けること<br>　　お客さまにとって私（他者）の顔を見ない方が話しやすい場合があること<br>　　店舗を持たない分、お客様の料金負担を軽くできること<br>　　以上を考えた結果、この形になりました。<br>　　基本は通話のみでのお仕事になりますが、場合によっては出張に赴いたり<br>　　今後は東京で対面の機会も設けたいと考えております。<br><br><br><br><br>Ｑ：個人情報やプライバシーに関しては守って頂けますか？<br><br>Ａ：お客様のご快諾の上でこのブログに記すもの以外<br>　　基本的にプライバシーや個人情報は厳守致します。<br>　　お客様のご希望がない限り通話ツールの番号等は消去致しますし<br>　　料金をお支払い頂けてこちらで確認ができるなら本名も必要ありません。<br>　　ご相談内容に関しても一切記録に残すことはありません。<br>　　この部分の信用だけで２０年続いていると言っても良いと思います。<br><br><br><br><br>Ｑ：料金形態やお支払いの方法はどうなっていますか？<br><br>Ａ：初回は基本メールにてお問い合わせ頂いて簡単な内容をお伺いし<br>　　お受けできると判断した際にご予約の時間枠をお決め頂き<br>　　お知らせした口座への振り込みが確認できました時点で予約完了となります。<br>　　その際のメールにて口座番号と一緒に通話ツールの番号もお伝え致します。<br>　　現在２日以内の事前お振り込みが確認できない場合は自動キャンセルとなります。<br>　　料金に関しては今流行りの電話占いよりは安いお値段かと思います。<br>　　このブログでは詳しい料金を書けませんので、お気軽にお問い合わせをどうぞ。<br><br><br><br><br><br>最初のメールやお電話はドキドキするかもしれませんが<br>お客様の皆さんが気さくでざっくばらんな印象を私にお持ち下さっているみたいです。<br>是非ご安心して無料のお問い合わせからお気軽にどうぞ。<br>今後も複数頂いたお問い合わせに関しては、こうしてここでお知らせさせて頂きますね。
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<pubDate>Fri, 17 Apr 2015 13:36:00 +0900</pubDate>
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<title>羽田行きの機長：九州紀行</title>
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<![CDATA[ この11～13日に札幌発羽田行きの飛行機の中でお会いした死者がいました。<br><br>その便は機内アナウンスの後に機長さんがわざわざ客席を回ってくれて<br>さすがは国内最大の航空会社だと感心しました。<br>切れ長の細い目をした背の高い機長さんがゆっくりと通路を歩きます。<br><br>私の横を通る瞬間に機長さんの顔をふと見ると<br>かっと見開いた彼の目には角膜、つまり黒目がありませんでした。<br>白目の中心に瞳孔の黒い点だけがあり、その点が私の目と合います。<br>と、その瞬間ころんと両の眼球が床に落ちて機長さんは消えました。<br>何度かそんなことが繰り返され、機長さんは私の前で眼球を落としては消えます。<br>そういえば昔心身症で事故を起こした航空会社だったなあと<br>ぼんやり思いながら、私が軽く会釈をすると機長さんは消えました。<br><br>九州の某県に着いてホテルにチェックインを済ませると<br>私の部屋に見知らぬ男性が立っています。<br><br><br><br>みっともない裸だから風呂覗いたら殺すぞ<br><br><br>そう私が言うと<br><br><br>もう死んでます。ていうか見えるんですか？<br><br><br>案の定の答えが返ってきます。<br><br><br>や、見えてない見えてない悪かった悪かった<br><br><br>もう一度そう返すと<br><br><br>でも聞こえてますよね？<br><br><br>そんな返事がありました。<br><br><br><br>あんたどうも好きでここにいるようだし<br>そういやここはあんたの部屋なんだよね、すまんが二日間よろしくね。<br>そんな感じで答えると男性は安堵した様子で消えました。<br>こんなに無碍にしたにも関わらず、私はこの男性に助けられることになります。<br><br>私には血筋から来る生来の遺伝疾患があり、薬が手放せない身体なのですが<br>初めての九州に舞い上がってはしゃぎ過ぎて薬を忘れて旅に出ました。<br>九州某県は私にとってこの世で最高の楽園でしたが<br>二日目には薬が切れて持病で足腰が立たない状態になりました。<br>特殊な疾患なので、もちろん売薬では効きません。<br><br>すると部屋にいるあの男性が出てきて応急的な処置の手順を教えてくれて<br>私は少し持ち直し、無事待ち合わせ先まで行くことができました。<br><br>思えば私の目の前で眼球を落とした機長さんも<br>私に見落としや忘れ物があると教えてくれていたのでしょう。<br>メッセージに気付いた私の横で帰りの機内を<br>機長さんが歩いてくれることはもうありませんでした。<br><br>九州某県はやっぱり私にとって最高の楽園です。<br>死んでいる人も生きている人も最高にあったかい土地でした。<br>是非また今度は忘れ物をせずに訪れて、あのホテルに泊まろうと思います。<br>７００６号室がまた空いていて、今度は元気にお話しできますように。
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<pubDate>Thu, 16 Apr 2015 10:07:26 +0900</pubDate>
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<title>行列ができるラーメン屋さん</title>
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<![CDATA[ ロングドライブは怪異に遭いやすい条件が重なりやすいので<br>驚きたくない方は空腹にならぬようにして水分も摂って<br>時々は車を止めてストレッチなどして、眠くならぬようどうぞ。<br><br>ところが渋滞などあるとなかなかそうは上手くいかないわけで<br>私もその日は徹夜仕事の後に車中で空腹という最悪のコンディションでした。<br>なかなか進まない車の中でどんどん日が暮れていきます。<br>国道沿いに一軒のラーメン屋さんがあり<br>ご主人が寸胴に向かって仕込みをしているのが見えます。<br>ちょうどいいからここで食べていこうと思いましたが<br>いくら言っても同乗者は止まってくれません。<br><br>このラーメン屋さんつぶれてるよ<br><br>ああそうか<br>ご主人今際の際までお店が気になっていたんだね<br>そんなことを思いながら食事の後に帰宅して床につきました。<br>と、枕元からなにかぐつぐつ煮込む音が聞こえてきます。<br>ラーメン屋さんのご主人が寸胴に向かってスープの手入れをしていました。<br>寸胴を覗くと中のスープは真っ黒で、虫やゴミが入っています。<br>おそらくはずっとずっと永いことこうしていたのでしょう。<br>最後の最後までお店やラーメンの味を気にしていたご主人に<br>胸が痛くなるのと同時に深い尊敬の念が湧き上がりました。<br><br>すると私の背中からいつも見る美しく鍛え上げられた腕が出てきて<br>ある方向を慈愛に満ちた優雅な仕草で指差します。<br>そこにはやっぱりいつもの太陽のような光の輪<br>その中には花輪で飾られた行列の並ぶぴかぴかのお店がありました。<br><br>ほらご主人急がないと！<br>あなたの新しいお店、もうあんなに人が並んでいるじゃない！<br><br>ご主人はぱっと満面の笑みになり、頭を下げながら<br>新しいお店へ一目散に駆け出していきました。<br>そしてやっぱりとても真面目で良い方だったようで<br>ちゃんと私にギャランティをお支払い頂けました。<br><br>その日の朝イチで、大切なお客様にとても良い事が<br>不思議な形で起こったとご一報があったのです。
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<pubDate>Wed, 15 Apr 2015 10:59:21 +0900</pubDate>
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