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<title>derstiskoloc1981のブログ</title>
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<title>「準備不足」と「場が読めない」（前編）</title>
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<![CDATA[ class="article-body"&gt;        先日銀行のATMに行くと、4人並んでいた。<br>あまり人が並んでいる記憶がないATMだったので、「めずらしいなぁ」と思いつつ、僕は最後列に歩を進める。<br><br>でもなかなか、その列が減る気配がない。<br>ちなみにそこはATMが1台しかないんだけど、見るとおばちゃんがATMを操作している。操作の感じからすると振り込みをしているようで、僕が列に加わった段階でもうすでに何件もの振り込みをしているようなのだ。<br>申し訳ないが僕の感覚すると、「そんなに振り込みする件数が多いなら、銀行の窓口に行ってくれよ（まだ窓口がやってる時間だったし）」「・・・っていうか、窓口に行ってやった方が早くねぇか」なんだけど、まぁしょうがない。<br><br>僕が並んでから5分ほど過ぎた頃。僕の後ろにはあれからさらに2人、列に加わっている。<br>「おっ、やっとおばちゃん終わったな」と僕が思うと（いや他の人も思ったはず（笑））、そのおばちゃん、カバンから携帯電話を取り出し、電話を始めたのだ。<br>「電話の向こうにいるのは旦那だろうな」ってわかるぐらいの声量で電話するおばちゃん。<br><br>「おいおい、後ろに人が並んでるのに、よく電話なんかできるなぁ」と、僕もさすがにイライラし始めると電話が終わった。<br>「やっとかい」と思った矢先、今度はおばちゃん、通帳を開いてジッと眺め、ゆっくりカードを財布に戻し、カバンの中を整理整頓。<br>ご自分のお好みどおりのカバンの中身が出来上がると、何食わぬ顔でATMを後にするのだった。<br><br>おばちゃん、あんたどんだけ「場が読めないんだい？」<br><br><br><br>実は、支援の場でも、場を読まないって人がいる。<br><br>グループホーム（認知症対応型共同生活介護）のある日の朝のこと。<br>前夜、一睡もしなかった鈴井さん（女性）が談話室で朝のニュースを見ながらお茶を飲んでいると、早番の男性職員が出勤してきた。<br><br>「おっはようございま～す!!!!!」<br>さほど広くはないグループホーム内全体に彼の声が響き渡るほどの声量での挨拶だ。<br><br>鈴井さんは彼の挨拶に驚き、怪訝そうな表情を浮かべている。そして、さっきまでテレビに向いていた彼女の目線は、男性職員に向いている。<br><br>目が合った男性職員。<br>「鈴井さん!! おっはようご・・・・・」、彼の挨拶を聴き終えることなく、鈴井さんはスクッと立ち上がり、キャスター付歩行器を押しながら歩き出していった。怪訝そうな表情のまま、無言で。<br><br><br><br>「ちょっと～、すいませ～ん。誰かいませんかぁ!!!!!」<br>程なくして、ホーム内を移動し続けている鈴井さんの声が聞こえてきた。しかも移動しているから、あっちこっちから。<br><br>「鈴井さ～ん、どうしましたかぁ？」<br>梅津さん（女性）の起床支援を梅津さんの部屋で行っていた夜勤明けの女性職員が、鈴井さんに声をかける。<br><br>（鈴井さん）「私、昨日の夕ご飯、食べてないんです」<br>（女性職員）「（ホントは全部食べているのだが）そうだったんですね。それはホント申し訳なかったです」<br>（鈴井さん）「ここはおかしな所ですね、食事も出さないなんて。上の人に訴えますから」<br>（女性職員）「スイマセン。もうすぐ朝ごはんになりますから、一緒に向こう（談話室）に行きませんか？」<br><br>女性職員の問いかけに渋々応じる鈴井さん。<br>談話室に向かうときも「ホントここはおかしな所だ・・・」とブツブツ呟いていたが、女性職員がお茶を用意すると、再びテレビのニュース番組に集中し始めた。<br><br>ちなみにこの時、鈴井さんにお茶の用意をお願いしてみる・鈴井さんと一緒にお茶を用意するという選択肢もあったのだが、元々そういったことを好まない鈴井さん。日中でも動作に移れるように気持ちを乗せるあの手この手を職員は実行している。<br>要は、「いつも・普段」の鈴井さんでも、気持ちを乗せるためのあの手この手が必要なわけで、今「いつも・普段」とは違う状態の鈴井さんにその支援は必要はないと職員は判断したのだ。<br><br>それはなぜかというと・・・・・<br>①余計に怒ってしまうかもしれない→気持ちを乗せるためのあの手この手が逆効果に働く<br>②・今の鈴井さんの状態<br>　 ・今いる職員の人数（夜勤明け1名・早番1名）<br>　 ・起床時はやること・やらなきゃいけないことが多い（提供すべき支援量が多い）<br>　 ・イコール鈴井さんにべた付きすることが難しい<br>　 ・入居者さんの多くが起きたばかりなので、意識や動作が緩慢になりやすい<br>　 ・イコール怪我する確率が高い時間帯<br>　 などを総合的に判断すると、今優先すべきなのは、<br>　 鈴井さんがお茶を飲んでニュース番組を観ることに集中する（意識を傾ける）こと<br><br>云わば、鈴井さんの状態と、場の状態を読んだってことだ。<br><br><br>おっと、話しが逸れたのでつづきを。<br><br><br><br>（女性職員）「ちょっと、何であんな大きな声で挨拶するの？」<br>（男性職員）「いやぁ、特に何も考えずに・・・。朝だから挨拶しただけ」<br>（女性職員）「挨拶はわかるけど、あの時間に鈴井さんが談話室でお茶を飲んでるってことを考えた挨拶の仕方にしてよ」<br><br><br>普段（いつも）の鈴井さんは、朝の7時前に談話室に出てくることはない。その時間は布団にもぐっているか、自分の部屋で好きなように過ごしていることがほとんどだ。<br><br>でも前夜の鈴井さんは完徹状態。<br><br>鈴井さんは月に1度あるか・ないかの頻度で「私、夕ご飯食べてないんですけど・・・」と実際は完食しているにもかかわらず申し出てくる。<br>そして、夕飯を食べていないとなったら、彼女は頑なだ。<br>食べていないと言ってきているのだからと、職員が軽食を用意しても食べない（おそらく夕飯を完食しているので空腹感がないから）。<br><br>それならとじっくり話しを聴こうとしても、職員の言葉には一切耳を傾けない。<br>部屋に戻り、しばらくすると出てきては夜勤の職員のそばに来て「食べていない」と申し出、「ここはおかしな所だ」「上の人に訴える」を一晩中繰り返すのだ。<br><br>鈴井さんがグループホームに入居して10年。これまで「なんで夕飯を食べていないと申し出てくるのか」、そのきっかけや原因、背景を僕も職員も探ってきたが、未だに「これだ」というものが掴めていなかった。<br><br>なので、きっかけや原因、背景をもとにした支援が実行できないので、彼女が申し出てきた時は「食べていない」と言ってきているのだから、食べない可能性が高いけど軽食を勧める。<br>または、彼女の申し出に一晩中付き合う（「食べましたよ」などと伝えて、彼女にとっての事実（食べていない）を否定しない。彼女にとっての事実を「そうなんですね」と受け止め、それを支持するからこそ、軽食を勧めるなどの支援を行う→彼女の事実に合わせた支援）。<br><br>ただ、夜勤者にとって、彼女の言動に一晩中付き合うのは正直しんどい。<br>・・・・・が、徹底的に<u><strong>職員みんなで原因、背景等を探って</strong></u>みても「これだ」が掴めないという現実と、その上で<strong><u>みんなで思考し、試行することを決定した支援策</u></strong>なので、どの職員も自分が夜勤の時に月に1度あるか・ないかの鈴井さんの「夕ご飯食べてない」状態と出会った時、懸命に決定した支援策を実行する。<br><br>それは、一晩中付き合うことのしんどさを職員間で共有できることにも繋がる。<br>なにせ、なぜその支援を実行するのか？という根拠をみんなで探り、決定に到った支援もみんなで思考し、みんなで試行すると決めたから、ベストの支援ではないかもしれないけど誰もが納得して支援を実行できるし、誰もが同じ支援を実行するから、誰もが同じしんどんさを味わう。<br>だから、「しんどかったね」と職員同士が共有し合えるのだ。<br><br><br>また、話しが逸れた（苦笑）。<br><br><br><br>（男性職員）「考えた挨拶？」<br>（女性職員）「だからぁ、いつもと様子が違うわけでしょ。これは夜か朝早くに「何かあったかな？」って考えてほしいってこと」<br><br>（男性職員）「？？？？？」<br>（女性職員）「・・・・・場を読んでってことだってば!!」<br><br><br>この日の朝は「いつも・普段」と違っていた。<br>でも早番で出勤した男性職員は、そのことに気づけなかった。<br>いや、そもそもこの日の彼では、その違いに気づくことはできない。<br><br><br>彼は土俵（実践の場）に上がる時、あまりにも「準備不足」で、「安易すぎる」からだ。<br><br><br>アメリカ大リーグで活躍するイチロー選手を見ると、試合前に入念な準備運動をしている。試合中も守備についている時などにストレッチをしたりして、常に最高のパフォーマンスができるように心掛けている。<br><br>身体介護もスポーツ選手と同様に、己の身体を使うことが仕事の武器とのひとつだ。<br>なので、土俵（実践の場）に入る前に、準備運動やストレッチをして身体介護で最高のパフォーマンス（プロの技を駆使して仕事をする）ができるようにするべきだし、実際そのような取り組みをしている施設・事業所は多い。<br><br>さらにこういった準備不足の回避は、身体介護（例えば移乗）の真っ最中に介護職員が腰などを痛め、入居（利用）者さんがケガをしてしまうかもという事故発生の可能性を低下させることにつながるし、介護職員が前述の突然の痛みや、徐々に徐々に身体のどこかに痛みを蓄積することを防ぐことにも効果がある。<br><br>準備不足の回避が、たかが準備運動、たかがストレッチかよ・・・・・ではない。<br>面倒だし、時間がもったいないと感じるかもしれないが、そんな「たかが」の積み重ねが、「自分のことを自分で護る」ってことにだってつながるのだ。<br><br>それは、仕事をする（収入を得る・生活の糧）自分がいて、日常の暮らしを送る自分がいる。<br>そんな自分を護るってこと。<br><br><br><br>まだ話しは続きます。<br>でも、長くなっているので続きは後編で。<br><br><br><br>秋に色づいた木々の葉も、すっかり地に落ちて・・・・・<br><br>冬ですなぁ。<br><br>若い頃は暑い、寒いで言ったら暑い方が嫌いだった梅本。<br>でもシジュウを過ぎた今では、寒い方が大嫌い。<br><br>寒いと動きたくなくなるし、気持ちが滅入ってくる。<br>着るものも、重ね着しなきゃいけないから面倒くさい。<br>それに比べると、暑いはTシャツ一枚にジーパンで済むから簡単でいい（笑）。<br><br>寒いは、あとどれ程続くのか。<br>1月、2月、3月・・・・・4月だって中旬ぐらいまでは肌寒い。<br><br>う～ん、・・・・・長い。<br><br><br><br>　梅本は、中央法規出版さんから「認知症ケアの突破口」なる書籍を出版させていただいています。Amazonからのご購入は  こちらから。<br><br>認知症ケアの突破口 [単行本]梅本 聡中央法規出版2013-12<br clear="left" style="clear: left;">       ...
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<pubDate>Sat, 23 Apr 2016 17:36:33 +0900</pubDate>
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