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<title>デヴォンズゲート</title>
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<description>映画をとことん冷めた目で見る男「デヴォン山岡」による、独自の視点による映画感想文。</description>
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<title>「万里の長城」のデタラメすぎる活用法に感動しまくる『グレートウォール』は傑作</title>
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<![CDATA[ <p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20170626/10/devonyamaoka/5e/6a/j/o0450033013968988969.jpg"><img alt="" height="308" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20170626/10/devonyamaoka/5e/6a/j/o0450033013968988969.jpg" width="420"></a><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20170626/10/devonyamaoka/ee/3b/j/o0640040213968989105.jpg"><img alt="" height="264" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20170626/10/devonyamaoka/ee/3b/j/o0640040213968989105.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>　マット・デイモンさんがなぜか中国にいて、野蛮な盗賊なんかに襲われていたと思ったらいきなり目の前に巨大な城壁が！　「な。。。なんじゃこりゃぁ！」などと松田優作ばりに驚きつつその全貌に唖然。それはまさかの「万里の長城」であった。などという、派手に泥酔でもしていないと思いつかないようなプロローグで観客の度肝を抜く『グレートウォール』は全人類必見です。<br><br>「万里の長城」と言えば、誰もが知っている世界最大の歴史的建造物。全長6000キロメートルもある大城壁なわけですが、そんなものをなぜ作ったのかというと、実はこういう理由があったのでした。だはは。とかいいながら語られる物語は、あまりにもデタラメすぎて、マジメに映画を観ることの愚かさを改めて教えてくれました。<br><br>映画を観て豊かな感受性を養おうとか、知的欲求を満たそうとか、人生の糧になるような教訓を得ようとか、そんなご立派な動機で劇場に足を運んだ天真爛漫な観客がいるのであれば、そんな人たちは全員ことごとくクソをぶっかけられた気持ちになること間違いなしのこの作品。<br><br>まず「万里の長城」の存在理由がとんでもなくデタラメ、登場するキャラたちの設定がデタラメ、敵とのバトルシーンがデタラメ、作戦もデタラメ、敵の行動がデタラメ、味方の行動もデタラメ、クライマックスもデタラメ、ラストもデタラメ。つまり頭から尻尾まですべてデタラメ。<br>あまりにもデタラメすぎて、デタラメであることが正義になってしまう感覚ってわかりますか？<br><br>もともと「映画」なんてのはデタラメなものなんです。でも、観客はそれを許さない。<br><br>「映画」というフィクションの世界でも、常識とか道徳とか、愛とか夢とか、リアリティを求めてしまう人が多い。<br>歴史映画を見れば「史実と違う」と文句をつける。<br>ＳＦを見れば「科学的根拠がない」とか、恋愛映画に「彼女の行動が理解できない」とか、あげく最後には「ありえない」とか文句を言う。<br><br>「ありえない」モノが観たいから映画館に来たんじゃねーのかよオマエ！と。<br><br>この『グレートウォール』という作品は、ありえないことしか起きません。「納得」も「共感」も「根拠」も「理解」も何ひとつできない。<br><br>しかし、最初から最後までクソ面白くて、エキサイティングで、見たことのない出来事や素っ頓狂な展開がずっと続きます。<br>冒頭からテンションだけで乗り切る気マンマンというか、何をやっているのか全然わかんないけどとにかく展開だけはやたらと早くて、アクションだけはやたらと凄い。<br><br>うおおおおおおおおおお！とびっくりしている間に1時間43分過ぎてしまうというスゲー作品。<br>圧倒されるほどデタラメなものを見せなければ映画じゃない。<br>てことは、この作品はまぎれもなく「映画の中の映画」！　<br>映画の根性、見せてもらいました！<br><br>100点満点！<br>&nbsp;</p>
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<pubDate>Mon, 26 Jun 2017 10:39:19 +0900</pubDate>
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<title>涙腺崩壊のオープニングを見逃すな！『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー：リミックス』</title>
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<![CDATA[ <p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20170624/09/devonyamaoka/d8/8f/j/o1400090013967465801.jpg"><img alt="" height="270" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20170624/09/devonyamaoka/d8/8f/j/o1400090013967465801.jpg" width="420"></a>100点満点！<br><br>　宇宙人のボンクラヒーローチームがドタバタしながら銀河を救うマーベル映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の続編が登場！　やった！　最高！　だって俺なんかはマーベルヒーローに目が無いっつーか、マーベルヒーローさえあればゴハン何杯でもいけるってくらいのマーベラー。後にアベンジャーズへと繋がる例のシリーズということで、これを観ないとはじまらないわけであります。<br><br>さて、完全なる続編『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー：リミックス』。<br><br>前作で結成されたポンコツ宇宙人5人組のみなさんが、さらにパワーアップしてドタバタを展開しており、いろんな宇宙人のみなさんを巻き込んで大暴れしております。あれ？そもそも宇宙人って、「5人」でカウントしていいんでしたっけ？「5匹」？「5体」？<br>よくわかんないですが、一応主人公のスターロードさんは宇宙人と地球人のハーフなんで「人」でいいけど、ロケットさんなんかアライグマだし、グルートさんは植物なんで、もう異種族すぎてわかんない。<br><br>まあいいか。今回の敵なんか、人間型に姿を変えた「星」そのものという、なんだかよくわかんない存在だし。もう発想がムチャクチャすぎます。そんなのと、人とか動物とか木とかのチームが壮絶バトルをするってことで、つまりヴィジュアルがヤバすぎる。<br><br>しかもムチャクチャなバトルシーンで流れるのが80年代ポップス（もちろん地球の）ってとこがまた凄い。チープ・トリック、ジョージ・ハリソン、シルバー、フリートウッド・マックなどをＢＧＭに、銀河の命運を賭けた熾烈な争いが描かれます。すげー世界観。<br><br>はっきり言ってオープニングがもう死にそうになるぐらい最高です。あまりの楽しさに涙が出そうになるくらい。凄い映画が始まろうとしている！という期待と興奮のタイトルバック。最初の5分でもう心が持っていかれてしまうのでぜひ観て欲しい。<br><br>しかもこの作品、エンドロールにオマケシーンがたくさんあり、上映が終わって劇場が明るくなっても「まだ何かあるんじゃないか？」と誰も席を立たない可能性100％！</p>
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<pubDate>Sat, 24 Jun 2017 09:19:52 +0900</pubDate>
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<title>アクション映画の最先端がこれだ！　『ワイルド・スピード ICE BREAK』</title>
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<![CDATA[ <p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20170427/12/devonyamaoka/20/b8/j/o0332044313923303100.jpg"><img alt="" height="443" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20170427/12/devonyamaoka/20/b8/j/o0332044313923303100.jpg" width="332"></a></p><p>&nbsp;</p><p>　『ワイルド・スピード &nbsp;ICE BREAK』は、例によって最初から最後まで何をやっているのかよくわからない映画で、そもそも主人公が何者なのかじぇんじぇんわかりません。</p><p>というか、この映画はシリーズ8作目となりますが、8作全部観ていてもなにがなんだかわからないところがこの作品の凄いとこですよね。<br><br>とにかく毎度のように、変態みたいなテロリストが変態な作戦で世界征服を企むも、主人公チームがさらに変態な作戦でそれを上回ることで阻止。<br>次回作では、またさらに変態な敵が登場して、むむむ。変態度が負けている！今回はヤバイ！とか思ったら、新たな変態が仲間になってパワーアップ！スーパーサイヤ変態みたいになった主人公チームがまたも勝利！なんてのを8回も続けているから謎の変態インフレが起こりもう変態祭り。</p><p>登場キャラがわんさかいるし、そのほとんどがムキムキのハゲだし。<br><br>さて、今回のワイスピも凄いシーンが目白押し。このシリーズの見どころは何と言っても「誰も見たことが無いアクション」です。<br>アクションに関してのアイデアの豊富さ、柔軟さはギネス級でして、この作品に登場するアクションシーンは、アクション映画界における最新トレンドと言っても過言ではありません。まさにアクション映画の最先端。<br>よって、このシリーズを見ずに「アクション」を語っちゃダメです。</p><p>&nbsp;</p><p>特に、最新作で飛び出す「ゾンビ作戦」なる、敵の変態度マックスの破壊行為のシークエンスは鳥肌モノのインパクト。中盤あたりで登場するシーンなんですが、この映像を観るだけで100万円の価値があります。<br><br>あまりの衝撃に、脳細胞が震えて西野カナ状態になること間違いなしの理解不能かつとんでもないアクションシーンの数々は、映画館で観ないともったいないのでぜひ！<br><br>100億点満点！</p>
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<pubDate>Thu, 27 Apr 2017 12:15:42 +0900</pubDate>
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<title>『ゴースト・イン・ザ・シェル』は、ビートたけしの存在感だけですべて許せるお！</title>
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<![CDATA[ <p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20170407/22/devonyamaoka/b2/5a/p/o1200064813908488922.png"><img alt="" height="227" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20170407/22/devonyamaoka/b2/5a/p/o1200064813908488922.png" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>　アニメ『攻殻機動隊』の一体何が凄いのかっていうと、それはもうヴィジュアルに尽きるわけでして、でもどんな映像なんだと言われるとちょっと困る。だって説明しようが無いんです。美しいとかスタイリッシュとか、そういう安直な表現で済まされるようなものじゃねーし。</p><p><br>しいて言うなら「俺の脳内に残されている、思い出す限りもっとも最古な記憶の中の街が再現されている」としか説明できません。</p><p>&nbsp;</p><p>つまり2・3歳の頃に、おばあちゃんなんかに連れられて駅前の繁華街を歩いたときの恐怖とか不安とか、初めて感じる得体のしれない刺激的な感覚みたいなのが、このアニメには詰まっていました。</p><p>&nbsp;</p><p>幼心に「ああ。ぼくっていったいなんなんだろう？」って思ったことってあります？　俺はまさに2・3歳のそのおばあちゃんとのお出かけで、自分が何者でこの世界が何なのかがまったくわからなくなってしまって、すっごく不安になったんですが、それを映画化したのがこの『攻殻機動隊』だったわけです。</p><p>&nbsp;</p><p>ふむ。そんな幼少期の俺を描いたアニメ作品がハリウッドで実写映画化されるということで、モデルとなった俺になんの断りも無いとは何事だ！などと思いつつ鑑賞した『ゴースト・イン・ザ・シェル』。</p><p>&nbsp;</p><p>なんと、実写で例の「知っているようで知らなくて、危険なんだけど魅惑的な世界観」を見事に表現しておりました。完全にわかっている奴が撮っているなという作品。</p><p>&nbsp;</p><p>いや、もちろんすべてにおいてハリウッドナイズされているというか、要するに押井守の『攻殻機動隊』にある「闇の世界に片足突っ込んでいるような感覚」は抑えられておりましたが、それでもしっかりとハードボイルドなアクションを引き継いでいる。主演のスカーレット・ヨハンソンは日本人ではありませんが、日本人では無い理由をしっかりと映画内で説明してくれるところがファンにも優しい。</p><p>&nbsp;</p><p>結局、アニメ―ション『攻殻機動隊』はすでに完璧な作品であり、敬愛しているファンも多い。それを実写化するにはリスクしか無いわけで、ではどう実写化するかというとやはりリスペクトした作品にするしかないってことが作り手にもわかっている。そこで登場するのが荒巻役のビートたけしです。これが最高。ビートたけし、「ファッキンジャップくらいわかるよバカヤロウ！」などと言いながら大暴れするわけではありませんが、この作品におけるエレガンスな部分をすべて請け負っています。見事な起用。</p><p>&nbsp;</p><p>　アニメ版を知らない人なら新鮮な気持ちでこの世界観を楽しめるし、アニメ版が好きな人であればまた別の角度からの攻殻を楽しめます。俺なんかはもうこの実写版大好きで、吹き替え版も観に行きたい。あと同じメンツで続編を作って欲しいとさえ思いますね。『イノセンス』やって欲しいな。</p><p>ただ、キャストですが、バトー役はシュワルツェネッガー希望。</p><p>&nbsp;</p><p>正真正銘の100点満点！<br>&nbsp;</p>
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<pubDate>Fri, 07 Apr 2017 22:17:16 +0900</pubDate>
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<title>夢がいっぱいつまった地獄の島でランデブー！『キングコング:髑髏島の巨神』</title>
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<![CDATA[ <p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20170328/12/devonyamaoka/80/dd/j/o0786032613900239723.jpg"><img alt="" height="174" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20170328/12/devonyamaoka/80/dd/j/o0786032613900239723.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>　なんと冒頭3分。タイトル前に思いっきりコングさん登場します。</p><p>まったくもったいぶらないこのサービス精神はナニゴトでしょうか。しかも全長30メートル！　デカすぎます！　デカすぎですよあんた！　これも作り手のサービス精神のタマモノなわけです。どうせやるならデッカイやつにしようと。</p><p>&nbsp;</p><p>で、その巨大なコングさんのおわす幻の島に、寄せばいいのに研究チーム＆軍隊が派遣されます。するとどうなるか？　もちろん想像通りのことが起きます。人間たちが「我々こそが陸上生態系の頂点捕食者であるッ！」などとマシンガンぶっぱなしながら宣言しようものなら、どこからともなく30メートルのコングさんが登場。武装したヘリコプターをワンパンでブッ飛ばすわ、逃げようとしている地上班を一瞬で踏みつぶすわでもう大惨事。</p><p>&nbsp;</p><p>あっというまに軍は機能を失い、無力すぎる残された生き残りのみなさんは、一人また一人と秘境に住むヤベー究極生物たちのエサになってしまうのでありました。</p><p>&nbsp;</p><p>　なにが凄いってあんた、コングさんの強力さもさることながら、巨大オオグモや人食いカラスなどの残忍な捕食シーンの数々ですよ。いたいけなベトナム帰りの兵士たちが次々に喰われまくる姿は、まさにディスカバリーチャンネルさながらの弱肉強食。その無駄死にパフォーマンスの数々は、俳優にとって「息子に自慢したい死に方」ランキングベストテン入り確実なものばかりのクオリティの高さです。</p><p>&nbsp;</p><p>いいなあ。俺もあんな無駄死にしてみたい。<br>などと、きっと誰もが「報われない死に様」に魅せられるであろう、圧倒的無力感漂う2時間弱のランデヴー。</p><p>&nbsp;</p><p>霊長類最強のコングさんにひれ伏して、今日から君もコング教に改宗しよう！</p><p><br>神のご加護を！　当然100点満点！<br>&nbsp;</p>
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<pubDate>Tue, 28 Mar 2017 13:00:57 +0900</pubDate>
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<title>逆境に立ち向かうために歌え！『SING/シング』</title>
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<![CDATA[ <p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20170322/10/devonyamaoka/3f/b9/j/o0822094813895754387.jpg"><img alt="" height="484" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20170322/10/devonyamaoka/3f/b9/j/o0822094813895754387.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>「歌のチカラ」ってなんですか？</p><p>&nbsp;</p><p>　たとえばどこかのミュージシャンが「被災地のみなさんを歌で励まそう」とか言っているのを見ると、俺なんかは「いや歌なんかいいからとっとと義援金でも送れや」なんて思ってしまうんですが心がさもしいのでしょうか。</p><p>&nbsp;</p><p>　また、限界を超えて走り続けるマラソンランナーを応援するとか言って、安直な応援ソングをみんなで大合唱するみたいなのとかマジで虫唾が走るというか、なぜそれが「応援」になるのかがいまだにまったくわからなかったりするんですが、単に俺が未熟なだけなのでしょうか。</p><p>&nbsp;</p><p>　これらはみんな「歌のチカラ」とかいう軽薄なワードが原因で引き起こされる奇怪な風習で、とりあえず「誰かのため」とかいう名目で歌っておけば人助けしたことになるだろうという大きな勘違いを生んでいるわけです。そこに俺はひとことモノ申したい。</p><p>&nbsp;</p><p>「歌」は決して誰かを助けるために歌うモノではないと。</p><p>&nbsp;</p><p>「歌」は自分自身を救うためにあるんです。</p><p>&nbsp;</p><p>誰かを励ますために歌を歌うなんてのは偽善でしかないと思っていて、じゃあ歌は何のために歌うのかというとすべて「自分のため」ですよ。ディズニーにおける主人公の歌は、自分自身の「決意表明」でした。だから人は感動するんです。誰かのために歌うんじゃない。オノレのために歌うんじゃ！</p><p>&nbsp;</p><p>そう。</p><p>「歌のチカラ」ってのは、自分自身のチカラのことであり、つまり歌うことで自らの持っているチカラ・勇気・覚悟・もろもろの底力を引き出すこと。ふむ。『SING/シング』における「歌」は、歌う人（というか動物）それぞれをどん底から救います。落ちるところまで落ちた憐れな者たちが歌う歌。それは、成功を導くのではなく、たった一歩を踏み出す力を与えてくれるんです。</p><p>&nbsp;</p><p>「歌」が背中を押す一歩。<br>この誇り高き一歩を、ド派手なパフォーマンスで表現したこの作品は、なんとディズニー映画ではありません。</p><p>&nbsp;</p><p>キャラもかわいくないし、物語もムチャクチャだし、展開もドタバタです。<br>でも俺は、ラスト30分ずっと号泣していました。</p><p>誰もが知っているヒット曲が、とんでもないアレンジでドカドカ流れて、そのすべてが信じられないクオリティの高さでハートを刺激してくれます。</p><p>&nbsp;</p><p>「歌、すげえな」。</p><p>&nbsp;</p><p>歌のチカラは、間違いなくあります。<br>そして、それはすべての人々にあるんだなと。</p><p>落ち込んだり、つらかったり、悲しかったり、落ちるところまで落ちたとき、歌えるかどうか？<br>少しでも歌えれば、きっと乗り越えられるんだろうな。そんな希望に満ちた作品でした。</p><p>&nbsp;</p><p>問答無用の100億点満点！</p>
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<link>https://ameblo.jp/devonyamaoka/entry-12258614072.html</link>
<pubDate>Wed, 22 Mar 2017 10:24:04 +0900</pubDate>
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<title>『ガール・オン・ザ・トレイン』</title>
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<![CDATA[ <p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20170320/13/devonyamaoka/ae/f1/j/o0640036313894258954.jpg"><img alt="" height="238" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20170320/13/devonyamaoka/ae/f1/j/o0640036313894258954.jpg" width="420"></a>　</p><p>&nbsp;</p><p>　ごく普通の田舎町を横断する列車。乗っている一人の女が車窓から眺めているのは、愛し合う夫婦や幸せなファミリーが暮らす住宅地。一見、日常的なよくある風景だが、女の目線で見たそれは羨望と嫉妬の象徴である。といった、何やら不吉な空気ではじまるこの作品。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;舞台となる田舎町は、昼間でも異様に薄暗い雲に覆われていて、こういう田舎町はどこにでもありますよね。いつ行っても太陽が出ていないみたいな場所。道中は晴れてたのに、そこに近づくと曇りだして「嫌だなー、嫌だなー」なんて稲川淳二さながらの気分にさせる不安な地域。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;で、そんな場所だから当然、殺人が起こります。<br>太陽が出ない地域なんかに暮らしていたら、セックスか殺人しかやることないですからね。マジで。この映画もそんな内容。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;女が車窓から眺めていた家で起きたある事件。<br>その事件自体はものすごく単純なのに、主人公が持つ「酔うと記憶を無くす」という厄介な仕掛けによって、真相がじぇんじぇんわからない。さらに、生理的不快感に満ちた映像と音楽、そして入り組んだ時間軸なんかもあって、もう何がなんだかさっぱり。シラフである観客も派手に記憶を無くしているような感覚になります。</p><p>&nbsp;</p><p>　 俺は酒が苦手なので、酔っ払いの質の悪さが良くわかります。基本的に飲み会の席では俺ひとりが始終シラフで、周囲は「酔っている」ということを免罪符に、大いに騒ぎまくる。暴言を吐くしゲロも吐く。グラスを割る。仮性包茎ちんちんを出す等、いろいろとやらかしたあげく、こっちが本気で怒ると「楽しい席なんだから落ち着いて」などと言い出すので本当に迷惑。しかも次の日には「酔っていて覚えていない」ですべてチャラにしようとするからマジでつらい。</p><p>&nbsp;</p><p>　とにかくそんな迷惑極まりない、軽蔑すべき「酔っぱらい」に感情移入しなきゃいけない俺の立場になってください！最高じゃありませんか！酒を飲んでいないのに、気持ちは悪いわ、視点ふらふらだわ、記憶障害だわでもうこれが本当の「4DX酔っぱライド」。</p><p>&nbsp;</p><p>　世界的ベストセラーとなったミステリー小説の映画化らしいですが、主人公も観客も酔っぱらっているせいで、物語が進んでも事態の全貌がぜんぜん見えてこないという演出が秀逸。事件に関わる他の登場人物たちは変態ぞろいで、キャラ設定も完璧です。</p><p><br>　そして、気になるラストはとんでもなく気持ち悪いので注意。</p><p>田舎町で巻き起こる地味な事件、なのに出演者は美男美女、演出は派手。圧倒的スケール感でミステリとしても最高峰の作品なので、アル中の方はぜひ一杯ひっかけてから鑑賞してみては。</p><p>&nbsp;</p><p>100点満点！<br>&nbsp;</p>
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<pubDate>Mon, 20 Mar 2017 13:02:55 +0900</pubDate>
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<title>『インフェルノ』</title>
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<![CDATA[ <p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20170319/10/devonyamaoka/33/49/j/o0450033013893367391.jpg"><img alt="" height="308" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20170319/10/devonyamaoka/33/49/j/o0450033013893367391.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>　太ってデカくなった図体に比例して演技までも迫力が増したトム・ハンクスさんが、ただの愚鈍な大学教授のくせに人類存続の未来を左右する立場になってしまうこのシリーズ。</p><p>&nbsp;</p><p>　大学教授と言っても、当然インディージョーンズさんみたいに拳銃やムチを持ってトレージャーハンターするわけではなくて、この人は宗教象徴学者なので、基本的にはそれ関連のミステリアスな殺人事件なんかで警察のアドバイザーとして呼ばれたりします。つーか、そもそも宗教象徴学者に意見を求める殺人事件って何よ？　その時点でヤバすぎるだろｗｗｗなどと冷笑まじりで鑑賞すると、冒頭からいきなり地獄に突き落とされる、文字通り「インフェルノ（地獄）」な展開が見事です。</p><p>&nbsp;</p><p>　病院のベッドで目を覚ますトム・ハンクスさん。「ここはどこ？私はだれ？Who am I?（BYジャッキー・チェン）」などと言ってる場合じゃなくて、記憶も曖昧で混乱している中でとんでもない夢を見る。それが血と死体に満ちた世にもおぞましいデストロイな悪夢で、その破壊的イメージは興奮で身もだえしてしまうほどクールでハイセンス。</p><p>この「悪夢」シーンだけでも見る価値ありです。</p><p>&nbsp;</p><p>　で、その後は、オッサンと美女がイタリアのフィレンツェ、ヴェネツィア、トルコのイスタンブールなんかの観光スポットを巡る旅が展開。などと言うと、テレビ東京の特番かよなんて思われそうですが、そんなワケあり男女のぶらり旅には、世界を滅ぼす大量殺戮ウイルス兵器を探すという大きな目的があるのです。そう。冒頭の破壊のイメージは、まさにその殺人ウイルスが世界にばら撒かれることを暗示した予知夢だったでした。</p><p>&nbsp;</p><p>　アクションとは程遠い、単なる「物知り」のオジサンが、持ち前の宗教知識だけでテロを阻止しようとするという、ぜんぜんダイハードしない『ダイ・ハード』。つまり、探すことと逃げることしかできないという無理ゲーみたいな設定で、このオジサン、冒頭から常にまんべんなく追い詰められていて緊張感が凄いです。</p><p>&nbsp;</p><p>しかも記憶障害が残っているので、誰が味方なのかもぜんぜん覚えていないというメメントなオマケ付き。よって、観客である我々もトム・ハンクスさん同様にオープニングから混乱しまくりでなかなか刺激的な作品でありました。</p><p>&nbsp;</p><p>100点満点！<br>&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/devonyamaoka/entry-12257719905.html</link>
<pubDate>Sun, 19 Mar 2017 10:26:55 +0900</pubDate>
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<title>『10 クローバーフィールド・レーン』</title>
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<![CDATA[ <p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20170318/10/devonyamaoka/49/72/j/o0640042713892639618.jpg"><img alt="" height="280" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20170318/10/devonyamaoka/49/72/j/o0640042713892639618.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>　デブには、不快なデブと愛嬌のあるデブの2種類がいるんだけど、愛嬌あるデブの代名詞といえばジョン・グッドマンさん。<br>言わずと知れたハリウッドの名優で「グッドマン」という名のとおりものすごくイイやつ（たぶん）です。</p><p>&nbsp;</p><p>　そんなグッドさんが主演の映画『10 クローバーフィールド・レーン』を観ましたが、やっぱり相変わらずデブでした。<br>相撲取りみたいにデカくて、息も荒くて、歩くだけでハアハア言っており、もうずいぶんご高齢だとは思うんだけど、そのデブっぷりは衰えないというか、思わず「こいつもしかしてCGなんじゃないか？」と思うほどデブでした。</p><p>そんな愛嬌のあるデブのグッドさんが、思いっきり不快なデブと化して観客を怖がらせまくるこの作品。</p><p><br>　不運な事故にあって意識不明になっていた女性を、自宅のシェルターに連れ込んで監禁するという話で、これを観た男性客の100％が「ほう。その手があったか」などと言って、さっそく貯金ハタいてシェルターでも作っちゃおうかなとか思わせてしまうほど恐ろしい映画でした。</p><p>&nbsp;</p><p>　この作品の凄いところは、シチュエーションスリラーとして展開するシェルター内の状況とパニックホラーさながらの緊張感あふれるシェルター外の状況との、2種類のサスペンスが楽しめる多彩な仕掛けにあります。</p><p>&nbsp;</p><p>　つまり、監禁だけじゃ終わらない。中は怖いけど外もまた別の恐怖が待っているよという鬼畜な物語となっており、ヒロインは始終胸の谷間を露わにしたタンクトップ姿でウロウロしているので、死ぬまで欲求不満なオレなんかは、怖いのかエロいのかわかんなくなってしまうというか、要するに試写会の帰りにTSUTAYAに寄らざるをえませんでした。</p><p>&nbsp;</p><p>100点満点！</p><p>&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/devonyamaoka/entry-12257435380.html</link>
<pubDate>Sat, 18 Mar 2017 10:52:06 +0900</pubDate>
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<title>『オーバー・フェンス』</title>
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<![CDATA[ <p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20170317/10/devonyamaoka/74/2b/j/o1350081013891930217.jpg"><img alt="" height="252" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20170317/10/devonyamaoka/74/2b/j/o1350081013891930217.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>　最近、芸能人のみなさんの間では、覚せい剤やら不倫やらの発覚で人生台無しにするのが流行っていますが、「それもまた人生じゃん！ドンマイ！」などと、彼らの第二の人生を微笑ましく応援したくなる映画を観ました。</p><p>&nbsp;</p><p>函館を舞台にしたオダギリジョー主演の人間賛歌で、スクリーンの中に自分自身が入ってしまったかのような臨場感の作品です。</p><p><br>なんというか、劇場内の明かりがつくまで、自分が映画を観ていたことにまったく気づかない感じ。こんなに味わい深い作品は人生でなかなかお目にかかれないんじゃないかってほどの傑作。</p><p>&nbsp;</p><p>　オダジョーさんは、第二の人生を歩むために、ゼロからやり直そうと職業訓練校に通う中年です。たぶんなんかあったんでしょう。学校内でも孤高の存在で、プライベートでも当然ひとりぼっち。あえて、孤独でいようとし続けている雰囲気で、まるで贖罪でもしているかのような禁欲的な生活を送っています。</p><p>ある日、蒼井優演じる「変な女」と出会います。この女がかなり変で、たぶん精神的な病気。周囲からもキチガイ扱いされている。</p><p><br>そんな、社会からちょっとだけ外れている二人によるラブストーリーがこの作品の核になっております。</p><p>&nbsp;</p><p>　ふむ。傷だらけの男女による恋愛の緊張感というか危うさってたまんないですよね本当。一歩間違うと破滅的にも見えるギリギリの恋愛模様が展開。で、その恋愛がスリリングであるゆえに、セックスシーンなんかはもう眩暈がするほどエロいです。たまりませんマジで。</p><p>&nbsp;</p><p>あのね、第二の人生ってのは、文字通り「第一の人生」を捨てることが最初の一歩じゃないですか。作中には、この２人以外にも越えなければいけない過去がある登場人物がたくさん出てきます。</p><p><br>踏み出さなくてはいけないことはわかっているんだけど、どうしても越えられない。理屈じゃないんです。過去の自分が犯した罪の重さに押しつぶされているんだからしょうがない。</p><p>&nbsp;</p><p>じゃあ、それを越えるにはどうしたらいいの？</p><p>&nbsp;</p><p>恋すりゃいいんだよ！</p><p>&nbsp;</p><p>というのは、もちろん俺の独自の見解であります。<br><br>いや、恋すりゃいいってものでもないんですけどね、自分自身を見つめなおすうえで、他者との親密なコミュニケーションってのは凄く助けになるよねという意味です。</p><p>&nbsp;</p><p>で、恋愛のパワーを盲目的に狂信している俺にとって、この作品のラストはとても腑に落ちるというか、とても希望に満ちておりました。<br>ああ、一回くらい間違ってもいいんだ。全部無くなっちゃったって、人生はきっとやり直せる。なんて。生きる勇気をもらえる映画。</p><p><br>問答無用の100点満点です！<br>&nbsp;</p>
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<pubDate>Fri, 17 Mar 2017 10:05:55 +0900</pubDate>
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