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<title>職業としての行政書士</title>
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<description>行政書士として仕事をする、ということがどういうことなのか。受験生の視点から見えてこない生の情報を、行政書士として公開します。</description>
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<title>検索キーワード「行政書士　年収」③</title>
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<![CDATA[ 「行政書士　年収」と入力し、yahooで検索をかけると、サイトが色々出てきます。<br><br>その中で、いくつかのサイトに共通の情報があるのです。<br><br><br>http://usamochi.jp/<br><br>http://www.falken2.jp/<br><br>http://www.ranking2.jp/<br><br>http://www.kodomo-uchieco.jp/<br><br>まだまだあると思いますが…<br><br><br>このサイト達、何が共通かと言うと、<br><br>受験指導校の「フォーサイト」を褒め称える情報があり、<br><br>フォーサイトへのリンクを貼っています。<br><br>そして、これらのサイトに書かれている内容は、似通ったものです。<br><br><br>これをどう考えるか、ですけど、<br><br>フォーサイトという受験指導校にかなりのシェアがあるか、<br><br>あるいは、ＳＥＯ対策の一環なのか…<br><br>真実は不明で、<br><br>これだけでフォーサイトがサイトを作っている（自作自演）と断定するわけにはいきませんが…。<br><br><br>私はフォーサイトという受験指導校を知りませんので、<br><br>講座の内容を批判できる立場には全くありません。<br><br>そんなことには興味の欠片もありませんし…。<br><br><br>なぜ、上記一連のサイトをここで挙げたかといえば、<br><br>ここに書かれている内容（どれも似たり寄ったり）に関しては、<br><br>やや楽観的に感じるものの、<br><br>比較的現実に即した「行政書士　年収」に関する情報だと思われます。<br><br>この記事を読んで、ただちに「行政書士開業→年収５００万～７００万円」と思うのは危険ですけど、<br><br>１００万も稼げない、平均年収１０００万円以上という極端な情報も多い中、<br><br>バランスがとれており、私はそれなりに納得できる情報に感じます。<br><br><br>なお、私はフォーサイトの回し者でも、同業他社の回し者でもありません。<br><br>個人的意見を書けば、受験指導校は、司法試験の講座を併設しているところがいいかと思います。<br><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/digestapandectae/entry-10921879482.html</link>
<pubDate>Mon, 13 Jun 2011 08:36:16 +0900</pubDate>
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<title>検索キーワード「行政書士　年収」②</title>
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<![CDATA[ 受験生にとって、開業を目指す方にとって、<br><br>その後、自分がどうなるのか…という不安は、<br><br>常に尽きる事はないと思います。<br><br><br>本当に受かるのか…<br><br>本当に開業できるのか…<br><br>本当に食っていけるのか…<br><br>本当に稼いで家族を養っていけるのか…<br><br><br>受験勉強以外に、そういった情報収集を欠かさないことは、<br><br>将来を見据えるためには、一応、大切だと思います。<br><br>ところが、行政書士試験は、司法書士試験より簡単で合格率も低いから、<br><br>きっと益々不安になる。<br><br><br>合格したら、司法書士試験の勉強をしようか、<br><br>それとも、社労士試験の勉強をしようか、<br><br>等々…。<br><br>これらは、甘い誘惑です。<br><br><br>行政書士業をラーメン屋に例えることが多いようです。<br><br>これは少し違う、と私は感じていますが、ラーメンに例えてみます。<br><br>「豚骨ラーメンの店なのに、客が入らないから、<br><br>味噌ラーメンと塩ラーメンをメニューに増やせばお客さんは増えるだろう」<br><br>ということをやっているラーメン屋、ときどき見かけます。<br><br>そして、そういう店は例外なく、閑古鳥です。<br><br>一方、行列店のメニューが豊富かと言えば、ラーメン１種類だったりします。<br><br><br>司法書士を取れば、社労士を取れば「自分は稼げる」と思うのでしたら、<br><br>行政法のテキストは早いうちに捨てて、<br><br>不動産登記法か労働基準法のテキストを買ってください。<br><br><br>ダブルライセンスを、私の顧客は全く求めていません。<br><br>司法書士も取れば稼げる、というのは、<br><br>味噌ラーメンをメニューに追加すれば客が来る、<br><br>と言っているレベルと大差ありません。<br><br><br>ネットの世界に氾濫している情報は、私には生々しさを全く感じません。<br><br>行政書士になっても、年収１００万円にもならない、というのは、<br><br>「お前が仕事をしていないからだろ！」<br><br>としか言えません。<br><br><br>開業本の類はまるで自慢話を聞いているような気分になることがあります。<br><br>これを真似してみても、多分成功しないだろう、と思われることが堂々と書かれています。<br><br>著者は、本の執筆やセミナーで稼いでいるわけであって、<br><br>行政書士実務はあまりしていないのでは？<br><br>と思わせるものが多い。<br><br><br>そして、予備校が発信する情報は、広告宣伝のためのキャッチコピーとしか思えない。<br><br>予備校は、行政書士が魅力的なものだと思わせなければ、受講生を確保できません。<br><br>しかし、資格を取ったから必ず稼げるか、といえば、そんなことは絶対にあり得ません。<br><br>ほとんどの予備校が、ダブルライセンスを勧めます。<br><br>予備校には、行政書士として稼ぐためのノウハウがないから、仕方ありません。<br><br><br>私は、行政書士という仕事を経験して、<br><br>その中で、様々な苦しみも味わいましたし、<br><br>試行錯誤や失敗もしましたけれど、<br><br>今はこの仕事に誇りを持っています。<br><br><br>私がここに情報発信をしても、<br><br>やはりネット上に氾濫する情報に過ぎませんけど、<br><br>それでも、一実務家として、生の声を発信したいと思っています。<br><br><br>なお、「開業情報を売っている方」の情報がネット上で買えますが、<br><br>そこに利害関係が発生する以上、正確なものではないと思います。<br><br>よく、「○○すると、売り上げが１０倍に」みたいな情報売買の広告を見かけますが、<br><br>そんな甘い話は、この業界には絶対にありません。<br><br>断言します、行政書士業界において、「買えるノウハウ」は存在しません。<br><br>稼いでいる方は例外なく、経営センスを持って、業務知識を持って、<br><br>ただ経営努力をしているだけです。<br><br><br>私の元で働いた方で、独立していった方々は、何人かおりますが、<br><br>数週間以内に逃げた方を除外すると、食えていない人は一人もいません。<br><br>逆に、地道な修行がなければ、行政書士として成功するためのハードルは、<br><br>結構高いかもしれません。<br><br><br>私の書いている情報は、<br><br>誰かに売れるような「おめでたい」記事ではありません。<br><br>今のところ、完全ボランティア執筆です。<br><br>少ない読者数ですが、私の記事を読んだ方の中から、<br><br>社会に役に立ち、市場に需要のある行政書士が生まれたら、<br><br>これはもう、職業冥利、ブログ執筆者冥利と言わざるを得ません。<br><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/digestapandectae/entry-10921175570.html</link>
<pubDate>Sun, 12 Jun 2011 16:12:17 +0900</pubDate>
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<title>受験勉強している人に会って</title>
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<![CDATA[ 行きつけのお店で酒を飲んでいると、<br><br>店のアルバイトの若い女の子が、行政書士試験勉強中でした。<br><br>実務にも興味があるということだったので、<br><br>名刺をお渡しして、後日事務所に遊びにおいで、と伝えると、<br><br>本当に数日後、事務所へやってきました<br><br><br>受験生に会うと、嬉しくなります。<br><br>一昔前の行政書士試験は、現在の水準よりもかなりレベルの低い試験でした。<br><br>その試験にほとんど準備せずに合格してしまった私は、<br><br>受験時代の苦労を味わうことはありませんでした。<br><br>現在の受験生は、みんな苦労しているようです。<br><br>努力している方を見ると、嬉しくなってしまうのです。<br><br><br>一応、皆さんに説明することにしています。<br><br>①資格を取ったからと言って、仕事が取れるわけではない<br><br>②資格を取ったからと言って、実務能力があるわけではない<br><br>③中小企業の社長さん達の方が、下手な合格者よりもよほど"法律の知識"がある<br><br>④士業は商売だから、経営センスがなければ資格は生かせない<br><br>⑤あなたの人生で、行政書士が必要になったことは何度ありますか？<br>たったその程度しか、社会に行政書士に対する需要はない<br><br>⑥難しい資格試験に合格したからと言って、誰も尊敬なんてしてくれない<br><br>⑦商売が成り立たない行政書士も多く、彼らは需要がないことを"資格のせい"にして、自分自身に需要がないことを認めない。<br>だからすぐ、別の資格を取ろうとする。<br><br><br>上記は全て事実ですから、額面通りに受け止めていただきたいと思います。<br><br>私が行政書士の新規参入を恐れて受験生に受験を断念させるために言っているのではなく、<br><br>また、自分の鬱憤を晴らすために毒を吐いているわけでもありません。<br><br>事実、多くの行政書士が事業として成り立っていないのです。<br><br>合格すれば何とかなる、と思って勉強に専念している人が多いと思いますが、<br><br>多分合格しても、何ともならないでしょう。<br><br><br>ただし、一握りの人だけが、この業界で補助者を雇い、<br><br>行政書士業を事業として成立させているのです。<br><br>ところで、行政書士を事業として成立させることは、相対的に簡単なのです。<br><br><br>ラーメン屋、エステサロン、タバコ屋、中古車販売業…<br><br>世の中には、無数の事業が存在します。<br><br>これらの業種でも、成功する人は、ごく一握りのはずです。<br><br>それらの商売を成功させるセンスのある人は、<br><br>行政書士業を開業しても必ず成功、とまでは言いませんが、<br><br>高い確率で成功するだろう、と私は思っています。<br><br><br>資格試験制度によって新規参入が規制されているのですから、<br><br>価格競争のあおりはあまり受けません。<br><br>新規事業を興すには、行政書士業は楽なのです。<br><br>（他の事業の経営経験があっての意見です。）<br><br><br>ただし、開業後に、大きく事業を拡大するのには、<br><br>行政書士業は全く向いていないというべきでしょう。<br><br>年商１千万に到達させることは比較的容易に可能ですが、<br><br>年商１億というと、非常に困難、というのが行政書士業なのです。<br><br>（年商１億は、中小企業の決算書を読めばザラの数字ですが、行政書士業では厳しい）<br><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/digestapandectae/entry-10912847096.html</link>
<pubDate>Sun, 05 Jun 2011 06:58:45 +0900</pubDate>
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<title>検索キーワード「行政書士　年収」①</title>
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<![CDATA[ この仕事をしていると、ついついネットで検索してしまう文言。<br><br>それが、「行政書士　年収」<br><br>（行政書士の年収については、以前に記事を書きました。）<br><br><br>もちろん、私が行政書士の年収についてすごく気になっているわけではありません。<br><br>これで出てくる情報が、かなり面白いのです。<br><br>「行政書士なんてなっても、年収１００万円にもならない」<br><br>という意見が沢山出てきます。<br><br>同時に比較されるのが、「司法書士になれば、年収１４００万円」<br><br>という様な意見。<br><br><br>こんな意見が結構氾濫しているのですけど、<br><br>業界の現実を知っている実務家の目線で見ると、<br><br>あまりの現実と情報とのズレに、もはや笑えます。<br><br><br>「行政書士になっても、仕事がない」、「司法書士なら仕事がある」、というのは大嘘です。<br><br>行政書士に仕事がないのではなく、<br><br>仕事を任せられない行政書士が圧倒的多数だというのが真実。<br><br><br>資格試験に受かった程度の知識で、<br><br>会社の経営や個人の財産に専門家として介入できると思ったら、<br><br>甘すぎです。<br><br>（もちろん、車庫証明程度なら別でしょうけど。）<br><br><br>経験、知識皆無の人間に、どこの社長が経営の中枢に関わる手続きを任せるか…<br><br>自分の仕事のない理由を、資格のせいにしている人は、<br><br>仮に司法書士試験に合格しても、<br><br>仕事を任せられない司法書士になるだけです。<br><br>仮に社労士試験に合格しても、<br><br>仕事を任せられない社労士になるだけです。<br><br><br>資格や学歴でしか自分が評価されない、と思っている<br><br>コンプレックスの塊のような方は、<br><br>士業は向いていないと思いますので、ぜひ資格コレクターの道を突き進んでいただきたい。<br><br><br>で、行政書士の平均年収１００万円についてですけど、これについて一言。<br><br>嘘か本当か、と言われれば本当の可能性も高いので（過去記事参照）、<br><br>私の経験のみを記載。<br><br><br>私自身、２年目で達成しました。<br><br>年間の飲み代、１００万円突破。<br><br>今は、年間２００万円くらいかも。<br><br>飲み代は全て、行政書士業の収入から出てますし、<br><br>その９割以上、経費（接待交際費）には計上しておりません。<br><br><br>行政書士で稼げる人は特殊なスキルがある人だ、みたいなことも言われてます。<br><br>私に特殊な能力があるかどうかは知りませんけど、<br><br>業務もろくに依頼されたことがない人が、<br><br>行政書士業は稼げないなどといい加減な情報を撒き散らすのは、<br><br>やめましょう。<br><br>昔の田舎の駄菓子屋レベルの商売をやってたら、何の仕事でも稼げませんから。<br><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/digestapandectae/entry-10912841244.html</link>
<pubDate>Sat, 04 Jun 2011 12:22:26 +0900</pubDate>
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<title>行政書士資格の活用方法</title>
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<![CDATA[ 行政書士の資格を有効活用するための一番の手段が、<br><br>行政書士になることだと思います。<br><br>行政書士試験に合格しただけでは、<br><br>「行政書士になる資格」があるに過ぎず、<br><br>行政書士会へ登録手続をして初めて行政書士になれます。<br><br><br>他の有効活用方法がないわけではありません。<br><br><br>①行政書士受験指導校講師<br><br>これは、求人が極度に少ないと思われます。<br><br>さらに、実績を作り、人気講師として生き残るのは、<br><br>行政書士業を営む以上に困難な道かもしれません。<br><br>受験指導校でバイト、という感覚の実務家も多いと思います。<br><br>もちろん、講師業なので、向き不向きはあります。<br><br><br>②転職に有利<br><br>と、資格試験本や予備校のパンフレットに書いていたりします。<br><br>ハローワークに行って、<br><br>本当に企業によって行政書士が求められているかを、<br><br>実際に確認することをお薦めします。<br><br><br>③就職に有利<br><br>大学生ならば、学生時代に資格を取得した努力を就職活動で評価してもらえるかもしれません。<br><br>ただし、就職先は行政書士と関係ないことがほとんどでしょうから、<br><br>資格を生かしたことにはあまりならないかも…。<br><br><br>④友達に自慢<br><br>私は何度も書いてますが、難しい試験に受かって「すごいね」と言われることと、<br><br>「あなたに仕事をお願いしよう」と言われることは全く違います。<br><br>私の顧客の多くは、私がどんな試験に受かって行政書士になったかなんて、<br><br>全く興味を持っていないでしょう。<br><br><br>⑤セミナー講師・著書執筆<br><br>これがこの10年、行政書士業界として一番熱い分野だったかもしれません。<br><br>ただし、一点気をつけることがあります。<br><br>セミナーや本のタイトルは、<br><br>本来の行政書士業の顧客層である中小企業向けではありません。<br><br>顧客は誰かと言えば、「行政書士」なのです。<br><br>「行政書士事務所の経営を成り立たせる方法」というタイトルのセミナーなら、<br><br>受講者はきっと沢山集まることでしょう。<br><br>大きい本屋に行けば、「行政書士で1千万円稼ぐ方法」的な本が何種類も置いてます。<br><br>今後のターゲット（商売の狙い目）は新人行政書士だ、<br><br>なんて実際に中堅行政書士が言っていました。<br><br>私もこれらの開業本を実際に手にとって読んでみるのですが、<br><br>自慢ばかりで「実務の香り」がしない本も多い。<br><br>（下手な開業本よりも、私のこの日記の方が、よほど役に立つ<br><br>と私は思っています。）<br><br><br>行政書士資格の有効活用の方法、色々挙げてみました。<br><br>人気がある割に、活用が難しいというのが、この資格じゃないでしょうか。<br><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/digestapandectae/entry-10891125610.html</link>
<pubDate>Sat, 14 May 2011 08:58:15 +0900</pubDate>
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<title>行政書士としての復興支援</title>
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<![CDATA[ 久しぶりに記事を書きます。<br><br>記事執筆を休んでいた間に、日本は大震災や原発事故で、大変なことになりました。<br><br>不幸にもお亡くなりになられた方々へ、お悔やみ申しあげるとともに、<br><br>被災者、そして現地で復興支援活動に従事する方々へ、お見舞い申しあげます。<br><br><br>この度の震災では、死者、行方不明者は膨大な数に上ります。<br><br>集団の死は統計上の数字に過ぎませんが、<br><br>一人一人の死は悲劇です。<br><br>一人一人の死の情報に向き合うことは、それが全く知らない人だったとしても、私はとても辛い。<br><br>しかし、悲観しているだけではわが国は復興できません。<br><br>一人一人が出来ることをすべきだと思います。<br><br><br>読む人によれば不謹慎と思われるかもしれませんが、<br><br>今回の震災に関して、私が行政書士実務家として、直感したことがあります。<br><br>被災地で、行政書士としての仕事が求められる可能性が高い、ということ。<br><br><br>震災後、被害状況が分かってきて、真っ先に浮かんだ民法の条文がいくつかあります。<br><br>第30条2項及び第31条と、第32条の2です。<br><br><br>第30条2項と第31条は、特別失踪。<br><br>津波等による行方不明者は、危難が去った1年後に死亡したものとみなすことができる制度です。<br><br>第32条の2は、同時死亡の推定。<br><br>数人が同時に死亡た場合でどちらが先に死亡したかが不明な場合の相続の効果について規定しています。<br><br>詳しくは、条文や基本書を読んで下さい。<br><br><br>両親が津波で流され行方不明になった子どもがいるとします。<br><br>その子は、財産が全くないのですが、両親の銀行預金が1千万円あります。<br><br>その子は、被災生活に必要な日用品購入や、今後の生活の拠点となる家屋の賃借にお金が必要です。<br><br>しかし、お金がない。<br><br>両親の預金を使いたいと銀行に行っても、銀行はお金を出せません。<br><br>法律上、両親は行方不明者であり死者ではありませんから、<br><br>子どもはまだ財産を相続していないのです。<br><br><br>では、どうすればよいか。<br><br>ここで、特別失踪制度が使えるのです。<br><br>特別失踪と宣告してもらうことで、行方不明の両親を死者と扱ってもらうことができるようになるのです。<br><br>しかし、これは、本当に悲しい手続きです。<br><br>残された子は、心の中で、どこかで生きていて欲しい、と思っているにも関わらず、<br><br>自ら、死亡と扱ってもらう手続きをするのですから。<br><br>（私が被災者で自分の子どもが行方不明だとしたら、特別失踪の手続きはしないかもしれません。<br><br>必ず生きていると信じている方に、家族の失踪手続をさせることは、本当に惨いことなのです。）<br><br><br>この失踪手続きは、窓口が家裁ですので司法書士業務です。<br><br>多くの司法書士に、被災地での失踪宣告の手続きに参入して欲しいと思います。<br><br>困り果てた被災者を食い物にする悪徳業者が出ないよう、<br><br>沢山の司法書士が市場参入することで、安価で質の高いサービスをする司法書士を、<br><br>一人一人の被災者が選択できることが重要になります。<br><br><br>次に、失踪宣告後に、相続手続をすることになります。<br><br>具体的には、相続証明書の作成です。<br><br>これがないと、預金の相続手続きは出来ません。<br><br>ここから、行政書士の仕事となるのです。<br><br>戸籍を収集し、相続証明書や相続関係説明図を作ることになります。<br><br>この作業自体、慣れない一般人には大変で、<br><br>預金を引き出すのに長い時間がかかってくる可能性があるのです。<br><br>だからこそ、プロである行政書士がスピーディーに手続きをしてあげることも、<br><br>復興支援の一つなのです。<br><br><br>ところで、今回の震災の場合、次のようなことが頻繁に起こると思われます。<br><br>「相続人の中に、行方不明者がいる…。」<br><br>何が問題かと言えば、相続人全員での遺産分割協議書が作れないのです。<br><br>最終的に全財産を相続するためには、<br><br>相続調査と特別失踪を幾度となく繰り返すことになる可能性もあります。<br><br><br>最後に、被災地では市場競争が機能しなくなる恐れがあります。<br><br>多くの行政書士、司法書士などの法律家が、<br><br>被災地復興のために市場参入することを強く望みます。<br><br>不謹慎だから被災地には市場参入しない、と遠慮していては、<br><br>街の法律家としての責務を果たせていません。<br><br>そんな環境が、逆に悪徳業者の温床になってしまいます。<br><br>市場参入者が多いほど、被災者は適切なサービスを選べるものです。<br><br><br>それと、これだけは、一般の方にも知って欲しい。<br><br>相続手続の難易度に、相続財産の価額は（少なくとも法律上は）関係有りません。<br><br>これから先、必ず相続財産の価額に、<br><br>パーセンテージで報酬を請求してくる行政書士等が出てくると思います。<br><br>相続において、手続きが難しくなるのは、相続人の数が多い場合や、相続人に外国人がいる場合等です。<br><br>行政書士は、書類を一枚作って幾ら、という報酬の取り方が、<br><br>本来だと私は思っています。<br><br>「相続財産が2億円ですので、相続証明書及び遺産分割協議書作成で報酬５％ですので、<br><br>1000万円いただきます」<br><br>などと言う人が、被災地に必ず現れると思いますので、十分に注意していただきたいと思います。<br><br><br>※パーセンテージで報酬を請求することが認められない根拠は存在しないと思います。<br><br>それでも、私にはこういう報酬の取り方が納得できませんし、<br><br>行政書士業界全体の信頼性を損なうものと思います。<br><br>相続などで、行政書士に多額（数百万）の報酬を請求された方がもしいらっしゃれば、<br><br>私は無料で相談に乗りますよ。<br><br><br>「あのときは、地震や津波、原発事故で酷い目にあったけども、<br><br>お世話してくれた行政書士（司法書士）さんに、本当に感謝している。」<br><br>「あの先生に依頼したお陰で、こんなに早く平穏な生活を取り戻せた。」<br><br>と、数年後に今の被災者に言ってもらえるような仕事をしてください、私の同業者！<br><br><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/digestapandectae/entry-10863282107.html</link>
<pubDate>Sat, 16 Apr 2011 14:37:52 +0900</pubDate>
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<title>或る受験指導者との対話</title>
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<![CDATA[ ある受験指導者（A先生としておきます）とお会いしました。<br><br>大変面白いお話が出来たと同時に、私自身も受験指導をしてみたくなりました。<br><br><br>A先生は、受験指導において相当の自信をもっており、<br><br>「行政書士試験は3ヶ月で合格可能だ」<br><br>と主張します。<br><br>一日10時間やれば、初学者でも3ヶ月で、<br><br>合格水準には十分到達する、と断言します。<br><br><br>つまり、勉強時間900時間で、合格水準到達可能、ということです。<br><br>なるほど、私も、<br><br>行政書士試験に合格可能性のある受験生（実質的意味の受験生）になるための学習量は、<br><br>1000時間程度でないかと思っていました。<br><br>ただし、私は一日3時間（週休１日）の一年間を想定していました。<br><br><br>一日10時間…<br><br>「そんなに勉強したら、頭がおかしくなりそう…」という人もいますが、<br><br>A先生に言わせれば、<br><br>旧司法試験受験生、法科大学院生、専業司法書士試験の受験生の中では、<br><br>一日10時間は常識で、専業で10時間勉強できないようでしたら、<br><br>専業受験生なんて選ぶべきではない、とのことです。<br><br>それに、今の行政書士試験受験生の中の強力なライバルは、<br><br>一日10時間勉強している法科大学院生です。<br><br><br>たしかに、サラリーマンは8時間労働プラス残業をするのが当たり前ですから、<br><br>専業受験生の学習ノルマは、最低でも一日8時間ということになるでしょう。<br><br>かなり手厳しい言い方ですが、それができない専業受験生は、<br><br>心に甘えがあるのではないか、と言われても仕方ありません。<br><br><br>A先生の話、大変参考になりましたし、<br><br>現実にA先生の講義（DVDまとめ聴きという必殺技）で、<br><br>一日10時間、3ヶ月の勉強の合格者は出ているようです。<br><br><br>ただし、それは、個人の能力にも依存するのではないかな、と私は思うのです。<br><br>変な言い方ですが、ある特定の分野において、<br><br>個人の能力として、向き不向きは、存在すると思います。<br><br><br>法律の勉強も、向き不向きがあると思います。<br><br>なお、法律の勉強に関して、仮に不向きな人がいたとしても、<br><br>試験に合格して、実務に就いたときに顧客の役に立てば、一向に問題ありません。<br><br>実務で求められるのは、法律知識、経験、そして”人としての魅力”だったりしますので、<br><br>実務界におきましては、最短合格を果たした人の方が、<br><br>長期受験経験者より優秀というわけではないと思います。<br><br><br>でも、合格しないことには、実務のスタートラインに立つことさえ許されません。<br><br>私は、特別な能力のない、要領の悪い人が、<br><br>確実に受かる合格方法を提示できないかな、と思っています。<br><br>”超短期”で合格する必要は、ないと思うのです。<br><br>「これだけやれば、確実に合格する」、と必ず言えるような確実性の高い内容の受験指導、<br><br>できないものでしょうか？<br><br><br>現在の行政書士試験の合格者に、法科大学院生の割合がかなり高くなっていることを、<br><br>私は予想しています。<br><br>彼らの合格率は、一般の受験生より相当高いと思われます。<br><br>でも、彼らだって、法科大学院で３年間、主に司法試験に向けた勉強をしているだけなのです。<br><br>司法試験の範囲の中で、行政書士試験に出題される分野は、半分以下です。<br><br>つまり、行政書士試験に出題されない内容を半分以上勉強している、<br><br>法科大学院生が合格する試験に、専業受験生が合格できないという現実。<br><br><br>３回目以上の受験で合格できなかった人は、この点、考えて欲しいと思います。<br><br>予備校サイドとしても、最短合格を出すことに頭が回りすぎで、<br><br>適正期間で確実に合格させるような受験指導システムが確立できていないと思うのです。<br><br><br>最短合格（短期合格者数や最短期間合格）を競うのが、<br><br>資格試験の予備校のステイタスなのかもしれませんが、<br><br>予備校でも不合格者が多数派であるというのが現実でしょう。<br><br><br>特別の能力はなくとも、本気で合格したい、努力を惜しまない人が、<br><br>適正期間で確実に合格できるような受験指導に、私の興味があるのです。<br><br>確実に合格する学習は、最短で合格する学習よりもずっと高いレベルで、<br><br>ある程度、法解釈学の本質を探る世界へと足を踏み込むことになるでしょう。<br><br>それでも、半年～1年あれば、十分間に合う、と私は思っています。<br><br>因みに私は、行政書士試験の適性受験期間は、半年～1年程度ではないかと思います。<br><br><br>A先生と会話し、試験の事、予備校の事、色々考えさせられました。<br><br>私自身で、受験指導をしてみたくなりました。<br><br>もちろん、「言うは易し」なのですが…<br><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/digestapandectae/entry-10785842188.html</link>
<pubDate>Tue, 01 Feb 2011 07:00:00 +0900</pubDate>
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<title>自宅開業の是非</title>
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<![CDATA[ 行政書士業界は、自宅開業者の割合がもの凄く高い。<br><br>弁護士、税理士、司法書士あたりと比べても、自宅開業率は圧倒的です。<br><br>自宅開業のメリットは、なんといっても固定費削減にあります。<br><br>自宅開業者に、いつまで自宅でやるのかを伺うと、<br><br>2種類の回答が返ってきます。<br><br><br>①顧客数を増やして売上が安定したら、事務所を出す。<br><br>②自分から顧客の元に出向くので、事務所は必要なし。<br><br><br>①を相対的不要論、②を絶対的不要論と勝手に命名します。<br><br>私自身、自宅開業しました。<br><br>理由は、①でした。<br><br>売上が上がらないと、固定費の支出は辛いので。<br><br>３LDKで、入口の部屋を事務所に出来る、<br><br>生活空間を客に一切見せなくてよいマンションを借りました。<br><br><br>その後、売上なんてろくに上がっていない状態で、<br><br>事務所を出すことになりました。<br><br>理由は、子どもが生まれることになったからです。<br><br><br>結果的に、事務所を出すことで、売上は数倍に伸びました。<br><br>これに関しては、私の営業努力云々ではなく、<br><br>単純に事務所という箱物があったから、だと思います。<br><br>確かに最初は固定費の支出は辛かったですが、<br><br>今となっては自宅開業する人の気持ちは、サッパリ理解できません。<br><br>私の事務所は、ほぼ毎日、お客さんが来ます。<br><br>それから、隣接他士業者や同業者、金融機関の方なんかも、よく遊びにきます。<br><br>コーヒーを飲みながら、情報交換をするのです。<br><br>自宅開業していた頃は、絶対あり得ない光景です。<br><br><br>行政書士業の場合、一等地に立派な事務所を構える必要はありません。<br><br>私は、設計事務所の後のテナントに入りましたが、<br><br>イメージとしては、町の不動産屋程度のテナントで十分です。<br><br>とりあえずは、机と応接があれば、いいと思います。<br><br>補助者一人までなら、５坪で十分です。<br><br>意気込んで開業する以上は、最低限の固定費を覚悟しないと、<br><br>上がるべき売上さえ上がりません。<br><br><br>先ほどの類型化で、①の人は、いずれは事務所を出そうと思っている点で、<br><br>救いようがあると思いますが、<br><br>②を平然と主張する同業者も結構います。<br><br><br>顧客との打ち合わせに、<br><br>喫茶店やファミレスを使う、などという恐ろしい行政書士がいますが、<br><br>私にとっては、あり得ない選択です。<br><br>マルチ商法の勧誘じゃないんですから…<br><br>こういう行為で、顧客からの信頼を失っているということに、気づいて欲しい。<br><br><br>呼ばれたら自分から会社に行く、というスタンスの人がいますが、<br><br>私は、顧問契約のある会社以外では、それをしません。<br><br>私の移動時間がもったいないので、お客さんに来てもらいます。<br><br>車や電車での移動は、誰でも（客でも）できることですが、<br><br>書類作成は、プロである行政書士しかできないことです。<br><br>私に「会社に来てくれ」というのであれば、別料金をいただきます。<br><br>もしも、顧客である会社の社長や事務員が私より生産性が高いのであれば、<br><br>料金を払うべきですし、もし私より生産性が低いのであれば、<br><br>彼らの方から、私のもとへ来るべきだと思っています。<br><br><br>偉そうに書いていますが、実際、ほとんどのお客さんは、事務所へ来てくれます。<br><br>お陰さまで、私にしかできない書類作成に集中できるのです。<br><br>また、こうすることで、書類作成につきいただく報酬を安くすることも可能です。<br><br>報酬が他の事務所より多少安く、業務の質が多少高いと、クチコミで次々と依頼が入ります。<br><br>電話がかかってくると、お客さんには最初に説明します。<br><br>「私は、会社へ伺えません。<br><br>来てもらうことになりますが、よろしいですか？」<br><br>そのことで文句を言う人は、まずいません。<br><br><br>こうした私の営業スタイルにおいて、絶対に必須なのが、事務所なのです。<br><br>相談に来たり、印鑑を押しに来たり、お金を払いに来たり。<br><br>行政書士などの士業者の中には、アチコチに移動する忙しさを自慢する人がいます。<br><br>「朝一で法務局に行って謄本をとって、その後は税務署で納税証明をとって、<br><br>それから県庁に申請に行って、昼からはA社の社長と会って印鑑をもらい、<br><br>さらにB社に集金に行って、夕方戻ってきて書類を作って…云々等」<br><br>こんな話を聞く度に、この人はなんて非効率なんだ、と感じるのです。<br><br><br>私にとっては、謄本はインターネットで取得するのが常識ですし、<br><br>納税証明の交付は郵送が常識です。<br><br>役所の窓口で、なかなか出てこない除籍や改正原戸籍を取得する行政書士は、<br><br>「時は金なり」という発想がないのでしょうか…。<br><br>郵送請求すれば、移動時間も待ち時間も短縮できます。<br><br>私は以前、戸籍を取るのに1時間待ったことがあります。<br><br>郵送請求なら、切手代160円プラスαで可能です。<br><br>160円を浮かすために１時間かける行政書士は、<br><br>行政書士なんて辞めて最低賃金のバイトでもした方がいいと思います。<br><br>こういった、諸悪の根源のような発想が、<br><br>絶対的事務所不要論者の、「自ら出向く」ところだと思うのです。<br><br><br><br>注<br><br>私自身、行政書士は絶対事務所を持つべきだ、という意見を持っています。<br><br>その考えに基づき、独断と偏見に満ちた記事を書きました。<br><br>ところが、自宅開業で私よりもずっと稼いでいる行政書士の先生方も、<br><br>少なからずいることでしょう。<br><br>彼らと私とでは、仕事に対するスタンスが異なっている、ということだと思います。<br><br>自宅開業で稼げるノウハウも存在するのだろうとは思います。<br><br><br><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/digestapandectae/entry-10780226910.html</link>
<pubDate>Thu, 27 Jan 2011 07:00:00 +0900</pubDate>
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<title>行政書士試験合格発表</title>
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<![CDATA[ 本日発表がありました。<br><br>合格率は、６．６％<br><br>１００人受けて、６～７人合格する試験ということですので、<br><br>難易度としては妥当なところでしょうか。<br><br><br>私は試験問題を見て、今回の試験は５％を割るだろう、<br><br>と予想していたのですが、思いの外合格率は高めです。<br><br>確実に言えるのは、一昔前の３％を割った試験問題よりも、<br><br>今回の試験の方が問題としてのレベルが高いのは間違いありません。<br><br>問題レベルの難化以上に、受験生のレベルが上がっている、ということでしょう。<br><br><br>さて、この行政書士試験の合格者、４６６２名ですが、<br><br>その中に、この試験において絶対有利な力を有している方々が、<br><br>かなりの数いるのではないかな、と予想します。<br><br><br>その筆頭が、法科大学院出身者（ロー出身者）。<br><br>彼らはおそらく、法令科目においては、ほとんど対策なしで受験してきます。<br><br>行政書士試験の場合、６割取れば受かります。<br><br>４割も間違っていい国家試験というのも珍しい。<br><br>対策なしでも、彼らは行政書士試験の法令科目合格点くらいなら取ってくるでしょう。<br><br>問題は、一般知識ですが、法科大学院生は原則４年制大学卒ですし、<br><br>多岐に渡る法律知識が一般知識解答への手助けになる面もあります。<br><br>一般知識は、ロー出身者にとって、さほど不利益になるとは思えません。<br><br>過去問を５年分くらい解くだけで、彼らは容易にこの試験に合格できる力を有するでしょう。<br><br>なお、知り合いのロー出身者によれば、実はロー出身者も結構落ちている、との事。<br><br>でもさすがに、行政書士試験不合格で、司法試験に合格する人はいないと思われます。<br><br><br>次に、合格有利の第２候補。<br><br>司法書士試験受験生（合格者含む）です。<br><br>司法書士試験の受験者は、法科大学院とは異なり、ピンキリです。<br><br>ただし、合格に比較的近い水準の人が、４千人くらいはいるのではないかと思います。<br><br>司法書士試験に要求される民法、会社法の知識量は、<br><br>ある面では司法試験をも凌駕します。<br><br>司法書士試験受験生の弱点は、まずは行政法。<br><br>次に、一般知識です。<br><br>とはいえ、４割落とせるという試験の特性を利用して、<br><br>行政法以外で稼ぎ、一般知識をギリギリで切り抜ければ、<br><br>彼らも合格しやすい存在です。<br><br>おそらく多少の対策で、合格してしまうでしょう。<br><br><br>今年の行政書士試験、４６６２人の合格者の中に、<br><br>ロー出身者、司法書士試験受験者の割合は、どのくらいいるのでしょうか？<br><br>私の予想では、かなり多いのではないかと思います。<br><br>専業受験生の中には、彼らが合格枠をさらっていくことに、<br><br>不快感を持つ人もいるかもしれません。<br><br>しかし、彼らには彼らの受験理由があるのです。<br><br><br>模試感覚で受けているだけではなく、現在の新司法試験には、<br><br>三審制ならぬ、”三振制”が取られています。<br><br>司法試験に３回落ちると、受験資格を失うのです。<br><br>そのリスクを考えると、行政書士試験をパスする必要性も出てきます。<br><br>それから、司法書士試験受験生は、将来独立開業を考えている人の割合が高いと思われます。<br><br>彼らにとっても、可能であればダブルライセンスで仕事の幅を広げたいと思っている事でしょう。<br><br><br>ロー出身者、司法書士試験受験生が合格しやすいのは、<br><br>公務員特認制度のような不平等なものではありません。<br><br>彼らが、より勉強しているから合格するというだけの話です。<br><br>ロー出身者は、未習者コース出身者も多いはずです。<br><br>全く法律知識を持たない人を、たった３年で司法試験合格へ育てるという、<br><br>まるで「虎の穴」のような世界です。<br><br>行政書士試験は、ロー出身者でないと受からない、<br><br>のような論調も見かけますが、<br><br>逆に言えば、ロー出身者レベルの内容を学習すれば、<br><br>行政書士試験には合格できる、と思うのです。<br><br><br>さて、法科大学院で最も読まれている本は何か？<br><br>芦部憲法、内田民法、判例百選…<br><br>候補は色々ありますが、なんだかんだで皆、<br><br>シケタイやCブックを一番読んでいたりします。<br><br>私が前々から書いている学習法ですが、<br><br>行政書士試験範囲に関して、司法試験受験生と似た事をしましょう、ということなのです。<br><br>「司法試験レベル」というと、メチャクチャ大変そうに感じるかもしれませんが、<br><br>４割落とせる試験、ということを考えれば、ゴールはそう遠いとは思えないのです。<br><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/digestapandectae/entry-10778122842.html</link>
<pubDate>Tue, 25 Jan 2011 07:00:00 +0900</pubDate>
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<title>体系的理解のための基本書の読み方</title>
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<![CDATA[ 先日、全く初学者だった私が、<br><br>数ヶ月の独学で、旧司法試験の刑法択一をほぼ全問正解できた、<br><br>というプチ自慢記事を書きました。<br><br>この時の方法論は、以後、私が法律学を学習する際に使用してきた方法で、<br><br>法律学習においては非常に効率的だと今でも思っています<br><br><br>その読書テクニックを公開します。<br><br>ただし、この方法は、被験者がまだ私一人ですので、<br><br>万人に効果があるのかは不明です、あしからず。<br><br><br>受験勉強をやっている人の多くが、例えば、<br><br>「債権総論」だとか、「債権譲渡」だとかのテーマの基本書該当部分を読んで、<br><br>その後、過去問を解いたりして、<br><br>思ったより解けることに喜んだり、<br><br>さっぱり分からないことに落ち込んだりしているのではないか、と思います。<br><br>本を読んだら、知識の確認をしたくなる。<br><br>私も以前は、そうでした。<br><br><br>そもそも、基本書なんてページ数が多くて、<br><br>最後のページを読んでいる頃には、<br><br>最初のページの内容なんて忘れてしまいます。<br><br>意味が分からないのを我慢して字面を追いかける勉強も多少は必要ですが、<br><br>もはや修行としては辛すぎ、大いに挫折原因になりえます。<br><br><br>そこで、刑法を習得するにあたって、私は以下の勉強方法を採用しました。<br><br>使用した本は、当時出版されたばかりの、<br><br>林幹人「刑法総論」「刑法各論」<br><br><br>ともに、５００ページに満たない刑法としては薄めの本ですが、<br><br>林教授によれば、「刑法の理論化」を目指した基本書とのこと<br><br>因みに「理論的な刑法学」とは、<br><br>犯罪と刑罰に関する哲学的な基本思想が、全ての刑法理論の根底にあること<br><br>ということだったと思います。（１０年経っても忘れてないのが、これから紹介する学習法の強みなのです）<br><br><br>必要なものは、基本書、六法、そして”しおり”が４～５枚程度。<br><br>さて、まず最初は字面を追う修行的読書からスタート。<br><br>そして、１００ページくらい読んだところで、１枚目のしおりを挟みます。<br><br>辛いと思いますが、勢いで１００ページくらいは読みましょう。<br><br><br>その状態で、１ページ目からまた読み出すのです。<br><br>３０ページくらい読んだら、そこに２枚目のしおりを挟みます。<br><br>そして、１００ページに挟んだ１枚目のしおりも同時に（交互に）読みます。<br><br>こういった読み方で、１枚目のしおりが２００ページに到達した頃には、<br><br>２枚目のしおりは、１００ページにあります。<br><br>すると、３枚目のしおりでまた１ページ目から読書開始。<br><br><br>最終的には、基本書に１００ページおきに、<br><br>しおりが４～５枚入っていることになります。<br><br>どのしおりも満遍なく、３０ページずつ読むことで、<br><br>常に刑法総論の全体を読んでいるという状態になります。<br><br><br>それから、１枚目のしおりはなかなか先に進めないのですが、<br><br>３枚目のしおり辺りから、さすがに３回目ですので、読むスピードも徐々にに上がります。<br><br>５～６枚目のしおりの頃には、<br><br>私はこの難解な基本書を、１時間に３０ページ程度読めるようになりました。<br><br>今日は頑張って、１枚目のしおりを読もう、とか、<br><br>１枚目のしおりをここまで読んだら、ちょっと楽して２枚目のしおりを読もう、<br><br>なんて自分の体調、気分の乗り方に合わせて読むしおりを変えていました。<br><br><br>総論を読み終えたら、今度は各論を同じ方法で読みました。<br><br>その際に、しおりを１枚だけ、総論に入れておいたりしました。<br><br>最終的に、２冊で約１０００ページの本を、５～６回読んで、<br><br>その頃には刑法がちょっと分かったんじゃないかな、という気がしてきます。<br><br>試しに司法試験の問題を解いてみたら、ほぼ解けた、ということでした。<br><br>因みに、１問ミスは罪数でした。<br><br><br>この体験以来、私は法律の基本書を読む際は、<br><br>常に複数のしおりを用意しています。<br><br>しおりと言っても、読者カード（はがき）であったり、コンビニのレシートだったりですが。<br><br><br>法律学は、ある特定の分野だけを集中的に押さえても、<br><br>全体の理解がなければ真に分かった気はしません。<br><br>私のこの読書法は、今でも、非常に理に適った方法論だと思っています。<br><br>基本書をただ読む、という行為は、なかなかストイックで辛いものがあります。<br><br>その時に、問題演習でもしたくなる気持ちも分かりますが、<br><br>同じ本の１ページ目にもう一枚、しおりを差し込んでみては如何でしょうか？<br><br><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/digestapandectae/entry-10776168255.html</link>
<pubDate>Mon, 24 Jan 2011 07:00:00 +0900</pubDate>
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