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<title>ＴＡＫＥＲＵ</title>
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<description>タケル氏が普段の日常生活において　観る事　考えること　想像すること　またはそこからうまれでる様々な空論をここに記す。（なおこのブログはフィクションです。タケル氏は実際には存在しない架空の人物です。）</description>
<language>ja</language>
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<title>確率論</title>
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<![CDATA[ <p>タケル氏は今レストランで小休止をとっている。店内は客もまばらで、現在タケル氏のほかにレストラン内にいるのは親子で食事を取りにきたと思われる４人の家族、それにサラリーマン風の大人４～５名、それに若い女性２人だけだった。タケル氏はひとときも観察をやめずに絶えず何かに熱い視線を送っている・・・。</p><br><p>ふと　そんなタケル氏と目の前の席に座っていた若い女性のうちの１人と目が合う。タケルしは別段　何事もないかのように視線を他のほうへと向ける。女性のほうもまったく同じ行動をとる。</p><br><p>「いや　まてよ・・・。」タケル氏は思う。そしてもう一度その女性のほうへと視線を向ける。女性のほうはしばらくは再びつれの女性と話をしていたが、タケル氏のこの熱くすべてをみとおしてるかのような視線によってもう一度こちら側を見る。すると２人の視線はもう一度合うことになる。</p><br><p>「やはり・・・。」タケル氏は確信する。</p><p>そして今度はおもむろに席を立つと　その女性のほうへと近づいていったのだった。そして２人の席へとたどり着くと</p><p>「なにもいわなくてもわかっています。ただ残念なことは　私が妻子持ちだと言うことです。」</p><p>と言うと一礼をして回れ右をすると元の席へと戻っていったのであった。</p><br><br><p>２人の女性はぽかんとしたまま今自分たちの目の前で起こった奇怪な出来事の意味がわからぬまま呆然としている。タケル氏はなにごともなかったかのようにポケットから新聞を取り出すと　読みかけのページから読み始める。コーヒーを飲みながら・・・。</p><br><br><p>タケル氏が頭の中で出した結論には以下のような過程があったのだった。</p><p>地球上に存在する人間の数はすべての人種をあわせると６０億人もの数になるだろう。そのうち男性と女性の数が半分ずつだとすれば女性の数は３０億人。タケル氏は今まで何人の女性のと遭遇しただろうと考え推定の人数を出したのだった。そしてその人数が充分に信頼のできる数字だと認めた後に　実際に目が合ったことのある女性の数をすばやく算出した。この時点でその数は狭まってくる・・・。そしてその中からさらに一分間の間に２度も目があったことのある女性の数を数えた。そしてその数値を先ほど示した地球の全女性人数で割った場合、その答えは限りなくゼロに近いことにタケル氏は気づいたのだった。</p><p>するとこの限りなくゼロに近い出来事は偶発的にはとても起こりえることはなく、なんらかの意図的な操作が加わらない限り発生しないのだと言う結論に至った。</p><br><p>この結論からタケル氏はやや大胆とも思える１つの仮定を立てる。</p><p>すなわちそれはその女性のタケル氏に対する恋愛感情だった。タケル氏はこれによってのみこの奇跡とも思える超低確率的現象は起きるのだと思う。</p><p>するとタケル氏の心の中には彼女に対する大きな申し訳ないという気持ちがこみ上げてくる。それはタケル氏が現在妻子を持ち幸せな家庭を持っていることを彼女に伝えなければ　という強い義務を生んだ。気づいたときにはタケル氏はすべてを悟り彼女へ謝罪したのだった。</p><br><p>コーヒーを飲み終え席を立とうとするタケル氏に　彼女はまた不思議そうに視線を向ける。これで視線が合ったのは三度目である。</p><p>そしてまたタケル氏の心の中には申し訳ないという感情がこみ上げてくるのである。</p>
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<link>https://ameblo.jp/digitdigit/entry-10035427964.html</link>
<pubDate>Sat, 02 Jun 2007 13:12:07 +0900</pubDate>
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<title>ゲラゲラと笑う女</title>
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<![CDATA[ <p>タケル氏の目の前で２人の男女が楽しそうに会話をしている。お互い馴れ合いの中らしい２人は次から次へと出てくる話題の数々を楽しんでいる。タケル氏はそんな２人の会話に　ただじっと耳を傾ける・・・。</p><p><br></p><br><p>男性のほうは見た感じで言えば背が高く長髪で子顔。それに口調から察すれば人に好かれやすいタイプの人間なのだろう。</p><p>一方　女性のほうはと言えば・・・・　確かに見た感じでいえば　必ずしも美人とはいえないだろう。太目の足や　ぶくぶくと成長したその体は、見る人によっては不快にかんじる人もいるだろう。男の話を聴いてゲラゲラと大声を上げてわらいそれに答えているのだった。</p><br><p><br></p><p>タケル氏はこのように２人の外見についての観察を終えると　しばらく目を閉じ　これまでに見た数々の情報を照合し　自分なりの結論を出そうと思考を始めることにした。</p><br><br><p>２人の間には恋愛感情はない・・・・・　</p><br><p>これは紛れもない事実なのだろうか？　とタケル氏は思う。</p><p>楽しそうに会話をはずませる２人には友情はあっても　愛に関する人間の本能的感情などは彼らの心の中にひとかけらも存在しないのだろうか？　　と。</p><p>単に互いを仲間としてみて共通の話題を共通の空間とを共有することだけで２人は真の満足を得ているのだろうか？</p><p>女のそのゲラゲラと笑っている顔の奥には一体何が眠っているのだろうか？</p><br><br><p>タケル氏は想像を膨らませてみる・・・</p><br><br><p>２人が会話を終えて　それぞれの帰路につき　　食事をし　入浴し　夜一人になったとき・・・</p><p>タケル氏の頭の中には枕を強く抱きしめながら自分の今の状況をもがき苦しんでいる女の姿が浮かんでくる・・・。</p><br><br><p>くだらない笑える話ならいくらでも口に出していうことができるだろう。しかし真に価値のあるべき話題に関して　この女はまさに口下手なのである。男からしてみればその女はただのおもしろい人間に見えるだろう。それはまさに女もその通りにふるまっているので　当然の推測だろう。ただ　この男が無知なのは　表面の姿を信じきるあまりに本当の彼女の心が見えないところにあるのだ。</p><br><p><br></p><p>人間と言うものが他の動物と違うところはただ一つ「愛に恐怖する」と言う点であろう、とタケル氏は考える。そしてまさにその通りだと感じる。タケル氏自身も今まで幾度となく恋愛感情に持った相手から自ら遠ざかった。それは愛に対する恐怖心からでもあり</p><p>、恥ずかしさからでもあった。</p><br><br><br><p>その時　男が女に向かって自分の今付き合ってる彼女に関する笑い話を話し出す。それに対してその女は相も変わらずゲラゲラと大きな笑い声をあげながらあれやこれやと応えていた。</p><br><p>タケル氏の目には、この一生苦しみ続けるであろう目の前の不幸なる女の　一瞬曇った表情を見逃さなかった・・・。</p>
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<link>https://ameblo.jp/digitdigit/entry-10035425943.html</link>
<pubDate>Sat, 02 Jun 2007 12:45:25 +0900</pubDate>
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