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<title>THROUGH MY FINDER</title>
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<description>THE VIEW THROUGH MY FINDER</description>
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<title>ユキからの手紙</title>
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<![CDATA[ 　ひまわりは枯れて、ぎっしりと種が詰まった頭を重そうにを垂らしていて、サルスベリの花は鮮やかなマゼンダ色に翳りを見せはじめました。くっきりとした輪郭をむくむくと成長させる入道雲は空に溶けそうで形があるようでない雲に変わってゆきます。<br>　つまり、夏が過ぎ去ろうとしています。<br>思わせぶりな夏は今年もなおざりな言葉を残して去ってゆきます。<br>「また来年ね、あなたに、眩しいくらいの喜びと希望を。」<br>佐竹さんはもうすぐ稲の収穫だと言っていました。穂は黄金色に変わってきておりその頭を垂れ始めました。<br>イノシシが毎晩稲を荒らしにくるので追っ払うのが大変です。そのおかげで私自身、随分勇敢になれた様な気がします。イノシシを鎌をもって追いかける私を想像して笑わないでくださいね。<br>佐竹さんがよく言う事なんだけど、「男はうちなる女の存在を大切にするべきだし、女はうちなる男を大切にすべき」って言葉があります。イノシシを追い回すことで思い出したんだけれど。きっと男心とか女心ってものは男である事女である事には関係ないものなのかもしれないなと思いました。格好をつけること、我慢する事が男心なら、優しく軒の下の陽炎のように誰かをひたむきに愛する事が女らしさなら、それはきっと男である事女である事に関係はありません。私は男心も女心も大切にしたい。佐竹さんは私から見ると時に母のように見える事もあります、時に父のように見え、姉のように見え、兄のように見えます。サエコも私には無い、男も負けるほどの気の強さを持っています。私もサエコのように強くあらねばと思うのです。女である事に甘え過ぎよね。<br><br>
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<link>https://ameblo.jp/digmind/entry-10134762729.html</link>
<pubDate>Wed, 03 Sep 2008 01:28:24 +0900</pubDate>
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<title>IN HER BOX</title>
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<![CDATA[ 　彼女は隔離された無菌室の中で手紙を読んでいる。<br><div style="text-align: justify;">　白い壁、薄青い無地のカーテン、一定のリズムでに鳴り続ける計器音が無機的なこの部屋をより無機的にした。彼女をとりまく、すべての色は明度が高く、色彩にかけている。<br></div>そのような空間でユキからの手紙が彼女に与える色彩は色とりどりで、彼女に生きる希望を、希望というよりも強い意志を持たせた。彼女はユキの事をうらやましいとは思わなかった、というのは彼女にとってユキの見たもの感じたものはその手紙によって彼女に与えられたからで、二人は共に生きていたから。いつかここから出て、彼女のもとに私も向かうのだと強い心を持つのだが、その強い気持ちに反して、どうしても涙が止めることができなかった。<br>　彼女自身ユキ以外に誰にも自分の事を教えはしなかった。だから、だれも彼女を見舞う事さえできないし、仮にそれを教えたとしても、見舞いにくる者など一人もいないだろうことは彼女が一番良く知っていた。<br>　一度、ユキと佐竹が見舞いに来た事がある、その後、ユキの面談さえも彼女は拒むようになった。ユキと<br>佐竹の笑顔を見ると、彼女は泣きそうになった。彼女はユキに触れたかった、佐竹に触れたかった、この透明のガラスを境にユキと佐竹がいる世界があって、その世界にいる、ユキと佐竹が美して仕方が無く、その美しいものに触れたくて仕方が無かった。触れる事ができない事がなおさらそう思わせる。そう思う自分に同情する事が彼女には耐えられなかった。だから彼女は二人と会う事を拒むようになり、そのかわり、お互いに手紙を月に一度書くことユキと約束した。<br>　ユキから彼女に宛てた手紙はユキを取り巻く新しい現実の話、彼女からユキに宛てた手紙は彼女が抱く空想の話。どちらにもお互いに与えあえる希望がちりばめられていた。<br><br>　<br><br>
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<link>https://ameblo.jp/digmind/entry-10133766858.html</link>
<pubDate>Sun, 31 Aug 2008 16:36:26 +0900</pubDate>
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<title>彼女からの手紙２</title>
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<![CDATA[ 佐竹さんに出会い、わたしは今この村にいるわけです。佐竹さんは隣で編み物をしています。<br>男が編み物なんて、って思うけれど。佐竹さんが編んでいるカウチンセーターはきっと私の<br>冬を暖かくしてくれます。私は佐竹さんの為に、庭のハーブを積んで乾燥させたものを、<br>丁寧に空き瓶に入れます。私は佐竹さんのカウチンセーターを羽織って、佐竹さんと一緒に<br>ハーブティをいただきます。冬が待ち遠しいです。<br><br>
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<link>https://ameblo.jp/digmind/entry-10133127133.html</link>
<pubDate>Fri, 29 Aug 2008 23:06:18 +0900</pubDate>
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<title>ズレてゆく</title>
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<![CDATA[ さてと、僕は仕事に取りかかる。ICレコーダーを再生させて、文字に起こす作業。<br>一字一句その通りに、会話を文字に起こすのだ。話し相手の様子も、たとえば、<br>躊躇いであったり、焦りであったり、恥ずかしさなんかも、できる限り文字にする。<br>僕のその時の心境も、包み隠さず、文字にする。<br>　文字にし終わったとき、僕と彼女の会話はこの小さく薄っぺらいコンピュータの<br>中にすっぽりと収まってしまい、僕自身もコンピュータの中に閉じ込められた様な<br>気分に陥る。セキュリティは万全のこのコンピュータの中で現時点の僕が平たいデ<br>ィスクの微小な傷として刻まれているのだ。<br>　人の記憶は確かではない、確かではない為に僕はこうやってデータとして僕の<br>気持ち、他人の気持ちを書き残している。そしていつでも、パスワードを入力す<br>ればその気持ちを参照する事ができる。そのデータはオリジナルとして物理的に<br>存在しうる限る残す。明日になれば、僕はそのデータを参照して、何か新しく<br>上書きしうるものに気付けばそれを上書きしていく。<br>　こういった作業を僕は、この半年ばかりずっと続けている。その中には三人の<br>他人と僕の会話が記されている。一人は中年のサラリーマンであり、一人は僕と<br>同じくらいの歳の女性、一人は僕よりも十も年下の女性だ。インタビューは週に<br>一回は行う為に、日々僕の記憶とオリジナルのデータとの差異は増えていく。感<br>じるものも変わっていく為に、日々の作業は週ごと増える事になる。机に向かう<br>時間が増していく。この作業の終着点は僕の作業をこなすキャパシティーを越えた<br>時にしようと思っていて、それまでは根気よくこの作業を続ける。<br>　この事によって僕が得るものは何か、作業が終わったときに判断する事にしよう。<br>ただ、僕は直感にのみによって動かされている。苦痛ではない。<br>
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<link>https://ameblo.jp/digmind/entry-10128572719.html</link>
<pubDate>Mon, 18 Aug 2008 00:52:43 +0900</pubDate>
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<title>白紙という恐怖</title>
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<![CDATA[ 　長髪の無骨な男、見たことの無い顔だ。とたん、僕は自分がなにものかもわからぬ恐怖心を抱き震えが止まらなかった。見たことの無い手。見たことの無い顔。自分の顔であるはずがそこには自分の顔と認識できる顔は無かった。かといって、自分がどんな顔であったのか思い出す事もできない。僕は恐ろしくて布団の中に飛び込みうずくまった。僕は自分の体が器だという感覚を覚えた。そしてその器のなかの心臓がばくばくとと鼓動し整わない怯えた呼吸だけがそこにあった。僕は自分が誰だかわからない。この僕という意識だけが誰かもわからない器に突如埋め込まれているのだ。<br>誰もいないその部屋で、僕は自分が誰なのか思い出そうとした。僕はどこから来たのだ？僕は誰だ？名前は？どこに生まれ、どこで育ったのか？僕の頭の中のどの細胞も僕の過去に関しては口を閉ざしている。あるいは伝えようとしてはいるがどこかでそのパイプがカットされている。<br><br>　僕には大雨の中歩いていたこと、一人の女性が土砂ぶりの中、雲のその先を眺めていた記憶しかなかった。記憶がなければ、僕という体はただの器だった。意識と体という器。<br>僕は布団の中で自分の指を動かしてみる。まず左手の人差し指、曲げようとすれば、ちゃんと曲がってくれる。左手の拳を強く握ってみる。自分の顔をなでる。頬、額、鼻、口、顎と順に触れていく。自分という器が確かにここにあり、僕の意思通り動いてくれる。これが僕という形なのだ。どうにもならないことなのだ。恐れることでもない。そよりも僕は今の現状をもっと知る必要がある。そして布団から顔を出す。僕は仰向けになり天井を眺めてそんなことを冷静になるために考えた。そこは前見た通りの、とある部屋である。見たことのある部屋。僕の記憶は記録し始めた。レコーディングが始まった。知っているということはある種の安堵感を与えてくれる。僕はこの部屋を知っている。布団から出て部屋の中を歩く。自分の足元をのぞいてみる。足も僕の意思通り動いてくれる。その足で窓の前まで進み、レースカーテンをあけてみる。荒れた庭がそこには広がっていた。　僕は部屋から出ようとした、しかし僕の足はドアの前に立てばぴたりとその動きを止めてしまう。僕の意志どおり動いてくれない、まるでドアの前に立った瞬間意思が僕の体らしい器から分離してしまったかのように。ついさっきまでは僕の言うことを訊いた僕の体はゆうことを訊いてくれない。そこには視覚しかなかった。それ以上の感覚はまったく消えうせてしまうのだ。僕は後ずさりしもう一度部屋の窓から外を眺めようと思った。<br>外はもうすっかり雨があがり明るい日差しが部屋の中に入り込んでいた。部屋から見る庭、庭というより荒地だ。砂利と雑草しかない荒地だった。その奥に一人の女性が立っていた。あの雨の中に雲を眺めていた彼女だ。空をじっと眺め、穏やかな表情を浮かべてコスモスに水をやっている、彼女はとても幸せそうだった。時折彼女は耳に手を押し当て目を瞑った。口元には微笑があった。僕は彼女を知っている、世界の中で唯一僕が知っている人。<br>もう一度窓から荒地に目を向けたとき彼女の姿はそこにはなかった。はと、思ったとき、ちょうど部屋のドアが開いた。
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<link>https://ameblo.jp/digmind/entry-10124118499.html</link>
<pubDate>Wed, 06 Aug 2008 07:06:01 +0900</pubDate>
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<title>泥とジーンズ</title>
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<![CDATA[ わたしは自分の髪を編みながら鏡に向かっている。佐竹という男性と午後に合いに行く。名目上はアルバイトだ。何をするかというと簡単なインタビューに答えるのだと彼は言う。わたしは夏の旅行の為にまとまったお金を貯める必要があった。アルバイト情報誌に日給2万という高額のバイトとして募集されていた。わたしは怪しくも思ったけれど、早急にお金が必要だったし、そのバイトに真っ先に応募した。応募にあたり、「土」について文章を4000字以上で提出する事とあって、わたしは「泥とジーンズ」という題名で簡単なエッセーを書いて提出した。内容は沖縄に行ったときに泥のついたジーンズが物干竿に吊るされていた事に関するわたしの思い出に関する事だった。<br><br>危険な目だけに遭わないようにインタビューは公の場所で行うという約束をしてもらった。佐竹という男性はよく日に焼けていて、髪を短く刈り込んでいた。彼の指は皮が分厚くごつごつとしていた。<br><br>「こんにちは。どうもありがとう。何でも好きなもの頼んでいいよ。」<br>わたしは軽く会釈して、じゃぁ、オレンジジュースをと言った。<br>「パフェとか、でもいいんだよ。」<br>この人、おっさんかしら、未だに若い女はパフェが好きだという固定観念を持っているのかと思った。<br>「いえ、いいです。」とわたしは言った。<br>「今日はさ、初回だから。お互いの自己紹介のような感じになると思うんだけど。宜しくお願いします。」<br>「はい。宜しくお願いします。」<br>彼はICレコーダーを茶色い革の鞄から取り出した。果たしてこの人は何をしているひとなのか、それは応募の際も一切わたしには伝えられてはいない。<br>ウェーターがオレンジジュースとアイスコーヒーを持ってテーブルにやって来た。彼はフレッシュとシロップはいらないと言ってウェーターがテーブルにそれを置こうとするのを断った。ウェーターは形骸化した微笑みと会釈をして奥へ消えた。彼はICレコーダーのスイッチを入れ話しだした。<br>「僕ね、農業をしてるんですよ。」<br>「ああぁ、だから土についてなんだ・・・」とわたしはぼそっと言った。<br>「それで、月刊で農業のwebマガジンを配信しててね、若者の農業に対する意識調査というか、調査というほど大それたものではないんだけど、それを記事として配信する事になったんだ。それで、結構な応募をもらったんだけど、君の「泥とジーンズ」に僕は感銘を受けてね。君を採用する事にしたんだ。」<br>「そういうことだったんですか。正直高額なバイトだし、あやしいとおもっていたんです。失礼ですけど。」<br>「だよね、そうだよね。高額なのは人をひきつける為でね。僕もお金に困ってる訳ではないから、それぐらい払ってもいいかなと思ったんだよ。正直、「泥とジーンズ」みたいな感性を持っている君にならそれを払ってもあまりあると思ってるよ。ほんとうに。」<br>わたしはまだこのバイトについて疑いがはれた訳ではない、わたし自身はとても用心深い人間だから、人の事は容易く信じない。注意が必要だってことはわかっている。<br>「はぁ、ありがとうございます。」<br>「なにか農業の体験って言うものはあるの？」<br>「わたしの実家は田舎でコンビニなんかも無い様なところで、小さい頃はずっと手伝っていました。今は東京で一人で暮らしているのでなかなか土に触れる事もありませんけど。いつかは実家でスイカやトマトを作りたいと思ってるんです。<br>「なるほどね、経験が無いとあの文章は書けないよね。いい志だね。僕も土に触れていないと、生きている気がしない人間でね。」彼はそういって、日に焼けたかをしわくちゃにして笑った。<br>「田舎の生活ってどんな感じだった？都会での今の生活に比べて。」<br>「のんびりしていましたね、こう、ドラム缶に一滴一滴水滴がたまっていくのを眺めている様な時間がありました。」<br>「嫌な部分とかは無かった？やっぱり女の子だしおしゃれとかそういうのには不都合でしょ。」<br>「わたしは特に物欲があったり新しいものに興味がある訳でもないのでそこまで強くはなかったですけど、あえて言うのであれば人の目かもしれませんね。」<br>「人の目？」<br>「都会じゃ、周りの人間はバックグランドでしかありません、立ち並んだビル街と同じように、それは寂れた背景の一部分でしかないんです。それはそれで寂しい事なんですが。田舎では村のだれもがバックグランドだけでは収まらないんです、底には陰険なものもありますし、何よりも強いのは嫉妬心です。わたしが東京の大学に進学する事も、村の人は口ではすごいとか立派ねとか言っていても。本当は嫉妬している。そして何か悪い事がおこらないかとギラギラと目をひからせているんです。そういうところは田舎の嫌らしい部分です。」<br>「そうだね。そういう部分はあるよね。僕は、正確に言うと僕たちは今村をあたらしい作ろうとしているんだ。古い慣習と、そういったいやらしさを排斥できるような新しい村を。」<br>「そうなんですか、うまくイメージできませんし。どうやってそれを作るのか方法もおもいうかばないんですけど。ちょっと宗教的なあやうさを感じちゃいます。」<br>「そうだよね、たしかにそうなんだ。それで僕たちは日々足掻いて前へ進もうとしてるんだ。」<br>「大変そうですね。」<br>そこで彼の携帯電話がなった。彼はちょっとごめんと言って電話に出た。彼は険しい顔つきになった。<br>何やら問題でも起きたのだろうか。<br>「ちょっとややこしいことが起こってしまったから今日はこれまでにします。ありがとう。ちょっと早急に帰らなければ行けなくなってしまって。」<br>彼は拉げていた帽子を深々とかぶって、レシートをレジまで持っていった。<br>彼はレジに言ったかと思えば、また戻って来た。<br>「今日のお給料」<br>といって銀行の封筒をわたしに手渡した。わたしは中身を見る事を躊躇したが、彼が確かめてというので中身を確かめた。中には十万円入っていた。<br>「ちょちょっと多すぎますよ。」<br>「前払いだよ。これからもよろしく。」といって慌てて店を出て行った。わたしは置き去りのままで。<br><br>彼は目がすっぽり隠れるくらいに深々と帽子をかぶって出て行った。なにかから逃げているのかしら。<br><br>
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<link>https://ameblo.jp/digmind/entry-10122570148.html</link>
<pubDate>Fri, 01 Aug 2008 23:55:50 +0900</pubDate>
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<title>回れ右</title>
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<![CDATA[ 口数の少ない小さいおじさんが言っていたことを思い出した。<br>「道に迷ったら、回れ右だよ。」<br><br>僕は今旅の途中、道に迷っている。<br>僕は「回れ～右！」と叫んで。回れ右とは”時計回りに一周する事か？？”と一瞬躊躇はしたものの<br>そのまま一周くるっと回ってしまった。<br>回れ右とは本当は右足を引いてくるっと180度方向転換する事だ。<br>僕は一周してしまった。一周したら元のまま、まっすぐ前を向いていた。僕はそのまままっすぐ前の道を歩く事にした。道に迷ってその場で一回転して何が変わるというのだ？おじさんは何を僕に伝えたかったのだ？腑に落ちないな。どうせ小さなおじさんが言う事だから、信頼性は薄い。いつも口数が少ないんだもの。たまに口にしたことだから僕は覚えていたのだ。馬鹿げてる、まぁいいやと思っていたのだが。<br>何かがおかしい、さっきと風景が違うじゃないか。僕がいたのはビルが建ち並ぶオフィス街であったのに、今僕の目の前に広がる風景は、すすき野原と湿地帯じゃないか。そして木の橋の上にいるのだ。僕は面食らって腰を抜かした。ほんとに腰を抜かして、地面にお尻を強く打ち付けた。尾てい骨を強打した。脳天までしびれる激痛だ。僕は腰を抜かしたまま、後ろを振り向いた。後ろに広がる風景も湿地帯にただ一本の木の橋が延々と続いている。山一つない。僕を取り囲む360度が見渡す限り湿地帯で橋がその中央にあり、果てまで続いている。<br><br>これはこれは道に迷いようが無いじゃないか、だって一本しか道がないのだから。僕はただ一本のその橋の上をあきらめて果てまで歩いてみる事にした、といってもそうするしか無いじゃないか！！一体食事はどうするんだ！この湿地帯にムツゴロウでもいて蒲焼きにすることでもできたらいいのだが。<br>
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<link>https://ameblo.jp/digmind/entry-10121383763.html</link>
<pubDate>Tue, 29 Jul 2008 17:50:40 +0900</pubDate>
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<title>彼女からの手紙</title>
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<![CDATA[ 「夜の四十万に声を聞きます<br>それは誰の声でもなくて、わたしの本当の声なの<br><br>空を見上げてみると、まばらな雲が月明かりに照らされていて<br>夜の空に浮かんだ羊の群れのようにも見えて<br>その雲に見え隠れする星があちらこちらに散らばってる<br>わたし星座なんてろくに知らないし、勝手に繋げてみせるの<br>そしたら声が聞こえるの、それはきっとわたしの本当の声なの<br><br>さっきまでは風も吹いていなかったのに、今風がどこかしらから吹きたって<br>月明かりでかすかに色を手に入れている木々の梢が大きく揺れて<br>葉がこすれ合う音がたてるの、まるで息を吹き返したように<br>そしたら声が聞こえるの、それはきっとわたしの本当の声なの<br><br>何にかき乱される訳でもなくて、嘘偽りもなくて、澄んだわたしの声は<br>こんな夜にしか聞けないのかな<br><br>今は星も繋がっていないし、風もやんで、夜の四十万にわたしの声は消えてゆきます<br><br>もうわたしの声は聴こえなくなったけれど、わたしの中で山びこがのように<br>かすかに響いてる<br><br>そしてわたしはゆらゆらと揺らされるのだけど、<br>本物か偽物かわからないわたしに戻っていくのです。」<br><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/digmind/entry-10120496043.html</link>
<pubDate>Sun, 27 Jul 2008 02:22:48 +0900</pubDate>
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<title>薄くぼやけた視界の中で再会を果たす</title>
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アメンバー限定公開記事です。
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<link>https://ameblo.jp/digmind/amemberentry-10120483313.html</link>
<pubDate>Sun, 27 Jul 2008 00:39:53 +0900</pubDate>
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<title>懐かしい風</title>
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アメンバー限定公開記事です。
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<link>https://ameblo.jp/digmind/amemberentry-10119463781.html</link>
<pubDate>Thu, 24 Jul 2008 03:17:13 +0900</pubDate>
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