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<title>檸檬爆弾</title>
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<description>純国産の英語教育を受けてきた人間が、洋書を読んで思ったことを述べる。ライトで適当なツッコミ系感想が多い。洋書を快適に読むために必要なスキルは何なのか、自分の体験をもとに探っていく。備忘録というよりは、すでに忘れたことを思い出しながら記録し直すのが目的。</description>
<language>ja</language>
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<title>Absent Friends</title>
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<![CDATA[ <p>by S.J.Rozan</p><p>541ページ</p><br><p>Rozanは、Lydia Chin/Bill Smithの二人が活躍する私立探偵もので有名な作家。</p><p>自分も、上記シリーズのファンになったのがきっかけで、本作を読むことになった。</p><p>Lydia Chin/Bill Smith Novelについては、語ることがたくさんあるので少しずつ記事にしていきたい。</p><br><p>"Absent Friends"は、幼馴染である7人の男女を中心とした物語。</p><p>7人のうち2人は、20代のうちにとある事故で亡くなっている。</p><p>そして2001年9月11日、40代半ばになった彼らのうちの1人、消防士のJimmyが救助活動の中で死亡。</p><br><p>Jimmyは消防士の鑑のような人物で、9.11の英雄として人々に勇気を与えていた。しかし、Jimmyが生前に、裏世界の人物から黒い金を受け取っていたという疑惑が発生する。記事を書いたのはHarryという記者なのだが、彼はJimmyの残した手記の存在を匂わせつつ、突然橋から飛び降り自殺をしてしまう。</p><p>Harryの死因は、本当は他殺なのではないだろうか。そう考えたのは、Harryの同僚にして恋人のLaura。Lauraは、周囲の反対を押し切って、Harryの死の真相を確かめるべく、Jimmyの周りの人物に接触してゆく。</p><br><p>物語は、さまざまな人物の視点から描かれ、さらに過去と現在も交錯している。</p><p>少しずつ、少しずつ、絡み合った結び目がほどけていくように、真実が明らかになってゆくというパターンか。</p><p>アップダウンはあまりなく、一貫して重く淡々とした語り口が続いてゆくので、波には乗りにくい作品だと思う。</p><p>ただ人物描写、情景描写の繊細さは、さすが評判どおり。ゆっくりじっくり読んでいくことをおすすめする。</p><br><p>登場人物にはそれぞれの思惑があるのだが、大切な誰かのためを思って行動しているところは皆共通している。</p><p>悲しみの中に垣間見える、いろいろな「愛」をかみしめてほしい。</p><br><br><p>難解な文章ではないが、ガンガン読み進められるタイプの小説ではないので、英語学習者にはけっこうハードルが高いかも。ページ数も多いので、長期戦で行こう。</p><br><br><p>面白さ：★★★★☆</p><p>英語の読みやすさ：★★☆☆☆～★★★☆☆</p><p>秋の夜長におすすめ度：★★★★★</p><br><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/dimbe/entry-11032712331.html</link>
<pubDate>Thu, 29 Sep 2011 08:46:12 +0900</pubDate>
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<title>Winnie-the-Pooh</title>
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<![CDATA[ <p>by A. A. Milne</p><p>145ページ</p><br><p>みんな大好き、かどうかは知らないが、くまのプーさんです。</p><br><p>作者の息子、Christpher Robinが愛用しているテディベアを主人公にした物語。</p><p>プーさんと言えば、下半身丸出しでおっさん声の某ディズニーバージョンが有名だが、原作の挿絵も非常にかわゆい。そして、なんか想像していたのよりもちっちゃい！</p><br><p>とてつもなく食い意地の張っているプーさんだが、本人は意外とその事実を認めたがらない。ゆえに、欲望に負けて蜂蜜の壷に手を伸ばすときには、必ず何かしら言い訳を考え出す。</p><p>「中身が本当に蜂蜜かどうか確かめてみる」とか何とか。</p><p>かわいいから許されるけど、人間の大人だったらかなりうざい(笑)。</p><p>そんな困ったチャンを優しく受け止めてあげるChristpher Robinにむしろ萌える。</p><br><p>余談かつうろ覚えだが、岩波から出ているプーさんの日本語版では、プーさんが馬鹿なことをしでかしたときにChristpher Robinが言う、"Silly Old Bear!"という台詞を「ばっかなくまのやつ！」みたいに訳していた。</p><p>「さすがにそれはひどくね？」と、ちょっぴり切なかった思い出がある。もう少し愛のある言い方にしようよ。</p><p>「おばかさん」とか、関西人なら「アホやなぁ」とか(笑)。</p><br><p>英語はもちろん平易だけれど、ある意味不条理(？)な物語なので、論理的な文章が好きな大人のひとにはけっこう読みづらいところがあるかもしれない。</p><p>受験勉強で、論説文は得意だったけど物語文は苦手だったというならば、あまりおすすめできない。</p><p>それから、キャラの中で唯一文字が書けるというOwlとChristpher Robinの、変な単語やスペルに惑わされないように注意が必要。</p><p>上記の点を除けば、いい英語教材になると思う。</p><br><p>面白さ：★★★★☆</p><p>英語の読みやすさ：★★★★★</p><p>読み聞かせにオススメ度：★★★★★</p><br><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/dimbe/entry-11014662605.html</link>
<pubDate>Sun, 11 Sep 2011 15:03:20 +0900</pubDate>
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<title>Harry Potter Novels</title>
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<![CDATA[ <p>by J.K.Rowling</p><br><p>言わずと知れたハリーポッターシリーズ全体の感想などなど。</p><br><p>今を去ること10年と少し前、自分が初めて読破に成功した洋書が、ハリポタ第1作"Harry Potter and the Philisopher's Stone"だ。</p><p>きっかけは、当時聞いていたラジオ英会話のテキストに、おすすめ洋書を紹介するコーナーがあって、それを読んだことだった。</p><p>さえない少年が魔法学校へ行って大活躍する「シンデレラストーリーの男の子版」みたいなことが書いてあったが、ぶっちゃけハリーって魔法学校に行った後も、たいしていい目に合ってないよな。最初から最後まで苦労のしっぱなしっていうか・・・。</p><br><p>それはともかくとして、確かに世界中が魔法にかかったと言われるだけの中毒性があったからこそ、洋書初心者の自分が何とか読み進めることができたのだ。そして、その後も楽しい洋書ライフを送ることができている。</p><p>ある意味人生を変えた本と称しても良いのかもしれない。</p><br><br><p>大まかなストーリーは知っている人も多いだろうし、細かい部分は最近読み返していないので、語るほど思い出せない。</p><p>というわけで、ここでは「洋書」としてのハリポタについて、思うところをつらつら述べたい。</p><br><p>「ハリポタを原書で読む本」みたいな本まで発売されていたくらいだから、きっと普段英語を読まない人もたくさん挑戦したのだろう。</p><p>しかし、実際問題ハリポタって、洋書としてけっこうハードル高いですよね？</p><br><p>第1巻を手に取ると、はじめの数十ページは叔父叔母家族に虐げられているだけなので、はっきりいってかなり退屈。まずこの辺で挫折する人が出てくる。</p><p>ようやく話が進んできたと思ったら、ハリーのもとに現れるはスコットランド訛り(だっけ？)のハグリッド！</p><p>てめぇの英語はよくわからんのじゃ！と思って、挫折する人も多いだろう。</p><p>なんていうか、英語学習者をとことん拒む仕様ですね(笑)。</p><p>どうにかして半分まで読むことができれば、たぶん後半は一気にいけると思うのだが。</p><br><p>児童書とはいえ、ファンタジーはかなり難易度が上がると思ったほうがいい。</p><p>普段使わないような古めかしい単語や、その作品独特の造語などがわんさか出てくるので、世界観になじむまでが大変。</p><p>まぁ、これも好きなら全然無問題だったりするのだけど。</p><br><br><p>最近映画版ハリーポッターがようやく完結しましたね。</p><p>最後くらいは観たいと思い、さらにせっかくなら3Dがよかったのだが、2200円という値段に尻込みしてしまった自分が悲しい・・・。</p><p>「人生変えた本」が原作なんだから、ケチケチすんなよ、自分！</p><br><br><p>面白さ：★★★★★</p><p>英語の読みやすさ：★★★★☆</p><p>最終巻表紙、ハリーの阿部寛っぽさ：★★★★★</p>
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<link>https://ameblo.jp/dimbe/entry-11007140204.html</link>
<pubDate>Sun, 04 Sep 2011 01:46:23 +0900</pubDate>
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<title>More Twisted―Collected Stories, Vol. II</title>
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<![CDATA[ <p>by Jeffery Deaver</p><p>515ページ</p><br><p>帰省していたため、しばらく更新が滞ってしまった。</p><p>10日坊主にならないようにがんばろう！</p><br><p>実家でDeaverの短編集をちょぼちょぼ読んでいる。</p><p>まだ全部読み終わってはいないのだけど、レビューを書いてしまう。</p><br><p>Deaverの作品は、それほどなじみがあるわけではない。</p><p>Lincoln Rhymeを主人公にした有名シリーズは未読。そのスピンオフ作品であるKathryn Danceシリーズを2作読んだのみ。例によって、NHKの「週刊ブックレビュー」で大々的に紹介されていたので、Deaverに興味を持った。</p><p>これから、ちょっとずつチェックしていきたい作家。</p><br><p>なんだかんだで長編の方が好きで、短編集は久しぶりに読んだのだが、たまにはいいなぁという感じだ。</p><p>長編のようにどっぷりストーリーにつかることはないけれど、うまくできた話をお手軽に楽しめるという点では、集中力が続きにくい環境にいるときの読書にぴったり。</p><br><p>たった30ページやそこらでも、しっかり最後にどんでん返してくれるのがいい。</p><p>いいヤツが実は悪かったり、被害者が実は加害者だったり、にぶそうなのが実は全てを見通していたり。</p><p>どんでん返しがデフォルトみたいなもんなので、「え！？　まさか！」とはならないが、今回はどこでひっくり返すんだろうと考えながら読み、最後に「ほ～、なるほどねぇ」と納得できる。</p><br><br><p>短編集は、短い分とっつきやすい洋書と思いがちだが、意外とそうでもないことがわかった。</p><p>面白い長編は、読めば読むほどストーリーに入り込めるし、情報量も多いので、後半どんどん楽になっていく。</p><p>一方短編の場合は、ようやく波に乗ってきたというところでまた新しい話に変わるので、全てを一から仕切り直さなければならない。サーファー洋書読み（？）にとっては、それがけっこう辛いのだ。</p><br><p>そう考えると、めちゃくちゃハマれる長編シリーズものを見つけるのが一番ということか。</p><p>すでに何冊か出ていて、まだ続いていて、邦訳はなかなか出版されない、みたいな。</p><p>やっぱり「好き」という気持ちに勝る原動力はない、ということで。</p><br><br><p>全然どうでもいい話。</p><p>今持っているDeaver本は、POCKET BOOKSという最安値のペーパーバックなのだが、裏表紙の著者近影が存在感あり過ぎて気になる・・・。なんかとりあえずブックカバーかけたくなります（笑）。</p><p>著者と犬が写っている写真なのに、犬2匹みたい（←超失礼）。</p><br><br><p>面白さ：★★★☆☆～★★★★☆</p><p>英語の読みやすさ：★★☆☆☆～★★★☆☆</p><p>旅のお供におすすめ度：★★★★★</p><br><br><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/dimbe/entry-11000250288.html</link>
<pubDate>Sun, 28 Aug 2011 14:13:28 +0900</pubDate>
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<title>The Curious Incident of the Dog in the Night-tim</title>
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<![CDATA[ <p>あ、タイトルに入りきらないや↑</p><p>"The Curious Incident of the Dog in the Night-time"</p><p>by Mark Haddon</p><p>272ページ</p><br><p>アスペルガー症候群の少年Christpherが主人公。</p><p>ある夜、お隣の犬がでかいフォークに突き刺されて殺されているのを発見し、犯人探しを始める。</p><p>というあらすじだが、謎解きはどちらかというとおまけで、Christpherの思考や行動パターンを興味深く読む本、といった感じだ。</p><br><p>彼はまだ15歳だが、数学がよくできる頭のいい子。しかし、何事も論理的にシロクロつけなければ気がすまないので、人の感情の微妙なニュアンスが理解できない。比喩や曖昧な表現、皮肉なんかも、言葉どおりに受け取ってしまう。</p><p>冒頭部分で、Christpherが自己紹介をしているが、そこにはこうある。</p><br><p>自分は(^∇^)や、(ﾉ_-｡)がどんな気持ちを示しているのかはわかるが、</p><p>( ゜∋゜)とか、(*ﾟｰﾟ*)とか、(-з-)とかはわからんと(顔文字は超適当です)。</p><br><p>今まで、ひとりで自宅の通りから先に出かけたこともなかったChristpherが、一歩前へ踏み出し成長してゆく過程を描いた、さわやかでユーモア溢れる作品だ。</p><br><br><p>この話、児童書も含めてうちにある洋書の中で、おそらく一番読みやすいのではないかと思う。某大学の入試問題にも使われたくらいだから、まさしく受験英語レベルなんですね。</p><p>・1ページの単語数が少ない</p><p>・1章が短い</p><p>・絵や図が多い</p><p>・主人公の性質上、曖昧な表現やスラングは使われない</p><p>と、英語学習者にとって非常に優しい作りになっている。</p><br><p>丸善や紀伊国屋の洋書コーナーでも、とっつきやすい本として紹介されていた時期があった。「TOEIC○点以上」なんて書いた帯がついていたりして。</p><p>ただ、この「TOEIC○点以上」ってやつは、ぶっちゃけ全然信用ならない気がする。そもそもTOEICって長文読むスキルは問われないし。本読むのにリスニング関係ないし。</p><p>まぁ、英語力を数値化できるメジャーな手段が、TOEICか英検くらいしかないから仕方ないのか。せめて、「リーディングパート○点以上」なら、多少あてにできるかな？</p><br><p>それはともかく、へたな児童書より読みやすいにもかかわらず、大人の小説として面白さも一級品という点がすばらしい！</p><p>ペンギンリーダーでは満足できないので、普通のペーパーバックが読みたいと思うヒトがいたら、まずおすすめする本だ。</p><br><p>面白さ：★★★★★</p><p>英語の読みやすさ：★★★★★</p><p>数学を勉強し直したいと思わせる度：★★★★★</p><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/dimbe/entry-10988783741.html</link>
<pubDate>Wed, 17 Aug 2011 13:33:21 +0900</pubDate>
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<title>Plain Truth</title>
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<![CDATA[ <p>by Jodi Picoult</p><p>451ページ</p><br><p>Picoultの作品にちょっとハマった時期があり、何冊か続けて読んだ。</p><p>一番有名なのは、"My Sister's Keeper"(邦題「わたしの中のあなた」)だろう。キャメロン・ディアス主演で映画化されたやつ。</p><br><p>この作品は、都会の敏腕女弁護士Ellie(39)と、新生児の殺人容疑がかかっているアーミッシュの少女Katie(18)が中心となりストーリーが進行する。 <br><br>ジャンルは法廷モノだと思うのだけれど、何よりも特徴的なのは、アーミッシュを題材にしている点だ。<br><br>アーミッシュ(Amish)とは・・・アマン派というプロテスタントの一派(？)を信仰する人々。ヨーロッパで迫害を受け、18世紀以降ペンシルベニア州を中心とした米国中西部に居住。独自の生活様式・言語・教育を保持したコミュニティを形成。 <br>･･･だそうで。自分はこの本を読むまで、彼らの存在すら知らなかった。 <br><br>・アーミッシュの人々は、農耕・牧畜を生活の基盤としている。電気はほとんど使わず、家には電話もない。服装は、伝統的な無地のシャツとワンピース(アメリカ入植当時を舞台にした映画に出てきそうな･･･)。 <br><br>・アーミッシュの人々は、厳格な教会の規則(Ordnung)に従って暮らしている。個人を重んじることをせず、コミュニティの皆が同じであることを理想とする。 もしもOrdnungに反する道を選ぶなら、その者はコミュニティから追放されなければならない(Katieの兄のJacobは、高等教育を受けることを望み、自らアーミッシュであることを止めた)。 <br><br>↑一見非常に厳格で抑圧的だけれど、一概にそうとは言えないかもしれない。 <br>なぜなら、彼らの根底にあるのは｢赦し｣だから。 <br>普通の裁判は、罪人を｢どう裁くか｣が問題となる。それに対して、アーミッシュのコミュニティでは、罪を犯した者を｢どう赦すか」を1番に考える。 <br><br>・アーミッシュの人々は、他者を傷つけない。 自分よりも他人を優先する。 殺すか、殺されるか、という選択肢を与えられたら、殺される方を選ぶ。 だから、骨の髄までアーミッシュのKatieに殺人は不可能である。 <br><br>というような、現代アメリカ社会に180度背を向けた考えを持つ人々の中で、Ellieは殺人容疑のかかっているKatieを弁護しようとするものの、当然マニュアル通りにはいかず、ずいぶんと苦労をする。その苦労っぷり、適応っぷり、成長っぷりは読んでいて楽しかった。 <br><br>Katieの心理描写が何とも切ない・・・。 そして、ラストをどのように解釈するかが、なかなか難しい。 <br>感想：悲しくて、あたたかくて、すこし不気味なお話。 </p><br><p>異色とはいえ一応法廷モノなので、そういうのが好きか嫌いかによって読みやすさの印象はだいぶ違うと思う。</p><p>それと、自分が買ったHodder Paperback Editionというバージョンの本には、最後にディスカッション用のクエスチョン集がついていた。「この場面の誰々の発言についてどう思うか？」みたいな。高校や大学の授業で使うのだろうか？</p><br><p>面白さ：★★★★★</p><p>英語の読みやすさ：★★★☆☆</p><p>何か新しいものを読んだ！という実感：★★★★★<br><br></p>
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<link>https://ameblo.jp/dimbe/entry-10988309608.html</link>
<pubDate>Tue, 16 Aug 2011 23:18:33 +0900</pubDate>
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<title>The Kite Runner</title>
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<![CDATA[ <p>by Khaled Hosseini</p><p>340ページ</p><br><p>ここ1週間ほど、最近読んだ本の記事をガシガシ更新してきたが、そろそろ「最近」読んだと言える本が減ってきた。「最近」ではなく読んだ本は、ある程度読み返さないとブログに書くほど憶えていない。ヒトの記憶って、何てあてにならないんでしょうねっ！</p><p>というわけで、めぼしい物をちょこちょこ読み返している間は、昔mixiにアップしたレビューを使いまわすことにする。</p><br><p>"The Kite Runner"は、「君のためなら千回でも」という邦題で、映画化もされている。</p><p>DVDをレンタルしたのに、観る前に返却日が来てしまい、泣く泣く返してしまった思い出の作品。また借りればいい話だが、すでに一度借りている事実があると、なんとなく食指が動かない。何なんだこの心理・・・？</p><p><br>アフガニスタンに生きる2人の少年のお話。 <br>AmirとHassanは、いわゆる乳兄弟のような関係。Amirは裕福な家庭の一人息子、Hassanはその家の召使の息子。さらにHassanはHazaraと呼ばれるシーア派少数民族の子であり、人々の嘲りの対象でもあった。 <br>作品はAmirの一人称で進んでいくけれど、Hassanに対する彼の心の葛藤は、実にリアルだなと感じた。 <br>誰よりも自分を理解してくれる親友なのに、単純に愛することができない。どうしようもない身分の差を作り出した社会のせいでもある。しかし何よりも、AmirはHassanの勇気や清廉さに対して嫉妬や羨望の念を抱かずにはいられない。そしてそんな自分を、どこまでも穢れを知らないHassanと比較し、さらなる悪循環に陥っていく。 <br><br>子供って(大人も？)そんなとこないですか？ <br><br>結局2人は、ある事件をきっかけに別々の道を歩むことになる。Hassanは癒しがたい傷を、Amirは許されざる罪の意識を背負ったまま。 <br><br>作者本人がアフガニスタン出身で、80年代にアメリカへ移住してきたそうなので、おそらくこの作品には、彼の体験談が多分に盛り込んであるのだと思う。 <br>だからなのか、ストーリー自体はものすごくドラマチックなのに、「ああ、こんなことも本当にあったんだろうな」という気にさせられる。 <br><br>この本を読んで、アフガニスタンの知識は皆無だった、そして恥ずかしながらたいして興味関心を持っていなかった自分でも、Googleで彼らのことを検索する気にさせられた。 <br>こういうヒトがたぶん世界中にたくさんいるはず。 <br>こんな作品がもっともっと増えれば、世界は今よりも平和になるんじゃないですか？ <br><br>文学が世界を救う！なんて。 <br><br>マジメに書いてしまったけれど、ひとつだけ突っ込みどころを…。 <br>青年になったAmirが、未来の妻となる女性に一目ぼれしたシーンより。 </p><p><br>"...She had thick black eyebrows that touched in the middle like the arched wings of a flying bird, and the gracefully hooked nose of a princess from old Persia..." </p><p><br>おいおい、眉毛つながってんのって美しいの！？ <br>ところ変われば美も変わる？ </p><p><br></p><p>英語の難易度は普通くらいだが、ストーリーの牽引力があるので、波に乗ってしまえば一気に読める。</p><p>英米が舞台でない話が好きなら、かなりおすすめ。</p><br><p>面白さ：★★★★★</p><p>英語の読みやすさ：★★★☆☆～★★★★☆</p><p>友情の美しさ：★★★★★</p>
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<link>https://ameblo.jp/dimbe/entry-10986797126.html</link>
<pubDate>Mon, 15 Aug 2011 14:53:29 +0900</pubDate>
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<title>The Memory of Running</title>
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<![CDATA[ <p>by Ron McLarty</p><p>405ページ</p><br><p>洋書ワゴンセールジャケ買いで見つけた掘り出し物。</p><p>こういうところで面白い本に出会うと、テンションが上がります。</p><br><p>主人公Smithson Ide(変な名前)、43歳独身、素人童貞、唯一のつながりは家族のみ。そして肥満体。</p><p>"I never looked at vegetables, because I didn't eat them anymore, unless it was a potato."</p><p>と言い切ってしまう男。イモは野菜に入れていいんですか？</p><br><p>彼には、両親と姉Bethanyがいた。しかし、Bethanyは20年前から行方不明。そして今、Smithsonは交通事故で両親までも失ってしまう。</p><br><p>全てを失った彼は、偶然父に宛てた1通の手紙を見つける。</p><p>そこには、Bethanyが最近亡くなったこと、ロサンゼルスの遺体安置所にいることが記されていた。</p><p>アルコールまみれのSmithsonは決意する。ガレージに眠っていた古い自転車に乗って、Bethanyを迎えに行くことを。</p><br><p>物語は、現在と過去が交互に描かれる。</p><p>過去の話は、Smithsonの子どもの頃から、Bethanyが失踪するまでの様子。</p><br><p>姉Bethanyは、この小説の最重要人物である。</p><p>美しくて、優しくて、狂ったBethany。</p><p>彼女だけが聞こえる「声」に命じられると、どんなことでもやってしまう。</p><p>給水塔の下、裸で何時間も同じポーズを取っていたり、橋から飛び降りたり。</p><p>姉がどこかへ行ってしまうたびに、Smithson少年(この頃はやせっぽちだった)は、愛チャリのRaleighに乗って辺りを探し回る。</p><p>だから、姉の死を知った今も、東海岸から西海岸までチャリで横断し、Bethanyを迎えに行こうと決意したのだ。</p><p>SmithsonのBethanyに対する深い愛情は、本当に切ないくらいで泣ける。</p><br><p>はじめは肥満体だったSmithsonだが、旅が進むにつれて徐々に体重が減っていく。食事も、果物やヘルシーなサンドイッチなどに変わった。特にバナナを食べるシーンがやけにおいしそう。</p><br><p>ぜい肉と共に、長年溜まっていた膿のようなものも落ちていったのだろう。</p><p>読後感はさわやかで、前向きな気持ちになれる。</p><br><br><p>面白いのだが、英語の読解はけっこう大変だった。</p><p>過去と現在が入り乱れているし、唐突に全く知らない人物の名前が出てきたりするので、話の流れについていけないことがしばしばある。</p><p>しかも、現在のSmithsonの周りにBethanyの亡霊みたいなのが出てきて、普通に会話してるし(笑)。</p><p>油断していると、すぐに置いていかれてしまうが、その分、もう一度読み返したいと思わせる作品だった。</p><br><p>面白さ：★★★★★</p><p>英語の読みやすさ：★★☆☆☆～★★★☆☆</p><p>ダイエッターにおすすめ度：★★★★★</p><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/dimbe/entry-10985918731.html</link>
<pubDate>Sun, 14 Aug 2011 17:29:52 +0900</pubDate>
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<title>Never Let Me Go</title>
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<![CDATA[ <p>by Kazuo Ishiguro</p><p>282ページ</p><br><p>邦題は「わたしを離さないで」。つい最近映画化されたばかりなので、知っているひとも多いはず。映画観たかったのに、結局タイミングが合わず逃してしまった。早くDVDにならないかな。</p><br><p>有名になってしまったがゆえに、読む前にある程度予備知識が入ってしまうこともあるかもしれない。けれども、本当は何も知らずに読み始めた方が絶対に面白いと思う。</p><p>幸い自分は、何となく本を手に取ったというだけだったので、余計な情報を全く入れずに読むことができた。</p><br><br><p>話は、31歳のKathy H.が、寄宿学校Hailshamで過ごした少女時代を回想するという形で始まる。</p><p>緑に囲まれた郊外にひっそりとたたずむ静かな学校。</p><p>一見、ごく普通の学園生活を送る子どもたち。</p><p>しかしHailshamには、ある秘密が隠されていた・・・。</p><br><p>淡々とした語り口の中にひそむ、そこはかとない不気味さを感じながらの読書は、例えて言うなら「放課後の誰もいない廊下を歩いて、音楽室に向かう」ようなものだろうか？　盛り上げて盛り上げて、後からドーンと真相を明かすというのではなく、常温を保ちつつさりげなく核心に触れるのが逆に怖い。</p><p>「え？　あんた今サラっととんでもないこと言ったよね！？」みたいな。</p><br><p>そういえば、何年か前に「エコール」というフランス映画があった。</p><p>内容は全く異なるのだが、現実感のない綺麗で不気味な学校の雰囲気が、何となくこの作品を彷彿とさせた。</p><br><br><p>ストーリーについては、あまり余計なことを語るべきではないと思うので、英語の話を。ひとことで言うと、「きちんとした英語」。スラングなどを使用しない、学校で習う教科書的な英語。語り手であるKathyの、温室育ちっぽい雰囲気がよく出ている。邦訳は「ですます調」になっていたが、確かにそんな感じだ。</p><br><p>試験には間違っても出てこないお下品な単語やマニアックな単語がないので、洋書をあまり読んだことがなくてもとっつきやすい文章ではある。</p><p>ただ、アップダウンの少ない話は、流れに乗りにくい分根性がないときついかもしれない。起承転結のはっきりしたテンポのよい話だと、細かい単語がわからなくてもどんどん読み進めてしまえるのだが、イシグロ作品はじっくりかみしめるように読まざるをえない。</p><p>そういう意味では、ちょっとハードルが高いのではないかと思う。</p><br><p>洋書を読む上で、流れというか、ノリというか、そういうのってけっこう大事だ。</p><p>洋書デビューしたばかりの頃、四苦八苦しながら「外国語を読んでいた」のが、あるときお話に夢中になるあまり外国語であることを忘れてしまう瞬間があった。</p><p>母国語の小説を読んでいる感覚とはまた一味違う、「洋書ハイ」みたいな状態、けっこう快感なのです。</p><br><br><p>面白さ：★★★★★</p><p>英語の読みやすさ：★★★☆☆～★★★★☆</p><p>なんとなく涼しくなるので夏の夜にオススメ度：★★★★★</p><br><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/dimbe/entry-10984922109.html</link>
<pubDate>Sat, 13 Aug 2011 18:04:41 +0900</pubDate>
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<title>The Last Child</title>
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<![CDATA[ <p>by John Hart</p><p>469ページ</p><br><p>わりと最近、NHKの「週刊ブックレビュー」で翻訳本が紹介されていた。</p><p>けっこう有名作品？</p><br><p>13歳の少年Johnnyには、双子の妹がいた。しかし、妹は1年前から行方不明になっている。</p><p>誘拐事件として捜査が行われていたが、依然として手がかりはなく、警察ももはや諦めかけている状況。</p><br><p>父親は、車で娘を迎えに行くのを忘れていた自分を責め、現実に耐え切れず蒸発。母親は、精神的に限界まで追い詰められている。</p><p>しかも、まだ若くて美しい母親に目をつけたのは、町のちょっとした権力者。これがまた最低な男で、母親が無気力状態なのをいいことに、DVで母子を支配しようとする。</p><br><p>そんな最悪な環境の中、自分で車を運転し、食料を買出し、食事を作り、何もできない母親の世話をしながら生活するJohnny。それでも彼は、過酷な現状を誰にも知られないように細心の注意を払っていた。なぜなら、母親と引き離されて児童福祉施設に入れられると、妹を捜すことができなくなってしまうから。</p><br><p>警察も諦めかけている妹の捜索を、Johnnyは一人でやろうとしていた。</p><p>学校をサボり、夜な夜な町を徘徊し、誘拐犯の疑いがある前科者をひとりひとりつけ回す日々。</p><p>そんなある日、Johnnyは偶然ひき逃げ事件を目撃し、被害者の最期の言葉を聞く。</p><br><p>"I found her..."</p><p>"You found who?"</p><p>"The girl that was taken."</p><br><p>被害者の言っていた少女とは、妹に違いない。妹を見つけたから、犯人にひき殺されたのだ。</p><p>Johnnyはそう信じて、被害者の手がかりを追うことにするが・・・。</p><br><br><p>利発な少年が数々の苦難に立ち向かっていくさまや、「ジョニー」という古きよき響きが、どことなくハウス名作劇場を彷彿とさせる。が、とにかく暗いし厳しい！　R15くらいになりそうなので、やっぱりハウス名作劇場は無理ですね。</p><br><p>妹がどこかで無事に生きていて、お兄ちゃんと一緒にうちに帰ってほしいなぁ、でも、そんなハッピーエンドにはならないかなぁ、と思いながら最後まで読むと、結末はかなり意外だった。</p><p>良い方に意外なのか、悪いほうに意外なのかはさておき、このオチは予想していなかった。</p><p>まさかあのヒトがこんなところで関係しているなんてっ！！</p><p>犯罪モノはそれほど読まないのでわからないが、よくできた話なのだと思う。</p><br><br><p>英語はどちらかというと読みにくかった。</p><p>犯罪捜査なんかに出てくる専門用語が苦手なので、意味の取れない単語が多かったからか。あとは、物語全体にただよう重苦しい雰囲気に、読書エネルギーを吸い取られていたのかも。</p><p>それでもやっぱり続きが気になるので、いっしょうけんめい読んでしまった。途中で止めると、Johnnyがかわいそうなままだし・・・。</p><br><p>面白さ：★★★★☆</p><p>英語の読みやすさ：★★☆☆☆～★★★☆☆</p><p>いたいけな少年萌え：★★★★★</p><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/dimbe/entry-10984041514.html</link>
<pubDate>Fri, 12 Aug 2011 19:52:35 +0900</pubDate>
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