<?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?>
<rss version="2.0" xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom">
<channel>
<title>鳥羽@ブログ</title>
<link>https://ameblo.jp/dmsr1125/</link>
<atom:link href="https://rssblog.ameba.jp/dmsr1125/rss20.xml" rel="self" type="application/rss+xml" />
<atom:link rel="hub" href="http://pubsubhubbub.appspot.com" />
<description>基本的にアルバムレビューです。</description>
<language>ja</language>
<item>
<title>サンプリングという文化</title>
<description>
<![CDATA[ <div><img src="https://stat.ameba.jp/user_images/20180810/20/dmsr1125/b0/86/j/o1600160014245158048.jpg" width="100%"></div><div><div>皆さんは「サンプリング」についてどれだけ知っていますか？また、サンプリングについてどのようなイメージを持っていますか？</div><div>「素晴らしい発明であり、今日の様々な場面において不可欠な存在」といった考えを持っている方がいれば「ただのパクリ」と考えている方もいるでしょう。勿論「よく分からない」という方も。</div><div>今回は主に音楽におけるサンプリングについて、その歴史や権利関係の問題とそれを解消するための方法、そして日本におけるサンプリングについて考えていきたいと思います。</div><div><br></div><div><br></div><div><br></div><h2 style="text-align: left;">1. そもそもサンプリングとは</h2><div>アメリカの法律辞書Black's Law Dictionary(ブラック法律辞典)によるとサンプリングは「サウンド・レコーディングのごく一部を取って、新しいレコーディングの一部としてその部分をデジタル処理によって利用するプロセス」と定義されています。つまり、「既存の録音物の一部を借りて、新しい録音物に使用する作曲方法」ということです。それはベースになるメロディやビートであったり、ギターやサックスのソロの一部であったり、リリックの一部であったりします。中には映像の中のセリフからとられたものもあります。</div><div>いくつか例を紹介しましょう。</div><div><br></div><h3 style="text-align: left;">・Kanye West 「Stronger」</h3><div></div></div><div><p>URL: <a href="https://youtu.be/PsO6ZnUZI0g">youtu.be<img src="https://i.ytimg.com/vi/PsO6ZnUZI0g/hqdefault.jpg" width="100%"></a></p></div><div><div>00年代最高のアーティストのひとりカニエ・ウェスト。彼の3rdアルバムからの一曲で、サンプリングのとてもわかりやすい例えのひとつだと思います。サンプルはご存知ダフトパンクの「Harder, Better, Faster, Stronger」。</div></div><div><p>URL: <a href="https://youtu.be/yydNF8tuVmU">youtu.be<img src="https://i.ytimg.com/vi/yydNF8tuVmU/hqdefault.jpg" width="100%"></a></p></div><div><div>(0:52～)</div><div>2つの曲を聴き比べるととても分かりやすいですね。これがサンプリングです。</div><div><br></div><h3 style="text-align: left;">・Kendrick Lamar 「King Kunta」</h3></div><div><p>URL: <a href="https://youtu.be/hRK7PVJFbS8">youtu.be<img src="https://i.ytimg.com/vi/hRK7PVJFbS8/hqdefault.jpg" width="100%"></a></p></div><div><div>次はリリックをサンプリングしている例です。現代において最も重要なラッパーといわれるケンドリック・ラマーの「King Kunta」。この曲の2:35～の"Annie, are you ok?"というリリックはマイケル・ジャクソンの「Smooth Criminal」からとったものです。先述の通りこういったリリックを拝借することもサンプリングのひとつです。</div><div><br></div></div><div><p>URL: <a href="https://youtu.be/h_D3VFfhvs4">youtu.be<img src="https://i.ytimg.com/vi/h_D3VFfhvs4/hqdefault.jpg" width="100%"></a></p></div><div><div>(1:43～)</div><div>この曲では他にもJAY-Zの「Thank You」やジェームス・ブラウンの「The Playback」といった曲からリリックをサンプリングしており、またビートやコーラスにもサンプリングが使われているためまさにサンプリング尽くしの曲といえるでしょう。</div><div><br></div><h3 style="text-align: left;">・Skrillex 「Scary Monsters And Nice Sprites」</h3></div><div><p>URL: <a href="https://youtu.be/WSeNSzJ2-Jw">youtu.be<img src="https://i.ytimg.com/vi/WSeNSzJ2-Jw/hqdefault.jpg" width="100%"></a></p></div><div><div>サンプリングはヒップホップだけではなく他の様々なジャンルにも応用されています。ダブステップから派生したブロステップの第一人者であるスクリレックス。彼の代表曲「Scary Monsters And Nice Sprites」ではドロップに入る直前(0:40～)に「Yes, oh my gosh!!!」と叫ぶ女性の声が入っています。これはスポーツ・スタッキング(※複数のプラスチックカップを決められた型に積み上げたり崩したりして、1/100秒単位でスピードを競うスポーツ)をやっている女の子が叫んでいるYouTubeの動画が元で、スクリレックスはこれを買い取ってサンプリングしました。</div></div><div><p>URL: <a href="https://youtu.be/j54yGxuk0yo">youtu.be<img src="https://i.ytimg.com/vi/j54yGxuk0yo/hqdefault.jpg" width="100%"></a></p></div><div><div>サンプリングは音楽からの抜粋だけを指すのではなく、声や環境音(=生音でないもの)を事前に録音し組み込むことでも用いられます。</div><div><br></div><div>いくつか例をあげたことでなんとなく理解して頂けたかと思います。スクリレックスが"買い取った"としているように、ここにあげたサンプルは全て作曲にクレジットされていたり、何らかの形でサンプリング元に承諾を得た形で使われています。しかし中には無許可で使用されたものもあります。この無許可問題はサンプリングという作曲方法において今日まで最も議論されてきた部分です。</div><div>そもそも、この問題が出てきた背景にはサンプリングの歴史が関係しています。では、まずその歴史から振り返っていきましょう。</div><div><br></div><div><br></div><div><br></div><h2 style="text-align: left;">2. サンプリングの歴史</h2><div>サンプリングという言葉が出てくる以前にも、ミュージックコンクレートやメロトロン等サンプリングに通じるものは多くありました。(無理矢理辿ると中世くらいまで遡れる)</div><div>ミュージックコンクレートはその名の通りに楽音ではなく録音された自然音や環境音、騒音などといった具体的(＝Concrete)な音を用いる現代音楽の手法のひとつであり、これは先述のサンプリングの説明と通じますね。メロトロンはテープレコーダーのテープにアナログレコーディングした音を一音ずつ録音し、そのヘッドを鍵盤を使って弾くというもの。つまりアナログのサンプリングキーボードということであり、現在使われているサンプラーの祖先といっていいでしょう。</div><div>ビートルズの「Strawberry Fields Forever」やキング・クリムゾンの「Epitaph」が有名な例ですね。(↓メロトロン。モデルはM4000。)</div><div></div></div><div><img src="https://stat.ameba.jp/user_images/20180810/20/dmsr1125/0c/14/j/o0635070014245158053.jpg" width="100%"></div><div><div><br></div><h3 style="text-align: left;">・サンプリング文化の誕生</h3><div>メロトロンがプログレ等の人気によって一気に知名度を獲得していた頃、ニューヨークではこんなことが起こっていました。</div><div><br></div><div>ブロンクスにあるアパートで開かれたホームパーティーで、クール・ハークという人物が2つのターンテーブルとミキサーを持ってR＆Bとファンクをかけながら曲のブレーク(間奏)部分を無限にループさせるという会心の術で人々を熱狂させた。これを機に、ハークだけでなくアフリカ・バンバータやグランドマスター・フラッシュなどの有名DJも、2台のターンテーブルを使って自分たちの好きな部分をリピートさせるプレーをした。その後、彼らはパーカッションとベースでリズムパートを作り、その上に複数の曲の間奏を混ぜ合わせることでより一層多彩なDJプレーを披露した。(引用:RHYTHMER ｢About Sampling｣)</div><div><br></div><div>これがサンプリング文化の誕生であり、ヒップホップ・ミュージックの誕生でもあります。起源がパーティーでの利用ですから商用目的で始まった文化ではないのです。</div><div><br></div><div>ここで一つ記しておきますが、「無許可のサンプリング」と「盗作(所謂パクリ)」は違います。盗作は、意図して他人のものをコピーし、自分自身のものに改造させるのが目的です。一方サンプリングは、音楽を完成させる上でのひとつの手法としてアプローチするものです。サンプリングの歴史で触れたように、最初は商用目的以外での使用だったのですから盗作ではないのです。海外では、盗作と無許可のサンプリングは損害賠償の規模こそ似たようなものであっても法的には厳然と区別され扱われています。</div><div>しかしだからといって「無許可のサンプリング」が許されるわけではありません。別の領域で論じられるべきものであっても結果的にはすべて同じだと見ることができるでしょう。サンプリングの歴史を踏まえつつ、無許可のサンプリングの問題について説明していきます。</div><div><br></div><h2 style="text-align: left;">3. サンプリングにおける権利問題</h2><div>サンプリング文化が誕生した頃、その当時の著作権に対する認識といえば「レコードショップで見つけたLPを買うためにお金を支払った行為自体がその曲に対して使用料を払ったということになる」というような今では考えられないものでした。最初期のラップ・ヒット曲であるシュガーヒル・ギャングの「Rapper’s Delight」がシックの曲を無断サンプリングして訴訟まで行ってしまったエピソードからもその認識の程度が窺えます(偶然クラブで「Rapper’s Delight」の存在を知ったシックのナイル・ロジャースはシュガーヒル・ギャングと制作会社に対して訴訟を起こし、結果彼らは原曲の著作権者としてクレジットに名前を上げると同時に収益の一部を受けることができた)。</div><div></div></div><div><p>URL: <a href="https://youtu.be/rKTUAESacQM">youtu.be<img src="https://i.ytimg.com/vi/rKTUAESacQM/hqdefault.jpg" width="100%"></a></p></div><div><div>(0:18～)</div></div><div><p>URL: <a href="https://youtu.be/Er9xGRolrT4">youtu.be<img src="https://i.ytimg.com/vi/Er9xGRolrT4/hqdefault.jpg" width="100%"></a></p></div><div><div><span style="-webkit-text-size-adjust: 100%;">その後も度々サンプリングのクリアランス問題が起こりますが、91年にはこの問題の中でも一際有名なサンプリング訴訟問題が起きます。</span><br></div><div><br></div><div>ビズ・マーキーは、91年にリリースした3rdアルバム「I Need a Haircut」の収録曲「Alone Again」にてギルバート・オサリバンの「Alone Again (Naturally)」を無許可でサンプリングした。これを望まなかったオサリバンはビズ・マーキー側(当時配給をしていたワーナー)を提訴し、裁判所はオサリバンの主張を聞き入れた。敗訴したビズ・マーキー側はアルバムを回収しなければならなかった。</div><div>(引用:RYTHMER ｢About Sampling」)</div><div><br></div><div>この判決は創作者とレコード会社の関係者に対してサンプリングのクリアランスをすることの義務を強調するものでした。そしてこの裁判が有名になったことで、いよいよ音楽業界で本格的にサンプル・クリアランスに対する認識が生まれ、法整備の必要性が出てきたのです。またこの頃はヒップホップが大衆に受け入れられるようになってきた時期でもあり、ビジネスの側面を帯びてきたことによってこのような問題に対する対応が必要になってきたということも関係しています。</div><div>ここで、「サンプル・クリアランス」という言葉について少し説明しましょう。</div><div><br></div><h3 style="text-align: left;">・サンプル・クリアランス</h3><div>【Sample Clearance :&nbsp;サンプリングのために原曲の著作者、または団体から原曲の使用を承認される行為】</div><div>つまり、同一性保持権の侵害による先述の訴訟問題のような混乱が起こらないために行われる手続きです。</div><div><br></div><div>この手続きには2つ種類があります。</div><h4 style="text-align: left;">・原曲のメロディーラインを持ってきて、そのメロディーを構成している楽器を完全に新しく変えて完成させたケース</h4><h4 style="text-align: left;">・原曲のインストゥルメンタル部分をそのまま使用したケース</h4><div>前者は原盤を所有しているレコード会社から許諾を受ける必要はなく、音楽出版社を通じて作詞者と作曲者の許諾を得れば使用することができます。後者は出版社を通じて作詞者と作曲者の許可を受けなければならないのは勿論、原盤を所有しているレコード会社からも許可を受けなければなりません。</div><div>これらをクリアすれば独立した一作品として扱うことが出来るのです。「サンプリング利用の問題で発売が遅れる」とか「サンプル・クリアランスが出来なくて曲がボツになった」というのはこの手続きが詰まっている、もしくは上手くいかなかったということです。</div><div><br></div><div>(尚、稀にアーティスト同士の関係が深い等の理由でクレジットをしなくてよい形でサンプリングを承諾する場合もあります。)</div><div><br></div><div>やっと手続きを完了したことでようやく自由に改変できる…というとそういうわけでもありません。</div><div></div></div><div><figure><a href="http://hiphopdx.com/news/id.19827/title.pete-rock-lupe-fiasco-settle-differences-over-t-r-o-y-sample"><img src="https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fs3.amazonaws.com%2Fhiphopdx-production%2F2012%2F05%2F1-lupe.jpg" width="100%"><small><b>Pete Rock &amp; Lupe Fiasco Settle Differences Over "T.R.O.Y." Sample</b></small><br><small>UPDATE: Lupe Fiasco and Pete Rock bury the hatchet over the former sampling "T.R.O.Y." for "Around My Way (Freedom Ain't Free)."</small></a></figure></div><div><div>2012年、ルーペ・フィアスコのシングル「Around My Way (Freedom Ain’t Free)」を聴いたピート・ロックが怒りを露わにしたというエピソードがあります。当時ルーペはピート・ロック＆CL・スムースの名曲「T.R.O.Y (They Reminisce Over You)」をサンプリングし話題になったのですが、その曲はヘヴィ・D＆ザ・ボーイズの死亡したメンバーであるトラブル・ティー・ロイを追悼する曲で、ルーペはビートの雰囲気はそのままながらリリックでは全く別の物語を展開したためピート・ロックの逆鱗に触れてしまったのです。</div><div>レコード会社と正式なクリアランス手続きを踏んだルーペの行動は同一性保持権を侵害したものではなかったので法には問われないのですが、道義的な面で侵害してしまったということです。ピートは作曲作業に参加するという条件付きでサンプリングを許可したにも関わらず、なんの相談もなく曲が発表され原曲の本質が変わってしまったために失望したのです。このエピソードはサンプリングに慎重になる必要があることを示しているでしょう。</div><div><br></div><div>ここまでサンプリングの歴史と無許可のサンプリングによる権利問題について説明しました。なんだか細かい一音一音までしっかり承諾を得なければならないのか？と思われてしまった方もいるかもしれませんが、そこまでではないです。同一性保持権には“その他の利用の目的及び態様に照らし、やむを得ないと認められる改変”は「歌唱や演奏の技能が乏しいため、原曲に忠実に歌唱や演奏ができない場合であっても、本号の規定により同一性保持権の侵害にならない」と記載がありますし、細すぎる部分は著作権侵害にはならないとした判決が下された裁判もあります。</div><div><br></div><div>では日本でのサンプリング文化はどうでしょう。日本でのサンプリングと日本のサンプリングを使用した曲によくみられる「パクリ」という批判について掘り下げていきます。</div><div><br></div><div><br></div><div><br></div><h2 style="text-align: left;">4.日本のサンプリング文化、そして「パクリ」という批判</h2><div>最初に貼ったジャケット画像の中に2枚、邦楽のシングルを入れました。</div><h4 style="text-align: left;">・加藤ミリヤ「Never let go / 夜空」</h4><h4 style="text-align: left;">・Dragon Ash「I ♥ HIP HOP」&nbsp;</h4><div>どちらもサンプリングによって曲が成り立っている、もしくは深みが増している曲です。</div><div>さて、Dragon Ashを知っている方は「I ♥ HIP HOP」がどれだけ「パクリ」と言われていたかご存知でしょう。アルバム収録時にビートを変更したことがきっかけでいざこざはありましたが、元々きちんとクレジットされていたのになぜ「パクリ」と騒がれてしまったのか。逆に加藤ミリヤの「夜空」という曲がサンプリングを駆使していたことはどれだけの方が知っているでしょうか。</div><div><br></div><div>これは僕自身の考察ですが、上記2つの違いには「サンプルの知名度」と「サンプリングしたアーティストの知名度」そして「サンプリング文化自体の知名度」が大きく関係していると思います。</div><div><br></div><div></div><div><span style="-webkit-text-size-adjust: 100%;">「I ♥ HIP HOP」のサビはThe Arrowsの「I Love Rock'n Roll」です。</span><br></div><div></div></div><div><p>URL: <a href="https://youtu.be/8AT_Pbtyid0">youtu.be<img src="https://i.ytimg.com/vi/8AT_Pbtyid0/hqdefault.jpg" width="100%"></a></p></div><div><div>(0:46～)</div><div>ジョーン・ジェットのカバーで有名ですね。</div><div>Dragon Ashはこれを丸々サンプリングしました。</div><div></div></div><div><p>URL: <a href="https://youtu.be/3RyVQ00cy5I">youtu.be<img src="https://i.ytimg.com/vi/3RyVQ00cy5I/hqdefault.jpg" width="100%"></a></p></div><div><div><span style="-webkit-text-size-adjust: 100%;">当時Dragon Ashの知名度は抜群で、この曲もチャート4位にランクインしています。</span><br></div><div>ではこの曲が発売された1999年当時日本において“サンプリング”という言葉はどれだけ浸透していたでしょうか。残念ながら明確に示せるソースは見つかりませんでしたが、「当時はまだまだヒップホップはアングラでDragon Ashがメジャーシーンに持ち込んだ」という声を見かけることからまだサンプリングという言葉も広く浸透していなかったと推察します</div><div>(ネットがない時代なので尚更)。</div><div>これらが重なった結果「これはパクリではないか」という論が生まれ、それが現在にも伝わってしまっているのではないかと考えられます。</div><div><br></div><div>では加藤ミリヤの場合は？</div><div>サンプリング元は日本語ラップの金字塔であるBuddha Brandの「人間発電所」。日本語ラップが大分浸透した2018年現在ではこの曲はあまりにも有名ですが、2004年当時はどうだったでしょうか。勿論日本語ラップファンには知られていたでしょうが、当時は日本語ラップ冬の時代です。しかもこれは加藤ミリヤのデビューシングル。</div><div>Dragon Ashが「全盛期に有名な曲をサンプリング」したことに対して加藤ミリヤは「デビューシングルでそこそこ有名だがまだまだ浸透の余地がある曲をサンプリング」しました。</div><div>「サンプリング」という手続きに差はなくとも、やはり知名度によって「パクリ」だと騒がれる度合いは変わってしまうと思います。</div><div><br></div><h3 style="text-align: left;">・海外の場合</h3><div>海外でのサンプリングにも先述のような事例が見られるのではないでしょうか。先程僕の考察であげた3つの観点が揃う場合ではないにせよ、どれか1つは関わっていると思っています。</div><div>例えば、世界的ロックバンドであるレディオヘッドの「Idioteque」。</div></div><div><p>URL: <a href="https://youtu.be/rMHtV1M6zM8">youtu.be<img src="https://i.ytimg.com/vi/rMHtV1M6zM8/hqdefault.jpg" width="100%"></a></p></div><div><div>この曲を初めて聴いた瞬間「あ、この曲はPaul Lanskyの『Mind Und Leise』をサンプリングしてる！」と気付けた方はどれくらいいたでしょうか。</div></div><div><p>URL: <a href="https://youtu.be/Wib_L7CyNdI">youtu.be<img src="https://i.ytimg.com/vi/Wib_L7CyNdI/hqdefault.jpg" width="100%"></a></p></div><div><div>(0:42～)</div><div>少なくとも僕は知りませんでした。これは「サンプルの知名度」が低かったからでしょう。そして、サンプリングが浸透しているイギリスやアメリカはサンプリングの存在を知っても「パクリ」と騒がれない(サンプリングがまだまだ浸透していない2000年当時の日本でも発売されチャート上位を獲得していますが、そもそもサンプルの知名度からして情報が伝わってこなかったのでしょう。まぁサンプリングだとしてもパクリと騒がれるような取り入れ方ではないですが)。</div><div><br></div><div>海外でも「パクリではないか」という指摘は見られますが、それは大抵不注意が生んだ「似ている曲」の場合であり、サンプリングには関係のないところです(ジョージ・ハリスンの「My Sweet Lord」等)。最初に紹介したカニエの「Stronger」はかなり露骨なサンプリングです。しかしパクリだという声は聞こえてきません。対してDragon Ashは「パクリ」と言われてしまいました。</div><div>サンプリングの歴史で紹介した通り「盗作」と「無許可のサンプリング」は区別されるものですし、そもそもDragon Ashは正当なプロセスを踏んでいます。</div><div>リスナーはこれに対して少し危機感を持つべきではないでしょうか。</div><div>Dragon Ashの場合この後某事件を経てヒップホップから離れてしまいますが、その理由に「パクリ」という声が広がっていたことが関係していないとは言い切れないでしょう(離れてもパクリ疑惑が持ち上がった曲が幾つかありますがサンプリング問題から離れるので割愛します)。ヒップホップ期が好きだったファンも当然大勢いるわけで、その人達からしてみれば大きな損失です。</div><div>どれも同じようにパクリだと騒げと言っているのではありません。アーティストのイメージによって無駄な争いを生むのではなく、まずはサンプリングについての知識をある程度持って聴いてみるといいのではないでしょうか。そのためにも今回このように長々とブログを書いているのですが…笑</div><div><br></div><div><br></div><div><br></div><h2 style="text-align: left;">・最後に</h2><div>よくぞここまで辿り着いてくれました…</div><div>まずめちゃくちゃ長い記事になってしまったことをお詫び申し上げます。少しでもサンプリングについての理解が深まればとの思いがこの量になってしまいました。真意が伝わっていれば幸いです。</div><div><span style="-webkit-text-size-adjust: 100%;"><br></span></div><div><span style="-webkit-text-size-adjust: 100%;">サンプリングについての訴訟問題についていくつか判例を取り上げたページがあります。興味を持たれた方は見てみて下さい。</span><br></div></div><div><figure><a href="https://webtan.impress.co.jp/e/2018/04/26/28399?amp"><img src="https://web-tan-cdn.impress.co.jp/sites/default/files/styles/1200x630/public/images/article2018/ongaku-chosakuken/ongakutyosaku_jissen-30-01.png?itok=PxZ6fOaC" width="100%"><small><b>サンプリングと著作権─裁判例2─ ～元ネタがわからないようなサンプリングでも違法なの？ | よくわかる音楽著作権ビジネス【Web担特別掲載版】</b></small><br><small>書籍『よくわかる音楽著作権ビジネス 実践編』の第30話［各論編］著作権紛争「サンプリングと著作権 ─裁判例2─」を特別に公開</small></a></figure></div><div><div>サンプリングはルールを守れば基本的には楽しいものです。商用目的以外での利用(それでも侵害にあたってしまう場合もありますが)はある程度許されていますし、記事にある通りしっかり手続きも整備されています。中にはサンプリングされたことによって人生が変わった人もいます。</div><div></div></div><div><figure><a href="http://playatuner.com/2017/05/dre-nextepisode-david-axelrod/"><img src="https://playatuner.com/wp-content/uploads/2017/05/nextepisode-1024x576.jpg" width="100%"><small><b>Dr. Dre「The Next Episode」の元ネタとなった曲のプロデューサーが語る「サンプリングが大嫌いだった」 | Playatuner</b></small><br><small>&nbsp; &nbsp; サンプリング は自分がリスペクトしている音楽を新しくリノベートする役割以外にも、様々な意味を持っていると感じる。そのうちの一つは「若い世代に紹介」する役割であろう。特にブラックミュージックはサンプリングのおかげもあり、昔の曲が常に現代にて蘇っており、時代を超えて常にフレッシュに愛されている。 関連記事：ロバート・グラスパーがジャズとサンプリングについて語る サンプリングを使用したヒップホップは時代とともに進化をしてきたが、その進化について考えるとき、90年代の最後にリスナーを2000年代へと誘ったアルバム「Dr. Dre - 2001」を思い出す。そのなかで最も印象に残るサンプリングを使用した曲は「The Next Episode」であろう。サンプルを実際に生演奏で再現したという意味でも、90sのイメージとはかけ離れたサンプリングサウンドとなっている。 https://www.youtube.com/watch?v=QZXc39hT8t4 サンプリングにたいしてマイナスなイメージを持っているアーティストは多くいる。（プリンスはその１人であった）この曲の元ネタはDavid McCallumの「The Edge」なわけであるが、この曲を手がけた人物がDavid Axelrod（デイビッド・アクセルロッド）である。彼は今年の2月に他界してしまったが、彼も元々サンプリングが大嫌いだったのだ。そんな彼が生前のコンサートにて語った映像が面白いので紹介をしたい。 https://www.youtube.com/watch?v=mZVArqrmaV8 &nbsp; （曲のイントロにて） David： 一つ言わないといけないことがあるんだ。このコンサートのギャラは少なく、実はこのコンサートの実現を可能にするほどのギャラをもらっていないんだ。しかも私はシャルロットストリートホテルに泊まりたいと言ったけど、「宿泊と朝食以外は全部自腹であればOK」と言われたんだ。通常だったらそんな条件じゃ宿泊／ライブはできない。 &nbsp; なんとこのコンサートを実現するほどのギャラをもらっていないというDavid Axlerod。そんな彼はどのようにして実現させたのだろうか？ &nbsp;</small></a></figure></div><div><div><span style="-webkit-text-size-adjust: 100%;">サンプリングから新たな音楽の発見があるかもしれないし、可能性は無限大でしょう。勿論僕は正当なサンプリングに賛成なので、あなたにとってもサンプリングが素晴らしい芸術であることを願います。</span><br></div><div><br></div><div>ここまで読んでくださり本当にありがとうございました！サンプリングを説明する場面でこの記事が役に立てばなによりです。</div></div><br><div><span>via&nbsp;<a href="https://to11ba25.amebaownd.com">鳥羽_LOG</a></span><br><span>  Your own website,</span><br><span><a href="https://www.amebaownd.com">Ameba Ownd</a></span></div>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/dmsr1125/entry-12396989220.html</link>
<pubDate>Fri, 10 Aug 2018 20:05:07 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>目を向けてほしい</title>
<description>
<![CDATA[ <div><div>時々、現実から目を背けたくなる時があると思う。誰だって苦悩を抱えているし、そこから逃げられたらどれだけ楽だろう。それが例え一介のサラリーマンだとしても、例え売れっ子ミュージシャンだとしても。</div><div><br></div><div><br></div><div>…最近僕のTwitterを見てくれている人はよく分かると思うが、L'Arc~en~Cielが"キテ"る。</div><div>遅い。遅すぎるよ。そういえば1個上にラルク好きな人いたじゃないか。あぁ、もっと早く触れれば良かった。そう言いつつ彼らが現役(といってもバリバリではないが)の間に彼らの音楽に浸かることが出来ていることに幸せを感じている。</div><div>彼らの音楽を聴いていると、このバンドは結構「ハッキリ言うバンド」なんだなと思うことがある。歌詞は勿論、変化に富んだサウンドも含めて。時代のせいでもあるかもしれないが甘いファンタジーな世界を広げるバンドが多い中で、このバンドは一味違う気がする。自殺とか、ウザいファンとか…前述の「目を背けたい事」をハッキリ言う。これが現実なんだよと言わんばかりに。</div><div>でもハッキリ過ぎてつまんないレベルなんじゃなくて、丁度いい感じ(つまりポップ)にぶっ込んでくる。そこに惹かれてしまっている気がする。</div><div><br></div><div><br></div><div>前置きが大分長くなってしまったが、ここで紹介したいのは、「REAL」というアルバムである。そう、僕が毎日がやがや言っているあのアルバムだ。</div><div></div></div><div><img src="https://stat.ameba.jp/user_images/20171223/23/dmsr1125/ae/92/j/o0600059514096859917.jpg" width="100%"></div><div><div><br></div><div>情報を得るために口コミ？やレビューサイトを覗くと結構な確率で「コアなファン向け」とか「人を選ぶ」とか書いてあるじゃないか。あれ、そんな難しいアルバムなのか…？僕は不安になった。そこで今回は「僕なり」にこの脆く美しいアルバムを紐解いていこうと思う。いつもの「全曲レビュー」とは少し違うが(全曲レビューは多くの他サイトが素晴らしいコメントを遺していらっしゃるのでそちらをどうぞ)一応レビューだと思って頂きたい。まぁ多少情報をお借りするところがあったり深夜テンションだったりするが許して欲しい。ごめんなさい。</div><div><br></div><h2 style="text-align: left;">マジで取っ付きにくいのか？</h2><div>アルバムに「取っ付きにくい」と前評判がつくと大変だ。それはつまり聴きづらいということであり、躊躇いが生まれてしまう。これは勿体ない。</div><div>…じゃあ何処が「取っ付きにくさ」を生んでいるのだろうか？いくつか考えてみよう。</div><h4 style="text-align: left;">1.メンバーが危ない</h4><div>これはメンバーのガラが悪いとかそういうことではない。この頃のラルクは結構ピリピリしていたようで、hydeはバンドをやめたがっていたらしい。結局リーダーの説得でなんとかソロとして留まるものの、そんな状態だったわけだ。ピリピリした時期のアルバムは血の気が多くそれがプラスになる場合とマイナスになる場合があるが、個人的にはこのアルバムはプラスだったと思っている。</div><h4 style="text-align: left;">2.音が重い</h4><div>このアルバムは全体的に見てもなかなかヘヴィーなアルバムだ。「HEART」や後にリリースされた「AWAKE」等でもある種のヘヴィーさは聴けるのだが「REAL」はこの2つのどちらとも違うヘヴィーさを持っていると思う。音のドンシャリ感もオルタナバンドらしくギシギシと響いてくる。曲調も暗めの曲だったり所謂「耳の肥えたリスナー向け」に感じる曲があったりする。又、それまでのラルクが大衆向けのポップな曲を多く送り出していたことから反動についていけなかったのかもしれない。</div><h4 style="text-align: left;">3.多彩すぎる</h4><div>伝わりにくい言い方だが、このアルバムの持つ色々な顔(ポップめの曲、ヘヴィな曲、不安定な曲)が当時のバラバラの状態を表しているような気がしている。でもこれは決して悪く言っているわけではなくて、僕はその「バラバラさ加減」がまとまっている(どれも違う方向を向いて一曲も同じ方向を向いている感じがせず、その点においてまとまっている)と考えている。伝わりにくいね。</div><div>…とここまで稚拙ながら取っ付きにくいんじゃないかと言われている箇所を自分なりにまとめてみた。</div><div><br></div><h2 style="text-align: left;">じゃあ魅力は何なの？</h2><div>と、ここまで書いたが僕は何故このアルバムに惹かれたのだろうか。考えてみようと思う。</div><h4 style="text-align: left;">1.ギラギラしさが寧ろカッコイイ</h4><div>なんだその感想…とか言わないでほしい。ごめん。でも、これは本当にそう思っている。さっきも書いた通り、ピリピリした雰囲気がアルバムを輝かせている。地味とか言われることもあるのだが、少なくとも今までのラルクには無かったであろうものが多く、その新鮮さも気に入っている。</div><h4 style="text-align: left;">2.メロディーがツボ</h4><div>これは前述の「取っ付きにくさ」における「音が重い」部分と繋がるところがある。自分がラルクで一番好きな曲を挙げろと言われたら今のところはこのアルバム収録の「LOVE FLIES」を挙げると思う。この曲も某恐竜バンドの丸パクリとか言われているが、寧ろ親しみやすさを覚えた。普段から洋楽オルタナに親しんでいる人は寧ろ入りやすいのではないだろうか。「THE NEPENTHES」の変拍子が放つ独特性も、「bravery」の持つ(言うならば)"事変ぽさ"もツボだ。事変が好きなら(歌詞は置いといて)この曲は好きになれるかもしれない。林檎嬢じゃないけど。「get out from the shell -asian version-」といったエレクトロニック要素を含む楽曲もミクスチャー好きにはたまらないだろうし、テクノポップ好きには「NEO UNIVERSE」を。「finale」はゴシック…と、止まらない。こういった各楽曲の持つ魅力が前述の多彩さに繋がっている。</div><h4 style="text-align: left;">3.ジャケットがカッコイイ</h4><div>これもどう思うかは人それぞれなのでおすすめする要素に持ってくるのは微妙なところだが、ジャケットがカッコイイ。そもそもラルクはジャケットのセンスがいい。このアルバムもガーゴイルと街並みが放つ不気味さが妖しく光っている。僕はアルバムジャケットは中身を表すものとして結構重要視しているので、こういうジャケットはかなり高得点だ。</div><div>…そんなわけでまたまた稚拙な文章で「REAL」の魅力を(深夜テンションレベルで)語ってみた。</div><div><br></div><h2 style="text-align: left;">結局「REAL」とは何なのか</h2><div>このアルバムを最後にラルクは暫くの間活動を休止する。このアルバムを聴いたファンは「ラルクはこのまま解散してしまうのではないだろうか」と不安になっていたのだそう。プロは自分を"きれいに"魅せることに長けている場合が多いが、ラルクはプロながら「現状の自分達そのまま=REAL」を示している。バンドとしての活動に嫌気がさした、もうやめたい…でも離れたくない。目を向けなければならない。そんなフラフラの状態が、ピリピリした状態が力強い音を生み出していると感じる。僕はそういう「ロックバンドっぽいアルバム」が大好きだ。最終的にラルクは元気に復活するわけだし。</div><div><br></div><div><br></div><div>どうだろう。伝わりにくかったとは思うが、なんとなく気にはなって頂けただろうか。正直良い伝え方ができたとは思っていないし、僕より何倍も伝え方が上手い人が沢山いる。だからこの記事を見て、もし少しでも「REAL」が気になって頂けたなら「REAL」について検索して調べてみてほしい。ラルクは「REAL」だけではないし寧ろこのアルバムよりポップで取っ付きやすいアルバムが圧倒的に多い。そういう面からこの記事は「REALの世界にスムーズに入っていくための記事」みたいなものと捉えて頂ければ幸いだ。</div><div><br></div><div><br></div><div>…今回はいつもと文体も違うし構成も違うので違和感を覚えた方もいらっしゃるかもしれません。ただこのアルバムはこういう感じで紹介したかったので、こうしました笑。</div><div>最後に、L'Arc~en~Cielの今後の活動への(微かながらしっかりとした)期待と「THE NEPENTHES」のコーラスである"K"の正体が分かる日を待ち望みつつ、この記事を締めます。</div></div><br><div><span>via&nbsp;<a href="https://to11ba25.amebaownd.com">鳥羽_LOG</a></span><br><span>  Your own website,</span><br><span><a href="https://www.amebaownd.com">Ameba Ownd</a></span></div>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/dmsr1125/entry-12338677734.html</link>
<pubDate>Sat, 23 Dec 2017 23:52:52 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>アルバムレビュー「Doggystyle」</title>
<description>
<![CDATA[ …いよいよ「私を構成する81枚」が関係なくなってしまいました笑&nbsp;<div>でも僕自身は「レビューしたいアルバムをレビューする」精神(?)でやってるのでそんなに気にしてないです！笑<br></div><div><br></div><div>という訳で、今回はヒップホップの歴史の中でもクラシックと呼ばれるアルバム、スヌープドッグ(当時はスヌープ"ドギー"ドッグ)が放った彼のソロデビューアルバム「Doggystyle」をご紹介します！</div><div><br></div><div><div id="98771908-ED71-4A48-A170-82C651EB4F32"><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20170929/00/dmsr1125/57/cb/j/o0480044614037512662.jpg"><img src="https://stat.ameba.jp/user_images/20170929/00/dmsr1125/57/cb/j/o0480044614037512662.jpg" border="0" width="400" height="371" alt="{98771908-ED71-4A48-A170-82C651EB4F32}"></a></div>リリース:1993年11月23日<br>全米売上:613.7万枚</div><div><br></div><div>お気付きの方もいるかもしれませんが、「Doggystyle」というのは訳すと「後背位」ということになります…あまり触れたくないのですが笑</div><div><br></div><div>そんな話はさておき、この素晴らしいクラシックが制作された背景を簡単に説明しておきましょう。</div><div><br></div><div>・スヌープドッグの出現</div><div>彼は元々「213」というグループを組んでおり、そのメンバーだったウォーレンGが異父兄弟であるDr. Dre(N.W.Aのメンバー並びに凄腕プロデューサーであった彼は本作、そしてスヌープのキャリアに於いて重要な役割を果たす)にスヌープを紹介したところから始まりました。後にデスロウレコードに加入しDr.Dreの1stアルバム「The Chronic」にも参加するのですが、このアルバム自体超クラシックなのでそのレビューの時まで省略。</div><div>本作はそんな過程を経て(The Chronicのネクストワークとして)制作されました。プロデュースは勿論Dr. Dre。彼の確立した「G-Funk」(サンプリングに加えて生楽器での演奏やシンセとベースラインが織り成すヘビーな曲調が特徴)が本作でも発揮されており、正に金字塔と呼ばれるアルバムになりました。<br></div><div><br></div><div>・アートワーク</div><div>強烈なインパクトですが、ファンクへのリスペクトを感じる部分があります。</div><div>実は上の壁から覗いている犬達のセリフがファンクの大御所ジョージクリントンの「Atomic Dog」の歌詞になっているのです。</div><div><br></div><div><span style="margin: 0px; padding: 0px; -webkit-text-size-adjust: auto; background-color: rgba(255, 255, 255, 0);"><b></b>なんでこういう気持ちになるんだ<b>。</b></span>なんで猫を追いかけないといけないんだ。俺の中の「犬」がそうさせるんだ。</div><div><br></div><div>つまりスヌープはファンクの「Pimp(女たらし)」の文化を受け継ぎ、男の中のワイルドな「犬」を演じているのです。(playatuner様より引用)</div><div>そんなワイルドさを強調したリリックや強烈なジャケットもあり女性蔑視だと批判されました。因みに僕は絵柄もファンキーな感じで好きです…笑</div><div><br></div><div>…と、こんな感じにDoggystyleは生まれ、スヌープ本人の本格的な快進撃が始まったのです。</div><div><br></div><div>それでは各曲について触れていきましょう。ヒップホップ作品の難しいところはリリックの凄まじさが(日本では言語の違いによるニュアンスの違いによって)なかなか伝わりにくいところがありますが、そこも少しずつ補いつつレビューしてみたいと思います。<br><br></div><div>1「Buthtub」</div><div>クラシックの幕開けを飾る1曲。いきなりカーティスメイフィールドの「Give Me Your Love」がサンプリングされています。内容は風呂の中でイチャイチャしてる最中にベルが鳴り、つるんでいる奴が茶化しに来たというもの。「これから最高のトラックを垂れ流してやるから耳かっぽじって聴け」ギャングスタっぽくオラオラしていていいと思います。</div><div><br></div><div>2「G Funk Intro」</div><div>ブリブリとしたベースラインがうねりながらはじまるトラック。まさに「G Funk」サウンドです。</div><div>リリックは前曲から続くような形で「スヌープ様のご紹介」といった感じ。デスロウレコードのレーベルメイトであるThe Lady of Rageがイルなラップをかまし、今作での象徴であるワイルドな犬(=スヌープ)と群がる女達へ向けてラップしています。曲の最後には「And I gotta piss…」下品なんてもんじゃないですね笑</div><div><br></div><div>3「Gin And Juice」</div><div>スヌープの代表曲でもあるこの曲。本作のセカンドシングルです。前曲から繋がる形ではじまるのですが、いきなり小便が流れる音…(前曲の最後参照)本作は大体の曲がクスリキメてオンナで遊んでカネ儲けウェーイという内容なんですが、この曲もそんな感じ。親がいない間に大勢呼んで、みんなでブッ飛ぶ。途中出てくる「<span style="-webkit-text-size-adjust: auto; background-color: rgba(255, 255, 255, 0);">with my mind on my money and my money on my mind」というリリックは昔からある言葉みたいです。</span>曲が終わると～W Balls～というFM風のスキットが入ります。W Ballsという言葉が連呼されますが…そうです、xxタマの事です…</div><div><br></div><div>4「The Shiznit」</div><div>W Ballsにて曲がアナウンスされ始まる曲。Shiznitは「最高」みたいな意味です。危ないリリックが続きますが、この曲のサウンドもG Funk全開です。メロウなサウンドが良いみたいなところもあるので、日本人的にはリリックは頭に入れないで聴いてみた方がいいかも…(ここまで解説しておいて言うのもアレですが)</div><div><br></div><div>5「Lodi Dodi」</div><div>～Domino Intro～というスキットを挟み曲がスタート。この曲自体スリックリックのLadi Dadiという曲をサンプリングしているですが、スヌープは「支持してくれる奴にこの曲を贈る」みたいな形で使っています。元曲にも出てくるのですが、名曲「上を向いて歩こう(Sukiyaki)」のフレーズが英語詞(解釈としては故坂本九氏からのサンプリングというよりA Taste of Honeyのカバーからのサンプリングだと思われる)で登場します。最初聴いた時は少しビックリしました。使われるのは嬉しいのですがその後の展開が「なんだそれ」な内容なので少しガッカリな気も。</div><div><br></div><div>6「Murder Was the Case」</div><div>イントロから不穏です。集団がスヌープらしき男を見つけ、本人だと分かると発砲！倒れたスヌープが語り始めます。ストリートの情勢はとても厳しいもので、いつも人が銃弾に倒れていきます。奇跡的に助かったスヌープ。でもこの曲を通して強い(ワイルドな)スヌープを演じながらもストリートに警笛を鳴らしている気もします。</div><div><br></div><div>7「Serial Killer」</div><div>「600万通りの死に方がある。好きなのを選べ。」選べません。生きるか死ぬかの緊迫した状況の中で動き回っています。前曲が「殺人罪」の連呼だったのに対し、この曲は「自殺」と連呼しています。サウンドも不穏さを煽るような怪しげなものですが、スヌープの気合いの入ったリリックが中心に置かれている感じですね(当たり前ですが)。</div><div><br></div><div>8「Who Am I (What's My Name)」</div><div>イントロからトークボックスが炸裂する初期の名曲。前述したジョージクリントンの「Atomic Dog」がサンプリングされています。スヌープの語りかけるような声と女性コーラスが非常によくマッチしています。MVも作られていて、スヌープが凶暴な犬に変貌します。</div><div><br></div><div>9「For All My N***az &amp; Bitches」</div><div>口にしづらいタイトルですが…リリックでもビッチと*ガーを煽っています。この曲でもThe Lady Of Rageがラップしています。レーベルをあげての作品だったことが伺えるフィーチャーですね。ただこのアルバムの中では単純なギャングスタ過ぎて重要度は低めかもしれません。</div><div><br></div><div>10「Ain't No Fun (If The Homies Cant Have None)」</div><div>トラックはこのアルバムの中で一番好きです。グルーヴィーで、かつG Funkをよく体現していると思います。曲の最初にW Ballsと同じシチュエーションでラジオDJが曲を紹介するスキットが入ります。旧友のウォーレン Gがフィーチャーされています。最後のヴァース「1にカネ、2にオンナ、3でゲットレディ、4でシェヴォレーのカーコンポを鳴らす」というところがライフスタイルを表していて好きです。</div><div><br></div><div>11「Doggy Dogg World」</div><div>ギャングスタ節全開のリリック。パーティーではちゃめちゃやって世界を掌握するみたいなニュアンスさえ感じられます。Tha Dogg PoundとThe Dramaticsをフィーチャー。</div><div><br></div><div>12「GZ and Hustlas」</div><div>教師「名前は？」</div><div>生徒「スヌープ。」</div><div>教師「君は将来何になりたいんだ。」</div><div>生徒「俺はマザファ××なハスラーになりてぇ。テメェ、なめてんじゃねーぞ。」</div><div>ファニーながら強烈なスキットから始まる曲。トラックがカッコいいです。スキットの内容通りハスラーになったスヌープが「'78年型のクーペで」暴れます。</div><div><br></div><div>13「Pump Pump」</div><div>オンナに好かれるスヌープ。彼氏がやってきて文句を言いますが、スヌープは「こういうことだ」と言って発砲。全く、恐ろしいです。</div><div>そんなスキットを挟み最後の曲が始まります。ムショに入れられ後悔していたみたいですが、結局は「黙って俺様のライムを聴け」と豪語しています。実際センスがあるのでこういった曲が出来ていくのですが笑</div><div>最後はパンプ、パンプとコーラスが入りフェードアウト。</div><div><br></div><div>単調なギャングスタラップに思えて結構盛りだくさんな内容でしたね。スヌープの快進撃は止まりません。後にデスロウとは袂を分かちますが、その後も様々なアーティストと繋がりを持ち、時には大麻を吸いながら、時には踊ってみた動画(?)を投稿しながらヒップホップ界に君臨し続けています。イチロー選手もファンのようで、登場曲に使われていた時期もあったとか。本当に誰からも愛されるウィードスター、スヌープドッグはまだまだ楽しませてくれそうです。</div><div><br></div><div>次回のレビューもお楽しみに！</div><div><br></div><div><br></div><div><br></div><div><br></div>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/dmsr1125/entry-12314904904.html</link>
<pubDate>Mon, 18 Sep 2017 19:35:06 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>話題のレーベル「ブレインフィーダー」とは？</title>
<description>
<![CDATA[ 最近音楽ファンの話題をかっさらっているレーベル、「Brainfeeder」。一体彼らは何者なのか！？<div>今日はいつもと路線を変えて迫ってみたいと思います。</div><div><br></div><div><div id="849CBC90-0A7A-4634-AEC8-6FE748C52FD9"><div id="AFFF930B-A638-4E78-931C-A9615061033E"><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20170827/19/dmsr1125/30/a7/j/o0480048014014394607.jpg"><img src="https://stat.ameba.jp/user_images/20170827/19/dmsr1125/30/a7/j/o0480048014014394607.jpg" border="0" width="400" height="400" alt="{AFFF930B-A638-4E78-931C-A9615061033E}"></a></div><div id="849CBC90-0A7A-4634-AEC8-6FE748C52FD9"><br></div>・概要<br></div></div><div><span style="-webkit-text-size-adjust: auto; background-color: rgba(255, 255, 255, 0);">ブレインフィーダー(Brianfeeder)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス</span><span style="-webkit-text-size-adjust: auto; background-color: rgba(255, 255, 255, 0);">のインディー・レコードレーベル</span><span style="-webkit-text-size-adjust: auto; background-color: rgba(255, 255, 255, 0);">。フライング・ロータス</span><span style="-webkit-text-size-adjust: auto; background-color: rgba(255, 255, 255, 0);">が主宰しインストゥルメンタル・ヒップホップを中心としたリリースをしている。(Wikipedia)</span></div><div>ジャンルは主にインストゥルメンタル・ヒップホップで、2008年に設立されました。最初はフライングロータス(以外フライロー)のコネクションでやりくりしていたのですが、段々レーベルとして機能しだし、今では世界(特にジャズ・ヒップホップ界)から注目を集めるレーベルになっています。</div><div><br></div><div>・主な所属アーティスト</div><div>ブレインフィーダーのボスであり時代に新しい風を吹き込む新生代ジャズの旗手<b>フライングロータス</b></div><div>2017年のフジロックにて素晴らしいステージを繰り広げた超絶技巧ベーシスト<b>サンダーキャット</b></div><div>革新的なデビューアルバムを放ち、秋にはブルーノートフェスティバルにて来日予定の<b>カマシワシントン</b></div><div>ブルックリンをベースに活動するプロデューサーでありピアニスト<b>テイラーマクファーリン</b></div><div><br></div><div>…この他にも多くのアーティストが所属し、個々の作品を(所属するアーティスト同士でフューチャリングするなどして)作り上げています。又彼らは共同でライブを行っており、ゲストにはジョージクリントン(彼は特にブレインフィーダーとの親交が深く、新作をブレインフィーダーよりリリース予定)やマイケルマクドナルド等豪華なゲストも参加しています。勿論ブレインフィーダー所属アーティストが途切れること無く(転換中も演奏があるため言葉通り)新世代の音楽を繰り広げます。</div><div><br></div><div>・彼らの音楽を紹介</div><div>彼らがやっているのは音楽なのだから、音を聴いて確かめよう！ということで、いくつかブレインフィーダー所属のアーティストの作品を紹介したいと思います。</div><div><br></div><div>1. Flying Lotus「Never Catch Me」(From "You're Dead!" 2014)</div><div><br></div><div><iframe width="359.0" height="201.9375" src="https://www.youtube.com/embed/2lXD0vv-ds8" frameborder="0" allowfullscreen></iframe><br></div><div><br></div><div>まずは主宰のフライローから。この曲では<b>ケンドリックラマー</b>をフューチャーしており、キレのあるラップが披露されています。元々この2人はケンドリックの作品等で交流があったのですが、どれも異常な程上手く噛み合っており、素人からでも相性の良さが伺えます。この曲ではケンドリックがヴァースの最後を「お前はもう死んでいる」とし、相手に「お前はもう俺には一生追いつけない(Never Catch Me)」と括っており、フライローのアルバムコンセプトである「死」に寄り添うリリックとなっています。MVでは子供が印象的なダンスを繰り広げています。因みにMVの監督は東京生まれLA育ちのヒロ・ムライ。</div><div><br></div><div>2.Thundercat「Show You The Way」(From "Drunk" 2017)</div><div><br><iframe width="359.0" height="201.9375" src="https://www.youtube.com/embed/x8AgdI4eyFc" frameborder="0" allowfullscreen></iframe><br></div><div><br></div><div>サンダーキャットはブレインフィーダーのみならずブラックミュージック全体の貢献者として多くの人々から慕われているのですが、この曲はその人脈が最大限に生かされた結果ではないでしょうか。ベースを演奏するサンダーキャットの隣には<b>マイケルマクドナルド</b>と<b>ケニーロギンス</b>が。時代を支えたミュージシャン達が生み出したこの曲はPitchforkにて"Best New Track"に選出されました。なんでもコラボのきっかけはマイケルとケニーそれぞれの子供がサンダーキャットの大ファンだったからだとか。サンダーキャットもこの2人を敬愛しており、夢のコラボだった模様。この他にもアルバム"Drunk"にてケンドリックラマーを始めとして多くの精鋭ミュージシャン達とコラボしており、各曲ブラックミュージックの歴史に新たな名を残す名曲となっています。</div><div><br></div><div>3.Kamasi Washington「Miss Understanding」(From "The Epic" 2015)<br><br><iframe width="359.0" height="201.9375" src="https://www.youtube.com/embed/F-75-tUHIrQ" frameborder="0" allowfullscreen></iframe></div><div><br></div><div>とにかく壮大。息つく暇もありません。近年メインストリームな音楽シーンがジャズにアプローチをかけている中で、サイドメンとして最も近くから変革を生み出していたカマシが放ったデビューアルバム。"Miss Understanding"だけでもサンダーキャットに<b>マイルズモスリー</b>、<b>ロナルドブルーナーJr.</b>等錚々たるメンバーが集結しており、アルバム全編だと総勢60名超の音楽家がカマシと共に歴史的名作を作り上げました。</div><div>カマシは今作で"新しさ"というより"生々しさ"で勝負しています。音のルーツは70年代初頭のジャズにあると思われます。ジャズがまた新たな風を送り込む瞬間を聴いてみてはどうでしょうか。総収録時間170分3枚組。</div><div><br></div><div>…と、日本でもよく知られているであろう3人のアーティストを入門として、ブレインフィーダーの世界へ踏み込んでみてはいかがでしょうか。</div><div>お気づきかと思いますが、この3作、どれもフューチャーが非常に豊富です。サンダーキャットなんかは3作全てにおいて演奏していますね。ブレインフィーダーが放つ作品は豊富な人脈によってより輝きが増しているのです。"皆で作り上げる"といった方向性はブレインフィーダーの拠点であるカリフォルニア(西海岸)の特性でもあります。ジャズやヒップホップにもフューチャリングは不可欠な存在ですし、作られるべくして作られたコネクションなのです。</div><div><br></div><div>長くなってしまいましたが、ブレインフィーダー(Brainfeeder)の今後の活動に期待したいですね。</div><div><br></div><div>では、またお会いしましょう！</div>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/dmsr1125/entry-12305243404.html</link>
<pubDate>Sun, 27 Aug 2017 19:10:04 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>「私を構成する81枚」ピックアップレビュー ①</title>
<description>
<![CDATA[ <div>【はじめに】<br></div><div>Twitterでの話になりますが、「#私を構成する81枚」という枚数的に狂気を感じるタグを見つけ、やってみました。それなりに反応は頂いたのですが、折角時間をかけて選んだのだから各アルバムの様々な側面も知ってもらいたい！</div><div><div>そこでこのブログ上で「自分が特に"良さ"を知ってもらいたいアルバム」をいくつかピックアップしてレビューしてみたいと思います。</div><div>実は本格的なブログはこれが初めて(！)なので大目に見てくだされば有難いです。</div><div><br></div><div>前置きが長くなってしまったのでそろそろやっていきましょうか！</div><div><br></div><div><br></div><div>記念すべき第1回は、Beckの「Guero」です。</div><div><br></div><div><div id="C97210E0-F80D-403B-B985-52EAF7636DEF"><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20170810/23/dmsr1125/1c/d9/j/o0480048814002249474.jpg"><img src="https://stat.ameba.jp/user_images/20170810/23/dmsr1125/1c/d9/j/o0480048814002249474.jpg" border="0" width="400" height="406" alt="{C97210E0-F80D-403B-B985-52EAF7636DEF}"></a></div><br>リリース:2005年3月29日</div><div>全米売上:約87万枚</div><div><br></div><div>最初に…ベック(本名ベック・ハンセン)というアーティストは、オルタナが世界を支配していた90年代に於いて「サンプリング」という近代的手法を用いて新たなサウンドを開拓した人です。そして、彼のサウンドにはブルースやラテン音楽、ヒップホップ等多種多様なバックグラウンドがあることを記しておきましょう。</div><div><br></div><div>本作はそんなベックの「多種多様なジャンルごちゃ混ぜの才能」が一際光る作品になっています。一般的な彼の傑作として96年発表の「オデレイ」が挙げられますが、本作は「オデレイ」的サウンドをより深化した形で聴くことができます。それまでに彼が成し遂げてきたジャンルの壁を取り払う数々の成果(ファンクやフォーク分野への深い理解)によって、それはより聴きやすいものへと変わっているのです。では、各曲を掘り下げてみましょう。<br></div><div><br></div><div>1「E-Pro」</div><div>この曲は往年のベックファンなら誰しも唸ったはず。先行シングルとして発売され、瞬く間に全米を駆け巡りました。まさにキラーチューンと呼ぶべきワイルドなロックサウンドは「オデレイ」の「Devils Haircut」を彷彿とさせます！</div><div><br></div><div>2「Que Onda Guero」</div><div>E-Proのアウトロから繋がる形で曲が始まります。2曲目も飛ばしています。これはヒップホップと呼んでいいのでしょうか…？とにかく、サンプリング祭りです。チープなサウンドなのにクールで、ベックの真髄を感じるような曲。因みにタイトルの意味はスペイン語で「よお、あんちゃん」みたいな感じです(Gueroは白人の男の子の意)。</div><div><br></div><div>3「Girl」</div><div>セカンドシングル。イントロのピコピコサウンドが楽しいです。「太陽の瞳をした彼女」について、少しバイオレンスに描かれます。ブルージーなソロも必聴。</div><div><br></div><div>4「Missing」</div><div>ゆったりとした曲。このサウンドはベックのそれまでの軌跡を経て初めて得られるグルーヴではないでしょうか。ストリングスの掛かり方等一筋縄ではいかない佳曲。</div><div><br></div><div>5「Black Tambourine」</div><div>ベースとドラムによるモダンなイントロからベックが緩く歌います。勿論タンバリンも入ってますよ！シャープに展開するかと思いきやグランジっぽいギターが入り、アクセントを加えています。スキャット含め思わず歌いたくなる曲ですね。</div><div><br></div><div>6「Earthquake Weather」</div><div>個人的にはアルバムの中で一番好きな曲です。妖しいラーガ風イントロにスクラッチが合わさって化学反応を引き起こしています。凄くカッコイイ！笑 歌詞は抽象的に地球を描いてると思われます。</div><div><br></div><div>7「Hell Yes」</div><div>サードシングル。ヒップホップ的ノリで、これも「オデレイ」を感じます。でも二番煎じでは全くなく、ライミングも上達している(気がします)。</div><div>ロボット達によるMVもなかなか面白いです。</div><div><br></div><div>8「Broken Drum」</div><div>非常にゆったりした曲。粘っこい歪んだギターとベックお得意のスライドギターが光る1曲。奇妙だけど違和感を覚えずに聴けるところが、ニヤリとさせてくれます。</div><div><br></div><div>9「Scarecrow」</div><div>このアルバムは曲が進んでいく度にサウンド面の深さ(良い意味でのややこしさ)が増していく気がします(個人の感想)。ベースラインが自然とリズムを引っ張っています。音を詰める感じではなく、寧ろ空間を利用してる感じでしょうか。なかなか良いです。</div><div><br></div><div>10「Go It Alone」</div><div>モコモコしたベースとクラップというファンキーな渋さを感じる曲。とっても緩いです笑 ナーナナナナナ♪というコーラスが少しずつクセになっていきます。あまり盛り上がる箇所はありませんが、ベックはこういう曲もいいのです。</div><div><br></div><div>11「Farewell Ride」</div><div>アルバム中最もラーガなイントロではないでしょうか。"熱い曲"ではなく、"暑い曲"というべきでしょうか。後半の展開は何かを崇拝してるかのような妖しさ…</div><div><br></div><div>12「Rental Car」</div><div>サウンド的には前2曲辺りと比べると大分とっつきやすい曲かも知れません。でもベックですから、当然色々盛り込まれてます。潰れまくったギターと遊園地の不気味なアトラクションようなコーラス。2005年にこんな愚直なサイケ曲を発表できる事がスゴイ…！</div><div><br></div><div>13「Emergency Exit」</div><div>通常盤のアルバムでは最後の曲。浮遊感とノイズチックなデジタルサウンドで押し通す感じでしょうか。このアルバムは「オデレイ」と比較対象が多いのですが、アコースティックサウンドの"枯れ方"はこちらの方が上手くいってる気がします。</div><div><br></div><div>14「Send A Message To Her」</div><div>国内盤に入っているボーナストラック。この曲1曲のためでも国内盤を買う価値があります！素直なロックナンバーで、何せベースがカッコイイ！歌いたくなる曲でもあります。</div><div><br></div><div>こんな感じで様々なエッセンスが盛り込まれたこのアルバムは全米2位を獲得。後にリミックスアルバムも出ました。</div><div>ベック自身はこの数年後「モーニングフェイズ」でグラミー最優秀アルバム賞を受賞。まさかの受賞で話題になりましたね。</div><div><br></div><div>個人的にこのアルバムは81枚の中でも結構上位に入る位好きなアルバムです。このごちゃ混ぜ感がたまらないのです…笑</div><div>皆さんも是非このアルバム、そしてベックを聴いてみてください！<br></div><div><br></div><div>次回のレビューもお楽しみに！</div><div><br></div><div><br></div><div><br></div><div><br></div><div><br></div><div><br></div><div><br></div><div><br></div><div><br></div></div>
]]>
</description>
<link>https://ameblo.jp/dmsr1125/entry-12300479745.html</link>
<pubDate>Thu, 10 Aug 2017 20:46:07 +0900</pubDate>
</item>
</channel>
</rss>
