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<title>紅茶中毒モノクロひつじのブログ</title>
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<title>5/11　日記</title>
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<![CDATA[ <p>久々に戻って参りました。<br>単純計算で約一年。長くも短い時間です。<br>この度ここに戻って参りましたのは、環境の変化もさることながら、つまりは時間が出来たこともありまして。<br>それ故の今であります。<br><br>ここ二ヶ月、いや三ヶ月？ぐらいで、恐らく人生で一番本を読んでおります。<br>私には姉と兄がいますが、二人は活字に育てられたようなものというくらいの本好き。<br>一方私。漫画と絵とアウトドアな性格だったので活字からは離れていたと思います。</p><p>未だに常識が穴だらけなのもここが原因かもしれません。<br>先日、姉からは「だってお前、本嫌いじゃない」と言われました。<br>嫌いだろう？という意味合いで使われています。<br>流石にちょっと泣きたくありました。<br>そこまでではないですし。<br><br><br>そういえば今日は母の日ですね。</p><p>私は駅前で売られていたピンクとオレンジのカーネーションを買って帰りました。</p><p>どちらも可愛らしい色合いで美しかったのですが、家で花瓶に挿そうとしたら花に怒られました。</p><p>「そんな水道水じゃなくってミネラルウォーターにして頂戴。」</p><p>「砂糖を少しだけ入れなさい、水砂糖。」</p><p>「貴方に持たれると気持ち悪い」</p><p>等々好き放題ですよ。</p><p>そりゃ買って来たのは私ですけれどね。</p><p>出来ることなら一日でも長く美しく保って頂きたいけれど。</p><p>しかも誰のためにかって、そりゃ愚問ってやつですよ。</p>
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<pubDate>Sun, 11 May 2014 15:14:33 +0900</pubDate>
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<title>6/2　日記</title>
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<![CDATA[ <br>会社に行こうとして、いつも小さな公園の横を通りすぎようとしました。<br>桜並木のある、大きくはないけれども鮮やかな彩りだと思われる歩道。<br>春になると桜吹雪が凄まじく、スーツの隙間から花弁が侵入してきます。<br>足元も心持ち、ふかふかしているのです。<br><br>ほぼ毎日通る道で、カラスが、ぎゃあ、と鳴きました。<br>人の叫び声かと思って一瞬立ち止まってしまったのですが、桜の木の上からまた一鳴きしたので、鳥だったのかと胸を撫で下ろします。<br>大きな羽音に鳴き声が重なり、恐ろしくも仰々しくありました。<br>その姿を見ることは叶わなかったのですが、その鳥は胸を張って縄張りを主張していたのでしょう。<br>そして、その縄張りを突っ切る私を気に入らず、通りたいのならなにかを寄越せ、と言ったのかもしれません。<br>なにせ、私は通りすぎてからもずっと、背後に視線を感じていたものですから。<br>じっと、どこまでも私を見詰めていたのさもしれません。<br><br>そんなことは度々起こりましたが、少しも気味悪くは思いませんでした。<br>こうやって私に注目してくれるのは、あの鳥だけなのだと考えたら、いっそ嬉しくすら感じます。<br>人から向けられる奇異の視線に比べたら、ずっと純粋で、可愛らしいでしょう。<br><br>見たこともない、鳥のくりくりとした黒目を想像しながら、私は眠りにつきました。<br>どうか夢の中ででもいいから、登場を願えるものならしたいものです。<br>そして私は、スーツに付いた金のボタンをあげるのです。<br><br><br><br><br><br><br><br><br>
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<pubDate>Sun, 02 Jun 2013 19:25:29 +0900</pubDate>
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<title>これからのこと  日記</title>
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<![CDATA[ <br><br>四月はなるべく毎日に日記を書けるように、努めて参りました。<br>ですがそれも難しくなり、今後は時間が出来た際に日記を書いていく所存です。<br><br><br><br><br>
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<pubDate>Thu, 23 May 2013 14:13:20 +0900</pubDate>
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<title>4/30　日記</title>
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<![CDATA[ <br><p>人生に疲れた人がいました。</p><p>その人は普段から真面目で、真面目で、真面目だと言われている人です。</p><p>学生生活でも努力を続け、就職活動と卒業論文を並行して妥協せずに実施したことで、一流企業に就職が決まりました。</p><p>会社でも真面目一本、その人なりに勤めていました。</p><p>けれども周りからは、馴染みにくく付き合いも悪いと、評価されてしまったのです。</p><p>仕事に費やす時間と成果が割に合わないことも常です。</p><p>手元にやってくる金額も、果たして対価として見合っているのか判らなくなりました。</p><br><br><p>結局、誰からも距離があいてしまい、なんで仕事をしているのかと、その人は自分が歩んできた過去を振り返ってしまったのです。</p><p>そこにはあちこち、好き勝手に歩いてきた足跡が残っています。</p><p>こんなはずではなかったのに。</p><p>その人は呻きながら俯いてしまいました。</p><p>見えるのは自分の足と、よれよれになったスーツの裾、擦り切れそうな革靴。</p><p>どうしてこれまで頑張ってきたのだろう。</p><p>不思議になるほどに、自分にはなにもないことに気付いてしまったのです。</p><br><br><p>疲れた人は、その疲れに身を任せてしまおうとしました。</p><p>このままどこかへ消えてしまいたい、どうせなにも残らないのだからと、ぼうっとした頭で考えました。</p><p>すると、目の前に一瞬、きらっと強い光がさしたのです。</p><p>驚いて顔を上げると、そこには真っ青な空に一本の飛行機雲がありました。</p><p>他には雲がなく、一筋の道しるべが、疲れた人の頭上で横たわっています。</p><p>それは疲れた人の勤めているビルの、全面硝子張りになっている玄関に写った光景でした。</p><br><br><p>何年ぶりに顔なんて上げただろう。</p><p>そこにある美しい景色も忘れて、なにをしていたのだろう。</p><p>疲れた人は、唇をきゅっと結びます。</p><p>そして、もう少しだけ、頑張ってみよう、と心に誓ったのです。</p><p>汚れた靴を磨き、スーツにアイロンをかけて、一歩、踏み出しました。</p><br><br><br><br><br><br><br><br><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/dokutomo/entry-11531220888.html</link>
<pubDate>Tue, 30 Apr 2013 22:07:20 +0900</pubDate>
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<title>4/29　日記</title>
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<![CDATA[ <br>私は近頃、好きになった本が映画化しても、観には行きません。あまり。<br>なにせ昔のような、良い意味で裏切られる、なんて要素が無くなってしまったならです。<br>だからなるべく名前の売れている本はあえて先に買わず、映画を観に行ってから読見漁るようにしました。<br>本のイメージか、映画のイメージか、どちらが私に馴染んでくれるかは不明です。<br>でも本のイメージが強くなってしまうので、映画を先に見るのです。<br>先入観を刷り込んで、どちらのイメージが強いのかを。<br>先に取り込んだ方が強いのか、より馴染みやすい方が強いのか。<br>私は実験を繰り返します。<br>何度も何度も、何度でも。<br><br><br><br><br><br><br><br><br><br><br><br><br>
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<pubDate>Mon, 29 Apr 2013 21:39:14 +0900</pubDate>
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<title>4/28　日記</title>
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<![CDATA[ <br>私の母は、色の中でも白が好きでした。<br>花でも、服でも、選択肢にあるならば、必ず白を選びました。<br>なので私は、母の日には白いカーネーションを送っていたのです。<br><br>しかし、ある日に、私は知ったのです。<br>白いカーネーションは、亡くなった母親に送るものであると。<br>私は涙しました。<br>病気になっても怪我をしても、私は母が元気で長生きしてくれるようにと看病もしました。<br>月に一度は自宅に帰り、週に数回は電話もします。<br>安心させたかった母に、知らずとはいえ酷いことをしていたのだと、私は深く反省わしました。<br><br>そして私は今年も、白いカーネーションを買うのです。<br>母の好きな色を、添えるのです。<br><br><br><br><br><br><br>
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<pubDate>Sun, 28 Apr 2013 17:53:24 +0900</pubDate>
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<title>小噺　『チョコレイトの道』</title>
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<![CDATA[ <p><br>　小さい頃に住んでいた団地のすぐ隣に、こじんまりとした古い駄菓子屋があった。電球は吊る下がっているのに昼間は決して電気をつけていないせいで、いつもどこか仄かに暗い。平積みになった小包みのお菓子。壁が見えないくらい覆っている玩具。天井はポスターと凧が木材の代わりになっていた。私はいつも片手で小銭を握りしめて、一人駄菓子屋に向かう。</p><p><br>　片親だったために一人で過ごす時間が長かったせいで、本来は許されていなかった外出を私は繰り返すようになっていた。お小遣いとしてもらった小銭を、誰にも言えない秘密のように、誰にも見られないよう拳の中に隠して駆けた。コンクリートの歩道に立ち、薄ぼんやりと暗い店内の奥、レジの隣には小さくなったおばあさんがお地蔵様となって座っているのが見える。こちらが話しかけるまで声を発せず、ぴくりとも動かず、眠ってもいないのに目を閉じたままただそこに居る。見えてないはずなのに、心の中まで見透かされている気がして、そのおばあさんがとても苦手だった。買う物を選んでいる時は、なるべく奥を見ないようにと視線を落とした。<br></p><p>　所狭しと並べられたお菓子の中でも一番記憶にこびり付いているのは、五円チョコレート。実物の五円と同じデザインで作られており、大きさは流石に実物とまではいかないものの小振りですぐ口の中で柔らかくなる。甘味を前に押し出すせいで、溶けきらなかったブドウ糖と着色料が舌の上で酷くざらつく。舌を転がして味わってみると食感は増し、買ったばかりの車に乗せられた時のことを思い出して喉が詰まった気分になる。急がずに唾液で溶かしたチョコレートを飲み下すとすっかりそんなものは無くなり、身体の内側からほんのり温かくなる感覚に酔いしれた。<br></p><p>　親の仕事が変わったことで引っ越しが決まり、産まれてから両手で足りないくらいには過ごした家を離れることになった。親の中に居た頃からの付き合いである友達と涙の別れを経験し、部屋の中の物が次々と段ボールの箱に消えていく。半月かけて段ボールの山を二人で作り終えた時は達成感が交っており、久し振りに親子でお風呂に入ったのは軽く黒歴史であろう。一人でも足を伸ばせない狭さであることをすっかり失念しており、二人でなど到底入れるわけもなかったが無理矢理身体を畳んで笑いながら身体を温めた。<br></p><br><p>　翌日、朝早くに駄菓子屋を訪れた。と言っても小銭は小さな貯金箱に預けてきたため、買い物のためではない。戦前からあると思わせる色褪せた看板、時代に置いていかれた木造の造り、記憶からこぼれ落ちてしまった佇まい。もうここには戻ってこれないだろうと、教えられたわけでもないのに知っていた。最後に挨拶するのはここだと決めていたので当日になってしまい、思い出を作るためでもないので深く頭を下げた。灰色のコンクリートの上に赤い靴を履いた自分の足が見えて、目の奥が震える。反射的に目を細めたら縁が冷たく、上着の袖を伸ばし目元を押さえた。<br></p><p>　ぽとり、と落ちたのは頭の上になにかが落ちる。</p><br><br><br><p>段ボールの山を青い働き蟻のような業者が一寸の無駄もなく家から運び出し、最後に大型トラックの助手席に私が乗せられる。</p><br><p><br></p><br><br><br>
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<pubDate>Sat, 27 Apr 2013 00:31:19 +0900</pubDate>
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<title>図書館司書の日誌　2</title>
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<![CDATA[ <br><p>街があるのは、王都から少し離れた豊かな土地。</p><p>石畳の道が人々の足元に敷かれ、白を基調にした壁と茶色に近い橙色の屋根。</p><p>目に優しい色が気に入っている。</p><br><p>気に入っている。</p><br><br><p>今では、とてもたまにしか訪れない。</p><p>押し付けられた仕事が、思いの外、自分に合っていると気付いてしまっていた。</p><p>聞こえてくるのは小鳥のさえずり。</p><p>木々が風に揺れる時の、葉の触れ合い。</p><p>そしてそれに混ざって、騒がしい二人分の笑い声。</p><br><p>窓から見えるのは濃くて深い霧。</p><p>これのせいで日光はなかなか届いてこない。</p><p>遮断されきれなかったものだけが、ぼんやりと、薄く光っている。</p><p>カーテンを引きながら、あの辺りに太陽がありそうだ、と思えるほどには明るい。</p><p>それでも、僕にとっては目が痛くなるほどで。</p><br><p>ここが僕の死ぬ場所なのだろうと、なんの意味も無く思った。</p><br><br><br><br><br>
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<pubDate>Fri, 26 Apr 2013 21:09:07 +0900</pubDate>
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<title>図書館司書の日誌　1</title>
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<![CDATA[ <br>三十になって暫く経った、なにもない日だった。<br>突然、街の若い役人が笑顔で訪ねて来た。<br>役人は街の人に平等に声をかけ、様子を見、街のためにと働いている。<br>そんな役人と僕も何度か顔を合わせたことはある。<br>あまり良い意味では無かったりするが。<br><br>そしてこの日も、あまり良い意味での訪問ではなかった。<br><br><br>任命された、と言われた。<br>なんのことか判らずに、僕は扉を閉ざした。<br><br><br><br><br><br>
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<pubDate>Thu, 25 Apr 2013 21:04:27 +0900</pubDate>
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<title>4/24　日記</title>
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<![CDATA[ <br>私の夢を誰かが奪って、どこかへ捨ててくれたらいいのに。<br>そうしてくれたなら、私はほっとするのでしょう。<br>誰も賛成などしてくれない夢を思い描いて、一人苦悩するしかないのなら、捨ててしまいたいのです。<br>捨ててしまえたら、どんなに楽になれるのでしょうか。<br>けれども一人で捨てる勇気もなく、私は駄目な人なのです。<br>悪いことがあればなにかのせいにして誤魔化さなければ、一人立っていることもままならないのです。<br>なんという、どうしようもない人間でしょうか。<br>泣けもしません。<br>夢が現実になれば良いのに、と夢物語を呟くことしか、私には許されないのです。<br><br><br><br><br><br><br><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/dokutomo/entry-11522959383.html</link>
<pubDate>Wed, 24 Apr 2013 08:17:39 +0900</pubDate>
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