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<title>しがない医師の独り言</title>
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<description>千葉県佐倉市にある聖隷佐倉市民病院･健診センターの医師が、身近な医療情報や普段気になることなどについて自由に書いていきます。</description>
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<title>自己犠牲の精神こそ人間の証</title>
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<![CDATA[ <p>最近、通り魔や放火、振り込め詐欺などの暗いニュースばかりで少々落ち込み気味だったのですが、「やっぱり人間って捨てたもんじゃないな。」という気持ちにさせてくれるニュースに出会いました。</p><br><p><a href="http://news.livedoor.com/article/detail/4608630/" target="_blank">ニュースはこちら（←クリックで表示されます。）</a> </p><br><p>駅のホームから転落した女性を自分の身の危険もかえりみず、電車が来るギリギリのところで助けた勇敢な青年のニュースです。</p><br><p>「とっさに体が動いた。」というこの男性のコメントですが、まさにこれが人間の本来の性質を物語っているのだと思います。</p><br><p>この男性には別に有名になりたかったとか女性に感謝されたかったとか、お礼に何かもらいたかったなどという目的は一切なく、むしろ自分には全く利益がないばかりか命の危険さえあったにもかかわらず、「とっさに」そういう行動を取ってしまったのです。</p><br><p>もし誰かが川で溺れているのを発見したら、</p><p>もし誰かが崖から転落しそうになっているのを発見したら、</p><p>もし誰かが車にはねられそうになっているのを発見したら、</p><p>とっさに体が動かない人間はいないと思います。</p><p>そしてもし周りに自分しかその人を助けられる人がいないとしたら、自分の身に危険が及ぼうとも行動を起こしてしまうことでしょう。</p><br><p>自己犠牲の精神。</p><br><p>これは他の動物ではあまりみられない人間特有なものだそうです。</p><br><p>人は自分ひとりでは生きていけない動物です。だからこそ他人を自分と同じように大切に感じることができるのだと思います。</p><br><p>社会や家庭環境などの影響で「自分さえよければそれでいい」と考える人が増えているような気がしますが、それでもそういった人たちの根底に、この青年のような「自己犠牲の精神」が流れているとすれば、少しは未来に希望が持てそうな気がします。</p>
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<pubDate>Wed, 17 Feb 2010 08:42:17 +0900</pubDate>
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<title>Wii Fit Plus !</title>
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<![CDATA[ <p>先日、最近運動不足の妻のためにWii Fit Plus（ウィーフィットプラス）を買ってきました。</p><br><p>これは任天堂のゲーム機、Wii（ウィー）のソフトで、自宅で手軽に運動ができるという、最近流行の実用ソフトです。</p><br><p>このソフトには50cmほどの幅の体重計のような板が付属しており、それに乗って体重の管理やバランス運動などを行います。ほかにも人の動きを感知するコントローラーを利用してジョギング運動やゲーム感覚でできるダンスなどの全身運動なども可能になっており、楽しみながら手軽に運動できる面白いソフトなのです。普段から運動をしている人には少し物足りないかもしれませんが、運動不足の人には十分な運動量があるそうです。</p><p><br><br></p><p>ある日の日曜日の午後、早速、妻にWii Fit Plusをするように勧めてみました。ところがなぜかかたくなに拒否。</p><p>どうも、体重などが大画面テレビに表示されてしまうことを嫌がっている様子でした。</p><br><p>そんな中、うちの6歳と8歳の子供がとても興味を示し、乗り気でない母を差し置いて早速自分たちの身長体重を登録しはじめたのです。</p><br><p>このソフトでは目標とする体重などを入力する項目があるのですが、まだ8歳の長女は「わたしダイエットしたい」といって「目標　マイナス３kg」とか入力し始める始末。</p><br><p>私　「あらあら、育ち盛りだからそんなに痩せたら体壊すよ（笑）。むしろいっぱい食べて太らなきゃ。目標プラス３kgくらいはどう？」</p><br><p>娘　「え～！太りたくない。ダイエットしたいの。」</p><br><p>私　「あ・・、まあ確かに、目標がプラス、ってのも少しおかしいなあ。それじゃあ、せめて”目標　0kg” にしときなさい。」</p><br><p>・・・とかなんとか指導しながらやっと設定完了。</p><br><br><p>そんな娘と6歳になる長男はうれしそうに仲良くWii Fitをはじめました。</p><br><p>腹筋を使ったV字バランスやジョギングゲーム、カンフーを真似てキックやパンチをする運動、自転車を模した動きでコースの風船を割っていくゲームなど、いろいろ熱中して遊んでいました。</p><br><p>確かにこれだけの運動量なら、普段運動しない人にとっては結構ハードかも・・。</p><br><p>などと考えながら、私はしばらく隣でその様子を見ていたのですが、さすがに見ているだけでは飽きてきたので、別の部屋で横になってテレビを見ることにしました。</p><br><p>・・・・・・</p><br><p>どれくらい時間がたったでしょうか。気がつくとかれこれ２～3時間くらい居眠りをしてしまっていたようです。</p><p>窓から差し込む光がもう赤く染まってきています。</p><br><p>「あ、寝込んじゃった・・。」</p><br><br><p>のそのそと重い体を起こして子供たちのいたリビングへ行ってみます。</p><br><br><p>！！！</p><br><p>「きゃっきゃっきゃ！！」</p><br><br><p>なんと！</p><br><p>子供たちは歓声をあげながらまだWii Fitをやっているではありませんか！</p><br><br><br><p>私　「二人とも、まさかこれ、ずっと何時間もやってたの！？」</p><br><p>娘　「だってこれすごくおもしろいんだもん～」</p><br><p>息子　「うん、うん。」</p><br><p>・・・・</p><br><p>私　「・　・　・　す、・　・　すごいね　・　・　。」</p><br><br><p>子供たちの無尽蔵に湧き上がる体力に感心するとともに、</p><br><p>ふと、「そんなに元気なら、Wii Fit　いらないじゃん・・？」</p><br><p>という思いが、寝ぐせのままフラフラとリビングの入り口に立ちすくむ、疲れ果てた父の脳裏をよぎるのであった・・・。</p><br>
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<link>https://ameblo.jp/dr-kk/entry-10459599485.html</link>
<pubDate>Tue, 16 Feb 2010 15:36:40 +0900</pubDate>
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<title>メタボリックシンドロームと動脈硬化性疾患</title>
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<![CDATA[ <p>下の図は以前お見せしました日本人の死因に関するグラフです。</p><br><p><br><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20100212/17/dr-kk/04/54/j/o0800060010411376672.jpg"><img style="WIDTH: 406px; HEIGHT: 302px" border="0" alt="しがない医師の独り言-日本人の死因２" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20100212/17/dr-kk/04/54/j/o0800060010411376672.jpg" width="406" height="302"></a> </p><p>これを見ると、死因で突出して多いのがガンなどの悪性新生物で、２位の心疾患の２倍近くの割合を占めていることがわかります。</p><br><p>ところが、実は２位の心疾患と３位の脳血管疾患はまったく別の病気というわけではなく、いずれも動脈硬化が原因となることが多いため、ひとまとめに「動脈硬化性疾患」といわれることも多くあります。</p><br><p>そこでこのグラフを少し変更してみますと、<br><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20100212/17/dr-kk/02/16/j/o0800060010411376677.jpg"><img style="WIDTH: 408px; HEIGHT: 301px" border="0" alt="しがない医師の独り言-日本人の死因３" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20100212/17/dr-kk/02/16/j/o0800060010411376677.jpg" width="408" height="301"></a> </p><p>というふうになり、実は動脈硬化性疾患はガンに匹敵するほど、日本人の死因として重要な位置づけになっているのです。</p><br><p>つまり健康で長生きをしようと思っている人にとっては、ガンの早期発見と同じくらい、場合によってはそれ以上に動脈硬化の予防が大切になってくる、ということになります。</p><br><p>　ところが、多くの方はガンの早期発見には注意を払っていらっしゃると思うのですが、動脈硬化の予防を意識して毎日の生活を送っていらっしゃる方はそれほど多くないのではないでしょうか？</p><br><p>　最近は動脈硬化との関連でメタボリックシンドロームという言葉がいろんなところで盛んに取り上げられており、肥満予防が動脈硬化の進行を抑えるということをご存知の方も多くいらっしゃると思います。</p><br><p>　とは言うものの、「そんなに簡単にやせられるなら苦労はしない。」と思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか？</p><br><p>　特に最近は不況の影響で、働いていらっしゃる方も将来への不安からストレスが増え、また給与が減っているにもかかわらず人員削減のため、残された人の一人当たりの仕事量が増えているのが現状です。</p><p>　また家庭で高齢のご両親の介護などに当たっている方についても、公的介護サービスの不十分さなどから肉体的・精神的負担が増え、不規則な生活やストレスの増加などによりあらゆる場面で太りやすい条件がそろってしまっています。</p><br><p>　そんな中で、ただ「痩せろ、痩せろ」と言われてもそんなに簡単に生活のリズムを改善できるはずもなく、最近では肥満対策を個人だけの責任にするのではなく、地域や社会全体で担っていく重要性が近年増加してきているのです。</p><br><br><p>　実は、あまり知られていないかも知れませんが、人間ドックや健診施設はそういった対策の中でも重要な役割を担っており、すでに各施設でその取り組みがはじまっています。</p><br><br><p>　一般に人間ドックや健診施設というと、「病気の早期発見」というイメージが強いと思いますが、実は病気になる前の健康な時から、将来病気になりうる要因を見つけ出し、病気にならないようにその要因を事前に除去していく、という取り組みが行われているのです。</p><br><p>　具体的には、たとえば職場の就業環境の問題であれば、その職場の産業医の医師と連携して環境改善の働きかけを行ったり、介護の問題であれば公的サービスの紹介、入所・通所できる施設や往診してもらえる開業医の紹介などを行うことで介護者の負担を軽減させるなどの取り組みです。</p><br><p>　詳しくは後日書きますが、メタボリックシンドロームの怖いところは糖尿病や高血圧などの病気が発病し、病状がある程度進行してしまうと、もう健康な状態へ完全には戻れなくなってしまうということです。せいぜいある程度改善させるか、病気の進行を止めるくらいしかできません。その意味ではひょっとしたらガンよりも恐ろしい状態と言えるかもしれません。</p><br><p>　つまり、本来は病気になる前に病院を受診して病気の予防をすることが一番大切なのですが、ところが一般の病院は、（当然ではありますが、）症状がない「健康な状態」では受診することができません。</p><br><p>　そういったときに重要な役割を担うのが人間ドックや健診施設なのです。</p><br><p>　健康なときこそ健診を受け、生活環境や職場環境などについてもどんどん相談していただきたいと思います。</p><br><p>そのことで少しでも環境からのストレスを減らし、規則正しい生活リズムを取り戻すことで、メタボリックシンドロームの予防に生かしていただきたいと思っています。</p><br><br><p>「健康なときこそ受診を！」</p><br><br><p>この言葉の重要性は今後どんどん増していくものと思います。</p><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/dr-kk/entry-10459457543.html</link>
<pubDate>Mon, 15 Feb 2010 11:08:56 +0900</pubDate>
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<title>バレンタインデー</title>
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<![CDATA[ <p>　自分の半生を振り返った時、私にはバレンタインデーに女性からチョコレートをもらった記憶がほとんどありません！（キッパリ！）</p><br><p>　そんな私ですが、いまだに忘れられないバレンタインデーの思い出があります。</p><p>それは、もうかれこれ30年以上前になりますが、私が小学校４年生の時のお話です。</p><br><br><p>　小学校４年生の春のことです。進級したときにクラス替えがあり、新しいクラスにもたくさんの友達ができました。私は相変わらずのお調子者で、よくイタズラをして先生にしかられたり、当時流行ったドリフターズのまねをしたりしてクラスのみんなを笑わせていました。男子、女子を問わずよくワイワイ遊んでいたものです。</p><br><p>　そんな中で、休み時間にはいつも教室のスミでおとなしく数人の友達と遊んでいる女の子がいました。その女の子は田舎の学校には少し似合わない感じの、まじめで勉強ができて身なりもちゃんとしていて、いわゆる女の子らしい女の子でした。</p><br><p>　仲のいい友達の女子には元気で活発な子が多く、私は少し感じの違うその子のことがとても気になっていました。</p><br><p>　その後、確か同じ班になったときだったか、その女の子と席が近くなり、時々会話をするようになりました。よく周りの友達は私がつまんないギャグとかすると大笑いしたり、「つまんね～！」とか言って突っ込んでくるのですが、その子だけはチラッとこちらを見るだけですぐうつむいてしまい、あまり私のギャグで笑ってもらった記憶がありません。</p><p>　でもその横顔は少しニコニコと微笑んでくれているように見え、それがなんだかとてもうれしくて、もっと笑ってもらおうと、その子の前ではさらにおどけたりはしゃいだりするようになりました。</p><br><p>　その女の子が学校を休むと何だか張り合いがなく、学校の行事で違うグループに分かれた時などはすごく残念で、その子のことがとても気になってしまいます。でもそのころの自分にはそういった気持ちが一体何なのかよくわかりませんでした。</p><br><p>　そして３学期の２月。クラスの女子はバレンタインデーのことで誰にあげるとかあげないとかで盛り上がっていました。そんな中、あまりそういったことにまだ興味がなかった私でしたが、ただひとつ、その女の子が誰にチョコレートをあげるのかだけはとても気になっていました。</p><br><br><br><p>　そして２月１４日。</p><br><p>　いつもより少し早めに学校に行きました。ランドセルを置いて机に座り、教科書を取るフリをして机の下の棚に手を差し入れてみました。</p><br><p>　「！！」</p><br><p>　何だか手の先に四角い箱らしきものを触れるではありませんか。</p><br><p>　「！！　チョコ？　誰からだろう？」</p><br><p>　すごく気になりましたが周りの友達の目があり、箱を取り出して確認することができません。</p><br><p>　「あの子からだったらうれしいな・・」</p><br><p>　ワクワクする気持ちと不安な気持ちが交錯します。</p><br><p>　どうしても確認したい私は「あ、教科書忘れたかも。」とか言いながら本を探すフリをして机の下を覗き込みます。</p><br><p>　箱が見えました。真四角の箱にはリボンがついており、そのリボンのところには小さな手紙がくっついています。友達に気づかれないように手早く手紙をめくってみます。</p><br><p>　・・・！！<br></p><p>　その手紙はずっと気になっていたあの女の子からのものでした。まだ手紙の中身は読めていませんが、差出人の名前だけははっきり見えました。</p><br><p>「やった～！」</p><br><p>　思わずニヤケてしまう口元をぎゅっと引き締めて無表情を装いますが、どうしてもうれしさを押さえきれません。もうすぐ１時間目がはじまりますが、そうでなければ本当は教室を飛び出して校庭を走り回りたいくらいにうれしい気持ちでいっぱいでした。でもそれを表情に出すと私がチョコをもらったことが友達にバレてしまいます。友達に冷やかされるのがとても恥ずかしいので、気づかれないように机の棚の奥にチョコを押し込んで放課後まで隠しておくことにしました。</p><p>　</p><br><p>　ところが・・</p><br><p>　その日の授業が終わり、帰りの会をしている時です。</p><p>　こっそりとチョコレートをランドセルに入れようとしたとき友達に気づかれてしまったのです。</p><br><p>「お～！こいつチョコレートもらってる！！！」</p><p>　</p><p>　一気にクラスの友達が盛り上がりました。男子も女子も大騒ぎです。横にいた友達がヒョイと私の手からチョコを奪います。リボンについていた手紙を広げて、「うわ～○○からや～！！ヒューヒュー！」とクラス中に見せびらかしはじめたのでした。</p><br><br><p>　私は顔が真っ赤になりました。そしてチラッとその女の子の方を見ると、その子もイスに座ってうつむいたまま顔を真っ赤にして固まっています。</p><br><p>　まずい・・・</p><br><p>　そう思った私は何を思ったのか、とっさに取られた手紙を友達から奪い返して、</p><br><p>「え～！、ぜんぜんこんなのに興味ないもん！！なんとも思ってないし！」</p><br><p>そういってクラス全員の前で、なんとその手紙をビリビリと破り捨ててしまったのです。</p><br><p>　！！</p><br><p>クラスの男子からは相変わらずの冷やかしの歓声、女子からは「え～！かわいそう！」という悲鳴が聞こえてきます。</p><br><p>頭の中が真っ白になりました。</p><br><br><p>・・・</p><br><br><p>　私はもうその女の子の方を見ることができませんでした。でも視野の端の方で見えるその横顔は少しこわばっているように思えました。</p><br><br><p>私はとんでもないことをしてしまったことに気づきました。しかし、もうすでにその手紙は、まだ中身を読んでないその女の子からの手紙は、細かく引きちぎられて教室の床に散乱してしまったあとでした。</p><br><br><p>　・・・</p><p>　</p><p>　・・・</p><br><br><p>春が来て、５年生に進級したとき、その女の子とはクラスが離れてしまいました。</p><br><p>その子と会話をしたのはあのバレンタインデーの前日が最後でした。</p><p>あの事件以来とても気まずくなってしまい、廊下であっても互いに目をそらしてしまいます。</p><br><p>その後、私は父の仕事の関係で５年生の終わりに県外の小学校に転校してしまい、それっきり現在に至るまでその子に会っていません。あれから３０年以上たちますが、いまだにこの季節がくるとあの出来事を思い出して胸がぎゅっと痛くなります。</p><br><br><p>本当はチョコレートをもらってとてもうれしかったこと、</p><p>食べるのがもったいなくて１日１個と決めて大切に食べたチョコレートがとてもおいしかったこと、</p><p>そして、あの日だれもいなくなった教室のゴミ箱から、とても落ち込んだ気持ちで引きちぎられた手紙の破片を集めたこと・・。</p><br><p>ポケットの中で握り締めた手紙の破片の感触が、今でも手のひらの中に残っています。<br><br></p><p>素直に気持ちを伝えられなかった幼かったあのころ。</p><br><p>今思えば、これが私のほろ苦い初恋だったのかもしれません。</p><br><br><br><p>　</p><br><p>　</p>
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<link>https://ameblo.jp/dr-kk/entry-10459393261.html</link>
<pubDate>Sun, 14 Feb 2010 08:43:48 +0900</pubDate>
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<title>日本人の死因　第１位</title>
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<![CDATA[ <p><br><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20100212/17/dr-kk/04/54/j/o0800060010411376672.jpg"></a><br><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20100212/17/dr-kk/04/54/j/o0800060010411376672.jpg"><img style="WIDTH: 374px; FLOAT: left; HEIGHT: 294px; CLEAR: both" border="0" alt="しがない医師の独り言-日本人の死因２" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20100212/17/dr-kk/04/54/j/o0800060010411376672.jpg" width="374" height="294"></a> <br><br></p><br><br><br><p><br><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20100212/15/dr-kk/4e/81/j/o0800060010411270830.jpg"></a><br><br><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20100212/15/dr-kk/4e/81/j/o0800060010411270830.jpg"></a><br><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20100212/15/dr-kk/4e/81/j/o0800060010411270830.jpg"></a><br><br></p><p><br><br><br><br><br><br><br><br></p><p>日本人の死因第１位は悪性新生物です。</p><br><p>・・・・・・？</p><br><p>・・・悪性新生物って・・・一体・・・・・何・・？・・　　</p><br><br><br><p>そう思われた方もいらっしゃると思います。</p><br><p>悪性新生物とは、いわゆる「ガン」のことです。</p><br><p>　細かな話になりますが、癌（がん）は正式には皮膚や粘膜などから発生する悪性の腫瘍を指しますので、それ以外の、たとえば軟部組織や骨から発生する肉腫や白血病などは含んでいません。</p><br><p>　よって統計などでは、一般に悪性の腫瘍全般を指して使用されている「ガン」という言葉と、正確な意味での「癌」を混同しないように「悪性新生物」という、何ともおどろおどろしい用語を使っているのです。</p><br><br><br><p>ところで悪性新生物（いわゆる「ガン」）というと、「ガンになったらおしまいだ。」というイメージを持たれている方も多くいらっしゃると思います。</p><br><p>最近ではいろんなところで「ガンは早期に発見できれば治ります。」と言われ、皆さんよく理解されているはずなのですが、実際に自分自身がガンの診断を受けると、多くの方はとても不安になり、かなりショックを受けられるのではないでしょうか？</p><br><p>「治る」と言われていても不安になる原因として、「どんな治療が必要で、どれくらいの期間と費用をかけて、どれほどの確率で治るのか。」ということが皆目見当がつかないことも理由として挙げられると思います。</p><br><br><p>たとえば悪性新生物の中でも死因の上位に来る胃癌や大腸癌では、早期で見つかった場合は治療を受ければほぼ完治します。また治療も外科手術ではなく内視鏡を使った治療では数日の入院で済む場合も多く、費用も進行してから治療を受けるよりも1/2から1/5以下、自己負担としては数万円から十数万円程度で治療が受けられることさえあります。</p><p>（【注意】これは病状や治療内容によって大きく異なります。）</p><br><p>詳細はまた別の機会にお示ししますが、いずれにしてもきちんと検診を受けてガンを早期発見できれば、決してガンは怖くないということをご理解いただきたいと思います。</p><br><br><p>実はむしろ、死因の第２位・第３位の心疾患、脳血管疾患の方が・・・・・。</p><br><p>（つづく・・。）</p><br><br>
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<link>https://ameblo.jp/dr-kk/entry-10457067790.html</link>
<pubDate>Fri, 12 Feb 2010 15:40:32 +0900</pubDate>
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<title>検診？健診？</title>
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<![CDATA[ <p>　私は勤務する施設は<strong>「聖隷佐倉市民病院　健診センター」</strong>です。</p><br><p>　<strong><font color="#ff0000">「検診」</font></strong>センター、ではなく<font color="#ff0000"><strong>「健診」</strong></font>センターです。</p><br><p>　私はこの「検診」ではなく「健診」であるということに少しこだわりを持っているのですが、では一体、検診と健診とでは何が違うのでしょうか？</p><br><p>　実はこの両者には、基本的にはそれほど大きな違いがあるわけではなく、慣例的に「健康と思われる方に対して行う検査や診察」を健診、「目的とする病気の有無についてチェックすること」を検診と使い分けているだけなのです。</p><br><p>　たとえば「健診」は健康診断の略で使われ、たとえば「会社の健診」などのように、健康であることを前提に病気や異常がないかどうかを検査するときに使われます。</p><br><p>　また「検診」は、たとえば「肺がん検診」などのように特定の病気の検査を指すことが多く、健康なことが前提ではありますが、何か心当たりがあって、その病気があるのかないのかを調べるときにも使われます。</p><br><p>　個人的な理解では、健康な時から病気にならないように常日頃健康状態をチェックすることを「健診」、何か特定の病気を早期発見するために行う検査が「検診」だと考えています。（あくまでも個人的な見解です。）</p><br><p><strong><font color="#ff0000">　当院の「健診センター」という名称には、地域の皆さまに健康なときから、健康増進・健康維持を目的に気軽にご利用いただきたいという思いが込められています。</font></strong></p><br><p>　もちろん、ご心配されている病気の「検診」も行っておりますので、気軽に当施設をご利用いただきたいと思います。</p>
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<pubDate>Thu, 11 Feb 2010 13:10:23 +0900</pubDate>
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<title>病院は近くて遠い？</title>
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<![CDATA[ <p>　厚生労働省の平成20年の統計によると、全国には病院が約8,800、一般診療所が約99,000施設あるそうです。また病床数（入院できるベッドの数）は全国で合計約1,756,000床あり、これは人口10万人当たり1,260床に相当します（注１）。ちょうど規模の小さな人口15万～20万人程度の地方都市で1,800～2,500床ある計算になり、少なくとも一部の離島や過疎地域を除けば、おそらくほとんどの人が日常の行動範囲の中に病院や診療所が含まれていることになるのではないでしょうか？</p><br><p>　ところで皆さんは普段、「病院」というものをどれくらい意識して生活しているでしょうか？よく駅のホームや電柱、地元のフリーペーパーなどに病院や診療所の看板や広告が掲載されていると思うのですが、ほとんどの方が「日常の景色の一部」としてほとんど意識することなく過ごしているのではないかと思います。</p><br><p>　では皆さんは普段あまり気に留めるこのない病院や診療所に、どんな時に足を運びますか？</p><br><p>　おそらく体調を崩したりケガをした時に初めて病院の存在を意識し、あわてて電話帳で近くの病院を探したり、近くにあった診療所を思い出して受診したりしているのではないでしょうか？</p><br><p>　もちろん一般的にはそれで間違いはないですし、そもそも（医療関係者の私が言うのもなんですが、）病院などは警察などと同じく、必要がなければなるべくお世話にならない方がいいに決まっています。病気知らずで元気に長生きできればそれに越したことはないのですから。</p><br><p>　ですが、やはりそうはいかないのが病気の怖さで、病気の種類によっては「症状が進行してからでは遅い」というものも現実にあります。</p><p>　私もずっと外科医として診療をしてきた中で、「もう少し早く病院を受診してくれていれば・・、」という経験をたくさんしてきました。そしてそういった方の中に「忙しくて病院に来られなかった」、「病気の診断を受けるのが怖かった」と言って、症状に気づいていたにもかかわらず放置し、いよいよ悪化してどうしようもなくなってからやっと病院を受診された方も多くいらっしゃいました。</p><br><p>　私のように普段病院に勤務していると病院というものを身近に感じることができるのですが、やはり私たち医療従事者が想像している以上に一般の方にとって病院というものは敷居が高く、「近くにあっても遠い存在」なのだろうと思います。</p><br><p>　</p><p>　病院をもっと身近な存在にしたい。</p><br><br><p>そんな想いからこのブログを始めることにしました。</p><br><br><p>このブログでは身近な医療情報をはじめ、私の日常の出来事や日々思うことなど、随時書いていきたいと思います。</p><br><br><p>一見とっつきにくそうに見える「医師」という存在が、いかに普通で、実はどこにでもいる近所のお兄さん（おじさん？）と変わりないかということを知っていただき、身近に感じていただけるうようになるととてもうれしいです。</p><br><br><br><br><br><p>（注１）</p><p>これは地域によってかなり差があり、たとえば人口が少ない割に県土が広い高知県では人口10万人当たりの病床数は全国第一位の2,478床あり、もっとも少ない神奈川県の832床と比べると約3倍もの差があります。もちろん入院を必要とする、たとえば高齢者の割合なども関係してくるため単純に多い少ないと議論はできません。</p>
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<pubDate>Mon, 08 Feb 2010 11:14:16 +0900</pubDate>
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