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<title>60代からの整う暮らし｜湯けむりごはんラボ</title>
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<description>60代からの整う暮らし。温泉と旅館ごはんを管理栄養士の視点でゆるやかに研究中。体がよろこぶ“おいしい癒し”と、がんばらない整え方をお届けしています。</description>
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<title>やわらかな別れの準備㉓　父の教え</title>
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私は常識的でかつ厳格な家庭で育ってきたと思っていました。ところが30代を過ぎたころから、「あれ？ 我が家の常識って、世間では非常識なのかもしれない」と気づき始め、60代になった今では、むしろ“ゆるく自由に育てられていた”と感じています。そんな父が、ただ一つだけ厳しく教えたことがあります。「先に約束したことを翻してはならない」遊びの約束があって、あとから仕事の用事が入ってしまったら——父は迷わず、先に決まっていた遊びの約束を守る人でした。「仕事は自分が困るだけ。でも遊びは、楽しみにしてくれていた相
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<dc:date>2026-08-06T10:06:35+09:00</dc:date>
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<title>やわらかな別れの準備㉒　Y世代のタイパ着付け</title>
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 以前、娘が母に着付けを習っていることを書きました👘 そのときの記事はこちら ↓『やわらかな別れの準備⑧　「もう帰っちゃうの」に心が揺れる』母が病室を出ようとすると、父は必ずつぶやきます。  「もう帰っちゃうの」  毎日通っている母に、父はいつも同じ、この言葉をかけます。昨日はさらに、少しひねった…ameblo.jp 昨日、母から聞いた話によると── 娘はもう、しっかり着物が着られるようになったそうです✨  着付けは、娘が動画を見ながら自分で着ていき、わからないところだけ母に聞いたり、 母はとこ
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<title>やわらかな別れの準備㉑　白ホルモンの炎の向こうで</title>
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弟の奥さん──私にとっては義妹も、26日に父のお見舞いへ行ってくれました。  そして翌日の27日は、彼女と二人で焼肉ランチ🍽️ 空港へ向かう予定とのことで、スーツケースを引きながらの来店でした。 数年前から、彼女とは年に1〜2度ほど二人でランチをしています。 飾らず、歯に衣着せぬ彼女のまっすぐな性格に、私もつい遠慮なく多弁になります。ランチの席で、父のお見舞いの様子を聞きました。 「忘れられちゃったかなと思いながら 『おとうさん、〇子です』と声をかけたら、 『あ〜毒舌の〇子さん、来てくれてありが
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<dc:date>2026-07-28T09:53:49+09:00</dc:date>
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<title>やわらかな別れの準備⑳　由井正雪に憧れる</title>
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7月25日。この日は、ようやく弟が父のお見舞いに来られる日でした。 弟は、父の入院直前の5月に転勤で遠方へ。「もう会えないかもしれない。もう無理」そんな思いが胸の奥にずっと沈んでいたので、昨日を無事に迎えられたことが本当に嬉しい。昨日、空港からそのまま病院へ向かった弟。父は本当に頑張ってくれました。久しぶりの息子を前に、父はきっとうれしかったはずですが、何より母の表情がふわっと明るくて、普段よりもよく話していました。やっぱり女親にとって息子は特別のようです。父は紫斑も出ていて、水を飲みたいと言っ
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<title>やわらかな別れの準備⑲　止まらない母の汗</title>
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父の転院の日外の暑さはもちろんのこと、室内に入っても、母の額からは玉の汗が流れていました。看護師さんがやんわりと「この暑さですから、面会は毎日来られなくても大丈夫ですよ」と声をかけてくださったほどです。父のことは、もう病院にお任せできる。そう思えるようになった今、私の心配はむしろ母の方へと向かっています。毎日通う母の気持ち「毎日はやめたら？」そう言ってみても、母はきっと毎日通うでしょう。父が入院してからというもの、母の気はずっと張り詰めたままです。明らかに食欲も落ちています。父のことを思うあまり
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<title>やわらかな別れの準備⑱　美味しんぼを語る父</title>
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7月21日、父が無事に転院しました。 地域病院の「40日」というタイムリミットを越えて、ここまで持ちこたえてくれたことが信じられず、転院の日を迎えた私は嬉しさで胸がいっぱいでした。最近の父は、面会に行くとにこやかで、よく話します。先日は「お腹がすいた」と言うので、何を食べたいのか尋ねると「たまごステーキ」。聞き慣れない料理名に首をかしげながら詳しく聞くと――鶏卵を2つ。ひとつは黄身がトロトロで、黄身をつぶして食べるタイプ。もうひとつは白身がしっかり覆いかぶさるように、水を入れて蓋をして蒸し焼きに
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<title>やわらかな別れの準備⑰　いざ戦闘服を着て</title>
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 今日は今年いちばんの暑さ〜🥵   熱風の中、私は“戦闘服”のスーツを着て、父の終の居場所となる病院の面接へ 今の病院は40日までしか入院できず、気づけばあと1週間弱。 父、ほんとうに頑張ってくれています😭✨ 先日紹介されて、面接へ向かった病院は薄暗くて古くて…💧 「えぇぇ　気持ちがドスンと落ち込みつつ、見学していました。ところが担当の方から一言、「満床で折角いらしていただきましたが入れません」またまた「えぇぇぇ」しかしそこには正直ほっとした自分がいました。その後電話で紹介してくださったソーシャ
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<title>やわらかな別れの準備⑯　「生きる力」に触れて</title>
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 4月から始まったNHK連続テレビ小説「風、薫る」看護師や病院が舞台の物語に、日々の生と死を重ねています。   これまでの私は、 「家族に迷惑をかけないうちに、静かに死ねたらいい」 そんなふうに考えていました。 けれど、父が入院し、動けなくなり、点滴だけで生きている姿を目の前にしてから―― その考えがゆっくりとほどけていきました。 栄養が十分に行き渡らなくても、 父は今を全力で生きている。 寝たきりだからといって迷惑どころか、 むしろ以前よりも深く、父への愛情を感じている自分に気がつきました。 
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<dc:date>2026-07-08T10:23:43+09:00</dc:date>
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<title>やわらかな別れの準備⑮「最期の11の前兆」を読んで</title>
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 父が緊急入院をして、もう1ヶ月半が過ぎました。その後転院し、食事がとれなくなり、点滴だけの生活になって3週間を超えています。「今、父はどんな状況にいるのだろう」「この先どんな変化が訪れるのだろう」そんな気持ちがわさわさと揺れています。そんなとき、今日MSNの記事を目にしました。ヒトが最期を迎える時に現れる “11個の生理的な変化” について書かれているもの。まさに今の私の心にすっと入ってきました。 記事に書かれていた「最期の11の前兆」（MSN／PRESIDENT Onlineより）緩和ケア医
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<title>やわらかな別れの準備⑭　爪の記憶</title>
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父のお見舞いに行くと毎回のように、普段の生活では気づかない不思議な体験をします。今日のテーマは「爪の記憶」 家族の指先に宿るかたち母は毎日、「手持無沙汰だから」と言いながら、1時間ほど父の足の甲や足裏を丁寧にマッサージしています。その途中でこんなことを言いました。「お父さんの足の爪はおじいちゃまそっくりで、手の指はおばあちゃまそっくりなのよ」祖母が他界してから、もう45年。それなのに母の言葉を聞いた瞬間、祖母の人差し指の爪が鮮やかに頭の中に浮かび上がりました。今まで一度も意識したことがなかったの
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