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<title>物書き風俗嬢</title>
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<title>彼女について-5-</title>
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<![CDATA[ 「思ってたのと全然違った。」<br>僅かな笑みを含め、進藤さんは誰に言うでもなくそう言った。<br>一体何と…、奈々は恐怖と不安で崩れそうになった。<br>「大丈夫？さっきから、すげぇ怖い顔になってるけど。」<br>「へっ！」<br>奈々は思いもよらぬ言葉にすっとんきょうな声を出した。<br>「ぶははぁ。」<br>ふたりして突如笑いだし、いつもとまるで違う和やかな空間に居心地の悪さを感じながらも、奈々の想像とはるかに離れた反応に安堵した。<br>「でさ、こいつに聞いたんだけど、あんたのやり方じゃ、いつんなっても返せねぇと思うんだ。で、俺からあんたに仕事紹介っつうか、やってもらいたいことがあって、今日来たんだけど。」<br>さっきとはうってかわって真面目な表情と声色の男達に、奈々は再び恐怖と不安で絶望すら感じた。
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<link>https://ameblo.jp/eigaiyuko/entry-11926809877.html</link>
<pubDate>Thu, 25 Sep 2014 11:42:59 +0900</pubDate>
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<title>彼女について-4-</title>
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<![CDATA[ びくっ<br>思わず後退りしてしまった。<br>昔から人付き合いが苦手で、目を見て話すことはおろか、一歩家を出ると常に俯いているような奈々には無縁の人種。<br>友人もおらず、学校の授業の時間以外、工場や倉庫で検品や棚卸し作業にあけくれ、出来るだけ人と関わらない生活を送っていた奈々は、チンピラくずれの取り立て屋に加え、あらたに現れた別世界の人間に、瞬時に恐怖と絶望を持った。<br>その男達のいかにも危ない、余裕な風情と、今までにない状況に。<br>でも、圧倒的恐怖のなか、なせだか悪い気はしなかった。<br>それは、進藤と名乗る男のもつ、威圧的ながらもどこか親しみやすい顔つきのせいか。<br>奈々自身、味わったことのない感情に戸惑いつつ、これから起こるであろう出来事に想像力をたくましくした。
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<link>https://ameblo.jp/eigaiyuko/entry-11926745708.html</link>
<pubDate>Fri, 19 Sep 2014 10:37:43 +0900</pubDate>
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<title>彼女について-3-</title>
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<![CDATA[ 「しっしっしんどぉーさぁーん」<br>ピンポーン、ピンポン、ピンポン、ピンポーン<br>「しっしっしぃー」<br>「つっ、んーだよぉ」<br>「ななですよぉー」<br>「つっ、とりあえずあがって」<br>ガー<br>ドアが開いた。<br>ふらふらしながら、右手にあるエレベーターに乗り込み、8階のボタンを押した。<br>ガー、ティーンッ<br>エレベーターのドアの正面が進藤さんの部屋。<br>ピンポーン<br>ガチャ<br>「どしたの、急に」<br>「なんでだろぉー、なんでだろぉー、なななっなんでだろぉー」<br>「ははっ、古っ」<br>ギュッ<br>「お腹すいたぁー」<br>ギュー<br>「痛い、痛いって。奈々、力強ぇな。」<br>背中に回した腕をほどかれ、奈々はよちよちした歩調で部屋に入った。<br>パフッパフッパフッ<br>小さな子供が履いてる音の出る靴、そんな靴がぴったりの歩調。<br>「奈々、行きまーすっ」<br>「えっ？」<br>ダダダダダダッ<br>「何？ガンダムごっこ？」<br>ドタンッ<br>「成功でありますっ」<br>ソファに飛び乗った奈々に、<br>「何か飲む？酔ってるみたいだけど。」<br>進藤さんは、鱗に覆われた背中を奈々に向け、アッチィ、アッチィと言いながら、奈々の好きなオレンジジュースを取り出した。<br>奈々と進藤さんの出会いは、奈々が大学生の頃だった。<br>その頃の奈々には、サラ金から莫大な借金があった。<br>スタートは100万だったが、金利と度重なる滞納により、気付けば1000万を超える借金ができていた。<br>そんななか、ある日、奈々のアパートにいつもの取り立て屋といっしょに来たのが進藤さんだった。
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<link>https://ameblo.jp/eigaiyuko/entry-11926726265.html</link>
<pubDate>Thu, 18 Sep 2014 15:08:15 +0900</pubDate>
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<title>彼女について -2-</title>
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<![CDATA[ ブーブーブー<br>1 9 8 3、シュッ<br>パスワードを入れ、画面を開く。<br>メールが届いていた。<br>「今日は楽しかったです。セイラちゃんといると癒されます。また行くね。」<br>今日、メルアド交換した客から早速メールがきていた。<br>「メール有難う。今日は逢えて嬉しかったです。本当だよ。また逢えますように。あっ、最近、暑さがひどいから熱射病に気をつけてね。では！」<br>無難な返信を送って、画面を落とした。<br>バカみたい。<br>1983、1983は奈々の生まれた年。<br>7月で31になった。<br>なったというよりなってしまったという方が正しいか。<br>この仕事を始めて、もう7年が経つ。<br>同じ店でずっと働いていたわけではなく、転々としながら、辞める辞めないを繰り返し、今に至っている。<br>こんなはずじゃなかったんだけどな。<br>こんなはず…こんなはず…じゃあ、どんなはずだったの？<br>奈々は税理士になりたかった。<br>税理士に興味があったわけでなく、ただ医者、弁護士、会計士に並び、程度は落ちるがそれなりに社会的地位があり、試験のやり方において、一番受かりやすそうだったから税理士を選んだ。<br>最初は簿記から始めた。<br>奈々は勉強が特別得意なわけではなかったから、本屋で見付けた参考書や問題集を手当たり次第に頭に詰め込んだ。<br>今までにないほどの勉強量と集中力をもって。<br>3級合格。<br>2級合格。<br>1級合格。<br>怖いほど順調に受かっていった。<br>1級合格により、税理士の受験資格を得、本格的な勉強にうつっていった。<br>強い自信をもって。<br>うぅー<br>あぁ、痛い。<br>頭がくらくらする。<br>ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる<br>帰りにコンビニで買ったお酒がきいてきたみたい。<br>電車で呑むと必ず酔う。<br>奈々はどちらかというとお酒には強いほうだった。
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<link>https://ameblo.jp/eigaiyuko/entry-11926722120.html</link>
<pubDate>Thu, 18 Sep 2014 14:58:28 +0900</pubDate>
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<title>彼女について</title>
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<![CDATA[ 「もう、16時45分か。そろそろ片付けしよか。」<br>私、美咲セイラ、いや、これは源氏名だった。私、山本奈々はソープランドで働いている。いつも通り17時のあがり時間が迫ってきたことで片付けを始めた。<br>シャー<br>38、40、42、45、50<br>溶けちゃえ！<br>マットに付いたローションを必要以上に熱されたシャワーで流す。<br>ストゥーピッガール、ストゥーピッガール、ストゥーピッガール、ストゥーピッガールッ！<br>アメリカ人歌手の歌が部屋中に響き渡る。<br>奈々の好きな歌手だった。<br>ストゥーピッガール、ストゥーピッガール、ストゥーピッガール、ストゥーピッガールッ！<br>カチャン<br>「あつっ。あっつぅー。もう、最悪っ！」<br>シャワーヘッドを戻す時、蛇口に触れた。<br>ついてない。<br>タオルがけをして、ロッカーに戻り荷物をまとめると、奈々は受付に電話した。<br>「セイラです。片付け終わりました。精算お願いします。」<br>「お疲れ様です。今、お客さんいないから降りてきて大丈夫ですよ。」<br>ファーストフードの店員みたいなロボット対応。<br>そういや、こいつって前科ありって、ロッカーで聞いた。何だろ。何したんだろ。殺人？窃盗？詐欺？まさか強姦ってことはないよね。クスッ。<br>トン、トン、トン、トン。<br>階段を降りて、受付に着いた。<br>「あっ、セイラさん、お疲れ様。今日は本指2名、ネット指1名、雑費5000円で117.000円ね。確認してくれる？」<br>よく言えば無造作、悪く言えば寝起き、そんな頭をした受付の店員が伝票に書かれた私の1日を読み上げた。<br>今日は毎週来る40過ぎのオッサンと、先週来た40後半の客、30半ばのチビの客が来た。<br>何てことない1日。<br>先週来たオッサンにメルアド聞かれたくらいか、今日の出来事といえば。<br>さぁ、帰ろっか。<br>大通りを渡り、駅を目指す途中、3人組の男達を見た。<br>「お疲れ様でしたっ！」<br>そのなかの１人が私に向かって、大声で叫んだ。<br>ちょけたオッサンか。<br>私は一瞥すると、3人を瞬時に査定した。<br>3人とも似たり寄ったりの格好に顔。<br>女は自分より劣ってる人間と付き合うっていうけど、男は同レベルの人間と付き合うみたい。<br>チェックの半袖シャツを羽織って、中に安さで有名なあの店のTシャツ、下はジーンズに、一時期爆発的に流行ったスリッパみたいな靴。<br>全身で1万もかかってなさそうな、ザ チープ ファッション！<br>おまけに日に焼けた顔に雑にのせられた目、口、鼻。<br>昨日観に行った映画の主人公とえらい違い。<br>ポケットからはみ出たヴィトンの財布もだーるだる。<br>財布の外身はだーるだる、財布の中身はかっすかす。<br>頭のなかでメロディが流れた。<br>カス客。<br>揃いも揃って、カス客。<br>奈々の店には来ない、いや、パチンコや競馬で当てない限り来れないであろう類い。<br>やっぱり。<br>向かう先は、年中イベント料金、ヘルス料金でセックス出来る激安大衆店。<br>気を付けなよ、そこ性病検査しなくても働ける店だから。運よくクラミジア、悪くて肝炎、最悪…私には関係ないけど。うんう、なればいんだよ、オッサン。<br>ウホッ<br>また聞こえてきた。<br>ウホッ<br>まるでゴリラ。<br>男って人間じゃなく、ゴリラみたい。
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<link>https://ameblo.jp/eigaiyuko/entry-11926362646.html</link>
<pubDate>Wed, 17 Sep 2014 20:18:59 +0900</pubDate>
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