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<title>映画魔ブー24h</title>
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<description>映画のこと。</description>
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<title>『千曲川絶唱』</title>
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<![CDATA[ <p>1919年1月12日に生まれたキャメラマン岡崎宏三さんは2019年1月12日に生誕100年を迎えた。</p><p>ちょうどこの日にラピュタ阿佐ヶ谷で豊田四郎監督の『千曲川絶唱』（67）を上映しているので観に行った。</p><p>&nbsp;</p><p>トラック運転手の青年が白血病にかかり病院で出会った看護婦と恋に落ちるが青年の病は進行してゆく、という難病純愛映画なのだが、デュポンネガを使った白黒のコントラストの強い映像、そしてトラックと電車の並走撮影はじめ迫力のキャメラワークで全く102分飽きない。</p><p>&nbsp;</p><p>この映画、最初に観たのは岡崎さんから借りたVHSだったと思う。その後、岡崎さんと一緒に文芸坐だっただろうか、35ミリのプリントで観た。</p><p>&nbsp;</p><p>そして今日1月13日は岡崎さんが亡くなってから14回目の命日。</p><p>さて今から『ザ・ヤクザ』（74）を観ようかな。このアメリカ版のBDには今まで見たことのなかったメイキングフッテージが収録されていた。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20190113/23/eigamabou24h/ac/39/j/o3264183614338452314.jpg"><img alt="" height="349" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20190113/23/eigamabou24h/ac/39/j/o3264183614338452314.jpg" width="620"></a></p>
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<pubDate>Sun, 13 Jan 2019 23:57:07 +0900</pubDate>
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<title>『夢の中の人生』</title>
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<![CDATA[ <p>『夢の中の人生』は1981年にベルイマンがドイツで撮った映画で日本未公開。</p><p>（原題は『マリオネットたちの人生より』）</p><p>男が売春婦を絞殺する。その動機はなんなのか？かかりつけの精神分析医が男についてカメラに向かって語る。男と妻の関係。妻の浮気。男の母親の支配的な愛。男の同性愛傾向。殺人事件の裏にある様々な証言と男が見る幻想的な夢。</p><p>&nbsp;</p><p>この映画、1990年11月24日にパリのシネマテークで観たのだが、正直「失敗作」という印象しかなかった。なんだかTVドラマのよう、と当時のメモに書いてある。</p><p>&nbsp;</p><p>昨年、ドキュメンタリー『イングマール・ベルイマンを探して』を観たら、この映画の冒頭で殺される売春婦役のリタ・ルセックがインタビューに答えていて「衣装部に渡されたのがパンティーとストッキングだけだったのにびっくり。でも演技指導が始まるともう何にも気にならなくなった」というような話しをしていた。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20190107/21/eigamabou24h/e0/b0/p/o1440090014335117896.png"><img alt="" height="263" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20190107/21/eigamabou24h/e0/b0/p/o1440090014335117896.png" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>それもあって見直してみたのだが、「TVドラマのよう」な作品ではまったくなかった。20歳の頃の感想なんていい加減なものだ。ベルイマン映画に登場する男性の多くがいつも無力感に苛まれ、愛されたがるのに手に負えない自尊心が相手を傷つけ、愛することのできない虚しさから逃れられない。監督自身を投影したものなのか、この作品はその「最悪ケース」の1本として興味深い。夢のシーンなどは『仮面ペルソナ』を思い出させる。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20190107/21/eigamabou24h/49/c7/p/o1440090014335134605.png"><img alt="" height="263" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20190107/21/eigamabou24h/49/c7/p/o1440090014335134605.png" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>では面白いかと言われると、その印象は20歳の時と変わらず。男性の心理を描こうとする野心作ではあったけれども。また時間を経てから観ると、感じ方が変わるものだろうか。</p><p>&nbsp;</p>
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<pubDate>Mon, 07 Jan 2019 22:08:33 +0900</pubDate>
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<title>ベルイマンの世界　ドキュメント『ファニーとアレクサンデル』</title>
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<![CDATA[ <p>5時間11分の『ファニーとアレクサンデル』の中からいくつかのシーンが選ばれ、それがどう撮影されたかを記録したドキュメンタリー。81年9月のクランクイン前日の顔合わせパーティーから始まり、翌3月まで半年の撮影を1時間50分にまとめている。これを観るともう一度、頭から本編を見直したくなること間違いなし。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20190106/23/eigamabou24h/16/ee/j/o1836326414334600792.jpg"><img alt="" height="391" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20190106/23/eigamabou24h/16/ee/j/o1836326414334600792.jpg" width="220"></a></p><p>&nbsp;</p><p>エクダールの一族が、死期の迫るオスカルの寝室前に集うシーン。このシークエンスの細やかな俳優の動きを一つ一つ組み立ててゆく監督。そうか、ここはワンカットだったか。</p><p>「ここでは12名の俳優が全く別々に細かい演技をする」</p><p>と、監督の言葉が字幕でインサートされる。</p><p>ベルイマンの映画はカットを素早く編集するときもあれば、俳優もカメラも動き続けていてワンカットの時もあるが、観ている時には演出が見事で気づかないことが多い。</p><p>このシーンの準備に3時間かかったことが字幕で記される。</p><p>&nbsp;</p><p>続けて、オスカルの死を看取る家族が一人ずつ、フレームから外れ、別の人物がイン、アウト、また別の人物と繰り返されるショット。実はちょっとしたタイミングで、ピントもボケて構図も狂ってしまうのだが、これがピタリと決まる。監督と撮影監督ニクヴィストのやりとりが興味深い。スヴェンと私が対立することもあった、と字幕。</p><p>&nbsp;</p><p>『第七の封印』や『冬の光』ほか数々のベルイマン作品に出演した盟友にして名優グンナール・ビヨルンストランドが道化姿で歌う第3部冒頭のシーンの撮影。「我々が目撃するのは、名優が自分自身の恐怖、失われてゆく力、疾病と闘う英雄的な姿だ」と字幕。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20190106/23/eigamabou24h/97/80/j/o3264183614334614067.jpg"><img alt="" height="236" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20190106/23/eigamabou24h/97/80/j/o3264183614334614067.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>このドキュメンタリーのクライマックスと呼んでいい部分だが、そう、ものすごく時間をかけて何テイクも撮り直し、アングルを変えて撮影しても、使われるのはほんの一部。それが映画というもの。ここだけ本編を見直したが、細かくカットが刻まれ驚くほど短い。</p><p>&nbsp;</p><p>他にも第1部のクリスマスの夜、エピローグの洗礼の祝宴といった豪華で大人数が登場するシーンもあれば、それと対比するように冒頭の人形舞台、イスマエルとアレクサンデルが義父の死について会話する静寂と緊張感あるシーンの撮影などが登場。監督とは何をすべきなのかをベルイマン自身が教えてくれるような作品。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/eigamabou24h/entry-12431197544.html</link>
<pubDate>Mon, 07 Jan 2019 00:23:36 +0900</pubDate>
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<title>「ファニーとアレクサンデル」　日本語吹き替え版</title>
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<![CDATA[ <p>2019年になりました。</p><p>正月に実家から、『ファニーとアレクサンデル』が88年にTV放送された時に録画したVHSテープ3本を持ち帰って、2日に分けて再見。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20190104/21/eigamabou24h/59/91/j/o3264183614333277786.jpg"><img alt="" height="236" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20190104/21/eigamabou24h/59/91/j/o3264183614333277786.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>東京では88年5月に深夜放送されたものが、10月に同じく３週に分けてKBS京都で放送された時の録画。「'88 京都オートショー」始め、番組の合間に入るCMがまた味わい深いことよ。標準録画なので意外にちゃんと観られます。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20190104/21/eigamabou24h/33/34/j/o3264183614333280252.jpg"><img alt="" height="236" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20190104/21/eigamabou24h/33/34/j/o3264183614333280252.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>吹き替えの声優が豪華。慇懃無礼、陰湿な主教役の寺田農は放送当時から印象に残った。</p><p>丁寧に人物名（俳優名）が画面にでるのも懐かしい。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20190104/21/eigamabou24h/d8/e8/j/o3264183614333281972.jpg"><img alt="" height="236" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20190104/21/eigamabou24h/d8/e8/j/o3264183614333281972.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>「サザエさん」の波平役でおなじみ永井一郎は、情にもろくて激しやすいエロオヤジのグスタヴ叔父役で名演。演ずるヤール・キューレはベルイマンの『夏の夜は三たび微笑む』ほか『バベットの晩餐会』の晩餐に現れる老将軍が実に良かった。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20190104/21/eigamabou24h/56/b3/j/o3264183614333285798.jpg"><img alt="" height="236" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20190104/21/eigamabou24h/56/b3/j/o3264183614333285798.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>他にもカール叔父役が石田太郎、『冬の光』などベルイマン組の常連俳優だったグンナール・ビョルンストランド演じる俳優ランダール役が加藤精三、同じくベルイマン組のエルランド・ヨセフソン演じるイサクの声が宮内幸平。脇役陣が実に渋い。しかも台詞が戯曲のように猛烈に長い。これは演じがいがあったと思う。多くが故人になられていて、もうアテレコの時の話を聞くこともできないが。</p><p>&nbsp;</p><p>18歳の時にこの放送で本作を初めて観てから30年ぶり。『不良少女モニカ』のハリエット・アンデションが主教宅の家政婦ユスティーナ役で出演していたのに初めて気づいて驚愕。あの美少女が、メイクとはいえこんな顔になっちゃうのか・・・。つい先日『道化師の夜』のムッチムチな姿を見たばかりなので。</p><p>&nbsp;</p><p>昨年から続くベルイマン熱、収まらず。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>
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<pubDate>Fri, 04 Jan 2019 22:00:45 +0900</pubDate>
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<title>いのち・ぼうにふろう</title>
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<![CDATA[ <p>昨日、劇場で『いのち・ぼうにふろう』(71)を観る。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20181227/22/eigamabou24h/37/cc/j/o0573101914328492733.jpg"><img alt="" height="747" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20181227/22/eigamabou24h/37/cc/j/o0573101914328492733.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>小林監督にお目にかかったのは生前に一度だけ。二度目は亡骸を棺に納める時だった。</p><p>&nbsp;</p><p>製作の佐藤さんは小林監督に無名の頃の仲代さんを紹介し、亡くなるまで小林さんを支え続けた。</p><p>『砂の器』『御用金』『深い河』など、小林監督の作品だけでなく名作を多く世に送り出した。</p><p>小林監督の葬儀の２ヶ月後、後を追うように96年の12月に亡くなった。</p><p>「佐藤は仕事も一生懸命でしたが、お遊びも一生懸命でして」と、未亡人の菅井きんさんがご挨拶をされたのをいつもふと思い出す。</p><p>こんなに粋な方、今に至るまで他に会ったことがない。</p><p>佐藤さんの足元にも未だ及ばないけれど、せめて愛煙していたタバコだけ引き継いで吸い続けている。</p><p>菅井さんも今年亡くなられた。</p><p>&nbsp;</p><p>撮影の岡崎さんが「映画とは何か」をすべて教えてくれた。</p><p>年が明けて1月12日に岡崎宏三生誕100年の日が来て、翌13日は没後14年。どちらかの日に同じ映画館で『千曲川絶唱』を観るつもり。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20181227/22/eigamabou24h/b0/0a/j/o0917051514328504717.jpg"><img alt="" height="124" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20181227/22/eigamabou24h/b0/0a/j/o0917051514328504717.jpg" width="220"></a></p><p>&nbsp;</p><p>『いのち・ぼうにふろう』もう何度観たか数えきれない。一度は岡崎さんと二人で、どこかで観た。</p><p>無声映画の時代劇を撮影の参考にしたんだと、あのカット、このカット、と教えてくれた。</p><p>照明の下村さんをはじめ、みなさんで新作をあちらで撮っていらっしゃいますか？</p><p>&nbsp;</p><p>昨日の小さな映画館は半分くらいの入り。どうしてもやっぱり最後の酒井和歌子が無言で、破壊された安楽亭を拝む画で目頭が熱くなる。この映画を、いのちぼうにふらない、と黒澤明が言ったそうだけど。</p><p>&nbsp;</p><p>日本語がさほどわかるとも思えない外国人のカップルが来ていたけれど、女性はラストで何度も目を拭いていた。</p><p>&nbsp;</p>
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<pubDate>Thu, 27 Dec 2018 23:52:54 +0900</pubDate>
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<title>ベルイマン</title>
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<![CDATA[ <p>今年はイングマール・ベルイマン生誕100年。</p><p>&nbsp;</p><p>ボローニャで見逃したマルガレーテ・フォン・トロッタの『イングマール・ベルイマンを探して』をTIFFで観られたのは大収穫。</p><p>これまでに観た映画も、まだ観ていない映画も、どのワンカットを観ても、心臓の拍動が早くなるのを感じた。</p><p>&nbsp;</p><p>映画監督とは？と問われ「あまりにもやることが多すぎて考える時間がない人のこと」とベルイマンは答える。</p><p>&nbsp;</p><p>息子ダニエル・ベルイマンは、<wbr>子供をどう愛したらわからない父とピアニストだった母について語る。</p><p>『日曜日のピュ』の父と50代の息子の会話、<wbr>妻のことが理解できていなかったのか？という問いに「<wbr>感情的な脅迫はやめて欲しい」<wbr>というシーンをカットするよう固執するイングマール。拒否する息子。<wbr>父は泣き出す。「ベルイマン自伝」を読むと、これと似た話が、母の死に際しベルイマンとその父の間で交わされたエピソードとして登場する。</p><p>&nbsp;</p><p>スクリプターのカティンカ・ファラゴは、<wbr>役者には優しく、助手クラスのスタッフを次々にクビにするベルイマンの姿を語る。<wbr>初対面でにらみ合った話はベルイマンの性格を知る絶好の逸話。</p><p>&nbsp;</p><p>ドイツ人が撮ったからなのか『蛇の卵』『マリオネットの人生より（夢の中の人生）』のようにこれまで評価が高かったとは言えない、ドイツで製作された作品についての考察が多いのは興味深い。</p><p>&nbsp;</p><p>ベルイマンがベストに選んだ作品に自分の作品が挙げられているのを知って、驚いたとフォン・トロッタが語る。</p><p>ワイダ『ザ・コンダクター』</p><p>タルコフスキー『アンドレイ・ルブリョフ』</p><p>フェリーニ『道』</p><p>黒澤『羅生門』（これは『処女の泉』の原型だ、とトロッタが言う）</p><p>トロッタ『鉛の時代』</p><p>ワイルダー『サンセット大通り』</p><p>カルネ『霧の波止場』</p><p>ドライヤー『裁かるゝジャンヌ』</p><p>他にも挙がっていたと思うが記憶が定かでない・・・。</p><p>&nbsp;</p><p>リューベン・オストリュンドが語るヨーテボリ派（ヤン・トロエル、ボー・ヴィーデルベルイ）とストックホルム派（ベルイマン）なる派閥の存在、知らなかった。</p><p>&nbsp;</p><p>映画は「孤独感を感じて映画界に飛び込んだ、<wbr>連帯感など幻想でしかないのに」<wbr>とベルイマンの言葉で締めくくられる。</p><p>&nbsp;</p>
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<pubDate>Mon, 03 Dec 2018 02:15:25 +0900</pubDate>
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<title>エボリ</title>
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<![CDATA[ <p>フランチェスコ・ロージ監督の『エボリ』(79)は、1983年3月の日本初公開時にスバル座で観ている。</p><p>なんの映画だかわからなかった、というのが13歳当時の印象。</p><p>それでも白い石造りの家並みやジャン・マリア・ヴォロンテの渋い表情は記憶にずっと残っていて気になる映画ではあった。</p><p>&nbsp;</p><p>今年になって書店でこの映画の原作『キリストはエボリで止まった』が文庫になっているのを知ってびっくり。</p><p>カルロ・レーヴィの原作を読み始めると、初めて映画を観た時の印象が蘇ってきた。改めて英字幕DVDで観直したのだが、これはやっぱり原作を読んでいるとずっと話がよくわかるし、35年で得た知識も必要なのだなと思う。</p><p>&nbsp;</p><p>当時のパンフを引っ張り出してみると、ロージが『シシリーの黒い霧』撮影中に原作者レーヴィに会い、初めて映画化しようと思ったときと今では考え方が違っている、とインタビューに応えている。もし63年に映画化していたらネオレアリスモに近い、農村の貧困、文化の後進性に心奪われただろうと。それから15年経って、現在の問題としてこの原作に取り組んだ、というようなことを言っている。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20181202/00/eigamabou24h/de/5b/j/o1836326414313529676.jpg"><img alt="" height="747" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20181202/00/eigamabou24h/de/5b/j/o1836326414313529676.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>原作には村人の間で残る風習、妖精や魔女の存在について頁を多く割いているがそれを割愛したのは監督の意志だったのかと、インタビューを読んで思う。民俗学的な興味は原作の豊かな描写に任せて、この乾いた厳しい土地とそこに生きる人たちの中に俳優を溶け込ませて画を撮ることに専念した、ということだろうか。</p><p>&nbsp;</p><p>ボローニャで観たエンメルの『八月の日曜日』、TVで観たヴィスコンティの『夏の嵐』、10月に恵比寿で観た『ナポリの饗宴』と今年はロージが助監督の作品をそこここで観る機会に恵まれてきた。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>
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<link>https://ameblo.jp/eigamabou24h/entry-12423025420.html</link>
<pubDate>Sun, 02 Dec 2018 01:13:45 +0900</pubDate>
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<title>ザ・フォッグ</title>
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<![CDATA[ <p>念願叶って、見逃していたカーペンターの『ザ・フォッグ』を観る。</p><p>80年の公開の頃、『ゴースト血のシャワー』や『地獄のモーテル』や『サンゲリア』が堂々と劇場にかかっていたんだから、なんて良い時代だろうか。こういうのこそ、客の少ない劇場で夜に観たいもの。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20180910/00/eigamabou24h/c9/da/j/o1836326414263269579.jpg"><img alt="" height="747" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20180910/00/eigamabou24h/c9/da/j/o1836326414263269579.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>アントニオ・ベイ市民、100年の呪いの果てに皆殺しなのかと思ったら、意外に被害者が少なくコンパクト。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>
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<pubDate>Mon, 10 Sep 2018 00:57:27 +0900</pubDate>
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<title>夏時間の庭</title>
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<![CDATA[ <p>2009年に劇場で観たオリヴィエ・アサイヤスの『夏時間の庭』。</p><p>ブルジョワ家族が母の死後に美術品の遺産相続で意見が分かれるが結局美術館に寄贈する、だからどうした？と、当時の印象はすこぶる良ろしくない。名画に囲まれた素敵な邸宅でワインを飲みながら金持ちが相続で困るだと？</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20180908/23/eigamabou24h/65/9e/j/o0550077914262637201.jpg"><img alt="" height="595" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20180908/23/eigamabou24h/65/9e/j/o0550077914262637201.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>それから9年して今日35ミリプリントで再見。３兄弟の母がエディット・スコブなのも（ついこの間ボローニャで65年のセシル・ドゥクジスの30分の中編 Le passage に出演しているのを観たけど昔から美しい）、ビノシュの彼氏役がイーストウッドの息子なのも、オルセー美術館全面協力だったのも、すっかり忘れていました。</p><p>&nbsp;</p><p>タカシマヤとの仕事やらNY移住と再婚を決めた妹ビノシュと北京の生産工場拡大で一旗揚げたい弟レニエ。外国暮らしだし、実家の売却致し方なしと思う二人を前に長男ベルリングは大黒柱の意地を見せたいところだが、本当はこの男が一番繊細。みんなのために結局は実家も美術品も手放すことに。ルイ・マルの『五月のミル』の親戚一同の罵り合いを期待すると肩すかし。</p><p>&nbsp;</p><p>僕も歳をとったのか、長男の意地と弱さは9年前よりもよくわかるけど、しかし優雅な悩みだよね。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20180909/00/eigamabou24h/e6/8d/j/o1000056314262645544.jpg"><img alt="" height="236" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20180909/00/eigamabou24h/e6/8d/j/o1000056314262645544.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>
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<pubDate>Sun, 09 Sep 2018 00:08:51 +0900</pubDate>
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<title>さよなら、バート</title>
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<![CDATA[ <p>バート・レイノルズの映画を初めて劇場で観たのは?</p><p>1984年の正月映画『キャノンボール２』。</p><p>同じ正月映画でも『ネバーセイ・ネバーアゲイン』や『ステイン・アライブ』の印象の方がずっと強い。</p><p>&nbsp;</p><p>最近はまるで聞かない「マネーメイキング・スター」なる称号も、バート・レイノルズの名前と一緒に覚えたのだけど、日本の劇場でバート主演作がバカ受けしていた記憶がまるでない。</p><p>&nbsp;</p><p>それでも『キャット・ダンシング』『ロンゲスト・ヤード』そして大傑作『脱出』と『複数犯罪』と、代表作は10代の頃によくテレビで観ていて、どれもこれも抜群に面白かった。</p><p>が、大学時代に京極弥生座２（地下の小さい方）で『レンタ・コップ』を観に行ったら、客は3人。80年代の終わりにはもうすっかり誰もが認める「過去の人」に。</p><p>&nbsp;</p><p>そんなわけで、しみじみと81年のバート監督・主演作『シャーキーズ・マシーン』をさっきまで観ていた。</p><p>雑な、不思議な映画だなあと思いつつも、なぜか面白い。笑っていい映画なのか、陰気な映画なのかわからない。でも何度も観ているのに意外に飽きない。サラ・ヴォーンの素っ晴らしい歌声をバックに、着流し姿のヴィットリオ・ガスマンの前でレイチェル・ウォードが「最後のサービス」するシーンなんか、こんなエロいシーン、よそで観たことないですけど。</p><p>&nbsp;</p><p>TOYOTAのロゴがやけに目立つ、バーニー・ケイシーは常に禅やらジャングルで生き残った日本兵の精神力について語り、日本料理の話になったり、東洋系の娼婦が消されたり、ガスマン＆ヘンリー・シルヴァの外人兄弟が街を牛耳っているだとか、そうなのか、これはアメリカのド南部アトランタの外人恐怖症の話だったのか。</p><p>&nbsp;</p><p>『シティ・ヒート』もついでに観るかな。</p><p>&nbsp;</p><p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20180908/01/eigamabou24h/83/60/j/o3264183614262121911.jpg"><img alt="" height="236" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20180908/01/eigamabou24h/83/60/j/o3264183614262121911.jpg" width="420"></a></p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>
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<pubDate>Sat, 08 Sep 2018 01:15:47 +0900</pubDate>
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