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<title>ラヴィエクサントリック</title>
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<description>過去と今をマイペースに綴っています。</description>
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<title>王女様の世界</title>
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<![CDATA[ <div class="FANCYURL_EMBED">これは、2年ほど前の夏。</div><div class="FANCYURL_EMBED">我が家に王妃様と王女様がダブルでご滞在された時の記録である。</div><div class="FANCYURL_EMBED"><br></div><div class="FANCYURL_EMBED"><br></div><div class="FANCYURL_EMBED">＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊</div><div class="FANCYURL_EMBED"><br></div><div class="FANCYURL_EMBED"><br></div><div class="FANCYURL_EMBED">今、我が家には王妃様に加えて王女様も御滞在中だ。 <br>王妃様が義祖母であるという事は、以前紹介した気がする。 <br>王女様、すなわち王妃様の娘。　王女マリアンヌ様の事だ。 <br><br></div><div class="FANCYURL_EMBED"><br></div><div class="FANCYURL_EMBED">マリアンヌという名前は実名と少々違うという指摘もあるが、 <br>たいした違いではないのでこれでいい。 <br><br></div><div class="FANCYURL_EMBED"><br></div><div class="FANCYURL_EMBED">最強のお二人と私たち家族3人が、 <br>3部屋しかない小さな我が家にひしめいている。 </div><div class="FANCYURL_EMBED"><br>窮屈でかなわないが、出稼ぎ労働に出てしまった私に代わって、 <br>マリアンヌ様が王妃様と我が子の世話をしてくれる為、文句は言えまい。 <br><br></div><div class="FANCYURL_EMBED">マリアンヌ様は、御自身の生誕時からあるのではなかろうかという <br>年代物の洗濯機を過信されている。 <br>肌着もタオルも靴下も雑巾も、一緒くたにしてぎゅうぎゅう詰め込んでしまわれ、 <br>熱湯で一気にお洗いになる。　 <br>洗濯機はぐおんぐおんと断末魔の大悲鳴をあげながら任務を遂行し、 <br>終了時には１０センチほど元の位置からズレてしまっている。　 <br>洗いあがった洗濯物は、髪の毛やら木のくずやらが付着したまま干され、取り込まれる。 <br><br></div><div class="FANCYURL_EMBED">王女様は自己満足が大好きだ。 <br>風が吹いて曇っている日でも、かまわず我が子をビーチへとお連れになる。 <br>なぜなら彼女は、子供はビーチが大好きで、必ず毎日連れていけば <br>我が子がうんと喜び満足すると信じておいでだからだ。 </div><div class="FANCYURL_EMBED"><br></div><div class="FANCYURL_EMBED"><br>我が子は寒い海で泳がされ、手足を冷たくして帰ってくる。 <br><br></div><div class="FANCYURL_EMBED"><br></div><div class="FANCYURL_EMBED">王女マリアンヌ様。　彼女は、基本的に悪気はない。大変感謝もしている。でも。 <br>育ちが良すぎたせいなのか、家事も御自分の息子（私のダンナ）の育児もメイド任せだった為なのか、何かが少しおかしい気がする。 <br><br><br>だから私は、たまに出稼ぎ以上に疲労する…。 <br><br><br><br><br><br></div>
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<pubDate>Sat, 27 Mar 2010 04:53:25 +0900</pubDate>
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<title>追憶5　Y子さんを想って</title>
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<![CDATA[ <div id="diary_body" class="FANCYURL_EMBED">アメリカ合衆国S市のチャイナタウンの端。 <br>そこに古くから創業する、こぢんまりとした和食レストランがある。 <br>ここに集う人々を、私は今でも家族だと思っている。 <br><br><br>オーナーやスッタッフは身内、お客さんは親戚縁者といった様に気心が知れている。 <br>馴染みの常連客はほとんど高齢だが、暖かく、どこまでも愉快な人々だ。 <br>内訳は主に日系2世や3世、または古くからこの地に住む日本人達。 <br>そしてなぜか一部の留学生達だ。 <br><br><br>私の親友であり、良き理解者であるウエイトレスのＹ子さん。 <br>彼女の経歴や年齢を詳しく聞いた事はないが、 <br>戦時中は台湾に、終戦後は米国人と結婚してアメリカへ渡った、 <br>波乱万丈な人生を送ってきた人だ。 <br>彼女は非常にキツイ性格だが、時間をかけて打ち解けてみると <br>思いやりに溢れ、サバサバした人柄が実に気もちいい。 <br>強くなければやってこれなかった世代の人なのだ。 <br>彼女は余計な時に余計な事は言わない。 <br>私が今生の大失恋をして撃沈している時も、ただ静かに傍に座り、 <br>自分の昔の色恋沙汰をぼちぼち話して聞かせてくれた。 <br>意外と心に深く浸み渡り、耐え難い胸の痛みは耐えられるものなのだと知った。 <br>人はこの世にある、どんな苦難も乗り越えられるものなのだ。 <br><br><br><br>若気の至りであの世界を飛び出し、はや8年が過ぎる。 <br>あの頃のお腹の胎児は無事生まれ、今年で8歳を迎える。 <br>レストランのオーナー、Ｊさんとはたまにメールでやりとりしている。 <br>Ｙ子さんとは５年ほど前に℡で話したきりだ。 <br>常連客の一人、Ｋちゃんが４年ほど前に肺癌で急逝した。 <br><br><br>夜遅くなるといつも家まで送ってくれたＨさん。 <br>いつも無言でお皿を洗っていたＫさん。 <br>世界一のお寿司をふるまってくれたＨ.Ｒさん。 <br><br><br><br>次に皆にあえる日はいつだろう。 <br>皆、年を取っていく。　 <br>遅すぎるなんて事がないように。 <br>早くあの人達に会いに行きたい。 <br><br></div>
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<link>https://ameblo.jp/eihcas/entry-10489722688.html</link>
<pubDate>Wed, 24 Mar 2010 01:18:03 +0900</pubDate>
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<title>この世の果て</title>
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<![CDATA[ <div class="FANCYURL_EMBED">ふと、私が見たこの世の果てのお話をしたくなりました。 <br><br></div><div class="FANCYURL_EMBED"><br></div><div class="FANCYURL_EMBED">あれは、某日某国某場所。 <br><br></div><div class="FANCYURL_EMBED"><br></div><div class="FANCYURL_EMBED">その日、私と夫は飼い蛇のアントワン君を連れて、 <br>サボテンの密生する山へとドライブへ出かけたのです。　 <br>もう時は夕刻が迫っていました。　 <br></div><div class="FANCYURL_EMBED"><br></div><div class="FANCYURL_EMBED">それでもまだまだ真夏のうだるような暑さが続く夕べのひと時でした。 <br><br>その場所に差し掛かった時、 <br>私は自分にとっていつまでも、心に残る特別な風景を見たのです。 <br><br></div><div class="FANCYURL_EMBED">真っ赤な夕日を背景に、黒々と電柱のようにそびえる無数のサボテン。 <br>それらが、大地の熱気に揺らめき、存在感を誇示しています。 <br>直径20センチくらいの亀が、サボテン砂漠を横切って行く、 <br>そのわずかな音だけが存在する静寂。 <br><br></div><div class="FANCYURL_EMBED">この世に果てがあるのなら、きっとここなのだと思ったのです。 </div><div class="FANCYURL_EMBED">私は、とうとうこの世の果てまで来てしまったのだと。</div><div class="FANCYURL_EMBED">だから今、私と一緒にここにいるあなたと、これからもずっと生きていこう。</div><div class="FANCYURL_EMBED"><br></div><div class="FANCYURL_EMBED"><br></div><div class="FANCYURL_EMBED"><br></div><div class="FANCYURL_EMBED"><br></div><div class="FANCYURL_EMBED"><br></div><div class="FANCYURL_EMBED">あの風景を、もう一度見に行きたい。</div><div class="FANCYURL_EMBED">何としてももう一度。</div><div class="FANCYURL_EMBED">何かが破綻した私たちの心を取り戻しに。</div><div class="FANCYURL_EMBED"><br></div><div class="FANCYURL_EMBED"><br></div><div class="FANCYURL_EMBED">きっと、あそこに欲しいものがあるはず。<br></div><div class="FANCYURL_EMBED"><br></div><div class="FANCYURL_EMBED">人それぞれ、その人の感じるこの世の果ての風景が、 <br>何処かにあると信じています。　 <br>私の場合は、あの時のあの風景でした。 <br><br><br><br></div><div class="FANCYURL_EMBED"><br></div><div class="FANCYURL_EMBED">※で、アントワン君はといいますと、暑い砂漠に大ハッスル。　 <br>私の腕に巻き付いてぎゅうぎゅう締め付け、首を振って歓喜しておりました…。<br></div>
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<pubDate>Fri, 19 Mar 2010 23:49:06 +0900</pubDate>
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<title>ダイフキという名の雑巾</title>
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<![CDATA[ <p>知っている人が大半だろうが、基本的にフランスでは室内で土足だ。 <br>毎日毎日、せっせと箒で掃いては洗浄剤入りのバケツを使って水拭きをする。 <br>そしてやっと乾いたと思ったらまた土足で砂まみれになる。 <br><br><br>こんな繰り返しに、私はほとほと疲れている。 <br><br><br>私の職場にいる、パトリック。推定年齢55歳。 <br>彼は、住み込み従業員用キャラバンで飲んだくれていた日々もあったが、 <br>今は進んで設備や清掃の仕事に励んでいる。 <br><br><br>彼は、食器などを拭くダイフキで泥まみれの床まで拭いてしまう。 <br>そしてにこやかにこう言うのだ。 <br><br>「なあに、洗濯機で洗えば何てことないさ」 <br><br><br>このシチュエーションには覚えがある。 <br>私の義母、王女様だ。 </p><br><p>ちなみに、なぜ王女様なのかは、また後日お話しする。<br></p><p>彼女は下着も雑巾もなにもかもをぎゅうぎゅうにマシンに詰め込んで洗ってしまう、 <br>洗濯機様崇拝者の代表選手だ。　 <br><br><br>全員とはいわないが、これはフランス人特有の感覚なのだろうか。 <br><br><br>私は、洗濯場で雑巾とダイフキをこっそり分別するたびに、 <br>いつも同じ思いに苛まれる。 <br><br></p><p>なぜ、気持ち悪くないのかと。 <br>そもそもなぜ、土足なのかと。 <br></p>
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<pubDate>Sat, 13 Mar 2010 22:18:13 +0900</pubDate>
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<title>父と息子</title>
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<![CDATA[ <p>夫が、私を呼んだ。 <br>何かと思ってついていくと、パソコンの画面を見せられた。 <br>そこには一人の老人の姿があった。 <br><br>見覚えがあった。 <br>この町に住んでいる男性だろうか。 <br><br>青い大きな目、金色の口ひげ… <br><br><br><br>その老人は、夫が生まれて初めて目にした、夫の実父だった。 <br>瓜二つの顔、それが紛れもない証拠。 <br><br><br><br>私の夫には、生まれたときから父がなかった。 <br>義母は未婚で私生児を産み、生まれた息子には <br>「あなたの父親は私たちを捨てたのよ」 <br>と言いきかせ、夫に父親を憎むように仕向けてきた。 <br><br><br>夫は見知らぬ父を憎み、父親への愛情を固く閉ざして生きてきた。 <br><br><br><br>夕べ、夫はふと、思いついたように父の名をネットで検索してみたそうだ。 <br>そうしたら何と、いくつものサイトがヒットした。 <br>父の偉業を讃える記事もいくつか見つかった。 <br>その中から見つけた父の近影、それが私に見せられたものだ。 <br><br><br><br>彼は医者であり、国際的に名を馳せた心理学者だった。 <br>しかし、彼はつい４日前の3月7日にこの世を去っていた。 <br><br><br>幼少期から不安定な心と鬱に悩まされている夫。 <br>実父の彼こそが、夫を全力で救ってくれるべき人だったのではないか。 <br>この人生の損失が、私は残念でならない。 <br><br><br><br>この実父はきっと、見知らぬ自分の息子を思わない日はなかったに違いない。 <br>思えばかつて、夫が小さかった頃、 <br>自分の居場所を記した手紙を、実父が夫に残したことがあったそうだ。 <br>義母が半狂乱で握り潰してしまったそうだが。 <br><br><br>彼がこの世を去ってすぐ、夫が父親を検索してみる気になったのも、偶然だとは思えない。 <br>実父はずっと、夫に自分を見つけて欲しかったのだ。 <br>私はそういうものを信じている。 <br><br><br></p>
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<pubDate>Sat, 13 Mar 2010 00:59:40 +0900</pubDate>
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<title>追憶4　４ｔｈストリートにて</title>
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アメンバー限定公開記事です。
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<pubDate>Thu, 11 Mar 2010 01:07:11 +0900</pubDate>
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<title>学校2　不意打ちパーティ</title>
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<![CDATA[ <div class="FANCYURL_EMBED">もう1年以上も前の話だが、今でも昨日のことのように思い出す。</div><div class="FANCYURL_EMBED"><br></div><div class="FANCYURL_EMBED">その日は、サプライズでパーティーのもくろみがあった。 <br>学校で私たちを教えてくれているフランス人、マリエールの</div><div class="FANCYURL_EMBED">快気祝いと誕生パーティーだ。 <br>彼女は向こう２週間、鼓膜の手術で講義を休んでおり、</div><div class="FANCYURL_EMBED">この日やっと復帰してきた。 <br><br>午後の休憩時間に入ったとたん、クラスのリーダー格、</div><div class="FANCYURL_EMBED">アラブ人のゾラの号令と共に全員が一斉に動く。瞬く間に… <br><br>テーブルがくっつけられ、クロスが敷かれ、アラブの手料理やお菓子、</div><div class="FANCYURL_EMBED">ケーキにジュース類が並べ立てられる。 <br><br>ものの２分だったろうか。 <br>電気を消したその教室に、目を白黒させたマリエールが引っ立てられてきた。　 <br>そしてみんなでハッピーバースデイを歌ってプレゼントを渡した。 <br><br>マリエールはもちろん感激していたが、私も実はとても感動していた。 <br>その日の午後の授業はキャンセルで、みんなで飲んでは食べておしゃべりをした。 <br>アラブ女性達が立ち代り入れ替わり、ひっきりなしに薦めてくる、 <br>甘ったるいアラブのお菓子を、私は全て有難く頂戴し、 <br>これまた甘いジュースで何とか胃の中に流し込んだ。　 <br><br>苦しくも楽しい、有意義な１日だった。 <br><br><br><br><br><br><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20100310/05/eihcas/8b/f6/j/o0090012010445086966.jpg"><img border="0" alt="ラヴィエクサントリック" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20100310/05/eihcas/8b/f6/j/t00900120_0090012010445086966.jpg"></a> <a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20100310/05/eihcas/0f/df/j/o0090012010445086965.jpg"><img border="0" alt="ラヴィエクサントリック" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20100310/05/eihcas/0f/df/j/t00900120_0090012010445086965.jpg"></a> <br><br><br></div>
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<pubDate>Wed, 10 Mar 2010 05:52:21 +0900</pubDate>
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<title>学校1　アラブ女性恐るべし！？　</title>
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<![CDATA[ <div id="diary_body" class="FANCYURL_EMBED">※1年ほど前、私は滞在許可証取得の条件である語学研修を、いろんな国籍の人間の間で数ヶ月間受けていた。　そこでの繰り広げられた、私の大切な珍体験を綴っていきます。</div><div class="FANCYURL_EMBED"><br></div><div class="FANCYURL_EMBED"><br></div><div class="FANCYURL_EMBED">夜明けの草原をひたすら走り、アルルへ。 <br>その日は、9時からフランス語の授業だった。 <br>留学生の語学学校とはまた違う。 <br>フランスに移民し、この国で暮らしていく外国人達の為の語学訓練だ。 <br>このクラスは無料どころか、政府がお金を支給してくれる。 <br><br></div><div class="FANCYURL_EMBED">今日のそのクラスには、私を含め全部で9人いた。 <br>私以外は見事にアラブ女性ばかりだった。 <br>彼女達はアフリカのチュニジア、モロッコ、カメルーンなどフランス語圏から移民してきた人達で、話すことはできるが読み書きが殆どできない。 <br><br></div><div class="FANCYURL_EMBED">まず、フランス人の先生が、私達にテキストを配る。　 読み、書きの能力テストだ。　</div><div class="FANCYURL_EMBED">この結果により、またクラスのレベルが別れていくのだ。　 <br>至って、大事な試験だろう。 みんな真面目に取り組む。 <br></div><div class="FANCYURL_EMBED"><br></div><div class="FANCYURL_EMBED">…かに見えた。 <br></div><div class="FANCYURL_EMBED"><br></div><div class="FANCYURL_EMBED">ふと、先生がトイレに立つと、驚いた事に私以外のみんながわっと騒ぎ出し、</div><div class="FANCYURL_EMBED">相談が始まり、カンニングが始まった。 </div><div class="FANCYURL_EMBED"><br>私の答案用紙も「ちょっと見せて」と持っていかれ、</div><div class="FANCYURL_EMBED">寄ってたかって丸写しをしている…　 <br>先生が帰ってきて慌てるわたし。　かまわず堂々と写し続ける女性たち。 <br>先生もそんな女性達に慣れているのか、知らん顔を決め込んでいる。 <br><br></div><div class="FANCYURL_EMBED">これは一体何なのだ。 <br><br></div><div class="FANCYURL_EMBED">明日のクラスわけ、間違いなく全員同じクラスだろう。 <br>でもなんだか愉快なアラブ女性達、</div><div class="FANCYURL_EMBED">私は彼女達にフランス人以上の好感を覚えた。 <br>そんな第一日目だった。<br></div>
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<pubDate>Mon, 08 Mar 2010 00:46:56 +0900</pubDate>
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<title>王妃様の世界</title>
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<![CDATA[ <div class="FANCYURL_EMBED">夏が来ると我が家にご滞在になる王妃様は、人肉鎖国をしている。 <br><br></div><div class="FANCYURL_EMBED">なんだその気味の悪い表現は…と思われた方。 <br>それよりも王妃様とはいったい誰様やねんと思われた方。 <br><br><br><br><br>我が家は夏場のみ、義祖母が同居する。　 <br>名前をReine（レーヌ）さんといい、その意味は、何と「王妃」様だ。 <br>王妃様は高齢の為、目も耳も機能が衰え、歩く事さえ大仕事で、外出は全くできない。 <br>よって、私が王妃様の雑事の一切をせっせとこなしている。 <br><br><br></div><div class="FANCYURL_EMBED">王妃様は生ハムとチーズとチョコレートにお目がない。 <br>私は申し付けられるたび、王妃様御所望の品々を買いにスーパーへ走る。　 <br>床を汚してしまわれる事もあるし、</div><div class="FANCYURL_EMBED">洗濯物をやたらお溜めになってからお出しくださる事もある。 <br>しかし、王妃様はいつもすまないね、と私を労わってくださるのだ。 <br>私は、王妃様の為ならどんな努力も惜しまない次第である。 <br><br></div><div class="FANCYURL_EMBED">さて、そんな王妃様だが、彼女は根っからの誇り高きフランス人だ。 <br>彼女はフランスを愛してやまない。　 <br>フランス国は世界で一番美しく、歴史を誇り、文化教養も高いと信じておられる。 <br>よって、彼女はフランスのものしか受け入れられず、フランス以外お出になった事もなく、またこれからもお出になろうとは思わないらしい。 <br></div><div class="FANCYURL_EMBED">体を張って鎖国を決め込んでいらっしゃる王妃様は、</div><div class="FANCYURL_EMBED">私の祖国、日本に砂糖は存在しないものだと思っておられる。　 <br>甘い物好きな王妃様から憐れみをいただきながら、未開国からやってきたという事になっている私は、最近面倒くさくて何も否定しなくなってきた。 <br><br></div><div class="FANCYURL_EMBED"><br></div><div class="FANCYURL_EMBED">フランス革命からタイムスリップしてきたような、今年90歳を迎える王妃様。 <br>私は何気に、彼女のいるこの生活を気に入っている。 </div><div class="FANCYURL_EMBED">今年の夏もおこしいただけるだろうか。<br></div>
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<link>https://ameblo.jp/eihcas/entry-10475071766.html</link>
<pubDate>Sat, 06 Mar 2010 17:35:40 +0900</pubDate>
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<title>友人にご用心</title>
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<![CDATA[ <div id="diary_body" class="FANCYURL_EMBED">最近、私の夫に友人ができた。 <br>正直この新しい友人に、夫はいささか戸惑っている様子だ。 <br>キャメル25歳モロッコ人。　がちがちのイスラム教徒。 <br><br><br>つながりの元を辿れば、私の夫とキャメルの父親の友情から始まる。 <br>この父親には今年7歳を迎えた末息子、ビレンがおり、 <br>そのビレンがうちの息子の同級生であり、不幸にも2人で仲良く留年したのが発端だ。 <br><br>私の夫はいつしかビレンの父親になつき、彼の営業する小さなショップにしょっちゅう顔を出しては長話をするようになったのだ。 <br><br><br>キャメルはビレンの何番目かの兄だ。 <br>さすがはアラブ人、兄弟姉妹は無数にいて、総勢何名になるのか私にはわからない。 <br><br>キャメルは夫に言う。 <br>僕らは正義と戦って死んだら、必ず天国へ行く。 <br>天国では74人の女性が暖かく迎えてくれるんだ。 <br><br>澄んだ目で懸命にイスラムの教義を説き、夫に入信を薦める。 <br>しかし、夫の耳に届いたのは上記の内容のみらしい。 <br><br>貸りてきた分厚いコーランの本を片手に、興奮気味にそう報告してくれる夫。 <br>オマエのような不純な動機をアッラーが受け入れてくれるものか。 <br><br><br>神を真剣に信じる彼を否定はしない、が肯定しきるのもちょっと抵抗がある。　でも心優しい彼とは親しくしていたい。　しかし対応を間違えば彼を傷つけてしまうかもしれない。　どうしたものかと、夫は少々悩んでいる。 <br><br><br>今夜も、夫はキャメルの家へ出かけて行った。 <br>なんでも、夫が鬱に悩まされるのは、よからぬ霊が夫の体内に入り込んでいるせいだそうだ。なので彼が除霊を施してくれるらしい。 <br><br><br>…。　<br></div>
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<pubDate>Sat, 06 Mar 2010 01:24:25 +0900</pubDate>
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