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<title>emumurakamiのブログ</title>
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<title>#2 1100円</title>
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<![CDATA[ マクドナルドに立ち寄った。<div>ここで少しポテトでもつまんでおこう。</div><div><br></div><div>クーポンないかなーとレジの前には並ばずに突っ立っていると、レジのところからブツブツと独り言が聞こえてきた。声の主は30代くらいの細身の女性、仕事のできそうな大人な雰囲気をもつ美人だ。彼女はメニューに悩んでいるようだった。</div><div><br></div><div><br></div><div>んー、食べたいけどなあ…でも時間がなあ…</div><div><br></div><div>そうですよねえー</div><div>50代くらいの女性店員が穏やかな顔で相槌を打っている。</div><div>そう、今は夜中の3時。何かを口にするとしたら、最も向いていない時間だ。このお姉さんも、結構カロリーとか気にしていて、食欲と葛藤しているのだろう。自分だってそうだ。よくわかる気がする。<br></div><div><br></div><div>「んー、じゃあ、ホットコーヒーのM」</div><div><br></div><div>まあまあ、コーヒーとか挟んでね、分かるようん。<br></div><div><br></div><div><br></div><div><br></div><div>&nbsp;「それと、ビッグマック」</div><div><br></div><div>あれ？聞き間違えかな？ビッグマックって言ったよね。意外とガッツリいくんだな…あれ？おかしいなあ…</div><div><br></div><div><br></div><div><br></div><div>「それと、ポテトのL。あっ、この503番で！」</div><div><br></div><div>？？？ポテトですか？しかもL？</div><div>これ、絶対クーポンLしかないからって貧乏根性働いてLにしちゃったやつだ。あなた、1分前まで独り言にするくらいカロリー気にしてましたよね？ビッグマックがカロリー主砲だとしたら、ポテトLなんてカロリーの1番バッターですよ。切り込み隊長。そんな重量打線組んでダメなわけないでしょ。さっきの葛藤、もう忘れてしまったのかな？？</div><div>そしておい店員！</div><div>「503番ですね、はーい」</div><div>じゃねんだよ！今目の前にあるこの異常を前にしてどうして平然としてられるんだ！この爆食カロリー女とよく笑わずに目を合わせられるな！すごいな！感心だよ！おっと、また注文追加するらしいな。</div><div><br></div><div><br></div><div>「あと、コールスロー」</div><div><br></div><div>おせーよ！！誤魔化せるわけないだろ！草を食えばそれまでに食べた脂、肉、炭水化物が消えると思ってる！そんなわけないそんなわけない。それまでに引き起こしたカロリー洪水がこんな薄い堤防で止まるわけない。でも、ちょっとは太る危機感あったんだな…</div><div><br></div><div><br></div><div>「それと、ホットアップルパイ」</div><div><br></div><div>とどめだーーーーーーー！さっきちょっと、危機感に立ち返ったのにとどめ差しやがったーーー</div><div><br></div><div><br></div><div>会計に映るデジタル文字、1100円</div><div>変わらず穏やかな眼差しを向ける店員</div><div>なんなんだろう。</div><div><br></div><div>会計の後、私は下を向きながら注文に向かった。</div><div><br></div><div>「ホットコーヒーS」</div><div><br></div><div>ポテトを、つまむ気で来たのに、どうしてか頼めなかった。</div><div><br></div><div><br></div><div><br></div><div><br></div>
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<link>https://ameblo.jp/emumurakami/entry-12580068896.html</link>
<pubDate>Fri, 06 Mar 2020 04:25:02 +0900</pubDate>
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<title>#1 〇〇、やってます</title>
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<![CDATA[ 退屈から抜け出したくなって思い立って、安物の上着を羽織って、外に出てみることにした。<br>時間は夜中の2時。<br>向かうのは立川。<br><br>外にはまばらしか人がいない。会うのはガールズバーのキャッチばかり。<br><br>ガールズバー、どうですか？<br><br>ワックスてかてかで髪の尖ったお兄さんが声を掛けてきた。それに釣られてダウンジャケットを着た驚くほど眉毛の細い若い女性3人が首から上だけちょこんと動かす。その小さい動作においても3人の動きがびっくりするほど揃っていなかった。横から見たらChooChooTRAINみたいになっていたのかもしれない。<br><br>この時間の立川は、こうしたキャッチばかりだ。さっきの通りをそのまま歩いていると、道脇でロン毛のメガネ男とその横にいるこれまたダウンジャケットを着た女と目が合ってしまった。<br><br>目が合った途端そのロン毛メガネは威勢のいい声でこう言ってきた。<br><br><br>おっぱい、やってます！！！<br><br><br>？？？<br>いや、分かる。言わんとしている意味は分かる。そういったお店なんだろう。そういうサービスがあるということを伝えているのだろう。だがしかし違う。こんな日本語があっていいわけがない。<br>おっぱい、やってます。<br>おっぱい、やる。<br>おっぱい、する？そんな動詞がこの世に存在していいわけない。<br><br>そんなことを思いながら隣の女に目をやる。彼女は、今、自分の真横で起きている凶悪な言語破壊も全く意に介さない様子で機械的に会釈をしている。顔をよく見ると清楚系の美人、高一の時の副担任と瓜二つだった。<br><br><br>かつての先生と似た人の横の、おっぱい、やってます！！。少し複雑な気持ちを胸に抱えたまま、また歩き始めた。<br>金子先生、最近はいかがお過ごしでしょうか。僕は東京で元気にやっています。おっぱいは、やっていません。
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<link>https://ameblo.jp/emumurakami/entry-12580066629.html</link>
<pubDate>Fri, 06 Mar 2020 03:40:12 +0900</pubDate>
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