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<title>親子日和</title>
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<description>出産予定日２日前、初めての我が子は天国に帰ってしまいました。泣いたり笑ったり、４１歳の高齢天使ママのブログです。</description>
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<title>月命日　４ヶ月</title>
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<![CDATA[ <br><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20110130/00/endokinako/4b/1c/j/o0403063111014052952.jpg"><img border="0" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20110130/00/endokinako/4b/1c/j/t02200344_0403063111014052952.jpg" alt="親子日和"></a><br><br>今日は息子の４回目の月命日。<br>近くのスーパーでチューリップが売られていたので買ってきました。<br><br>かわいいピンクのチューリップ。<br>男の子だけどまあいいか　(;^_^A<br><br>息子が天国に行ってしまってからもう４ヶ月。<br>ようやく前を向いて歩けるようになりました。<br><br>時々涙することもあるけれど、それでも前向き。<br><br>あまり会うことのない人たちは、私達夫婦がまだまだ落ち込んでいるのではないかと心配するけれど、人間、いつまでも悲しんでばかりはいられません。<br><br>それに、あまり悲しんでばかりいると息子に心配をかけてしまう。<br><br>だから息子と一緒に前向きに歩いていきます。<br><br>息子がいつでも見ていてくれるから大丈夫。<br><br>いつか私が天国に行ったとき、「がんばったね」って言ってもらうため頑張らなければ。<br>
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<pubDate>Sat, 29 Jan 2011 00:02:14 +0900</pubDate>
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<title>月命日</title>
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<![CDATA[ <p>今日は息子の３回目の月命日。</p><br><p>やすときが天国に旅立ってからもう３ヶ月。</p><p>長かったような短かったような３ヶ月、一生分の涙を流しました。</p><br><p>もうすぐ今年も終わりです。</p><p>今年はやすときが天国から来てくれたよね。</p><p>また天国に帰っちゃったけど、すごく悲しかったけど、それでも来てくれたことがうれしい。</p><p>来てくれたことに、すごくすごく感謝している。</p><br><p>もしタイムマシーンがあって、過去に戻れたとしても、私はあなたを身ごもるよ。</p><p>たとえこの悲しい結末が分かっていたとしても・・・。</p><br><p>何もしてあげられなくてゴメンネ。</p><p>今日はパンケーキを作ったよ。</p><p>いっぱい食べて大きくなってね。</p><br><p><br><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20110101/01/endokinako/cc/b2/j/o0480064010954425326.jpg"><img height="293" alt="親子日和" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20110101/01/endokinako/cc/b2/j/t02200293_0480064010954425326.jpg" width="220" border="0"></a><br></p>
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<pubDate>Wed, 29 Dec 2010 22:45:26 +0900</pubDate>
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<title>メリークリスマス！</title>
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<![CDATA[ <p>メリークリスマス！</p><p>今日はクリスマスです　<img height="16" alt="momi2*" src="https://emoji.ameba.jp/img/user/ma/marino519/2002.gif" width="16"></p><br><p>息子のためにケーキを焼いてみました　<img height="16" alt="ニコニコ" src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/139.gif" width="16"></p><br><p><br><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20101228/19/endokinako/dc/66/j/o0480064010946462814.jpg"><img height="293" alt="親子日和" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20101228/19/endokinako/dc/66/j/t02200293_0480064010946462814.jpg" width="220" border="0"></a><br></p><p>う～ん・・・センスがイマイチ？</p><p>ウチの実家、ケーキ屋なんだけど、継がなくてよかったかも・・・<img height="16" alt="汗" src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/028.gif" width="16"></p><br><p>息子の写真に「今日はクリスマス、イエス様のお誕生日なんだよ～。」</p><p>なんて言ったけど、イエス様って天国にいるんだよね。</p><br><p>「え～っと、私が『おめでとうございます』って言ってましたってイエス様に言っといてね。」</p><br><p>・・・・なんか近所付き合いみたいだな・・・<img height="16" alt="汗" src="https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/028.gif" width="16"></p><br><p>ともかくメリークリスマス！</p>
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<link>https://ameblo.jp/endokinako/entry-10750810125.html</link>
<pubDate>Sat, 25 Dec 2010 19:49:47 +0900</pubDate>
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<title>お葬式</title>
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<![CDATA[ <p>手術の後、私は麻酔でボーっとした日が続きましたが、夫は様々な手続きを一人でこなしていました。</p><p>その中で、一番困ったことはお葬式のことでした。</p><br><p>私は家から遠く離れた大学病院に入院しており、帝王切開手術をしたため簡単に家に帰ることができません。しかし、いつまでも息子の亡骸を病院に置いておくことはできなかったのです。</p><br><p>普通は、お葬式　→　火葬　という順番ですが、それができないため、夫は困りました。火葬を先にしていいのだろうか・・・・・・だれも明確な答えをくれませんでした。</p><br><p>悩みましたが、ぐずぐずしている時間は無いため、夫は先に火葬をして、私の体が回復する１ヶ月後ぐらいに地元でお葬式をすることに決めました。</p><br><p>そして、火葬は病院の近くの火葬場で、お葬式は地元のお寺で行いました。</p><p>夫は、どの宗派がいいかネットで調べ、色々勉強をしたそうです。</p><p>結果、浄土真宗のお寺でお葬式をあげることにしました。</p><br><p>夫は動けない私の世話をしながら、お寺と打ち合わせをし、お葬式の日時を決めてくれました。</p><br><p>しかし、これで安心と思ったのもつかの間、思いもよらない問題が出てきたのです。</p><br><p>それは<font size="5">台風</font><font size="2">でした</font>。</p><br><p>大型の台風が１０月末という季節外れなのにやってきたのです！</p><p>しかも、よりによってお葬式の日の、ちょうどお葬式をあげる時間に最も近くを通るのです。</p><br><p>なんで、よりによって・・・・泣きたくなりました。</p><p>その上、「お葬式には行くからね」　と言ってくれた人の欠席が相次いだのです。</p><br><p>「急に仕事が入って・・・」</p><p>「送ってくれる人が都合が悪くなって・・・」</p><p>「腰も痛くてね・・・」</p><br><p>正直言って、ショックでした。</p><p>お葬式とはいえ、初の息子のお披露目のつもりでもあったので、できるだけ多くの人に来てほしかったのです。</p><br><p>本当は台風がきたからじゃないのかな・・・・。</p><p>普通のお葬式と違って、ずっと前からお葬式の日時は伝えておいたのに、仕事か・・・・。</p><br><p>私達にとっては最も大切な日だったのですが、やはり他の人にとっては普通の日と変わらなかったのかもしれません。会ったことのない私達の息子よりも、自分の仕事のほうが大事なのは仕方ないのかもしれません。</p><br><p>しかしそのなかで、多くの仕事をかかえているのに来てくれたSさん。</p><p>電車が止まってしまうかもしれないのに、電車で駆けつけてくれた I さん。</p><p>遠くから、仕事を休んでまで来てくれたHさん。</p><br><p>そして、飛行機で来てくれた母。</p><p>暴風雨の中、車で来てくれた夫のご両親と義妹一家。</p><br><p>とても、とても、ありがたくと思いました。</p><p>とても、とても、心強く思いました。</p><p>私も、人が悲しんでいるとき駆けつけてあげられる人間になろうと思いました。</p>
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<link>https://ameblo.jp/endokinako/entry-10739850281.html</link>
<pubDate>Fri, 17 Dec 2010 20:42:36 +0900</pubDate>
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<title>産後うつ</title>
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<![CDATA[ <p>退院してから３、４日は布団でゴロゴロしながら、久しぶりの我が家を楽しんでいました。</p><p>早く目が覚めたり、なかなか寝付けなかったりすることも多かったのですが、特に気にはしていませんでした。</p><br><p>しかし、そんな日々が続いたある日、突然、恐怖感が襲ってきたのです。</p><p>眠れないので、昼間ウトウトしているときでした。</p><p>すべてのものが消えていくような恐怖感。</p><p>私はパニックになってしまいました。</p><br><p>その後、その恐怖感が襲ってくるのが怖く、全く眠れなくなってしまいました。</p><p>そうなると、なぜかじっとしていることができなくなり、食事中も突然立ってウロウロ。</p><p>夜は暗い中、恐怖感と戦いながら明るくなるのを待ちました。</p><br><p>いつかよくなるだろう・・・と思っていたのですが、体力的に限界を感じ、精神科にかかりました。</p><p>精神安定剤と睡眠導入剤をもらい、なんとか眠れるようになりました。</p><p>そして、眠れるようになると精神的にも安定してきました。</p><br><p>息子を亡くしたことのショックからくる「うつ」なのか、「産後うつ」と呼ばれるものなのかは分かりませんが、とにかく地獄のような日々でした。</p><p>後から帝王切開をした友人に聞くと、やはりうつ状態になったとか。</p><p>うつになる人と、ならない人の違いって何でしょうね？</p><br><p>うつ病になってみて初めて分かりましたが、ただ気分が沈んでいるときとは違い、何をしても気が晴れないのですね。</p><p>本を読む気にも、音楽を聞く気にも、テレビを見る気にもなりませんでした。</p><p>ただ唯一、散歩だけは私を元気にしてくれました。</p><p>夕方から暗くなるまで近所をウロウロすると気分が良くなるのです。</p><p>暗くなってからは、ボロボロ泣きながら歩いていたので、はたから見ると危ない人だったかもしれません（＾＾；）</p><br><p>今は元気になりましたが、もう二度とあんな思いはしたくないです。</p>
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<link>https://ameblo.jp/endokinako/entry-10734736124.html</link>
<pubDate>Fri, 10 Dec 2010 17:28:38 +0900</pubDate>
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<title>メッセージ</title>
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<![CDATA[ <p>最後の診察を終えて、返された母子手帳を見ると、手術の記録が記されていました。</p><br><p>手術時間１時間１０分。</p><p>大量出血（羊水含め）２３００ｍｌ。</p><br><p>子宮筋腫の摘出は無理と言われていたのに、こんなに時間をかけて取ってくれたんだ・・・。</p><p>このお産が無駄にならないようにしてくれたのかな・・・と、ふと思いました。</p><br><p>待合室に帰ると、夫が息子のお骨を抱き、うつむいて待っていました。</p><br><p>「今ね・・・」</p><br><p>と夫は待っている間に起こった出来事を話してくれました。</p><br><p>夫が私を待っているとき、一人のおばあさんが夫の前にソファに座ったそうです。</p><p>どうやら、お嫁さんが帝王切開手術を受けているらしいのです。</p><p>おばあさんは心配で落ち着かない様子。</p><p>しかしそのとき、おばあさんは夫が抱いている小さな骨壷に気がつき、静かに夫に話しかけてきたそうです。</p><br><p>「大変だったね」</p><br><p>夫は、息子のことをおばあさんに話しました。</p><p>そのとき、おばあさんの息子らしき男性が急いで待合室に入ってきたそうです。</p><br><p>「産まれたよ！！」</p><br><p>男の人は嬉しそうに言いました。</p><p>しかし、おばあさんは嬉しそうにはしゃぐその男性を制し、彼に夫の話をしたそうです。</p><p>そして、ポロポロと涙をこぼしたのだそうです。</p><br><p>この話をしてくれているとき、夫の目には涙が浮かんでいました。</p><p>自分の孫が産まれた、この嬉しいときに、見知らぬ私達の息子のために涙を流してくれるなんて・・・。</p><br><p>世の中には、人の傷ついた心に寄り添える人がいる。</p><p>このおばあさんや、看護師さん、Sさん、I さん・・・・。</p><br><p>実は今まで、私はあまり人と交わるのが好きではありませんでした。</p><p>というより、他人にあまり興味が無かったのです。</p><p>なので、人が悲しんでいても、喜んでいても、その心に寄り添うことはありませんでした。</p><p>どこか心の中で、「私には関係ない」　と思っていたのです。</p><br><p>しかし、私の息子が死んだとき、どれだけ多くの人が私と一緒に泣いてくれただろう！</p><br><p>彼らの優しさが本当に身にしみました。</p><p>そして同時に、私の今までの非礼を申し訳なく思いました。</p><br><p>これからは、ちゃんと人と交わろう。</p><p>人の気持ちに寄り添おう。</p><p>皆がしてくれたように、私も人のために何かをしよう。</p><br><p>これは息子が残してくれたメッセージなのかもしれません。</p><p>息子の死を無駄にしないためにも、勇気を出して一歩一歩前に進んでいこうと思いました。</p>
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<link>https://ameblo.jp/endokinako/entry-10732927266.html</link>
<pubDate>Thu, 09 Dec 2010 20:32:38 +0900</pubDate>
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<title>退院</title>
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<![CDATA[ <p>入院４日目に、ようやく普通のご飯になりました。</p><p>久しぶりの歯ごたえのあるお米がとてもおいしかった。</p><br><p>この日、夫の両親と義妹一家がお見舞いに来てくれました。</p><p>せっかくの日曜日なのに遠方から駆けつけてくれて、とても嬉しかったです。</p><p>夫のご両親は、私のことを責めることなく、とても気遣ってくれました。</p><br><p>夫はみんなに息子の話をたくさんしました。</p><p>写真もみてもらいました。</p><p>みんなに息子のことを覚えておいてもらいたい、息子の存在を忘れないでほしい、そんな思いでした。</p><br><p>入院６日目、退院の日になりました。</p><p>荷物をまとめ、お腹の抜糸をしてもらいました。</p><p>傷は順調に回復しているとのことで、ひと安心。</p><br><p>そのとき、担当の先生が話をしてくれました。</p><p>「手術のとき、目に見える筋腫は全部取りました。それから、卵巣のう胞もキレイにしておきましたから、次の妊娠のときは気にしなくていいですよ」</p><p>驚いて涙が出ました。</p><p>卵巣のう胞まで取ってくれたんだ・・・・。</p><br><p>実は、私のお腹の中には、外側から触って分かるくらい大きくなった筋腫と、手術寸前まで腫れ上がった卵巣のう胞があったのです。</p><p>なのに、それが全てきれいになったのです！</p><br><p>息子が一緒に天国へ持っていってくれたんだ・・・・。</p><p>ありがとう、やすとき。あなたは本当に親孝行な息子だね。</p><br><p>涙を流して喜んでいる私に、先生は言いました。</p><p>「でも、次の出産も帝王切開にしてくださいね。あと、次の妊娠まで６ヶ月は待ってください」</p><p>私は嬉しくなりました。</p><p>こんな高齢な私に、あたりまえのように「次は・・・」なんて言うんだ。</p><p>「次」の可能性もあるんだ。</p><p>元気が出てきました。</p><br><p>先生の話が終わり、待合室で待っていると、隣に座った若い女性が話しかけてきました。</p><br><p>「母親学級で一緒でしたよね」</p><br><p>ああ、そうだ。そういえば見覚えがある。</p><p>彼女も今日、退院なのか・・・。</p><br><p>「もう産まれましたか？」</p><br><p>そう聞かれ、ちょっと戸惑いました。</p><br><p>「・・・残念ながら死産でした」</p><br><p>彼女の顔が曇り、困ったような顔になりました。</p><p>ああ、困らせてしまった・・・。</p><br><p>「でも、もう大丈夫ですから」</p><br><p>私はできるだけ明るく振舞い、彼女が呼ばれるまで話をしました。</p><br><p>でも、本当はうらやましかった。</p><p>彼女のように、産まれた子供を抱いて家に帰りたかった。</p><br><p>同じ町に住み、同じ病院で出産して、同じ日に退院。</p><p>だけど、彼女が腕に抱いて帰るのは赤ちゃんで、私が腕に抱いて帰るのは小さなお骨。</p><p>この違いは何なんだろう・・・・。</p><p>一度は元気を取り戻した心が、また少し沈みました。</p>
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<pubDate>Wed, 08 Dec 2010 18:43:31 +0900</pubDate>
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<title>安らぎ</title>
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<![CDATA[ <p>火葬の日の夜は、今までの人生の中で最も安らいだ夜でした。</p><p>息子を亡くした悲しみの中、人がこんなにも優しいのだと気づきました。</p><p>夫と共に夜遅くまで色んな話をし、その日、はじめて息子の存在に感謝できたのです。</p><br><p>次の日、歩いたほうがよいということで、歩いて病院の売店に行ってみました。</p><p>久しぶりの買い物、心が明るくなりました。</p><br><p>そしてその晩、不思議なことがおこりました。</p><p>私がいたのは個室だったので、病室のタンスの上に小さな祭壇をつくり、息子の写真とお線香、お供え物を置いていたのです。</p><p>しかし、看護師さんから、お線香の煙がスプリンクラーのセンサーにかかってしまうかもしれないと言われました。</p><p>それで、あわててお線香を消そうとタンスの上に目をやると、なぜかお線香の火が消えていたのです。</p><p>昨日の昼から何度もお線香に火をつけていましたが、消えたことはなかったのに・・・・・。</p><br><p>「息子が消してくれたみたいです」</p><br><p>部屋に来た看護師のKさんに、夫が笑って言いました。</p><br><p>「あら！よかった～」</p><br><p>と、Kさんは微笑み、息子の写真に手を合わせてくれました。</p><p>それが嬉しくて、少し息子のことを話しました。</p><p>火葬の日、なぜか息子の顔色が良かったことを話すと、Kさんは言いました。</p><br><p>「チベット仏教では、死んだとき顔色の良い赤ちゃんは天国に行けると言われてるんですよ」</p><br><p>意外な話だったので、ビックリしました。</p><p>看護師さんって色んなことを勉強するんですね～と聞くと、こう答えられました。</p><br><p>「うちの病院はNICU（新生児集中治療室）がある病院なので、月に５，６人は悲しいお産になってしまうんですよ。</p><p>そういった人たちの心にどうやって寄り添えばいいのか、スタッフ全員が話し合ったり、勉強したりしてるんです」</p><p><br>その話を聞いてハッとしました。</p><p>そうか、私だけじゃないんだよね・・・。</p><br><p>出産直前に亡くなってしまう赤ちゃん。</p><p>出産直後に亡くなってしまう赤ちゃん。</p><p>産まれて数日で亡くなってしまう赤ちゃん・・・・・。</p><br><p>なんて命って儚いんだろう。</p><p>なんて育つって難しいんだろう。</p><br><p>そう考えると、自分がここでこうして普通に生きているのが奇跡のように思えました。</p><br><p>「天国に行った赤ちゃんにとって、一番つらいのが忘れられてしまうことだと思うんですよ。</p><p>ですから、息子さんのことを忘れないでいてあげて下さいね。」</p><br><p>Kさんは、こう言って病室を出ました。</p><br><p>死んだ子の年を数えてはいけないと、昔からよく言われます。</p><p>でも、忘れられるわけがないんです。忘れたくないんです。</p><br><p>しかし、SさんもKさんも、「忘れないで」　と言ってくれました。</p><p>その言葉はとても温かく、私を安心させてくれました。</p>
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<pubDate>Mon, 06 Dec 2010 20:01:00 +0900</pubDate>
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<title>看護師さんの話</title>
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<![CDATA[ <p>火葬が終わり、息子の骨を目の前にしました。</p><p>思ったよりしっかりした骨。</p><p>これは頭蓋骨、これは太ももの骨・・・・と見て分かるくらい立派な骨でした。</p><br><p>あまりに立派だったので、用意した小さな骨壷には入りきれず、一部は白い布に包んで持ち帰りました。</p><p>こんなに大きくなってたのにね・・・・。</p><p>骨壷をぎゅっと抱きしめました。</p><br><p>SさんとI さんを見送った後、夫がお弁当を買って帰ってきました。</p><p>「久しぶりにお腹がすいたよ」</p><p>息子を亡くしてから、ちゃんとした食事をしていない夫が嬉しそうに言いました。</p><br><p>夜、血圧を測りに看護師のNさんが来たので、気持ちが安定してきたことを伝えると、Nさんはニッコリと微笑んでベッドの傍らにしゃがみ、話し始めました。</p><br><p>「それはよかったです。とても辛いと思いますが、辛いときは『辛い』と言ってくださいね。</p><p>泣きたいときは、思いっきり泣けばいいんですよ。涙をガマンしちゃいけません。</p><br><p>原因はお父さんにもお母さんにもありません。これは運命なんです。</p><p>赤ちゃんは、乗り越えられる人を選んで来るんですよ。</p><br><p>赤ちゃんは、たとえこの世に産まれてこなくても何か意味があって来てくれるんです。</p><p>必ず何かメッセージを伝えてくれますよ。」</p><br><p>胸がいっぱいになり、涙がボロボロ出て止まりませんでした。</p><p>忙しい大学病院の若い看護師さんが、こんなに親身になって話をしてくれるとは・・・・。</p><br><p>それから、Nさんはこう言ったのです。</p><br><p>「やすとき君、とってもかわいいんで抱っこさせてもらいました。</p><p>他のスタッフも一緒に抱っこさせてもらって・・・ご両親に断りもなく、ごめんなさい」</p><br><p>ビックリしました。</p><p>私達にとっては、たとえ死んでいようと可愛い息子ですが、他人、しかも全く面識の無い人にとっては、単に「死んでしまった赤ちゃん」なのではないかと思っていたからです。</p><p>なのに、抱っこしてくれた。</p><p>可愛いって言ってくれた。</p><p>普通の生きている赤ちゃんと同じように接してくれた・・・・。</p><p>そのことが嬉しくて嬉しくてたまりませんでした。</p><br><p>このときのNさんの話は、今でも私達の心の支えとなっています。</p>
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<pubDate>Sun, 05 Dec 2010 20:08:47 +0900</pubDate>
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<title>Sさんの話</title>
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<![CDATA[ <p>「昔の話だけどね・・・。」</p><br><p>と、Sさんは話し始めました。</p><br><p>「昔、うちにバイトに来ていた娘さんが結婚して子供ができたんだけど、その子には不思議な力があったんだよ。</p><br><p>ある日、その子がうちに遊びに来て、うちに小さい女の子がいるって言うんだよ。うちには子供がいないから、変なことを言う子だな～って思ってたんだよね。</p><br><p>でもね、フッと気づいたんだ、その子は数年前に流産した子じゃないかって・・・。</p><br><p>聞いてみると、その子は僕が好きで、いつも僕の後をついてまわってるんだって、そして仕事に出かけるときは玄関で見送ってくれるそうなんだよ。夜、みんなが眠ってしまうと、その子も飾ってある人形の中に入って眠るんだって。」</p><br><p>私達は驚きました。</p><p>Sさんに子供がいないのは知っていましたが、流産した子がいるということは知りませんでした。</p><p>そして何よりも、技術者で理系のSさんが、そんなスピリチュアルな話をするとは思ってもみなかったからです。</p><br><p>それから話は続きました。</p><br><p>「僕も最初は半信半疑だったんだよね。でもある日、妻が流産した子に靴下を編んであげているときね、編み終わったときとほぼ同時にその子の母親（昔バイトに来ていた娘さん）から電話があったんだよ。</p><br><p>聞くと、その子が『女の子が喜んでるけど少し小さいって』って言ってるそうなんだよ。靴下のことは誰にも言ってなかったんでビックリしてね、それから信じるようになったんだよ。</p><br><p>そしてその後、靴下を少し大きくしてあげたら、また編み終わるとほぼ同時に彼女から電話があって、その子が『女の子が今度はちょうどいいって喜んでるよ』ってね、ビックリしたよ。」</p><br><p>「姿は無くなっても、魂はいつも近くにいてくれるんだよ。そして、一緒に成長するんだよ。」</p><br><p>私達は泣きました。</p><p>しかし、それは悲しみの涙ではなく、嬉しい涙でした。</p><p>息子は私達と一緒にいてくれる・・・・。</p><p>Sさんの話は、苦しみのどん底にいる私達を救ってくれました。</p><br><p>Sさんはその後、その子に言われて流産した子に名前をつけてあげたそうです。</p><p>私達にも、早く仏壇を買って、朝晩お線香をあげるようアドバイスしてくれました。</p><br><p>「毎日、少しでもいいから思い出してあげることですよ。」</p><br><p>Sさんはそう言って微笑みました。</p>
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<link>https://ameblo.jp/endokinako/entry-10729199215.html</link>
<pubDate>Fri, 03 Dec 2010 23:17:34 +0900</pubDate>
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